安心してスポーツに打ち込める環境を作るために。

来月、今年2回目の西本塾を予定しています、これまでたくさんの方が参加してくれました。
それぞれ受講の動機が違いますし、私に求めるものも違っています。

そんな中で、医療機関やそれに準ずる施設で仕事をしている方、またスポーツの指導者として、とくに育成年代を対象としている方々と接してきた中で、今日テーマにする部分はもっと声を大にして発信を続けなければならないことだと思います。

それは、大好きなスポーツの練習で、本来ならば防げるはずのケガや故障を起こしている子供たちがたくさんいるということです。

これまで参加してくれたサッカーの指導者から聞かれた声ですが、サッカーは他の競技に比べれば、指導者のライセンス制度が確立され、それぞれのカテゴリーに必要な知識や技術は、それなりに身についていることが前提となっています。

もちろん私はその講習会に参加したことはありませんが、私がここでお話ししているような、人間の体そのものに関する知識や理論、またはそれらに対する対応の仕方に関しては、まったくと言って良いほど学んでいないと言われるのです。

講習会を主催している団体に言わせれば、最低限のことはカリキュラムに入っているし、何よりサッカーを教えるための講習会であって、トレーナー的な分野まで専門的に指導することはできないということになると思います。

確かにその通りだと思います、しかし、現実として指導者としての活動をしていて、心ある指導者は子供たちのためにその分野の知識が必要だと思っているのです。

良い選手、上手い選手を育成したい、将来に繋がる指導をして、できればというか本音を言えば勝つことを目的として指導することは色々な意味で仕方がないことかもしれません。

それでも今回届いた受講動機を引用するまでもなく、工夫一つで防げたであろう故障に悩み、スポーツを離れて行く子供たちが本当にたくさんいるという現実に、もっと真剣に目を向ける必要があると思います。

私から様々なノウハウを学び取り、自分のこれからの武器にしたいという動機を書いてくれる人もいますが、子供たちのために今回テーマとした部分に関して真剣に考えてくれている人もいます。

ある方からの受講同期の中で『ブログに書かれた内容に関して感想は?』という項目に対して、

現在整形外科に勤めリハビリテーションの中でもアスレティックリハビリテーションを担当しています。
院に来る患者様も様々な方がいらっしゃいますが、最近強く思う事が、県内でも屈指の強豪校(特に高校サッカー部)選手のシンスプリントや下腿の疲労骨折の多さです。

話を聞くと、走る事が多くその結果痛みにつながるケースが多いように思えます。
自分の考えとしてもサッカーとは走るだけの競技では無く、あくまでも90分間常に頭を働かせながらボールを扱う競技であって、ボールを扱うために走らなくてはならない競技だと思っております。

そのため、ただ走るだけのトレーニングが本当に必要なのか疑問を感じると同時にその走りで怪我をし、さらにはプレーができないというのは本末転倒なのではないかと考えておりました。

そんな中、当院で以前西本塾に参加した事のあるスタッフから西本理論の話を伺い、ブログを拝見させていただきとても感銘を受け、是非とも直接ご教授願いたく今回西本塾に参加申し込みをさせていただきました。

また『現在あなたが行っている活動について、抱えている問題点は?』という項目に対しては、

現在整形外科に勤務しながらサッカーのジュニアユース・ユースチームにトレーナーとして帯同しております。
ジュニアユース年代のスポーツ障害(分離症やオスグッド等)が多発し、チームを長期離脱する選手が多くいます。

ユース年代でも、障害は減るもののパフォーマンスが上がらず、なかなか思うようにプレーできない選手も見られます。
私の中でジュニアユース年代のスポーツ障害予防・再発防止、ユース年代のパフォーマンスアップが1つの課題となっております。

こういうことが書かれていました。
「こういう問題は、自分たちが考えることではない、痛いところがあればそっちで面倒見てくれ」、そんなスタンスの指導者が多いと思います。

ならばそれを予防する方策を我々が提案した時、聞く耳を持ってくれるのでしょうか。

私がやっていた野球でも、どんなに痛いところがあっても指導者にそれを言うとメンバーを外されるのではと無理を続け、もうどうにもならなくなってからしか声を上げないという選手をたくさん診てきました。

小学生であろうとプロの選手であろうと、選手として成長するためには正しい方法で練習を重ねなければなりません。

その「正しい方法」という部分に、ぜひ「人間の体の仕組みに沿った」という概念を加えて欲しいのです。

そのことが、実はいわゆる技術を向上させるという意味でも、大きなカギとなるのです。
そのことに早く気づいて欲しいと思います。

実際に何年も指導を続けてきて、たまたま良い選手が多く集まってきたから、その代は強いチームができて、そうでないときにはそれなりにチームにしかならないという現実に、自分の指導者としての限界を感じるというか、これ以上どんな形で指導力を向上させたら良いのかと悩んでいたときに、私の提唱する「人間の体の仕組みに沿った使い方」という概念に出会い、そういうことだったのかと、興味を持って学んでくれる指導者がたくさんいました。

そのためにも私と同じ方向性で、人間の体そのものに興味を持ち、どうすれば大好きなスポーツに思う存分取り組んでいけるのかという問いに、きちんと答えられる人材を育てて行くことも、私に課せられた役割なのかなと思っています。

私に求められるものは多岐に渡りますが、その一つ一つに精一杯お応えしていきたいと思います。


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8月、西本塾を行います。

不定期開催となっております「西本塾」ですが、今年2回目、通算24回目の西本塾を、8月26・27の土日に開催を予定しました。

詳細の確認及び申し込みは、「studio操」のホームページ内にあります「講習会情報」をご覧ください。

「深める会」も9月10日に1日開催で行うつもりですので、予定しておいてください。

西本塾の開催も数を重ねてきましたが、現在は私自身が伝えておかなければならないと思うことが明確になり、伝える側としての準備が整ったと思える状況になったときに開催するというスタンスを取っています。

もちろんこれまでもそうでしたが、ブログに書いた内容をもっと知りたい、また書かれたことを体験したいという気持ちで参加してくれる人に対しても、ただそれに応えるのではなく、文字では表現できない人間の体の仕組みやその使い方を知ってもらうために、毎回真剣に取り組んできました。

今回の募集は、初めて参加してくれる人が対象ですが、どんなジャンルの方が参加してくれたとしても、レベルを落とすことなく「正しいものは正しい、良いものは良い」と確実に理解してもらえるような会にしたいと思っています。

