一年の最後に思うこと

5月27日、このブログがスタートしました。
読み返してみると様々な思いが交錯し、あの頃の自分の状態が手に取るように分かる文章になっています。

あれから半年が過ぎました。

たった半年ですが長い長い半年であり、今となってはあっという間の半年でもありました。

過去を振り返ることは嫌というほど書いてきましたので、今日は触れません。

それよりも、新しい出会いやこれから進むべき方向性が見えてきたという意味では、もしかしたらこれまでの人生の中で一番明日から始まる新しい年に、自分に期待しているというか楽しみというか、誰かが敷いてくれたレールではなく、自分が一歩ずつ進んで行くためのレールを敷く準備が、やっとできてきたのかなという気持ちになっています。

初めてお会いする方でも、このブログを読んでいただいている方とは、初対面のような気がしません。

私のこれまでの人生や考え方を、こんなことまでさらけ出していいのだろうかと、自分でも思うくらい正直に書いてきましたから、もう隠すことなど何もないと、結構開き直って素の自分のままで応対することができるようになりました。

今までの私は、人に対して構えてしまうことが多く、隙を見せたくないという気持ちが強かったと思います。

相手に対しても、とても厳しい接し方で、挨拶から言葉遣いや態度といった、人としての基本的な部分ができていない人間に対しては、とくに厳しかったと思います。

その分自分にも厳しく、まあ付き合い辛い人間だったと思います。

私の言うことがそう簡単に理解できるわけはない、もっと勉強して出直してこい状態でした。

それがそういう部分をすべてさらけ出してしまったことで、もう構えようがないというか、いくら良く見せようと頑張ってみたところで「もうみんなバレバレだよね」、というところまで開き直れるようになりました。

そのおかげで、今までであれば私がいくら一人で頑張ってみても、世の中全然変わるわけないんだから、とりあえず私の言うことが分かるか分からないかは別として、私の能力のほんの一部で用が足りる仕事であっても、目の前の人を少しでも良くしてあげよう、くらいにしか思えなかったのが、誰が聞いていようが聞いていまいが、必要としてくれているかどうかもお構いなしで、持っているものを全部出していこうと思えるようになりました。

相手が分からなければ、それは求めているもののレベルが違うだけで、その相手にとって必要なところだけでも使ってくれたらいいと思えたのです。

「一から十まで分からせる、一を聞かずに何が五を教えてくれだ」、とにかく完全主義者でした。

自分で言うのはおかしいですが、今年の後半に私と出会った方は、本当にラッキーだと思います。

それほど難しい人間だったと思います。

昨夜テレビの番組で、自由契約になったプロ野球選手の今を追った内容の番組が放送されました。

思わず本音でツイートしてしまいましたが、彼らが子供の頃から正しい体の使い方やケアの方法を知っていれば、野球選手として本当の意味での競争ができたと思うのです。

肩肘の故障に泣かされた投手が、自分の今の状態を説明するシーンで、「これ以上肩が回らないんですよ」というシーンがありました。

やっぱりです、手首の角度がそれじゃ痛くなって当然だよと思いました。

高校時代から特に注目していました、素晴らしい投手に成れる要素をたくさん持っていました、同じ高校生では太刀打ちできないレベルだったと思います。

ただ私の目にはどう見ても、肩肘の負担が大きい投げ方にしか見えなかったのです。

アメリカに渡った後も、故障続きで活躍できていないあの投手のことも、私はまったく同じ見方をしていました。

強豪校のエースとして、かなり無理をさせられていたと思います。

プロに行ったら一から体の使い方を教えてもらって、さらに高いレベルの投手に成って私たちを楽しませてほしい、そう思っていましたが、一軍での活躍が全くないままユニフォ-ムを脱ぐことになってしまいました。

受け入れた側は、最善のサポートをしたと言うでしょう、はたしてそうでしょうか、有り得ないことですが、もし私だったら多少でも違う野球人生を歩ませてあげられたのではと思ってしまいます。

「お前に何が分かるんだ、何ができるんだ偉そうに」そう思う人はそう思っていただいてけっこうです、私がそう思っているだけですから。

ただ私がそこまで言うんだったら、本当にそうなっていたかもしれない、本気で思ってくれる人がたくさんいるのも事実です。

それが私と一緒に戦った選手たちです、身をもって体験していますから。

ここで私がこうやって書いても、何も変わらないかもしれません。

悩んでいる選手が、そこまで言うなら自分も何とかしてくれと、広島までやってくるとも思えません。

ならばどうするか、私の思いを発信し続け、西本塾のような形で思いを共有してくれる同士を増やし、その人たちから広がった輪の中に、そういう選手を取り込むことで、こんなはずではなかったという選手の嘆きを減らしていく、それしかないと思います。

そのために私は、これまで以上に大ぶろしきと言われようと「分かったようなことばかり言いやがって」と言われようと、口を閉じることなく大声を出し続けていかなければなりません。

某有名サッカー監督の口癖です、「西本さんの理論ややってきたことを凄いと賞賛する人が増えてきて、今はその反応がほとんどだよね、だけど本当に世の中に知られる存在になるためには、味方半分、敵半分にならなきゃダメなんだよ。本当にすごい人は世の中のやっかみも引き受けなきゃいけない、もっと悪口いっぱい言われなきゃ」、聞いている時には、何を言っているんだと思いました。

私とは立場が違いますし、彼ほどの有名人になればそういう部分もありなのかなとは思いました。

私など悪口どころか、少し反論されただけで、たぶん血が上ってしまうでしょう。

世の中に影響を与えるほどの存在になるためには、まず幅広く知ってもらわなければなりません。

それには時間がかかるでしょう、どんなやり方があるのか私には想像もつきません。

ただこうして6か月間ブログを続けてきて分かったことは、続けることしかないということでした。

このブログを書いていなければ出会えなかったご縁を、たくさんいただきました。

来年の今頃、私がどうなってどんなことを考えているか、とても楽しみで仕方がありません。

「感謝」この言葉以外今年を締めくくる言葉はありません。

起こった出来事、出会った人々、支えてくれた家族や応援していただいた皆さん、すべてに感謝して新しい年を迎えさせていただきます。

ありがとうございました。
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ゴルフも同じです。

ゴルフ場経営の「アコーディア・グループ」の会報誌が届きました。
年4回の季刊誌で、私が担当させていただく連載の一回目が掲載されています。

東京から編集の方が取材に来ていただき、3時間くらい実技を交えて喋りましたが、どんな形で記事になるのか、私自身が楽しみでしたが、初回は股関節の構造からスイングを分析する内容になっています。

ちょうど腰痛で通っていただいているゴルフの愛好家の方に、その内容をお話しする機会がありました。

私としてはもうすでにスイングができる状態まで回復できていると思っているのですが、ご本人はまだ痛みがあってゴルフスイングはできないと言われていました。

操体法で施術しながら、体はもうOKサインを出してくれているのに、頭はまだ動かしたら痛みが出るのではというせめぎ合いが続いている状態でした。

施術後、クラブを振ってもらおうと鏡の前に立ってもらいました。

アドレスからテークバックに入り肩が回り出す時、下半身が全く参加してくれません。
腰をねじると痛みが出ると、頭が拒否しているようでした。

レッグツイスターを使って、股関節の動きを学習していただき、会報誌で説明した、アドレスからの動きだしのきっかけを、右足の足の裏で地球を外側に回そうとする動きを実感してから動き直してもらうと、あら不思議、肩を回す意識も、クラブを持ち上げる意識も、全くないにもかかわらず、足裏の動きが、膝から股関節に伝わり、下から捻じり上がって行くように、気がつけば理想的なトップの形に収まり、なおかつ全く痛みも感じなかったというのです。

腰をひねったとか回したという感覚はおそらくゼロだったと思います。

そしておまけではないですが、きちんとした捻じれができているので、体の右側に、いわゆる懐が深くできていて、クラブを上げて下ろすという、上級者からアドバイスされる、あの感覚が自然にできたのです。

「西本さん教えるのうまいね」 、しっかりした指導者の方からレッスンを受けているはずの方から、思わず出た言葉です。

そうです、体の仕組みを知り、無理のない連動を探ることこそ、本当の意味での正しいスイングのはずなのです。

教えるのはうまいけれど、自分のスコアが・・・。

来年はスコアアップを本気で目指します。

実践者からの質問に答えて

西本塾に参加していただいた方から、さっそく実践し疑問点が発生したということで、質問を寄せていただきました。

また、同じ職場で仕事をされている同僚の方からも、西本塾の話を聞き、一緒に参加していただいたつもりになって、ご自分の仕事に生かしていただき、同じく質問をいただきましたので、これからそれにお応えしていきたいと思います。

まずは札幌から来ていただいた諏訪さんからです。

オクタントトレーニングの負荷について質問です。

第二回西本塾に参加してから早くも二週間が経とうとしていますが、自分なりに操体法を実践していて感じたことをご報告いたします。

1、筋肉の凝りがある人により効果的
マッサージをしても翌日にはつらくなる方へ操体法をすることで、その日だけでなく3日4日と長持ちしやすい傾向がありました。

2、どこでも気軽に行える
鍼灸と比較すると顕著なのですが、「消毒しなくてもよい」「鍼の恐怖感を払拭しなくてもよい」ことで親戚の家や友人の家で症状のある方に突然出会ってもすぐに施術できるのは魅力的です。

3、施術を受けた方もセルフケアとして導入しやすい

操体法で症状が軽くなった高校生から「この動き、家でもやってます」とこちらから特に指導しなかった動きまで実践してもらいました(とてもうれしい気持ちになりました(^-^))

このようにまだ始めたばかりの私でも「手応え」を感じさせてくれる操体法&西本理論にとても「ハマって」います。

ここからは質問です。

本日職場のスタッフに操体法を実践している際、前鋸筋の筋力に左右差があることがわかりました。
そこで「これはオクタントトレーニングだ!」と思い、肘を伸ばした状態で壁を押すような動作に私が抵抗するといった動作を数回行ってみたのですが「肩甲骨が後ろにはがれそうな嫌な感じがする」と言われたので中止しました。
このように動作に抵抗をした際に痛みや嫌な感覚があった場合は、
1、抵抗力を弱めて痛みの出ない範囲で運動させる
2、前鋸筋が伸展されるような別な動きで抵抗をかける
3、トレーニングではなく、操体法の範囲で治療する
4、その他
どの選択がベストですか?

実際に西本さんのオクタントトレーニングを見せていただいたときを振り返ってみると、かなりの抵抗をかけていたように思われます(まさに格闘技でした(*_*))

スポーツ選手のトレーニング時期と試合前のウォーミングアップでの負荷のかけ方の違いや、一般の方で日常生活をスムーズに行うためのトレーニングに用いる負荷の程度をぜひお聞きしたいです。

よろしくお願いいたします。


うーん、なるほど、さっそくの実践さすがですね。

西本塾は理屈や実績をひけらかす場所でないことはお話しした通りです。
私と今すぐ同じ感覚で実践することは難しくても、それぞれの感覚ですぐに役立てていただけるように指導させていただいたつもりですから、こういうご意見をいただくとますます励みになります。

言葉は悪いですが下手は下手なりに効果を出せるというのが、操体法の良いところだと思います。

いつかこのブログにいただいたコメントで、高価な治療機械の効果をきちんと勉強して認めるべきだという、ご指摘をいただいたことがありましたが、諏訪さんが言われるように、いつでもどこでも精神的な不安もなく施術ができ、お互いにその効果を実感できる操体法は、色々な意味で我々の健康な生活を営むために大きな存在になりうるものだと思うのです。

微力ではありますが、操体法がもっともっと広がっていくために、お役に立てればと思っています。

ご質問の件ですが、オクタントトレーニングの負荷は、こちらが決めるものではありません。

抵抗をかけるときに、相手の力加減を探り、確実に目的とした8方向への全身の連動が行える範囲で、相手の力を引き出していきます。

格闘技のように見えるというのは、最低でもこちらは、相手が安心して力を発揮できるように、相手より上の力を発揮しておかなければなりませんので、初心者はどうしても、それに負けてはなるかと対抗するため、そういう雰囲気になります。

お互いがお互いの動きや力加減を知ることで、今はどういうタイミングだから、どのくらいの力で行っておこうというような発想になってきます。

ですから、あの動きがそのまま全身のストレッチ感覚で行うこともできますし、まさに筋肥大まで頭においたトレーニングにもなりうるのです。

操体法から発展して作り上げたというのはそういうことで、こちらが決めるものではなく、二人で作り上げる関係の中で、必要な負荷や回数、狙うべき連動の起点や、届かせたいポジションなど自由自在なのです。

20年前にも全く同じ質問を受けていますが、負荷の掛け方次第では、どんな高価なトレーニングマシンにも負けない、効果を生み出すことができると自負しています。

もちろん筋肥大に関してもです。

研究してください。

前挙筋の動きについてですが、正面から壁の代わりに手のひらに抵抗を掛けたのでしょうか。
そうだとしたら、確かに肩甲骨が後方に不安定な感覚が出たのかもしれませんね。

こちらの手は二本しかありませんから、こんなやり方はいかがでしょう。

相手の手は実際に壁もしくは固定物を押してもらう、こちらは相手の後方から、片手で肩甲骨を支え、後方への不安定感を支える、すると骨盤あたりにねじり感というか股関節がその動きを助けるような連動が起こってくると思います。

その動きに対してもう片方の手で抵抗をかけると、さあどうなるでしょう、やってみてください。

壁を押すという一つの動作から伝わって行く、全身の関節の連動を見逃さず、的確なポジションに抵抗をかけてあげることで、相手の動きを引き出して行く、操体法も考え方は全く同じです、オクタントトレーニング、もっともっと深く入り込んでみてください、面白い世界が見えてきますよ。

次は諏訪さんの同僚の 仲尾さんからのコメントです。

初めまして。
こんにちは。
初めてコメントさせていただいます。
先日の第2回西本塾に参加した札幌の諏訪さんと共に働いております仲尾と申します。

諏訪さんから西本塾の話しを聞き、私自身は西本先生とお会いしたことがないのですが、
こんな出会いがあるんだなと驚いております。

というのは、
私は整骨院で柔道整復師として働きながら、母校の大学アメリカンフットボール部のトレーナー(怪我人に対する施術、トレーニング指導)として活動しているのですが、トレーニングや怪我の予防に対して納得のいく結果をだせず行き詰まりを感じており、最近では動きづくりや姿勢づくりをしていくことで打破できないかと考えておりました。
しかし、自分の中で確固としたものがなくどうしたものかと悩んでいたところに西本先生との出会いがありました。

しっかりとした形にはできていませんが、私の考えていたことと諏訪さんから聞いた西本塾の話しがあまりにもリンクしてすごくワクワクしたと同時に私も参加したかった、そう思いました。
ブログも全て読ませていただきました。
今まで見てきたどんなものよりも説得力があり、納得できました。

まずは自分自身で確かめてみなければと思い、今は歩き方とウェイトトレーニングを諏訪さんから聞いたこととブログに書いてあることを参考にしながら実践しています。

そこでひとつ質問があるのですが、
アメリカンフットボールという競技特性上、ぶつかり合うことがほとんどです。
ですので「重さ」が重要な要素になります(もちろん速さ、うまさもですが)。
私のチームでは全員が大学からアメフトを始めますし、大学の色のせいなのか線の細い子が多く、20kgは増やしたうえでより速く、よりうまくなれるのが理想です。
さらにチームの人数が少なく1年生も秋の公式戦には重要な戦力となります。
そんな中で今までは冬のオフシーズンには筋肥大、春からは筋パワー発揮というような流れでウェイトトレーニングやランメニューに取り組んできました。
1年生はまずは無理のない重さでフォームを覚えることから始めますが、秋からの戦力として鍛えるため筋肥大メニューを早い段階で取り入れます。

西本理論でウェイトトレーニングを続けた場合、私の考える理想に近づけることはできますでしょうか?

