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常磐大学高校サッカー部の指導に行ってきました。

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。

今月に入って大阪、そして水戸から東京への出張も終わり、通常の生活に戻ってと言いたいところなのですが、大阪の初日から体調を崩してしまい、未だに完全回復とはいかず、今日は臨時休業にして自宅でゆっくり過ごしています。

と言いながらこうしてブログを書いているので、寝込んでしまっている状況は脱しました。

フェイスブックで、幼馴染の同級生から、水戸で行った『常磐大学高校サッカー部』の指導報告を楽しみにしているというコメントをもらっていたので、今日はそのことについて書いていきます。

前の記事にも書きましたが、まずはこれまで縁もゆかりもなかった水戸と言う土地、そして常磐大学高校にどうして指導に伺うことになったかということですが、東京で行うセミナーが日曜日の夜コースが最初で、通常なら当日に移動と言うことで十分に間に合うのですが、普段出不精と言うか、余程の用事がない限り広島を離れることのない私が、仕事とはいえ東京に行く予定が出来たので、その前日の土曜日の午後であれば、東京近郊で、個人であれチームであれ、指導を受けたいという希望があれば申し出てください、と言う告知をさせてもらいました。

それも基本的には早い者勝ちで、最初に声をかけてくれたところを優先しますという言葉も加えていました。

それにいち早く反応してくれたのが、今回指導した高校サッカー部、それも指導者の方ではなく部員の保護者の方からの連絡でした。
水戸は東京近郊とは言い難い距離のところでしたが(笑)

こういう場合、指導者としては一保護者が勝手にアクションを起こしたことに、良い顔をされないどころか、自分の許可なくそういう行動に打って出たことで、逆にへそを曲げ指導は実現しないのではないかと思いました。

そのことを一番心配した私は、まずは指導者の方に事情を説明し、私の存在を知っていて、それが実現することを指導者自身が望んでいることを確認して欲しいというお願いをしました。

残念ながら当日グランドでお会いするまでは、指導者の方と直接のやり取りはありませんでしたが、初対面の印象でこの人なら大丈夫だと確信しました。

また、コンタクトを取ってくれた保護者の方は初対面ではなく、7年近く前になりますが、広島に帰ってきて2か月ほど経ったときだったでしょうか、つくばのトラウムトレーニングの施設でミニ講習会を行った際に参加して頂いていた、当時小学生だった選手の保護者の方だったのです。

それ以来私の発信する文章も読んで頂いていて、東京駅まで車で迎えに来ていただいて水戸までの1時間半の間も、私から見れば初対面のはずなのに、普通に色々な話が出来てあっという間に水戸に到着しました。

いつものように前置きが長いですが、ここから指導の内容の話です。

私は個人であってもチームであっても、「これが出来るようになったらこんないいことがありますよ」的な、枝葉の先に綺麗な花が咲きますというような指導をしてきませんでした。

まずは基本的な体の仕組みを知識として身に付け、それをどういう風に応用することで効率的かつ効果的な体の使い方が出来ますという所へ進み、その先にサッカーであれ他の競技であれ、それぞれに特有の競技動作に応用していくという段取り通りに指導してきたつもりです。

しかし、この1年くらいでしょうか、小学生から大学生まで、継続して指導できるという環境がないことが分かっているチームを指導する機会が増えました。

ある意味結果優先の指導をして欲しいという要望です。

私のやってきたことは正論で、正しいことを正しいと教えることに何の矛盾も感じていませんでしたし、枝葉の実利を求められることに対してこそ、そんな簡単なことではないと忸怩たる思いを禁じ得ませんでした。

しかしが多くなりますが、私の正論はさておき、せっかく指導をさせてもらえるチャンスを頂いたチームに対して、たった1回それも数時間と言う短い時間であっても、選手一人一人が、そして指導者の皆さんが、これは良いことを教えてもらった、これを継続すれば自分たちは個人としてチームとしてきっと上手になって強いチームになって行けると確信してもらえる指導でなければ私が指導に行く意味がないのではと思い始めていました。

