伝わる想い、広がる想い

まずは参加していただいた方からの感想のご紹介です。

西本先生、奥様、2日間ありがとうございました。
専門的な知識も、大した経験もないただの教員が参加しても良いものなのか、行くまでは期待と不安の混じった複雑な気持ちでしたが、「百聞は一見にしかず」という言葉を実感できる充実の2日間となりました。

初日の理論編では、時には具体的な選手名やあるシーンを例にあげたり、簡単な実技も入れて本当に分かりやすく解説いただき、「なるほど…」の繰り返しでした。
特に自分の中で印象に残っているのは、「動作にできるだけ支点を作らない意識で動いてみる」ことでした。
自分の指導の中では、支点を敢えて意識させてしまっているように感じたからです。
自分が競技をしてきたものだからこそ、思い込んでしまっている部分もあったと反省し、無理なく無駄なく動き、故障をしにくい動き方を追い求めていきたいです。(アメンボの実演、忘れられません…。)

2日目の実技では、上記した「動作にできるだけ支点を作らない意識で動いてみる」ことが実感できました。
サッカーのディフェンスの動きを始め、体にとって理想的な動きを意識しながらやっていく中で思ったことは、ある部位だけが疲労しないことと疲労が少ないことです。
動いていれば疲れがでてくるのは当然ですが、動き全体を体全体で受け止める(受け流す…?)ことができているから、そのような感覚が生まれたように感じています。

2日目の夜にはお好み焼きを食べながら、西本先生の「一直線な思い」に触れることができ、大変貴重な楽しい時間を過ごさせていただきました。(どうすれば良かったのでしょうか…。ものすごく共感してしまいました……。)様々な方との「出逢い」に後悔しないよう、自分自身にもっともっと素直に生きていきたいと感じました。

昨日、4日ぶりに実際に部活指導をしてみて、自分の見る視点、意識が変化をしていることに気が付きました。
走っているときに腕を後ろに引き上げているのか、その姿勢はどうなのか。ラリー中に常にアイドリングが自然にできている生徒、どこかのタイミングで居付いてしまう生徒、肩甲骨を十分に寄せて強打できる生徒、腕の力だけでどうにかしようとしている生徒、打つ瞬間に歯を食いしばっている生徒などなど。
少しだけヒントのような形で生徒に話をしてみましたが、学んだものを自分の言葉で伝える難しさを実感しています。
西本先生からは「恐れずに教えてあげてほしい」という言葉をいただきましたが、じっくり噛み締めながら少しずつ少しずつ指導し、生徒と一緒に成長していきたいと思います 。
言葉まとまりませんが…またお会いできることを楽しみにしております、本当にありがとうございました。


本田さん、ありがとうございました。
私のミスでメールを消去し二度も送っていただき申し訳ありませんでした。
本田さんとは二日目終了の後、宿泊されると聞き、自宅近くの鉄板焼きのお店にお誘いして、私の長話にさらに付き合っていただきました。

全国大会に出場するレベルの部活を指導するプレッシャーを伺いながら、私の意見を言わせていただきました。
また高校の先生をされているという話から、若い頃の思い出話までしてしまい、すべてに対して真っ直ぐにしか向き合えない私の性格まで、すべて知られてしまいましたね。
楽しいい時間をありがとうございました。

目の前の生徒一人ひとりの性格を知った上でしか、指導できないことがたくさんあると思います。
二日間お伝えしたことをベースに、本田さんにしかできないやり方を作って行ってください。

西本さん、千葉県から参加した西村宏です。
とても中味の濃い二日間でした。心を込めて熱心に指導してくださり、大変感謝しています、本当にありがとうございました。

西本さんの事は昨年の春にサッカー関係の記事を通じて知りました。
すぐに書籍を読んでそのお考えに共感していたところ、今年の春になって川崎時代の選手と交流があり海外でプレーするサッカー選手から西本さんがブログやTwitterで発信していることを聞き、誠に勝手ながら直感的に御縁を感じて早速それら全てを読破しました。
そしてまた勝手ながら、ご本人にお会いする前から旧知の知り合いの様な感覚を持ちつつ広島へやって来ました。

受講の動機に記載した、もっと人のカラダや動きの事を学び、その考えの奥行きに触れて自分の気付きを増やしたいという私の希望は、他の参加者の皆さんと楽しい時間を過ごしていく中ですぐに満たされていきました。
ただ与えられたものを勉強する講習会ではなく、資格や職業の別もなく、皆さんと一緒にカラダを動かして感じて語り合う過程で得られる学びは、とても暖かく気持ちの良い体験でした。