西本理論を理解してないじゃないかと言われてしまいそうですが、
どうかご指導いただきたいと存じます。

何卒宜しくお願い致します。

今回のコメントをどこにすべきか色々と考えた結果、最新の記事にしてしまいました。
記事の内容と関係ないコメントをしてしまうことをお許し下さい。


みなさん試行錯誤の毎日ですね。

私がこれだけ物事を断定的に言い切ることができているのは、理論というより実践の中で全て選手たちが結果として見せてくれたものだからです。

私の理論を一番継続してくれた、社会人野球の三菱重工広島の選手たちの身体、そのトレーニングの内容、直接見たら驚くと思います。

重さや回数を競うのではなく、筋肉に対して正しい負荷をかけるための、フォームであり重さであり回数であると説明していますので、最初はこんな重さでいいんだろうかと思うはずです。

ベンチプレスが80キロだ100キロだと自慢している選手でも、私のイメージ通りに行うと、どう頑張っても60キロがやっとです。

最初は40キロでしかやらせません、どういうことかというと100キロを挙げられるといっても、実は刺激が届いて欲しい筋繊維ではなく、他の部分が頑張っているだけのことで、目的とする関節や筋肉の連動になっていない場合がほとんどなのです。

筋肥大のためにはMAX何%の重量で何回、何セット、それも実証された事実かもしれません。

しかしそうやって手に入れた肥大した筋肉や筋出力が、実際の競技動作に思ったような好影響を与えてくれないという事実こそが、指導する側と選手双方の大きな問題点として、解消されないままに年月が過ぎて行っているというのが実際ではないでしょうか。

聞こえのいい肉体改造という言葉に踊らされて、死ぬほど努力したにもかかわらず消えて行った選手がどれほどいたことか。

だからこそ「体作りから動き作りへ」というテーマを追っているのです。

三菱の選手たち、話が違うじゃないですかというくらい、すごい重量を扱っています。

スミスマシンの膝と股関節を90度にして行う、股関節スクワットで最低でも130キロ、150キロくらいできる選手も何人もいます。

そんな重さは必要ないではなく、彼らにとってその重さが正しいフォームで行って、正しい刺激を得られる適正な重量になって行っただけのことなのです。

ですから、基本的に「期分け」という発想もありません。

常に正しいフォームで正しい刺激を求めて行く、その過程の中で、オクタントトレーニングのことで先ほども説明したように、今自分はどのくらいの重量でどのくらいの可動域で行えばいいのかを自分で判断できるようになるのです。

いかがでしょうか、参考にしていただければと思います。


来年に向けて

今年もあと1週間を切りました。

世の中が終わってしまう訳でもないのに、この時期になると何かやり残したことがあるような気になって、ソワソワしてしまうのはなぜでしょうね。

色々あった一年でしたが、終わり良ければすべて良しとばかりに、このブログで発信してきた私のトレーナーとしての思いを受け止めてくださる方々が、全国各地から広島に来ていただき、20名近くの方に思いを伝えることができました。

トレーナーとしての専門色の強いブログではありますが、毎日たくさんの方に見ていただけるようにもなりました。

何事も継続することが大切なのだと、ひとつ物事を達成するとすぐにほかのことに気持ちが移ってしまう気分屋で、長続きしないことが多いのですが、このブログは我ながら頑張って続いていると思います。

まあいつまで続くかは分かりませんが。

9年前に出版した本のことに関しても、続編を望む声をいただいたり、このブログ自体を書籍化したらどうかなどと言う有難いお言葉をいただくこともありました。

出版に関しては、あの時の色々な思いがあり、もういいかという気持ちの方が強かったのですが、トレーナーまたトレーニングコーチとしての専門的な内容より、もっと普段の生活に役立つような、本当の意味での健康指南書のようなものを書いてほしいというご意見も頂いており、来年はより幅広い皆さんのお役にたてる、そういう内容の本を書いてみようかなどと、少しずつやる気になっています。

私が書く限りは、いつも手元に置いていただいて、もう辞書の時代ではないですが、こういう時はどうすればいいんだっけと、いつもの難しい理屈は横に置いて、すぐにお役に立てていただける内容にしたいと思っています。

といっても、まだまだ具体的なものではなく、これから構想を練って行く段階ですので、本当に皆さんの目に留まる形になるかどうかは分かりませんが。

この出版計画について、こんな内容も書いてほしいというものがありましたら、ぜひリクエストしていただければと思います。

自分の知識や経験が、誰かのためにお役にたてるなんて、すごいことですよね。

それが人間にとって一番大切な、体のこととなれば、どれだけ多くの方々のためになるのか、考えただけでも嬉しいことだし、その責任は重いと思います。

残り少ない日数ですが、このブログを見て、正月休みの帰省期間を利用して、「スタジオ操」に予約をいただいている方もいます。

少しずつ少しずつではありますが、私の存在を知っていただき、お役に立てる環境になりつつあります。

私に対して少し厳しい人間というイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません、普通のオッチャンです。

是非気楽にお越しください。


言葉の力 限界と可能性

昨日の朝から夕方にかけて、ここ「スタジオ操」にスポーツライターの木崎伸也さんが訪ねてきてくれました。

彼はつい数日前まで、本田選手を追って、取材のためロシアからヨーロッパを5週間ほど出張中だったため、先週行った「西本塾」に参加できず、帰ってきてから参加していただいた方々の感想をこのブログで読んで、皆さんが感じた不思議な感覚を、どうしても自分も知りたいという、スポーツライターとしての本能が彼の足を広島に向かわせたのだと思います。

実は1回目にも参加を希望してくれていましたが、その時にも海外出張が重なり参加することができなかったのです。

まさにサッカー取材の最前線にいる気鋭のライターさんが、なぜか私に興味を持ってくれ、ここに来てもらうのも、もう3回目となりました。

今回は特に、「歩きから走りへの移行・体の使い方」という、多分まったく聞いたことのない、体の使い方を、実技を含めて指導したので、特にそのことに関する参加者の感想に、とても興味を持ってくれたようでした。

録画してあったビデオを見ながら、説明を聞いてはいるが、まったくイメージがわかないといった表情の参加者の様子を見ながら、私の説明に聞き入っても、やはり彼も反応は同じでした。

そして実際に外に出て実技が始まり、何をどうしろと言われているのかまったく分からないまま、はた目にはなんとも奇妙な動きを繰り返していた皆さんが、時間の経過とともに表情が変わり動きが変わり、スムーズに楽そうに走る姿に変わって行く様子を見ても、見ているだけでは全く理解不能の状況が続いているのです。

ひとしきり説明を終えて、じゃ実際に走ってみようかと声を掛けた時、彼のライター魂がそれを拒否しました。

もしこの感覚を文字で伝えるとしたら、自分もやってみて分かったことを文字にしたのでは、私の指導を受けることができない大多数の読者には、この感覚を伝えることができないから、私の伝えたい感覚をもっと言葉に落とし込んでくれというのです。

言われてみればもっともな話です、それを文字で伝えるのがライターの仕事ですから。

しかし文字で言葉で説明するということは、過去に経験した感覚や一般的に知られている何かの感覚に似ているとか近いとか、そういう説明にしかならないと思うのです。

私には分かるけれど他の人には分からない、私はできるけれど他の人にはできない、それでは全く意味をなしません。

しかしその感覚が、本当に過去に経験したことのないものであるならば、いくら豊富なボキャブラリーを持っているライターであっても、それを正確に伝えることは不可能なのです。

そういうやりとりがあって、実際に歩くから走りへの実技を指導しました。

最初は1週間前の参加者の皆さんと同じです、まったく言われているイメージを自分の体が表現できないのです。

これはまさに既成概念や固定観念と呼ばれる、体の使い方の常識とは明らかに違う動作だからです。

それが段階を追ったドリルで、少しずつ動きが変化し、それを頭が認識できるようになってくると、劇的に動きが変わってしまうのです。

どちらが正しいとか間違っているとかいうことは、あえて私の口からは言いません。

地面を強く蹴って地面の反力をもらい、肘を曲げ伸ばしすることが腕を振ることだと信じこまされてきた人間にとっては、まったく正反対で、地面を蹴っている感覚はほとんどない、腕も振る必要はないと言われているにもかかわらず、現実に自分の体は羽が生えたように軽く、風を切って進んで行くうえに、止まった時に感じるはずの疲労感がほとんどなく、加えられた注意事項もそこそこに、すぐにでも次の一本を走り出したくなる。

「なんなんだこの感覚は」ということになって行くのです。

言葉で書けば書くほど、読み手にとって意味不明で、ある意味怪しい事、ありもしないこと、できもしないことを書き並べて大風呂敷を広げているとしか思われないと思うのです。

悪いけれど文字や言葉に表すことのできない世界が、今目の前にあることを分かって欲しかったのです。

私には見えているけれど他の人には見えていないことがあるという事実に、やっとこの歳で気づかされましたが、私に見えているものを一緒に見てもらう方法は、私が直接形として見えるものになって、ほらねこうでしょう、とやって見せるしか今のところ方法がないのです。

グルメレポーターが美味しさを表現する時に、けっきょく頼る言葉は、「何とかみたい・何とかに似てる」的な表現しかできないのです、というよりそう言わないと見ている人がイメージできないからです。

人間の動きにはまだまだ可能性があります。

自分がやったことがなくて、頭も体も納得できないからやろうと思わない、それもいいでしょう。

ただ現実に私のような普通の人間が、動きの意識を変えるだけでこんな動きができますよ、こんなに楽に走れますよと、いう動きを見たら、自分もやってみようと思わない方がおかしいような気がするのですがいかがでしょう。

あるチームのコーチが、今月に入って何度かここを訪れてくれています。

彼の現役生活最終年に縁があって指導させてもらいましたが、立場を変えコーチとして、改めて体のことを知りたいと今朝も一緒に汗をかいたところです。

現役当時は、やはり自分のことで精一杯で、私の話もすべてはいそうですかとは聞いてもらえないところもありましたが、指導者となった今、たくさんの選手の動きの悪いところ欠点は見えるが、それをどうやって修正して行くかという壁に当たり、もう一度私のところでやり直してみようと思ってくれたようです。

選手から指導者になって、「この分野は西本さんお願いします」と下駄を預けられることはあっても、自分の体でもう一度感じ直したいと言われたのは初めての経験で、これはすごい指導者になるなと、広島市民として近い将来に大きな楽しみができました。

彼もやはり、走るという動作でこんな感覚は初めてだと驚き、この動きを自分の仕事に応用できたらと頭の中はすでに動き出しているようでした。

「言葉では伝えられないもの、何かに例えることができない感覚」、まだまだたくさんあると思います。

私はそれを見つけ自分の感覚として確実に認識し、人に伝えられるようになりたい、今はそう思っています。

木崎さんが感じた『足指もみ』を受けている時の感覚も全く同じです。

「言葉の説明はいらない、とにかくこんな感覚は味わったことがない、それぐらい気持ちよかった」これ以上の褒め言葉はありませんし、これ以上的確な説明もないと思います。

「その力を貸して欲しい、このチームのために発揮して欲しい」そんな私に対するオファーはもうないのでしょうか。

参加者の感想シリーズ、ラストです。

先週末の土日、14・15日の二日間のわたって行なった、二回目の西本塾でした。
参加していただいた皆さんから、お約束通り二日間の感想やご意見をコメントで寄せていただき、こうして皆さんにもその雰囲気を感じていただこうと、原文通りに掲載し、私の感想を付け加えさせていただいています。
貴重な週末の時間を、わざわざ広島まで来ていただいた、本当に意識の高い皆さんでした。
それぞれの場所に戻り、それぞれの立場で、西本塾の二日間で見たこと聞いたこと、そして実際に体験したことを、今度は自分の言葉で伝え、自分の動きでやって見せ、これまで当たり前だと思ってやってきたこととは違うけれども、この西本理論を普通のことだと認識し、伝えていかなければという活動を始めてくださっています。
最初にコメントをいただいた愛知県のサッカー指導者さんは、なんと月曜日の午前10時頃にコメントを送ってくださいました。
二日間の興奮が抑えきれないといった様子で、一刻も早くご自分の指導に生かしたいという気持ちが伝わってきました。
早い遅いの問題ではありませんが、やはり私には彼の思いがいち早く伝わってきたのは言うまでもありません。
それぞれ忙しい中、熱い思いを返していただき本当にありがとうございました。
これをご縁に、日々の活動の様子や問題が起こった時には、ぜひこのブログを通して参加していただいた方々や、読者の方とも情報を共有し、皆さんの成長の糧にしていただければと思っていますので、よろしくお願いします。

今日もお二人から頂いたコメントです。
まずは神奈川県から来ていただいた「辻村」さんからです。

第二回西本塾に参加させていただきありがとうございました。
終わってみて、本当に行って良かったと感じています。
それは単に知識や方法論が増えたからというだけでなく、今後の自分の指針となる経験になったからです。
西本さんの熱意を肌で感じ、その理論を直接、見聞きしたことで、どれだけ自分の考え方が甘かったかということや、なぜ自分がサッカーに携わり現場の近くに居たかったのかということを考えさせられました。
大学に入学する時は「プレーヤーになれないけど、サッカーの近くにいたいし、誰かのために生きていきたい。」という思いでトレーナーを志して、早7年。
今は指導者という立場にいますが、もう一度、自分の根本である「誰かのために。」という思いに立ち返らなくてはと、操体法を実践する中で感じています。
大学時代に初めて先輩の選手にストレッチをして「ありがとう!気持ちよかったよ!」と言われた時と今、操体法をやって教えている選手が「おぉ!」となる時、「あぁ、こういう時こそ自分が充実感を得れるときなんだな。」と改めて思えるようになりました。
この三年いろいろなことがありすぎて自分を見失っていた時に西本さんにお会いできたこと、操体法に出会えたこと、本当に感謝です。
西本塾の中では一日目の説明の時に西本さんとぶつかること(注:体をぶつけ合って押されない使い方を体験していただきました)や、触ることで、西本さんの身体の使い方を実際に身を持って体感できたことがすごく良かったです。
笑っちゃうくらい不思議で、人間の身体ってすごいな、純粋に楽しいなと思えました!
この感覚を子供にも持ってもらえたら、もっと自分の身体のことを考えてプレーしてくれる子が増えてくれるのではと思うのと同時に、そういう子を増やしていきたいと思いました。
そのためにはまず自分が…ですよね。
戻ってきて子供達に教える中で感覚を言葉で伝える難しさを改めて実感していまが、教えていく中で選手自身が自分の身体の中で何かを掴んでくれたらいいなと思っています。
必ずまた西本さんのところにお邪魔させていただきます!
本当に楽しく充実した二日間でした。
ありがとうございました。
今後のご活躍をお祈りしております。