施術行為でもそうですが、スポーツ競技を行うに際して、それぞれの経験則が重視されることは当然のことです。

しかし、施術も競技動作の指導も、最終的には誰のために行っているのかということに尽きるのではないでしょうか。

施術であれば方法論を学び、自分が身につけた技術を誠心誠意行なっているということは当然というか基本的なことだと思います。

その行為を評価してくれるのは、誰でもない施術を受けてくれたその人しかいないのです。

先日もあるスポーツ選手が、自分の気になる部分の改善を目的に施術を受け、それを行なってくれるトレーナーの一生懸命さは十分伝わってくるのだが、施術が終わって「どうですか」と問いかけられたときに、目的とした部分の改善というか変化は感じられず、「ありがとう」としか返事のしようがなかったと言うのです。

自分の技術を発揮することで改善ができないのなら、もっと効果のある技術を身に付ける努力が必要です。

競技の指導者も同じです、自分の指導したことで選手の能力の向上がないのであれば、違う何かを探さなければならないことは当然のことです。

私は特定の競技や組織の監督でもコーチでもありません、しかし、選手個人の能力を向上させるという意味では、人間そのものを相手にする監督でありコーチであると思っています。

そういう意味で私は自分のことを「指導者」と呼ばれることに違和感はありません。

今中学生のプロ棋士「藤井4段」のデビュー以来の快進撃が話題となっています。
将棋や囲碁であれば、使用する駒は共通で、我々一般人が指す将棋盤や駒とは違う高価なものだとは思いますが、当然対局する二人が使うものは同じなはずです。

しかし、スポーツ競技では駒は生身の人間です。

監督の最終的な仕事は、与えられた駒の中で最も力を発揮してくれそうな手駒を選び、それを配して戦術を組み立て戦いに勝つことだと思います。

私の仕事はまさにその駒を磨くことです。

スポーツにおける監督という立場は、最終的に勝ち負けという結果に左右されるので、選手一人一人の能力を見極め、向上させていくというところまですべて一人で行うことは難しいと思います。

また、指導者からの目線と選手本人の思いにも、微妙なズレがあると思います。

過去の経験上ですが、選手の個性というか適性を決めてかかってしまい、能力の向上を認めてあげられないこともあったように思います。

選手の能力を見極め、向上できる余地はないかと分析し、それがあると感じたら一緒に向上する努力の方向性を指し示してあげるのが私のやり方でした。

その結果として個人の能力が向上し、チーム自体の成績にも繋がっていくわけです。

「自分はもっとできるはずだ」みんなそう思っています、しかし、身の程をわきまえない勘違いしていると一蹴されることがほとんどです。

それは何故か、「人間として持って生まれた能力という概念」や、それを発揮できるようになるための努力の方向性を指し示してあげることができないからです。

私が指導していることはとても基本的なことです。
ただこの部分をおろそかにしたまま、それぞれの競技動作の習得に励んできたため、砂上の楼閣の例え通り、伸び代が少なくなっているのだと思います。

私のやっていることに指導者が興味を示さなくても、「もっと上手くなりたい、このままでは終われない」と必死にもがいている選手たちは気付き始めています。

昨年3月に出版させていただいた「1回5分 体が喜ぶ健康術」ですが、一般の方向けの健康指南書として、私のこれまでの集大成としての考え方を網羅した内容で書かせていただきました。

その最後の章に番外編として、あるスポーツ選手のエピソードと題して、私のトレーニング論のさわりのような内容を加えさせていただきました。

この本がたくさん売れてくれて重版になることが条件ではありましたが、続編の執筆を前提に書いた一章でした。

A君としてありますが、前後の文章からサンフレッチェ広島の青山敏弘選手であることは、サッカーファンならすぐに分かったと思います。

一昨年、JリーグのMVPを獲得した大活躍は記憶に新しいところですが、スポーツ選手にとって過去はどうでもいいことで、今この瞬間に不安があると、明日の自分に大きな不安がのしかかってきます。

西本理論を知り、その効果を身を以て体験したからこそ、指導の継続という最も重要な部分がネックになっていました。

今私のいる場所と、チームの練習場や自宅との距離、その移動時間を考えると足が遠のいてしまうことも仕方がないこととだと思っていました。

しかし、あの頃の動きを取り戻せない自分に危機感を持ち、私と同じ感性と技術を身に付けた息子智志に白羽の矢を立ててくれ、現在二人三脚で復活に向けて努力してくれています。

これまで何人かのJリーグの選手が私の指導を受けにきてくてました。
「良いものは良い、正しいものは正しい」と心から思ってくれたとしても、「継続」のふた文字が選手の能力向上という、一番大切な目標に届かないことが現実でした。

智志にはしっかり頑張ってもらって、続編のトレーニング論の内容は私との合作になってほしいと思っています。

そのためにも重版になってほしいと思っていますので、改めて多くの人に本を買っていただけるよう、周りの方にも是非勧めていただきたいと思います。

私の理論による指導は確実に選手の動きを改善します。
この考え方を知り身に付けていく過程は、選手にとってとてもエキサイティングな日々だと思います。

小学生からトップ選手まで、私を信頼し期待してくれる選手に対して、私の全てを発揮してその期待と信頼に応えます。

来週また一人トップレベルの選手を迎えます。
大きな声では言えませんが、私から見るとまだまだです。

だからこそ迎える私の方がやりがいを感じています。
短い時間だとは思いますが、大きなお土産を持って帰ってもらう指導をしようと思います。

個人指導、そして今回募集を始める「西本塾」、私がやらなければならないことは結果を出させることです。
そして選手が結果を見せてくれることで、私の理論の正当性を広く知らしめ、指導者として学んでくれた人たちが胸を張って指導ができるようにしていきたいと思います。

もう私一人の問題ではなくなっています、自己満足ではなく、私が誰かの役に立ったと心底思えるように精一杯頑張ります。

声を上げることの大切さ。

私の愚痴というかボヤキが届いたのでしょうか、記事として紹介することを認めてくれなかった方から、手直しをしたので表に出しても良いという連絡が届きました。

この方も含めて、私から何かを学んだと思ってくれた人たちが、それぞれの環境に戻り、それをどう伝えどう活かしているのか、私が一番知りたいのはそこなのです。

同じようにこのブログを読んでくれている人たちも、まったく同じ気持ちを持っている方が多いこともわかりました。

正直この4年間で、私が経験してきたことからたどり着いた、体に対する知見や方法論は、既に語り尽くしていると言ってもいいと思います。

ではなぜ書き続けているかといえば、ブログを読んでくれたり直接指導を受けてくれた人たちが、どうやって私の理論に向き合い広める活動をし、それが上手く行ったり行かなかったりという苦労話を聞かせてもらうことで、私自身が進むべき方向や指導内容を修正していく、大きな学びを頂いているからです。

