アンドレス・イニエスタ選手、是非この目で見たいと思います。

W杯開幕が近づいてきました。
我が日本代表は、ごたごたが続いたうえに、大方の予想でも大きな期待はできそうもありませんし、個人的にも過去の試合を見る限り、選手たちの体の動きに関しても、取り立てて記事にするほどのものはないと思いますので、特別なワクワク感は感じていません。

4年前、W杯を間近にしていた頃に、雑誌の特集記事で何人かの選手の動き分析をしたことから、サッカー選手の動きを分析することが面白いと思うようになりました。

ほとんど予備知識がないまま、言われるままに指定された選手の動きをユーチューブで何度も何度も繰り返し見続けました。
あれから4年もたったのかと、月日の流れを感じています。

そして今、その中の一人だった『アンドレス・イニエスタ選手』がスペインの代表としての最後の雄姿を見せるべく、W杯に臨もうとしています。

そしてその後、バルセロナを離れ何と日本のJリーグに所属するヴィッセル神戸に加入することが決まったようです。
うわさが流れてきたときは、もし実現したら凄いことだけど、さすがにそれはないだろうという気持ちでした。
それが本当だと分かった時、サッカーは素人だと公言し、サッカーに対して特別な感情はないと言い切っていた私が、イニエスタの体の使い方をこの目で見たいと本気で思うようになりました、そしてその準備をしています。

スポーツ選手に対してこんな気持ちになったのは、ゴルフを始めた20年ほど前、当時全盛期だったタイガーウッズ見るために、宮崎で行われていた『ダンロップフェニックストーナメント』を見に行きたいと思って以来のことです。

動き分析で名前が挙がった超一流選手の中で、最も印象に残ったのが、スペイン代表のアンドレス・イニエスタとドイツ代表のメスト・エジルでした。

メッシやC・ロナルド、そしてネイマールのような派手さはなく、体も日本選手と比べても決して大きくない二人が、一つ一つのプレーを事もなくこなしていく姿に、本物のプロフェッショナルというか、サッカーがうまいって言われる選手はこういう選手なんだろうなと、まさに素人ながら感心させられました。

今回のW杯はスペイン代表としてピッチに立つイニエスタという選手をしっかり目に焼き付け、そして実際に目の前で見られるかもしれないその時のイニエスタという選手の動きをみる準備をしておきたいと思います。

予習というわけではありませんが、改めてユーチューブを検索して、イニエスタ選手のスーパープレーを堪能しています。

サッカー好きの人から言わせれば、何を今更と言われそうですが、私にとっては今見ておかなければという気持ちです。

前回のW杯前のように、動き分析のようなことを仕事として頼まれていたら、あの時以上に具体的で興味を持ってもらえる文章が書けたと思うので、そういう意味では少し残念です。

とは言え、毎度のことですが、頼まれもしないのに何かをやるのが私の常で、今日は少しだけイニエスタに関して気づいたことを書いておこうと思います。

イニエスタのプレー集を見ると、必ずと言って良いほどチームメートであるメッシ選手の姿が映っています。
ならば二人のスーパースターの違いというか特徴を見つけることができれば面白いかなと、最近ずっと動画を見ていました。

見つけました、それぞれの大きな特徴というかボールと体の使い方の違いです。

メッシは基本的にゴールに近いところで仕事をしますし、進んでいく方向もサイドに開くとかではなく、ゴールに向かって直線的です。
そうなると、いかにボールを無駄なくゴール方向へ運んでいくかが最大の目的となります。

メッシは相手ディフェンダーの動きを見て、体重と重心が一緒に同じ方向に動かなければならないように仕向けています。

右なら右へ完全に移動させてしまうという感じです。

そう言う動きをしておいて、まったく逆の方向へボールを運びます。

メッシの何人抜きと呼ばれるシーンでは、まさにこれが繰り返されます。
相手ディフェンダーも一流選手のはずですが、メッシの誘う動きにまんまと騙され、逆を取られてしまいます。

メッシが仕掛ける時、体重を右へ移動させたと見せても、骨盤とくに股関節部分はしっかりどちらにでも方向を変えられるような体勢を保っています。
そして私が2分割と呼んでいる体の使い方で、上半身は右へ、しかし、下半身は逆の左へと移動できるのです。


ディフェンダーたちは、メッシの動きに体全体で反応し、右だと思ったら右に体全体が移動してしまいます。
その時メッシの骨盤は反ったままですが、ディフェンダーは重心が下がり腰が落ちて猫背になっています。
このことは各種媒体で何度も記事にして書いてきました。

これでは2分割の動きはできません。

イニエスタの動きを語るとき、こうしてメッシの動きをある程度書いておくと、違いが明確になると思って書きました。

ではイニエスタの動きの特徴は何か、それは相手の体とボールの間に自分の体を素早く割り込ませることで、ボールを奪われずにコントロールできるということです。

メッシは相手の股を通してでも、直線的にゴールに近づこうとしますが、イニエスタは基本中盤の選手ですので、まずは確実にボールを保持することを優先しているのだと思います。

その際、自分が小柄であることを利用して、股関節部分、大腿骨の大転子部分を、相手のそれより低く当てると、体格に左右されず当たり負けすることなく、相手のバランスを崩すことができることを知っているようです。