辻村さんの純粋な気持ち、十分伝わって来ました。
それこそいろいろなことを考えながら日々過ごしていることと思います。
自分の思うようにならないというよりは、自分が本当にやりたいことは何なのかが分からないというのが、現実ではないでしょうか。
若い頃はみんなそうだと思います。
「人生をかけての最終目標が決まっていて、そこに向かって脇目も振らずにまっしぐらに進んでいます」
なんていう人がもしいたら、それはすごいことだと思いますが、ちょっと気持ちが悪いですよね。
話の中でも触れましたが、私は人生の岐路と呼ぶべき分岐点に差し掛かると、その先が不透明な方を選ぶと決めて生きてきました。
一度きりの人生、先の先まで見えてしまって、ワクワクドキドキの感動を味わうことができないような気がするからです。
その代償として、明日が見えない状況に二度三度と突き落とされてしまう結果になりました。
今年がその何回目かでした。
その度に生活の不安を覚え、家内や家族には迷惑をかけてきました。
それでもなんとか生きています。
無責任な言い方になりますが、「人生あみだくじ」だと思えば、その時々に出会った人が、たった一本の横線を加えてくれたおかげで、あみだの登って行く方向が変わり、新たな展開が始まって行くという経験を何度となく繰り返してきました。
ただ、底なし沼に足を突っ込んでしまったような不安感を通り越した恐怖心は、そらまたきたか、こんなことは経験済みだと、開き直れるほど腹の座った人間には、一生なれないと思いますが。
とにかく、今この瞬間を後悔しないように生きて行くしかないと思います。
立ち止まって後退りして後悔するなら、とりあえず前に進んでみて、そこで失敗だった思ったら、潔くやり直せばいいと思うのです。
歳を重ねてきた証拠でしょうか、不安を抱えながら一生懸命もがいている若い人の姿を見ると、応援したくなるのです。
私の専門分野限定ですが、そのお手伝いができそうな気がしています。
その一つの手段としての西本塾でした。
定期開催ではありません。
新たにこんな話を聞きたい、もっともっと深く知りたい、そんなコメントが多く寄せられるようになった時、もう一度気持ちを奮い起こして開催の準備を始めるかもしれません。

次は連続して参加してくれた、地元広島の高校3年生「佐々木君」です。

二日間ありがとうございました。
僕は他の参加された方のように内容の濃いコメントは書けませんが、
僕がこの二日間で感じたことや思ったことを書かせて頂きます。
今回の第二回西本塾で前回の内容の復習ができ、まだ完璧に理解できたとは言えませんが
確実に前回よりも理解が深まりました。
伸筋や広背筋の大切さや、身体の正しい動かし方を学び、僕がしているバスケットボールに
色々試してみたいと思い、今は二日間で学んだトレーニングを実践し
スリーポイントをジャンプシュートで打てるようになるために励んでいます。
しかし、二日目に教えてもらった操体法とオクタントトレーニングで理解できたことは
ただただ凄いと言うことだけでした。
沢山練習して少しずつ理解していくしかないなと思います。
操体法はまず、『朝3分寝たまま操体法』を読んでから練習したいと思います。
第二回西本塾で、色々な方が参加されていて僕からしたら凄い人達ばかりでとても良い刺激にもなりました。
これからもまだまだ色々勉強して学んでいきたいと思います。
二日間本当にありがとうございました。


彼のお父さんとご縁があり、将来の進路を決める上での参考になればと参加してくれています。
私が高校生の時、こんな人たちの輪に加わって、こんな話を聞いて、想像もつきません。
お父さんのおかげで、得難い経験をさせてもらっていることに、いつかきっと気づく日が来るでしょう。
それまではお父さんの行為に甘えて、色々なものを見て経験していけばいいと思います。
このコメント公開シリーズも、今日で最終回としますが、実は佐々木君からのコメントは、昨日の夜遅く届いていて、今朝気がつきました。
早い遅いの問題ではないと言いましたが、他の皆さんが忙しい中続々とコメントを寄せていただき、こうして公開させていただいているのに、のんきに構えて、もちろんいつまでにと期限を決めたわけではありませんが、このブログを毎日チェックしていれば状況はわかるはずで、もし今朝までにコメントがなければ、もし次回の開催があっても参加を断るつもりでいました。
参加者のみなさんは彼の様子分かりますよね、ブログの中身もあれだけ読んでから参加してくださいと書いておいたのに、ほとんど読まないで二回とも来てしまったという、なんとも気楽な人間ですから。
ついこの間までの私なら、ブログも読まないできたことがわかった時点で、一言「帰れ」と言っていたはずです。
我ながら随分優しくなったものだと思いました。
我が家の三男よりもまだ若い、まだまだ子供ですから、彼のお父さんとともに将来に期待するとしましょう。


いかがでしたでしょうか。

参加者の方々が、自分で見て聞いて体を動かして納得した事実であっても、普段走らない人たちが、いくら走っても疲れない走り方だったとか、目の前で見た私の手技に目を奪われたと言っても、自分の目で見るまではと、にわかに信じられないことだらけだっと思います。

例えは違いますが、宇宙人は見たことがないから、いるともいないとも言えないとか、世界一のマジシャンの技術を見て、どうしてもタネがわからないとか、そういう次元の話をしているのではありません。

人間の体にはそういうカラクリが仕組まれていて、それをうまく操り、使いこなしているかどうかだけの問題なのです。

理論や理屈に合わないと思ってしまうのは、自分の中での知識や経験からはみ出す勇気がないからです。

何度でも言います、私ができることなど誰でもできます。

今、肉離れを起こした選手の体でも、上手に動かせば数時間後に自分の足で立って歩くことができる、それをチームメートとして目の前で見ていたからこそ、自分が同じ状況になった時、自分もそうなれる、そうしてもらえると思ってくれるのです。

絶対に動かしてはいけないと信じて疑わない人は、動かすことを拒否し、良かれと思って無理に動かそうとすれば、悪化してしまうと思ってしまうことで実際に痛みも増すのです。

自分がそれで早く復帰できた経験を持つ選手は、どうして任せてしまわないのかと、不思議な顔をする、まさにそれが人間という生き物なのです。

二日間で大げさに言えば天地がひっくり返るような、感覚になった人がいるかもしれません。

「それでも地球は回っている」、事実は事実なのです。

つまらないプライドや、世間の常識などどうでもいいではないですか、今自分に何が必要なのか、そのヒントが見つかったならどんどん現場で使ってください。

私にできることはここまでです。

実際に行なった二日間を含め、この一週間いろいろなことを考えながら過ごしてきました。

毎日、コメントを読みながら、思うことを書き加え、自分の頭の中も整理して行きました。

少々疲れました。

世間はクリスマスムードの三連休、私の頭もしばしの休息に入ります。

毎日読んでいただいてありがとうございました。

色々な思いがあって当然です。

参加したいただいた方々からの感想をご紹介していますが、今日ご紹介するお二人を含め、残り数名となりました。

皆さん、参加して良かったという言葉をたくさん寄せていただきましたが、今日のお二人目の谷口さんは、その中でも、二日間最も頭の整理がつかずパニック状態が続いていた方です。

こうしていろいろな感想をいただくことこそ、読んでいただいている方に、真実の「西本塾」の姿がイメージしていただけるのではないでしょうか。

じっくり読んで見てください。

まずは静岡から参加していただいた「大橋さん」です。

経験は宝です
第二回西本塾に参加させて頂きました。
西本先生、そして参加された皆さん、ありがとうございました。
大袈裟で稚拙な言い方かも知れませんが、こんなにワクワクした時間を過ごせたのは久し振りでした。
今回参加させて頂いた理由は、自身が今年になって出会った「操体法」という手技をもっと深く知り、自分の施術に取り入れる事。
そして、それを発展させた西本先生の理論を直接お聞きし、実際この目で見る事でした。
一日目の講義、西本先生の熱弁とその内容に引き込まれていきました。
伸筋特性について、重心移動について、そもそもトレーニングとは何ぞや?
などなど、とにかく発想が豊かで、固定観念に捉われない姿勢が印象的でした。
そして二日目の実技で、私はその理論を体感し、頭と身体で理解する事となりました。
「疲れない走り方」は、何とも奇妙な動きですが、何本走っても疲れない!
中学から大学まで、陸上競技のトレーニングに励んでいましたが、こんなに軽快に走れた事はありませんでした。
もう知ってしまった、体感してしまった喜びでいっぱいでした。
※そのあと、調子付いて力をいれてしまった瞬間に、左ハムストリングスを痛めてしまい、屈筋への無駄な力の作用も身を持って知る事となってしまいました。
「操体法」の実技では、独学で学んでいた点の補足部分や、知らなかった方法を学べました。
なにより先生が仰った「相手(施術を受ける側)を否定しない」という言葉が、施術を業とする私には響きました。
施術は、術者と患者さんの対話と理解が必要なのは当たり前なのですが、施術に集中するあまり、それを疎かにしてしまいがちです。
改めて肝に銘じました。
「オクタントトレーニング」は、操体法を理解した上で実践出来る興味深いトレーニングでした。
操体法と併せて実践・理解をして、機会があれば、また先生からご教授頂きたいと考えています。
受講後、早速自身の治療院で受講内容を実践しています。
以前に比べ、患者さんの些細な姿勢のクセや日頃の誤った動作を勘案しながら診る事が出来ています。
また、広背筋のトレーニング「フライングバック」を指導していますが、患者さんの反応はかなり良いです。
上記以外にも、沢山学んだ事があるのですが、まずはお礼と共に感想とさせて頂きます。
本当に充実した二日間をありがとうございました!


大橋さんはご自分の治療院での臨床経験も豊富のようで、普段接している患者さんとのやり取りの中で、何かプラスになるものをと真剣に話を聞き、動きを体験してくださいました。
「奇妙な走り方」と言われてしまいましたが、実技を行った港公園は、日曜日とあって沢山の人がおられました。
最初に使おうと思った場所はイベントに使われており、ならば芝生の上でと思ったらグランドゴルフを楽しむお年寄りたちの邪魔になり、どんどんすみに追いやられてしまいましたね。
やっと直線で50mほどのスペースを見つけ、実技を始めましたが、おっしゃる通り、周囲にいる方々や通りすがりの方々も、20人近い年齢も様々なトレーニングウエアーの集団が、見たこともない妙な動きで腰をクネクネさせながら走る姿は、ちょっと異様に見えたかもしれませんね。
それでも時間の経過とともに、動きがスムーズになり、軽快にスピードに乗って走り、なのに疲れを感じないという不思議な体験を、みなさん楽しんでいただけたと思います。
足首の使い方が気になり、このままでは腿裏の屈筋に負担がくると、気になって声を掛けた矢先に、顔をしかめてしまいましたね。
私の目にはそういう風に見えるのです、これこそ理屈ではありません、体が嫌だと言っているのが分かるとしか言いようがないのです。
しかし、その痛みを覚えた後であっても、もう一度きちんとした動きを再確認して走っていただくと、さらに不思議なことにまた走れてしまったのも事実でしたね。
そういうことです、体は正直なのです、頭で考えているだけでは、いつまでたっても動いてくれないのです。
操体法の施術でもそうですよね。
操体法のやり方を忠実に行うことが目的ではないのです。
相手の体に入り込んで、相手と一体になって、どうなりたいのか、どういう動きならしてみたいのか、それを探して行く作業を行うだけなのです。
その結果として動きが改善したり、痛みが軽減してくれればそれでいいのです。
自分の技術を披露するために患者さんがいるのではありません。
してあげるしてもらう、そこから一歩進んで、共同作業としての操体法、正しいやり方も間違ったやり方も、どうでもいいのです。
一期一会の時間と空間を共有できることに感謝しましょう。

次は京都から来ていただいた「谷口さん」です。

二日間ありがとうございました。
今回参加させて頂く事になったのは、自分自身サッカーの指導と身体の事について、勉強はしていましたが、本や記事を読んだり、誰かから話を聞いたりして、頭で理解したつもりで指導する、こんな日々が続き、頭の片隅には何が正しいのか?、何をやっていけば選手は楽しく、上手く、どうやっていけば強いチームに勝てるのか?、そんな事を考えながら指導していました。
ですが、読んだり聞いたりしただけでは、結局はその人の理論であり、わからない事もあって最後は行き詰まってしまう事がありました。自分の中では、人と同じ事をやっていては勝てない、もっと自分の理論を入れていかないといけないと考えてる時に、西本さんの話しを直接聞ける事を知り、何か行き詰まっているものが取れるかもしれないと思い、参加させて頂きました。
二日間の講習の間も、頭の中は、何でこうなんだろう?、これはいいのか?、ここはこうだろう、とずっと思ってました。
そう思いながら、西本さんに質問した所、「理屈じゃないんだよ、これをこうやればいいっていうのはないんだよ、そんな事が出てくる事じたいおかしいよ!」
この言葉を聞いて、理論や理屈ばかりの自分の頭は、正直、最初はムッとしてしまう気持ちが出たのと、え?って思う気持ちが入り乱れた心境になり、頭の中では一瞬時間が止まった感じになりました。
というのも、最近は考える事ばかりで、頭でっかちになり知識ばかりが増え、理屈が多くなってしまい、知恵がありませんでした。
その一言で、何だが目が覚めたというか、何かに気付くきっかけになりました。
二日間の中で、たくさんの事を教えて頂きました。
帰路の途中もずっと西本さんに言われた事が残り、最近の自分を振り返りながら、あっという間に家に着きました。
今回参加させて頂いて、自分が知らない身体の使い方、西本さんの理論、たくさん学ばさせて頂きました。
しかし、今の自分には、西本さんに言われたたった一言が、自分の行き詰まったものを取りのぞくきっかけになったので、参加させて頂いて本当に良かったです。
もしかしたら西本さんは、もっと違う事を持って帰れよと、思われたかもしれないですが(笑)、今の自分には、十分過ぎるくらいのものを学ばさせて頂いたと思ってます。
もちろん西本さんに教えて頂いた事は知識として入れていき、これからは自分が気付いた何かを作りながら、自分にしかできない自分だけのものをこれからの選手に指導して行きたいと思います。
言葉が雑で伝わらない部分がありますが、言葉以上のものを肌で感じられたと思ってます。
最後になりますが、今回御協力していただいた西本さんのご家族の皆さん、ありがとうございました。
参加した皆様、あまりお話しはできませんでしたが、お世話になりました。
そして、西本さん、ありがとうございました。 またこれからもよろしくお願いします。