そういう意味も含めて、これから紹介する内容は大きな意味を持っていると思います。
読んでください。

<西本塾に参加して>
西本塾を二日間受講し,身体やトレーニングに対する考え方が変わりはじめました。
まず,私は「身体を痛いぐらい押したり揉んだりしなければ,効果はない」思い込んでいたので,西本先生の整体法は,新鮮でした。あの「からだほわっと」の整体を,年老いて腰が曲がった私の母にしてやりたいなと思いました。単に整体の手技だけでなく,相手の身体に「楽になって下さい」と心の中で呼びかけながら行うことが大切とおっしゃったことが一番心に残りました。
また,今までの走り方についての考え方も大きく揺らぎ始めました。「大腰筋等をしっかり使って,速く膝をたたんで前方に運んで,走る」というこれまでの指導方法について,西本先生に「それは誤りだ」と指摘されました。筋肉の「アクチンとミオシンの関係」や「357理論」,「骨盤と背骨を中心に」,「伸筋を使って」と説明していただいて,理屈の上では分かったつもりでしたが,長年信じてきたことを変えるのは,容易ではありませんでした。 他の受講者の方々の感想を読んでいると,「皆さん,よく理解しておられるな」を感心もしました。
今まで私は,「地面を蹴ろうとせずに走る,跳ぶ」「腕をできるだけ振ろうとせずに走る」「力まずに,踏ん張ろうとせずに運動する」と生徒に言い続けてきましたが,その手本を具体的に示せずにいました。講習会で,その具体的な練習方法や走り方を西本先生に教えていただいても,「これで実際に速く走れるのだろうか?」という疑問は付きまといました。
そんな私ですが,受講の翌日から,職場で同僚や生徒たちに,受講内容や西本先生理論の素晴らしさを,話しました。私が興奮気味に話していることは分かったようでしたが,「ふーん」,「本当に?」程度の反応しかありませんでした。当然と言えば当然です。私自身が曖昧な知識としてしか理解していないのですから。

<迷いながら,復習しながら>
そこで,さらに毎日,講習会の資料を読み返し,西本先生のご著書を読み直し,筋肉や骨について本で調べ直したりもしました。
操体法の6方向運動を,自分でも毎日行ってみました。すると,身体が「シャキッ」としたように感じ,毎日の便通も楽になりました。(大変失礼な話ですが,受講者のお一人が,身体や便通について似たようなことをおっしゃっていましたが,そのときは「本当にそんなことがあるのかな」と半信半疑で聞いていました。)
また,マイケル・ジョンソンの400mの走り方を毎日のように見ました。
さらに生徒や同僚に手伝ってもらいながら,西本先生理論を一つずつ身体で確かめて,どうしたら実践に役立てることができるのかを模索しました。生徒は,理論よりも具体的な効果を先ず示さないと,関心を持ってくれません。西本先生がおっしゃるように,現在の私の運動パフォーマンスでは,走ってみせても,生徒たちには何のことかよく分からないと思います。
実は,昨年度から,私は授業で,「疲れにくく,肩が凝りにくい座り方」を指導しています。「尾骨」を椅子に接触させないような座り方です。これが,西本先生に教えていただいた「背骨のS字」を意識した姿勢と似ていると思いました。
これなら応用できるかもしれないと思い,試行錯誤の末,西本先生に教えていただいた,背骨のS字を意識した「身体起こし運動」(私は,骨盤や背骨,広背筋を使った身体起こしだと理解しています)を,「通常の腹筋運動」と比較しながら,簡単な実験をさせてみました。
私は,日頃,生徒たちに身体の使い方を指導するときに,生徒自身で身体をチェックするために,腕をぐるぐる回させたり,前屈運動をさせたりして,身体の柔軟性を確認させています。また,立ったままの腕相撲や,掌を重ね両手を伸ばして互いに押し合う「押し相撲」などをさせて,どんなときに力が出やすいかを考えさせています。
背骨のS字を意識させた「身体起こし運動」と「通常の腹筋運動」をそれぞれ行ったあとで,これらのチェックをさせると,明らかな違いが現れました。
当然のことながら,「通常の腹筋運動」後は背中がやや丸くなってしまい,立ったままの腕相撲をすると,容易には相手に勝てなくなります。次に「身体起こし運動」を数回させてから同じ相手と腕相撲をすると,簡単に勝つことができました。さらに,腕回しや前屈運動をして比較しても,「身体起こし運動」をした後は,柔軟性が驚異的に向上していることが体感できたようです。
また,こんな例もありました。部活動のハードな練習で,両腕が痛くてほとんど上がらなくなり,前屈運動をしょうにもできなくなっていた生徒が,この「身体起こし」を5回しただけで,両腕がグルグル回り,前屈運動では床に両手が届きました。その後,再度「腹筋運動」を5回させたところ,また「また腕が痛くて上がりません,前屈ができません」と言い始めました。再再度「身体起こし」をすると,また身体の柔軟性が回復しました。
これらの効果に生徒たちは関心を示し,「なぜ,そうなるの?」「すごい!」と驚きの連続でした。数名の部活担当顧問の先生方にも同様の実験を行ってもらいましたが,生徒と同様の結果に「不思議!」「なぜ?」の反応でした。他の部活動の生徒も興味を示し,「力が強くなった」とか「身体が楽に動く」という感想を述べていました。
このことに興味を持った生徒2名に,西本先生流のランニングを教えてみました。まだ,私自身が完全にマスターしてはいないのですが,「背骨のS字を意識してテンションを保ち,手は振ろうとせず,脚を無理に前に振り出そうとしない」ことだけを教えてジョギングさせてみたところ,「今までの走りより,楽です」と言いました。その生徒は体育祭の練習でも楽に走れたと言い,競技会でも自己ベスト記録を大きく更新したのです。
また,他校の選手も興味を持ってくれたので,簡単にやり方だけを教えたところ,「楽に進みます,脚と腕の付け根があまり痛くなりません」と言い,競技会でも好成績を残しました
もちろん,どの生徒も日頃の練習を積み重ねているからの結果ですが,それにしても「西本先生メソッド」の効果恐るべし!です。このような生徒たちのおかげで,私も「西本先生メソッド」に対する確信が持てるようになりました。先生もおっしゃいましたが,まさに「教えることは,教えられること」です。
その後,本校の生徒男女5人が「あのトレーニングや走り方を教えてほしい」と申し出てきました。仲間が劇的に変化(進化)したので,強い関心を持ったのでしょう。まだまだ未熟な私ですが,生徒とともに学習しながら,西本先生の教えを実践していきたいと思います。

また,他校の先生の中にも,興味を示している若い世代の方もおられます。その方たちにが,西本先生理論に関心を持ってくださればと思い,西本先生のご著書や「Conditioning Studio 操」のことを紹介しました。

あと何年この仕事に携われるか分かりませんが,西本先生理論をもとにさらに学習し,生徒たちが怪我なく競技生活を送れるようにしていきたいと思います。
今後とも機会がありましたら,ご指導のほどよろしくお願いいたします。
(広島県 中学校勤務  安田 美喜雄)