メッシも同じような使い方をしますが、イニエスタはボールを奪いに行くときにも、相手のバランスを崩すことさえできればボールを奪えると言わんばかりに、無理にボールに行くのではなく、股関節部分を押し当てるようにして、ボールと相手の体の間に割り込んでいきます。

日本人はフィジカルが弱い、体格差や筋力差はいかんともしがたいと、何の工夫もなく言い訳に使っていますが、イニエスタのような使い方をしている海外の小柄な選手は他にもたくさんいます。

そうやってボールを確実に保持する体勢を作っておいて、周りのすべての状況が分かっていたかのような絶妙なパスを出し味方の選手を使うのですから、相手にとっては脅威としか言いようがありません。

相手選手の激しいプレッシャーの中、あれだけ落ち着いたプレーができるのは、股関節という重心位置の重要性を確実に認識しているからではないかと思います。

いわゆる足が速い選手ではありませんが、相手とボールの位置を瞬時に判断して、自分がどこへどのタイミングで走り出せばいいのかが分かるのだと思います。
それが出来るのは、相手とのコンタクトに負けないという自信があるからです。

先日見に行った中学生の試合の中でも、そういうシーンが見られましたが、イニエスタに比べると相手のプレッシャーが少ない、体が離れている状態でのプレーで、イニエスタのように相手とボールの間のギリギリのスペースに、骨盤をねじ込んでいくというのは至難の業だと思います。

今回の移籍は、バルセロナの下部組織から築き上げてきた『アンドレス・イニエスタ』というスーパースターが見せる最高のプレーができなくなりつつあることを自分が自覚したなどという表現も目にしましたが、それでも現時点で世界の超一流のプレーヤーであることは間違いないと思います。

イニエスタとメッシの特徴をあげましたが、大きく分類すると、この二つの体の使い方にすべての選手が集約されると言っても過言ではないようです。
もちろんその状況に応じて使い分けているとは思いますが、今回のW杯をそういう視点で見てみることも一興ではないでしょうか。

「今のは相手の体重と重心を完全に移動させてバランスを崩したとか、少し遅れたにもかかわらず、股関節ねじ込んで大腿骨の大転子を下からあてがったので、押されることなくバランスをキープできたな」、などと思いながらサッカーを見ると、人間の体の不思議さに感動するかもしれませんよ。

もちろん、その動きにどうやったら対抗できるかということも、裏返しの話ですから方策はできています。
しかし、守るも攻めるも「なるほど、はい分かりました」などという簡単なことではありません。
そのために必要な体の使い方、それを可能にするためのトレーニングに真剣に取り組み継続する必要があります。

相手チームの戦術や戦略を分析する専門家もいる世の中になったのですから、私のような観点で選手の動きそのものを分析し、特徴を発揮しやすくしたり、相手の動きの先回りをするといった対応策を取るなど、発想は広がるばかりですがいかがでしょうか。

なかなか他の選手の動き分析までやっている時間はないので、この選手を是非という希望もあるかもしれませんがご容赦ください。
ただ私が知らない選手の中にもたくさん素晴らしい選手がいると思いますので、どこの国のなんとかという選手は見ておいて損はないよというお勧めの選手がいましたら、教えていただければ有難いです。
一人二人なら録画してみられるかもしれませんので、よろしくお願いします。

まずは大会二日目、イニエスタのスペイン対C・ロナルドのポルトガルの戦い、夜中の試合でリアルタイムで見られるか自信はありませんが、とにかく楽しみにしています。

スポンサーサイト

固定概念にとらわれず、大きな夢と希望を持ち、理想に向かって進んでいこう!

週末、久し振りにサッカーの試合を見に行きました。
J1でもJ2でもありません、育成年代の中学生たちの試合です。

先月の東京、そして来週に迫った大阪でのセミナーと、現在、育成年代の指導者を相手に話をする機会をもらっているので、現場を見るちょうど良い機会となりました。

西本塾生が指導するチームが、私の自宅からも遠くないスタジアムで試合をするから見に来て感想を聞かせてほしいということで、朝から出掛けて行きました。

対戦相手の監督も旧知の間柄でしたが、会うのは20年以上振りでした。
短い時間でしたが、昔話に話が咲きました。

試合を見ての感想ですが、私の影響を受けている方のチームの選手たちですが、聞いてみるとクラブの方針というか、私の考え方を全面的に取り入れるところまではいかないようで、FBTや走りのドリルを常時行っているわけではないそうで、ならば私に選手たちの体の使い方に対して感想を求められても答えようがないはずでしたが、やはり指導する側にそういう意識があるかないかで、選手の動きがこれほどまでに違って見えることに驚かされました。

まずは姿勢です。
明らかに骨盤の角度が違うというか、背中がすっと自然に起きている選手が何人か目につきました。
そう言う選手は動き出しが早く、ボールと相手選手の間に体を入れるという基本の動作が簡単にできるので、ボールを失わず、また奪うことも上手にできていました。


対するチームは、出足の遅れをカバーしようと、力んで上体が突っ込み、バランスを崩してしまいます。
どこかで見た光景だと思ったら、テレビで見る日本代表の試合そのものでした(笑)

