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フライングバックトレーニングの先にあるもの、西本塾生からの報告が届きました。

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。
連日の更新となります。

西本塾を始めて6年以上が過ぎましたが、初期の受講生、6期生の『清水公也』さんから、報告が届きましたので紹介させていただきます。

こんにちは、ご無沙汰しております。

コロナコロナでいろいろ大変です、先生のブログはいつもチェックしており、先生も頑張っているんだなと思うと元気づけられます。

今回はちょっとした報告をしたく、メールしました。

下の子供(中3男子:陸上部)に『フライバックトレーニング』を4月より行わせております。自分がやっているのを見ていて、「一緒にやってみたい」との事で、DVDをみたり、自分が指導(?)してやってます。

そんな中、昨日、本人がふと「走るのが楽、滑っているようだよ。」と言ってました。

「滑ってる」という表現を詳しく聞くと、「すーっと走れる」との事です。自分も「背中が使えている証拠だね」とアドバイスしました。

今は子供も部活はできず、自主トレで道路を走ってますが、よい手応えがあるようです。
今後も継続していくよう、見守っていこうと思います。
以上です。

まだ色々制限がありますが、今しかできないことを続けていこうと思います。
先生のブログの更新も楽しみにしています。

今後ともよろしくお願いいたします。

清水 公也

清水さんは、理学療法士として病院勤務を経験された後、柔道整復師の資格も取られて、埼玉県の深谷市で『整骨院 清水』を開業されている方です。

いかがでしょうか、『フライングバックトレーニング(FBT)』を、西本塾の第1回から指導してきましたが、こうして実際の変化を報告して頂けると、改めて正しいことを伝えてきたと自信になります。

先日も『FBT』をYouTubeにアップしましたが、動画を見て実際にやってみても、これが一体どんな効果があるのか、直ぐに実感できる人はいないと思います。

強いて言えば、直後から『姿勢が良くなった』という感覚は皆さん等しくあると思います。

清水さんの息子さんが、陸上競技をやっているとのことで、私が指導している『西本走り』の指導を直接受けてもらってはいませんが、その本質的な感覚を身に付けるためには絶対にFBTが必要なのです。

地面を蹴らない着地の衝撃も少ない、体の負担が少なく、まさに滑るように走ることができる、それが『西本走り』の目指すところです。

こちらの動画も、障りの部分をYouTubeにアップしてありますので、ご参照ください。

FBTにはこれをやったらこうなるという派手な効果は感じられないと思いますが、継続していくうちに自分自身の体が何かを語りかけてくれるようになります。

どのくらい続けたらどんな効果がありますかという質問をされることがありますが、目先の効果ばかりに目が行くと、本来得られる本質的な効果は得られません、と答えるようにしています。

走るという行為を専門とする陸上競技の選手だからこそ、西本走りの本質を知りFBTを、継続すればある日ある瞬間ににっこり笑える日が来るはずです。

当然ですが、その他多くの競技の選手にも当てはまることですが、陸上競技の選手からこういう感想が聞かれたことを嬉しく思います。

清水さんありがとうございました、息子さんの活躍を期待しています!

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「やっぱりね」話題のシューズ「ヴェーパーフライ」と『西本走り』の関係

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。

昨日のことですが、明日から防府競輪場で開催される『第23回山頭火賞争奪戦競輪』に出場する為、79期S級2班に所属する『八日市屋浩之選手』が、レース直前のトレーニングと体の調整のため、遠く石川県から直接防府に行くのではなく私の所に来てくれました。

八日市屋選手とのご縁は、昨年の千葉県の災害の際、友人の経営するガソリンスタンドでボランティアとして足漕ぎポンプを使って給油する姿が全国的に話題となった、千葉県の87期S級1班に所属する『山賀雅仁選手』に八日市屋選手が私の存在を聞き出したことから始まりました。

聞き出したというのは、山賀選手は私との出会いから、大きく強くというこれまでのトレーニングの目的とは違った『体の使い方』という概念があることに気付き、それ以来中四国九州と、広島に近い地域でレースが行われる際には、わざわざ広島経由で会場に向かうという事を3年以上に渡って続けてくれています。

結果として同じ競輪選手である八日市屋選手の目にも、明らかにこれまでの体の使い方というか動きが変わっていることが分かり、それまでほとんど会話したことがなかった山賀選手からその秘密を聞き出そうと何度か話しかけてみたものの、私の存在を聞き出すことができなかったそうです。

