「想いは届く」のかもしれないという話。(雑感)

今日からの4日間、広島地方でも天気予報に雪マークが付いています。

寒さが苦手な私にとってはまだまだ辛い毎日が続きますが、一昔前に比べると着るものの暖かさが格段に違い、口で言うほどの寒さは感じていないのかもしれません。

私の趣味であるゴルフのウエアも、以前であれば雪だるまのように厚着をしなければ、とてもじゃないけど雪や風の中、山の中を歩き回ることなど不可能でした。

それが今では暖かい下着とその上に2枚着れば十分寒さに耐えられるのですから、科学の進歩というのは素晴らしいものです。

それは、「こんなことができたら良いな、こんな下着やウエアがあったら良いのにな」という、素朴な欲求というか、大げさにいえば夢を語らなければ何も始まらなかったことだと思います。

私の発想もまったく同じで、「こんなことができたら良いな」、すべてはそこから始まっています。

「こんなことができたら良いな」の源には、実はすでにこんなことができている人間がいるという事実を知ってしまったことです。

なぜこんな動きができるのだろう、どういう意識で体を操っているのだろうと想いを巡らせていると、不思議なほど答えが見えてきます。

見えるというか、私が見続けている人間の体が、「こうやって動けば良いんだよ、こんな感覚で動いているんだよ」と、語りかけているような気さえするのです。

そこから先は、残念ながら教えてはくれません。

どうやったらそんな動きができるのか、どんな体でどんな意識を持って体を操ればそこに近づいていけるのか、そんなことを考えることが楽しくて仕方がないのです。

そうやって方向性が示され、答えらしきものが見えてくると、やはりそれらを必要としている人間に教えたくなります。

縁あって私と出会う人たちは、私と同じように、「どうやったら今行なっている競技の技術が上手くなるのだろう、今現在一生懸命努力を積み重ねてはいるが、自分の知らない何かが他にあるのかもしれない」と、常に向上心と野次馬根性というアンテナを高く掲げていたからではないでしょうか。

現在夜間に行っているグループトレーニングを始めたのも、体の不調を訴え来所した子供とそのお母さんに、並々ならぬ意欲を感じたことがきっかけでした。

私にそれが伝わってこなければ 、私がそれに応えようと行動を起こしこともなかったはずです。

「想いは届く」とか「夢は願い続ければ叶う」などという言い方がありますが、夢や目標は言葉や気持ちとして外に出さなければどこにも届かないし、想い続けなければ簡単に叶うはずはありません。

どんな大きな夢も、他人からみればとるに足らない小さな夢や目標もまったく同じだと思います。

今の私は、自分にとっての大きな目標や夢は何かと問われれば、胸を張って言えるようなものがないのが少し寂しい気もしますが、それとてよく考えてみると、少しでも多くの人に認められるような舞台を想定しているだけのことです。

そういう場所は、表向きは華やかな成功感があるかもしれませんが、その内容が本当に評価されたものかどうかは別の問題です。

今の私が自己満足を感じられているのは、私が思考錯誤して作り上げてきたものが、確実に誰かの夢の実現をサポートしているという実感があるからです。

自分の夢や目標を実現するという立場から、誰かの夢や目標を応援できる立場に変わったということです。

正直まだそれだけで満足できているかと言われれば、すんなり頷くことは難しいかもしれません。

しかし、よく考えてみれば私のやってきたことの究極の目的は、誰かの役に立てる人間になるために、他の人とは違う何かを身に付けることだったのです。

そういう意味ではすでに私は人生の後半に差し掛かり、その夢を果たしているのかもしれません。

生活して行くためにはそれだけでは済まない部分があって、どうしてもそちらに目が向いてしまいますが、私がこんな人になりたいと思い続けてきた能力が、既に身についてきたことは間違いありません。