とくに3人の選手の動きが目に留まり、動きを追いましたが、一般的な指導者たちは、彼らの動きを見て、『上手い選手』の一言で片づけてしまうのでしょうね。

私の選手の動きをみる視点を勉強したいという目的で、試合を見に来てほしいと言ってきたわけですが、良い動きができている選手と、そうでない選手の動きの何が違うか、どう指導すればもっと上手な動きを身につけさせてあげられるのか、まだ自信がないということでした。

私はまず、先に上げた3人の選手たちのどこが良いと言っているのかを説明し、まずは彼ら自身に自分の長所を理解させ、それを常に発揮できるように指導しなければならないことを伝えました。

自分がなぜボールを失わないのか、なぜボールを奪えるのか、そして正確なキックができるのか、それらをなんとなくできているのではなく、体の使い方という観点からしっかり理解させてあげられるようになって初めて他の選手へ波及していくということも話しました。


名選手が必ずしも名コーチになれないのは、自分の体の動かし方を明確な言葉に置き換えることができないからです、自分はできていた、自分はできなかったでは、指導ではありませんから。

対するチームは、まさに旧泰然とした雰囲気で、ベンチから飛ぶ激も、そうじゃないだろうと突っ込みたくなるものばかりでした。

この違いは何か、大げさな表現かもしれませんが、指導者に『夢とロマン』があるかないか、それだけだと思います。

自分がそれなりのレベルまでたどり着いた選手たちは、もっとレベルの高い選手や、世界の超一流選手のことを違う世界の生き物のように思っています。
自分がどれだけ努力してもここまでだったのに、という思いが根底にはあるのでしょう。

「それなりのレベルの子供たちが揃った年は、良いチームができて成績も良かったが、今年はだめです」、これではまさに自分の指導力の限界を自分で認め、それ以上のことはできないと言っているのと同じです。

そんな指導者の元では、選手たちが持っている無限の可能性を引き出してあげるどころか、蓋をしてしまうことにもなりかねません。

私に対しても、20数年前、彼が知っているトレーナーとしての私のままで、現在までの経験の蓄積や理論の構築など興味など感じてはいませんでした。

それは彼に限りません、昔出合った人間たちはその頃の私のイメージしか持っていないのですから当然のことかもしれません。
まさか私がこんなことを考え、こんな声を上げているなどとは想像もしていないでしょうから。

私はすべての物事に対して、常になぜどうしてを繰り返してきました。
「こんなことができるはずがない、考えるだけ無駄なこと」、そんな風には一度も考えたことはありません。


今回見た二つのチーム、指導者の発想の違いが、私の進化し続ける体に対する考え方を、自らが高く掲げたアンテナで捉え、それを学び指導に生かすことで、選手たちを少しでも上手にしてあげたいという、指導者として最もシンプルな欲求を満たしていくのではないでしょうか。

色々なことが重なるものです、東京でのセミナーの後、日本代表の試合をテレビで見て、改めて私が考えてきたことを指導者に伝えなければならないと思いました。

そして現場で育成年代の選手たちの試合を見る機会を得て、その思いを強くしました。

夢も希望も理想も大きく高く持つのです。

そうすれば、そこに近づくための道筋が見えてきます。
自分が上ったことのある山の頂から見える景色などちっぽけなものだと認めて、まだ見ぬ高みを子供たちと一緒に目指せばいいのです。

そうでなければ育成年代を預かる指導者として何が楽しいのでしょうか。
一緒に夢を語れる指導者の元でなければ、選手たちが本当に楽しいはずがありません。

クラブの運営等々、私が知り得ない苦労がたくさんあると思います。
それでも話をしていて夢も理想もなく現実そのものばかりを聞かされては、話が弾むはずもありません。

もちろんたった1試合を見ただけですし、久しぶりに会った私に本音を語ってくれたとも思いません。
それでも私には物足りなかったのです。

夢や理想を語るだけだは何も変わらないかもしれません、それでもそれを私なりに発信し続けてきたことで今があります。
今まで以上に夢と理想を追い求め、それが誰かの役に立つことであると信じて続けていきます。

さて今日はもう一つ、同じく西本塾生から届いた報告です。
ちょうどテレビで日本代表とガーナが試合をしている最中で、リアルタイムツイーとをしている時に届きました。
とても興味深い内容でしたので、紹介させてもらいます。

こんばんは、お久しぶりです、連絡が出来ておらず申し訳ありませんでした。
岡山市の中学校の教員となり、二ヶ月が経ちました。

県も違い、生徒の年齢も違う、ということで、この二ヶ月ドタバタかつ学びの連続でした。
いわゆるヤンキーもいる学校で、今は特別支援学級の担任をしながら、女子ソフトテニス部の顧問をしております。

本題ですが、特別支援学級の担任をしたりヤンキーたちの相手をする中で分かったことがあるのですが、彼らを追いかけた後(もちろん彼らは屈筋で走るために、西本走りがまだまだの僕でも余裕で追いつけます。)捕まえたりする中で、伸筋を使うと相手の動きが落ち着くというか、すんなり従ってくれることが多いのです。

特にあえて屈筋を使った時は、あからさまに余計に興奮してしまったりします。
伸筋は、相手の心にも響くものなのかな、と思い始めたりしています。


特別支援学級の担任となり、少しまた西本理論を僕なりにですが、勉強することができました。

ソフトテニス部はまだまだ身体の動きなどの部分に至らず、ちゃんと話を聞くとか、そういう部分に注力しています。
サッカー観戦中だと思います、お邪魔致しました。
H選手はめちゃくちゃ腕振って走って当たり前してますね、残念です。
ガーナの左サイドにいる14番に少しばかり期待しています。
また連絡させていただきます!