ブログでも何度か書きましたが、競輪選手は自分以外全ての選手がライバルです、それこそ選手それぞれが何か自分に役に立つものはないかとアンテナを張り巡らせているそうです。

いつ同じレースで対戦するか分からない選手同士ですから、他の選手のレースはしっかり見て研究しているそうです。
そんな中でも山賀選手の変化は誰の目にも明らかで、かなり注目を集める結果となっていたようでした。

しかし敵に塩を送ることはしないという意味だけではなく、私の性格や指導方針を知った山賀選手は、中途半端な気持ちで他の選手が私の元を訪ね、私をがっかりさせる結果になることを一番心配し、他の選手から聞かれても私の存在までは明かしてこなかったということでした。

あの足漕ぎポンプを使ったボランティア活動の後、私と山賀選手の関係をもう隠す必要はなく、公にしても良いでしょうということになりました。

八日市屋選手が山賀選手から私の存在を聞き出せたのは、単に山賀選手の動きの変化に興味を持ったというだけではなく、自分が競輪選手としてもっともっと成長したいという強い気持ちがあったからだと思います。

当然全ての選手にその思いはあると思いますが、八日市屋選手は2200人ほど居る現役の選手の中で、身長が小さい方から3番目158㎝という、体格的には恵まれておらず、年齢も44歳とすでにベテランの域に達している選手だったのです。

なかなか本当のことを教えてくれない山賀選手に、レースで顔を合わせる度に食い下がって、ついに私の存在を聞き出したそうです。

初めて電話をもらった時に「千葉の山賀の紹介で」と言われた時、思わず「えっ」と声が出ましたが、「山賀は西本さんのことを他の選手には教えないと決めていることは聞いていて、山賀の紹介でと言うときっと西本さんが驚かれると思っていました」と笑って話をしてくれたことをよく覚えています。

更にもっと驚いたのは、私の存在を知ってから初めてお会いするまでそれほどの時間はなかったと思うのですが、この文字だらけの長ったらしいブログの内容も、私が書いた2冊の本の内容も全て読み込み、ある意味私以上に私の考えをよく理解してくれていて、初めてのトレーニングの際には、『1を聴いて10を知ると』言う言葉がありますが、本当にこんな人がいるのかと驚かされ、また嬉しくなりました。

山賀選手にしても八日市屋選手にしても、普段拠点としている地域が遠いため、年に2回から3回程度しか直接お会いして指導することはできませんが、だからこそ2人とも普段から私から学んだことをしっかり形にしようと、自転車の乗り方だけではなく体の整え方や動きづくりのトレーニング、またFBTなど感心するほど真剣に取り組んでくれています。

八日市屋選手は競輪場に入ると外部との連絡は遮断されインターネットも見ることができなくなるので、私の本2冊と『効率的な走り方を身につけるために』のDVDを3種の神器として持参してくれていると言う筋金入りの『西本理論』信奉者です。

そんな八日市屋選手に、昨日久し振りにお会い出来ることをとても楽しみにしていました。
競輪選手としてのトレーニングや体の使い方に関しては、詳しく書いてしまうと、私から他の選手たちに塩を送ることになると困りますので書けませんが、今日どうしても記事にしておきたかったことは、トレーニングの後一緒に行った食事の際の会話でした。

内容は最近大きな話題となっているランニングシューズ、NIKE社製の厚底シューズ『ヴェーパーフライ』『西本走り』の関係についてでした。

このシューズに関しては、私なりに情報を集めていました。

ヴェーパーフライが目指しているランニングフォームのコンセプトは、私が提唱している西本走りそのものではないのかと、八日市屋選手は直ぐに感じたと言われるのです。

さらにはマスコミで取り上げられ詳しい説明を聞く度に「やっぱりね」と笑ってしまったそうです。

何が可笑しいのか、何度かしかお会いしていない八日市屋選手だからこそ、私が発信し続けている文章を、表からも裏からも読み込み、DVDを見続け日々実践してくれているからこそ、事の本質を直ぐに感じとられたのでしょう。

そうなんです、あのシューズを履くと『西本走り』に必然的になってしまうのです。

「西本走りは変な走り方で、ゆっくりなら楽に走れるがスピードは出ない」こんな感想を持っている人も多いかもしれませんが、指導の最初からスピードを目的にすると、絶対に効率的でかつ効果的な体の使い方を体に染み込ませることはできません。