これからはそれらをどう活かしていくのかが、私の目標となるはずです。

小さなこと取るに足らないことを大きな問題として受け止め、誰よりも真剣に人間の体と向き合ってきたつもりです。

だからこそ次から次へと新たな疑問が湧き出て、それを解決する術を探ってきました。

ブログでも紹介しましたが、何度かこのブログにも登場していただいている西原雄一さんと一緒に等々力で試合を観戦させていただいた時、試合中やその後の会食の間にも色々な質問をしていただきました。

私にとって誰かが疑問に思っていることを自分の言葉で説明することほど楽しいことはありません。

なんでも知っていると自慢するわけではなく、私はこう思うという言葉が、一つのテーマから始まって堰を切ったように溢れ出て止まらなくなるのです。

その中でひとつ残念だったのが、海外に出ていった日本人サッカー選手が、どうして日本で活躍していたときのような体の動きができなくなるのかという質問をもらったときでした。

私の中では確信めいたものがあって言葉では説明しましたが、現実としてそれを裏付けるためには、平面の世界で繰り広げられる試合を何回何十回見ても、絶対に間違いないと言い切ることがどうなのかという思いがありました。

現実としてそれを確かめるためには、現地に行って生で選手の動きを見るしかありませんでした。
それもできることなら試合での動きだけではなく、練習している彼らの姿、それもトレーニングルームでのと、欲求は募るばかりでした。

そんなことが許されるはずはありません、どう考えても不可能なことです、こういうことを夢というのではという、現実離れした話でした。

そんな思いを持っていなければ、もしそんなチャンスが奇跡的にあったとしても、そういう視点で見てくることはできないと思います。

一時が万事です、自分のやりたいことがあるのなら、そこに近づくための努力、それに必要な情報収集、それを手に入れるための行動力が必要ですが、その努力さえ惜しまなければ必ず近づいていけるような気がしています。

行動には分岐点があって、自分の望んだ方向には進んで行けないこともあります。
そんなことの方が多いのかもしれません。

でもどんな結果になったとしても、そこに至った努力が消えることはありませんし、あそこでこっちの道へ進めなかったからこそ今があると、後になって後悔ではなく胸を張って良かったなと思える時が必ず来ます。

私は自分の人生を「人生あみだくじ」などといい加減なことを言ってきましたが、失敗とか後悔などという言葉ではなく、素直に今が一番良かったと思っています。

過去は変えられませんが、少なくとも今現在私に縁があって関わっている人たちにとって、私の存在が、それぞれの夢や目標に近づけてくれる「夢前案内人」と思ってもらえるようになることが、裏返して私の夢の実現に近づく唯一の方法ではないかと思っています。

とりとめもない文章でしたが、現在の心境です。

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今年もよろしくお願いします。

ブログを読んでくださっているみなさん、明けましておめでとうございます。

数年前から年賀状を書くのをやめてしまいましたので、元日にはツイッターとフェイスブック上ではご挨拶さて頂きましたが、改めて新年最初のブログでも、新しい歳のご挨拶をさせていただきます。

昨年も色々なことがありました、そしてまだまだそれらのすべては現在進行形で、何一つ完結していません。

だからこそ私はいつどんな時でも、なぜどうしてと自問自答を繰り返し、納得のいく何かに近づこうと努力しているつもりです。

そんな私でも、それなりに色々なことに気づくことがあり、それらを誰かのために役立てられるようにもなってきました。

今年もそうやって積み上げてきた何かを駆使して、様々なことに取り組んで行きたいと思います。

昨年までの活動の中で生まれた言葉に、「体づくりから動きづくりへ」「からだほわっと」「動きづくりのためのトレーニング」「フライングバックトレーニング 略称FBT」「反った猫背」「骨盤を縦に使う」「股関節のクランク構造を使う」「アイドリング」「アイドリングステイ」「背骨の動きだしに3分割のイメージを」「伸kingトレーニング」などなど、思いつくだけでもこれだけの言葉が並んでしまいます。

それら一つ一つを見ると、一言ではとても言い表せない意味不明な言葉ではありますが、その時々出会った人たちに、どうやって伝えるか、文字として言葉として実際の動きに近いものを考えて行く中で生まれてきたものです。 

