伸筋を使うこと、背中を使うこと、繋がる人が増えてきました。

伸筋を使うこと、背中を使うこと、繋がる人が増えてきました。
昨日は、午前午後と、競輪選手の指導が重なる日となりました。
昨日来てくれた二人を含め、現在縁のある競輪選手は4人しかいません。

それも、地元広島の選手は一人で、他の三人は遠隔地の県を本拠地としている選手たちです。
それが同じ日に来てくれたのですから、偶然としか言いようがありません。

午前中にトレーニングに来てくれたのは地元の選手で、何度か話題にしている、現在私が指導させてもらうことを、一番楽しみにしている選手です。

午後からは遠く北陸地方から来てくれた選手でした。
2か月前、以前から縁のある選手の紹介でと電話があった時、他の選手はみんなライバルだから、私の存在は絶対に教えないと言っていた選手からの紹介でという言葉に、少し驚いてしまいました。

真剣に私の指導を受けたいと思っていただいていたようで、その気持ちが伝わり、何とか紹介してもらえたということでした。

初めて指導させてもらったとき、ここまで私の考えを理解してくれている人がいたのかと驚いてしまいました。
ブログを読み込み、ツイッターをチェックし、本も読んでくれていました。
私の考え方や実際のトレーニングが、競輪選手としての自分に絶対にプラスになると思ってくれていました。

初めてお会いしてトレーニングを指導する方に、これだけ感情移入ができたのは初めてでした。
まさに私の理論は競輪選手のために練り上げてきたのではと思わせてくれるほど、熱く語ってくれたのです。

全国の競輪場が戦いの場ですが、そうそう広島での開催に来ることはないようで、今回は別府での開催を前に、広島経由の行程を組んでくれました。

この2か月の間、広島の選手のために練り上げてきたノウハウが、そのまま指導に生かせたので、とてもラッキーなタイミングとなりました。
伸筋を使うこと、背中を使うこと、普通の会話ではなかなか理解してもらえない大切なキーワードが、ストレートに分かってもらえる、私にとっては本当にありがたい存在となりました。

走るという行為と、自転車に乗るという行為は、一見まったく異質なものだと思われるでしょうが、私に言わせると全く同じからだの使い方になります。

そのことを何を言っているんだとか、素人に何が分かると言われるどころか、すべて私の言う通りで、まったく間違っていないと言ってくれるのです。

こうなると感情移入を通り越して、今回の3時間の中で、できるだけからだにその理論を染み込ませてあげたいと、必死になって指導させてもらいました。

どんな仕事も同じ気持ちで行っているつもりですが、こんなに楽しい時間を過ごせる仕事もそうあるものではありません。

今回の遠征にはDVDプレーヤーも持参してきて、私の作ったDVDも持って行ってくれました。
今朝さっそく連絡があり、「すごく勉強になります、あの動きを体現できるようになって○○(同い年で頑張っている広島の選手)を見返してやります」と送られてきました。

他の選手、特に伸び盛りの若手が私の存在を知り、指導を受けに来られたら、自分たちのような中堅は太刀打ちできないからと、なかなか紹介してくれなかった選手と同じく、自分も私の存在を知られたくないと言われるのですから、商売としては全く困ったことです(笑)

以前にも書きましたが、勢いのある若手は、私の指導を受けようなどとは思わないようです。
それが年齢とともに限界を感じ始めた頃に出合うことで、聞く耳を持ってくれる人が現れるのです。
だから心配しなくても大丈夫なのです。

本当は若い選手こそ、今のうちにトレーニングや体の仕組みといった本質的な部分に目を向けることで、遠回りせずに向上していけることは当然のことです。

生まれ持った体格に恵まれ、若さと勢いに任せて走っていられるうちは、それでもいいと思います。
逆に言えばそんな選手に対して、年齢も峠を越え、また体格にも恵まれない選手でも、正しい知識とトレーニングの方法を知れば、十分対抗できるんだということを証明していった方が、私自身の楽しみも増えるというものです。

具体的な方法論は、もちろん彼ら競輪選手にとっての企業秘密になりますから、ここで明かすことはできませんが、常に向上心をもって、高くアンテナを掲げている選手には、私の発信していることは届いているようです。

もう少し近ければと、地元の選手を羨ましがりますが、これだけ意識が高ければ、昨日の3時間だけでもたくさんの学びがあったと思います。
一般の方の施術を挟み、楽しい一日となりました。

また、前回の記事に対して西本塾生からコメントがありましたので紹介します。

西本先生、記事を読み返して断片的だったものが、繋がってきました。
先週末サッカーの試合があり、選手の動きをみていましたが、相手の選手で伸筋をうまく使う選手がいて、その選手と体をぶつけ合うときに屈筋を使ってぶつかっていっても、相手の選手に弾き飛ばされていました。
まさに、しなやかな強さを持っていました。
伝える相手にしっかり説明できるように、もっと読み返して理解を深めていきたいと思います。
第12期生 大石 浩之


そう言うことです、私から学んだことを自分の目で見て確認する、そのためにはやはり現場が一番でしょう。
私の選手の動きをみる視点が知りたいと言われることがありますが、それぞれ違う人間で、生まれも育ちも考え方も違うのですから、私と同じ視点など必要ありません。

