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トレーニングの方向性と、実際の変化を確認できるようになりました。

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。

日曜日、お目当ての店が再開していないかと、市内中心部にある商業施設に行ってみました。
残念ながらそのお店はまだ営業自粛中でしたが、その建物の中に広島では初出店となる「ゴールドジム広島パセーラ」が、6月1日オープンを間近に控え準備万端で入会希望者に対するお披露目を行っていました。

入会予定者以外は中には入れませんでしたが、ガラス越しに見えるフロアの中には、最新のトレーニングマシンが所狭しと並び圧倒されました。

思えばもう44年前、高校を卒業して東京で就職しましたが、運動能力は別として貧弱な体にコンプレックスのあった私は、なんとかそれが解消できないかと、いわゆるスポーツクラブに入会したいといくつか見て回りましたが、高額な入会金と月々の費用に驚き、現実のことにはなりませんでした。

それが今、こんな凄い施設にこれくらいの金額で入会し使用できるのかと、まさに隔世の感でした。

しかし、その際思ったことは、私がやってきたスポーツ選手に対するトレーニングの指導は、こんな立派な施設がなければできなかったことではないはずだということでした。

YouTubeで元サッカー選手が、あるラグビーチームのトレーニング施設を訪ねるという動画を見ましたが、トレーニング施設と練習グランドが一体となった、それはもう至れり尽くせりというか、まさに日本トップと言っても過言ではない素晴らしい施設でした。

私自身はそんな夢のような環境下で指導をしたことはありません。
社会人野球の仕事をしている時には、初めてグランドを訪れるチームから、全国大会でも活躍しているチームが、よくこんな環境でと驚かれるほどでした。(その後室内練習場が作られ大きく改善はしましたが、トレーニングルームはそのままでした。)

本題に入ります、私がスポーツ選手に対して指導したかったことは、立派な施設や環境がなければ指導できないことではありませんでした。

勿論環境は良いに越したことはありませんが、私がスポーツ選手の能力向上を目的として行ってきたことは、『体づくりから動き作づくり』への意識改革であり、屈筋重視の体の使い方から、伸筋を主動とした『伸展からの伸展』という『効率的で効果的な連携連動動作』という、一つ一つが抽象的でイメージがしにくいかもしれませんが、トップレベルの選手に接していく中で得た結論でした。

今改めて自分の体でその検証を行うことができるようになったこと、更には2年以上にわたってトレーニングを受け続けている選手の変化を通して、本当に自分が目指しているものが少しづつ明確になってきたように感じるので、そのことを言葉にしておこうと思います。

トレーニングには明確な目的があるはずです、競技種目にもよりますが基本的には数値で表される結果を求めることは当然だと思いますし、それで競技力の向上という究極の目的が果たせているなら、私がどうのこうのいう必要はありません。

同じように数値目標を達成しながら、競技力の向上と比例しないという現実に直面したことで、違う何かがあるはずだと考えたのが、私が他の人と少し違うと考え方だと言われることにつながっていったのだと思います。

体の大きさや強さ、私自身が誰よりもあこがれた世界です。

しかし、そこを目標とし努力を続けても、願った結果を得られないという選手もたくさんいました。

そういう日々の葛藤の中で辿り着いたのが、『体の使い方』という視点でした。

具体的な話に移ります。
サッカー選手がボールを蹴る動作、単純に見れば膝関節の伸展動作です。
大腿前面の筋肉を使って膝関節を伸展させるのですが、その前に股関節を屈曲させるという予備動作が必要となります。

ボールを蹴る動作は、下半身だけでみると股関節の屈曲動作と膝関節の伸展動作の複合動作ということになります。
ということで、レッグエクステンションやレッグカールなどの膝関節の運動を主目的としたトレーニングが行われます。

現在関わっている競輪という競技でも、ペダルを踏み込むのは膝関節の伸展であり、巻き上げるのは股関節の屈曲という風に見えます。

二つの競技動作はまさに共通していて、股関節と膝関節をどう使うかという意識の問題がとても大きいと感じるのです。

『伸展からの伸展』という意味は、上半身、特に背中の広背筋を使って背骨を反らすことで、股関節の伸展を促し、その動きの延長として膝関節の伸展が起こっていると考えれば、自ずとトレーニング動作における体の使い方、意識の置き所が変わってきます。

