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体の使い方という視点のアプローチを試してみませんか。

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。

新型コロナウイルスの影響は中国から始まり、我々の国日本どころではなく、世界中にその猛威を振るい、日に日にその脅威が身近なものとなっています。
現実としてあまり危機感を持っていなかった人たちにも、コメディアンの『志村けん』さんの訃報に接し、やっと現実味を帯びたような感想も聞かれています。

スポーツ界においても、各競技のトップリーグはもちろん、育成年代の部活動やクラブ組織の練習もできない状況が続いています。

こんな時期ですが、今私が試行錯誤の中で形作られてきた『体の使い方』という観点からのアプローチが、なぜ一部の選手や指導者から注目されるようになったかを考えてみたいと思います。

広島の地で私一人が発信を続けていただけでは、今の状況はなかったと思います。

西本塾2期生である『倉本和昌』さんが、壮大な夢と理想を掲げて起業した、『世界に通用する!チームの勝利と個人の育成が両立できるサッカーコーチ養成セミナー』と銘打って始めた活動に、私の提唱している視点が必要不可欠なものだと感じてくれ、セミナーの一コマを受け持たせてくれることになったことで、これまで縁のなかった育成年代のサッカーコーチの皆さんに、私の考えを伝えることができるようになりました。

セミナーを受講してくれた皆さんには、私にとっては当たり前のことが、これまで全く意識すらしたことがなかったということが現実でした。

全ての方がこのことの重要性を本気で認識してくれたとは思いませんが、既に理論編の座学3回と、実際に体を動かしての実技講座を2度行い、それでも少しづつかもしれませんが、正面から向き合い取り組んでくれていることが伝わってくる人が増えてきました。

サッカーの経験者でもありませんし、ボールの扱い方や戦術面のことは全く素人ですが、だからこそシンプルに体の使い方という視点にもっと真剣に取り組めば、個人の能力を向上させられるのにと思わずにはいられません。

50メートル走などの一定の地転間のスピードが劣っていても、動き出しの一歩目のスムーズさに勝れば十分対抗できるとか、体の大小に関わらず、大転子部分の使い方が分かれば、逆に小柄な方が有利な場合も多いとか、これまでとは真逆なことを言っているようにも思われますがすべて真実です。

たまたまサッカーという競技の選手や指導者にご縁があったので、私もより深くサッカー選手にとって効率的かつ効果的な体の使い方ということを模索していますが、そのことが結果として他の競技にも大きな影響を与えられていることは、とても有り難いことです。

セミナーの受講者に方々は、倉本さんのセミナーがあって私の存在を知ったという方がほとんどですが、先週伺った名古屋の大同高校サッカー部のコーチである『清水智士』さんもその一人でした。

名古屋にはもう3年前になりますが、西本塾生の『内田雅倫』さんの招きで、やはりサッカーの指導者を対象にしたセミナーを行ったことがありましたが、その後私がお伝えしたことを、参加してくれて指導者の皆さんがどう現場に生かしてくれているのかは伝わってきません。

今回は選手たちに対しての指導ができなかったため、ボランティアスタッフを含め10名全員のコーチに3時間にわたって指導させてもらえたので、『城山太志』監督以下、全員が同じコンセプトのもとに指導して頂けることになり、個人の能力向上はもちろんチーム力のアップにも貢献できると信じています。

私の指導を生かすも殺すも、指導を受けてくれた側の、大袈裟かもしれませんが、「このままでは駄目だ、何かを変えなければ」という危機感の度合いなのだと思います。

固定概念にとらわれず、選手たちにとってより良い何かがあれば探してきて取り入れるという、強い気持ちがあってこそだと思います。

そういう意味では、指導は中止となってとても残念でしたが、水戸市の『常磐大学高校サッカー部』にご縁を作って頂いた、選手の保護者である『鈴木圭輔』さんには本当に感謝しています。

鈴木さんはもう7年前になりますが、つくばで行ったミニセミナーをたまたま受講して頂き、その時聞いた私の話の内容から、当時小学生だったお子さんのこれからのサッカー生活、ひいてはサッカーという競技そのものに私の考えは大きな力になると感じ、その後の私の発信する言葉をしっかりチェックしてくれていたというのです。

結局は自分自身もより良いものを求めて試行錯誤しているからこそ、私の考えていることに響くものがあったということなのだと思います。

私の考え方が大きな広がりを見せないのは、本当に必要だと思っている方が少ない、若しくは一部ではなく私の考え方の変遷を追い、真剣に向き合ってくれているかだけのことで、世の中のすべての人に理解してもらおうなどという気持ちはありません。