そのことを昨年末の走り体験会で解説し理解してもらおうと準備していましたが、参加者がお一人だったことがとても残念でした。

ヴェーパーフライの恩恵を本当の意味で受け取れるのは、ケニアやエチオピアといったアフリカ大陸出身の選手たち、それも私の提唱する西本走りをほぼ完璧に体現できている選手たちだと思います。

勿論そうでない選手たちにも大きな影響があって、お正月の箱根駅伝や先週末広島で行われた男子駅伝の結果を見るまでもなく、まさに高速レース区間新記録ラッシュの大会となりました。
当然の結果です、あのシューズのお陰である程度のレベルの選手が普通に走れば、着地はほぼ股関節の真下となり、着地の衝撃は大きく軽減されます。

加えて靴底の構造で股関節のクランクが働きやすくなり、着地した瞬間に逆足の膝は前方に降り出されます。
さらには骨盤がしっかり引き起こされていれば、振り出された膝から下は無理にそこから前方に降り出して歩幅を広げる必要はなくなり、自然に増した回転数で十分にスピードを上げることができるのです。

西本走りの着地は結果として爪先着地になると説明してきましたが、このシューズを履くとそうならざるを得ないのです。

男子の高校駅伝の際に、骨盤の反りができていないのにこのシューズを履いている選手が、着地でかかとが早く着いてしまいバランスを崩しかけたシーンをたまたま見ましたが、これこそシューズ頼みの走りになってしまう弊害と言えるでしょう。

国際レースではこのシューズの使用が制限されるかもしれないと言う報道もありますが、スケートのスラップスケートが許され、水泳のレーザー・レーサーは禁止となった過去を思うと、どう言う裁定が下されるのか注目しています。

何よりNIKE社の開発コンセプトは、世界記録を塗り替えていくアフリカ系の選手たちの走り方を誰でも体現できることだったと思います。

ならばアプローチの仕方は違いますが、私の提唱している『西本走り』は、正に同じことを道具に頼らず、自分の体を使って誰でも到達できる夢のような走り方なのだと、改めて思った次第です。

それにいち早く気付き「やっぱりね」と膝を打った八日市屋選手は、本当に凄い感性の持ち主だと思います。

過去指導した方々の中でここまでの理解してくれている方がどれくらいいるのでしょうか、私の口から言ってしまうと後出しジャンケン的な自慢話と思われてしまう可能性もあるので控えてきましたが、八日市屋選手との会話の中で、私以上にそう思ってくれている選手がいたことに意を強くして、今日の記事としました。

ケニアの選手だからできる、サッカーであればメッシだからできるロナルドだから出来るではなく、同じ人間として体の使い方という視点で研究していけば、同じにはならなくとも近づくことは十分可能だと思います。

ただ今回のヴェーパーフライの場合は、現時点で動きに勝るアフリカ系の選手たちが、既にシューズを履きこなしているわけですから『鬼に金棒』とはこのことで、オリンピックのマラソンコースが北海道に移ったとはいえ、多少なりとも地元開催のメリットはあるかもしれませんが、果たして同じシューズを履いた日本選手たちがメダルに届くのか注目したいと思います。

何はともあれ、私の考えていることをこれだけ理解し、自分の中で応用発展させ、直接指導を受ける機会は少ないとはいえ、その時にしっかり疑問を整理できる八日市屋浩之選手との関係はトレーナー冥利に尽きるというものです。

私自身が沢山学ばせていただいたことを、多くの方に還元して行きたいと思います。

時代が私の考えにやっと追い付いてきたと言うことでしょうか(笑)

指導することは、まさに私自身の学びを深めることです。

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。

東京出張に合わせ、昨日から水戸に来ています。
昨日は常磐大学高校サッカー部の指導をさせて頂きましたが、そのことは改めて記事にします。

今日は先週大阪で行った個人指導を受けて頂いた中山さんから、詳細な報告と感想を送って頂いたので、実は今、偕楽園のバス停で水戸駅行きのバスを待っているところなのですが、何はともあれ中山さんからの報告を記事にしなくてはと、ベンチに座ってスマホに向かっています。