デッドリフトでは、まっすぐ立った姿勢をスタートポジションとして、シャフトを下ろして膝を曲げていくときには背中の筋肉で受け止め(背中側の伸展)、立ち上がっていく際には膝関節の伸展を強く意識してもらいます、これが『伸展からの伸展』という体の使い方です。

他者よりも高重量が扱えるとか、回数がたくさん出来るということではなく、『背中、膝』というリズムが体で表現できているかが、トレーニングの上達、効果の指標となり、実際の競技動作そのものに直結していると感覚できるかどうかなのです。

このスミスマシンを使った『デッドリフト』という種目一つとってみても、私の言っている意味を本当に理解し、体がその動作を表現してくれるのに2年近くの歳月が必要でした、見た目でできているではなく、意識が見えるかどうかです。

形だけできていればよいのではなく、指導する側、される側の意識が共有されるレベルにという意味ですが、これで良いという到達地点はないのです。

常人では考えられないような高重量を、気合一閃持ち上げるのではなく、少し重量を落としてでも、体をどう使うかというはっきりとした目的意識をもって動作を行って初めて、競技動作に結び付いて行くのです。

最近トレーニングの最中、そのレベルを感じるようになり、その選手の努力を感じています。

他の種目でも同じような感覚なのですが、見た目の動きと私と選手が求める共通の体に対する意識は、そう簡単に分かるものではありません。

そんな中今私が改めて感じることは、立派な施設や素晴らしいマシンが私に与えられたとしても、私がやりたいことは変わらないのだろうなということです。

選手たちはみんな真剣にトレーニングを行い、それぞれの競技力向上を目指して努力を続けています。

私にできること、私がこれからも極めていかなければならないことは、いまより一歩でも半歩でも成長したい、これまでの努力だけでは何かが足りないと感じた選手に対して、その何かを一緒に探してあげられる存在でありたいということです。

複数の選手を相手にして西本理論を標準化して指導することもできないわけではありませんが、私はやはり結果責任にこだわりたい、私ならこうできる私でなければと思ってくれる選手のために力を発揮したい、やはりそんな気持ちが強くあります。

もちろん育成年代の選手や指導者の方には、一つの考え方として知って頂いただけでも何かが変わるかもしれません。
そして、そんな選手たちが私の考え方を当然のこととして表現してくれる日が来ると思います。

加えて、それこそどんな分野どんなレベルの選手であっても、ナンバー1でありオンリー1と言われる超人的な能力を発揮できるような指導をしてみたいと思います。

そんなことがお前にできるのか、そう思われるのは承知で、私に一緒に夢を追いかけさせてくれる特別な存在が現れてくれて、すべてをかけてその夢を一緒に実現させることが、これからの私の夢であり目標なのかなと、いろいろなことを考える中でそう思った次第です。

ITオンライン、様々な便利なことが当たり前になっていく世の中ですが、私はこれからも手作業の職人として、目の前の生身の人間の体と心を相手にしていきたいと思います。

私の人生、ゴールはまだまだ見えません。

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サッカー選手に私が伝えられること。個人指導を受けてくれた方からの感想です。

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。

先日、サッカー選手としてまだまだ成長したいという42歳の三重県の『小林元洋』さんが、個人指導を受けに来てくれました。

自分で言うのも変ですが、まさに『類は友を呼ぶ』という言葉通り、初めてお会いしたにもかかわらず、旧知の間柄のように自然に会話が進みました。

私を知って頂くきっかけとなった『岩城巧』さんの活躍に刺激され、私のブログを真剣に読み込んで、この考え方は何なんだ、今まで自分が正しいと思ってやってきたことがことごとく否定されている内容に衝撃を受けたそうです。