まあ、アピールの仕方がが下手だと言われればそうなのですが・・・。

そんな中でも様々な競技で、もう一歩前に進みたい、自分の続けてきた努力の方向性は正しかったのかと、真剣にもがき苦しんでいる選手たちが、私を必要としてくれています。

前回記事にした、サッカースクール・クラッキの『谷田部貴寛』さんの1歳になったばかりの子供さんのスクワット動作ですが、何とFBでのシェアが89(なのに拍手が9という数字は納得いきませんが(笑))という数字で、どう感じられたかは別として、たくさんの方が興味を持ってくれていることを感じる結果となりました。

スクワットというとトレーニング動作が想起され、『どこかを鍛えるための動作』という意味にとらえられると思いますが、先日膝に水がたまり病院で何度も水を抜いてもらっているが、楽になるのはその時だけで膝の曲げ伸ばしがつらいという女性の施術を行ったときのことですが、せっかく曲げ伸ばしが楽になったのに、ベッドを降りて軽く屈伸してみてくださいとお願いすると、まさに膝だけを使ってその動作を行おうとするので、膝に大きな負担がかかり、というよりまだ痛いのではないかという不安や恐怖から、とても不自然に動作を行おうとするのです。

そこで、「しゃがみ込むときは膝を意識して曲げるのではなく、背中をそらすようにしてお尻を突き出してください」と声をかけると、何事もなかったように膝を曲げしっかりしゃがむことができたのです。
そして立ち上がる時には、「膝を意識していいですよ、膝を伸ばして立ってください」というと、これまた何の不安もなく立ち上がることができたのです。

これこそが人間が膝を曲げてしゃがみ込み、その姿勢から立ち上がるという動作の本質です。

それがなぜかスクワットという言葉の響きに騙されて、太腿の前側の筋肉をフルに使ってという固定概念を植え付けられてしまっただけのことです。

足を太くしたい人は、それを目的に太腿に大きな負荷をかけてトレーニングとして行うことに何の問題もありませんが、先日指導したバレーボールの選手のジャンプ動作やレシーブ態勢など、競技動作の中に一瞬の動作として必要な体の使い方は、背中を伸ばしてお尻を引いて姿勢を低くし、その延長線上で太腿の前側を使って膝を伸展させる、まさに『伸展から伸展』の体の使い方が正解なのです。
ならばスクワットという動作をトレーニングで行う際には、どういう意識でどういう体の使い方をしなければならないのか、そんな風に考える選手も指導者も少ない(もしかしたらいない)のかもしれません。

競輪選手のペダリングも同じ、いくらシューズがペダルに固定されているからといって、太腿の裏側の筋肉がさも主役であるような使い方をしてしまえば、瞬発力・最大筋力・筋持久力全てにおいて勝る太腿の前側の筋肉の働きに対してブレーキをかける結果となり、本来持っている能力を生かし切ることができないと考えます。

当然、広背筋を使った骨盤から背骨の伸展、その流れで骨盤の縦の動きによって膝関節の伸展が促されるという体の使い方が自然にできるようにトレーニングを工夫しています。

必要としてくれる人がある限り、求められたさらに上の何かを与えられるように、試行錯誤を続けます。
今この時期だからこそ、選手も指導者の皆さんも、頭を柔軟にして色々なことに取り組んでみてはいかがでしょうか。

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サッカースクール・クラッキの『谷田部貴寛』さんが見せてくれたお嬢さんの動画。

今日もブログをご覧頂きありがとうございます。

金曜から月曜まで、名古屋から東京と動きづくりの実技の指導を行なってきました。
内容に関してはこれまでも同じ内容でセミナーを行っていますので、今回は特に触れません。

今日記事にしたいと思ったことは、まさに『我が意を得たり』と、大きく頷いた出来事があったからです。

今回セミナー出張の最後となった、『キャプテン翼スタジアム戸田』で行われた月曜朝のコースに参加していただいた、『サッカースクールクラッキ』代表の『谷田部貴寛』さんが、私にぜひ見て欲しいと用意してくれたのは、1歳になったばかりの可愛いお嬢さんの動画(ユーチューブにリンクしてあります)でした。

(勿論、谷田部さんからは動画の公開の許可は頂いています。)