各地から様々な職種や背景の人達が集まっておられましたが、皆さんに共通しているのは、目の前にいる人間(子供、家族、患者、選手、生徒…)を何とかしたいという愛情を行動に移していることだと思いました。
そんな人達を引き寄せる求心力を持つ西本さんは、この愛情を真っ直ぐに貫いてきた人物なのだと強く感じています。

今回参加していた現役のフットボーラーと同様に、私も10代の頃から屈筋重視のウエイトトレーニングをし過ぎて体が硬くなり、息み、視野が狭くなり、居着き、思うようなプレーが出来なくなった経験を持ちます。
そして今まで、施術の際は器具をあまり使わないトレーニングを選手にも施してきました。
しかしウエイトトレーニングの是非を問う前に、ベンチプレスとは、スクワットとはこういうものだ、という既成概念から抜け出し、これからはアイデアを巡らせて、それを有効活用する取り組みをしていこうと思います。

視点や考えの固定化は自由な発想を抑制してしまい、そんなセラピストや指導者に教わった人達は、本来の人間の持つ自由な、動物的な、本能的な動きの可能性を狭めてしまいます。
そんな事にならない様、私自身が既成概念に支配されない、豊かな発想や思考を持つセラピストであり続けたいと思います。

今日も私の所に来てくれた一人のJリーガーにフライングバックを指導しました。
うまく伝えることは出来ませんでしたが、怯まずに継続して他の選手にも伝えるチャレンジをしていきます。
そして彼等が素晴らしいプレーでファンを魅了してプレーヤーとして永く愛されるようになり、西本塾で出会った仲間達とそのプレーを見て、「そうそうこれね」と共感し合える日が来ることを楽しみに頑張ります。

初めて西本さんとお会いした時に、「よろしくお願いします」と交わした握手を私は忘れません。
ここからスタートです、必ずまた広島に行きます。
今後ともご指導のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。


様々な経験を積んで、今私と同じように選手の前に立って指導している西村さん、オクタントオトレーニングを体験していただき、私の集大成とも言うべきものの感覚を、身を以て実感していただけたことと思います。

あれはダメこれも違う、正直そういうものだらけですが、その一つひとつにも深く意味を探れば使えるものもたくさん出てきます。

与えられた環境の中で、ベストではないけれどベターを探して行けば、きっと良いものが見つかると思います。

真っ直ぐに進んで行くしかできない私ですが、こうして交わるご縁が出来ました、これからもよろしくお願いします。

静岡の久保田智博です。
西本先生、奥様、2日間お世話になりました。

私が西本先生を知ったきっかけは、numberの「大迫とデヨング」の記事がきっかけでした。
あの記事を読んだとき、はじめは意味が全く分かりませんでした。
今まで教わってきた感覚で言えば、肘を曲げて相手を押す(つまり屈筋を使う)ことが正しいと思っていました。
「左手をスッと伸ばす」という言葉に、「それではDFに押されてしまうのでは?」とも思いました。
これは何としかして理解したいと思い、西本先生のことを調べはじめ、ブログの存在を知りました。
あの記事が書かれていたのが1月で、その頃から西本先生にぜひお会いしたいと思ってはいたものの西本塾に参加できず、歯痒い思いでしたがこの夏にようやく都合がつき、参加できることにとてもワクワクしていました。

今回の西本塾では、「大迫の体の使い方」は絶対に習得して帰ろうと思いました。
1日目の理論編では、ブログに書いてあったことを思い出しながら聞いていました。
一つ一つのキーワードがスッと落ちていき、「これは、こういうことだったんだ!」と納得の連続でした。

2日目の朝には、ほわっとを体験させていただき、何とも言えない不思議な感覚を味わわせて頂きました。
また、実技編では、一つ一つのトレーニングが1日目の理論編と結びついて、より深い理解につながりました。
「手当て」「腰当て」も自分の体が驚いているのがわかりました。
手をあてて、腰をあてるだけ、「たったこれだけのこと」ですが、非常に重要で、かつ、言葉だけでは分からないことでした。

腕をふらない走りも、まだまだ正しい感覚が掴めていないと思うので、自分が納得がいくまで練習したいと思います。
2日目の実技であれだけ、走ったり、体をぶつけ合ったりしたにもかかわらず驚いたのは、帰りは8時間近く車を運転しながら静岡まで帰ったのですが、まったく疲れを感じず、眠くもなりませんでした。
改めて凄さを感じました。

また、キックのこともたくさん教えていただきました。
西本塾が終わってから今日まで、いろいろな選手のシュートシーンを画像や動画で見ていますが、やはり日本人がボールを蹴る前の上体を見ると、肩甲骨から広背筋への意識が無いように感じます。
腕の役割は「バランスをとるため」とも言えそうです。
それに対して、メッシ、フォルラン、ロッペンなど海外の選手は背中をうまく使い、伸展→伸展でシュートを打っているのがよくわかりました。
腕が正しい役割を果たしているのだと思いました。