何のために見るのかという目的がはっきりしていれば、見るところも変わってくるし、見えるものも違ってくるはずです。
漠然と視野に入るものを眺めているだけでは、物の見方は変わりませんから。

私の場合はだれに頼まれたのではなく、なんとなく見えているものの見方が、少し他の人とは違っていたのかもしれませんが、それだけのことです。

競輪選手のために、先日から乗り始めた固定ローラーでのトレーニングが役に立っています。
何がどこでどうつながるかわからないものですね。
そういう運命の元に生まれてきたのかもしれません。

今回は競輪選手の話でしたが、野球サッカーその他すべて同じです、いつでもどんなレベルの選手でも、レベルアップさせることができるように準備しておきます。

やはり問題は本人の意識と向上心ですね、私のやる気を引き出してくれる選手なら大歓迎です。

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何度目かの伸筋優位論

今日は伸筋の優位性というか、特性についてまたまた書こうと思っていますが、DVDを購入し実践してくれている、静岡の榊山さんから感想が届いたので、そのことから書き始めます。
短い文章ですが、私が意図したことが十分伝わっていることが分かり、有難い限りです。

西本直先生
いつも、お世話になっております。
先日、DVD届きました、迅速に対応して頂き、ありがとうございました。

DVDを拝見し、西本塾を思い出し、更に理解を深めなくては...と、身の引き締まる思いになりました。

感想ですが、塾でのベースとなる内容を振り返る事ができ、かつ、先生の模型を使った解りやすい説明で、その後に行った 、アイドリングの骨盤の縦への動きのイメージを深める事ができ、いつも行ってるアイドリングに比べスムーズに動かせている感じがしました。

以前の私のアイドリングでは、縦への動きを意識するあまり、体幹部の側屈曲を強くしすぎていた感じがしたのと、肩甲骨の主導の動きになっていなかった事が、再認識できました。

※こういう人が多いと思います。

動画を閲覧後のフライングバックの1の肩甲骨の寄せる動きと、爪先に重心をのせる動きの解説後、運動を実施した時の骨盤引き上げが、いつも以上に感じられたことと、背骨の動きも同じくいつも以上に感じる事ができました。

フライングバック後に、また、アイドリングした後は、更に股関節のクランクという構造を意識できるアイドリングになり、正確に伝えるという事に対して、自分がまだまだなことと、学んだことを深めるという意味で、更なる勉強になりました。

※それが狙いでもあり、正しいリアクションだと思います。

更に深く、そして正確に伝えられるように、何回もDVDを見直していきたいと思います。

風間さんが、書いた本で、伝わる技術 力を引き出すコミュニケーションを読んで、選手時代に、影響を受けたトレーナーとして、西本先生の事を書いてました、本を読んでて、凄く嬉しく思いました。

※けっこう難しいことを言っていたように思います、まだ覚えてくれているのですね。

今後もよろしくお願いいたします。

榊山 伸夫

榊山さんンは大学サッカー部のトレーナーとして、また治療院での活動と相変わらず忙しい日々を送りながら、私から学んだことを正しく伝えようと努力を継続してくれている方です。

感想に書いていただいた通り、私なりに真剣に伝えたつもりでも、すべてを理解してもらっているとは思えません。
そんな中でも、皆さんそれぞれが試行錯誤をしながら、私が出会うことのない誰かに伝えることを行ってくれています。

今回のDVDは、そんな皆さんにもう一度基礎の部分から思い出して欲しい、そして自分のやっていることが本当に自信を持って指導できるレベルにあるかを確認してほしい、そんな思いもありました。

榊山さんの言葉は、すべてがその通りで、ぜひその気持ちを忘れずに継続して取り組んでほしいと思います。

さて今日の本題ですが、『走るという行為』にしても、私の口から屈筋とか関節を曲げるなどという言葉は出てきません。
股関節の伸展から膝関節の伸展とか、広背筋を機能させて骨盤から背骨を伸展させて、などと、出てくる言葉は伸展伸展のオンパレードです。

今日はその中でも、いわゆる『体当たり』体をぶつけ合う際の、筋肉の使い方のイメージを表現しておきます。

西本塾や個人指導の形で、私から直接指導を受けていない人には伝わらないであろうということは、お断りしておきます。
客観性がなく理論とは言えないという指摘は甘んじて受けますが、せめて西本塾生の中では共通言語として認識してほしいと思います。

既に学んだ人たちは、指導の中で体当たりの仕方を伝えてくれていると思います。
育成年代の選手たちであれば、ぶつかる瞬間にからだを石のように固めることをジャンケンに例えて『グー』と言いながら力を入れてぶつかるときと、『パー』という言葉を発して、体が固まらないようにしたときに、どちらが相手に対して強く当たれるか、平たく言えば当たり負けしないかを比べてもらうと、体を固めない『パー』の方が強いことに不思議な顔をします。

これが固定概念です、硬さイコール強さ、強い方が勝つという一般的な常識から外れた結果に戸惑うのです。

ではなぜ固まらない方が強いのか、ここに私が伸筋を使いこなせるようになる、『伸kingトレーニング』を推奨している秘密があるのです。

筋肉の仕組みを説明する際、西本塾では単なる解剖学一般論の範囲を超え、筋肉の最終単位である『アクチン繊維』『ミオシン繊維』の滑走説を分かりやすく説明するために、私が30年以上前に考案した『3・5・7理論』と名付けた、筋肉の収縮形態から話が始まります。