いかがでしょうか、私もそういう分野にまで伸筋理論が当てはまるとは正直思ってもいませんでしたが、言われてみるとまさにそういうことだったのですね。

私がやって見せる屈筋対伸筋の腕相撲が、これで説明できると思います。
むきになって屈筋で対抗しようとすれば、相手も屈筋で対抗する、まさに力と力のぶつかり合いで感情もコントロールすることはできません。

それが屈筋の意識を消し、伸筋に切り替えると、相手は力のぶつけどころを失います、力んでしか筋力を発揮できない屈筋が力めなくなれば、十分伸筋だけで押し切れるというわけです。

私が体当たりの練習を壁に向かってやったらだめですよと言っているのもこのことです。
いくら自分が、グーではなくパーとかスライムとか言って、伸筋メインのぶつかり方をしても、壁には感情がありませんので無情に跳ね返されるだけです。

大げさな言い方になりますが、人間関係も同じではないでしょうか。
自らを固くして相手を受け入れる態勢を取らなければ、相手も同じく体を固くしてぶつかってくるだけです。

相手がどんなに頑なで、取りつく島もないような人間だったとしても、こちらが柔らかく受け止めてあげることができれば、いつまでも固まったままでは人間苦しくなりますから。

伸筋屈筋だと、訳の分からないことを長年試行錯誤してきた私ですが、こういう部分の頑なさはだれにも負けない偏屈な男でしたので、「お前が言うなと」突込みが入りそうですが、今になって思うと、そういうことなのだと思います。

『体が固い奴は頭も固い、頭が固い奴は体も固い』、私がよく使う言葉ですが、いや自分は違うと思っている方も、よくよく考えてもらうと当たらずとも遠からずではないでしょうか。

いろいろ書きましたが、今自分がやっていることに満足せず、指導者であれば、もっと良い指導方法はないか、もっと選手たちのためになることはないか、無理だ出来ないと思っていることに対して、なぜどうしてと自問自答を繰り返すことで、固定概念にとらわれず、大きな夢希望を持ち、理想に向かって進んでいこうではありませんか!

付け足しですが、本当に暑くなってきました、明日以降梅雨入りが予想され、気温は一段落するかもしれませんが、気温だけではなく湿度も大きく影響するので、『熱中症』には念には念を入れて対策を講じてください、命の危険まで考えてください、後でこうしていればよかったでは済まされませんから。


W杯サッカー日本代表選手の発表を受けて思うこと

今日から6月、お決まりな言い方になりますが、あっという間に月日は流れて行きます。
あと2か月と少しで節目の年齢を迎えることになるということで、今年はこれまで以上に気持ちを引き締めて生活しているつもりですが、ここまでの5か月は自分なりに納得できる頑張りが続いていると思います。

中でも、5月の20日21日に行った、育成年代を指導するサッカーコーチたちを対象としたセミナーの講師という仕事は、これまでに経験したことのないもので、昨年末に話があってから、自分の積み上げてきたものを、明確な対象者に対して、何をどう伝えればいいのかを改めて整理してきました。

不思議なことに『西本直』という名前を検索すると、ウィキペディアに『愛媛県宇和島市出身のアスレティックトレーナー、サッカー指導者』と紹介されています。
私がウィキペディアに名を連ねていること自体がおこがましいことですが、アスレティックトレーナーはまだしも、サッカー指導者は違うように思います。

もちろん私が掲載を依頼した覚えはなく、どなたかが書き込んでくれたものだと思いますが、私のことをよく知らない人にとっては、それを見てなんとなくそうなんだと思われてしまうかもしれません。
何度も書いてきましたが、私はサッカーそのものの経験は全くありません、学生時代の体育の時間にボールを蹴ったことがあるだけです。

その私がJリーグ開幕に合わせて、現在居住する広島市に本拠地を置く『サンフレッチェ広島』というクラブに、いわゆるトレーナーとして招聘されたことが、サッカーとの出会いのようなものでした。
未経験者、素人であったことが、サッカーやサッカー選手そのものの動きを客観的に見ることができたため、他の同じような仕事をしている人間とは少し違ったアプローチができたのかもしれません。

その後、いくつかの競技のチームや個人を相手に仕事をしてきましたが、サッカーという競技に対する特別な感情はありませんでした。

それがこの5年間の間に、自分でも驚くほどの変化がありました。

それは自分自身がどうやって今の知識や技術を身につけてきたのかというプロセスをはっきり説明できないまま、目の前の難問に自問自答しながら作り上げてきたことを、自分以外に伝えることなど絶対にできないと思っていたのが、伝わる伝わらないは別として、伝え残しておかなければならないものだと確信するようになったことです。