そして、圧巻はロッペンの背中でした。
西本先生がnumberで書かれていた、「ロッペンの背中はフェイントにもなっている」という言葉の意味が分かりました。
動画を見ても、腕を振るというよりは、引き上げてドリブルやシュートをしており、それに伴い広背筋と骨盤が連動しているのだと感じました。

2日間の感想から少し逸れてしまいましたが、もう一度ブログを読み返したり、体に関する記事を読み返したりすると、この2日間で学んだことが全てリンクして更に理解が深まりました。
ここから先、サッカーの指導において、動き作りの中に「ボールを扱いながら」という視点が出てきます。
子どもたちが自然とサッカーに必要な正しい動き方を身につけられるように楽しいトレーニングを考えていきたいと思います。

迷ったときは、西本先生のやり方に戻るのではなく、考え方に立ち返って、子どもたちの実態からトレーニングを考えていきます。

2日間本当にありがとうございました。
そして、これからも是非学ばせて下さい。


久保田さん遠路運転しての参加ありがとうございました。

本編が終了した後も、熱心に質問をしていただき、私もサッカーは素人とはいいながら、実は結構ボールを蹴るのが上手くなったのかと錯覚してしまうほど、質問に対して的確な答えを出せているようで、自分でも驚きました。

久保田さんが言われる通り、私から学んでいただいたのは考え方であり、方法論ではありません。
ただ文字でみただけでは理解することができなかったことは、実技を通してしっかり理解し納得していただけたと思います。

科学的にとか数値で割り切れない世界を、体を通して発見していただけただけでも参加していただいた価値はあると思います。

手品にはタネも仕掛けもあります、しかし体の仕組みや動かし方に関しては、「意識」という共通認識の及ばない不思議な感覚が間違いなく存在しているのです。

これだけは実際に体験していただくより他にお伝えする方法がありません。

大げさに言えばここに来なければ一生知り得なかった感覚かもしれません、久保田さんはじめ、西本塾に参加していただいた方は、すでにこれが当たり前になったのです。
当たり前のことを広めてください、自分の感性を加えながら。

7回目になりましたが、私が西本塾を行っている意味を、少しづつわかっていただける方が参加していただけるようになったと思います。

ただ私が一方的に、自分の理論を押し付け、私にしかできない実技(現実にはそんなものは何一つありませんが)をひけらかす、そんなことが目的ではないのです。

私が投げかけた問題を、参加者一人ひとりが自分のことに置き換え、考え言葉にし、行動する、それが5人だったり10人だったりすることで、自分とは違う感性を持った他の参加者から学ばせてもらう、そうやって深めて行くのです。

この話はわかった、この実技は出来るようになった、そんなことを喜んだりがっかりする必要はまったくありません。

後2回、今回のように真剣な想いを持った方々と時間を共有出来ることを楽しみにしています。

さて、予告めいたものをしていた、「朝3分の寝たまま操体法」に続く、一般の方を対象にした健康指南書のような内容の書籍、残念ながら具体的に話が進んでいません。

本来こうしたハウツー的な健康指南書は書きたくないと言うか、万人に当てはまる健康法など有るはずがないというのが私の考えです。

拙著の中に寝床で出来るお手軽な健康法が紹介され、本の内容全体よりも、どうしてもその部分がピックアップされ一人歩きしてしまうことに戸惑いはありましたが、逆に、あの幾つかのパターンを継続していただき、体の不調から解放されたという、嬉しい感想もたくさんいただき、自分の書いたものがお役に立てていることを素直に喜んでいます。

古今東西、健康指南書は絶え間なく世に現れ、そして消えて行きます。

すべて見ているわけではありませんが、申し訳ありませんが立ち読みで十分と言うか、なんでこんな内容の本が、何万何十万部も売れてしまうのか、私にはわかりません。

世の中すべて同じだと思いますが、売れているから良いものだという判断をすることは出来ません。

私が今真剣に書きたい、読んでいただきたいと思っている内容は、おこがましい言い方になりますが、誰が読んでも役に立つ、万人に役立つものを目指し、それぞれの生活シーンの中で活用出来、それこそ10年経っても20年経っても、読んで役に立てていただけるものを書きたいと思ったいます。