毎回中山さんからの報告には驚かされるのですが、私がコメントを挟むより、この文章をじっくり読んでいただければ、西本理論の中身がより理解できるのではと思います。

西本先生

大阪でのご指導ありがとうございました。
今日は水戸での出張ご指導お疲れさまでした。
指導者の方や選手たちのなんだこの動きはという驚きの顔が目に浮かびます。

練習の中では、うまくいったいかなかったの結果にフォーカスするのではなく、結果を導くためのプロセスの意識づけが正しくできているか、プロセスと結果の関係を振り返りフィードバックできているか。
そこに指導者と選手がフォーカスして取り組んで、結果の向上を目指すことがトレーニングなんだという当たり前のことを実感しました。


また、技術の中にも本質的な部分と手先足先の誤魔化しの部分があり、その区別を理解し、優先順位を決めること。
手軽な誤魔化しに逃げず、本質の部分にどれだけ地道に本気に取り組めるかが成長の鍵になると思いました。

そういうことを教えてくれる指導者はほんの一握りもない、わずか爪先ほどの稀有な存在なのでしょう。
体の動かし方に関しては、選手は自分の感覚を頼りに手探りで、懸命にがんばるだけ、指導者は自分の成功体験や教科書レベルの勉強を頼りに、選手にただ結果を求めるという関係が多いと思います。
技術の原因と結果が理解できないために、改善策はいつも「集中しろ、気合入れろ、思い切ってやれ」の精神論のみ。
なぜできないのか、どうすればできるようになるのか。
それを伝えられなければ指導ではなく単なる叱咤激励にしかならないということですね。


今回は初めての個人指導ということもあり、これまで以上に私の動きを細かく見ていただきました。
私のためのオーダーメイドの指導をいただけたと、やっぱりこの機会を逃さずお会いできてよかったとしみじみと感じています。

また、今回初めて、ボールを使ってのご指導をいただきました。
清水さんもご一緒できたことで、指導者目線と選手目線の両方の情報を詰めていただき、より理解が深まったと思います。
1対1や対面パスなどの基礎練習は、久々に部活の練習みたいですごく楽しかったです。
いつも、子どもに交じって練習させてもらえないものか。。。と考えてしまいますが、その気持ちがさらに強くなりました。


本物の技術を指導してもらえる高校生がうらやましい。倉本さんのセミナーを通じて西本先生とのご縁ができた指導者の方たちにもぜひぜひ広めてほしいです。
明日のセミナーでのご指導も頑張ってください!
またお会いできる機会を楽しみにしています。
ご指導ありがとうございました。

中山

(以下は、個人的な備忘メモになりますが、
私なりの受け止めとしてお伝えさせていただきます。
今でいうサッカーノートみたいなものですね。)

◆ウォーミングアップ
 ダイナミックなストレッチ。
 これから受ける衝撃に備え、あらかじめ刺激を与える。
 正しい姿勢で各所を連動させて刺激する。
 正しくやれば十分に全身の筋温もあがる。
 準備運動ではなく運動そのもの。

◆FBTとドリル
 FBTのやり方を理解し何度も練習してこなれてきて、やり方はもうマスターした、あとは継続のみ、の勘違い、甘すぎた。
 「これ以上いったら背骨の反りを保てなくなるギリギリの状態」のつもりが、もはや反りが保てていなかった。
 「腕の力を抜いて下ろす」のつもりが、まだまだ抜けるところがあった。
 たった一言の約束事も突き詰めようと思えばいくらでも先がある。
 一人でやっているだけでは気づけなかった甘さ。


 このタイミングでご指導を受けたからこその価値ある気づき。
 引張り出しのドリルは、自分でもまだまだ。
 ご指導のおかげで何度か手応えのある動きもできた。
 まだまだ再現性も含め課題は多いが、継続あるのみ。
 落下・捻転からの動き出しは、脱力しずぎで伸筋の出力まで抑えてしまっている。
 お行儀よくドリルをするだけではなく、自分のエンジンを使い切れるように、試行錯誤する。
 速さ、強さの表面的な結果ではなく、正しい動きの先にある本物の速さと強さを追求。

◆本物の技術
 ドリブルの仕掛け。
 フェイント主体でボールをさらして抜くようなドリブルを志向しがち。
 弱い相手にはそれでよくても強い相手には通用しない。
 相手との力関係次第というギャンブルのようなもの。中途半端な技術。
 ひところJリーグでイケイケのドリブラーが海外レベルではしゅんとおとなしくなる例が多かった。
 本気でボールを大事に思うなら、抜きにかかる瞬間こそボールと相手との間に自分の体を入れなくてはならない。
 抜けなくても取られることはないからやり直しがきく。