地理的な距離は勿論ですが、近かろうが遠かろうが、お互いの一期一会のチャンスを最大限に生かしたい、そう思ったのです。

ではどうするか、私と言う存在をまったく知らず、もちろん私が教えたい内容が何であるかも想像すらできない選手や指導者の前で、これまで見たことも聞いたこともない体の使い方があるということ、それが自分たちが日々行っているサッカーと言う競技の中で、現実として何度も何度も繰り返されているプレー動作そのもので、これが出来るようになったら、この間の試合で当たり負けした選手にも負けないようになるだろうし、一歩目が遅れて競り負けた相手にも余裕でマイボールに出来そうなどと、もうワクワクするような驚きをまずは感じさせることによって、そのあと行うストレッチからウォーミングアップ、各種のドリルに対する向き合い方を変えて行こうと思ったのです。

時間の経過とともに明らかに選手の姿勢や動き方が変わってくるのが分かります、ドリルに取り組む目つきも変わってきます。
グランドいっぱいに広がった選手たちに、新たなドリルを提案するたびに近くに集まってもらいますが、その時少しでも近くで私の話を聞きたい、少しでも近くで指導されたドリルを行い自分の動きを見て欲しい、そんな気持ちを感じる選手がどんどん増えて行きます。

もちろん全員ではありませんが、そうやって変化して行った選手は必ずサッカー選手としての能力が向上しますから、斜に構えて真剣に取り組まなかった選手との差はどんどん開いていきます。

今回そんな選手はほとんどいませんでしたが、現実としてそうなるのです。

私が伝えることは基本的に3つです。

1つ目は、私が提唱する効率的な体の使い方で走るという行為を行えるようになると、90分間頭と体を動かし続ける<というサッカー選手にとって最も重要な能力が向上すること。

2つ目は、一歩目の動き出しが前後左右すべての方向に対して、スムーズに加速できるようになるため、ある地点間のスピード、例えば50メートルが5.8秒の選手がいたとして、自分が7.3秒であったとしても、それは静止した状態からヨーイドンの合図があってのスピードであって、サッカー選手に要求される今この瞬間どこへ動き出したらよいのかという判断のスピードと、その際に体をどうやって使うのかと言う、まさに私が提唱している、落下・捻転・重心移動を組み合わせた動き出しが出来れば、十分に対抗できること。

3つ目は、体を安定させる重心を、私は大腿骨の大転子部分だと定義していますが、ここを使いこなせるようになれば、外見の大きさや数値で測れる筋力に関係なく、小さな選手でも十分に戦えること、この3つです。

それを可能とするために各種のドリルを考案し、そのもっとも基本となる骨盤と背骨をしなやかに連動させることが出来るように準備しておくために行うのがFBT(フライングバックトレーニング)だという流れになっていきます。

この一連の理論の流れの見せ方を工夫したということです。

つい先ほども、指導者の方から質問のメールをいただいて返信したところです。

何度も言いましたが、この方が自分で体を動かし、選手と一緒に体をぶつけ合ってくれたからこその質問で、いつも言っている私に対する質問は、ただどうすればいいですかではなく、「自分でこう考えこう動いた、その感覚を選手たちにも伝えているが、西本さんが伝えたことと齟齬はありませんか」という、一番有難い質問のされ方でした。

だから私は指導者にこそ伝えたい、指導者にこそ選手たちと一緒に体を動かして欲しいと言い続けているのです、見ているだけでは絶対に分からない感覚がたくさんあるのですから。

既に選手たちの意識や動きそのものに変化が感じられるそうです。
もう少し近ければ、月に一度くらい指導に行きたいくらいです。

結果責任を感じない指導など意味がないと、厳しさを前面に押し出した指導をしてきましたが、今は私自身が楽しくなければ、選手たちが楽しいと感じてくれるはずがないと、大きく方向転換してしまいました。

本当に楽しく指導をさせていただきました、選手と指導者が、こんな風に真剣に向き合ってくれるチームがあるのなら、どこへでも指導に行きたいと思います。

改めて、茨城県水戸市にある『常磐大学高校サッカー部』の皆さん、労を取っていただいた保護者の鈴木さん、真剣に取り組んで頂いた顧問の竹本さん、本当にありがとうございました。

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西本理論を体現し続ける中山さんの文章です。

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。

大阪東京と、二週に渡って続くセミナー講師としての出張に合わせて、私に指導を受けたいという個人またはチームがあればとツイッターで告知したところ、有難いことに両方の予定が決まりました。

大阪ではセミナー前日の8日の午後、西本塾生の『中山晶夫』さんが個人指導を申し込んでくれました。
先ほど、改めての指導申込みの文章が届きましたので、ご本人の了解を得て、みなさんにも読んで頂きたいと記事にしました。