今原稿として形にしているものは、いろいろな制約の中で書いたので、そこまでの内容にまで昇華させ納得出来るレベルにはなっていません。

このブログのタイトルである、生涯一トレーナー「西本直」が一般の方に対して話しておきたいこと、と呼ぶべきものにしたいのです。

私がこの世から消えてしまっても、すべて書き残し、書き換えることなど一箇所もなく、想いのすべてを込めた、そんなものが書きたいのです。

納得出来るものが書き上がれば、商業ベースに乗らなくても、どんな形ででも皆さんの目に触れるところに出したいと思っています。

まだ早いですが、私の生きて来た証を残したいと思っています。

さて、今回の西本塾では、操体法に関しての内容を今までと一新しました。

施術者目線の、操法のテクニックめいたものを、短時間行っても意味がないと思ったからです。

自分の体を自分で動かして、筋肉で動くのではなく骨を動かす、そのために必要な必要最小限の筋肉の収縮を使って、全身の骨が連動して行く様子を体験し、実感することができなければ、他者に対して施術行為として行えるわけがない、相手の体の感覚を理解することなど出来るわけがない、そう思ったからです。

その方法として拙著の中で紹介した幾つかの動きをやってもらうのですが、それぞれに名付けられていた呼び方を使うこともやめ、純粋に今動かんとする体の連動のみに意識が行くような言葉を使い、動きやすくするための姿勢も工夫しました。(その一つはTwitterで写真を添付しました)

実際に私自身、布団の中で行うのは、今回指導したやり方で行うようになりました。

秋くらいに新しい書籍の発売に合わせ、今までのやり方を継続していただいた方も含め、さらに自分の体との対話を深めるためのやり方を指導させていただく機会を作りたいと考えていましたが、残念ながらもう間に合わなくなってきました。

お近くの方なら、ぜひ来ていただいて指導させていただきたいところですが、以前から口約束ばかりしている皆さんには大変心苦しいばかりです。

あくまでも一般の方を対象とした、健康教室的な感じで開催できればいいと思っています。

畳の部屋か、ヨガマットのようなものを持参していただければ、硬い床の上でも出来ます。

お世話になり応援していただいた川崎方面で、そんな場所を準備していただければ、喜んで馳せ参じますが、どなたか呼んでいただけないでしょうか。

もう1年前から言い続けて、実現出来ていないので心苦しいばかりです。

皆さんの健康づくりのお役に立てる内容は準備出来ているのに申し訳ありません。
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気づいて欲しいけれど

昨夜のNHKで9時からやっているニュースウォッチ9のスポーツコーナーの中で、スポーツライターの木崎伸也さんのコメントを挟みながら、日本代表にこれから必要とされる能力を、ドイツのブンデスリーガの選手たちの一対一の激しいぶつかり合いのシーンを通して、視聴者の方に伝えているシーンがありました。

我が意を得たりと、その後すかさず私の意見をツイートしておきました。

本当の意味のフィジカルの強さとは何か、もう一度考えていただくきっかけになった映像だったと思います。

ただ単に体が大きければ良いのか、筋肉を鍛え上げ力任せに相手を抑え込むことが強さの証明なのか、その答えを
私と体をぶつけ合うことで実感していただき、体を使う意識を伝授して、参加者同士が実践し体感していただくことで、頭も体も、意識も筋肉も、全て含めてなるほどそうだったのかと納得していただけるように指導しているのが、西本塾です。

「それってどういうことですか」などと軽いノリで聞かれて、「はいそれはですね」と答えられるような簡単なものではありません。

かといって、実際に体験しその感覚がわかってしまえば、なるほどそういうことだったのかと、小学校の3年生から、今回参加していただいた西本塾生では最年長になる65歳の方まで、誰一人の例外もなく納得していただけていることなのです。

それは、「人間の体は、そういう意識でそういう使い方をした方が効率的で、自然な動きである」という、単純な事実だからです。

現役の日本代表クラスの選手やJリーガー、日本サッカー協会の指導的なポジションにいる方々、実際に現場で指導をしている監督やコーチと呼ばれている方々に、私が言っていることが届いているとは思えません。

サッカーに限りません、他の競技に関わる方々も含めて、いやおそらくは私が直接指導をした数十人以外の、限りなく100%に近い人たちが、そんなことが出来るはずがない、そんな簡単に人間の動きが変わるわけはない、トップレベルの厳しさをわかっていない、などなど否定的な評価しか受けられないと思います。

昨夜の映像を見た、西本塾生や個別指導を受けていただいた方々は、「そうそうこれなんだよね、外国のトップレベルの選手たちはもちろん体も大きくて筋力も強いのだろうけれど、それだけじゃこういう動きにはならないんだよね、広背筋を自然に使って、そのつながりにある上腕骨から前腕部が自然に伸びて相手の体に触れさせ、股関節を使って相手の腰に自分の骨盤を押し当てると、不思議なくらい力がいらなくて相手をコントロールすることが出来るんだって、教えてもらって練習してたら、そのお手本になる映像が見られたよ」と思っていただいたと思います。