 地力で凌駕できるようになろうとすることも大事だが、強い相手にも使えてこその本物の技術。
 外側エッジのスラロームは良い感触だが、肩を差し込んで弾く動きは高級品。

◆本物の技術2
 チャージとキープ。
 まずはしっかり当たる。当てた瞬間にすっと自分の体を捻り落とす。
 簡単そうで奥深い西本理論の中では珍しく、見るからにハイレベルで高度な動き。
 何度も見せていただき、受けさせていただき、ようやくうっすら理解。
 捻りまわされて潜りこまれるとなすすべがない。
 キープでは、背骨の反りを保ち続けられるかどうかが全て。  
 反っていれば耐えられる。反りがなくなればつぶされる。
 反りを失ってから立て直すのは無理。
 いかに反りを保ち続けるかが技術。

 むやみにボールを触って体勢を崩す必要はない。
 しっかりケツでボールを守り、ケツをハンドルにして相手を操れば、
 ディフェンスが自滅してくれる。
 手押しはプラスアルファの技術。手押し頼みでは先細りになる。まずは本質。

◆本物の技術3
 アイドリングと止める蹴る。
 対面パスや鳥かごでは、常にステップを踏むように指導される。
 しかし、筋肉を5の状態に保ち、素早く反応できるようにするため
 という目的を強く意識し、どのようにステップを踏むのがよいのか、
 そこまで考えて練習する選手はいない。そこまでの指導がないから。
 アイドリングのステップでは踏む足で止める、飛んだ足で蹴る、という正しい動きが存在する。
 浮き球は飛んだ足で止める。基本はシザースボレーの動き。
 瞬時にステップを調整するためには、ただの足踏みではなく軽い軽いアイドリングが必要。
 ケンケンでアジャストするからミスをする。
 軸足で飛んで触るからミスをする。
 踏み切った足でボールをとらえる瞬間に軽く軸足が着いている。
 その状態では体全体でボールをとらえられる。アジャストは不要。
 正しくステップを調整すると、次の動作も含め非常にプレーしやすい。
 軸足を居つかせることなくボールを処理できるから、柔らかく動ける。
 トラップのターンがイニエスタや大島僚太のイメージに近づく。
 踏み足でのトラップはボールに触れてからの着地が速いので、
 相手から狙われてもブロックやかわす動きで先手が取れる。
 イニエスタが踏み足のドリブルでギリギリまで引き付けてかわす動きと同じ。
 ピッチャーがギリギリまでリリースしないのとも同じ。
 相手に動きを読ませない動き。
 わかってしまえば簡単なこと。繰り返し練習して身につけるだけ。しかし、このような指導もない。
 うまい選手は自然と身につけることもあるが、そうでない選手は一生気づけない。
 誰がそれを教えるのか。
 そのプロセスを意識して練習するのか、
 ただ精度を上げよう、スピードを上げようと結果を意識して精神論で練習するのか、
 たどり着けるレベルには相当な差が生まれる。

◆振り切る動き、ついていく動き
 腕でリードし腰から回る。
 連続ターンについていくためには、体勢が崩れないこと。
 骨盤が寝たらアウト。

◆ロングキック
 力を入れない。
 アジャストに頼らない。ごまかさない。アジャストは最後の手段。
 正しい位置に正しい角度で当てることだけ。これが本質。 
 力を入れなければテイクバックが大きくとれて背筋のパワーが使える。
 力んだらアウト。力を抜いて、体を軽くする。
 「アイドリング♪アイドリング♪からの。。。 ぼわーん」と呪文を唱えながら練習。

 頭に浮かぶイメージは、日本サッカー史上最高の天才と言われる小野伸二。
 キック練習を見返して思ったことは、日本のトップレベルで
 「最も屈筋を使わなかった選手」が小野伸二だったということ。
 技術があるから力まないですむと思っていたが、
 力まないから技術が発揮できるということ。
 膝を元通り以上に治してくれる人と出会えなかったことは残念の極み。

以上です。

こう言う詳細な報告を頂くことで、私自身が学びを深め、次の指導に生かさせて頂いています。
まるで私がお願いして、私の指導内容をを文字に起こし、副読本を作ってもらったような文章でした。

中山さん本当にありがとうございます。

『西本走り第2章』に向けて。サッカー選手と陸上選手の走りは違うのか。

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。

ラグビーそして昨日今日は日本で行われているPGAツアーに出場し、見事に82勝と言うタイ記録に並んだ『タイガーウッズ選手』のプレーに酔いしれ上機嫌の西本です。
とにかくスポーツ中継を見ている時が一番幸せを感じるのですから、我ながら安いものですね。