谷口さんは30歳、色々な意味でこれから自由に自分の進む方向を変えられる年齢ですよね。
自分だってできるんだ、自分だって負けないんだ、そう思って真剣に努力し勉強されていることだと思います。
理論とか知識というのは、ある意味すでに周知されている事実である場合がほとんどです。
独自の理論という言い方がありますが、その言い方自体が誰かの模倣となっている場合がほとんどです。
教科書に書いてあることや、誰かに聞いたことを、いつの間にか自分のオリジナルであるかのような錯覚に陥ってしまうのです。
独自が独自だったことに、私は残念ながら出会ったことがありません。
私のことをそう呼ぶ人がいますが、ご自分の知識不足を露呈しているに過ぎません。
二日間言い続けたと思いますが、人間が二足歩行の動物として存在している限り、体の使い方に独自も新しいも古いもないのです。
私が話していることは、私が見聞きしてきた中で、最大公約数的に導き出した身体に優しく、無理なく効率的に、持って生まれた能力を発揮するための方法論に過ぎないのです。
だから、私しか知らないことなどあるはずもなく、私しかできない特別な能力でも何でもなく、私なりにこじつけた理屈を説明して、実際に一緒に動いていただければ、あの奇妙な走り方すら、たったの1時間でその感覚は皆さんが共有できるレベルのものなのです。
頭で分かったとか分からないとか、理解できないとか、そんなレベルで考えること自体が違っているのではないですかと言っているです。
人ができていることは自分もできるはずなのです。
だからなんだか分からないけれど、とりあえずバカになってやってみる、そしてそれができるようになった時、そこに自分なりの理屈をつけていけばいいのです。
不思議な動きが不思議でなくなり、できなかったことができてしまうと、その理屈すら必要なくなってきます。
人間としてできることが当たり前になってくるのです。
自分の独自なものオリジナリティーを作りたいのは分かります。
しかし何度も言いますが、自分しかできないなんてものはないのです。
私がそう言われるのは、誰にでもできるはずなのに、皆んながやっていないからです。
それをひけらかすために「西本塾」をやって、どうだ俺はすごいだろうと言いたいわけではないのです。
こういう風に考えて、実際にこうやって動けば、誰でもこういう動きができるようになりますよ、難しい理論や理屈は置いといて、野次馬根性を思いっきり発揮してあなたもやってみませんか、と呼びかけているのです。
私が知っていることは誰でも知っている、私ができることは誰でもできる、そういう時代が早く来て欲しいのです。
それが遅れれば遅れるほど、安全に楽しくスポーツを楽しみ、それぞれのレベルにまで育って行けたはずの子供たちを、大人が潰してしまう現実が続いて行くのです。
自分の世界を作る前に、最低限私の発想と動きが当たり前だと思えるレベルを作ってください。
きっかけにはなっていただいたと思います。
一緒に汗をかきましょう。

そうです、こういうことなのです。
本を書いて一方的に発信し、ブログを通して多少なりともやりとりをし、こうして膝を交えて直接お話をさせていただいても、受け取る方の感性はみんな違って当然なのです。
今そう思っても、年が変われば 考え方も変わっているかもしれません。
何年か経験を積めば、そういうことだったのかと思う部分も出てくるかもしれません。
あれが正しいこれは間違い、そんなことを決める必要なんてないのです。
ただ一つ変わらない真理は、人間は人間であり、それ以上でも以下でもない存在であるという事実です。
空を飛ぶことはできません、息を止めて海の中を潜り続けることもできません。
できることをできるようにしてあげる、そのお手伝いをすることしか私にはできないのです。
誰に教えてもらったのですか、どこで習ったのですか?
必ず聞かれるフレーズです。
私が唯一師と尊敬してやまないのは、数年間のおつきあいでしたが、操体法のなんたるかを教えていただいた渡辺栄三先生と、鍼灸の専門学校で学んだ基礎的な解剖学と生理学の知識だけです。
そこから先は目の前の患者さんと選手たちの体そのものです。
この体がどうなりたいと思っているのか、こういうアプローチをすればもっと良くなるのではないか、そのために自分にできることはなんだろう、それだけを考え続けて30年の歳月が流れました。
まだまだ試行錯誤の毎日です、現実には生活も維持していかなければなりません。
指導者だ監督だコーチだと、上から目線では何も始まりません。
自分が動く自分が変わる、まだまだこれからです。

西本塾やって良かったです。

今日もコメントのご紹介です。
まずは、「静岡出身の25歳小西さん」です。

2日間ありがとうございました。
この「西本塾」に参加したきっかけは、学校に行く前に何かを得たいという気持ちと、ブログにも書いてありました「教科書には、載っていないことを伝えます」という二点でもう行こうと決めました。
参加して、率直な感想としては「伸筋の凄さ、操体法・オクタントトレーニングの実践での驚き」です。
僕自身が、筋肉のことやトレーニングのことが、全然深くまで勉強してないので西本さんの話がすっと入ってきましたが、多分トレーナー養成学校などに行った後から行っていたら少し頭の中でこんがらがっていたかもしれません。
なので、このタイミングで動けたのは良かったです。
なので、まだトレーナーの勉強してない人やトレーナーになりたいなと少しでも思っている人がいたら是非参加した方がいいと僕は、今回参加して思いました。
これから僕が目指して行くところが、見えてきたきっかけになった気がします。
「本当に参加して良かった」の一言です。
西本先生ありがとうございました。
また次回ありましたら、是非参加させて下さい。
よろしくお願いします。
そして、一緒に参加した方々にも感謝します。
ありがとうございます。


小西さんの印象は、若いなぁという一言につきます。
私にもあんな頃があったよなと、昔を思い出してしまいました。
ちょうど操体法に出会い、渡辺先生のような人間になりたいなと、漠然と将来の夢を持ち始めた頃でした。
私との出会い、また参加してくださった方々との出会いが、小西さんの人生の指針になっていただければと思います。
改めてあれから30年経ったんだと実感しました。

次は札幌から参加していただいた「諏訪さん」です。

迷ったら前に進む!
私が第2回西本塾の開催を知ったのは3日前の夜でした。
たまたま西本さんの書籍「朝3分の寝たまま操体法」を読みながら「この方から直接お話しを聞いてみたいな」と純粋に思い、初めてホームページを見ていると、なんと今週の週末に第2回が開催されるじゃありませんか。
このギリギリのタイミングでの日程に「なんとか第2回に参加したい」という気持ちと「まずはブログを読んで第3回に向けて準備をする」という気持ちが同時に出てきましたが、「もし第3回が開催されなかったら・・・」と思ったらすぐに決心できました。
私の今回の参加動機は、3つありました。
1つは仕事である治療家としてすぐにでも役立てるテクニックを身につけること、2つ目は近い将来、ゴルファーに特化した治療からケアを取り組めるためのきっかけを掴むこと、そして3つ目は純粋に【西本直さん】という方にお会いしたかったこと、この3つです。
私は鍼灸師として患者さんの痛みをとることを意識して日々治療をしておりますが、痛みがなくなると患者さんは来院を中止してしまいます。
痛みが無くなる=完治、ではない場合も多く存在しますのでこちらとしても「痛みがなくなってもまだ完治ではありませんので継続していきましょう」と伝えるのですが、なかなかそれがうまく伝わっていないようです。
今回教えていただいた操体法を早速治療の一つとして実践してみたのですが、驚いたのが症状の緩和とともに患者さんへの「お声掛け」がいつも以上にスムーズに出てくるのです。
こういうと語弊があるかもしれませんが「西本節」が乗り移ったような感覚でした。
私は決して会話が得意なほうではありませんので、患者さんとの会話には困ることもあったのですが、このように会話が弾むことで信頼関係が増し、そうなることで伝えたいことがしっかり伝わる気がしてきました。
これは丸2日間、西本さんといっしょに過ごさせていただいたお陰です。
また、私は趣味がゴルフということもあり、操体法をゴルファーに特化した治療・ケアとして取り入れることはできないか?と期待していたのですが、いい意味で的外れでした。というのも「西本理論」というのは「サッカー限定」「野球限定」「ゴルフ限定」ということではなかったからです。
今回の西本塾に参加された方々は、サッカー関係者が多く、野球、陸上競技は数名と一見「参加者全てが納得するのは難しいのではないか」と思ってしまいましたが、結局どんなスポーツも「身体を有効に動かす」ことに変わりはないんだということを教えていただき、自分から「サッカーは観戦するだけだからわからない」とか「アメフトはルールもわからないから・・・」という理由だけで自分の治療分野を狭める必要がないことがわかりました。
操体法のテクニックと、今後の治療以外の分野へのきっかけを学べたことで大満足だったのですが、「西本塾」終了後、西本さんから直接ゴルフスイングを教えていただきました。
実は内心、「西本塾終了後にゴルフスイングを聞いてみたい」と思っていました。
しかし2日間で合計15時間、頭から足まで全身を使って教えていただいた方にそれを言うのは気がひけて、今後の「夢」として札幌へ帰ろうとしたのですが、まさか西本さんから「時間があるならゴルフスイングみてみようか」と言っていただけるとは思いもよりませんでした。
それからの「夢の時間」はご想像におまかせします(^-^)
Jリーグやプロ野球というトップレベルでの活動をされてきた「からだのプロフェッショナル」という一面を持ちながら、私のようなものにまで気を遣ってくれ、気兼ねなくお話させていただき「初めてお会いした感じがしない」一面も持つ「西本直」という方に、みなさんは会ってみたいと思いませんか??
西本さんの理論はどんなスポーツでも参考になると思います。
またトレーナーの方や治療家の方はもちろんのこと、身体を動かすことが好きな方、身体は動かさなくてもスポーツ観戦は好きだという方まで、西本塾はどんな方でも満足できる内容です。
ただ私は「西本さん」にお会いできたこと自体が一番参加してよかったことだと、ここに断言したいと思います。
今度西本さんにお会いできるのはいつになるのかわかりませんが、その可能性を少しでも上げるために、ここ札幌で私ができることを一つずつ実行していきたいと思います。
第2回に参加するという選択肢を選んで本当によかったです。
2日間本当にありがとうございました。
第二回西本塾に参加させて頂き本当にありがとうございました。


まさかまさかの札幌から、二回続けて参加してくださった方がありました、それも全く知らない方でしたが。
連絡をいただいた時はてっきり、一回目に参加した小林さんの友人の方かと思いました、遠く札幌からこんな偶然があるのですね。
身にあまる誉め言葉に、恐縮しています。
お伝えした内容もさることながら、私という人間自体に興味を持っていただけたこと、これ以上嬉しいことはありません。
人が人に興味を持つ、同性に対しても異性に対してもスタートはそこからですものね。
そんなに深い人間ではありません、すぐに底が見えてボロが出てイメージを壊すと申し訳ないですね。
ゴルフに限らず、人間の動くという動作は全て共通です。
大したスコアで回れない私が何を言うのだとお叱りを受けそうですが、それとこれとは次元の違う話です。
ですから、スイング時の関節の連動は決して机上の空論ではないのです。
これまでの私はどちらかというと無愛想というか、あまり人に良く思われたいとか、その場を盛り上げようとか、そいう部分はどうでもいいと思っていた人間でした。
しかし、今年いろいろな経験をして、人に対して少し優しい人間になれたかもしれません。
それより、こうして遠くから私の話を聞くためだけに集まっていただいた皆さんに対して、失礼な態度で接することなどできるはずがありません。
今の私にできる精一杯の感謝を込めて、二日間自分の全てを出し切ったつもりです。
その結果として、こういう感想がいただけたことはこれからの人生に大きな自信となりました。
私の話を直接聞きたいという仲間を集めていただいて、ぜひ札幌に呼んでいただきたいと思います。

つぎはアメリカシアトルから駆けつけていただいた「木下さん」です。

私は、サッカー選手として、また指導者として肩甲骨と股関節の可動域を広げることを意識してトレーニングを行ったり、井桁理論や蹴らない踏ん張らない動作を古武術から指導現場に取り入れてきましたので、私の目指す方向と西本さんの考え方とのかなり近いと改めて実感しました。
西本塾でのメインテーマ「体作りから動きづくりへ」発想の転換の中で、広背筋の使い方や肩甲骨と骨盤の連動を実体験させて頂き、自分の中でバラバラになっていたピースが一つにまとまった感覚があります。
昨日、私が運営するサッカースクールで、2対2の実践形式のトレーニング(5分×6本)に子供達にまじり参加しました。5分間ノンストップで行なう2対2は、小学校6年生が相手とはとはいえ全力行なうとかなりフィジカル的にきついと思いますが、肩甲骨と骨盤の動きの連動、重心移動、重心を高く保つ、止まった時にもアイドリングするなどを意識してプレーした結果、6本目でもまったく運動量が落ちることがなく、爽快にプレーでき、子供達にも質の高いプレーを見せることが出来たと思います。
来週のトレーニングでは、なぜ私が疲れなく、キレがある動きが継続してできたのか?西本塾での学びも取り入れて子供達に実体感してもらいたいと思っています。
スクール終了後、そのクラスを担当してくれているコーチ(元サンフレッチェ広島・西本さんがヴィッセル神戸に移られてから加入)が腰が痛いといので、操体法を取り入れながらマッサージを行いました。
20分という短い時間でしたが、「現役時代にやってもらっていたらやみつきになっていましたよ!」と言って笑顔で帰っていきました。
人の笑顔が見れる、この瞬間が最高に幸せを感じます。
今回西本塾に参加させて頂き、指導者として、そして1月からは取得した資格を活かし施術する立場にもなる私には、最高の学びを得ることが出来ました。
私の目標でもある、ミクロとマクロが見える、サッカーで言えば、関わる選手の体の中で起こっている事からチーム全体のマネージメントを理解、改善、進歩させることができる人間になれるように学び続けていきたと思います。
私のスクールスタッフが第三回西本塾に参加希望をしていますので、次回開催もよろしくお願いします。
時間が合えば、私もシアトルから駆けつけます。
この度は、素晴らしい学びや出会いの機会を頂き感謝しています。