ですから、この部分の理解のない人に屈筋だ伸筋だといくら説明しても理解してもらいようがないのです。

そして最も重要なことは、『伸筋には使っている頑張っているという感覚がほとんどない』のです。

それが『折れない腕』での実験であり、ラットマシンを使用したプルダウン動作での伸筋の優位性の感覚なのです。

もっと簡単な例で言うと、なぜ我々は地球の重力に抗して真っ直ぐに立っていられるのかという大命題です。
立っていても座っていても常に地面に対してほぼ垂直な状態を維持しています。
この時主として使われている筋肉こそが『伸筋』なのです。

神経の分類でも、24時間生命活動を維持するために働き続ける『副交感神経』という存在があり、その支配によって自分の意志では制御できない心臓やその他内臓器官の活動が行われています。

ですから心臓の筋肉は意志では制御できないという意味で、『不随意筋』と呼ばれます。
対するのは意思で動かせる『随意筋』ということになり、これらは骨を動かすためのもので『骨格筋』とも呼ばれます。

しかし、姿勢を維持するために常に働き続けている『伸筋』は、私の中では『不随意筋』に分類した方は良いのではとさえ思うのです。

しかし時として伸筋は、屈筋以上の筋力を発揮してくれるのですから、普段は目立たない新聞記者が、マスクをつけるとスーパーマンに変身する『クラークケント』のようなすごい能力の持ち主なのです。

何も知らない一般人が、一生懸命『屈筋』を総動員させて、3・5・7理論でいうところの3の収縮方向に目いっぱい収縮させてしまうことが、頑張っていることの証、一生懸命やっていると自他ともに認める状態を作ります。

その時、アクチンとミオシンの滑走は限界点に迫り、全く余裕がなく柔らかさとは真逆の状態となります。
『それが強さの証、そのために鍛えているのだ、何の問題があるのか、それで負けるのは鍛え方が足らないからだ』という理屈になるのです。

そこに私の伸筋優位理論が対抗すると、伸筋は本来の力を発揮している時にも、いわゆる頑張っている感がないのです。
そうでなければ、我々は長い時間立っていることも座っていることも、同じ姿勢で居続けることなどできるはずがないからです。


伸筋の収縮は3の方向に近づいてはいますが、常に余裕をもって冷静に収縮活動を制御できているのです。

『屈筋の収縮は目いっぱいの3方向、伸筋の収縮は状況を見ながら必要な幅だけ3の方向へ向かい、常に余裕を残している』これでも説明にはなっていないでしょうか。

実技を伴わなければまるでイメージが湧かないかもしれませんが、現実としてそういうことです。

階段の段差くらいの高さから、体を鉛筆のように固めて真っ直ぐ飛び降りると、着地の衝撃が脳天まで響くと思います、屈筋どころか伸筋まで総動員して固めてしまうと、まったくクッションがなくなるからです。

逆にリラックスしてぴょんと飛び降りれば、ある程度の高さならすべての関節と筋肉が衝撃を吸収してくれます。
体を固めても、地面の固さにかなうはずはありませんから。

体当たりも同じとは考えられないでしょうか、固い大きい強いものには、それ以上になって対抗する以外にないと考えてしまえば、上には上、強いものにはさらに強いものが必ず存在するのです。

だから私はそんなことに時間を着いたしている暇があるのなら、伸筋をもっと機能させるトレーニングを行い、柔らかさやしなやかさといった表現になりますが、それで対抗する体の使い方というものがあると説明し指導しているのです。

決して『ぐにゃぐにゃ』の柔らかさが良いと言っているわけではありません、しなやかさの中にも強さが必要なことは言うまでもありません。

そのために必要な体の使い方を身につけるためのトレーニングを『伸kingトレーニング』という言い方で指導しています。

西本塾生のみなさん、思い出してもらえましたか。
西本理論の根幹ともいえる部分です、自分はもう分かっているではなく、きちんと説明できる自信がつくように、しっかり学びを深めてください。

早寝早起きの私にしては、珍しく夜遅くに書いていますが流石に眠くなったのでおしまいにします。
努力の方向性が違えば、辿り着く場所は全く違ったところになってしまうということです。
世間の常識にとらわれず、自分の目で耳で五感を総動員して体の言い分に耳を傾けてみてはどうでしょうか。

麻痺が残ってしまった体、諦める前に読んでください。


昨日ツイッターで、脳出血による後遺症で右半身に麻痺が残った69歳女性の右肘が真っ直ぐに伸びたことを書いたところ、Kemさんから「知人が同じような症状に悩んでいます。真っ直ぐな状態にとは、いわゆるリハビリテーションを用いた方法でと言うことでしょうか?」と言う質問を頂きました。

ちょうど良い機会ですので、私が人間のからだに向き合う時の基本姿勢というか、どういう考え方で施術を行っているかということについて、少し書いておこうと思います。

まずお断りしておかなければならないことは、今回のことや、以前から何度か書いている『パーキンソン病』を患われている女性が、遠く岐阜県から何度も広島に足を運んでいただいていることなども含め、一般的には私が取得している鍼灸師としての資格や、主に行っている操体法を基本とした手技療法を行うことで、あたかも全てが改善するというようなことを言っているのではないということです。