谷田部さんから説明を受けるまでもなく、これこそが私が言い続けている『人間の体はね・・・』に続く私の発信してきた数々の言葉が、ただの小理屈ではない事を証明してくれる、これ以上ない有難い資料だったのです。

谷田部さんとは、このセミナーの0期生として受講して頂いて以来、もう2年以上のおつきあいになると思いますが、私の講義を聞いて広背筋や伸筋の重要性という部分に強く興味を持っていただき、もうすぐお子さんが生まれるということもあって、どうすればその部分を私がいうように成長させられるかという事を熱心に質問してくれていました。

ハイハイができるようになったら、出来るだけその期間を長くして、立てるようになってもそれを喜ぶのではなく、出来るだけ四つん這いで頭を上げたハイハイの動作を行わせてくださいとお願いしていました。

私が感じている日本人と欧米人の骨格、骨盤の角度を言っているのですが、それはずばり骨盤から背骨を動かしてくれる広背筋の機能の違いだと思っています。

それを克服して欧米人に負けない、背中をうまく機能させられる体の動きを作るためには、まさにこのハイハイから立ち上がり歩き始める、自分の意志と力で移動することができるようになるこの時期が運命の分かれ道になるほど重要だと説明していました。

そうやってかなり意識してハイハイの時期を過ごしてくれたお子さんが、いよいよ1歳をすぎ1人で歩けるようになった今、谷田部さんが一生懸命真似をさせている『スクワット』の動作が、私を驚かす体の使い方になっていたのです。

短い動画ですが何度も繰り返し見てください。(上にリンクを貼ってあります。)

お子さんのスクワット動作は間違いなく広背筋優位、伸筋の連動で行われています。

体を低くする際はお尻を突き出し広背筋をうまく機能させているので、背中がすっと伸びて丸くなることがありません、まさにハイハイの効果です。

もう一点この視点が更に重要なのですが、よく見て欲しいのは体勢を低くした時、結果として股関節、膝関節が曲がっているのであって、意識として大腿四頭筋を使って股関節を屈曲させ体勢を低くしているのではないというところです。

また大腿の裏側の筋肉を使って、意識的に膝関節を屈曲させることもしていないのです。

だからこそ大腿四頭筋は3−5−7理論で言うところの3の方向への収縮に余裕があり、立ち上がる際に無理なく大腿四頭筋を使って膝関節を伸展させられるので、1歳の赤ちゃんが何度でも繰り返し行うことができるのです。

対してお父さんの谷田部さんの動作は明らかに膝関節主導のスクワットになっています。

体勢を低くする際には大腿後部のハムストリングを使って膝関節を屈曲させ、立ち上がる時には大腿四頭筋を伸展させて膝を伸ばしたいのですが、裏側の筋肉はすでに機能していて、それがブレーキとなり、膝関節の伸展動作を行う大腿四頭筋に大きな負担になってしまう動作になっています。

結果、動画の最後で分かるように、谷田部さんの方が疲れてしまい膝に手を置き、まさに大腿四頭筋の負担が大きかった事を証明しています。

対して子供さんの方は、まだまだいくらでもできますよとばかりに涼しい顔をしているのです。

スクワットは本来背中の伸展動作によって体勢を低くし、余裕のある大腿四頭筋の伸展によって立ち上がると言う動作である事を1歳そこそこの女の子が教えてくれているのです。

流石にまだまだ谷田部さんがああしなさいこうしなさいと教えられるわけがありません、この子はお父さんの動きを見様見真似で行っているにすぎないのです。

これが私が言い続けている、人間が持って生まれた体の使い方だと言うことです。

それが歳を重ねるごとに、この動きはこうしなければならないと言った固定概念を押し付けられて、無意識の内に本来持って生まれた使い方を忘れてしまうのです。

残念ながら動画は撮れなかったそうですが、公園で遊んでいる時ちょっとした下り傾斜をあのスクワット動作の背中そのままに、腕を前後に振ることなく、まさに『西本走り』そのものの体の使い方で、転ぶことなくトコトコ駆け下りる姿を見て、「これが西本さんが言っている人間本来の走り方か」と感動したそうです。

セミナーで実技指導を受けた人たちが、2時間の間に例外なく西本走りに変わっていくのは、それが元々体に仕組まれた自然な体の使い方に他ならないからです。

学ぶべき師は、我が子であったり四足動物の体の使い方なのです。

後からくっつけた理屈は、それこそ誰かが後付けで考えた理屈でしかないのです。

言葉では説明されていても今ひとつぴんとこなっかたと言う方も、今回のようにご自分のお子さん、コーチ仲間のお子さんという身近な存在の人間の体が、実際に動く姿をみれば、頭で考えることなく私が言っていることはそういうことなのかと納得できたのではと思います。