木下さんとは不思議なご縁です。
彼が川鉄の選手時代、サンフレッチェとの練習試合で郷原グランドに来てくれた際、もちろん会話はしていませんが、何度かすれ違っていて、私がヴィッセル神戸に行く前年まで、神戸でプレーしていたそうで、当然共通の友人もいるし、同じクラブハウスを使った仲間だったのです。
長いこと生きているといろいろなところで繋がって行くものだと、本当に不思議な縁を感じました。
日本だけでなく、アメリカでも指導をされている、サッカーの技術だけではなく、選手の身体のこと、そしてマネージメントと幅広い分野で活躍の場を広げられていること知り、私などにはとてもできないことだと感心しました。
いつの日かシアトルに呼んでいただける日が来ないかと、勝手に夢を膨らませております。

次は神奈川から来ていただいた匿名の方がいいでしょうか 「Kさん」です。

西本さんそして第2回西本塾の参加者の皆さん、2日間お疲れ様でした。西本さんの存在を初めて知ったのは木崎さんのフロンターレの記事でした。
以前から私はサッカーの指導をしながら中学生の選手が「なぜ怪我をしてしまうのか?」「体が硬い選手をどう直して上げれば良いのか?」「なぜ上手く体が使えないのか?」考えながらも、自分ではその答えを出せないまま来てしまいました。
そんな中、ブログを読ませて頂き「これまで言われてきたことと何か違う。
ぜひ、一度西本さんにお会いしたい!」という思い強くなりました。
第2回の西本塾開催を知り、申し込ませて頂きました。
参加させて頂いた率直な感想は「衝撃!」でした。
力まない。踏ん張らない。伸筋と屈筋の話。
全て実体験を元にされた話で、理屈ではないからこそ説得力がありました。
本を読んだだけでは、ブログを読んだだけではわからないことがそこにはたくさんありました。
体感して、その感覚に相応しい言葉を探す。
だから今一度ブログを読み返してみたいです。
次の日の実技では、頭ではなく体すべてを使って感じる(理解する)ことで、より前日のお話が「そういうことだったのか!」とつながりました。
まだまだ理想とする動きが自分は出来ていませんが、あれだけ走ったのにも関わらず、全く疲れない、息が上がっていないという事実に驚くばかりでした。
「もっと走ってみたい!」と思ったのは人生で初めてだと思います。
これまでずっと走ることは辛いこと、しんどいこと、でも、それを乗り越えることが自分の力になると言われてきました。
つまりいかに頑張るかですね(=どれだけ歯を食いしばって踏ん張るか?)
そういう考えに小さい頃から違和感を覚えていたのも事実であり、私自身小さい頃からケガの多い選手でした。
それなのに「もっと走ってみたい!」と心から思った自分に驚きました。
走ることが楽しい!体を動かすことは面白い。
さて、今一緒にいる選手達はそんなことを感じたことがあるんでしょうか?きっとないと思いますし、そうさせて上げられなかった責任を強く感じます。
もっと早く知りたかった。
ただ、後悔をしても仕方がありませんし、今できることは何か?それは2日間で学んだことを即実践することが重要だと思っています。
今回私が感じたことを選手たちに気づいてもらうことができれば、笑顔が増え、もっとやりたいと自発的に思う子が多くなると思います。
同時に怪我に苦しむ子が減り、好きなスポーツを純粋に楽しめる子、より高みを目指す子が増えるのは間違いありません。
どんな人でもその人が持っている能力の中で良くなっていく。
誰でも取り組めば良くなっていく。
それは「こうしなければいけない」というようなメソッドではなく、個別性がある。
そういう西本さんのアプローチが私が尊敬している外国人コーチのアプローチのやり方に非常に似ているなと勝手ながら感じた講習会でした。
まだまだ学んでいる途中ですが、早速昨日の練習から選手達に実践してもらい、家では操体法を練習し始めました。
これからがスタートであり、自分自身が実践しながら選手と一緒に成長していきたいと思いますし、引き続きご指導の程宜しくお願い致します。
参加された方も今から参加したいと考えている方々もこのブログを通じて西本理論の塾生として、今後もお互いに交流し合うことができれば、幸いです。ありがとうございました。


またまたお褒めの言葉をたくさんいただきました。
こんな内容でお願いしますと、帰り際に念を押したのかと疑われそうな程ですがけっしてそんなことはありませんので悪しからず。
走ることイコール苦しいこと辛いこと、私も子供の頃はそう思っていました。
違う世界が見えて来た時、これを誰かに伝えなければ、そう思っていた矢先にチャンスが訪れ、川崎でその走り方を伝えている途中で消えてしまいました。
実際に体験していただいたみなさんが言われるように、本当に走ることが楽で楽しいと思える体の使い方があるのです。
皆さんどんどん広めてください、走ることが辛くてつまらなくてスポーツが嫌いになるなんて可哀想じゃないですか。

皆さんからの感想を読ませていただいて、西本塾の2回目を行って本当に良かったと思いました。

私の発信力などたかがしれています。

私の声が届き、実際に指導をさせていただける対象も限られた小さなものです。

参加していただいた皆さんが、それぞれの場所でそれぞれの立場で、私の蒔いたタネを育て花を咲かせていただけると信じています。

本当に参加していただいてありがとうございました。

感想が続々と届いています。

西本塾に参加していただいた皆さんから、続々とコメントをいただいております。

宿題としてこちらからお願いしたのですが、普段私の思いを、私の言葉で書き連ねているのを、直接私に接していただいた方々が、どう感じどう思っていただいたのかを語っていただくことで、直接お会いしたことのないブログの読者の方に、別の側面から「西本理論」を感じていただけるのではないかと思います。
今日は4人の方から頂いたコメントをご紹介します。

まずは「岡山のフィジカルコーチ」さんからです。

第二回西本塾に参加させて頂きありがとうございました。
ブログや雑誌上ので文字ででしかわからなかった内容が、実際に西本さんの口から発された言葉と、説明を受けながら自分の身体を使って経験できたことで、「あそこに書かれたことはこういう事だったのか」と頭と身体がリンクしました。
本当に充実した2日間でしたが、やはりわずか2日間では全てを理解することも、身体に覚えこますこともできていません(当たり前ですよね…)
ただ、西本さんが僕ら参加者に伝えようとしてくださった熱い情熱は本当に伝わりました。
1日たって朝起きたら、肩甲骨周辺から背中にかけて筋肉痛があり、重たいウェイトを使ったトレーニングなんてほとんどしてないのに筋肉痛がくるなんて、普段いかに背中を使ってないか気づかされます。
この身体の反応は、この2日間の使われるべき部位を使った証拠と考えてよろしいのですかね?
ただハムストリングにも結構筋肉痛があり、これは走る時にまだ地面を蹴ってしまっていたのかなとも思っています。
僕はどうしても頭で理解しようと理屈を求てしまったり、また正直言うと西本理論が今まで自分が学んできたことと全く異なり、覆してしまう考え方のため、まだまだ消化しきれていない部分が多くあります。
ただこれは決してネガティブな意味ではなく、今まで自分が常識だと思ってたことを疑う必要と、やはり常に考え学ぶことが必要だということを気づかせてくれたことに感謝しております。
今回学んだ事をこの2日間だけのものにしないように、先ずは自らの身体を使って、そしてそれを選手に伝えていけるように精進していきたいと思います。
実はしばらく日本を離れることになったため、広島にもしばらく訪れることが難しいのですが、また必ず西本さんの元に学びに行かせていただきます。
その時は何卒よろしくお願いします。
本当にありがとうございました。


とても真剣に私の話を聞いていただきました。
ご本人も言われているとおり、ご自分が学び経験し積み上げてきたものを根底から否定されるような話をされ、しかもそれが否定するどころか、なんだそうだったのかと膝を打つような話をされてしまうと、頭の中は大混乱ですよね。
それでもなんとか頭で理解しようと、はっきりとした目安を言葉で返して欲しいと私に質問しても、「答えは一つではありませんよ、まず自分の身体で感じて納得できるものを探しましょう」 と、今までの勉強会や指導者のような明確な答えを示してくれないのですから、混乱は深まるばかりだったでしょう。
それでも周りの人たちが少しずつ理解を深め、なるほどそうだったのかという顔に変わって行くのを感じて、なぜ自分だけが理屈にこだわっているのだろうという表情をされていたのも、しっかり見ていました。
自分が分かって、人に伝えるためには、きちんとした理論と明確な方針が欲しくなるのは当たり前です。
しかし、そういうものが見つかって、きちんと伝えたつもりが、実は何も伝わっていなかったということの方が多いのです。
自分の感性を磨きましょう、いろいろな人の考えに耳を傾けましょう。
良い指導者になってください。

次は「福山から参加した親子」さんからです。

子どもの笑顔
今回、親子で西本塾に参加させていただきました。
息子は小学生の時に小さい枠の中ですが、頂点に立ったせいもあり、中学生になってから追われる立場で焦りもあって故障ばかりの日々をこのシーズンは続けていました。
全力で走ることの「気持ちよさ」が大好きだった子が、次第に全力で走ることに対する恐怖感、「負けたらどうしよう」「痛くなったらどうしよう」が優先してしまうようになっていました。小さいころから全力で走ってはすっきり笑顔になってた子が、この1年泣いてばかりでしたが再び笑顔を取り戻せたことが何より親としても嬉しく感じました。
参加させていただく前から、太ももの肉離れ後遺症で何度も痛みが出ていましたが、実は今日も部活動の後に若干痛みが出てしまいました。でも、今回の操体法とオクタントトレーニングを取り入れて私が処置したところ、完璧とは言えないものの、ずいぶん症状が軽くなりました。故障を完全に防ぐのが理想ではありますが、今回参加させていただいて、少々のことは自分の力で乗り越えられると自身もつき、処置を通じて親子のゆったりとしたコミニュケーションがとれて一石二鳥です。
また、私は小学生の陸上クラブの指導者としても参加させていただきまして、早速本日の練習から少しずつ取り入れさせてもらっています。なかなか伝えていくのは難しいですが、操体法と同様に対話を重ねて、じんわりと浸透していけばいいかと思っています。
ちなみに、息子は研究熱心で、いろんな選手の動きをYOUTUBEなどで検索しては見ているのですが、今回の走法を体験して「あっ、これ伊東浩司さんの動きに似てる。意識してないけど勝手にあの人みたいに脚がスッと動く!」と行っていました。100mの日本記録保持者の伊東さんのことです。脚の運びだけ見ていると再現できないものですが、もっと根っこの部分に注目することで、発見できることがあるということですね。
なんだか支離滅裂なコメントになってしましましたが、今回参加させていただき、今後の視界が大きく晴れ渡ったように思います。
幸い比較的近くにいらっしゃいますので、何かと今後もご指導いただければ幸いですし、近くの競技場でクラブの教え子やわが子が大会に参加する際はご覧いただければと思います。
2日間本当にありがとうございました。
また、一緒に参加した皆さんも本当に熱心で、刺激を受けました。皆さんのそれぞれのお立場でのご活躍をお祈りしています。


親子での参加ありがとうございました。
陸上競技の短距離の選手と指導者の立場で参加していただきましたが、実は私も高校生の時、野球部をやめた後実は陸上部に席を置き、走り高跳びと110mハードルをやっていました。
息子さんが昨年度の広島県100mのランキング1位とお聞きして、私の陸上歴などはずかしくて、お話しする気にはなりませんでした。
野球やサッカーそしてゴルフに関わっているイメージが強いと思いますが、実は陸上競技も詳しいんですよ。
故障がちと伺っていた息子さんが、私の提唱する体の使い方で気持ち良さそうに走る姿は、見ていてこちらも嬉しくなりました。
それよりもお父さんの軽やかな走りに、皆で驚かされました。
私も年齢の割りにはいい走りをしているつもりですが、本職の方にはかないませんね。
お二人のこれからのご活躍、楽しみにしています。
コカコーラで大会がある時はお知らせください。

次は名古屋市から二回目の参加となる、母校の甲子園出場を目標にサポートされている「森さん」からです。

1回目よりも2回目
1回目に聞いたことが2回目に聞くことで、理論がスッと入ってくるような感覚であったり、ブログの文章と体を動かして感じる感覚がリンクして、神経回路がバチッとつながるような喜びを何度も体験することができた2日間でした。
やはり前回思ったとおり、仮にまったく同じ内容であってもまた参加したいと言ったことは間違いではありませんでした。
さらに今回は操体法、オクタントトレーニング、歩くことや走ること、といった実技の部分でより深くより多くの収穫を持ち帰ることができました。これは私にとって望むところであり、まさに願ったりかなったりということになりました。
教えていただいたことを現場で実践し、選手たちの変化や、試合で結果を出したことを報告していくことができたら、西本さんの熱い思いに少しでも応えられるのかなと思っています。どうか期待していてください。
2日間の講習で得たものは、私にとって財産です。ですが参加されなかった方もいらっしゃる一日目の夕食のときに出たお話の中にも、有意義なことがたくさんあったのも事実ですので、その中で私の印象に残っていることをひとつだけあげさせていただきます。もし支障があれば削除してください。
まわりもプロのチームばかりというリーグの中で勝てる集団をつくっていくためには、低いレベルの選手を底上げするのではなく、トップのレベルを引き上げていかなければならない。というお話があったと記憶しています。
私が関わる高校野球の現場に置き換えて、参考にできることがあるはずだと感じた言葉でした。
みんなで手を取り合って一緒に横一列で一歩一歩階段を上っていきましょうね。そんなことではとても甲子園を目指すチームにはなれやしないなとショックを受けました。私の中にはそういう考えが少なからずありました。
トップの選手は自分がさらにレベルアップすることでチームの範になる。
それに続く選手はトップになって指導者の指導を一身に受けられるようになることを目指す。
底辺の選手たちは上の選手たちの練習パートナーに甘んじることなく這い上がるために工夫と努力を重ねる。
上の者は常に下のものからの突き上げというプレッシャーにさらされて、自らをレベルアップさせ続けなければいけない。
それぞれの立場の選手が自分の立ち位置を自覚して、できる事とすべきことに徹する。
チーム内での適切な競争原理というものはそういう事なのではないかと感じました。
今回もほかでは得られない経験をさせていただくことができました。
西本さん、それからお手伝いをしていただいた奥様と息子さん、一緒に学んだ皆さん、第2回西本塾にかかわったすべての方に感謝したい気持ちです。そして私はやはり次回の開催を期待してしまいます。
ですがひとまずは第2回西本塾が前回よりさらにパワーアップしてすばらしかったことに感謝をさせていただきます。
ありがとうございました!