パーキンソン病に関しては、もう10年以上前のことになりますが、私の長女が音大に通っていた2年生の時、専門としていたトロンボーンのスライドを動かす右手の指が震えるという症状に悩まされ、検査入院の結果『若年性パーキンソン病』という難病の診断を受けたこともあり、病気に縁のない方に比べれば知識はあると思います。

ですから、初めてお電話を頂いたときにもそのことをお話しし、パーキンソン病という病気が、私の施術によって改善するなどと言うことは、残念ですが有り得ないことは正直にお伝えしました。

その方はもちろんそのことは百も承知で、10年も前に書いた私の本を読んで頂き、人間のからだに対する私の姿勢と言うか考え方に共鳴していただき、現在の体の状態が少しでも改善できるかもしれないと思ったから、是非一度施術を受けてみたいと希望していただいたのでした。

QOL(クオリティーオブライフ)という言葉がありますが、日常生活における様々な状況の中で、少しずつ進行していく体の動きにくさを、せめて現状より悪くならないように、叶うならば少しでも楽に動けるように、わずかな望みをもって遠く広島まで来ていただいたのです。

この時なぜ私がその申し出を受けたのか、それがこれから紹介する30年近く前、私が会社員を辞めて故郷宇和島で治療院を開業したばかりの頃の出来事があったからでした。

このブログでも書き始めたばかりの頃に少し書いたことがあるので、すべてを読み込んでくれている方には、「あのことか」とピンとくるかもしれませんが、改めてその顛末を書いておきます。

宇和島での開業期間はたったの2年間でした。

その後縁あってサンフレッチェ広島にトレーナーとして招聘され、現在に至っています。

実家の目の前で開業しましたが、32歳まだまだ駆け出しの私の治療院を訪れる人は少なく、このままやって行けるのだろうと不安を感じていました。

そんな中、小さい頃から良く知っている、2歳年上でずっと目標というか、小学生のころにはソフトボール、中学からは野球部の先輩としてお世話になっていたNさんの兄嫁と言う方からお電話を頂きました。

その方の実のお母さんが、脳梗塞の後遺症で右半身に麻痺が残り、明るい性格で社交的だった方が、外出することもめっきり減ってしまい心配していたところ、その方のご主人の弟さんであるNさんから連絡があり、自分の後輩である私が、こういう仕事でUターンし開業したので、とにかく連れて行って診てもらえと言ってきたと言われるのです。

それも「1回2回でどうこうなるはずもないから、とにかく10回は通ってみろ、紹介した責任があるからその10回分の費用は自分が出す」とまで言っていただいたそうです。

Nさんは2年先輩ですから、高校を卒業されて以来お会いしたことがありませんでした。

それが別の先輩が私の治療院に来てくれたことから、私の話を聞き、「あいつは信用できる男だから」と、兄嫁さんに言っていただいたというのですから、言葉にすることが出来ないほど嬉しく、有難いと思いました。

そんないきさつがあって私の所に来ていただくことになったのですが、初対面の時、まったく配慮が足りず、記入していただく受付票とボールペンを、付き添ってきた娘さんではなく本人に渡してしまいました。

不自由な右手はボールペンで字を書くどころか、ちゃんと持つことも出来ず床に落としてしまいました。

ハッと気づいて配慮の無さをお詫びしましたが、明るい笑顔で「こんなことになっちゃったんよ」と言っていただきました。

30年近く前の出来事ですが、開業したての私にとって大きな出来事で、今でもはっきり思えています。

さて問題はそこからでした。

私が学んできた鍼灸の専門学校での知識や、渡辺先生から学んだ操体法の技術で、右半身が麻痺した体にどんなことが出来るのだろうと、不安の方が大きかったのです。

それでも10回は来ていただけるという言葉に、ほんの少しでもお役にたてる何かができるかもしれないと、もう頭の中をフル稼働して色々なことを想定していました。

まず、現状をチェックすると、ご自分の力だけでベッドの上に仰向けになっていただくだけでも一苦労、右足は自分の意志では動かすこともままならず、足先の感覚はどの指を触られているのかもまったく認識できない状態でした。

右手は肘から手首にかけての拘縮が強く、深く屈曲して伸びない状態でした。

こんな状態の体に対して私は一体何が出来るのだろう、不安を通り越して恐怖心さえ感じました。

とにかく1回目は固まった体が少しでも緩んでもらえるように、からだほわっとに時間をかけ(と言っても右足には何の感覚もないのですが)、足首・膝・股関節と動かせる範囲で動かしてみました。

上半身も同じように首を動かす操法などを行いました。

1時間ほどの施術が終わり、どんな感想が聞かれるかと本当に不安でしたが、意外にも「体がほっこりしてとても気持ちが良かったよ」と言っていただいたのでした。

今までずっと緊張していた体が、私の施術を受けている間は病気を患われて以来感じたことのないゆったりとした時間が過ごせたので、ぜひ続けてきたいと言っていただいたのでした。