このことは、これも何度も紹介した、サッカーを専門として記事を書いていた、ライターの『木崎伸也』という存在があったからです。
川崎フロンターレ在籍中、といってもほんの数か月のことでしたが、監督だった『風間八宏』君の取材に同席したことがきっかけで、私自身にも興味を持ってくれ、その後の付き合いが始まりました。

自己分析してみても、自分のやっていることを理路整然と整理し伝えられるタイプではなく、いわゆる職人気質で『我が道を行く』の典型だったと思います。
そんな私の積み上げてきたことを、見事に言葉に変換させ、私の考え方を一般の方にも興味をもってもらえるものに昇華させてくれたことは、私の人生を大きく変えるきっかけになったと言っても過言ではありません。
そう言い意味で『木崎伸也』という人間には、心から感謝しています。

そんなことで前回のW杯前から、超一流選手の体の使い方分析の仕事を依頼されたり、別の媒体ではサッカーに限らず、さまざまな競技の選手たちを『体の使い方』という観点から分析させてもらうなど、『西本直』という一個人の職人芸を、世に知らしめるという想像もしなかった事態になっていきました。

そんな中でも木崎さんの専門であるサッカーという競技の比率は当然髙く、必然的に私の思考もどうすれば日本の選手たちが、並み居る海外の一流国、一流選手に伍して戦うことができるようになるかということが分析の最も重要なテーマとなっていきました。

『フィジカル』という言葉が一般化し、それを本当の意味で共通言語として使うことが難しくなったと思います。

フィジカルが強い弱いですべて済まされてしまうということです。

こういう例はほかにも多くあります、○○トレーニングで、○○が安定した、あえて固有名詞は書きませんが、事の本質を本当に理解してトレーニングに取り入れている人はどれだけいるのでしょうか。

海外の一流、超一流と呼ばれる選手たちと日本選手の違いは、基礎体力だという人もいます。
ではもうすぐ日本にやってくるスペインの『アンドレス・イニエスタ選手』に、日本選手はいわゆる基礎体力で劣っているのでしょうか。

基礎体力とはなんでしょうか、体格の大きさ、筋力、柔軟性、体当たりしたときの強さ、走るスピード、それ以外に明確な比較基準を説明することもなく、なんとなくで使っている言葉ではないのでしょうか。

イニエスタ選手を育成年代から知る私の友人は、その頃から周りの選手とは違う何かを感じてはいたが、いわゆる基礎体力という観点からは他の選手に勝る部分は見られなかったと言っています。
現実として体格、スピードでは、日本選手の方が上回っている部分の方が大きいように思います。

ではなぜイニエスタ選手が世界の超一流選手であり続けられるのか、サッカーをよく知る人に問いかけると「彼は特別な才能を持っているから」、これで済まされてしまいます。
ネイマール選手しかりメッシ選手しかり、彼らと比較すること自体が間違いだと言われてしまいます。
ロナウド選手やイブラヒモビッチ選手などは、あの体格からしても、確かに比較すること自体が間違いのような気もします。
しかし、それではいつまでたっても日本のサッカーが世界に伍してなどという時代が来るはずがありません。

その対応策としてはこれも異口同音に、『肉体改造』という言葉が使われます。
本当にその概念だけで対抗できるようになるのなら、ここ数十年のトレーニング理論の変遷や器具の進化の中で、とっくにそういう選手が生まれているはずです。

先日指導を受けに来てくれたレノファ山口の『井田征次郎フィジカルコーチ』も、若手の選手から肉体改造をしたいと指導を依頼されることがあると聞きました。
そこで、単なる肉体改造ではなく、サッカー選手としての動きをいかに上手く強くできるようになるためは何が必要かを説明し、動き作りのトレーニング『伸kingトレーニング』を行う必要性を理解させ、無駄に遠回りさせない指導をしたいが、他の指導者の理解が得られないと嘆いていました。

広島に移り住みはや25年、スタートはサッカーでしたがいろいろな経験を経て今、改めて私を育ててくれたサッカーという競技に、少しでも何かお返しすることがあるのならと、さらに考えを深める努力をしています。

なんとなく違うんじゃないかと思っていたこと、こうした方が良いのにと思ってきたことに、確信が持てるようになり、小さな声かもしれませんが、こうして発信を続けていますが、日本を代表する選手や指導者の元に届くことはありません。

代表戦をテレビ観戦しながらリアルタイムでツイーとすると、多くの方から反応があります。
すべての人が私の言葉に頷いているとは思いませんが、『そうかもしれない』とは思ってくれているのかもしれません。

もう何十回何百回言い続けているかわかりませんが、日本人が肉体改造の名のもとに大きく強くのトレーニングで獲得した筋量筋力では、海外の選手たちの持って生まれた身体能力に追いつくことはできないと考えます。

走るスピードにしても、サッカーの選手に求められるのは『ヨーイドン』のスピードではないはずです。
今この場所から、どのタイミングでどこへ移動するか、その移動中周りの状況の変化に対応し、自由自在に方向とスピードを変化させられる、その判断力の速さです。