時系列で並べることも難しく、その都度頭の中にあったことをどうやって伝えるかという工夫の中で生まれてきました。

私の頭の中をすべて理解していただくことは難しいことかもしれませんが、それぞれの人が何を求めているのか、私の何を必要としてくれているのか、そういうことを私の中で判断して、一番適した内容で指導できるようになってきたと思います。

時には複雑すぎて、もっと簡単に教えて欲しいと思われることもあるかもしれませんが、私の方がこの人には何としてもこういう理解の仕方をして欲しいと、あえて簡単には教えないということもありました。

それが厳しさに結びついていくこともありましたが、最終的には分かっていただけたのではと思っています。

そうは言いながら、もう少し物分かりの良さというか、伝え方も相手サイドに立って、私としては表面的なものになってしまうことも承知の上で、これまで積み上げてきたことが少しでも多くの人の役に立てるような教え方というものも、工夫していかなければならないかなと思っています。

お正月三が日というのは、私にとっては1年365日の中で本当に貴重な3日間です。

いくつになっても考えなければならないことが多すぎて、何も考えずにゆっくりできていると、自分で思えることはまずありません。

他人から見れば、そこまで心配しなくてもと言われるようなことでも、ついつい深く考えてしまうのが私の悪い癖です。

そんな私でも、一切の雑念を払い、誰かのための時間を過ごせる唯一の3日間となります。

今年はまさに、長女とその子供たち2人のための3日間でした。

小学2年生ともうすぐ3歳になる孫たちに、日々の思い出をたくさん作ってあげるのが、お爺さんとしての私に出来るささやかなプレゼントです。

見返りなどもちろん求めない、自分に出来ることを素直に表現するだけ、まさしくこんな気持ちで仕事に対して、日々接する体の不調を訴えて訪れてくれる人たちにも、そして、それぞれの夢に向かって一生懸命トレーニングに通ってくれる選手たちに対しても、「私が」ではなく、「あなた」が主役であることを肝に銘じて、私に出来る精一杯のことをしていきたいと思います。

スポーツの現場に未練が完全になくなったわけではありませんが、私の培ってきた能力を一人でも多くの人に役立てて行くためには、そういう環境よりも今の方が良いのかもしれません。

そのためには、ここ広島に「西本直」という人間が居て、こんなことを考え、こんなことができる人間なのだということを発信して、多くの方に知っていただかなければ、能力の発揮のしようがありません。

トレーニングに通ってくれている選手たちが、ライバルやほかの選手に私の存在を知られたくないという、嬉しいような困ったような反応をされてしまいますが、気持ちは十分わかるので、発信はあくまで私自身が行わなければなりません。

一人でも多くの方に利用していただけるよう、少しずつ一歩ずつ、そういう環境に近づくように、今年も頑張って行こうと思います。

息子智志も、9カ月という期間ではありますが、西本塾や深める会を通して、様々な人との出会いを経験し、様々な人たちの思いに触れることで、人として少しずつ成長させていただくことができました。

今年はさらに大きく羽ばたいて行けるように、応援したいと思います。

親子ともども、今年もよろしくお願いします。

2016年忘備録

昨日は振りかえれなかった今年一年を記憶しておくために、改めて記録しておこうと思います。

1月

仕事はじめからJリーグの選手がトレーニングに訪れてくれて、3日間みっちり指導させてもらいました。
故障もあって思ったような活躍は出来ませんでしたが、来年の活躍に期待しましょう。

10・11日と、西本塾生で監督をしている井上さんの招きで、大阪府立旭高校野球部に指導に行きました。
久し振りの野球部の指導に、ワクワクしながらも、自分の時代とのギャップにあぜんとして、厳しい言葉から始まりましたが、選手たちに基本的な体の使い方をしっかり伝えてきました。