ツイッターにも書きましたがタイガーは43歳、プロに転向して以来20年に渡ってプロゴルフ界をけん引している存在ですが、私生活の問題や、本業での体の故障による度重なる手術からの復帰と、順風満帆なゴルフ人生ではなかったと思います。

今日のプレーの中に、その様々なことを乗り越えてきたタイガーの凄さを改めて感じさせられました。

得てきたものはとてつもなく大きいとは思いますが、タイガーにとって失ってきたものも少なくないと思います。
「手術を繰り返しつらいリハビリに取り組むのも、すべてはゴルフで勝利するため、自分にはゴルフしかないから」と言うコメントに、タイガーのすべてが表されているような気がしました。

さて、『西本走り』と呼ばれるようになった『走るという行為』での『体の使い方』ですが、何度も書いてきたとおり、当初はサッカーにおける足が止まると表現される、スタミナのロスを最小限にとどめることが一番の目的でした。

45分ハーフの前後半、90分間頭と体を動かし続けることを求められるサッカー選手にとって、走るという行為の体の使い方はどうあるべきか、それが発信してきた発想の根幹にありました。

加えてサッカー選手には、誰もヨーイドンの号令をかけてくれませんし、いつどこへ走り出すという上手なスタートを切れたとしても、すぐに方向転換を余儀なくされたり、その場にとどまったり、何より動き続けるボールを処理するという一番大事な仕事があります。

とにかく正しいフォームで速く、そして長く走り続けることが目的ではありません。

そこで辿り着いたのが、骨盤と肘の上部を繋いでいる『広背筋』を使って、いかに早く骨盤を動かし、大転子から下の部分を、首を振るようにスムーズに動かせるかということでした。

この動きが出来なければ、急激な制動動作や方向転換もできないし、何よりボールを処理することが出来ません。
いかに一歩目をスムーズに速く動き出せるか、決められた距離をどれだけ早く走れたとしても、このスタートの一歩目ですべてが決まってしまうと言っても過言ではありません。

そして何度も言いますが、その次の瞬間に待っているのは急激なスピードの変化や方向転換なのです。

地面を強く蹴った地面反力に頼ることなく、着地の衝撃も和らげ、なおかつ次の瞬間何があっても対応できる体の使い方は、今提唱していることが一番理にかなっていると思います。

骨盤を素早く動かすためには、広背筋の機能を利用するのが一番です。

そのためには肘の後ろ上方に付着している、広背筋唯一の停止部をどれだけ有効に使えるかということになります。

私が幼稚園に通う男の子の孫に教えたスタートの姿勢は、肘をを曲げずに伸ばしたまま垂らしておけと言うものでした。
この姿勢から号砲とともに肘を思い切り引き上げれば、大きく広背筋を使うことが出来、骨盤はダイナミックに大転子を回してくれます。

もし従来通り、ヨーイの合図で両肘を曲げてしまうと、ドンで肘を前後に振るしかありませんので、停止部分の可動範囲は当然小さくなります、上半身も立気味になっていますから、足で地面を強く蹴らないと推進力が得られません。

陸上競技の短距離選手が、スターティングブロックに足を乗せ上体を前傾させ、両手を開いて体を支えた状態から、号砲とともに支えている手を横にはずした瞬間に、重心が前に飛び出し、その上体が前につんのめってしまわないように、肘を大きく引き上げることで広背筋を作用させ、骨盤と連携させることで大転子がローリングして素早いスタートが切れることと同じです。

スタートの姿勢こそ違いますが、サッカーや今行われているラグビーの選手たちのスタートのイメージは共通しているはずです。

陸上競技の場合は、短距離であれマラソンであれ、前方向にしか進まない訳で、マラソンにまでなると、2時間余りの間に何千回何万回と同じ動きを繰り返すことになります。

そうなると今私が論じているようなスムーズな動き出しや、次のアクションに備えるための姿勢などと言う発想は必要ありませんから、90分間頭と体をどころか、常に一定の動きが出来ることが要求されます。

では西本走りではマラソンは走れないのか、答えはノーです。
西本走りを形作る過程に、様々なドリルを用意していますが、中でも『股関節の引っ張り出しのドリル』は、いかに地面に対して必要最小限の衝撃で、地面からの反力を有効に活用するという意味で、絶対に感覚を身に付けて欲しいドリルです。