判断力が遅いと感じるのも、移動するという行為自体のスピードに自信がないことの裏返しではないのでしょうか。

そういう動きを90分間頭を働かせ体を動かし続ける能力なくして、11人の選手たちが1つのボールをゴールに運ぶという、サッカーという競技の本質を実現できるはずがないと思うのです。

パススピードが遅いとかトラップが下手だとか、ボールを受けても前を向けないとか、シュート自体の正確性がないとか、誰が見ても分かるマイナスポイントはたくさんあると思います。

そんな言いつくされたマイナスポイントが、なぜ改善できないのでしょうか。

一言で言えば『余裕がない』からです。

その余裕を作るために必要なのが、速い判断と素早い動き出しです。

体の大きくない日本選手が、明らかに体格に勝る海外の選手たちに対抗するためには、この動き出しの素早さという概念を取り入れ、それを可能にするための体の使い方を会得するために、体づくりではなく『動き作りのトレーニング』を行わなければならないのです。

そのことが分かってくると、応用として体のぶつけ方や、密着状態から相手を置き去りにするはがし方などという、分かってしまうと簡単すぎるような体の使い方もできるようになります。

W杯開幕まで2週間、もし今私が選手たちにその動きを指導できたとしたら、間違いなく動きは変わります。
まあそんなことは現実としてあり得ないことで、先日のガーナ戦をはじめ、過去の代表戦でも指摘してきたように、日本代表選手には、これからの日本を担っていくであろう育成年代の選手たちや、その指導者たちの反面教師となってもらって、「ああ、こういうときにはこうすれば良いって西本に教えてもらったな」と思い起こしてもらえるシーンが満載のゲームを行ってくれますので、私から理論だけではなく体をぶつけ合って体感してもらった事実を確認する時間にしてもらえばいいと思います。

選ばれた23人に関して、私は何も言うことはありません、それぞれ皆さん思うことはあると思いますが、決まったことは変えられませんから。

私にできることは、私が考えてきたことが、育成年代の選手たちに根付き、当たり前になっていくように、心ある指導者とともに声を上げ続けることだと思います。

あと2試合、強化試合があるようですが、もう真剣に動きを見てツイートする価値を見出せませんので、もし期待してくれる人がいたら申し訳ありませんが、しないと思います。

W杯本戦では、前回のように世界の強豪国、一流選手たちが、私の想像を超えるスーパーな体の使い方を見せてくれることを本当に楽しみにしています。
その動きをしっかり分析して、日本の子供たちのために役立つ何かを探せたら良いなと思っています。

今月11日の月曜日には、東京で行ったセミナーと同じ内容を大阪会場で行います。
私が伝えなければならないことがより明確になってきました。
受講者の皆さんとともに、育成年代の子供たちのために頑張ります。

サッカーコーチ養成セミナーの講師として

20日21日の両日、かねてから準備を進めてきた『世界に通用する!チームの勝利と個人の育成が両立できるサッカーコーチ養成セミナー』の講師を務めてきました。

このセミナーは広島出身で、高校卒業後スペインに渡ってコーチの勉強を重ね、帰国後、湘南ベルマーレや、大宮アルディージャの育成年代のコーチとして活動したのち、今年からこのセミナーを起業した『倉本和昌』さんの依頼によるものでした。

彼と初めて出会ったのは、4年前、第2回西本塾に参加してくれたのが最初でした。
当時から、自分が学んできたことを日本のサッカーの発展のためにどう活用していくのか、現在の活動の青写真はすでに出来上がっていたのでしょう。

西本塾に参加したことによって、私の提唱している様々な考え方や実践が、すべての基礎になることを理解してくれたようでした。

昨年末に正式に話があって、彼の夢やそれを実現させるための具体的な行動計画を聞き、一も二もなく協力したいと思いました。

西本塾自体は、こうやってブログに書き連ねていることや、各種媒体に寄稿した文章を読んでくれた人たちから、直接話を聞きたい指導を受けたいという意向を受けてのものでした。
ですから、西本塾のために何かを考えるという必要はなく、二日間という時間の中で、できるだけ多くのことを伝えたいという気持ちだけでした。

受講者の皆さんには、当然ブログを熟読し、私の考えを事前に学んでから参加することを要求しましたので、二日間という短い時間の中でも、それなりのことは伝えられていると思います。

受講してくれたサッカーの指導者の中からは(もちろんほかの競技の指導者も同じだと思いますが)、なぜ私が伝えていることを公の機関が我々に学ぶ機会を与えてくれないのか、という意見も多く聞かれました。

それは私が論じることではないので、何も言いませんが、まさに私が伝えている内容を、「今まで全く知らなかったとか、目からうろこです」などという感想が聞かれるレベルで、指導の対象がトップであれ小学生やそれ以下の子供たちであれ、サッカーの指導者として選手たちの前に立つことが本当に彼らのためなのか、それは選手だけではなく指導者の立場の人間も含めてですが、このままではまずいだろうと、ずっと思っていました。

西本塾の開催も減り、受講者の数も減ってきました。
私がそれでも続けている理由は、単純にやめてはいけないと思うからです。
私が発信を止めてしまえば、また教科書頼みの固定概念の中から抜け出せない、それぞれの分野の専門家と呼ばれる人たちの、本当の意味での進歩、いや基本的なスタンスそのものが変わっていかないと思います。