さらに言えば、「ちょっとやって見せようか」と思った人も多いと思います。

トップレベルの選手だから出来る特別なこと、日本人にはできないこと、ましてや自分に出来るわけはない、そんな既成概念が自らの能力に蓋をしているだけのことです。

56歳、特別な競技経験もない私が、今もって目の前の人間を驚かせる動きを実際に行うことが出来、そしてまさか自分にそんなことが出来るはずがないという普通の人間が、短い時間で出来るようになるのです。

何の事は無い、人間が生まれ持った体の仕組みを使っているだけのことなのですから。

あの某チームの監督をして、世界のトップレベルの選手たちと自分たちは違うからという言葉を使っていました。

それでは何百年経っても追いつくことは出来ません。

今そういう気持ちで、既成概念を捨て、高い目的意識を持って西本塾に参加してくださる方々と向き合い、私の言っていることが、ただの小理屈でも絵空事でもない、普通のことだと思ってもらえるように指導しています。

今回は特にその想いが強かったので、感想を送っていただいた内容を、今まで以上に心して読ませていただいています。

私の想いが本当に伝わったのか、参加者のみなさんを通じて想いが広がって行くところまで指導出来たのか、私にとっての大舞台の結果はどう評価されるのだろうか、自問自答が続きます。

西本先生、奥様お世話になりました。
大変有意義であっという間に過ぎた二日間を過ごす事が出来ました。
ブログを読ませて頂いて思ったとおり、とても先生は熱い人でした。
お話もさる事ながら、目の前で実践される体の動きのしなやかさ、凄さに唖然とするばかりで知らぬ間に引き込まれて、疲れるのも忘れていた感じです。
ブログに書いてあった事、座学で教わった事が、実際に実技で感じた、頑張らない感覚、疲れない感覚、反応して体がすっと動いていく感覚、人と人の隙間をぬって行く気持ちよさがとても新鮮で今までに感じた事のない感覚でした。
コンニャクに例えて表現されていた事は、なる程こういう事かと理解出来、自宅であーだこーだと思っているよりも、思い切って参加して感じる事が出来て良かったと思っています。
まだ頭の中でこの二日間が整理出来ていないのですが、操体の実技で言われた相手を観察して感じる事、相手の事を思う事、信用してもらえる事を大事にして、二日間で学んだ事、感じた事を子供達と向き合って伝えて行きたいと思っています。
近い将来に子供達と『コーチ、昨夜のサッカー中継のあの選手の体の使い方すごかったね、どうやってやってたの?』なんて会話が沢山出来るように頑張って行きたいと思っています。
他の参加者の皆さんには申し訳なかったのですが、からだほわっとのスペシャルバージョンの気持ち良さは感動ものでした。
本当に施術を受けている間は、お話されている事は耳に入ってこず、このまま寝てしまいたいと思ってました。
施術の後に感想を言わせてもらったのですが、今思うと指で押されてる、糸コンニャクの入ったナイロン袋の気分って言っても伝わりにくいでしょうか?
今回西本塾に参加させて頂いた縁で、息子と同年代のサッカープレーヤーから大先輩に当たる指導者の方まで、沢山の方々とお話をさせて頂き、股関節のトレーニング方法が理解できずいると、アドバイスを頂いたりと大変お世話になりました。
合わせて沢山の刺激を頂きました、ありがとうございました。
最後に、西本先生、奥様二日間本当にありがとうございました。
何事にも『木を見て森を見ず』にならないように頑張っていきたいと思います。
兵庫県 森田 和彦


森田さんは申し込んでいただいたのも一番最初、土曜日の朝ここに来ていただいたのも一番乗り、このことだけでも今回参加していただくに際しての意気込みは、並々ならぬものを感じました。
忙しいお仕事をお持ちでありながら、子供達にサッカーの指導をされているなか、技術や戦術を指導するための講習会やライセンス制度が有るのに、体自体の使い方を指導してもらえる環境がないことに疑問を持ち、西本塾に参加していただきました。
年齢的にはそろそろ子供達と一緒に走り回るのがきつくなる頃だとは思いますが、二日目の走りの実技、私の採点では森田さんが一番私のイメージを正確になぞっていただいていました。
自信を持ってお手本の走りを子供達に見せてあげてください。
これからも子供達のために良き指導者であり続けてください。