森さんは失礼ながらとてもおとなしく見える方で、16人もの人数の中に紛れると、あれ森さんはどこにいる、などと思ってしまうくらい控えめな方です。
しかし、前回そして今回と、私の発する言葉を一言漏らさず聞いて帰ろうと、誰よりも真剣に耳を傾けてくださっているのがわかります。
いろいろな場面で冗談目かして発した言葉でも、私の真意を理解してしっかり自分のものにされてしまうのです。
昔、私が渡辺先生と接していた頃も、同じような心構えでお話を聞いていたように思います。
森さんが感じて文章にしていただいた通りです。
近頃はテストには点数が付き、明確に順番が付いてしまうのに、かけっこには順番をつけないとか、学芸会の主役が何人もいたりとか、変なところに平等という言葉が使われ出しました。
勝ち組負け組などという言葉が使われたりしますが、少なくともスポーツには勝ち負けがあり、技術の巧拙がはっきり分かってしまいます。
差別ではなく、それぞれのレベルを区別して指導をしたり競わせたりすることも必要となってきます。
みんながプロを目指しているわけではないのです、それぞれのレベルで苦しいこと楽しいことがあると思います。
こちらの立場としても、自分はここで何をしなければばらないのかを、明確にして仕事をしなければなりません。
プロのチームにいるから、みんなが平等でもないはずなのです。
それを勘違いする選手もいます。
どんな小さな組織であっても、全て社会の縮図です、教えなければならないことがあるはずです。
森さんが書いてくださったように、自分で這い上がっていかなければ誰も助けてはくれない部分もあるのです。
母校の甲子園出場、実現させましょう。

最後は今治から参加していただいた「神野さん」です。

二日間お疲れ様でした。
立場は違えど皆、同じ様な感覚考えを持たれている方々が集まり心地よい緊張感の中、先生の経験から発せられる一言一言、理論から行われるトレーニングの意味、目前で見た実技に至っては、心奪われました。
あっという間の熱く濃く充実した二日間でした。
不完全燃焼の講習会が多い中、今回はなるほどそういう事かと納得し、体感させて頂きました。
後は自分がどう処理出来るかにつきます。
高い高い壁ですがなんとか登りきりたいと思います。
目の前の方の為になれる様頑張りたいと思います。
次回も必ず参加したいと思います。
楽しみに待ってますのでご検討よろしくお願いします。


同郷の愛媛から参加していただきました。
普段そんなに走ることはないと思いますが、最後は楽しそうに走っていただき安心しました。
たくさんお褒めの言葉をいただきましたが、私とてまだまだ試行錯誤の毎日です。
少し歳を重ねた分、それらしく見ていただけるようになったのかもしれません。
私たちが相手にするのは、目の前にいる患者さんや選手たちです。
理屈も理論も通用しません、すべては結果だけです。
だからこそ自分の中だけでも納得できる何かが欲しい、そう思って皆さん様々な講習会や勉強会に参加されるのだと思います。
でもほとんどの場合、そこに求めた答えはなかったと思います。
教えている側にそれがないからです。
私以上に様々な患者さんを見ておられることと思います。
その蓄積を自信に変えて行ってください、できれば私にもそれを教えていただきたいです。
ご縁ができました、これからもよろしく願いします。

皆さんの熱い思いが伝わってきます、そんなみなさんに応えるために、私も真剣に二日間務めさせていただきました。

とくに「歩きから走りへの移行」をテーマにした、二日目の午前中、ビデオを見直すと、室内で説明している時の皆さんの反応は、二日間を通して一番難しそうというか、なんだこれというか、まったくイメージがわかないという顔をされていました。

ところが外に出て実際に走り出し、1時間ほどああだこうだと説明しているうちに、皆さんの表情がどんどん変わっていくのがわかりました。

こんなに続けて走って疲れているはずなのに、不思議なくらい楽に走り続けられる、もっともっと走って見たくなる、これがさっき説明された腕を振らない地面を蹴らない走り方なのか、本当に楽しそうでした。

人が喜んでくれる、そのためにやっている仕事だということを改めて感じられた瞬間でした。

もっともっと他の方からのコメントが届くはずです。
参加者の方々が実際に見て感じていただいた「西本理論」を、皆さんにも共感していただきたいと思います。

第二回西本塾、真剣勝負が終わりました。

14・15日、二日間に亘って行った「第二回西本塾」は16名もの参加をいただき、無事に開催することができました。

終了後、夜行バスの時間まで間があるという札幌から参加していただいた方と一緒に、自宅近くに鉄板焼き屋さんで食事をしながら話をさせていただきました。

奇しくも2か月前、まったく同じ状況で同じお店で、それも同じ席に座ってお話をしたのも、札幌から参加してくれた小林さんでした。

お二人はもちろん面識もなく、まったくの偶然でしたが、人の縁というのは色々な形でつながっていくものだと、偶然過ぎる偶然に驚いてしまいました。


世の中にタラレバはないと言いますが、もし今年、川崎に行っていなければ、そして途中で辞めて広島に帰ってこなければ、私はこんなことをやろうとは絶対に思わなかったと改めて思いました。

20年前に、すでに私がやっていたこと、現実にできていたことが、もう当たり前に誰でもできるようになって、私が知っていることなどみんなが知っていて、「まだそんなこと言ってるんですか、トップレベルで仕事をしている人たちはもっともっと知識も腕も上がっているんですよ」と言われる状況になっていなければならないはずなのに、逆に私がやっていたことは誰の記憶に残るともなく消えてしまい、どこのチームに行っても誰でも知っている誰でも出来る、そんなレベルの知識や技術しか持っていない人たちが、ただただ人数だけが増えているだけの20年になっていました。

選手個人を、チームを、そして日本という国レベルで強化していきたいという熱い思いを持った指導者がたくさん育っているのに、私の専門とする分野の意識はいったいどこに向かって進んで行ったというのでしょうか。

今年川崎で仕事をしていた時には、私の考え方が独特であるとか独自のものであるとか、ちょっと変わった考え方の持ち主のような扱いを受けました。

教科書的な知識なら、いまどきちょっと賢い小学生でも勉強すれば身に付けることができるかもしれません。

でもそこからの生身の人間を相手にするようになって、初めて必要になってくる知識や技術がたくさんあるのです。

そしてそれらは、誰かが教えてくれるものではなく、自分で考え作り上げていかなければならないものだったのです。

そうやって築きあげてきたものは、手段こそ違え、自分以外の人間も同じように身に付けているべきものだと信じていました。

だから目の前に見えている景色の見え方は、私も他の人もみんな同じように見えているものだと思っていたのです。

ところが現実はそうではありませんでした。

私にはこう見えていると思ったものが、他の人にはまったく違ったものでさえあることに、今頃になって気付かされたのです。

そういう人たちと私が同じ土俵で議論をしても、まったくかみ合わないのは仕方がありませんでした。

なぜだどうしてだと思えば思うほど、自分が苦しくなり、自分の方が間違っているような感覚にさえなっていったのです。

あるマスコミの方から、「あなたは自分の仕事に対して良い評価を受けても、そんなに嬉しいとは思わないだろうし、否定的なことを言われても悔しいとは思わないのではないですか」、と言われたことがあります。

同じ景色が見えない人が良いも悪いも、私を評価できるわけがないことをその方は分かってくれていたのです。

こういう風に思ってくれる人もいるんだと、あのときは本当に救われた気持ちになりました。

そしてこのブログを書き始め、少しずつ読んでいただく方の数も増えてきました。

「生涯一トレーナー西本直が話しておきたいこと」まさにタイトル通り、誰が見ていようと見ていなかろうと、私の心の中に仕舞い込んでいたものを吐き出さなければ、それこそ後悔してしまうことになると思い書き始めたものです。

内容的には、分かったような分からないような、難しいのを通り越して意味不明に思われることもあるでしょうし、すべて事実で経験してきたことを書いてはいますが、にわかには信じられない、大ぶろしきを広げたと思われる内容もあったかもしれません。

そうした中で、この内容を直接私に会って聞いてみたいという方が出てきたことが、西本塾という形になっていきました。

広島という土地柄を考えても、お金と時間をかけて来ていただくには相当な覚悟がいると思いますし、私のブログを読めば、中途半端な気持ちで参加はできないなと、少し腰が引ける方もいるかもしれません。

一回目は正直一人でも参加者があれば、その方のためにすべてをお伝えしようと思っていました。

それが最終的にお二人のキャンセルがあって、5名での実施となりましたが、5人もの方が来ていただいたことに本当に驚き感謝の気持ちでいっぱいでした。

あれから2か月、今回はなんと16名という数になり、何と表現したらよいのか、今回の開催に向けての準備期間は、まさに言い残すことが無いようにすべてをお話ししなければと、気持ちが相当高ぶっていました。

参加していただいた皆さんは、中学生から高校生、それから20代30代40代50代と、まさに様々な年齢層に広がり、サッカーの指導者が中心ではありましたが、陸上競技の方や、治療する側の立場の方まで、本当に幅広く多様なニーズを持って参加していただきました。

そのすべてにパーフェクトにお応えできたかどうかは自信がありませんが、今回は体の動きを操体法とオクタントトレーニングの実技で体感していただき、歩くことから走ることへの動きの転換も、外の公園で1時間以上にわたって皆さんと一緒に走ることで、私が言葉で表してきたことを体で理解していただくことができたのではないかと思います。

陸上短距離を専門としている選手と指導者の立場で、親子で参加していただいた方からは、今までこんなに楽に走れたことがなく、故障で苦しんでいた子供が、楽しそうに走り続ける姿を久しぶりに見たと驚いておられました。

中学生の子供さんも、こんな感じで走れたのは初めてだと不思議そうな顔をしながらも、何本も何本も繰り返し走ってくれました。

今までこう教わってきた、こうするのが当たり前だと思っていたことでも、実際にやってみて自分の体が納得し、今回のように大勢の方が全員納得するという現実を見れば、今までの常識ってなんだったんだろうと思うのが当たり前ですよね。

私は変わり者でも何でもなく、おかしいと思ったことに対して、ではどうすればいいのか別の何かがあるのではという野次馬根性を持ち続けてきただけのことなのです。

言葉だけでは理解できなかったことが、実際に体験し事実だと認識していく作業ほど面白いものはありません。

私が特別な能力を持っているわけではなく、しいて言えば自分以外の人間を信用していないということなんだと思います。

だからこそ自分を律し、自分の中でこれだと納得できたものだけを人に伝えてきたのだと思います。

参加者の皆さんには一つお願いごとをしました。

皆さんに読んでいただけるオープンの形で、今回の感想をコメントしてくださいというものです。

さっそくお一人コメントをいただきました、原文通りに掲載させていただきます。

参加されていない方々にも、西本塾の雰囲気を感じていただければと思います。

まずは「愛知県のジュニアサッカー指導者」さんからのコメントです。

ありがとうございました。

西本塾、2日間ありがとうございました。

愛知県に帰ってきて非常に充実した2日間であったと改めて感じております。

何よりもまず西本さんの熱さに驚くと同時に、非常に良い刺激を受けました。

2日間延べ18時間くらいずっとお話をされ、聞いているこちらに本当に熱い気持ちが伝わってきて、普通ならばこんな長い間話を聞ける性格ではないのですが、あっという間に時が過ぎ去り、まだ聞きたい、もっと聞きたいと思えるような内容でした。

内容はこれまで自分がいかに木の枝葉の部分での指導しかできていなかったと思わされるもので、本当に日本のサッカー選手が世界と闘って、本当の意味で勝って行くには必要不可欠であると感じるものでした。

間違いなく今後の選手育成に欠かせないものです。

そして何より、様々な選手の映像や実際の子供達の動きを見て、なぜあの選手はあんなにしなやかに観えるのか?なぜこっちの選手は硬く観えるのか?なぜ簡単に1vs1で負けてしまうのか?といった部分でのこれまで自分の中にあった動きの疑問、違和感がすっきりしました。

これは決してブログを読んだだけでは分かり得なかったことだと思います。

実践を交えて充実した内容にしていただき、本当に感謝しています。

と同時にこれからは少しでも多くの子供に伝えていくために、まずは自分が実践できるようにしなければですね。

また機会がありましたら、是非参加したいと思います。自分自身まだまだ選手に正確に伝えれるのにはほど遠いと思いますが、試行錯誤しどうにか子供達に伝えれるようになりたいと思います。本当にありがとうございました。


温かいコメントありがとうございました。

どの瞬間も食い入るような目で私を見てくれ、何度も質問して確認しながらの二日間でしたね。

きっと良い指導者に育っていかれるものと期待しております。

ほんとうに真剣勝負の二日間でした。

今日は心身ともに疲れてしまいました、放心状態です。

明日のことを考える余裕もありません。

皆さんと過ごした二日間、楽しかったです、ありがとうございました。

実技に備えて

最初にもう一度確認ですが、6日にコメントを送っていただいた方、原因は分かりませんが文字化けしてしまって、読み取ることができません、できましたら再送していただければと思います、よろしくお願いします。

さて明後日に迫った西本塾ですが、現時点で16名の申込みをいただいており、定員20名とは書きましたが、こんなにたくさんの方にご参加いただけるとは思ってもみませんでした。

今回の二日目は実技中心で行う予定です。

参加者のニーズが、サッカーの指導者として体の使い方であったり重心移動を使った動きだしの方法であることは明らかですが、各種の資格を使って施術を行うことを業としている方々は、操体法の実技やそこから発展したオクタンとトレーニングの実技を見たいという要望が多くなるのは当然だと思います。

どちらの立場の方も、どちらの実技にも精通していただくことが、私が理想としている双方の関係となりますので、じっくりと学んでいただこうと思っています。

その中で走るという動きそのものを、私なりに考え直してみました。

もしかしたら陸上競技をやっている人からみればそれじゃ早く走れないよと言われるかもしれませんが、私なりに自分でその動きを繰り返してみて、手ごたえは感じています。

四足歩行から二足歩行に変わって行く過程で、我々人間は外敵に襲われることから逃げなければならないという状況がなくなってしまいました。

逆に、食料を得るために他の動物を追いかけて捕まえることも必要なくなってしまいました。

加えて近年は、移動するために自分の足ではなく自転車や車に乗り、階段がエスカレーターになり、歩道も動く歩道なるものまで現れる始末です。

そのうち一人一台、セグウェイのような乗り物で移動するような時代が来るのかもしれません。

動物は準備運動をしなくても、急発進急加速そして急停止と自由自在に体を操ることができます。

なぜかって、そうでなければ生きていけないからです。

ライオンに追われたシマウマが、肉離れをしたから待ってくれと言っても、ライオンが待ってくれるはずはありません。

ライオンが寝そべった状態から、獲物に向かって全速力で追いかける時、肉離れを起こしてしまったら、そのライオンは飢え死にしてしまうのです。

だから自然の摂理として、そうならないような体の仕組みが備わっているとしか言いようがないのです。

愛玩用のペットはどうなのでしょう、外敵に追われることも餌を得るために全速力で走ることもないそういう動物たちは、よく知りませんが血統書という証明書があるくらいですから、そういう動物同士が掛け合わされて生まれる子供が続けば、野生の本能はどんどん消えて行くのではないでしょうか。