先に書いてしまいますが、中山さんは昨年の12月に神奈川県の伊勢原市で行われた『一場哲宏』さんが指導されているサッカーチームの子供たちを、私が指導するところを見学するという企画に参加して頂いた際に初めてお会いしました。

そのすぐ後、年末には『走り体験会』、さらには『西本塾』にも参加して頂きました。
また5月には東京でセミナーの実技講習を行っている会場で、偶然ご一緒し指導を見学して頂きました。
丸一年の間に、4回もお会いしていることになります。

しかし、以下の文章を読んでいただければ分かると思いますが、回数ではなく、余程の目的意識と、私の考え方に対する好奇心がなければ、ここまでの変化を自覚できるようには絶対にならないと思います。

うがった見方をすれば、こんなことを書いてくれてはいますが、本当に私が伝えていることができているのだろうか、イメージは共有されているのだろうかと言う気持ちにもなってしまいます。

色々な意味を込めて、実際の動きを見させていただくことをとても楽しみにしています。

このブログのコアな読者にしても、おそらく難解な文章かと思いますが、同じように自分の体の動きに大きな変化を感じ、結果を出している何人かの方にとっては、『我が意を得たり』と、賛同して拍手喝さいの内容かもしれません。
じっくり読んでください。


西本先生お世話になります、中山です。
改めましてご指導のお願いです。

年末の体験会からの半年、教えていただいたことに取り組み、自分自身の大きな変化が訪れたことを実感していました。
その後、西本塾からの4ヶ月では、それ以上の成長速度に驚いています。
想像以上、期待以上、すべてがうまくいきすぎています。
「自分がもし、趣味レベルを超えて競技として本気でサッカーの上達に取り組んでいたとしたら、こういうプレーもできたかもしれない、このくらいのレベルに届いたかもしれない」と、想像していた自分がいたとして、今の自分はそのレベルをはるかに超えてしまっています。

学生時代、20代の頃と比べても、今のほうが間違いなく、圧倒的に上です。
40代半ばにして自分史上全盛期を迎えてしまいました。
自分の体がここまで動くようになるとは、望外のことです。
仮に今のレベルで頭打ちになったとしても、何の不満もないというのが正直なところです。

このように思えるのは、やはり伸筋優位のパラダイムシフトです。
これまでの成長の延長線ではなく、まったく異なる次元での成長に移りました。
簡単にいうと、「スポーツができない人間」から、「スポーツができる人間」の側にポンと変身したようなものです。

スポーツができないなりに努力してきたことが、ほとんど無駄だったと思えるような大転換です。

この4ヶ月は、ドリル等の継続に加え、オクタントトレーニングや操体法で学んだことを参考に、動きのバリエーションを増やし、トレーニングを続けている「だけ」です。
(しかもつらい思いは一切せず、FBTも笑顔でやるようになっています。)

その結果がどうなったかというと、実戦の中でも十分に速く、強く、楽に動けるようになったわけです。
寄せの速さ、競り合いでのしなやかな強さを実感しています。
「楽だけど実戦では使えない」というステージはあっさり通り過ぎました。
10mくらいのダッシュ、サイドのディフェンスで裏をとられないようにしたときでした。
すべての関節の歯車が完璧にかみ合い、全く力みなく、自分でも信じられないスピードが出ました。
その感覚は、下り坂を自転車の一番軽いギヤで漕いでいるのに、一番重いギヤくらい進むような感じです。
自転車であれば軽すぎて空回りしそうで逆に漕ぎづらくなるような軽さです。
それくらい軽くて速い回転なのに、全身の動きが問題なく付いていけていると思えました。

また、球際の競り合いでの発見もあります。
屈筋対屈筋では、お互い動きを固めたまま、押し合うことになります。
なんとも不器用な状態で、その状態でできることといえば、押してダメなら引いてみよという程度で、ボールがこぼれるまで、同じ体勢のままです。
屈筋対伸筋では、屈筋の自滅で即決着です。
では、伸筋と伸筋ではどうなるか、初めてそれを体感しました。
お互いがヌルヌルと動きあい、腕を制し、腰の位置を争い、うねうねと動きあうことになるのです。
接触し続けているにも関わらず、柔道の組み手争いのように、次から次に動きあうことになると発見しました。
屈筋相手に伸筋で勝てるようになったことは嬉しいですが、伸筋相手にこういう争いができることがもっと嬉しく、楽しさのレベルも格別です。