静岡から参加した近藤です。
あっという間の2日間が過ぎて、今日はいつもの生活に戻り、子ども達と一緒にグランドを走り遊びました。
2日間で学んだことは、数えきれず「3・5・7理論」や「屈筋と伸筋」「広背筋」「8方向への連動」「フライングバックトレーニング」など・・・ブログで読んだだけではイメージができなかったことが、実際にお会いして、講義を聞く中で自分なりのイメージを持つことができました。
1日目は講義が中心でしたが、西本先生が経験してきた理論や実践の話から、羽田空港バケツ事件などのおもしろい話まで聞かせて頂き、本当に楽しかったです。
2日目は実技が中心で、自分がブログで読んだり、実際に1日目に聞いたことを自分の体で感じることができました。
そして、走り方においては力を入れて走るのではなく、重心の移動で足が動いていく感覚をつかめたので本当に自分の財産になりました。
そして何より「からだほわっと」について、ブログを読み、今までにやった方々の感想を見て、実際にやってどんな感じになるのかとても楽しみでした。
自分の感想としては・・・「しあわせな気持ち」の一言です。
顔がにやけてきて、ぽかぽか暖かい気持ちになりました。
何をするにも相手のことを考えて、技術だけではなく思いを込めて行うことの大切さを感じました。
最後に、2日間を終えて、話や技術、実践などいろいろなことがありましたが、もっとも自分の財産になったのは人とのつながりです。
西本先生と奥様、そしていろいろな現場で実践をしている方々の考えにふれて、自分も次のステップに挑戦して行こうという気持ちが大きくなりました。
帰りの路面電車で望月さんとこれからのことを話していたとき、隣に座っていた小学校の先生という方が笑顔で自分たちの話を聞いていました。
自分の戻る小学校という現場は、いろいろなことが日々起こります。
けれどこの2日間感じたことを目の前にいる子ども達に伝えて、子ども達なりの体が笑顔になるような動きを一緒に考えていけたらと思います。
2日間本当にありがとうございました。


小学校の低学年の子供達と一緒に、笑顔で校庭を走る近藤さんの姿が目に浮かぶようです。
子供達のために少しでも自分を成長させたい、そんな高い意識と生来の優しさが、二日間十分伝わってきました。
ぜひ子供達と一緒に成長してください。

第7回西本塾に参加した大江です。
西本先生2日間のご指導お疲れ様でした。
そして本当にありがとうございました。
今回2日間の西本塾に参加し、私にとって一番の学びになったことは、西本先生が何度も繰り返し口に出していた
『何のために』という言葉です。
正直言って、西本塾に参加するまでは、このブログでも何度も目にした『何のために』という言葉は、目的意識を持ったほうが成長するよくらいの意味としか捉えていませんでした。
しかし、今回の西本塾に参加して、西本先生の理論を聞いている内に改めてこの言葉の意味を考え直しました。
西本先生は、みんなが無意識にやっている当たり前の行動に対して、徹底的に『何のために』を問いかけています。
何のために歩くのか?
何のために筋肉を鍛えるのか?
何のために背中を使うのか?
目的は人それぞれ違うので出てくる答えは、それぞれ違うはずです。
しかし、現実として、皆がやっているからとか、人に良いと言われたから、みたいに漠然とした気持ちで何となくやっていることってとても多いと思います。
そこで、その行動は、『何のために』やっているのか?と改めてもう一度丁寧に問いかけることでハッと気付き、そこから自分の頭で考えるようになると思うんです。
『一体、私はこれを何のためにやっているんだろう?』と。
何のために、さえ気づくことが出来れば、
『では、こっちの方が効率が良いのでは?』という新しい考えが生まれてくるはずです。
西本先生の圧倒的な発想力は、こういう思考の繰り返しで、鍛えられてきたのではないかと私は感じました。
そして、西本先生は気づいたことを頭の中だけに留めることをせず実際に自分の身体を通して表現されてました。
それは、『誰かのために』伝えるためです。
西本先生の終始、情熱的な講義は、『誰かのために』お役に立ちたいという気持ちがとても強く伝わってきました。
そして、理論を実際に身体を通して私達の目の前で見せてくれたことは言葉以上に圧倒的な説得力を持っていました。
私が、これからするべきことは、今までの仕事で行っている当たり前になっている動作を1つ1つ問いかけることです。
何のためにほぐすのか?
何のために関節を動かすのか?
何のために刺激を与えるのか?
何のために知識をみにつけるのか?
時間がかかっても1つ1つ
丁寧に考えていこうと思います。
西本先生には、考えるための沢山のヒントを頂きました。
そして、『誰かのために』お役に立つようになりたいと思います。
本当に2日間ありがとうございました。
そして、それぞれ高い意識で現状を変えようともがいている、他の参加者さんにも大きな刺激を頂きました。
本当にありがとうございます。
そして、西本先生のダジャレを誰よりも温かい笑顔で見守っていた奥様、西本塾のサポートありがとうございました。