2月

西本塾生で名古屋の内田さんの依頼で、27・28の二日間講習会の講師として指導させていただきました。
指導者や選手を相手に、有意義な二日間を過ごせたと思います。
帰り道、奈良に立ち寄り、塾生の植村さんを訪ね、息子さんともども指導をして帰ってきました。

3月

これを忘れてはいけません、「1回5分体が喜ぶ健康術」㈱ガリバープロダクツが発売されました。
残念ながら、重版出来には至っておらず、もっともっと多くの人に読んでもらいたいと願っています。

昨日詳述したとおり、息子智志が、一緒に仕事を手伝ってくれるようになりました。

4月

「体の痛みを治す 寝たまま操体法」宝島社、の写真撮影のため上京、出版社の方、編集会社(㈱G.B)の方、カメラマンさん、モデル(桜めい)さん、メークさんと、丸一日ご一緒させていただき、プロ意識というか仕事に対して一切の妥協を許さない姿勢に、まだまだ自分は甘いなと痛感しました。

この時、等々力競技場で西原雄一さんと一緒に試合を観戦しながら、選手の体の使い方という観点からの解説をさせていただきました。
色々な質問をしていただき、今年の最後にその答えが正しかったことを実際に確認することができました。

6月

「体の痛みを治す 寝たまま操体法」宝島社が発売されました。
コンビニを中心に全国で2万部が売り出されたと聞きましたが、こちらはなんと既に完売してしまい、私も手に入れることができなくなってしまいました。
やはりお手軽な内容というか、難しい理屈はいらないから、写真を見ながら簡単に取り組める健康法の方に、一般の方は目が向くのでしょうね、本当は私の考えを理解したうえで実技に取り組んでほしいのですが。

7月

今年も西本塾番外編として、智志を連れて札幌に行ってきました。
塾生の諏訪さんにはお世話になりっぱなしです。

9月

中高生を対象に、夜7時からのグループトレーニングを開始しました。
こちらから声をかけさせてもらった、高3と中3のサッカー兄妹は、3か月を過ぎ、私の想像をはるかに超えるレベルに成長してくれています。
現在は4人がトレーニングに通ってくれています。

11月・12月

縁あって、月末からの2週間出張で指導を行ってきました。
良い経験をさせてもらったと思います。

もちろんこれら以外にも、一か月おきに開催した西本塾と深める会、そして個人指導の形で広島に来ていただいたたくさんの方々との出会いがありました。

サッカーや野球だけではなく、陸上競技の短距離、そして長距離の選手で福岡のそら君の指導では、智志と二人福岡まで車を走らせたりもしました。

その他、弓道をやっているご夫婦、ウエイクボード、競輪、バドミントン、テニス、トライアスロン、バスケットボール、バレーボール、ペタンク、サーフィンなど等、まったく縁がなかったスポーツをされている方とのご縁もありました。

それらすべてに私が提唱している、人間として持って生まれた能力を余すところなく使えるようにしておく、体の仕組みに沿った使い方をするという、原理原則が例外なくあてはまることを確認できました。