ブログを読んでも分からないと言われることがほとんどですが、その文脈を必死に読み取り、実践してこられたことが十分に伝わってきました。

岩城さんも同じですが、ここまで真剣に取り組んでくれれば、私の直接の指導を受けるまでもなく、大きな変化を感じることができる人が何人もいるのです。

結局は自分が本当に変わりたい、成長したいという思いの強さと覚悟を持ってやり続けられるかがすべてだと、改めて感じさせられました。

ツイッターで小林さんのターンバックの動画を載せたところ、普段は考えられない10,000越えのアクセスがありました。

あの動画を見て、私が何を指導しているのか、本当の意味が分かるのは直接指導を受けた人だけだと思います。

その方々が継続して取り組んでいるとして、初めて指導を受けた小林さんが、ここまでの動きが出来るようになりましたよ、皆さんはどうですか?という意味を込めて動画を載せました。

初めてあの動きを見た人には、これが何の役に立つのかとしか映らなかった動画でしょう、それで良いと思っています、それ以上の説明を加える気はありませんから。

さあ、送られてきた感想を是非読んでください。
小林さんのワクワク感が文章に溢れています。

西本先生
先日は施術、トレーニング指導とありがとうございました。
そもそもですが、西本先生を知ったきっかけはサッカー仲間である『岩城巧さん』(以前ブログで紹介した35歳以上の全国大会で、三重県チームのキャプテンとして全国制覇を成し遂げた方です。)より西本先生のブログを教えて頂いたことでした。

ブログを読ませて頂き、眼から鱗というより衝撃の方が多く、今までの私の考えとは根本的に真逆のことが書かれていました。

私は42歳ですが、まだアマチュアでサッカーの選手としてプレーしています。

対戦相手には一回りも年齢の違う若い選手もいます。
そんな中で試合をしていますが、勿論相手に負けたく無い気持ちが強く、負けないためには「一生懸命トレーニングだ!」とランニングやダッシュ、筋トレと全力でトレーニングしていましたが、肉離れや疲労回復が出来ずに、結局試合へのコンディションが合わない、挙句にはアキレス腱を断裂してしました。

復帰してからも、これ以上怪我をしないようにと身体を鍛えるために全力でトレーニングをしていました。

自分ではこんなにトレーニングをしても試合終了まで走れないのか、当たり負けるのか…と、もう歳だから限界だなと思っていました。

そこで出会った西本先生のブログです。

先生の言う、「だからこうでしょ!」が、私自身に全てというくらい当てはまり「なるほど、そうだったのか」とたくさんの気付きを与えてくれました。

ブログ、Youtube、書籍と先生が書かれたものはすべて読んで理解して、実践あるのみ。

それを繰り返していましたが、こうかな?と自分なりの解釈や理解が入ってきましたので、方向が逸れる前にやはり本物に習いたいという思いが強くなり、勇気を持ってご連絡をしました。

広島電鉄に揺られ、ワクワクと緊張で『Conditioning Studio 操』に到着しました。

体に不安があったため、施術から始めてもらいましたが、まずベッドに寝て「あなたの身体はこうなってるよね?」と今までそれが普通だと思っていた事を指摘され、「この感覚を覚えておいて!」という言葉から『からだほわっと』が始まりました。

あの感覚は西本先生の『からだほわっと』を受けた方しか分からないと思いますが、何とも言えない心地良さです。

すぐに効果が表れ全身の緊張がなくなり、ベッドに包み込まれているようでした。

私は施術開始5分くらいで「この人、スゲェ。来て良かった」と思いました…。

施術を1時間ほど受けましたが、施術中もたくさんのお話しや関節の6方向への動きの調整をして頂き大満足、そして、身体が元気になって行く感覚があり良い事づくしで、先ずは施術からと、お願いしたのは間違いなかったです。

その後、午後からのトレーニング指導では、まずしっかりと室内で身体の使い方をホワイトボードや人体模型を使って説明をして頂き、『伸kingトレーニング』ではそれぞれのマシンの使い方(これは左肩負傷のため出来ずに。泣)や『アイドリング』『引っ張り出しのドリル』のやり方と、ブログで読んでいた内容が次々と続いて行きました。