さらに加えて、こんな文章も届きましたので、合わせて紹介します。

<昨日,TV放送を見た感想です>
TVで100mの吉岡隆徳さんや,山縣選手の特集を見ました。「山縣選手は以前よりスピードが上がったから,足首にかかる負担も大きくなり,故障した」という内容のコメントが流れました。確かにそれもあるでしょう。
しかし,彼の行っている「脚の切り返し」を速くするための「ラダー・トレーニング」や,走るときの「腕振り」を見ていると,「痛み」が伝わってきそうです。彼のトレーナーは,足を「ポン」と軽い感じで踏み下ろすように指示していましたが,「ラダー」は上手にやらないと,下ばかり見て背中が曲がり,足先で踏みつけたり,腿上げのトレーニングになりがちだと思います。
また,女子100mの福島選手の「割れた腹筋」を見て,多くの人やマスコミは「素晴らしく鍛え上げられた身体」と絶賛します。本校の生徒の中には,「福島選手のようなお腹になりたい」とか,「お腹に貼っている,あの丸いテープが欲しい」と言うものまでいます。 しかし,「あの腹筋だから,故障しやすいのでは?」と思ってしまいます。両者とも,素晴らしい選手であり,子どもたちの憧れであり,真似をする対象になっているので,考えさせられます。

<中国新聞 5月29日付け>を見て
広島県高校総体陸上競技男子200m1位の選手のコメントの中に,「高校2年生の秋、体の力を抜き,リラックスして走るとどんどん記録が伸びた」とありました。その前の100mは,腰痛もあったらしく,やや硬い走りでしたが,「リラックスして速く走る」というのは,これからの私たちの課題だと思います。
私も二日間この総体を見てきましたが,多くの選手が「力いっぱい頑張って,前方に脚や膝を出して,腕を前後にしっかり振って,苦痛に顔をゆがめながら」走っていました。
西本先生の理論がもっと現場に浸透して,選手たちが故障なく競技人生を過ごせるようにしていきたいものです。


いかがでしょうか、安田さんは私よりも年長で、西本塾でも実技の時間には、正直ついてこられないというか、生徒たちにお手本を見せられるレベルには程遠い状態でした。

これでわかったような顔をして指導されたら、生徒たちがかわいそうだと思いました。

しかし、文面の通り思考錯誤しながら私からの学びを伝えようとしてくれています。

座学でお話ししたことに関しては、よく理解してくれていると思います。
細かいところは言いませんが、私の話を聞いた人たちなら頷いてくれるところが何箇所もあったと思います。

それは取りも直さず、目の前で故障に悩む生徒たちを思う気持ちからです。

自分の学びで足らなければ、そして指導される側も満足できないのなら、直接私のところにくればいいだけのことです。

今の所そこまでのアクションを起こす選手や指導者はいないようです。

例えば学校の生徒や指導者を相手に、本気で学ぼうという意識がない人も含めたところへ出向いて行っても、私の思いは伝わらないと思います。

覚悟を持って真剣に学ぼうという気持ちのない人には、もう教えたくありませんから。

私から学んだ視点を持つと、今まで何気無く見過ごしてきた現象や記事を見ても、感じるところが違ってくると思います。

これからもしっかりと「正しいものは正しい、良いものは良い」と言い続けてください。
記事をの掲載をお許しいただいきありがとうございました。

ついでと言ってはなんですが、西本塾生でご自身も長距離ランナーの、私と同性の西本さんからもコメントをいただいたので紹介します。

広島県の県北で行われた64キロメートルを走るトレイルランニングの大会に参加した時、私が指導した走り方を実行するランナーに出会い、声をかけて話をしたところ、1年ほど前に個人指導を受けにきてくれた岡山の西山さんという方だったことがわかったそうです。
こうして色々なところで、同じ感覚を共有する仲間に出会えたことは、私の活動もけして広がっていないなどということはないのですね、とても嬉しい報告でした。
以下、少し端折って紹介します。

トレイルランニングは急勾配の登り坂などは走れないことが多いのですが、プロのトレイルランナーからの伝え聞きで、ステップを踏むように登るといいという教えも聞かれて、西山さんはまさにアイドリング状態をキープして実践されていたように思います。
私は、それをすると脚は楽なのですが、心肺的に苦しいので前かがみになって、足ををあげてよっこいしょとなりがちな登り坂でも背中のアーチを保って、広背筋で骨盤・股関節を上下に動かしてサッサッと登ってます。

勝手な解釈になっているかもしれませんが屈筋の意識を消して、比較的ゆっくりとした動作でも西本理論を生かしているつもりです。
登り坂では勾配がきつくなるほど、よりアドバンテージを感じることがあり、高齢者にも流行している登山にも生かせる場面もあるのではないかと思っています。

息子を通じて教わった西本理論ですが、今後も自分の活動に生かしていきたいと思いますし、息子も陸上以外でも根底には残っていますので、ずっと生かしてくれると思います。身体のことですが、知的財産になっていると思います。

ちなみに64kmもの距離のトレイルランニングの大会の後ですが、西山さんは今週末には福山市で開催されるトライアスロンに出られるそうです。
近いので、最近トライアスロンもいいなとつぶやいてる息子と応援に行ってみたいと思っています。


私自身もちろん感じるところがあって、これからの指導に生かしていけるヒントをお二人からたくさんいただきました。
私よりも読んでくれている皆さんにとって興味深い内容がたくさん書かれていたと思います。

これからも私に縁があった皆さんには、自分の中だけで収めて置かず、どんどん近況報告をいただきたいと思います。

西本塾生で、その後個人指導にきてくれる人もいますが、その都度の個人的な感想やお礼のメールやメッセージをいただくことは嬉しいのですが、それこそ自分がどういう目的で私のもとに通い続け、何を感じ何を得ているのか、私に対してではなく多くの読者に対して発表してほしいと思います。

とにかく「正しいものは正しい、良いものは良い」と心から思ってくれたのであれば、正々堂々と声をあげ周りに広げてください。

そのためにみなさんは私の元を訪れてくれたのでしょうから。

私もまだまだ頑張ります、みなさんも私以上に頑張ってください。

今年2回目の西本塾を8月26・27の土日で開催を検討しています、詳細は後日になりますが、参加を希望の方は日程の調整をお願いします。

西本塾参加者からの感想③もう一つのメインテーマ「走るという行為の体の使い方」は指導が届いていたか。

前回の記事で催促してしまった感がありますが、今回の西本塾のもう一つのテーマ、「走るという行為の体の使い方」をどう伝えるか、受講してくれた人たちにどう伝わったかということが一番気になっていました。

それに対する感想を、これから紹介する阪本さんから是非聞きたいと思っていました。

阪本さんから届いた受講動機に書かれていた内容は、市民ランナーとしてサブ3を達成し、さらに目標をもって記録を縮めて行きたい、そのために私の提唱する走り方を学びたい、ということが書かれていました。