どこがどうなるとかいう問題ではなく、どんな形でも喜んでいただけるのなら、私自身もしっかり頑張ろうと思わせていただきました。

さてここからです、ただ気持ち良さを求めて来て頂いていたのが、何回目かの時に、「今触っているのは親指かね」と言葉を発したのでした。

まったく感じられなかった右足の感覚に変化が出てきたのです。

次の変化は、動かせる左足を操法の要領で様々に動かしてもらう時、明らかにそれをサポートするように右足にも力が入っている感覚が出てきたのです。

本人は自分で力を入れている感覚はありませんが、左足を誘導するときに右足も支えているのですが、はっきりと筋肉の収縮が感じられるようになっていきました。

回を重ねるごとにそれがはっきり分から様になり、頭を起こしてそれをご自分の目で確認していただくと、動かないと思っていた自分の右足が間違いなく動いていることに驚きを隠せない様子でした。

そんなことを繰り返しているうちに、足の指の感覚が識別できるようになり、それぞれの指に抵抗をかけると、それを押し返すという反応も出るようになりました。

その頃には治療院を訪れる人も増え、これでこの先もやって行けるかもしれないと思い始めた頃、降って湧いたように広島行きの話が持ち上がり、いよいよ最後の施術の日を迎えました。

その際何とご自分でおろしたという刺身をお土産に持ってきて頂いたのでした。

初めて来て頂いたときには、ボールペンを持つことさえ出来なかった右手が、お刺身をおろすということまで出来るようになっていただいたのです。

あの方との数か月は、生涯忘れることは出来ないと思います。

今、別の方の施術で同じようなことが起こっています。

どんな考え方でどんなことを行ったか、皆さんが知りたいのはそこだということは十分承知しています。

いわゆる片麻痺の患者さんに対するリハビリと言う行為が、医療現場の中でどんな風に行われているのか、実際に見たことはありませんので断定はできませんが、聞いたところによると、固まって動かなくなってしまった関節部分を、このまま動かさないと一生動かすことが出来なくなるからと、本人がどんなに痛そうな顔をしようと、頑張って動かしましょうと、曲げたり伸ばしたりを強要されてるようです。

ここにまず疑問を感じました、痛みをこらえ我慢に我慢を重ねた先に本当に望む結果があるのだろうかと。

現実として多くの方はそのままの状態が続いていると思います。

私が考えたのは、脳からの神経を介しての指令は、両側性であるという神経生理学で学んだ基礎的なことでした。

どういうことかと言うと、動かせない右腕に対してどんなに働きかけようと、痛みを伴いけっして思うようには動きてくれません。

ならばちゃんと動かせる左手をしっかり動かすことによって、脳からの刺激を左手にもオーバーフローさせてはどうかと考えたのです。

やってみてもらえば分かると思いますが、我々でも片方の手で重いものを持ち上げようとしたり、細かい作業をしようとしたとき、反対側の手は知らん顔をしているのではなく、微妙な動きですが協力というか参加していることが分かります。

私が子供の頃、NHK教育テレビのスポーツ教室だったと思いますが、当時の日本チャンピオンで長谷川さんだったと思いますが、ラケットを持つ反対の腕を体に縛り付けたままの状態で、小学生くらいの選手と打ち合って負けてしまうというシーンを見たことがありました。

もちろん当時は今のような発想のもとに番組を見ていたわけではなく、本当に偶然のことでしたがなぜか頭に残っていました。

そのことと神経生理学の基礎がつながって、不自由な右手だはなく左手を様々に動かすと、右手にその命令が伝っていくと考えたのです。

体を動かすという行為は、脳が神経を介して筋肉に指令を届けることなのですが、その指令を改善するためには、逆の回路つまり触れられているとか、つねられて痛みを感じるという求心的な感覚から改善する必要があるということも感じていました。

私が外部からの刺激として触る動かすという刺激を脳にどれだけ伝えられるか、その結果として脳から筋肉に刺激を届けるという遠心性の回路が回復する、そんな考え方の元に施術を続けました。

その後数年して広島に移り住んだ後のことですが、やはりテレビの番組で、たしかスウェーデンだったと思うのですが、体育館くらいの広さの中に何十台ものベッドが並び、それぞれに専門の理学療法士がついてリハビリを行っているというシーンを見ました。

そこで説明されている方の言葉を聞いて驚いてしまいました、考え方や行っていることは、ここまで書いてきた私の考え方とそっくりそのまま同じでした。

私自身専門的にリハビリを勉強していなかったのですが、まさに「やっぱりそうだったか」と膝を打ちました。

こういう考え方でリハビリを行おうと思えば、一人に対してマンツーマンで行わなければなりませんし、何より時間がかかります。

今の日本の健康保険制度の中で、スウェーデンと同じことを行ってほしいと思っても、おそらくは無理でしょう。

ならば身近にいるご家族が行うことは出来ないでしょうか。

医師法に違反するとか、医療行為だからやってはいけないなどと言うレベルの難しい行為ではありません。

長々と書いてきたように、まずは動かすことが出来る方の手足をしっかりと動かすこと、そして不自由になってしまった手足にたくさんの刺激を与えてあげることです。

揉んだりさすったりでもいいし、痛みのない範囲で関節部分を曲げたり伸ばしたりを繰り返してもいいでしょう。

医療機関に任せきりにすることなく、心を込めて行うことで何かが起こるかもしれません。

繰り返しになりますが、これをやったら必ず回復するということを言っているのではありません。

ただ痛い思いをしても大きな改善が見られず、こんなものかと諦めてしまっているとしたら、痛い思いも苦しい思いもすることなく、少しでも良くなればという積極的な気持ちで取り組み続けることは、絶対に無駄にはならないと思います。