私が「難しいなぁ」と言った瞬間、先生が「そうやって自分の世界に入るな!、屈筋を使うな!」と厳しい指摘が入りました。

トレーニング指導中の詳しいアドバイスは書けませんが、この室内での指導時間が非常に大切で全てに繋がっていました。

屋外に出てからはそんなに走らせるか?というくらいの本数を走りました。
それでも脚の疲れは全くありませんでした。


何度も走り方を見て頂き、修正点をもらい改善する、「屈筋を使わずもう少しこうだね!」と、自分では気付かない見えない箇所まで、細かく指導して頂けました。

坂道の上り、下り、左右横へ、後ろへと走りっぱなしの楽しい時間でした。

言いたくてうずうずしますが、詳しく書けずにすみません(笑)

具体的なサッカーでの身体の使い方、ボールの蹴り方、止め方の指導が始まった時、サッカーにおいては未経験者であるはずの先生が、これらもすべて人間の身体はこうなっているといった視点からの言葉に「なるほど!」とうなるばかりでした。
こちらも詳しく書けませんが…。

さぁこれで全て終わりのはずでしたが、そこからの私のたくさんの質問にも、快く丁寧に納得出来る言葉で答えて頂けました。

この1日を経験した事でどれだけ自分の努力や一生懸命が間違っていたのか、改めて身を持って体験する事になりました。

まだまだ完璧では無く西本先生の考えに少し近づいた程度かと思います。

もっと磨きをかけて自分の身体がスムーズに反応してくれる様に、これからもトレーニングをして行きたいです。
西本先生、ありがとうございました!!
小林元洋

こちらこそありがとうございました。
西本塾も個人指導を受けにきてくれる人の数も減ってしまいましたが、こうして私から何かを学び取りたいと、真剣に向き合う覚悟を持って来てくれる人が居ることが何より嬉しいです。
そんな方に少しでもお役に立ちたい、常にその気持ちを持って、私自身が成長を続けたいと思います。

明日明後日と広島を離れますので、ブログは帰ってからと思いましたが、先ほど送って頂いた感想が余りにも嬉しい内容だったので、早寝早起きの私がこんな時間にブログを書いています。

何かに突き動かされて。

広島へ向かう新幹線が走り出しました。

今回の出張は土曜日に行った、神奈川県伊勢原市に拠点を置くFCしらゆりシーガルスの『一場哲宏』さんの招きを受け、小学5年生から中学1年生約60人を相手の指導から始まりました。

2グループに分け、それぞれ1時間ずつの指導でした。
大きく3つのテーマで指導しましたが、まずはサッカー選手にとって最も必要とされる、90分間頭と体を動かし続ける事が出来るようになるために、どういう体の使い方で走るのかということから始めました。

続いて、いわゆるフィジカルコンタクト、体のぶつかり合いの中で、体の大きさや、たんなる筋力の強さではなく、伸筋の特性を活かしたぶつかり方をする方法へと続き、さらには大腿骨の大転子の位置を相手の大転子の下にあてがうことで、不思議のほど楽に相手の動きをコントロールできることなど、体の大小に関係なく、十分戦えることを実感してもらいました。

子供たちは正直です、私の伝えたいことに興味を示さなければ、大人数をコントロールすることはできなかったでしょう。

それが1時間の間、「スゲェー」とか「おもしれー」と本当に楽しそうに取り組んでくれ、周りで見ている大人たちが驚くほどの変化を見せてくれました。

私のやっていることは客観性がないとか、数値で評価できないとか言われることが多いですが、まさにそんなことなどまったく関係なく、現実として子供たちの動きがみるみるうちに変化していく、効果的な指導であることは誰の目にも明らかだったと思います。

その後の懇親会でも新たな出会いがあり、楽しい話がたくさん出来ました。

そして昨日の夜の部、今日の午前中と夜の部と、息つく間もなく4時間の講義を話し続けました。

今朝ホテルで、このセミナーの主催者である『倉本和昌』さんと朝食を摂りながら話をしました。

正直彼が掲げる世界に通用するサッカー選手を育てるという大きな目標を達成するために、私がどれだけお役に立てるのか、この仕事の依頼を受けた昨年の暮れには、まったくイメージが湧きませんでした。