相手に寄せられながらの厳しい浮き球のトラップも、伸筋優位の状態でいとも容易くできるようになりました。
時間の感覚がまるで違い、常に余裕があり、自滅がなくなりました、負けるのは地力で負けるときだけです。
このような動きを身につけようと思えば、何本もダッシュをしたり、競り合いの練習をしたり、トラップの練習をすると考えるのが普通です。
実戦のプレッシャーの中でも使えるように、相手をつけて本番さながらのプレッシャーに慣れ、緊張していてもできるように、反復練習するはずです。
そうやって地道に耐えながらやるものだと思い込んでいました。それは大きな誤りでした。

私は、本気のダッシュ練習をやっているわけでもなく、競り合いやトラップのように相手が必要な練習をしたわけでもありません。
それでも実戦で使える技術が身に付き、目覚ましい成果が得られているのです。
たどり着いた答えは、『動けない体のままどれだけ練習しても、まったくの非効率。やみくもに鍛えてもケガするだけ。逆に、動ける体にさえなってしまえば、たいていのことは勝手にできてしまう』です。
極端なようですが、真実です。

新しい戦術を学ぶことも大切でしょうが、既にある戦術をやりきるための動きづくり、動きづくりなくして、戦術の遂行も何もありません。

育成年代でもプロ選手でも、個人差はあるでしょうが、そういう意識が必要です。

自分自身、あるいは他人の目から見て動きがまだまだという人は、何はさておき動き作りを優先すべきです。
そういう考えを当たり前と思う指導者が1人でも増えてほしいです。

よい動きができてしまうときは、まったくの無意識です、手足の動きはもちろん、背中をどうつかおうとか、大転子をどこに当てようなどと考えなくても、自ずとあるべき動きができてしまいます。

こうやって書いていても、2年前の自分が読めば眉唾ものに見えるくらいです。
そんな信じられない話が、まぎれもない実話、実体験、実感です。


このような状況で、Twitterから大阪で指導を受けられるとの話があり、正直、これ以上何を教えていただくのだろうと戸惑いました。
今のままのトレーニングを続けるだけでも、まだまだ伸びていけると感じていましたので、むしろ、他の方への指導を優先いただいたほうが良いのではと思いました。
(清水さんが高校サッカーの指導をされているようなので、学校での訪問指導になるかと思い、見学か練習参加をお願いしようかと思いましたが、愛知の高校だったのですね。)
しかし、先生に今の自分の動きを直接見ていただければ、まだまだ使えていない伸筋の力をさらに引き出すトレーニングを指導いただける、この成長を圧倒的に加速させていただけると確信し、指導をお願いした次第です。

第30期西本塾では、現場に直結する技術を指導されたとのことなので、私にもそのダイジェストのようなご指導をいただきたいと思います。
その技術を表面的に受け取るだけでなく、西本理論としっかりリンクさせて、学びたいと考えています。

もう少し近況を続けます。
ここ最近の動きで注目しているのは回旋、捻転です。
youtubeで公開された『西本体操』の実演を見させていただいたとき、先生の手の動き、手のひらの内向き、外向きがふと自分の動きと重なって見えたことがきっかけでした。
手のひらの向きは腕の回旋を意味します、足が右を向き、左を向くのも回旋です。
胴体のひねりが手足のひねりと連動することを、強く意識させられました。
さらに、サッカー選手の動きを見ているなかで、背骨の6方向の動きのなかで、ひねり動作はひと際レベルの高い動きに感じることがありました。
「レベルが高い」というのは、前後左右の曲げ動作よりも使える選手が少ないのかなという思いと、背骨の曲げは見た目以上の出力を出すのに対し、ひねり動作は相手を幻惑して動きを止める効果が高く見えるのです。
伸筋の動きは、どれも予測を超えて、相手に混乱を生じさせますが、最近は特にひねりの動きに注目しています。
ひとりオクタントトレーニングでは、数え方を少しアレンジして、前後曲げ、左右曲げ、左右ひねりの2×2×2=8のオクタントと考えています。

例えばFBTもベーシックな前後曲げのものをやってから、左右に曲げながらの前後曲げ、ひねりながらの前後曲げ、曲げてひねりながらの前後曲げ、ひねって曲げながらの前後曲げを練習しています、FBTトルションバージョンです。
プレー中は単純1方向の動きが出てくることはまずなく、6方向の組合せが時々刻々と変化します。
本当は目的とする背骨の状態に最短で行けるのが理想なのですが、まだそこまで思い通りに動かせないので、順を追って動きの練習をしています。