従来の走るときのイメージに比べ、着地の衝撃が少ないとはいえ、決して0ではありません。

地面反力を極力意識しないと言っていますが、こちらも当然0ではありません、0どころかいかに少ない衝撃を推進力に変えられるかというとても難しい技術なのです。

おそらくはフルマラソンを3時間以内で走れる一般ランナーや、2時間と少しで走り切ってしまう競技ランナーたちは、この部分で勝負しているのではないでしょうか。

『やわらかく股関節に乗り込む感覚』とでも表現すればよいのでしょうか、言葉では言い表せない微妙な感覚です。

このレベルの選手が刻むピッチは1分間に180を超えるでしょうから、着地の感覚や地面を蹴る離地の感覚も、ほんの一瞬の出来事なのでしょう。

その足の回転に上半身がどう対応するか、当然幼稚園の孫のような大きな腕の上下は必要ありません(と言いながらロッペン選手は肘を伸ばしたまま後方に振り続けトップスピードでもその姿勢は変わりませんでした)し、と言うよりこれでは足の回転に追いついていけません。

となると意識は腕の上下運動で、肘の動きを大きくしているつもりが、肘を目いっぱい引き上げる前に逆の肘は伸ばされていき、伸ばされている肘も伸びきる前に、逆の肘が下りてきた反動で曲がりあがっていく、つまり普通に走っている時のように肘は曲がったまま後方に振られているということになります。

これがマイケル・ジョンソン選手の走りです!

ただ前後に振るという感覚になると動きが変わってきます、あくまでも肘は後ろに引いているという意識です。

肘が体側よりも前に流れてしまうと、上半身の姿勢、特に肩が前後してしまい、体の前側の筋肉が主張して活動します。

ですから現在西本走りとして指導している体の使い方は、長距離走を前提にはしていませんでしたが、この動きの延長線上と言うか、方向転換も急激なギアチェンジも必要がないのなら、今行っている大きく強い動きの中で、いかにスムーズに回転を上げるか、またその結果としてのストライドの伸びを求めるか、この辺りがカギになってくると思います。

逆もまた真なりと言いますが、この直距離走に適した動きからは急激なスピードの上げ下げや制動動作は難しくなることは当然のことです。

陸上競技の出身者に走り方の指導を求めることが多いようですが、どちらからどちらに応用が利くかは今日の説明で理解して頂けた部分はあると思います。

西本走りの応用としての陸上競技の選手たちへの指導が、なるほどそういうことだったのかと理解してもらえるように、さらに分かりやすい説明と指導が出来るように工夫しなければなりません。

年末に行う予定の『西本走り体験会』では、その部分に関しても言及できるように準備しておきますのでランニング愛好者の方にもぜひ参加してほしいと思います。

走るという行為の根っこは一つですが、目的に応じて違うものだと捉えることは違うと思います。

人間の体に備わったからくりを、無理なく無駄なく効率的効果的に使いこなす、まだまだ試行錯誤が続きます。


『西本走り』第一章から次のステージへ

今日もブログを読んでいただきありがとうございます。

私の提唱する体の使い方で行う走ると言う行為が『西本走り』と呼ばれるようになって久しいのですが、この走り方と言うか体の使い方に発想が至ったのは、もう7年も前になりますが『風間八宏』という稀代のサッカー指導者から、一緒にチーム作りをやってみないかという話が届いた時でした。

それまではサッカーの世界からは離れていて、社会人野球チームや今回カープの監督に就任した『佐々岡真司投手』のパーソナルトレーナーとして野球漬けの生活を送っていた私には降って湧いたような話でした。

既にプロという高いレベルの能力を持った選手たちに、私の持っているノウハウの何が一番役に立つであろうかと考えた結果が、90分間頭と体を動かし続けることができるための体の使い方、一言で言えば「こんな走り方をすれば疲れにくいよ」ということでした。

短い期間でしたが一定の成果を出してくれた選手も何人かはいたと思います。

それを形にし結果を導き出すためには、私が直接指導しそれを継続して身につけさせる必要がありました。
元々能力の高い選手であれば、あの短期間でも形にすることはできました。

その考え方と身につけるためのノウハウを、様々な立場の方々にお伝えするとなると、ここには大きな問題が生じることは分かっていました。

まず直接指導の時間が限られていること、そして継続しての直接指導は不可能だということ、結果責任を一番に考える私にとっては、逃げるわけではありませんが、基本となる考え方や身につけるためのドリルを指導することが中心となってしまいました。