それが6ヶ月コースの4回目のゲスト講師として、1期の前の0期と称して5月と6月に講師を務め、今回本格的にスタートした1期のセミナーでも講師を務めさせていただき、沢山の心ある指導者の皆さんと出会ったことで、私の中でのこの仕事の意味が、明確になった気がしました。

5年前、色々な思いが交錯する中、新しい施設を立ち上げ、『西本塾』と称して、私の経験や実践を伝える活動も始めましたが、倉本さんほどの将来的な目標やビジョンがあったかと問われたら、恥ずかしながらそこまでのことは考えていませんでしたとしか答えられません。

その塾生の二期生でもある倉本さんの真剣な思いに、少しでもお役に立てるのならと引き受けた講師という仕事でしたが、回を重ねるごとに私の立場が明確になり、責任の重さを感じるようになりました。

勉強熱心な受講者の皆さんが、私と同じような立場の方の講習会に参加して得ている内容が、本当に正しいことを伝えられているのか、すべて納得できる内容なのか
、聞けば聞くほど知れば知るほど、素直に頷けないことが多いことを感じさせられました。

なんとかして本質を知ってほしい、それができるのはやはり私しかいない、もう引き返すことができない使命感さえかんじています。

そうでなければ、学んだ彼らの指導を受ける選手たちが可哀想です。

これまではそんなことを考えたとしても、私に何ができるのか、具体的な行動も起こせないもどかしさに、考えないようにしていたというのが本音だったかもしれません。

しかし、もう倉本さんの壮大な計画に、どっぷりと足を踏み込んでしまっていることに気付きました。

60歳となった今、息子のような孫のような年齢差の指導者や選手たちと、対等以上のパフォーマンスを見せながら指導できるのも後何年でしょうか。

もう後戻りはできません、私が知ってしまった『人間の体はね・・・』に続く『効率的な体の使い方』という大命題を広く伝えていかなければなりません。

そのためには私自身が学びを深め、世の中の常識や固定概念を覆す勢いで走り続けなければならないという覚悟を決めました。

中途半端な指導を受け、それらがさも本質であるかの様な錯覚に陥っている人たちの目を開かせ、またそれに気付くことなく、固定概念の中で安閑としている人たちも含め、どこまで達成出来るか分かりませんが、本気で世の中を変えてやろうと強く思っています。

興奮冷めやらずで、新幹線の車中で記事を書きましたが、私をその気にさせてくれた倉本さん、受講生の皆さん、そして、しらゆりの子供たち、この三日間本当にありがとうございました!

広島では午後から私を待ってくれている人がいます。
体はきついですが、しっかり信頼に応えたいと思います!

個人指導、あっという間の4時間でした。

個人指導を終え、バスの長旅で疲れているはずなのに、こうして間をおかず感想を届けていただき、思いが届いたという気持ちと、真剣に学んでくれたことに対してお礼を言いたいと思います、ありがとうございます。

彼はあるクラブの下部組織で指導をしているサッカーコーチです。
今のクラブでの指導は3年になると思います。

3年前に西本塾に参加してくれ、久し振りの指導となりましたが、私にとっては旧知の仲間の再訪を有り難く迎えました。

本日の指導の感想です。

西本さん
本日のご指導ありがとうございました。
まずは当たり前かもしれませんが、お伺いしてご指導していただく事が1番自分自身の中に落とし込めると改めて実感しました。

今回3年ぶりにお伺いした訳ですが、自分自身は前回お会いしてから3年間サッカーのメソッドを勉強しました。
どうしたら日本が世界に勝てるか⁈それを目標とした中でサッカーの技術戦術を整理して子供達に伝えていくことやサッカーの全体像はおぼろげながらに見えてきた部分もあります。(もちろんこちらもまだまだ勉強中ですが)

そんな中、子供達がサッカーを理解すればする程、子供達が戦術を理解すればするほど、何かが足りないという違和感がどんどん大きくなりました。

それでも、もっと"観る"ことだったり"パスのスピードを上げる"ことだったり"相手のボールをいかに奪うか"ということを子供達に求め続けてきました。
しかし、なかなかある一定以上の動きにはなりませんでした。