6方向各成分の大きさも多段階なので、組合せは無限大、オクタントトレーニングの無限の可能性です。
腕や脚を外旋しながら屈伸したり、内旋しながら屈伸とやってみると、単純に屈伸するだけよりも筋肉が緩む感覚があります。
こういう下準備をしてから(苦手な)サイドステップのドリルをやってみると、少しは動きが軽くなっている気もしています。
西本塾で指導いただいた『からだほわっと』に、5本の指を握ってかかとを中心に円を描くような動きがありました。
仰向けに寝転んで、自分でかかとをつけたまま円をかくようにすると、自然と足首の曲げ伸ばしと旋回ができて、体全体にも揺れが伝わり、なかなかの気持ちよさです、「ひとりほわっと」として楽しんでいます。

こんなことをやっているところに、先生のブログで「足し算・引き算」の話を読みました。
今は足しすぎているかもしれないけど、ここから引いていけば、より理解を深めたうえで取り組むことができずはず、と感じています。

昨日のTwitterでもはっとしましたが、実は西本塾以降『1回5分体が喜ぶ健康術』読めていませんでした。
久しぶりに読み返し、うんやっぱりなるほど、と感じました。

いろいろ考えてやっているうちに、我流に陥っているところも増えてきているかもしれません。
そういったところのお話も含めて、またあの熱い指導をいただきたいです。
次の1年をさらなる全盛期としたいと思いますので、なにとぞよろしくお願いいたします。

いかがでしょうか、どの部分に対してどうのこうのではなく、直接お会いしたのが4回、それ以外はブログやツイッターを通して私の考え方に触れているだけの方が、ここまで深く体のことを追及されていることに驚き以外の言葉が見つかりません。

読み手によっては、私を持ち上げる内容に思われるかもしれませんが、そんな気持ちでこれだけの文章が書けるはずのないことは分かると思います。

中山さんは今始まったばかりの体との対話が楽しくて仕方がないという時期だと思います。
これからいろいろなことを感じて行く中で、引き算と言うより自然に考えていることも体の動き自体も変化して行くのだと思います。
こんな贅沢な趣味はありません、十分楽しんでください。

お会いして動きを見せていただくことを楽しみにしています。

また東京で行うセミナー前日の14日には、茨城県水戸市の『常磐大学高校サッカー部』から、チームとしての指導を依頼して頂きました。
こちらもとても楽しみにしています。

来週末には、以前から親交のある『FCバイエルンツネイシ』でコーチを務める『藤井洋』君が担当している中学生のチームを指導しに行くことになっています。

年末にかけて私にとっても体力勝負が続きますが、一人でも多くの選手や指導者のお役に立てるよう頑張ります。


久保健英選手の体の使い方について、二橋慶太さんのツイッターから。

今日もブログを読んでいただきありがとうございます。

直接指導を受けにきていただいた沼津中央高校サッカー部監督の『二橋慶太』さんのツイッターで、マジョルカでプレーしている『久保健英』選手のワンシーンについて動画とともに紹介されていました。

そのことについて少し触れておきます。

二橋さんは私の元を訪れてくれて以降、西本理論への取り組みを、また西本理論を学んだ人間としての新たな気づきを、ツイートしてくれています。

私にとっては、指導者として選手たちとともにどう活かしてくれて、どういう変化があるのかを知ることができる、貴重な存在となっています、なかなかその後の取り組みについて報告してくれる方がありませんので。

今回ツイートされていたのは、久保選手が左サイドで味方の選手のヒールパスに対応して体を入れ替え、前を向いて次の動きに移ろうとした瞬間に、相手ディフェンスの選手が、まさに久保選手に対して体当たりをしてきた瞬間に、どういうことが起こったのかということについてのものでした。(二橋さんのツイッターをご覧ください)

二橋さんのコメントは、「どうしたらこのような身体の使い方が出来るのか。決して、ゴリゴリの身体ではない。」というものでした。

このコメントは二橋さんの素直な感想だと思いますが、私としてはもう一歩、いやもう二歩踏み込んだ考察ができるはずなのにと思ってしまいました。
もしかしたら二橋さんはそんなことにはすでに気づいていたのに、考えがあってこれ以上詳しく書くことを控えたのかもしれません。

これまで私の指導を受けてくれた皆さんの中にも、この動画を見てなるほどそういうことかと膝を打った方も多いと思います。

まず一つの要素は、体をぶつけ合う瞬間に身体の前側の屈筋を使って、体を岩のように固めてぶつかることは得策ではなく、グーとパーや体全体をスライムのように柔らかく使うという言い方で説明した身体の使い方で、相手の力を吸収することができるということです。

