西本理論のアウトライン

このブログのタイトルである「西本理論」、どこかで聞いたような独自の新理論を期待していただいた方には期待はずれかもしれません。

巷には〇〇トレーニング、〇〇健康法、〇〇ダイエットと、よくもこれだけ色々なことを考えるものだと、感心してしまうくらいたくさんの方法論が生まれては消えていきます。

今まで正しいと思われていたことが、研究によって明らかに間違いであったという理由で、それまでの方法論が否定されていくということは稀で、ほとんどは同じことを繰り返しているよりは、少し目先を変えて違ったものに見せることで、一つことに飽きてしまった人たちをもう一度取り込もうという、言ってみれば消費拡大という資本主義の原点ともいうべき手法が、こういう分野にも当てはまっているのではないかと思います。

確かに私も、以前から骨盤(股関節)と背骨を介してつながっている肩甲骨の重要性は、声を大にして強調してきました。

だからと言って、それだけが大事でほかの部分は二の次と言ったことはありませんし、骨盤トレーニングとか肩甲骨トレーニングなどという限定的な言い方をしたつもりもありません。

今はやりの体幹トレーニングという言葉も、指導している方にしてみれば、それだけをやっているんじゃないのにと、苦々しく思っているかもしれません、まあ、それらを前面に広告している施設を多く目にはしますが。

私はそのどれも否定するつもりはありません。

目標があるところに方法論が存在し、その個人個人の状態によって同じ方法でもアレンジが加わるはずです。

いわゆる筋力トレーニングであれば、究極の方法目標は、好き嫌いはあると思いますが、あの巨大な筋肉の美しさを競うボディビルダーということになります。

鍛えたい部分にどれだけ的確な負荷をかけられるか、できるだけほかの部分に負荷を逃がさないようにというおまけつきです。

よくあんな体には成りたくない、という言葉を聞きますが、正直あんな体には成りたくても成れるものではありません、24時間生活のすべてをかけて、取り組まなくてはならないのですから。

一般のスポーツ選手たちも、大なり小なり近いことをやっています。

どこの筋肉を鍛えれば、自分の競技のこの動きを強化できるという発想です。

子供のころ通った駄菓子屋さんで、大小さまざまな大きさで、赤や青など何色かの飴玉に紐がついていて、それを束ねてあるほうから1本を引いたものがもらえるというのがありました。

まさにトレーニングは、自分が欲しいと思った赤い大きな飴玉を引き当てるために、ずるをして逆側から引いておいて当たりの紐を確かめ、これがその紐だと分かって引く作業が効率的で、その方法を必死に探し続けているようなものなのです。

これをやればこうなるはず、そう信じて疑わないで一生懸命取り組んでいるはずなのに、なぜ次から次へとやり方が変わっていくのでしょうか。

これもやったけど、もっといいやり方があるのではないかと浮気心が起きた、このやり方では効果があまり出なかった、単純に飽きてしまった、理由はいろいろあると思います。

私が「西本理論」などと大上段に振りかぶって、こうして皆さんにお伝えしようとしていること、一人でも多くの人に知っていただきたいこと。

それは、良い結果が欲しいから無駄なく効率的な方法を教えてほしいという方には遠回りな方法かもしれませんが、
まずは自分を知ることです。

人間の体の仕組みはどうなっているのか、単純な解剖学の知識ではなく、四足歩行の動物から二足歩行に進化し人間として他の動物には真似のできない能力を獲得できた理由、本質的な体の使い方を理解していただきたいのです。

私はこの20年間同じことを言い続けています。

目新しさはありませんから、注目されることもありませんでした。

しかし20年たち、今年1月から4か月間プロスポーツの世界(Jリーグ)に戻っていましたが、何一つ変わっていませんでした、結局は今主流となっている方法論が幅を利かせているだけでした。

これはスポーツの世界にとってとても不幸なことです。

もっと根幹の部分を知ってもらいたい、短い期間ではありましたができる限り選手たちに伝えてきたつもりです。

残念ながら、その志半ばで事情がありチームを離れてしまうことになってしまいました。

スポーツの世界だけではありません、一般の方に対する健康法でも全く同じ状態が続いています。

手を変え品を変え、どんどん目先を変えていかなければ商売にならない、そうでしょうか。

本質を探っていく作業にもうこれでいいというゴールはありません、だからこそ継続しなければならないのです。

季節を先取りし個人の趣向に任せるファッションのようなものとは意味が違うのです。

私は、その本質部分をこのブログで語っていきます。

できれば直接話をさせていただいたり、実際に体験していただき、思いが正しく伝えられる機会を与えていただければと思っています。

これが、私の使命だと確信して。
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スポーツ選手の理想像

今日は、私が理想とするスポーツ選手像について触れておきたいと思います。

これまで接してきた、いわゆるアスリートと呼ばれるレベルの選手たちはサッカー・野球・競輪・ゴルフ・陸上競技などの競技者でした。

私自身は、幼いころから野球を始め、残念ながら高校野球を全うできないで終わってしまった中途半端な人間で、現実目の前にいて相手にしている選手たちに対しては、心の底から尊敬しうらやましくも思っていました。