施術家として一番大切なことは、何をおいても相手のために何ができるかを考える力だと思います。
ともすればテクニックに走りがちですが、自分の技術を試すために相手がいるのではなく、相手をどうしてあげたいか、今自分に何ができるか、また何が足りないのか、全てを教えてもらえるのが、目の前にいる人間の体です。
私の言う根っこを掘り起こすことの大切さ、十分わかっていただけたようで嬉しいです。
今回はダジャレや親父ギャグは控えたつもりでしたが、まだまだ気になったでしょうか、失礼いたしました(笑)

兵庫県から参加させてもらった稲垣良輔です。
二日間の講義を行って頂き、本当にありがとうございました。
広島から兵庫に帰り、仕事(といってもアルバイトですが)を終えて、一息ついた今思うことは、参加させてもらえたことがとても幸運で、貴重な体験だった!という満足感です。
僕自身の屈筋優位だったこれまでの意識を、理論の部分を深く教えてもらうことで、体で感じ取ることに加えて、頭でも理解することができ、前回の個人指導の際に変えることができた意識を更に深めることができました。
これからは満足感で終わらないように、西本先生の考えをもとに、自分の体と対話して、自分の頭で考えて、素直な体の使い方を体現していくよう日々励んでいきます。
そうすることで自分のパフォーマンスが上がらなくなったときに、自分で打開策を見つけ、改善することができるようになると思います。
これまでのようなトレーナーさんなどに聞いたことを、そのまま機械的にするといったような他人任せにすることはせず、自分の体のことなのだから体をよく知って、自分でなんとかしよう、と思えるようになりました。
また他の人と大人数で参加することで、自分では思いつかない視点を聞くことができて、その点でも西本塾ならではの体験だったと思います。
だから他の方々にもすごく感謝しています。
西本先生が、最後は受講生にまとまりができるとおっしゃっていた意味もわかりました。
最後になりましたが、二日間僕らの目の前で休みなく話し、動き続けて指導して頂き、本当にありがとうございました。
先生の熱い気持ちに負けないよう、僕も努力し、いつか成長した姿を披露できるようにします。
奥様のサポートと和やかな雰囲気にもすごく助けて頂きました、ありがとうございました。
稲垣がそう言っていたと伝えていただけると幸いです。
まだまだ暑い日が続くとおもいますので、どうか無理なさらず、お体にお気をつけください。


前回の個人指導に続いて、西本塾にも参加してくれてありがとう。
稲垣君は現役のプレーヤーとして、もうワンランク上の選手になりたいと足を運んでくれています。
この努力はけっして稲垣君を裏切らないと思います。
何年かして現役選手でなくなるとき、こういう人こそ指導者として後進の指導に携わって欲しいと思います。
まずは少しでも高いレベルでプレーが出来るようがんばってください。
応援し続けます。

頑張りました。

昨日一昨日と、西本塾を開催しました。

昨年10月に1回目を行って以来、今年は年間スケジュールを公表して、2か月に一度のペースで行ってきました。

5月には札幌でも開催させていただき、直接私の話を聞いていただいた方は、70名近くになりました。

毎回参加していただく方と、二日間という時間を共有し、私の経験から繰り出される様々な理論や技術を体験していただき、私自身も縁があって、初めてお会いする参加者のみなさんとのやり取りを通して、新しい発見があったり、自分の引き出しを増やしていただいたりと、とても貴重な時間となっています。

回を重ねるごとに内容も工夫し、どの部分を深く、また新しく気づいた部分をどう織り込んでいくか、自分でも、時間配分の中で毎回変化がみられるような気がします。

今回は夏休み中ということもあって、教員の方が多く参加していただきました。

二日間を終えて、昨日も広島に宿泊されるという桐生市から来ていただいた本田さんと、自宅近くのお店で鉄板焼きを食べながらお話をさせていただきました。

私も西本塾を無事終えた安堵感と、アルコールの勢いもあって、またまたしゃべり続けてしまいました。

いつものことですが、たわいもない話しかできない私ですが、その中で自分でも良いことを言ったなと思った部分がありました。

それは、参加者の皆さんから、最後に時間を取って二日間の感想を発表していただいた際に、ほとんどの方が口にした、「学んだことを明日から具体的にどう活かしていくか、これが一番難しいです」という趣旨の発言に対してです。