ほとんどの方はそこまでは気づいてくれたのではないでしょうか。

しかし今回のプレーは、そういう意味での体の接触よりも、もう一つ大きな要素がありました、二人の選手がぶつかる瞬間の『大転子』の位置です。

大転子とは、大腿骨は内側に折れ曲がって骨盤にはまり込んでいるのですが、その折れ曲がっている出っ張りの部分のことです。
骨盤の両サイドを手のひらで覆うように持って、その場で足踏みをしていただければ、手の中でグリグリ動いている部分を確認できると思います、そこが大転子です。

以前に西本塾生から頂いた感想で、『大転子が世界を制する』とまで言ってくれた方がいました。
この言葉は大げさではなく、今回のプレーを見るまでもなく、私が直接指導した際に体験していただいたことで、十分理解できることです。

体当たりしてきたディフェンダーと、久保選手の大転子の位置関係、じっくり見直してみてください。

久保選手に体当たりする際に、飛び上がるようにして体をぶつけているために、体が浮いてしまい、大転子の位置が久保選手のそれより上になっていることが分かります。

さらには体当たりをされた久保選手が、体がこわばらせて固くなることなく、ふわっと受け流しているようにも見えます。

毎度のことですが、「そんなことは瞬間的なこと、意図して行っているわけがない、あなたのいうことは理屈ばかりだ」という人も多いと思います。

そんな見方しかできないから何も変わらないのです、理屈や理論と呼ばれるものは、実際に起こっている現象を言葉で説明しただけのことにすぎません。

そして、その理屈が再現性のあるものであることを、私は身を以て証明し、多くの方に指導してきました。

過去にはライターの『木崎伸也』さんの依頼を受けて『Newspicks』『アスリート解体新書』と題した連載記事を書かせてもらったり、『ナンバーウェブ』でも記事を書かせてもらいました。

私の存在をそういう媒体で知ったという方も多いと思います。

久保選手の存在は、現在最も注目されているサッカー選手だと思います。

もしまたそういう媒体から依頼されるようなことがあれば、面白い切り口の記事をたくさん書けると思います。
それくらい魅力のある選手だと思います。

今回の二橋さんのツイートから動画を見られた方も多いと思います。

その動きにどういう意味があるのか、そしてその動きができるようになるためにはどういう過程が必要なのか、簡単なことではありませんが、週末に行う『西本塾』ではできるだけ分かりやすくお伝えしようと思います。

改めて3−5−7理論の重要性を感じているところです。


ボールを蹴る動作のパワーはどこから生まれるか

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。

YouTubeとリンクして、私の考え方を具体的に伝えられるように行動を開始しています。

改めて言うことでもないのですが、『西本理論』という言い方は便宜的なもので、私がこれまで試行錯誤してきたことの中でこれだというものを総してそう呼んでいるだけで、きちんと体系づけられているものではないことをお断りしておきます。

今回アップした動画も、人間の体は6方向に動く可動性を持っていることを、正しく理解してもらうためにシリーズ化してアップしているものを載せる予定でしたが、たまたまサンフレッチェ広島の『青山敏弘選手』のパーソナルトレーナーを務めている、『三男の智志』が協力してくれる時間ができたので、自撮りできないものを優先して撮影しアップしました。

サッカーに関わる人だけではなく、直接指導を受けてくれた人には漏れ無くお伝えしていることなのですが、なぜ私が屈筋重視ではなく、伸筋を主に使うことが大事だと言っているのか、この動作を体験してもらうことで、すべての人になるほどそういうことかと納得してもらうことができています。

私がこの事実に気づいたのは、ほぼゴール正面で至近距離から放たれたシュートが、枠を外すどころかゴール裏のサポーター席に向かって飛んでいくような、とんでもないミスキックになるシーンを何度も見たことでした。

逆に、距離の近遠に関わらず、地を這うような強烈なシュートを打てる選手もいます。

この違いは何なのか、体の仕組みという視点で検証すると、明らかな違いが見られました。

そのことをただの小理屈だと言われないように、どうすれば改善できるのかまで明確に提示したいと考えました。

その答えがこれです。

「よし分かったではこうすればいいんだな」で済めばこんな簡単な話はありません。

何故そうなるのか、体の仕組みはどうなっているのか、ではどういう意識で体を使えばいいのか、そのためにはどんなトレーニング、どんなドリルを行わなければならないのか、全てを準備してあるからこそ、問題提起ができるのです。