そしてある時、自チームのエースの選手が腰椎分離症となってしまいました。
6年生最後の大会の直前でした。
これは完全に指導者としての自分の責任です。
いたたまれない思いを持ちながら、もう一度西本さんのブログを読み返しました。
そして自分が過去に2回西本さんに教えていただいたことを思い出しました。

そこには自分が違和感を感じていたものの正体がはっきり示されていました。

そんな経緯で、また直接ご指導していただく機会が欲しくなり今回お伺いしました。

前置きが長くなりましたが、ここからが今回の感想です。

まずは西本さんのアップデートが半端ないレベルで驚かされました。
まず理論が整然としていて、非常にシンプルで分かりやすかったです‼︎
シンプルなんだけど、深みがあるとでも言うのでしょうか、背骨を介して連動する股関節・骨盤と肩関節・肩甲骨の動きが動きの基本となることが頭にスッと入ってきてとてもクリアになりました。

また、そこからの実技では西本さんの動きを観るだけで、同じように動きたい‼︎と強く思う自分がいました。(同じようにできるはずもなく、これからの自分の課題をこれ以上ないくらい実感させられる結果となりましたが 笑)

それくらい美しい動き、自分が選手にして欲しいしなやかな動きを体現されていました。

更にはボールを使ってのコントロールやパスも観させていただき、西本さんの動きが世界のトップ選手の動きと同じであったのには心底驚かされました。(これはちょっとほめ過ぎですが、現場の指導者からそう言ってもらえると、頑張っている会があって嬉しいです。)

何よりも座学や実技の中でこちらに掛けていただく言葉が非常にわかりやすく、一貫した指導法としても確立されていたので4時間という時間でしたが、4時間学ぶ以上の理解ができたと感じています。
本当にありがとうございました。

これを自チームに持ち帰り、自分なりに試行錯誤しながら、少しでもよくなればという思いで続けていきたいと思います。
そしていつの日か、そこから育った選手がしなやかな動きでJリーグを席巻する姿、世界の舞台で活躍する姿を思い描きながら学び続けたいと思います。

今回もものすごい熱量で様々なことを伝えていただきありがとうございました。
また今後ともよろしくお願い致します‼︎

渡辺憲司

指導を受け、頭も体も疲れている中、まさに興奮冷めやらぬという感情がひしひしと伝わってくる文章に、私も少し興奮しています。

3年振りでしたが、まさについ先日会ったばかりのような、自然な会話から指導が始まりました。

今回の目的は一つ、今指導している子供達のために本当に必要な理論と実践方法を学び直したいということだったと思います。

組織の一員として、クラブの方針に従わざるを得ない部分は当然あると思いますが、時折訪れる有名選手を指導しているというコーチや、メジャーな組織のコーチを務めたという人間の指導が、本当に子供たちのためになっているのか、もしそうでないと感じても、それを覆し信念を持って指導できるまでのレベルには達していない、色々な思いがあったと思います。

今日その疑問にすべて答えられたと思います。

彼らの指導を批判するつもりはありません。
しかし、「こんなトレーニングをすればこうなれるよ、正しいやり方はこうやるんだよ」と、つい最近までの私のような指導を行っても、何故その成果が得られないのか、そうならないどころかケガや故障をしてしまう選手が減らないという現実に目を向けることなく、自分の指導メソッドを置いて帰るだけでは、継続して指導するコーチはたまったものではありません。

私はそんな思いで悩んでいる指導者たちに、どう考えどう進むべきかという道標を示したいと思っています。

私の指導方法、話の仕方、動作の見せ方、何より指導内容が明確になっていたことに驚いてくれましたが、それらはすべて指導を受けに来てくれる選手や指導者のおかげなのです。

少しでもわかってもらえるように、すぐに役立ててもらえるように、まさに試行錯誤を繰り返しています。

私自身の動きも、我ながらキレを増していると思います。
もしかしたら3年前より今日の方が動きは良かったかもしれません。

ボールの扱いも、体の使い方を指導しているうちに、自分でもできるようになってきました、といってもあくまでも素人とは思えないというレベルですが。

それらはすべて「体はね・・・」から始まる、私の人間の体に対する深い探究心から得られたものです、そこがすべてなのです。

今回の指導で、改めて現場で指導するコーチの難しさ大変さを痛感しました。

私の考え方に触れた人たちは、もう既成概念には後戻りできないのです。
指導している選手たちのために、何が正しいのか、どうしてあげれば良いのかを知ってしまったのですから。