これまでも多くの市民ランナーが私の指導を受けに来てくれました。

これまでも今回と同じように体の仕組みを説明し、なぜ私が走るという行為に対してこういう考え方に至り、実際の体の使い方を作り上げてきたのかということはきちんと伝えてきたつもりでした。

しかし、そんなことより実際の走りの実技に気持ちが行ってしまい、後に残るのは、指導した走り方が出来たか出来なかったかということにしかなっていないと思わざるを得ない人がほとんどだったのです。

枝葉どころか、何とか花を咲かせたいという気持ちは分かります。

しかし、そのために必要なことは、私がなぜこう考えるに至ったのか、そしてそれを実際に形にするためには、まずは基本となる体の仕組み、とくに大腿骨がクランク状の形状で骨盤と関節しているという事実をきちんと知ることから始まります。
それを有効に活用するためには、動きづくりのトレーニングが必要であり、その体を使っていくつかのドリルを正確に行えるようにならなければ、絶対に到達することができないということを理解させるということをしなければ、私がやっていることは本当に相手のためにはなっていないと痛感していました。


今回是非その部分を伝えたい、サブ3という市民ランナーの憧れのタイムを記録している阪本さんに、正しくそれらを伝えることができなければ、これ以上の記録更新は望めない、それどころか私の指導していることはやはり机上の空論と言われかねません。
私にとっても絶好の対象が来てくれたと小躍りして待ち構えていました。

前置きが長くなりましたが、阪本さんから届いた感想をお読みください。

西本先生、23期生の皆様、本当にありがとうございました。

衝撃の2日間からまだ数日しか経っておりませんが、私なりに資料を読み返したり、送っていただいた動画を見比べる等の試行錯誤を続けながら過ごしております。

ブログだけでは分からないことが学べて西本塾に参加して本当に良かったと思います。

以下にその感想を送らせて頂きます。

数十年ぶりに広島の地に来たときはとても緊張していましたと思います。

「西本先生はどのような方だろうか」と、あたふたしながら広島港駅を歩きガチガチの状態で部屋に入ったら、熱い握手で迎え入れてくれて、ホッとしました。

その後、講義が始まるまでも色々なお話を聞かせてもらって、気がつけば緊張もなくなっていました。

今回、私は市民ランナーとして自らの記録を伸ばすために参加しました。

一方で私以外の参加者の方は施術者の方が多く、他人のため、自らの技術を高めるために参加されており、自分が勝手な理由で来てしまったような気がしましたが、そのような人の考えや技術を吸収できる良い機会だと思い気持ちを再度奮い立たせてました。

そしてこの2日間で大きな2つの衝撃を受けることになるのです(もちろん他にも様々な衝撃はあったのですが)。

始めは、人間の体の構造についての講義でしたが、今までモヤモヤが晴れていくような感じがしたことをよく覚えています。

参加前に先生のブログを読ませては頂いていたのですが、それだけではなかなか内容を理解するまでには至りませんでした。

しかし、徐々に3・5・7理論やアクチンとミシオンを基本とする筋肉の収縮の仕組み、そして、この2日間で先生が何度も言っておられた「人間とは骨盤と背骨でありそれを使って6方向に動かすことが出来る」「筋肉の仕事は骨を動かすことのみ」ということも分かってきました(もちろん、まだ完璧に理解できたとは思っていないのでこれからもっと勉強していかなければなりませんが)。

そして、先生が骨盤と背骨の模型を使って説明してくれたおかげで、「なるほど、そういうことか」「人間の身体はこのようになっていたのか」と感動すら覚えました。

そして、具体的に人間の動く、走る仕組みの話になるとわくわくが止まりませんでした。

先生のブログを読んでいた中で、「骨盤を縦に動かす」「背中(広背筋)で走る」「股関節(骨盤と背骨)と肩甲骨の連動」、それらの意味をずっと知りたかったのですが、先生から模型を使って股関節が自由に動くこと説明してもらい、従来の走り方(世の中の固定概念としての走り方といったほうが正しいのでしょうか)が、大腿四頭筋を2度収縮させている矛盾に気づかされ、股関節を伸展させ広背筋上部を持ち上げて骨盤を引き上げるということを聞いたとき私は、雷に打たれたような衝撃を受けました。

「人間はこうしたら効率的に走れるのか」これが本当の人間の走り方なんだと。

おそらくさっきの人間の体の構造の説明がなかったら、このような衝撃はなかったと思います。

背中で走る、股関節と肩甲骨の連動、足を身体の真下に着地する、確かにそうような記述は多くのランニングメソッド本やコーチが言っていることかもしれません。

しかし、そのほとんどは言葉だけで、それらがなぜ重要かを教えてくれる本や人に出会ったことはありませんでした、そして、実際に見せてくれることもありませんでした。

それらを聞いたことで、すぐに実践で試したいと思っていました。

2日目に入ると、朝から具体的なドリルやトレーニング、そして待ちに待った外で実際に走ることとなります。

そこで2つ目の大きな衝撃を受けます、それは昨日聞いたことが全く実践できないということです。

「手の力を抜け」「地面を蹴るな」、何度言われても間違ったフォームで何年も何百キロも走りこんだ私の中の固定概念が言うことを聞いてくれません。

私としては言われたとおりにしているつもりなのですが全く出来ていない。皆さんの走りをよく見て真似しているつもりでも上手くいかない(後に頂いた動画を見たらひどいものでした)。

先生には何度も厳しい言葉を頂き、他の仲間からアドバイスを貰うも一向に上達しませんでした。

結局、思ったような成果を挙げられず戻ることとなりました。

そのときは本当に悔しくて自分が情けなくなり、昼食も食べる気分ではありませんでした。

午後から操体法の実践を行いました。その気持ちよさに午前中の落ち込んだ気持ちもかなり楽になりました。まさに身体も心もほわっとしてきます。

先生の操体法の本は読んだことがありましたが、「人間とは骨盤と背骨であり、それを使って6方向に動かすことが出来る」ということを意識して行うと、また全然違うものに感じました。