太腿の前側にある大腿四頭筋には大きな二つの仕事が与えられていて、一つが股関節を屈曲させること、もう一つが膝関節を伸展させることです。

そして筋肉の最終単位である筋原繊維のアクチン繊維とミオシン繊維は、私の考えた3ー5ー7理論に当てはめると、股関節の屈曲で一度使われ、3の状態に近づいたままでは、膝関節の伸展を行うために収縮する余力は残っていないという事実です。

体の前側の胸やお腹に力を入れて屈筋を使えば、大腿四頭筋も連動して股関節の屈曲という動作を行おうとするのです。

股関節を屈曲した状態から膝関節を伸展させようとするから、膝から下の抑えが効かず高くふかしたボールになってしまうということです。

言葉を並べるとこういう表現になりますが、動画を見ていただければ成る程と頷いていただけると思います。

今回の動画はそこに気づいて欲しい、体の使い方という技術にも目を向けて欲しいという、私のささやかな願いでした。

YouTuberになったわけではありませんが、動画を見て参考になったと思った方は👍ボタンを押していただき、チャンネル登録していただくと嬉しいです。

私が伝えてきたこと 大阪・東京セミナーを終えて

先週今週と二週に渡って、『倉本和昌』さんが主催する、サッカーのコーチを対象としたセミナー、大阪で2講座と東京で3講座の講師を務めてきました。

今回のセミナーは昨年行われた6ヶ月コースを受講した方に対して、倉本さん自身が指導した分野も含め、屋外で実際に体を動かし、室内の話だけでは伝えられない部分を体験してもらうことが目的でした。

私が昨年受け持ったのは、6ヶ月コースの第4回目で、育成年代を指導するコーチの皆さんに、最低限知っておいて欲しい人間の体の仕組みやその使い方ということを中心にお話ししました。

その中でも特に受講者の皆さんが興味を持たれたのが、大人であれば前後半90分間、頭と体を動かし続けることができるための走り方だったと思います。

こればかりは自分の体で体験することなく、どれだけ理屈を説明しても理解どころか素直に受け入れることさえ難しいと思います。

それに加えて、体の小さな選手でも大きな選手に当たり負けしない、またポジション取りでも押し負けない体の使い方といった、いずれもにわかには信じ難い、固定概念の範疇を超えたことをお話しし、狭い部屋の中とはいえある程度は体験してもらっていたことを、自分の体でしっかりと体感してもらうことでした。

2時間という短い時間の中で、それらを一通り体験してもらい、さらに実際のプレーの中で使える実戦的な応用編にまで発展させていきました。

完全に理解できたとか、動き自体をマスターしてもらえたとは思っていませんが、私が座学で説明したこと、屋外の実践編で体感してもらったことが、紛れも無い事実であることを、すべての受講者に伝えられたと思っています。

私の知る限りサッカーの指導者ほど勉強熱心な方々はいないのではないでしょうか。
しかし、それが指導する子供たちに対し、思ったような効果をもたらせていないことも現実だと思います。

それは個人の技術やチームとしての戦術以前に、選手一人一人の体がそれぞれが持って生まれた能力を発揮できる状態になっているのかと言うのが、私の投げかけている疑問なのです。

素晴らしい理論を身に付け、分かりやすい指導をしているにも関わらず、選手が思ったように成長してくれないと思っている指導者は多いと思います。

その原因がどこにあるか、自らの指導力不足を痛感し、足げくセミナーに通う指導者のなんと多いことか。
学び続ける姿勢は素晴らしいとは思うのですが、本質的に何かが抜けてはいませんか、と言うのが私が外部講師としてセミナーの一講座を依頼された理由だと思います。

倉本さんは私との出会いでその部分が明確になったのです。

その期待に応えるために、座学の4時間と今回の屋外での2時間が私に与えられました。
セミナーの内容は、まずストレッチとウォーミングアップの本質的な意味と目的を明確にしたううで、たったこれだけのボリュームで、必要とするすべてに合致する内容が網羅されていると言うものを紹介しました。