それを開発するためのトレーニングは、体づくりではなく「動きづくりのためのトレーニング」で、「伸kingトレーニング」という言葉に集約されると思います。

もちろん、私のスポーツ活動など知る由もない一般の方々の、体の不調の改善を目的とした施術にも、たくさんの方が通っていただきました。

すべてが改善できたわけではありませんが、私に出来ることはすべてやったと思っています。

手帳をめくりながら一人一人のことを思い出してみると、改めてこの一年も色々なことがあったなと思います。

これまでの経験を、明日から始まる2017年に、そして命ある限り積み上げて行きたいと思います。

今時流行らない、文字ばかりを長々と連ねたブログに、お付き合いいただきありがとうございました。

私の思い、話しておきたいこと、来年も書き続けて行こうと思います。


2016年を振り返って。

今年も残すところあと一日となりました。

昨日で今年の仕事を終え、今日から年末年始の休みということになりました。

今朝は思う所があって、ゴルフの練習に行っていきました、今年の打ち納めという所でしょうか。

今年のゴルフの成績に関しては、残念ながら進歩がありませんでした。

いろいろ工夫をしながら練習にも取り組み、他者に対するアドバイスの幅は広がり、的確なポイントを見つけてアドバイスすることができるようになったと思います。

飛距離だけで言えば、人それぞれポイントは違いますが、短時間で飛距離アップをさせる自信もあります。

しかし、自分のこととなると、あれやこれやと取り組みすぎてしまい、一つの考え方にまとめることができず、スコアアップには結びつきませんでした。

言い訳ばかりしていますが、今年に関してはゴルフに真剣に取り組むというか、一時のように夢中になってという感覚がありませんでした。

このまま今年を終えてしまうと、来年もきっと同じことが続くと思い、この最近ゴルフ理論を整理し、今まで見てきたレッスンの中で、もう一度これをやってみようというものを探していました。

それが今日取り組んできたスイングです。

これまでも取り組んだことはあったのですが、一つの方法論としてしか見ておらず、私の中でのベストチョイスにはなっていませんでした。

改めてレッスン動画を見ていて、いまだからこれだと思える何かを感じ、練習に取り入れてきました。

すぐに形になるはずもなく、2度ほどやってみましたが、思ったようには打てず、さてどうしたものかと思いながら、仕事場でも素振りを繰り返しているうち、あることに気づきました。

それはいわゆるスイングプレーンが、自分の思っているところを通っていなかったことと、フェースの開閉のタイミングが違っていたことです。

それを傘を開くようにして空気抵抗を受ける練習器具を使って、何度も素振りを繰り返すうちに、「え、今迄なんでこうやってスイングしてしまってたの」というくらい自然にフェースが開閉し、なおかつ鋭いスイングができるようになりました。

これはもう一度実際にボールを打っておかないともったいないと思い、年も押し詰まった今日、練習場に車を走らせたという訳です。

42歳の時にゴルフを始めて、コースや練習場に何度足を運んだのか、もう数えなおすこともできませんし、ボールを打った数は、それこそ数えきれません。

私の場合練習場に行くと、ほとんどの場合90分間の打ち放題で350球から400球近くを打ちます。

数を打てばいいという訳ではもちろんありませんが、ボールを打つのが好きなのです。

その私にとって、今日の練習は生涯ベストと言っても過言ではない、納得のスイングが続きました。

今日は、「今年の重大ニュース」というタイトルでブログを書こうかと思いましたが、そのベスト1が、今日の打ちっぱなしでは少し情けないので、このことは番外編という扱いにしておきます。

それくらい頭と体の両方が、納得のいくスイングでした。

もし今日のスイングがそのままコースで発揮できれば、83のベストスコア更新は間違いないと思います。

「分かったと思うな、開眼しては忘れてしまうのがゴルフだ」、これも真理ですが、私にとってはやっとたどり着いたという感じです。

さて、昨日は「走り方体験会」と銘打って、5人の参加者とともに3時間の時を過ごしました。

2人の小学生は、すでに何度か指導したことがありましたが、それぞれ5年生と6年生になっていることで、今までのように子ども扱いせず、学ぶ姿勢や態度にも注文を付けましたが、初めて会った時に比べて、当然ですがそれぞれ成長し、私の伝えたことも着実に身に付けて行ってくれていることを感じさせてくれました。

こういう子供たちがどんどん増えて、私の考えが当たり前になって行く日が来ることを期待せずにはいられません。

大人の参加者は、鳥取県から参加してくれた6年生のたっちゃんのお父さんと、静岡県から参加のバスケットをやっている方、そして福山から参加のサッカーをしている、それぞれ30代の方でした。