そして気がつけば2日間があっという間に過ぎてしまいました。

本当に充実していたと思います。ブログ等に書いてある西本理論を理解するには、実際に話を聞くのが一番であると痛烈に感じました。

学んだことを消化するには、まだ時間が必要だと思うので何度も復習したいです。

最初にも書きましたが、私は、自らの走る能力を向上させるそのため来ました。

しかし、今私がするべきことは向上というよりも、今までの身体の使い方を見直し、今まで培った固定概念やプライドを一旦捨て去り、一から動き作りをすることだと思います。

早く走る、タイムを縮めるということはとりあえず置いておいて、正しいからだの使い方をマスターしていきたいです。

それが出来たとき自ずと記録がついてくるのではないかと思います。

そのためにも西本塾で習ったドリルやトレーニングであるアイドリング、引っ張り出し、FBT等々は毎日続けていかなければならないことです。

そして何よりすばらしかったことは、西本先生や一緒に参加してくれた仲間と出会えたことだと思います。

初めて会った私のために、必死に熱く指導してくれる人たちは本当に宝です。

私も自らを高めつつも仲間、そして他の人の役に立てるように頑張っていきたいです。

西本先生や23期生の仲間には改めて感謝したいと思います。

今後とも切磋琢磨して努力していくのでこれからもご指導のほどよろしくお願いします。

そして2日間、本当にありがとうございました。

西本塾23期生 阪本修平

いかがでしょうか、私の作戦というと言い方が悪いですが、阪本さんに対して厳しい言葉をかけ続け、ある意味指導を放棄し、すでに受講経験のある植村さんや太田さんに、「阪本さんを何とかしてくださいよ」と、私以外の人間が阪本さんの走りをどう評価するかを直接聞いてもらうことをしました。

阪本さんの記録は、天性の筋力と心肺持久力に負うところが大きいと思います。

まさに私の言う体に無理を強いて、極限まで頑張らせる走り方です。

大腿四頭筋は二関節筋で、股関節に対しては屈曲、膝関節に対しては伸展という役割を持っています。

一般的に言われている、腕をしっかり振って膝を高く上げるという行為を行う時に、股関節を屈曲させるために3・5・7理論でいうニュートラルな5から、3の方向へ収縮します、その状態が続いたまま膝から下をできるだけ前に振り出してストライドを広げようとすれば、すでに収縮状態にある大腿四頭筋を、膝関節の伸展のためにさらに収縮させなければならないことになります。

同じ筋原線維のアクチンとミオシンを既に滑り込ませ、もう収縮させる余裕もない状態のままで、さらに滑り込ませ、極限まで収縮させた状態で、加速して自重の2倍から3倍にもなっている体の重さを、着地の瞬間に受け止めなければならないのですから、筋肉の負担はどれだけのものになるか。

私が走るという行為で、人間以外には筋肉の肉離れなどという状況が起こらないという事実から、思いを巡らせた結果でした。

固定概念の中で、股関節を強く屈曲させ膝を高く上げられるようにするために、様々なトレーニングが考えられています。

それがまったく逆効果になっていると考えたのです。

走るという行為の中で、股関節は常に伸展状態で動き続けることが、創造主が我々人間という動物に与えてくれた能力であり、体のからくりなのだと。

結果としてはそう見えるかもしれないが、地面を強く蹴って身体を前に運ぶことも、その運ばれてきた体を着地の衝撃に耐えながら受け止めることも、本当はやってはいけない行為ではないかと考えたのです。

このことに対して目を開いてもらうためには、これまで行ってきた走るという行為をいったん全否定して、体の仕組みに沿ってゼロから作り直す気持ちにならない限り、変えることは出来ないと思います。

そのために阪本さんに対して、厳しい言葉をかけ続けました。

そのことがプライドを傷つけ、私の理論を受け入れることなく、これまでの走りを継続しようという結果になったとしたら、残念ですがそれまでのことです。

しかし、私を含めすでに学んでくれ固定概念の呪縛から離れつつある、植村さんと太田さんの走りを間近かで見れば、自分にもできないはずはないというか、自分が必死に取り組んできた走るという行為が、なぜこんなに楽で簡単に見えるのかと思わない方がおかしいのです。

今回の大きなテーマ、走るという行為のなぜどうしてを伝えるという目標は、阪本さんには届いてくれたようです。

「これまでの固定概念やプライドを一旦捨て去り、一から動き作りをすることだと思います。早く走る、タイムを縮めるということはとりあえず置いておいて、正しいからだの使い方をマスターしていきたいです。」という言葉に、いつも以上の充実感というか自己満足を感じています。

現在遠隔地の方から、小学生のサッカーをやっているお子さんの遠隔指導の依頼が届いています。

私の考え方はすでに返信していますので、そのことに納得していただければ、近々指導が始まると思います。

もちろん直接指導をしてもすべてを理解していただけるわけではない中での遠隔指導ですが、今なら色々なアイデアがあって、お役に立てる指導ができると思っています。

今回の西本塾を通して、同じことを同じように伝えるのではなく、この部分が本当に重要なんだ、この部分を疎かにしたのでは、絶対にその先に進めないのだという説明の仕方が出来たのではと思っています。

もちろん参加者全員に等しく届いたかどうかは分かりません、それぞれの受け取り方が違いますから。

ただ私自身は、今までとは違った伝え方が出来たと思っています。

次の予定は今のところありませんが、もっともっと伝え方を練り上げて、自分が納得できる西本塾をやってみたいという気持ちにはなっています。

西本塾参加者からの感想②思いは届いたような届いていないような・・・。

昨日に続いて、3名の方からの感想が届きました。
順に紹介し、私の感想を加えます。

『西本直先生、西本塾の開催ありがとうございました。
23期生の皆々さま、お世話になりました。

2日があっという間に過ぎ去り、色々な感情が処理できず眠れないかと思いましたが、今日は久しぶりにぐっすり眠る事ができました。恥ずかしながら皆さんとお別れしてからしばらく胸の中を風が抜けてました。

最後の感想を述べる時は何だか感想になって無い事を申しましたが、感じた事を改めて伝えさせて下さい。

「骨盤と背骨、これだけ」、実にシンプル、他では聞くことができないですね 。

専門在学中や免許を取得したての頃は勉強会に通ってみたこともありましたが、更に学ぶ気になるところはありませんでした。それは話を聞いても実感が湧かなかったりすんなり入ってこないものだったからだと思います。理解力が無いと言えば無いのですが。

永い歴史のある医学は当然立派なもので、否定するという事は全くありませんが、人間の身体を捉えようと考えた時に、あの骨盤と背骨の骨模型を見た方が僕には分かりやすかったです。

アクチンミオシンの滑走、解剖学で習った学生時は、確かに筋肉の最小形態がそうなっている事は不思議で面白く、印象には残っている事項でしたが、結局試験の為に言葉を覚えるに留まりました。

そこから3・5・7理論に辿り着いた直先生はすごいです、追い付けませんね。(汗)

先生がやっていた両手の指を互い違いに滑り込ませるあの動き、初めて読んだときになるほどな~と自分も同じ事をしていました。とても分かりやすかったです。

実は2日目の公園を走った時、結構早い段階で私もスジを傷めていました。鼠径部の下方両足ともです。股関節を伸展させずに屈曲させクッションの余裕無いところに着地が股関節の真下よりも前になったのでしょうが、たぶん肘や上肢に意識がいった時に従来の悪い習慣が出たのだと思います。