それで困るのは、誰でもない選手たち、それも育成年代の将来ある選手たちなのです。

今回のセミナーは、毎月一度受講者が集まり、それ以外にも色々な文明の利器を駆使して、教えっぱなし聞きっぱなしではなく、しっかり身につけ指導に生かしてもらえるように工夫が凝らされている、6か月コースの第4回を、私が担当するということでした。

今回3講座、合計20人の方が受講されましたが、倉本さんから私の名前を聞くまでに、すでに私のことを知っていたという人はほんの数人でした。

当然ブログ等も最近読み始めたわけですから、私がどんな人間なのかもよく知らないままで私の講義を受けることになります。
西本塾がホームだとすれば、さしずめ完全アウェーといったところでしょうか。
逆に言えばなまじ先入観を持たれるより、会ってみて話を聞いてみて判断してもらえるということですので、4時間という短い時間の中で、何をどう伝えるか相当練り込んで準備してきました。

いつものことですが、受講者に気に入られようとか良い印象を持って帰ってもらいたいなどという気持ちは全くありません。
私の発する一言一言、実技で見せる動きの一つ一つが、彼ら指導者ではなく、彼らの向こうに見えている育成年代の選手たちに届いてほしい、ただそれだけです。


例によって言わなくても良いことを言うこともありましたが、他の人に言われないからそれでいいと思っているとしたら、いつか誰かに指摘される前に、この場で私が言ってしまおうというのが私の考えです。
それらも含めて指導者としての自覚と覚悟を求めています。

場所と時間を考えると、いつものような実技や徹底的な体の仕組みの説明はままならないものですが、そこをプレゼンテーションアプリを使い、動画も使って、少しでもインパクトを与えたいと考えました。

遠隔サポートを受講し成果を感じてくれたY君とそのお父さんの許可をいただいて、まさに自分の指導している選手の中にこういう動きをしている選手はいませんかという、問題提起から講義を始めました。

思った通り多くの受講者が、多かれ少なかれ、まさに今現在こんな選手がいて対応に苦慮しているという声が多く聞かれました。

また同じく遠隔サポートで大きな動きの改善が図られたIさんの動画から、誰が見ても何の問題も感じられないIさんの動きのどこに問題があると私には見えるのかという体の見方の解説から、ではどういう動きを目標にすればよいのか、これまでの経験を生かし、受講者の目を開かせるに十分な内容の構成になったと思います。

何より、受講者のみなさんの本気度が違うというか、まずは自分がもっと学び成長することなく、子供たちの指導をすることはできないと、真剣に向き合ってくれる雰囲気はとても心地よいものがありました。

すでに何人もの方から感想や質問が届きました。
一番の目的であった、一つでも多くのことに気付いてほしいという目的は達せられたと思います。

私の担当する回は終わりましたが、今回の気づきがこれからの学びに大きな影響を与えることになったと思います。
これが私を講師として呼んでくれた倉本さんの一番の狙いだったと思います。

2週間後には大阪開催にも講師として参加します。
さらに資料を精査し、少しでもわかりやすい講義となるよう、今回の3講座をじっくり振返って準備します。

ほぼすべての受講者から、私の話を聞けて良かった、知らないことがたくさんあったという声が届きました。

まだまだ私が発信を止めることはできません、それどころか、今まで以上に声を大きくして、一人でも多くの人たちに、やはり正しいものは正しい、これだけは知っておいてほしいと、声を上げ続けなければなりません。

せっかく与えられたチャンスです、なぜか深い縁のできたサッカーという競技、その指導者の皆さんに私の考えを伝えることで、将来を担う育成年代の選手たちが、安心して楽しくサッカーが続けれる環境作りの一役を担えたらと思います。

サッカーコーチ養成セミナー外部講師としての出番が近づきました。

西本塾生でもある『倉本和昌』さんが主宰する、『世界に通用する!チームの勝利と個人の育成が両立できるサッカーコーチ養成セミナー』、私が担当する講義が20日日曜日と21日月曜日に東京会場で行われます。

昨年末、『西本走り体験会』に参加してくれた倉本さんから話したいことがあると言われ、翌日の午前中に時間を作りました。
そこで出たのが今回の講習会の話でした。

4年前、初めて西本塾に参加してくれた後、自分がこれまで学び続け指導していることに自信を持っていながら、何かが足りないと思い続けて来たことが私の伝えたことの中にあると感じてくれたことが始まりでした。

当時の彼は湘南ベルマーレの下部組織のコーチという立場でしたが、その後すぐに大宮アルディージャに席を移し、育成年代の指導にあたっていたようでしたが、自分の力だけで日本のサッカーを変えて行くのではなく、指導に当たるコーチのレベルアップなしにはそれを成し得ないと一念発起し、組織を離れ起業して現在のセミナー運営という仕事を選んだという、まさに本気で日本のサッカーを強くしたいという気持ちに燃えている人です。