結果として、指導を受けてくれた選手や指導者の皆さんが期待してくれたほどの成果を挙げられていないという現実があることも承知しています。

「基本的な部分は伝えたから、後はそれぞれで工夫して継続してください」としか言いようがなかったのです。

学んで持ち帰ったはずのノウハウが、なぜ結果に結びつかないのか、私の中にも忸怩たる思いがありました。

体の使い方が変わればパフォーマンスは確実に向上する、後はそれぞれの指導者の指導力の問題と、それ以上には踏み込めない立場に悔しい思いもしてきました。

しかし冷静に考えてみると、『西本走り』なるものの本質は本当に伝わっているのか、単に変わった走り方で終わっているのではないかと思う様にもなってきました。

西本走りとこれまで当たり前に行ってきた走り方の何が違うのか、どういう利点があるのか、そのことをきちんと伝えられなければ、それを身につけるために行うFBTや各種のドリルも、ただのトレーニングの一環で終わってしまいます。

今現在伝えている西本走りという体の使い方は、人間の体の仕組みに沿った効率的かつ効果的な体の使い方であるというところまでは理解してもらえても、実際の競技動作には直接使えないものという感覚で捉えられてしまっていることも事実の様です。

私自身はずっと体の後ろ側、特に広背筋を意識したトレーニングを継続しているため、どんな動きを行っても屈筋重視にはならず、伸筋主導の力まない動きができる様になっています。

走るという行為を突き詰めて考える様になった時お手本としたのが、四足動物ナンバー1のスピードを誇る『チータ』の疾走動作であり、200mと400mの二つの距離で世界記録を打ち立て、400mでは最近までその記録が破られることがなかった『マイケルジョンソン』選手の体の使い方であったはずです。

残念ながら今指導していることだけではマイケルジョンソン選手の走り方には近づくことができません。
腕の振り方が全く違うと思われてしまいます、足の振り出しシザース動作も必要になります。

陸上競技を専門に指導している方に受け入れられないのはそのためだと思いますし、現実として長距離走に取り組んでいる方が指導を受けにきてくれた後、大きな記録向上が見られたという報告も受けていません。

私の伝えた基本の部分が伝わっていないのか、応用ができていないのか、その両方なのか、私には分かりません。

枝葉の効果を期待されて指導するのは本意ではないと常々繰り返していますが、結果を出すことのできない指導をしているのではもっと面白くありません。

この辺りで西本走りに新たな方向性というか展開を示さなければなりません。

サッカーでは結果が出せたという方がいてくれても、短距離走で長距離走で、なるほどそういうことだったのかという物を示さなければ、ただの小理屈で終わってしまいます。

そんなことには絶対にさせません、これまでどれだけ真剣に体と向き合い試行錯誤を繰り返してきたのか、今回ばかりは改めて『今に見とけよ』の復活です。

まずは西本走りの第一章とはなんだったのか、先日行った30期西本塾の際に、受講者の皆さんの前でわざとらしく大袈裟な動きでやって見せた、従来の走り方と西本走りの違いを動画に撮りました。

YouTubeにアップしましたのでご確認ください。

ただこれはあくまでも基本編、西本走り第一章なのです。

ここからどうやってマイケルジョンソン選手の様に速く走れる動きに変われるのか、ケニアの選手たちの様にフルマラソンを2時間を切ろうかというスピードで走り切れる動きになるのか、すぐにはお見せできるレベルの動画にはなりそうもありませんが、『西本走り第二章』として指導できる準備を行なっています。

いろいろな動きを試しているので、今日の昼休みも公園で走りましたが、ふくらはぎがちょっと危なかったです。
誰でもない自分の体で行って納得して、自信を持ってお見せできるレベルに届かせていと思います。

まだまだゴールは見えてきません。



プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
日々の気づきやブログの更新情報はツイッターに書いていますので、チェックしてみてください。
2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
「西本塾」と「深める会」を開催しています。
6月20・21日に行う西本塾の募集を行っています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報・募集中」をご覧ください.
「1回5分体が喜ぶ健康術」はアマゾンで在庫切れのことが多く、購入希望の方にはご迷惑をおかけしています。
出版元からの購入は可能ですので、ガリバープロダクツ(代)082-240-0768までお問い合わせください。

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