今施術を継続させていただいている方は、30年前の方に比べると変化のスピードがとても速いように思います。

これは私のこれまでの経験から、少しだけ自信を持って行っているからかもしれません。

『人間のからだには無限の可能性がある、病気になってしまったこと麻痺が残ってしまったことを悔いるより、少しでも改善の余地があるのなら前を向いて取り組んでみよう』、今日の記事からそんな思いを持っていただける人が一人でも増えていただければ、長々と書いてきた甲斐があると言うものです。

一人でも多くの方に私の考えがお役に立てますように。

バスケットボールにおける体の使い方もまったく同じです。

3月も今日を残すのみ、3月は去って行くと言いますが、本当にあっという間に4月を迎えます。

3日前の28日のことですが、一昨年の暮れ「走り体験会」に愛知県から参加してくれた鈴木さんから、久し振りに電話がありました。
半日だけの体験会でしたが、なんとバスケットボール持参で参加し、本来の趣旨とは外れますが、自分が専門としているバスケットのことを聞きたいという、ある意味ずるい考えを持って参加してきました。

会が終了後、そういう話になったので、他の参加者には申し訳ないですが、鈴木さんのために、バスケにおける西本理論の応用的なことを少し話して、室内の狭い場所の中ではありますが、向き合ってチェストパスを行いました。
30代半ば、地域のバスケットボールクラブのコーチが仕事の鈴木さんが、私の繰り出すチェストパスの早さに、結果として驚くことになりました。
そしてフリースローの時の体の使い方を少し指導したところで時間となりました。
感想の最後に書かれていることは、そのことを受けてのものです。

私の理論や体の使い方に、相当興味が湧いたようでした。
そして先日、同年代のサッカー選手で、GKを長くして来たという方が個人指導を受けに来たという記事を読み、その中で居着かない動き出しや、引き戸を開ける時の体の使い方という言葉に、気になるところがあったようで、今日の明日でと、翌29日に広島に来てくれました。

私が今指導している体の使い方、居着くかず重心移動で動き出す動きや、落下捻転の左右と45度後方へのステップバック、また大腿骨の大転子の位置で、相手の動きを制することができること、そして屈筋で体を固めて相手とぶつかるのではなく、伸筋の性質を理解して、頑張らないことで結果として屈強な相手にも当たり負けすることがないという、にわかには信じがたいことなど、今指導対象のメインとなっているサッカーという競技以上に、バスケットボールという競技は、そういうことの繰り返しだと以前から思っていました。

コンタクトスポーツではありませんが、実質的にはまさにコンタクトスポーツと言っても良いと思います。

今回の来訪は、バスケの指導者がやっと来たかという気持ちでした。

私が行ったチェストパスのイメージを、書いておかなければならないでしょう。

一般的な(もちろんそうでない人もいるとは思いますが)イメージは、ボールをキャッチする時に肘を伸ばしてキャッチするはずですが、その時体の前側の胸やお腹の筋肉に力は入っている人が多いと思います。
ボールを胸に抱え込む感じです。

その縮めた胸から肘を伸ばすという使い方は、胸筋・腹筋を使って体の前側を屈曲させたまま、肘を伸展させるという、体にとって自然とは言い難い動きをさせてしまいます。

それに対し私は、骨盤をしっかり引き起こし自然に背中が反った姿勢で肩の力を抜き、股関節ひざ関節、足関節を緩めた状態で重心を少し下げ、背中を丸めるのではなく、背骨を反らして肩甲骨を背骨の方に引き寄せる感じで、肘が後ろに引かれ、胸に近づいて行くというイメージでキャッチをします。

結果としてボールをキャッチした手が胸に近づき、引き寄せられた肩甲骨を開きながら肘を伸ばせば、ボールが勝手に飛んで行くということになります。

背骨の伸展から、肘関節の伸展という、まさに私の言う「伸展からの伸展」という体にとって無理のない効率的な動きができると言うわけです。

専門外どころか、学生時代にちょっとやったことがあるというレベルの競技の動作でも、真剣にプレーし続けている人を驚かせる動きが見せられるのも、すべては人間の体に仕組まれたカラクリを効率的に生かすという、シンプルな考え方が身に付いてきたからです。
逆に言えば素人だからこそ、それぞれの競技に独特な体の使い方に染まっていないことで、正しいと思うものは正しいと、違うなと思うことは違うと素直に言えるからだと思います。

指導の翌日、すぐに送ってくれた感想をお読みください。

西本さん、この度は急な申し込みにも関わらず、2時間以上も個人指導していただきありがとうございました。
昔から感想文というものが苦手ですが、思ったこと、感じたことを書せていただこうと思います。

結論として、バスケにおける常識と言われるもの、特に疑わずにみんながやっているものが、どれだけ人間が本来持ってる力を使い切っていないかをすごく実感させていただきました。

骨盤、背骨、肩甲骨のつながり、姿勢によって肩甲骨が使いきれること、背骨を介した全身の連動、屈筋と伸筋の強さの違いを実感させてもらってからのチェストパスは、自分でも実感できるほど違うものになりました。