結構痛かったのですが体は本当に上手く出来ていると、ここでも身をもって知る事ができました。

仕組みからすれば当たり前の結果だ と。(西本理論に出会わなければ筋力が弱いから傷めたんだで納得し、間違った筋トレをし、また同じように傷めるの繰り返しになっていたでしょう。)

筋肉を意図した通りに収縮させることの難しさを実感しました。

なので、下り坂の走りで先生から「ブレーキかけない!」と言われた前後は走る事に集中できておらず、失礼しました。吹田さんほど症状が重くなかったので室内に戻るまでに大分回復しました。(吹田さんも早く回復される様に願っております)

それから「からだほわっと」これは想像と違いました。もっと揺れが大きいものだと思っていました。

今回受講のきっかけが、とても簡単な動きだけで想定外の効果があった操体法に感動した事でしたが、からだほわっともソフトなタ ッチと見た目に派手でない動きであんな感覚になるのですね。

特に背面全体が床に密着するように柔らかくなったと感じましたが効果は全身にも波及してると思います。太田さんありがとうございました。どれくらいの時間か分かりませんが落ちてましたよ。あと太田さんの手の柔らかさ、気持ち良かったです。

自分が感じる事の出来た心地よい感覚を患者さんに味わって貰えるようにやっていきたいと思います。

あとは操体法ですね。操体法に出会ってから2ヶ月、義務ではなくやりたいと思って夜寝る前と起床後にやっていましたが、本を読んで自分なりにやっていたものと、今回教えて頂いたのは、外見的には似ていましたが違いました。

今までは気持ち良さ第一で伸ばされて痛気持ち良い筋肉を感じる様にやっており、骨盤背骨へ焦点をあてた6方向への展開は意識していませんでした。今後はより脳脊髄に「刺激」を与えていきたいと思います。

フライングバックトレーニングをした後の、あの腰が入った(前傾した)感じ、背骨を屈曲できない感じ、スッと姿勢が良くなる感じは他の運動では味わえません。何より体が喜んでいるのがわかります。広背筋の形態、動き、作用を知っていても器具なしでトレーニングできるこの運動をそうそう考え付くものではないかとは思うのですが、有難くやらせていただきます。

走りに関しても、送って頂いた動画を見て余計な動き、全く意図していない筋肉の収縮を見 て、先生はじめ植村さん太田さんの力みの無い気持ち良さそうな走りとの違いに笑ってしまいました。ドリルに勤しむ所存でございます。

最後の、伸筋で行う腹筋運動と腕立て伏せ、これまた答えを教えて頂きました。自分で考えて導き出してみたかったですが、、目標までの距離遠いです。(笑)

自分で開業して10年ですが、今の時点で「西本直」という人と出会えて良かったです。

現在不定期開催ですが今後また開催される時には、どんな職業に拘わらず多くの人に受けて欲しいですね。特に人の身体を診る職業の方にはオススメしたいです。情報過多の現代、何を学んだら良いのか迷いが無くなり、ベースがしっかり築けると思います。

ブログを通して西本 先生に厳しいイメージを持たれる方もいると思いますが、そう感じるのは何事にも真摯に向き合っている故の結果であり、実物は普通のオッチャンです。(※本人談です。汗。公園で子供に自転車の乗り方教えている画は良かったですね。的確なアドバイスをしていたと察します。)

また、社会人になると他人と新たに出会う機会が減りますが、今回のように様々な方達と出会えるのも魅力です。ブログに度々登場する植村さんに会えたのも嬉しかったです。他の人の誘導の際、挙げるでなく「挙がる~」、曲げるでなく「曲がる~」と声掛けしてたのは、ひと文字違うだけで逆になってしまうので勉強になりますね。西本先生の前に逸郎兄さんを目指します。

懇親会の時に話されたこぼれ話?もトピックとしては大きすぎですが、聞けて面白かったです。智志さんにお目にかかれたのも嬉しかったです。3%の話、何事にも例外はあるので、西本塾はそうなって数字を上げたいですね。

箇条書きでつながりがなく、まとまらない文章で誠に申し訳ございません。本当に入口に立っただけの印象です。いつか先生が喜ぶような脈絡のある感想が書けたらとは思いますが、勢いで書いた今回はこれでお許しください。

西本先生は今回の準備から本番終了まで本当に大変な気力労力を使われたと思います。受講した我々は最高のおもてなしを受けたと思っております。本当にありがとうございました。

西本塾23期生 長野県飯田市 丸井覚』

丸井さんは、今年の2月に私の本に出会い、実践していく中でこれまで感じることのなかった体の変化に驚いたそうです。

長年悩まされた腰痛や、みぞおちあたりに感じていた痛みは、これまで西洋医学はもちろんカイロや整体、太極拳、呼吸法といろいろ試してきたけれど好転しなかったものが、本を読んでの見よう見まねが思わぬ効果を生み直接指導を受けたいと遠く長野から参加してくれました。

現在鍼灸院を開業していますが、自分の体を整えることなく患者さんに対して自信をもった施術が出来ないことは当然のことだと思います。

今回私が一番伝えたかったことを「骨盤と背骨、これだけ」という言葉で表現されていますが、まさにそういうことなのです。

この言葉の意味はとても深いものですが、まずは単純に「たったそれだけ」と思ってくれていいと思います。

初めての参加でしたが、色々な意味で良い体験をされたと思います。

これからも継続して深めて行ってほしいと思います。

『西本先生、奥様、今回参加された塾生の皆様、2日間ありがとうございました。
サプライズゲスト!?の智志君の元気そうな顔も見られたので嬉しく思いました。

とても充実した2日間を過ごせたことに改めて今回の西本塾に参加して良かったと深く感じました。

今回初めて参加した西本塾から1年が過ぎ2回目の西本塾への参加となりました。

この1年間で自分なりに行ってきたことは、FBTの継続と走ることでの気づきと修正の繰り返しでした。
また、施術の面では操体を通して相手が連動して動くということを自分なりに考えながら続けてきました。

しかし、まだまだ枝葉の部分しか見えていなかったということに今回改めて気づきました。というのも「人間の本質は骨盤とそれに連なる背骨である」という絶対的に変わらない真理があり、「骨盤と背骨を使って6方向に動かせること」ということを分かったつもりでいたということでした。

つまりこの事実だけを理解した気でいて、その結論に至ったまでの根っこの過程を考えなかったことが枝葉だったんだということにやっと気づきました。
その根っこの部分を理解していくと今まで点であったものが線に繋がっていくようになりました。

なぜどうしての部分が分かってくると、施術の面で相手に説明する際にも体の理解と頭の理解を繋げることができるようになり、より効果を期待できるようになるだろうと感じ、今後今までよりも自信を持って施術できるように思います。