ストレッチは筋肉の実質ではなく腱や靭帯といった、関節部分にストレスをかけ、これから行うサッカーという競技に求められる動きの下準備をすることが目的です。

その目的を達するためにはこうすればいいですよという内容を指導しました。

ウォーミングアップも同じです、掛け声に合わせてランニングをしたり、ダンスのようにみんなが同じ振り付けで動き続けることになんの意味があるというのでしょうか。

目的は一つ、筋肉の温度を高めることです。

また選手たちは、ストレッチやウォーミングアップ、また補強と呼ばれている筋力向上を目的としたトレーニングを行うために集まってきたのではないはずです。

ボールを蹴るのが大好きな子供たちのはずです。
ならばそのボールを蹴るということが、安全に開始できる準備としてのストレッチでありウォーミングアップでなければなりません。
無駄に時間をかけても誰の得にもならないということです。

その後にFBT各種のドリルと進めていきます。
細かいことは書きませんが、前のブログでも紹介したように軽い肉離れを発症して参加された方が、正しい段取りを踏んで体を使っていくと、2時間のメニューをすべて行えたというのが、正しい体の使い方効率的な使い方がどれだけ大切かを、本人はもちろん一緒に受講した皆さんにもこれ以上ないお手本として、提供して頂く結果となりました。

さらには基本的な使い方に加え、体をぶつけた瞬間に大転子の位置を相手の下にあてがう練習や、相手に背負われた状態から、どうすれば瞬間的に置き去りにして離れることができるのかなど、まさに個人としてチームとして勝つために必要な体の使い方と言った部分も最後に加えました。

特質すべきは内容云々ではなく、2時間ほとんど休みなく動き回っていた受講者の皆さんが、誰一人としてへばって途中で動けなくなることもなく、筋肉や関節に痛みを覚えることもなかったのです。

終了後の懇親会でもそのことが一番不思議だという感想が多く聞かれました。

この事実こそが90分間頭と体を動かし続けることが出来る体の使い方であり、サッカー選手に最も求められる能力であるという私の主張を、それぞれがまさに身を以て体感してくれたことと思います。

その感覚を実感しなければ、大切な選手たちの指導に取り入れようと思うわけがありません。
私が2時間のセミナーで一番分かって欲しかったのはまさにこのことだったのです。

懇親会でもいろいろな話が出ましたが、その中でFBTを継続したことで当たり負けしない選手が増えたが、やはり体格に勝る大柄な選手には負けてしまうという声がありました。
そんな簡単なことだと思ったのでしょうか、これはまさに体そのものを使った技術です、当然練習が必要なことはボールを蹴るなど、サッカーの技術を獲得する過程と同じことが必要です、当然時間もかかります。

私が体重差が20キロ以上もある大きな選手に当たり負けしないことをやって見せられるのも、長年積み重ねてきた体の使い方の練習のおかげです、そんな簡単なものではありません。

5講座を通じて、私が伝えているのは目の前にいる指導者の皆さんではなく、皆さんが指導している沢山の子供たちだったのです。

だから自分以外の受講者に対して私が行うアドバイスや、どこを見てそう言っているかなど、私の一挙手一投足を指導者目線で真剣に向き合うことをお願しました。

セミナー終了後、私のFBにお礼のコメントをくださった皆さんには本当に感謝しています。
やはりそうしたつながりを感じられることが何よりの励みとなります。

この1週間の間にもいろいろなことがありましたが、関わっている選手がケガからのリハビリを乗り越え、試合に出場したという嬉しい報告や、旧知の指導者からチームの立て直しに力を貸して欲しいという依頼があったりと、私でなければと思ってくれる選手や指導者がたくさんいるということを実感し奮い立つことにもなりました。

昨日遠くから来てくれた競輪選手は、相変わらず私の存在はライバルたちには絶対に知られたくないと言いますが、もうそんなレベルの選手ではないので、声高に西本理論の有効性を発信して欲しいと思います。

二週連続の出張、それも実技指導のセミナーでしたので、恥ずかしながらまだ疲れが抜けきれていません。
それこそ頭と体を総動員して動かし続けてきました、今回体感して頂いたことを、皆さんが指導に活かしてくれることを切に願っています。


プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
日々の気づきやブログの更新情報はツイッターに書いていますので、チェックしてみてください。
2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
「西本塾」と「深める会」を開催しています。
今年の第1回目は2月15・16日の土日に31期西本塾を行います、現在募集中です。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください.
「1回5分体が喜ぶ健康術」はアマゾンで在庫切れのことが多く、購入希望の方にはご迷惑をおかけしています。
出版元からの購入は可能ですので、ガリバープロダクツ(代)082-240-0768までお問い合わせください。

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