どんなに有名で実績のある指導者がこようと、本当にやらなければならないことを知ってしまった彼は、長い物にも巻かれない強固な信念を、私から植えつけられて帰っていったのです。

前回も触れた、倉本さんのコーチを育てるセミナーに、私が参画することになったことと今回のことは、やはり偶然ではないように思います。

私がやらなければならないようです、私にしかできないことがあるようです。

すべては私が指導した人間たちの後ろにいる、私が直接出会うことのない選手たちのためです。
もうひと頑張りどころかふた頑張りも、それ以上の勢いで頑張らなければならないようです。

年齢を重ねては行きますが、今日の私を見て褒め過ぎているのではという言葉をたくさんもらいました。
それを自信として、さらに良い動きを見せられるように日々のトレーニングを頑張っていこうと思います。

あっという間の4時間でしたが、来て良かったと思ってもらえる指導ができたと思います。

渡辺さんお疲れさまでした、明日からの指導頑張ってください!

寂しいお知らせです。

今日は3月1日、ほとんどの公立高校は卒業式を迎えたことだと思います。
ここ広島港でも、卒業式に向かう保護者の方の姿がたくさん見られました。

トレーニングに通ってくれているヒカル君も、今日卒業を迎えます。
まだどこへ行くのかは決まっていませんが、4月から始まる新しい環境での生活に胸を膨らませていることと思います。

今日は寂しいお知らせをしなければなりません。
昨日の夜、智志から2月いっぱいで区切りをつけたいという言葉を聞くことになりました。

ご存知の通り、智志は我が家の三男で4人兄弟の末っ子です。
専門学校を卒業後、一般企業に就職しましたが、思ったような環境ではなかったのか、早期に離職してしまい、いわゆるフリーターと呼ばれる生活が続いていました。

それがちょうど1年前、忘れもしない3月3日から、私の仕事を手伝ってくれるようになりました。

もともと私は、自分のやって来たことを誰かに伝えるという事など出来るわけがない、私と同じことを考え実行出来るようになれるわけがないと決めつけ、弟子というか後継者を育てるといことをしてきませんでした。

まだまだ道半ば、自分のことで精一杯で、すべて含めて私の一代限りで終わってしまうことを覚悟していました。

3年半前にここをオープンした時にも、これまでの経験を少しでも還元しながら、あと何年続けられるかわからないですが、細々とでも続けていければという気持ちでした。

しかし、少しずつ欲が出て来て、もうひと頑張りしてみようかなという気持ちになった頃に、智志から父さんの仕事をやってみたいという言葉を聞き、人生でもこれほど嬉しいと思ったことがないというくらい大喜びしました。

智志は広島に移り住んだあと生まれた子供で、物心つく前からスポーツの世界で活躍する私の姿を見て育ちました。
子供ながらに父親の仕事に対しては、憧れというか尊敬に近い感情を持ってくれていたと思います。

何事にもタイミングというものがあると思いますが、昨年の3月という時期は、お互いにとってベストなタイミングだったのかもしれません。

私の仕事はやり方を学べば出来るようになるわけではありません、学校に通って資格を取ったからといって、すぐに実践に役立つ技術を身に付けられるわけでもありません。

私が最初に言ったのは、「3年くらいは父さんのやっていることを見ていろ」という言葉です。
これからは親子としてではなく師弟として、私のすべてを吸収して欲しいと思いました。

昨日までの1年間、楽しいことも辛い出来事も、色々なことがありました。
私にとっては夢の中にいるような一年でした。

そんな中で智志は、私の想像をはるかに超える成長を見せてくれました。
それは単に私の指導だけではなく、西本塾や深める会に参加していただいた皆さんとの交流の中で、これまで経験したことがない様々なことを学ばせていただいたことが大きかったと思います。
このことは改めて皆さんに感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