当初の目論見は、昨年もそうでしたが、地元広島の人たちに参加して欲しいというのが一番だったのですが、結局今回も参加はありませんでした。

遠くからわざわざ参加してくれる人の熱意に応えるためには、当初予定していた体験会的なものではダメで、しっかりした内容にしなければと時間を延長しました。

何度も指導していることもありますが、小学生の二人が最終的に一番私の伝えている走りを再現してくれました。

これまでの指導が、正しく伝わっているのか不安に思っていましたが、子供の能力を甘く見てはいけないということです。

大人の3人は、ご想像の通りで、そう簡単に体が言うことを聞いてはくれませんが、これまで当たり前だと思ってきた走るという行為の体の使い方が、いかに非効率的で体に無理をさせているかという事実は、十分に分かってくれたと思います。

「地面を蹴っている感覚はほとんどなく、着地の衝撃も感じない、にもかかわらずどんどん前い進んで行く」という感覚は、このブログで何度繰り返し書いたとしても、信じてもらえない事実です。

それを一人でも多くの人に体験して欲しい、そう思って指導を続けています。

西本塾も一区切りをつけさせてもらいました。

これまで参加してくれた150人近くの方々に、心から感謝します。

それぞれの皆さんが、それぞれの環境に帰って、私が伝えたことを活かしてくれていることを願っています。

現在私の指導を受けてくれている、高校生と中学生のサッカー選手たちの成長を日々感じながら、自分の考え方、そしてそれらを実現可能なものにしていく過程の「伸kingトレーニング」の有用性を彼らが実証し、さらに私の想像を超える効果を感じています。

残念なのは、縁あって私の指導を受けている彼らが、その効果を感じれば感じるほど、仲間やライバルたちに私の存在を知られたくないと、指導を受けていることを内緒にしてしまうことで、私の仕事としては広がって行かないということも事実で、そのあたりがこれから考えなければならない経営上の課題かなと思っています。

とにかく、今年1年を振り返って思い出そうとしても、日々色々なことがありすぎて、これが一番これが二番と整理することは出来そうもありません。

その中でも、この先何年たっても忘れられない出来事は、やはり三男の智志が3月3日から、私の仕事を一緒に手伝ってくれるようになったことです。

たんに後継者という感覚はありません。

私が一人で切り開き、土を耕してきた、生涯一トレーナーという職人仕事に、どんな花が咲くのか、どんなふうに育っていくのか、まったく分からないまま小さな種を蒔いたという状態です。

これからどんなふうに育っていくのか、私が育てるという感覚ではなく、私の仕事、父親としてではなく職人としての私の姿を見て、自分はどうなりたいのか、しっかり考えて進んで行ってほしいと思います。

遅咲きの私ですから、これから何が出来るか正直か分かりません。

智志には未来があります。

私には思いもつかないようなことをしてくれるかもしれません。

まったく違う道に方向転換してしまうかもしれません。

それはそれでいいと思います。

智志の人生の中に、私の伝えたものがどんな形であったとしても残ってくれたら、父親として一人の職人として、これ以上嬉しいことはありませんん。

昨年末には、まだまだ現場に対する未練がたくさんあって、なぜ私の指導を必要としないのかという気持ちが強くありました。

もうそういうチャンスはないのかもしれません。

なぜだか今はそういう気持ちをあまり感じません。

こちらを向かない組織に、私の思いが届かないことを悟ってしまたのでしょうか。

今年のもう一つ大きな出来事は、19年ぶりに海外を見てきたということです。

このブログでも、実際にこの目で自分の想像したことを確かめたいと書いたことがありました。

それはほぼ実現不可能なことで、夢を語ったにすぎなかったと思います。

それが不思議な縁で現実となり、私の想像はすべて間違っておらず、当然その対策も間違っていなかったことを確認することができました。

詳しい顛末を公表できないことは残念ですが、いつか可能になった時、もしくは私以外のソースから公表されるかもしれませんが、とても興味深い事実がたくさんありました。

それらは、私の仮説実証主義に、大きな自信を与えてくれる結果になりました。

そうやって、いつだれがどんな難題を投げかけて来ても、それに応える自信を大きくしています。

ここだと思って掘り進めた場所から、温泉いや金脈を発見した気分です。

大きなことは言えませんが、積み上げ自信を深めたことを、私を信じて指導を受けに来てくれる相手に、それが小学生であろうと一般の方であろうと、真剣に伝えて行こうと思います。