ボールを押すのではなく、自分の体の連動の結果、ボールが押されてパスになる。
ボールを扱うよりも、自分の体を人間本来の使い方で扱うことが大事なんだと思わせていただきました。
ドリブルでもシュートでも同様に、どれだけ姿勢をよくして、背骨を介して全身を連動させられるか。

ドリブルやディフェンスにも必要な居着かない動き、引き戸の動き、コートの狭いバスケだからこそ必要な大転子を意識したコンタクトやスライムを使ったどうやってぶつかればいいかの話。

子どもにどう教えたらいいかまで教えていただき、本当に濃密な時間を過ごさせていただきました。

30年以上の癖で、つい顎が下がり猫背の悪い姿勢になってしまい、何度も注意していただきましたが、そこを直す、背中を意識するためにも、FBTの継続、アイドリングの継続をしていきます。

また機会を作り、西本さんの元を訪れたいと思います。
この度はありがとうございました。

追伸
今朝外のコートで一人でシュートの練習をしました。
シュートの結果を意識せずに全身の連動、うねり、股関節、背骨、肩甲骨の開きからの腕の伸ばしなどを意識したところ、いつもより楽にシュートが届きました。
前回みたいに連続で入るとはいかなかったですが、前回よりも自分の体に実感がありました。

鈴木 主

鈴木さんありがとうございました。
普段接することができないバスケットボールという競技を専門として指導している方に、私の理論がそのまま当てはまることを知っていただき、楽しい時間を過ごさせてもらいました。

今回知っていただいたことを、今指導している子供達にしっかり伝えてあげてください。

一人でも鈴木さんのような指導者を、そしてもっと多くの競技の指導者にも、固定概念にとらわれることなく、だれの為の指導なのかをしっかり考えて、視野を広げて欲しいと思います。

攻めの姿勢で前進します。

最近色々な意味で忙しく充実した毎日が続いています。

5月に最初の出番がある、西本塾生でもある『倉本和昌』さんが主催する、『世界に通用する!チームと個人の育成が両立できるサッカーコーチ養成セミナー』と銘打った講習会に講師として参加するための資料作りから始まりました。

そして以前から考えてはいたものの、なかなか行動に移せなかった『効率的な走り方を身につけるために』と題したDVDの作成を実行に移したことで、今まで使ったこともなかったパソコンのソフトを起動したり、新たなアプリをダウンロードしたりと、まさか自分がこんなことをするとは思っても見なかったことに挑戦しています。

心境の変化というわけでもないのですが、私自身は孤高を貫く覚悟はできていても、これまで私の元で学んでくれたたくさんの人たちが、私と同じように、いや私以上に悪戦苦闘していることは、十分承知していました。

それぞれの競技でそれぞれの考え方があり、そこで実績を上げている指導者の元に人は集まり、固定概念という大きな縛りの中で、本当の意味で正しいと思っていることも、聞く耳すら持ってくれないという現実があります。

私と出会う前には、ほとんどの方が同じくそう思っていたはずです。

それが二日間という短い時間とはいえ、「人間の体はそういう風に作られていたのか、こうやって使うことが効率的で安心してスポーツに取り組める基本だったのか」と、ほぼ例外なく私の考えを受け入れ、それぞれの環境に帰って行くことになります。

そういう人たちが自信を持って指導できるように、今の私ができることは、『こうすればこうなる』という確固たる証拠というか、言葉だけではなく映像として、実際に動く姿を提供しなければならないと考えるようになりました。

西本塾生へDVDを作成した旨を知らせてからまだ数日ですが、想像していた以上なのか、そうではないのか、私の中でも評価がしずらいですが、購入希望のメールが届いています。

そこに記された近況報告には、私の想像通り、固定概念の壁に押しつぶされそうになりながらも、懸命に西本理論を駆使して、選手や患者さんのために奮闘する姿が目に浮かぶような文章が綴られています。

私の起こしたアクションが、まさにタイムリーだという言葉も何人もから聞こえました。
まさにそのタイミングだったのかもしれません。

昨日は遠く愛知県から、バスケットボールクラブのコーチをしている方が、指導を受けに来てくれました。
詳細は感想が届いた時に、改めて書きますが、私の理論はどんな競技にも当てはまるものだと、改めて確認させてもらいました。

と言うよりサッカー以上に、体の当て方はバスケットボールにこそ必要だし、背骨から肩甲骨のしなやかでかつ力強い連動は、パスやシュートといった基本動作にそのまま当てはまり、『人間の体はね・・・』から始まる私の説明はバスケを真剣に行っている方にこそ聞いて欲しいと思いました。

そんな中、遠隔サポートを受けていただき、サッカーの動き作りに取り組んでいる宮澤さんから届いた近況を紹介したいと思います。

ご無沙汰しています宮澤です。
もうすぐシーズンが始まるというところで、日々試行錯誤しながらトレーニングをしています。
新体制のチームが始動してからここまで、去年出会った西本理論を軸にトレーニングに取り組んできて、一言で言うと、3歩進んで2歩さがる。でも、色々な過程を経て確実に1歩ずつ進んでいるなという印象です。

フライングバックを継続する事で、特に意識しなくても、常に骨盤が前傾して、背中が綺麗なS字を描いているという姿勢が普通になりました。

ドリルにおいても、最初は苦手で、つい重心が下がってしまいがちだった前後左右への動きも、軽やかに、かつ背中がよく動くというか、背骨の動きなんかも感じつつ出来てきています。