私はまさに人間の体という存在そのものに興味津々のオタクかもしれません。

いつまでも変わらず何故どうしてが浮かぶ限り試行錯誤を続け、人間の体に仕組まれた本来の使い方からはちょっと違っているのではと感じたことに対しては、こうした方がいいんじゃないですかと問題提起をして行きたいと思います。

それも聞かれればの話で、おせっかいをするつもりはありません、それぞれが好きなようににやればよいのです。

その中で、「何かが違うな、もっと良いものがあるのではないか」と、向上心を持って高く掲げたアンテナに、私の発信していることが引っ掛かったとしたら、どうぞ遠慮なく確かめに来てください、少しはお役に立てるかもしれません。

谷田部さん、お嬢さんありがとうございました。

大阪で行ったサッカー指導者対象のセミナーを終えて。

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。

大阪のセミナーに行ってきました。
新型コロナウイルスの影響で、開催そのものさえどうなることかと心配していましたが、6か月コースの理論編を踏まえて、今回の実技セミナーにも10名の方が参加してくれました。

皆勤賞という言い方は適当ではないとは思いますが、室内での理論編は正式にセミナーが発足する前のセミ開催0期の後、既に1期2期生のセミナーが終了しています。
この実技編も開催は2回目、合わせて5回、そのすべての機会にお会いしている方もいるのです。

この人たちはどれだけ学べば気が済むのだろう、真剣にそしてどん欲に、セミナーの主催者である倉本さんの知識を吸収しようとする姿勢は驚き以外に言葉が見つかりません。

その中に私の担当している分野があるのですが、終了後の懇親会の席でも、毎回学びがあり何度受講しても飽きることがないと言ってもらいました。

今日の記事は、今日受講して頂いた皆さんには忘備録として、来週東京で受講してくださる方には予習の意味で、今日伝えたことを簡単にまとめておこうと思います。

まずはストレッチについて、以前にも個人指導の際にホワイトボードに板書したことを写メしてSNS媒体でアップしたことがありましたが、やはりお互いが顔を突き合わせて、私自身の言葉で伝え、私自身の動きを見ていただき、皆さんの動きを見て思うところを言わせてもらうというやりとりがないと、本当の意味で伝えることは難しいと思います。

「ストレッチの目的は何ですか」と問いかけた時、私が満足する答えを返してくれた人は未だかつて一人もいません。

それぞれが何となくそう思ってやってきたというレベルのことを選手に求めているに過ぎないことになります。

代表のフィジカルコーチを含め、誰にそれを指導されても大きな違いがないと思われても仕方がないと思います。
だから日本のスポーツ界では、本当の意味でのフィジカルコーチやトレーナーという立場が重要視されないのだと思います。

また横道にそれましたが、私の言うストレッチという行為の狙いどころは、一般的に思われている○○筋を伸ばしている、という感覚ではありません。

筋肉の端っこ、筋肉の実質が腱という組織に移行して骨に付着している部分と、骨と骨をつないでいる靱帯という組織です。

これから行うスポーツ動作で一番負荷がかかるのは、その部分だからです。

また、このストレッチを行うと○○筋が伸ばされますという説明は間違いではないのですが、体は丸ごと一つの存在ですから、その筋肉だけを伸ばそうと思っても、全身がつながって伸ばされていきます。

ですから、一つ一つのポーズを取り上げて○○筋、私はその腱の部分だと説明しますが、そこを伸ばそうとしたときに他の体の部分がどうつながってどう伸ばされているのか、その意識が大事なのです。

実際にやってもらった皆さんには十分その意味は伝わったと思います。
ですから、「あれ○○のストレッチはしないでいいんですか」、という質問を受けることがありますが、「既にその部分には刺激は入れてありますけど」というのが私の答えなのです。