私に世の中を変える力はありませんが、真剣に向き合ってくれる人を変えることは出来ると思います。

子どもだから大人だから、アマチュアだからプロだから、そんなことはまったく関係ないということも実感しています。

自分がどうなりたいか、どこまで真剣にそう思っているか、私の指導を受け入れる覚悟があるか、それがすべてだと思います。

来年も静かに、そして着実に歩みを進めて行こうと思います。

今年一年出会った皆さん、皆さんのおかげで私は成長させていただきました。

また一年頑張ろうという気持ちにさせていただきました。

本当にありがとうございました。

皆さんにとって来年が、今年以上に良い一年になりますように。

自分の考えを伝えるということ。

既に12月も20日となり、今年もいよいよ残りわずかとなってきました。

今年一年を振り返るのはもう少し先のことにしますが、週末の土日に行った22回を数えた西本塾で、当初予定していた定期開催を終了しました。

参加者にとっては、もちろん初めて聞くこと見ることのオンパレードで、異口同音に目からうろこの感想が聞かれる内容だったと思います。

しかし、私にとっては、毎回自分の考えを伝えるわけですから、同じことの繰り返しとなるわけで、マンネリ化してしまってもおかしくない状況ではありました。

そうならないように、同じ内容に見えて、常にアップデートを繰り返し、自分自身にとっての深める会を行い続けてきたと思っています。

「西本理論」に完成形はなく、日々いやその瞬間瞬間に湧き出した疑問に対して、なぜどうしてと自問自答を繰り返し、試行錯誤を加え続けています。

そうした中で、私の考えていることをどうやって伝えるかという、学ぶ側からしたら一番肝心な部分が、私にとっても一番難しい問題だと思います。

それは相手が必要としているポイント、知りたい部分がまったく違うからです。

様々な立場の方に伝えてきました、プロスポーツ選手、アマチュアスポーツ選手、一般のスポーツ愛好者、それぞれのカテゴリーの指導者、選手の保護者の方、人間の体を相手にする医療関係者、施術者、それを目指している学生、まだまだ挙げればきりがないほど様々な分野の方が私の考えに興味を持って、広島まで足を運んでくれました。

個人指導の形で、限られた時間で自分の必要としている部分だけを教えて欲しいという要求もありましたし、西本塾に参加し二日間みっちり膝を交えて受講してくれた人もありました。

150人を超える人たちが私から何かを学んでくれたと思います。

学ぶ側から見れば、もっと端的に結果ありきというか、走るという行為であれば、単純に走り方だけを教えてくれればいいという考えもあるかもしれません。

同じことを繰り返しますが、私が言葉を荒げてまで真剣に伝えているのは、目の前に居るその人の為ではなく、その人がその後関わるであろう何十人何百人の人たちに、正しく伝えて欲しいという願いを込めてのことなのです。

私が伝えたいことが10あるとして、二日間をかけて必死で伝えたとしても、どれくらい伝わったのかを量ることは出来ませんし、当然個人差もあると思います。

そうやって持ち帰ったものを、そのまたどれくらいの割合で指導に活かしてくれるのか、それはもうまったく想像もつきません。

「分かった、出来た」と思って帰った行った人たちが、それぞれの考えのもとに私から学んだことをアレンジするのですから、もしかしたらまったく違う形で伝えられてしまうかもしれません。

それでも、「これまでの常識や固定概念を離れる」という意識だけは、どんな人にも伝わっていると信じています。

もっと分かりやすく、もっと単純に伝えなければ、せっかく作り上げてきた私の理論や方法論が広がった行かないと心配されることもありますが、世にはびこる方法論の一つとしてしか取り組めないのであれば、どこかで行き詰った時に、振り返って検証する基礎の部分を築き上げることができません。