また今回は多く幅広い年齢層の方が参加されたので、実技の時間にたくさんの方の動きが見られたことも良かったです。
これは2回目の参加であるからこそ自分の動きで精一杯になることなく周りも見れる余裕ができたからだと思います。

その中でこの人がより良い走りになるにはどんなアドバイスをしたら良いだろうかや、どこどこに力が入りすぎてるななど、自分の中で考えたりすることもできました。
また、西本先生が実際に声かけでアドバイスされた内容が自分の考えていたことと同じであったりということがあり、心の中で喜んだりしていました。

外から見える動きから、その方の考えまで予想し、最も的確なアドバイスをする、まだまだその域までは遥か遠いですが、そういう考え方を常に持ちつつ継続していこうと思います。

そして前回から約1年間継続してきた走るということが、西本先生から見て実際に理想とするものに近づいているのかという不安のもと走らせていただきました。

この1年間、自分自身走る感覚をつかむまで相当悩んだり諦めかけたりしました。

しかし、ふとした時に力感なく走れる時があったり、負けず嫌いな性格も手伝い、ひたすら自分の体と対話することで少しずつ形にすることができました。

なによりも自信になったのが今回の走りを見て、西本先生にかけていただいた「動きが良くなった」という言葉です。

自分の進んできた道が間違っていなかったこと、これからもこの道を進んで行けば良いんだと確信できました。
もちろん今後の継続が大事であることは継続することの大切さを知った上で言うまでもありません。

重ねてとなりますが、今回西本塾に参加して本当に良かったと思います。

西本先生を始め皆様、本当にありがとうございました。

1回目より2回目、またその後と参加して初めて複数回参加することの良さがわかると思います。

信じて継続することは難しいことですが、これからも「継続は力なり」を胸に努力していくので西本先生、皆様ご指導のほどよろしくお願いします。

西本塾18・23期生 太田 肇』

太田さんにも今回のテーマがしっかり伝わったようですね。

今回しつこいくらい繰り返しましたが、「人間の本質は骨盤とそれに連なる背骨である」という絶対的に変わらない真理があり、「骨盤と背骨を使って6方向に動かせること」が、人間が人間であることの証であり、それをどう活かした動きをするのかが、我々人間が自ら考えなければならないことなのです。

このことに常に思いを巡らせ、そのうえで体をどう使うのか、これはもう試行錯誤を繰り返していくほかはありません。

太田さんの走り、努力の跡が見られましたよ。

前回はどちらかというと納得していないというか、本当にこれでいいのかという意識があったと思います。

続ければつづけるほど、ここはどう使うという足し算ではなく、ここは自然に、ここも体の動きに任せてと、どんどんシンプルになって行くはずです。

今の方向性を続けてください。

『3回目の西本塾を終えて。
西本先生、奥様、今回もほんとに熱い2日間をありがとうございました。
そして、ちょこっと顔を出してくれた智志くん、『私に会いにきてくれたもんだ』と、勝手に思っています。笑 ありがとう。

そして、23期生のみなさん、初めて会った瞬間から圧倒されるような前向きな姿勢がビシビシと伝わってきました。あっという間でしたが素晴らしい時間をありがとうございました。

サッカーの動き・走りを求め、ただただ枝葉の部分をもらいにいった個人指導、中途半端すぎる自分に嫌気がさし勇気をふりしぼって参加した2016年の西本塾とその深める会、そこから約1年ぶりの今回の参加となりました。

昨年の深める会では1番新米でたくさんの先輩に囲まれてめちゃくちゃ勉強になったので、今回も感動するような先輩の参加を期待していたんですが、残念ながらそれはなく、逆にこれも想定内でしたが私が1番先輩という立場での開催となりました。

昨年の深める会まではただただ習得しにいってただけでしたが、私も1年間真剣に西本理論と向き合ってきた自負もあり、今回のテーマは「本当に正しく理解しているのか、その上で実践しているのか、そしてその動きは正しくできているのか、それを言葉で説明できるのか。」人を見るということも含めて、できた分かったになっていないか、自分で自分をテストする確認作業を1番に臨みました。

びっくりしましたが、西本先生にはすべてお見通しだったのでしょうか。
随所で、お手本となる動きや何を目的でそのトレーニングをしているのかの説明などを私に実演させていただける機会を設けてもらいました。
ベンチプレスなど器具を用いたトレーニングの時は、「おいおい、ほんまに大丈夫か?」と少しびびりながら(笑)のものもありましたが、いい経験となりそれがそのまんま自分自身の確認作業となりました。
嬉しかったなぁ、ありがとうございます。

今、レジュメを見直してみても、メモの少なさに驚いています。
あるのは西本先生の実体験や例え話のうまさの部分で、日頃正しい方向に向かってきてたなと実感しすごい自信になりました。

ただ、うまく使おうと小手先に走りかけていたところをズシっと本質に引き戻していただいたので、この部分の感覚を大切にし、どんどん強調していって、もうひとつ上のレベルにいきたいと思います。

最後に、懇親会や休憩中の会話も含めて、やっと自分の中で決心がつきました。
『本気で欲しがっている人にだけ』伝えていこうと思います。

奈良市 植村逸郎』

植村さんには何度も言っていますが、自己流にならないでほしいのです。

私の考え方や方法論が唯一無二のものだとは言いません、しかし、中途半端に取り組んだのでは絶対に私に近づくことは出来ないのです。

まずはしっかりとすべてを踏襲していただき、そのうえでご自分の色を出してほしいと思います。

仰る通り、中途半端な気持ちで学ぼうとする人に対して、こちらがどんなに真剣に向き合っても無駄なことです。

それでもやらなければ広がって行かないかもしれません。

教える側が中途半端な理解と正しい実技を身に付けていなければ、学ぼうとする人に失礼だし、正しく伝わるわけがありません。

植村さんはもう一歩、厳しく言えばまだまだです、ただ間違いなく私の思う良い方向に進んでくれています。

だから今回は絶対に参加して欲しいと思いました。

植村さんに対する私の考えは間違っていなかったと思います、これからの活躍を本当に期待しています。

関西方面で西本理論を学びたい人は、奈良の植村さんを訪ねてくださいと言える日が近いと思います。

4人から感想が届きましたが、まだ走るという行為の本質に迫る感想が聞かれないことは少し残念です。

私がなぜ走るという行為に対して、こういう体の使い方を提唱しているのか、今回このことが私の中でも大きなテーマとなっていました。

その部分を具体的に理解してくれて、ブログを読んでくれている人に、なるほどそういうことだったのかと思ってもらえる感想が届いてこそ、今回私が久しぶりに西本塾を行った意味があるのです。

まだ送っていただいていない人の中から、その本質に迫る感想が届くことを願っています。


プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。こちらもご覧ください。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
西本塾を深める会を9月10日(日)に開催を予定しています。
詳細はstudio操のホームページ内の「講習会情報」をご覧ください。

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