西本塾で私と過ごした2日間の締めくくりに、感想を述べていただく時間を設けていますが、私という人間に出会い、私の考え方に触れた参加者の方が、涙を流しながら言葉を発してくれている光景は、1月に23歳になったばかりの智志の目にそして心にどう映ったでしょうか。

あっという間に私の技術を身に付け、考え方を吸収してくれました。
ならば何故区切りを付けたいという言葉になったのか、お話ししておかなければならないと思いました。

すべては私の力不足でした。

私はこれまで、とにかく真実を追い求めて来ました。
選手のために何をすることが一番正しいのか、自分は何をどう考え、どんな事が出来るようにならなければいけないのか、試行錯誤しながら妥協を許さず、自分の道を歩んで来ました。

自らを職人と称し、誰にも負けない腕を磨き続けてきたつもりでした。

そんな私に一番足らなかったのが、仕事は生活するためのお金を稼ぐ手段だという当然の感覚でした。
いわゆる経営のセンスというものがまったく欠けていました。

縁あって私に関わった人たちに対して最良の力を発揮したい、ただそれだけでした。
まさに自己満足の極地のような考え方です。

そういうところも含めて、智志は私のことを凄いと思っていてくれたのかもしれません。
しかし、親子とはいえ成人した智志に対してそれなりの報酬を支払うことができなければ、使用者としての責任を果たす事はできません。

恥ずかしい話ですが、現在私のやっている仕事で得られる収入では、智志の能力に見合う報酬を支払う状況にありません。

このままの状況が続けば私に迷惑をかける、親思いの智志はそう思ってくれたのかもしれません。

すでにどこに出しても通用するレベルの技術と考え方を身につけた智志ですが、その能力を生かして収入を得る環境がありません。

1年というこのタイミングで区切りを付けて、私の元を離れ新たな道を模索したいという言葉に、頷くことしか出来ない私は、情けないとしか言いようがありませんでした。

もう少し経営という側面に思いが及んでいたら、智志の能力を存分に発揮できる環境を与えてあげられたと思うと、親として師として責任を痛感しています。

智志は私の後継者として唯一無二の存在です。
もう同じ気持ちで同じ環境で指導できる人間は現れないと思います。

たったの1年間とはいえ、私のすべてを智志に伝えられたことは、絶対に消える事はないと思います。

今の私が、改めて受け入れる準備ができたら帰って来てくれなどと、未練がましい言葉を発してしまうのは、智志に対して失礼だと思います。

ただ私が伝えてきたことを、いつか沢山の人に役立てて欲しいと思います。
それが私がこれまで生きて来たことの証であると信じています。

こんな内輪の話を公にすることには抵抗もありましたが、智志の成長を楽しみにしてくれていたであろう 西本塾生、個人指導や施術を受けてくださったたくさんの皆さんに、何の挨拶もなく智志の存在がここから消えていくことは申し訳がないと、恥を忍んで書かせていただきました。

智志が悪いところはまったくありません、父として師として経営者として、私の力不足が今回の結果を生んでしまいました。

なによりも1年間頑張ってくれた智志に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

今朝智志には、もう仕事としてではなく、続けてきたトレーニングをしにきてくれるも良し、智志が指導をしてくれた、今月いっぱい続く子供たちのトレーニングに付き合ってくれるということでもいいから、ここに足を運んで欲しいとお願いしてきました。

元々すべてを一人でやってきた私です、今更こうなったからといってジタバタしても仕方がないことは承知しています。

それでもやはり寂しいです。
こんな状況を作ってしまった自分が情けないです。

当然ですが、父親として智志のこれからを応援したいと思います。


プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
日々の気づきやブログの更新情報はツイッターに書いていますので、チェックしてみてください。
2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
「西本塾」と「深める会」を開催しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報・募集中」をご覧ください.
「1回5分体が喜ぶ健康術」はアマゾンで在庫切れのことが多く、購入希望の方にはご迷惑をおかけしています。
出版元からの購入は可能ですので、ガリバープロダクツ(代)082-240-0768までお問い合わせください。

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