私も同じようなところがありますが、「人間の体はね・・・」から始まる『西本理論』なるものは、なかなか世間の認めるところにはなっていきません。

私が考えていることは、サッカーだけに当てはまるものではなく、あらゆるスポーツの競技動作だけにもとどまらず、日々の日常生活動作を含め、誰にでも当てはまる普遍なものだと思っています。

その事を倉本さんは『サッカー』という競技、それも、これから無限の可能性を秘めた育成年代の選手たちにこそ伝えたい、そのためには心ある指導者たちに伝えて欲しいと思ってくれたのです。

何度も繰り返していますが、私はサッカーという競技の経験は全くありません、いわゆるコーチとして指導したこともありません。
そんな私に倉本さんは何を期待してくれたのか、それこそが私が声を大にして言い続けている部分なのです。

倉本さんもそうですが、海外に渡り指導者としての勉強をして、日本のライセンスで言うところのS級に相当する、海外のトップライセンスを取得している人がたくさんいるそうです。

それぞれの国にそれぞれのサッカーの考え方があり、歴史を重ね新しい試みを繰り返しながら、それぞれ特色のあるサッカーが行われているようです。

残念ながら現在の日本には、そう言う文化も歴史も根付いてはいないようです。
日本の中でもたくさんの人がサッカー論を展開しています。
私には分かりませんが、それぞれが真剣に日本の将来を考えた提言を行っているのだと思います。
それらはとても素晴らしいことで、私の知る限り他のスポーツには見られない大きなうねりを感じます。

それぞれ良い事を言っているのだとは思うのですが、なかなかそれが形になっていかない、正しい事を指導しているのに理解してくれないとか、指導を受け入れできるようになる選手もいれば全くそうでない選手もいるなどなど。

個人の技術やチームとしての戦術の理解にも大きな差があり、指導する側にも大きな悩みを抱えたコーチがたくさんいるのだと思います。

そういうコーチたちの悩みに対して、的確な指導がなされていないという現実に、倉本さんは立ち上がったのだと思います。

そして彼自身がどうしても答えを見つけられなかった部分を埋める存在が、私だと思ってくれたようでした。

選手たちから体の痛みを訴えられても、具体的に何の手立てもできない、専門であるはずの医療機関やトレーナーと呼ばれる立場の人間たちですら、質問に答えてくれないどころか、まったく期待に応えてくれない、悲しいかなそれが現実であり受け入れるしかないのですから。

トレーニングに関しても同じ、人間の能力には限りがあります、それをただ頑張れ頑張れ自分の限界を超えろで選手は育つのでしょうか。

何を信じて良いのか、もしかしたら自分が何が分かっていなかったのかさえ気づかないままに、指導を続けている人も多いのかもしれません。

私はこれまで目の前に居る人間の体そのものを相手にして来ました。
それぞれの人たちが私に期待し、求めることに応えて来たつもりです。

私がこの世界に足を踏み入れてから30年近くになりますが、体の故障が原因でスポーツを離れていく子供たちは後を絶ちません。

どこに行けば誰に聞けば助けてくれるのか、スポーツ医学の進歩だ、トレーナー制度の充実だと世間的には思われていますが、一体何が変わったというのでしょうか。

私が言っていることは難しいことなど一つもありません。
ただ世間の人たちの固定概念の中に『そんなことができるはずがない』と思われている部分が多いのは確かです。
その事をきちんと伝えてあげたいのです。

サッカーのコーチだから体のことは分からないではなく、専門のコーチだからこそ体のことをしっかり知って、子供たちが安全に楽しくサッカーを続けられる環境を作ってあげて欲しいのです。

それはこちらの専門分野だからと言っている人間たちが当てにならないのなら、彼らの世話になる手前でコーチが正しい体の使い方を教えてあげて欲しいのです。

ここでこうして一人で仕事をしているだけでは、こんな言葉も誰に届くやらと半ば諦めかけていたところに、倉本さんからの話があり、いま私が多くの人の役に立てるのはこれしかないと二つ返事で引き受けました。

もちろんサッカーに限った話ではないのですが、私の考えていることが本当に必要なことだと理解してくれた倉本さんのために、そして受講してくれる心あるコーチの皆さんのために、そして何より彼らの指導を受けるたくさんの子供たちのために、私のこれまでの経験の中から積み上げられて来たことを、少しでも役に立ててもらえるように伝えたいと思います。

準備は整っています、今まで使ったこともないプレゼンテーション用のアプリを使い、会議室の中での4時間という時間制限のため、体を使った実技が難しいため、動画を駆使して出来るだけ分かりやすく伝えることで、一人でも多くの指導者に一つでも多くの気づきを与えたいと思います。

半年も先の話だと思っていたことが、もうすぐ目の前に来ています。
未知のことへの挑戦、とてもワクワクしています。


プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
今年は「西本塾」3月10・11日と9月8・9日に、「深める会」を4月8日と10月7日に、そして「走り方錬成会」を12月29日に予定しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください.
「1回5分体が喜ぶ健康術」はアマゾンで在庫切れのことが多く、購入希望の方にはご迷惑をおかけしています。
出版元からの購入は可能ですので、ガリバープロダクツ(代)082-240-0768までお問い合わせください。

最新記事

カレンダー

05 | 2018/06 | 07
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カウンター

検索フォーム

QRコード

QR