また自分は体が硬いという表現を使う方が多いように思いますが、理論編で説明した通り、これこそ持って生まれた腱や靱帯の部分の太さや長さの問題です。

だからこそ自分にとって必要なストレッチの負荷、刺激量を探さなければならないのです。

形を崩してまで要求される部分を伸ばすことも、楽に伸ばせるからと集中しないで適当に行うこともダメなのです。

一人ひとりが自分の体と対話しながら、そのあと行う競技動作に備える、これがストレッチです。

次にウォーミングアップのことですが、これもすでに板書した通り、筋温を上げて全身の毛細血管を開き、血液を抹消の組織にまで送り届ける準備を行うことです。

その理屈は理論編で細かく説明してあります、その時にも例に出したと思いますが、真冬の寒さの中でも練習をしなければならないとき、3-5-7理論に沿ってアクチン繊維とミオシン繊維を重ね合わせることで筋温を上げ、これから行う激しい動きを行うにあたって、全身に十分な血流を送り込まなければ、体が動いてくれるはずはありません。

逆に夏の暑い時期だからと言っても、筋温という意味を考えれば、当然ウォーミングアップは必要なのです。

良い環境が与えられているからと、自分で筋温を上げる努力をすることなく、温かい風呂に入って体中が温まったつもりになって、練習が始まる直前にグランドに出てきたとします。
人間の体には恒常性保持機能というものがあって、体温で言えばそれぞれ違いますが、平熱が36.5度であれば、お風呂が温かいと感じているならその温度は、少なくとも体温以上のはずです、皮膚表面は温かい気持ち良いと思っていても、内面は茹蛸ならぬ茹で人間になっては困るわけですから、体内温度がお湯の温度に合わせて上がっていかないように、一生懸命下げようと働いてくれるのです。

その状態の体でいきなり真冬の5度くらいの中に放り出されたとき、一気に表面温度は下がってしまいますが、体内はお湯の温度にならないように下げようとしたままですから、直ぐにはスイッチを切り替えて体を温めようとはしてくれないのです。

説明すれば子供でも分かることですが、自分のルーティーンだからと変えようとしない選手もいました。

体が本当に温まるというのは、アクチンとミオシンに頑張ってもらって、本当の意味で筋繊維が汗をかかなければならないということです。

そういう意味でも今日行った、たったの3分間で末梢血管が開いたであろうと感じてもらった体操は、意味のあることだと思います。

そうやってなぜこの動作を行うのかという意味も含めてしっかり理解して準備してもらうと、普段自分自身が激しく体を動かしていない指導者の方でも、その後の体の使い方の本論の部分は、何のためらいもなく私の要求通りに全てのドリルを行ってもらえるという訳です。

今回の一番の狙いは、後半のドリル、走るという行為や体の当て方、大転子の部分の使い方という、本来この部分を学びたいと集まってきた皆さんに、その前段の部分がどれだけ大切か、そしてそこを抑えてしまえばあとのことは体が自然にやってくれるということを伝えたかったのです。

終わった後の感想でも、「頭で考えるより何も考えない方が自然に体が動いてくれました」、という声がありましたが、今回これまで以上に参加者の皆さんの上達が早かったのは、そこに秘密というか私の計算があったからです。

私の提唱している体の使い方、動かし方の方が、実際問題として自然なものなのです、だからこそ効率的で効果的だと言えるのです。

最後に過去に私の指導の仕方を、冗談めかしてお話ししましたが、「なぜ私の言うとおりにやらないんだ」、あくまでもできるできないではなく、やろうとしていないと感じた場合ですが、声を荒げお尻をけ飛ばすくらいの勢いになってしまうことがありました。

何時の頃からか、今のような柔らかい言い方でこれまで以上に結果に結び付けられる指導ができるようになりました、多少は進歩したということでしょうか。

「正しいことは正しい、正しいことを指導しているのだから言われた通りやれば誰でもできるようになる、そのための道筋はきちんと作ってあるのだから」、これはただの自己満足でした。

今日の受講後の皆さんの表情は、とても穏やかで満足そうでした、もちろん私も同じです。

指導者である皆さんのために、そして皆さんの向こう側に見える育成年代の選手たちのために、少しはお役に立てる講師としての仕事ができるようになったのではと、これまた自己満足で帰ってきました。

今日は2時間という短い時間でしたが、本当に楽しく充実した時間となりました、受講して頂いた皆さんありがとうございました。


プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
日々の気づきやブログの更新情報はツイッターに書いていますので、チェックしてみてください。
2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
「西本塾」と「深める会」を開催しています。
4月19日に行う深める会の募集を行っています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください.
「1回5分体が喜ぶ健康術」はアマゾンで在庫切れのことが多く、購入希望の方にはご迷惑をおかけしています。
出版元からの購入は可能ですので、ガリバープロダクツ(代)082-240-0768までお問い合わせください。

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