この仕事を始めてから、少しずつ自分のやっていることに自信を持ち始めると、自分にはない素質と努力でこのポジションにまで達したことに関しては認めざるを得ないものの、さらにもう一歩というか現状に満足してしまっているように思えてなりませんでした。

すでに、一般の人間からは想像もつかない高みに達しているといえばそれまでですが、まだまだ向上していける伸びしろはいくらでもありそうな選手でも、自分はこれでこの世界に入ってきたんだという雰囲気を感じてしまいます。

プロの世界に届いた選手というのは、例えば野球であれば、子供のころからエースで4番、体も大きく周りからも期待され結果を残して当然という環境で中学高校と進んできたと思います。
超〇〇級、という言い方がありますが、小学生が中学生になると、そういわれた人間が周りに集まってきます。

さらに高校生になると、中学時代ライバルだったような、同じレベルの選手が増え、大学、プロとなればそういう選手ばかりの集団となり、小さな集団の中でお山の大将でいられた自分が、普通の人になっていくという現実に、自分もここまでかなあと、あきらめにも似た心境に早々と陥ってしまう選手をたくさん見てきました。

私に言わせれば、そこからが勝負です。そのユニフォームにそでを通さなければ、スタートラインに立てないのですから。

そこに、的確なアドバイスや指導ができる、本当の意味での指導者が存在し人間関係を築ければ、将来ある選手をもっともっと育てることができるのにと思わずにはいられませんでした。

それ以上に重要なポイントは、選手自身の人間性ではないでしょうか。

親から受け継いだ天賦の才能を、生かすも殺すも本人の考え方と人間性だと思います。

いわゆる学校の成績ではなく、本来人間として備わっていなくてはならない部分が欠けている選手は、正直伸びないと思います。

以前所属していたチームで新幹線で移動中、あろうことか段ボール箱を持ち込んでトランプゲームに興じる選手がいました。

もちろん貸切の車両ではありませんから、一般の乗客の方もたくさんおられます。
特にグリーン車というのは、お金が高くても少しでも快適な環境で移動をしたいという方々のはずです。

その中で、修学旅行の学生のようにはしゃぐ行為が許されていいのでしょうか。
フロントの人間にも、選手をリラックスさせるためには細かいことは大目に見てやってくれと言われ、悲しくなりました。

私は古い考え方の人間かもしれませんが、年長の方に対する物の言い方や態度には、最低限守られなくてはならないルールがあると思っています。

人間関係を築くことと、友達どうしのようなタメ口で会話をするようになることは、本質的に違うと思っています。

サッカーの国際試合で両チームの選手が並んだ時、日本のチームはいったいどこの国の選手たちかと思うくらい、髪の毛の色がまちまちだったり、長い髪を無造作に束ねていたりと、それが今風のかっこよさなのかもしれませんが、少なくともその競技のトップ選手として、たくさんの方々にい応援していただき、子供たちの目標とならんとする立場であることを、もう少し考えてもらえないでしょうか。

その結果がああいう姿形になっていて、世間の皆さんが認めているのだとしたら、現代に生きる日本人として私の考え方が古すぎるのでしょうが。

話が大きく本筋から外れてしまいました。

元広島カープの佐々岡真司投手をご存知でしょうか、現役生活18年間のうち後半の9年間、個人契約のパーソナルトレーナーとして一緒に戦いました。

私の運営していた小さなトレーニングルームで、広島にいる間はほぼ毎日のように通ってきてくれました。
素晴らしい成績を残した、超一流の投手です、褒めればきりがないのですが、私が9年間付き合ってもっとも感心したことを挙げておきます。

マシンを使って行う投手メニューと名付けた一連の流れがあるのですが、彼は9年間一度としてその地味なメニューに対して手を抜かなかったのです。

このトレーニングは現役の野球選手である限り絶対に必要不可欠なメニューであることは、最初にきちんと説明をしてあったのですが、それでも普通はまた今日もこれですかという雰囲気が、言葉にこそ出さなくても感じられて当然な部分もあります。
現実そういう選手もたくさんいました。

私はそういう雰囲気を絶対に見逃しませんし、そう感じられたらその瞬間に佐々岡投手との関係を切ろうと思っていました。

それが、中6日で登板するとして、同じ機械で同じことをやっても、登板した翌日、2日後3日後と筋肉の張りや可動域の違いをしっかり感じ取り、1日の休みを挟んで次の登板に向けてゆるめた筋肉を再調整するという作業を、繊細な意識を持って9年間取り組んでくれたのです。