では人間はということになりますが、例えば長距離で活躍する高地に住むアフリカ系の人たちの体や走り方を見ると、我々が普段接している普通の日本人とは違い、人間も動物の一種なんだと感じさせてくれるものがあります。

今一部で話題になっていますが、靴を履かずに裸足で走ることが、故障をしない本来の走り方であるという考え方です。

今日は詳しくは触れませんが、山路や不整地を走る時、無意識のうちに普段言われている踵から着地して爪先に体重が移動して蹴り出して走るという行為をしていないことが分かります。

短距離の選手はもちろん踵で着地したりしません。

では短距離は爪先で長距離は踵でという単純な線引きができるのでしょうか。

また何メートル以上が長距離になるのでしょう。

今私が考えていてお伝えしようとしているのは、そこに焦点を絞ったものではなく、肩甲骨と股関節をどう連動させてスムーズに走るかという観点です。

何度も書いてきましたが、A地点からB地点への移動スピードを純粋に競うのは陸上競技だけです。

他の競技では、それ以外のたくさんの要素が複雑に絡み合っています。

それらを整理しているうちに、一つの形となって行ったのが今回お伝えする歩くことから走ることへの自然に移行できる走り方です。

では陸上競技には応用できないのか、そうではありません。

それを突き詰めて行くと、もう20年近く前になりますが200mと400mの世界記録を作り続けた「マイケルジョンソン」選手の走り方に通じて行くことに気づいたのです。

私はもちろんそんなに速く走ることはできませんが、サンフレッチェでトレーナーをしている頃、試合中にけが人が出て、選手の元に走って行く姿がマイケルジョンソンに似ていると言われたことがあります。

日本的に言うと胸を張ってというより突き出して走っているように見えますが、まさに背中の筋肉を最大限に使って上体を安定させ、上腕部が体側の後ろへ引きつけられることで、骨盤が他の選手以上に前傾し、振り出された足がほぼ股関節の真下に着地することで、前に進むという行為に対してブレーキにならず、ぐんぐん進んで行くのがわかります。

調べた限りでは大きな故障は一度くらいしかないようです。

200mと400mという種目は相入れないところがあって、100mと200mの掛け持ちはあっても、400mはそれだけを専門とする選手がほとんどなのに、彼だけがその両方で世界に君臨し続けたという事実は、人間の可能性というか、理にかなった走法であったことを証明するものではないでしょうか。

その辺りのことを参加者のみなさんと一緒に体を動かして、私以外の方でも私と同じ感覚で無理なく自然に、それでいて速く走れるということを体験していただきたいと思います。

こんなことばかり考えている時間は本当に楽しいです。

それぞれの思いに応えるために

第二回西本塾の開催が週末に迫ってきました。

10月に一回目を行うと決めたのも、このブログを通してたくさんの方から励ましや応援の言葉をいただき、私が訴え続けてきた考え方を学びたいという声に押されてのことでした。

初めてのことでしたので、こちらの思いを一方的に伝えることに終始してしまったのではないかという反省もありましたが 、参加していただいた皆さんからは、とても好意的な感想をいただき、意を強くしました。

その後の2ヶ月間で、さらに多くの方からのご意見もいただき、どのテーマをもっと深めなければならないのか、私のどの部分に興味を持っていただいているのか、少しずつ分かってきたところもありますので、内容を吟味しているところです。

その中でも特に高校生以下の年代に携わっている指導者の悩みは切実でした。

前回もレントゲン写真の画像を用いて説明しましたが、子供たちは大人のミニチュア版のように考えている人がいますが、身体の成熟度でいえば、大人とはまったく違う身体だと考えなければならないほどの差があるのです。

さらに年齢によっての差はもちろんのこと、個人差もありますので、何年生だから何才だからと一律に決めてかかることもできません。

そのことをどれだけ大人の側が理解して接してあげられるかが、最も重要なことになります。

しかし現実は、別の職業を持ってボランティアとして指導していたり、ユースやJrユースのコーチとして専業で指導をしていたとしても、本当の意味で体のことを考えられる指導者がどれだけいるかということです。

いくらサッカーがライセンス制度を強化して、指導者のレベルの標準化を図ろうとしても、この分野に関してはまだまだ対応ができていないことの方が多いと思います。

さりとてそれをどこの誰に聞いたらいいのか、誰が教えてくれるのか、答えてくれる人がいないのが現状です。

私が何度も言っている、スポーツ医学の進歩は著しく、トレーナーを目指す人の数も増え、表面上はその恩恵を受けられる子供たちはどんどん増えているはずなのに、10年経っても20年経っても、当事者である子供達の保護者の方から受ける相談事の内容が変わってこないというのはなぜなのでしょう。

トレーナーと呼ばれる人たちの資質ももちろんあるでしょうが、その人たちが力を発揮できる環境が整っていないことも大きな原因なのではないでしょうか。

日本のスポーツは学校体育の一環として成長してきた側面があるので、教員という本来スポーツ活動の専門家で無い職業の人たちが、ある意味ボランティアで休日も返上して指導にあたっています。

そういう組織に職業としてのトレーナーが関わって収入を得ることは難しいでしょう。

保護者も学校の部活動なのに、外部の人を有償で雇うということには違和感を覚えるでしょうから。

最近でこそクラブチームの下部組織として、お金を払ってスポーツをさせるということが一般的にもなってきましたが、今度はそれで権利意識が出てしまい、お金を払っているのに何もしてくれないという発想にもつながって行くというジレンマが出てきます。

根本的にスポーツに対する意識が、欧米のスポーツクラブ組織に馴染んでいる人たちとは違うので、そう簡単に答えが見つかる話でもありませんし、時間もどれだけかかるか分かりません。

最近になってやっと、スポーツの指導に体罰ががんとして存在してきたことが問題になっているのが日本の現状です。

勝利至上主義、我が子を選手にして欲しいという親心を人質に取ったような、指導者の横暴がまかり通ってきました。

最近の新聞で、広島市内の学校のバレーボール部の数が激減しているという記事を見ました。

私がこれまで見聞きしてきたその実態は、まさに子供たちから敬遠されても仕方が無いと言わざるを得ないところがたくさんあると思います。

それがなぜ改善されないのでしょう。

一つ一つの事柄を取り上げればきりがありません。

では私にできることは何なのでしょうか。

私の著書やブログの内容に興味を持っていただき、それぞれの立場で活かすために、貴重な時間とお金をかけても広島までやってきて私の話を聞こうという、強い意思と行動力を持った方たちに、しっかりと私の知識と経験をお伝えすることで、少しづつタネをまき、それぞれの場所で芽を出し花が開いてくれるお手伝いができればと思っています。

その皆さんが自信を持ってそれぞれの立場で活動していただければ、その周りには必ず賛同者が現れてくると思います。

その輪を地道に広げていくことこそが、遠回りのようですが確実な方法なのではないかと思います。

大きな赤い飴玉を一発で引き当てる、マジックのような方法はありません。

最低限の知識とそれを生かして行く勇気が必要だと思います。

私がお伝えできるのは、その最低限の知識の部分です。

そこにはこれまでの経験に裏打ちされた自信もありますが、それを生かしていただくのは参加された皆さんです。

週末お会いできることを楽しみにしています。

親の想い

今日はお二人の方から頂いたコメントをご紹介します。

お一人目は昨日も登場していただいた『ぴーす』さんです。

こんばんは。
質問に早速答えていただきありがとうございます。
早速息子と一緒に実践できればと思います。

少年サッカーの現状は、まさにおっしゃるとおりです。
息子の所属している町のサッカークラブでも、ボランティアでやっていただいているお父さんコーチは、自分の子供がいるせいなのか、体のケアよりも、精神論でがんばらせてしまうという感じです。
チームメイトのお母さまでダンスやエアロビクスのインストラクターをされていて、Jリーグのジュニアユースへトレーニング指導にも行かれている方がいらっしゃるのですが、その方からコーチ陣へ何度か準備運動やクールダウンや家に帰ってからのストレッチなど、体のケアについてアドバイスされたそうなのですが、なかなか指導に取り入れてもらえず、高学年になり怪我も増えてきて、業を煮やしたお母さんたちがコーチにお願いして、直接そのインストラクターの方から子供たちに指導する機会を設けてもらい、その方の監修のもとトレーニングマニュアルをつくり、お母さんたちで情報を共有しました。
小学生なので、本人たちはまだ自分の体のケアに関心が薄く、やはり親が主導でやらないとなかなか実践は難しいなと感じております。
ただ、試合のあった日にちゃんとストレッチをしてマッサージをすると、はっている筋肉を感じたり、早く回復することは実感できているようなので、将来親の手を離れたときに、自分で意識して体と向き合っていけるよう習慣化していければなぁと思っています。

息子はサッカーに対しても体を鍛えることに対しても、今はまだまだ意識が低いのですが、西本さんの理論を理解することは一生の宝になると思いますので、いずれ中学生・高校生になって真剣に取り組むようになったときに、西本塾にお邪魔できればと思います。


素晴らしい行動力ですね。

自分が指導者だからと、意固地になっているその方を、やってくれないのなら自分たちがやらなければと行動に移し、認めさせてしまうのは、さすがお母さんパワーと感心しました。

何の事は無い、指導者にそういう分野の知識も経験もないことが、自分で分かっているのに、ちっぽけなプライドから耳を貸そうとしていない場合がほとんどだと思います。

幸いぴーすさんのお仲間に専門知識のある方がおられたことで、さすがに指導者も無視できなくなったのでしょうね。

子供達にいきなり難しい理屈を言っても仕方がないので、まずは親が正しいと思うことをやらせて、その実践の中から少しずつでも効果を確認して行くことを積み重ねて行くこと以外方法はないと思います。

そのための知識や方法論をどうやって収集するかというのが一番の問題ですね。

次にご紹介する『むかいしまそだち』さんからも同様のご意見をいただき、来年はそういう活動もしていかなければならないと思っているところです。

コメントありがとうございました。

続いて『むかいしまそだち』さんからのコメントです。

おはようございます。
夕べ、コメントを投稿していたら記事が消えてしまい、再チャレンジです。

成長期の子供達にとってを拝読して、いち保護者として伺ってみたいことがあり、コメントを書かせていただきます。

スポーツを始める時の指導者とのかかわりがもたらす、子供への影響力は大きいです。息子に関して言えば、体への意識を子供に伝えようとしてくださったのは、現スクールマスターが初めてでした。

素人親も、試合を沢山見るうちに上手い子は股関節が柔らかい とか、体の使い方が上手いと おぼろげながら解ってきます。しかし、チームでは すぐに練習開始・終わったら撤収で、教わることはありませんでした。ならばと、体幹の本やDVDを購入しネットで情報を求めて試みても、長続きしませんでした。

ある日、息子が、スクールマスターに教えてもらったと、「広背筋を・・・」と説明しながらフライングバックを始めた日から、体自体に意識が向き、体の仕組みを知ることが楽しくなってきたように思います。ストレッチも自然と続いています。「この方向伸ばしたけん、次はこっちの方向」と呟きながら自分の体に確認しながらしています。

子供だからと言わず、1人の選手として 必要な知識を解りやすい言葉使い視覚的に伝える→子供が実践する・意識が変わるプレイが変わる

操体法の本の中には、成長期の子供に大切な情報と気付きが詰まっていると思います。

西本塾に参加したかったのですが、都合が付かず残念でなりません。

お会いして教えていただきたいなあと思っていることに一つに、捻挫をしたときにチームの子達に RICEを施行していたのですが、過去記事を拝読していくと あまりよくないのだと知りました。正しい対処の仕方を実施にお会いして学んでみたいと思っています。

成長期の子供達と少なからず関わる保護者として、子供と保護者対象の 西本塾「ジュニア」版が開催されれば有難いなあと思っています。通常の「西本塾」では専門職の方も多く、遠慮されている(参加を希望している)保護者や子供さんも潜在するのではないでしょうか。

長々と、まとまり無く勝手なことを書いてしまいました。田舎に住む、いち保護者の考えだと読み流してください。

いつも感謝をしております。

息子さんと娘さんの看病に お仕事にとお忙しいお体、どうぞご自愛ください。


『むかいしまそだち』さん、温かいコメントありがとうございます。

Twitterでも、よくコメントしていただきこちらこそ感謝しています。

先ほど書いたことと矛盾するようですが、子供だから分からないと大人が決めつけてしまっては何も始まりません。

まずは大人が自分で正しいことである、子供にとって有益であると納得することが一番だと思います。

そのうえで理屈はさておき子供達に実践してもらわなければなりません。

そのためには指導者の理解が必要で、その壁を越えられたのが前述の『ぴーすさん』たちだったのですね、環境整備という言い方になるでしょうか。

実践の中で、子供達には必ず気づきが芽生えてきます、そこで初めて理論が介在し、共通の理解が生まれ、さらに次のステップに進んでいけるのではないでしょうか。

これは体のことに限らず、全ての事柄に当てはまることだと思います。

当然サッカーのコーチングもこうあるべきだと思います。

それにしても皆さん本当にいろいろ努力されているのですね、感心しました。

操体法は自分で体を動かし、その変化を自分で確認し実感できるので、まさに老若男女を問わず実践して感覚を共有できるツールにもなり得るものだと思います。

Twitterで『むかいしまそだち』さんが読書をされてる写真を時々お見かけしますが、よく見ると私の本であることに気づき、熱心に読んでいただいていることありがたく思っています。

子供たちは大人以上に自分にとって役立つものなのかどうかを見分ける感覚は優れていると思います。

今巷で流行っているから、本を出したり有名な選手を指導している人だから、大人ならそれだけで信用してしまうような相手でも、子供には通用しません。

本当に自分の体が喜ぶかどうか、物差しはこの一点ですから。

まだまだ試行錯誤が続いていて、今すぐにお約束はできませんが、私を一番必要としてくれているのは、また一番お役に立てていただかなければならないのは、子供たち、そしてその保護者の方々、また指導者として本当はもっと勉強しなければと思っている、心ある指導者の方々ではないかと思うようになりました。

その普及活動をどうやって行なって行けば良いのか、私一人の力では難しい部分もありますので、皆さんのお知恵も拝借しながら、来年の課題として真剣に考えていきたいと思います。

そして、RICE処置についてのご質問ですが、現場での初期対応としては最も効果がありという意味では異論はありません。

ただそれだけでいいのかという問題です。

この方法は、受傷した部位がそれ以上悪くならないための処置です。

筋肉や靭帯の組織が炎症を起こし、内部での腫れが広がっていかないように、すぐに安全な場所に移し、氷の冷たさと、外部からの圧迫固定をすることで、血管を収縮・圧迫し内部の出血や炎症物質の拡散を抑え、心臓より高い位置に保持することで、血液の流入を抑えることで、結果として受傷した状態が悪化していくことを押さえ込んでしまおうという考え方です。