ドリルを継続していく中で、もっと上手く出来るように、そしてピッチで生かせるように…とやっていくと、むしろ今では、落下捻転からの前へのダッシュの方が難しく感じます。

もっと、力まず「スッ」と疾風の如く走る……頭の中ではそんな完璧でカッコいいイメージがありますが、そこまでは、まだまだです(笑)

ここ2.3ヶ月で特に感じたのは、やはり実際のプレーの中でまだ力んでしまうようなシーンがあって、そういうシーンや時間が多い時は、身体にもサインとして表れるなと感じました。

特に自分の右膝は、去年、一昨年の負傷で今でもだいぶデリケートなので、ちょっと屈筋優位でプレーしたりすると、ちょっとした痛みなどで教えてくれます。

自分のプレースタイルでは、運動量というのが持ち味の一つでもありますが、点を取りたい!という焦りや、ボールを取りたい!という焦り。
ここはメンタル的な側面もあると思うのですが、そういった焦りの部分から、気づけば歯を食いしばって、常に3・5・7の3に近いところでプレーをしてしまう……結果としてパフォーマンスやゴールという結果に表れないというところがあるな……と最近プレーをしながら感じています。

つい先日の決定機を外した場面も、具体的にその時のシーンを思い出すと、裏に抜け出す時に、落下捻転からの動き出しがまず出来ていなかった→結果本当に僅かですが1歩が遅れる→ボールが自分の身体から離れる→シュートをなんとかしますが、ボールが身体から離れてるので無理なら態勢で枠外へ……という感じでした。

ただ、今までだったら、こういったフィードバックは出来なくて、意識や気持ち、技術……などで片づけることしか出来なかったのですが、これだけ噛み砕いて自分自身で振り返る事が出来るのは全てのスポーツに共通する身体の効率的な動かし方という事が自分の身を持って理解出来てきているからかなと感じてます。

常に涼しい顔で、余力を残しているかのように、豊富な運動量を発揮する。
そんなプレーが出来るように、そしてピッチで常に効率的な動きが出来るように、ドリルの継続や、自分なりに試合をイメージしながら身体を動かしたり……といったところを継続して、今シーズンどれだけ成長出来るか。
自分自身と勝負したいと思います。

また、夏に石川で試合をする際は、丸田(注、宮澤さんと同じく遠隔サポートを受けてくれた小学生のサッカー選手とそのお父親)さんが観戦に来てくださるようなので、そこでいいパフォーマンスを発揮出来るように、ゲームに出られるように、見本となれるように…今から少し勝手にプレッシャーを感じながら…笑
頑張っていきます!

また、西本さんが作成されたDVD、是非購入したいと思いますのでよろしくお願いします!

サッカーをやっている人には、実感としてよく伝わると思います。
西本理論と呼ばれているものの理論と実践が、まさにサッカーという競技の中でどう活かされているか。
私がどれだけ言葉を並べても伝わらないことが、宮澤さんの文章から伝わっているのではないでしょうか。

ただがむしゃらに頑張るのではなく、冷静に自分の動きを分析できなければ、何をどう向上させようというのでしょうか。
多くの問題点が示唆されていると思います。

先ほど西本塾生で、地元広島で定年退職後も教壇に立ち中学生の指導をされている『安田美喜雄』さんがDVDを受け取りに来てくれました。
陸上部の子供たちのために、真剣に西本理論に取り組んでくれている方です。

改めてDVDを見て、現場での指導に活かしていただけると思います。
色々なお話を聞かせていただきましたが、固定概念云々ではなく、すべては子供たちが安全に陸上競技に打ち込める環境づくりのためにと、真剣に学び続けている姿には頭が下がる思いです。

本当に多くの方が、私との出会いによって新たな発想と視点を手に入れ、何が正しいのかを判断することができるようになったと思います。

それらは自分の権威や立場を守るためではなく、すべては目の前にいる選手であり、医療関連の技術者であれば患者さんのためであるべきなのです。

指導者が聞く耳を持たなくても、実際にプレーする選手たちは絶対に分かります。

過去の実績や経験だけで物を言っている人間たちは必ず取り残されていきます。

そんな連中に構うことなく、多くの子供たちのために頑張って欲しいと思います。

このことは他の西本塾生の皆さん、すべてに当てはまると思います。

私も立ち止まることなく二の矢三の矢を準備しなければなりません。

『来る者を拒み去る者を追わず』どころか、斜に構えて聞こえないふりをしている者たちのことなど構うことなく、前に向かってどんどん進んでいきましょう。

まだまだ先頭を譲るつもりはありません、倒れるまで走り続ける覚悟です。

ちょうど今、昨日個人指導を受けてくれたバスケットボールコーチの鈴木さんから感想が届きました。
すぐに紹介したいところですが、長くなるので次回書きます。


プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
今年は「西本塾」3月10・11日と9月8・9日に、「深める会」を4月8日と10月7日に、そして「走り方錬成会」を12月29日に予定しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください.
「1回5分体が喜ぶ健康術」はアマゾンで在庫切れのことが多く、購入希望の方にはご迷惑をおかけしています。
出版元からの購入は可能ですので、ガリバープロダクツ(代)082-240-0768までお問い合わせください。

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