その努力は、親しい人たちにも明かすことなく、表面上は付き合いがよく夜の付き合いもしっかりこなす、みんなに慕われるキャラクターを通し続けていました。

当たり前といえば当たり前でしょうか、その当たり前の努力を継続できるか否かが、プロとしての成功の可否に結び付いたのではないかと思っています。

自分が納得できる理論と指導者の下で、地道な努力を継続できる選手が一流になっていく。
ユニフォームを着ていない時でも、常に自覚を持って行動し、範となりうる人間であってほしい。

昭和33年生まれ時代遅れの人間の、選手に対する理想像でしょうか。

朝3分の寝たまま操体法

まだまだ昨日ブログを立ち上げたばかりなので、操作法というか使い方がよく分かりません。
いまやっとアクセスカウンターを設置することができました。

そして早速ですが画面左下のフリースペースに私の唯一の著作である「朝3分の寝たまま操体法」のバナーを張りました。

この本は2004年7月20日に第1刷が発行され、以来版を重ねて今年の4月10日に第9刷が発行されました。
この本を書くきっかけになったのは、当時個人トレーナーとして契約していた広島カープの佐々岡真司投手が、私だけでは満足できないようで、メンタルトレーナーと新たに契約を結んだことに始まります。

その方は、その分野では有名な方で、多くの著作物を手掛けていました。
その方が私の考えをまとめた本を出してみたらと、いくつかの出版社に声をかけていただき、講談社の+α新書の編集者が興味を示し、出版されることになったのです。

ですが正直本を書くことに関してあまり乗り気ではありませんでした。

目の前にいる人間に対して、誠心誠意思いを伝えても、こちらの伝えたかったことがどれだけ伝わることか、1対1でもそうですから、複数の人間を相手にする時など、本気で聞いてくれているんだろうか本当に彼らの役に立てるのだろうか、こちらが一生懸命になればなるほど自分の力不足を感じていました。

それが活字になると、たしかに何度も読み返してもらえれば、思いを深く読み取ってもらうことができるかもしれません。
逆に、まったく意図したことと違う理解のされかたをしても、何のフォローもできないではないかと思ったのです。

講談社の編集の方と最初の打ち合わせをして、ではまず目次のような感じで全体像を作ってみてくださいと言われてから、約1週間で1冊の本に足りる内容を書き上げ担当者を驚かせました。
やると決めた瞬間から自分の思いが堰を切ったように溢れ出し、自然に言葉が綴られていきました。

書き終わったとき、決められた文字数の中で精いっぱいの文章を書ききったことで、自己満足ではありますが達成感というか、それまで関わってきたたくさんの方々とのことを思い出し、心地よい疲労感を覚えました。

実はそこからが本番でした。

担当さんから、この部分が面白いからもう少し膨らませてほしい、この言い方で何度書き直しても注文が来るのです。
けっして、ここがつまらないから削ってくださいとは言われないのです。

ページ数が決まっていて、どこかの部分を膨らませば、当然どこかを削らなければなりません。
字数合わせなどという単純作業ではなく、前後を含めてかなりの部分を書き直さなければばらないのです。
そんな期間が半年以上続いて、やっとOKが出たのが、今本になっている内容です。
活字として著した分量は、おそらく3冊分くらいになったと思います。

私が書き著したかったもの、出版社が書かせたかったもの、読者が読みたい買いたいと思うもの、そして現実として売れそうなもの、その最大公約数を決めていくのがプロの編集者の仕事です。

結果として、こういうジャンルで私のような無名のトレーナーが書いた本が売れ続け、版を重ねたという事実はまさに編集者の力量によるものだと思います。

発売当時は、こんな内容じゃなかったのにの思いが強く、素直に喜べなかったことを覚えています。
予想通り、様々な反響がありましたが、ほんの数ページしか費やさなかった操体法の実技、健康体操のような部分だけが批評の対象となり、私の思いはやはり伝わらないのだなと思いました。

あれから9年、この本は私の手を離れ子供のように育っていきました。

私自身、折に触れて読み返し、自分が書いた文章でありながら改めて多くのことを学んでいます。

「からだとの対話」すべてはここから始まるのです。

新たな一歩を踏み出すために

今年から所属したチームの仕事を離れて3週間が過ぎました。

心身ともにリセットして新たな道を歩みださなければなりません。

一番の問題だった血糖値のコントロールは、広島市内でやっと見つけた糖尿病の治療に最も有効な糖質制限食を理解していただける、伊藤内科医院の伊藤欣朗(いとうきんろう)先生とのご縁を得て、安定の方向へ進んでいけるめどが立ちました。

これまでの20数年でたくさんの人と出会い、その方々との関係の中で与えていただいた経験と知識を、「西本理論」としてまとめ、多くの人に知っていただき実践していただけるよう、これから活動していきます。

よろしくお願いします。

プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。こちらもご覧ください。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。

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