スポーツの世界だけではないでしょうが、スランプと言われる状態は、勢いだけで進んできて戻る場所を失った人間が陥るものだと思います。

私が伝えなければならないのは、30年近くに渡って試行錯誤を続けている過程を、恥じることなくつまびらかにすることで、迷った時困ったとき、西本はこう考えこういう行動で切り開いてきたんだという過程を、これから先の未来を背負う人たちに伝えておくことだと思うのです。

「そんなことは大きなお世話で、お前がたどりついた今を知りたいのだ」、それもいいでしょう。

しかし、そういう考えの人は、自分が行き詰まってしまった時、結局はまた誰かの考えに頼らなければならなくなり、自分で道を切り開く努力をしなくなるのです。

金太郎飴のように、他の人と同じことを知っていて同じことができる人材が、組織にとって使いやすいことは理解できます。

では組織は何のために誰の為に存在し機能させているのでしょうか。

それは医療機関であれば患者さんであり、スポーツの世界であれば選手たちのはずです。

今流行の言葉で言えば、〇〇ファーストでしょうか。

私は常にそういう考え方で、目の前の選手や患者さんのために何が出来るかを考え続けてきました。

他の人と同じことしかできないのならば、他の人と違うことをやってはいけないのならば、私がその立場に居続ける必要はないと考えました、だから今こうしているのです。

「単純に方法論だけを教えてくれればいい、難しい理屈など必要としていない」、そうでしょうか。

一流や超一流と呼ばれる選手たちは、そんな薄っぺらな理解で取り組んで結果が得られるような世界なのでしょうか。

今仕事のメインになりつつある、体の不調を訴えて来所される一般の方々に対しても同じです。
黙って痛みを軽減するための施術を行っていれば、仕事として何の問題もないのは分かっていますが、縁あって私の前に体をゆだねてくれた人に対して、私はそれが出来ないのです。

人間の体とは、年齢とともに衰えて行く人体の機能とは、痛みとは、なぜこうなってしまったのか、これから先どうすればいいのか、そういうことをすべて踏まえて対応しなければ、私のところへ来ていただいた意味がないと、勝手に思っています。

ある意味面倒くさいやつだと思われるでしょう、何でこんなことを言われなければならないのかと。

それでも少しずつではありますが、伝え方も上手になってきたように思います。

それはこの3年間、私に向き合ってくださった、たくさんの方々のお蔭です。

これは紛れもない事実で、「来る者拒み、去る者は追わず」の、何とも愛想のない性格を、少し変えてくれました。

来年の定期開催の予定は今のところありませんが、西本塾そして深める会と、それぞれ1回くらいは開催しようかなとは思っています。

出来ることなら、これまで学んでくれた人たちからの招きを受けて、私から直接話を聞きたいという人たちのところに出向いていく機会が出来たらいいなと思っています。

サッカーのクラブ世界一決定戦を見ても、私の考えていることが基礎になければ、健闘した惜しかったで終わってしまうような気がします。

大きなことは言えませんが、何時どんな対象から指導の依頼を受けても、すぐに対応できる準備は常に整っています。

指導には継続性が必要ですから、せめて車で通える範囲のクラブで指導をさせてくれる環境はないでしょうか。

私が提唱する体の使い方を、組織として取り組んだ結果がどんなことになるのか、私が一緒に走り回って指導できるうちに、この目で見てみたいと思います。

あと2年で大台になります、もちろん若いつもりですし努力も続けますが、いつまでもという訳には行きません。

夢や目標は言葉に出さなければ到達することは出来ないと思います。

今年また一つ大きな夢が実現して、これまで頭の中だけでしか考えられなかったことを、実際に体験し確認することができました。

改めて自分の思考回路は間違っていなかったと嬉しく思いました。

これからも安易な方法論ではなく、本質を追い求めて行こうと思います。


プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。こちらもご覧ください。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを始めました。
4月15・16日の二日間西本塾を、予定しています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の講習会情報をご覧ください。

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