ですからその目的が達成された瞬間から、できるだけ早く機能の回復を図るための動きのトレーニング、いわゆるリハビリを始めないと、靭帯なり筋肉が緩んだ状態を長引かせることで、本来の機能回復が遅れることを経験してきたことを言っているので、RICE処置自体を全て否定しているわけではありません。

ただその切り替えのタイミングを図るのが難しいのと、回復のトレーニングの負荷の掛け方にコツがあるので、一般的にはかなり余裕を持って、腫れが引いて痛みがなくなってから少しずつ動きなさいという指示になると思います。

ただ医師の仕事は日常生活に支障のないレベルに戻すことであって、スポーツ活動は基本的に想定されていませんから、その辺りの不満というか物足りなさは仕方が無いと思います。

最近は整形外科内の理学療法士もそういう分野に積極的な人が多く、うまく当たれば一歩踏み込んだアドバイスをもらえるかもしれません。

こんなところでいかがでしょうか、また何かありましたらご質問ください。

これからもよろしくお願いします。


成長期の子供達にとって

昨日の私の著書に関するブログに、『ぴーすさん』からコメントをいただきました。

鍵付きで初めていただいたコメントでしたので、内容全文を掲載するのは控えさせていただきますが、全く問題になるような内容ではありませんので、できれば皆さんもコメントをいただける時にはオープンでお願いできればと思います。

ぴーすさんは四十代の主婦の方で、3人のサッカー少年のお母さんだそうです。

木崎さんの記事から私の存在を知っていただき、拙著を購入していただき一ヶ月ほど前から操体法を実践していただいて効果を実感していただいているそうです。

文章の最後に、この操体法は成長期の子供さんにも効果がありますかということが書かれていました。

そうですね、なんとなくこういう健康法的な内容は、ある程度の年齢となり、体のアチこちに支障を来たした中高年が読むものというイメージがあるのだと思います。

あの装丁とタイトルに目がいって、中高生が気になって買ってしまいましたというのは多分ないと思います(笑)

しかし現実には、そういう子供達の中に、すでにそういう症状を訴える割合が増えていることは間違いのない事です。

以前、つくば市でサッカースクールに通う子供達の保護者の方々を相手に講演をさせていただいたときにも、たくさんのご相談を受けました。

スポーツ医学が進み、トレーナーと呼ばれる人間が増えても、私が知る限りの20数年前と状況は全く変わっていなかったことはこのブログでもすでに書きました。

トップアスリートに対してはそれなりの進歩はあったのでしょうが、次代を担う子供達にはその恩恵がほとんど届いていなかったということになります。

ではどこに問題があったのでしょうか。

指導者は、預かっている選手やチームが結果を出すことで評価をされ、勝つための指導に終始していることが一番の原因だと思います。

もちろんそれを目指さない指導者はいないでしょうし、勝たなくてもいいというチームに子供を預ける保護者も少ないでしょう。

そうした環境の中で、もしボランティアでもトレーナー的な役割の方がいたとしても、本来の仕事が全うできるか疑問です。

もちろんいないよりはずっといいと思うのですが、指導者が本当に信頼してくれて、子供達や保護者からも信頼され、本当の意味でサポートができる環境でなければ意味をなさないと思います。

そういうところに全く興味を示さず、怪我をしたら痛いところがあるのなら練習に来なくていい、そうとしか言わないような指導者の元にいたとしたら、なんとか内緒で治療をし痛みを我慢してでも練習に参加してメンバーに選ばれたいと思うのが普通になってしまいます。

成長期の一番大切な時期に無理をしたことでその後のスポーツ活動に支障を来たしたり、子供ながらにその理不尽さに気づき、大人の都合でやらされているスポーツに納得出来ずにやめてしまうという例もたくさん見聞きしてきました。

そういう旧態然とした環境の中で、ご自分の子供を守ろうとするならば、一番間違いないのは保護者ご自身が勉強することではないでしょうか。

実は昨日の夜遅く、西本塾の参加申し込みのメールが届きました。

まさにそういう親子お二人で参加していただけるそうです。

親が勉強するといってもどこで誰に聞いたらいいのかわからない、おっしゃるとおりです。

私はそういう存在にもなりたいと思っています、ですから昨夜の申込みメールはとても嬉しかったです。

お父さんが競技を始めた時のコーチ役だったそうで、子供さんの環境が変わってしまい、現状行き詰まってしまっている状況を、二人して打破したいという真剣な動機が書かれていました。

しっかりお応えしなければなりません。

もう20年も前ですが、サンフレッチェが選手教育の一環で、有名な長距離の指導者を講師で招いた時、待っていただく時間を私が応接する係りになったことがあります。

選手としても活躍され名前を出せば、おそらくどなたでも知っている有名な方でした。

私がトレーナーであることがわかると、自分のチームではできるだけトレーナーとは練習の内容等は話をしないように指導していますと言われたのです。

意味を尋ねると、選手がトレーナーに依存してしまい、指導者や練習内容に対する不満のはけ口になって、気持ちが逃げてしまうから、体を触ってもらう時はできるだけ体のこと以外は口にしないように指導しているとのことでした。

そういう考え方もあるのだなと、トレーナーとしては寂しい気持ちになりました。

ではコーチっなに、トレーナーってなにという問題です。

全てスタッフは選手のためチームのために働いているのです。

お互いが理解し尊重しあってこそのスタッフではないのでしょうか、まだまだマッサージをする人という感覚が抜けていなかったのでしょうね。

私も一時トレーナーと呼ばれることに違和感を感じていました。

トレーナーという言葉が出た瞬間に、手でモミモミする形を作り、これねと言われることがとても嫌だったのです。

それと職業がトレーナーと言っても理解してもらえず、どこそこチームのとか、なになに選手のトレーナーさんねと、必ず所属が先に来るのです。

私はトレーナーで、今どこそこと契約しています、と言って胸をはれる時代がいつになったら来るのだろうと、いつも思っていました。

それは時を待っていてやってくるものではありませんでした。

あの人は選手のためチームのためなんでもやってくれる頼りになる人だと、認めてもらうしかなかったのです。

ある意味監督よりもたくさんの仕事をしなければならないかもそれません。

それくらいの覚悟を持って仕事をして、やっとどこそこのではなく『一職人トレーナー西本直』として認めていただける存在に近づいていると思うのです。

相手がプロの選手であろうと、小学生や中学生の子供さんであろうと、真剣に取り組む姿勢さえあれば私の出番はいくらでもあると思います。

保護者の一方的な思いでスポーツをやらせたり、ケアを受けさせるのでは効果はありません。

そういう意味でも、昨夜申し込んでいただいた親子には、私自身お役に立てるであろうと期待しています。

一番最後になりましたが、操体法は老若男女まったく関係ありません。

自分の体と対話し自分の体を知ること、これに勝るコーチングもケアもないと思います。

いかがでしょうか、お試しください。

朝3分の寝たまま操体法

「朝3分の寝たまま操体法」言うまでもなく、2004年7月に初版が発行された、私の唯一の著作物です。

もう9年も前のことになるのですね、それが版を重ねて今年の8月に第10冊が発行されました。

累計で2万部を超え、新書としては異例のロングセラーになっているそうです、本当にありがたいことです。

この本が書店に並んでいる頃に手にとって頂いた方は、多分講談社のプラスα新書のコーナーをこまめにチェックされていて、装丁に描かれた何種類かの体操のような絵と、朝3分という手軽そうなタイトルを見て興味を持っていただいたのだと思います。

そういう方には、中身を読んでもなかなか操体法の実技のページが出てこず、ペラペラめくってそういうページを探されたことだと思います。

申し訳ないですが、この本は元々そういう健康志向の方へのハウツーを指南することを目的として書いたものではありませんでした。

操体法を学び、それをベースにして日々実践してきた私の体への想いを、一冊の本にまとめたかったというのがコンセプトだったのです。

ですからタイトルはもちろん操体法の実技に関しても、最初の原稿の中には全く含まれていませんでした。

それが以前にも書いたとおり、それだけでは売れないということで、いろいろと葛藤がありながも、最終的にはああいう形で実技も入れタイトルもそれがメインのような印象を与えるものになってしまいました。

そういうわけで、当初は実技の説明が少ないというご意見もいただいていたようでしたが、全体を通して読んでいただいた方には、私の思いが伝わったようで嬉しい感想もたくさんいただきました。

私のような仕事をしている方の中には、次々と著書を発表される方もいますが、私の場合は後にも先にもこの一冊だけとなっています。

先日Twitterで『TSTさん』から、「あの著書以降の予定はありませんか」というお問合せをいただきました。

たとえ一冊でもこれだけ増刷が続いていれば、9年も経ったのですから続編なり新しい何かを書かせてと、出版社が思わないのかなと読者の方が考えても不思議ではないですよね。

これだけ出版不況が言われている昨今ですから、大きな数ではありませんが、確実に読者を得られそうな期待が持てれば、やって見る価値はあると思うのですが。

と言いながら、これまでもそういう話はないことはなかったのですが、私の方にやる気がないということで出版社の方で諦めてしまったのだと思います。

私がスポーツの世界にどっぷり足を突っ込んでしまったので、操体法を学び体の不調に対応する一施術家としての側面が薄れてしまったため、第二回西本塾の参加者も、施術家の方よりサッカーの指導者の方の方が圧倒的に多くなっているのだと思います。

本当は施術家の方や、興味があれば一般の方にも参加していただきたいと思っているのですが、まだまだ時間がかかりそうです。

ただこのブログを読んでいただいている方の中には、サッカーが好きでその関係からこのブログにたどり着いた方も多いとは思いますが、まずはご自分の健康管理に役立つ内容はないのかと、気にしてくださっている方もたくさんいらっしゃると思うのです。

いつも応援のコメントをいただく『福田さん』も、ご自分が勉強し、ご自分だけではなくご家族の健康指南役にならんとされているようです。

もともと操体法というのはそういうものだと思います。

私でなくてはできない、何年も修行しなければ習得することができないというものではなく、まずは体の仕組みを知って、軽い痛みや不都合など、すぐに病院に行くほどではないけれどという、いわゆる不定愁訴と言われるような状態なら、自分で対処できるようになるために最も適した方法なのではないかと思います。

もちろん仕事として、人様の体に対して施術をするということになれば、そう簡単にはいかないと思いますが、ご自分やご家族のためにという気持ちなら、十分使っていただけると思います。

事実、私の師である、亡くなられた渡邊栄三先生の勉強会には、施術家を目指す私のような人間だけではなく、先生の施術を受け、ご家族にもやってあげたいという、まさに自分がこんなに気持ち良くなったのだから、それを伝えてあげたいという優しい気持ちから参加されている方もたくさんおられました。

カルチャーセンターの講師も務められていたと思います。

関東は遠いですが、そういうご希望にもお応えできるような講習会も開催できれば良いのですが。

まずはここでの仕事を軌道に乗せ、外に出ていける基盤を作らなければなりません。

そして、本来の意味での健康管理のお役に立てる内容に特化した書籍も、皆さんの後押しがあれば考えなければなりませんね。

どんな形でも、私の経験や知識を残さずどんどん広めていきたいと思います。

理想と現実

前回のブログで、内容に興味を持っていただけたら拍手をお願いしますと催促してしまったら、本当にたくさんの方がポチッとしていただき本当にありがとうございました、そしてとても励みになりました。

昨日Twitterに書いたのですが、次男の下肢静脈瘤の手術が無事に終わり、午前中に予定どおり退院することができました。

まだ22歳という若さでの症例は少なく、また詰まっていた場所が静脈瘤では5%以下という珍しい場所でしたが、全て上手くいったようでした。

そこへ嫁に行った長女が肺炎で入院してしまい、4歳の孫を預からなければならなくなりました。

長女は現在30歳、地元の音大に通って、小学生の時から続けているトロンボーンに打ち込んでいた時に、なんとパーキンソン病という難病であると診断されてしまい、夢を諦めざるを得なくなってしまいました。

それでも縁あって結婚し、前例の少ない若年性パーキンソン病患者の妊娠出産を乗り越え、趣味としてトロンボーンも続けてがんばっています。

パーキンソン病に関しては知識を持っている人は少ないと思いますが、現在のところ完治する病気ではなく、症状である筋肉や関節の強張りや痛みを軽減する薬の量を調整しながら、日常生活を送っています。

初めて妊娠を聞いた時には、薬をやめなければならず、生活に支障をきたすことは目に見えていましたが、本人の強い希望で頑張り通し、生まれた子供も元気に育ってくれています。

今年二人目の妊娠を聞いた時には、色々な意味でさらに大変になるので正直どうかなと思いましたが、なんとかがんばっている矢先のことでした。

普段からよく遊びに来てくれていたので、こちらの生活も大丈夫なのですが、楽しみに通っている幼稚園には行けませんし、両親の顔も見えない中での生活は見ていて可哀想になります。

なんとか長女が早く回復して、お家に返してあげられるようになることが一番ですね。

さて、ここConditioning Studio 操 をオープンしてもうすぐ3ヶ月になります。

もう一度自分の理想とする形で、自分の経験や技術を全て発揮できるスペースにしたいという思いを込めて作ったスペースです。

しかし、昨年まで長く通っていただいていた方々にもお知らせはしましたが、1年近く自分の都合で広島での仕事を離れてしまったため、以前のように予約表が埋まるというわけにはいかなくなりました。

それぞれのやりかたでトレーニングを継続されたり、ケアを受ける場所を見つけられたのだと思います。

そういう意味では、正直当てが外れてしまいました。

広島にお住まいの方やお知り合いの方で、私の仕事の範囲内でお役に立てることがあれば、ぜひご紹介ください。

失ったものもたくさんありますが、私にはこれまでの経験と技術など、残っているものがたくさんありますし、応援してくださる方もたくさんいます。

それをどんな形で発揮して行くかというところで、今だに多少の迷いがあるのかもしれません。

スポーツ選手の能力向上と、一般の方のトレーニングや体調管理は全く同じものなのに、自分自身が少し分けて考えてしまっている部分があるのかもしれません。

私の気持ちがまだまだスポーツの現場から離れていないところは隠し切れないと思います。

もしかしたらそういう部分が一般の方に浸透していかない要因になっているのかもしれません。

そうは言いながら、3ヶ月の間にたくさんの新しい出会いがありご縁をいただきました。

少し欲張りなのかもしれませんね。

今年も残り1ヶ月、色々なことがあった1年でしたが、全てのことを成長の糧として、一期一会の気持ちを忘れずに、一歩ずつ進んで行きたいと思います。

14・15日は「第二回西本塾」を開催します。

今年の総決算のつもりで、参加していただく皆さんと一緒に、もう一度自分の頭を整理して勉強し直したいと思います。

プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。こちらもご覧ください。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。

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