中には、具体的なドリルや方法論まで指導してほしいという意見もありましたが、私の答えはいつも同じです。

「入り口までは間違いなく案内してきたので、あとはどうぞご自由に進んでください」と言うものです。

無責任なようですが、二日間で学んでいただいたことを活かす相手はそれぞれ違いますし、たとえ同じ年代の同じ競技の選手であったとしても、背景が全く違うでしょうし、何より私は彼らを全く知らないのですから、ウォーミングアップはこうすればいい、動きづくりのトレーニングはこうやって指導してください、などと言えるはずはないのです。

私がどんな質問にも答えてしまうものですから、質問する側にも依存心が出てきてしまい、欲張りになってしまうことは仕方がないとは思いますが、残念ですがその答えを見つけられるのは、指導対象に日々接している皆さん以外にはありえませんというのが答えになります。
分からないから来たんだよと言われればそうなのかもしれませんが、答えが分からないのではなく、思考過程というか、基本的なところを知らないから答えが出ないのであって、この二日間でその部分は十分伝えられたと思っています。

それよりも指導者としての意識が、広島を訪れる前とは全く違ったものになっているはずですから、例えば従前と同じトレーニングをさせていても、選手たちの動きや表情を見る目も、指導者として発する言葉の選び方も変わってくると思うのです。

広島から帰ってきた途端に、手のひらを返したようにトレーニングの内容が変わってしまうようなやり方では、逆に選手たちからの信頼を失いかねません。

広島から帰ればこんなトレーニング、東京から帰ればまたまた違うトレーニングでは、指導者は本当に自分たちのことを考えてやっていることなのだろうかと疑念を持たれても仕方がありません。

今、目の前の選手たちに何が足りないのか、何を与えてあげればいいのか、それを分かるようになるためには、指導者自身がもっと学び視野を広げ、意識を変えるしか方法はないのです。

自分より実績を上げている指導者から学べるものは、その方法論であってそれを超えることはできません。

考える力を要求すべきは、選手ではなく、指導者自身なのです。

だから私は入り口までしかお連れできませんと言っているのです。

そして今回の西本塾が近づくにつれ、今までと違った感覚が私の中に起こってきました。

指導させていただく内容も、その伝え方も、自分なりに進歩して、参加者の方に満足していただけるようになっていると、自分でも納得できるようになってきました。

昨年に2回、今年に入ってからは年間スケジュールを作って、ほぼ定期的に開催してきましたが、今回が終われば残された回数はあと2回、自分のために、参加していただく方のために、そして参加者の方の後ろにいる、私が直接出会うことのない何十、何百という数の人たちのためにと頑張ってきましたが、一つの区切りというかゴールが近づいてきたなという感覚が湧いてきています。

正直この西本塾を行うことには、私なりに大きなエネルギーを必要としてきました、勝ち負けこそつかないまでも、それに近い感情は、毎回毎回、いえお一人お一人との一瞬一瞬のやり取りの中にも感じられ、真剣勝負そのものでした。

ただ知識と技術を教えてきたつもりはありません、こんなことがいつまで続けられるのか、自分にも分かりません。

現場から離れ、勝った負けたの緊張感からは解放されましたが、もしかしたらこの西本塾は、私にとって今まで以上の緊張感とプレッシャーを感じさせてくれる、大舞台なのかもしれません。

今回も全力を出し切りました、心身ともに疲れています、それが心地よく感じますなどというレベルを超え、ひたすら疲れを感じています。

二日間を終えた最後に、これまでは参加していただいた全員に対して、改めて今回の二日間を通して感じたことをコメントとして送っていただくようにお願いしてきましたが、今回初めてそのことを言いませんでした。

義務のような形で書いていただくことは違うのではないかと思ったからです。

私に対して本当に思う所を書いて送っていただけるのであれば、こんな嬉しいことはありませんが、それ以上を要求することはやめることにしました。

過去参加していただいた方の中で、残念ながらお一人だけ感想をいただけなかった方がありましたが、それはそれで現実として受け止めるしかないのです。

そんな中、すでに昨日のうちにお二人の方から感想を送っていただきました。

私自身かみしめて読ませていただきます。

西本先生、二日間のご指導本当にありがとうございました。
千葉県市川市の望月です。
第7回西本塾では、一日目に座学、二日目に実技の指導をして頂きましたが、内容はブログや西本先生の著書に記載してある事を、全て先生が目の前で実践して頂きながらお話を聞くという形でした。

応募条件である、ブログに全て目を通しいなければならないと記載してある重要性がとても伝わりました。
まったくブログに目を通さずに受講しては、先生に対して失礼であるし、2日間という時間が本当に無駄になると思いました。

ブログを通して想像していた西本先生のイメージは本当にお硬く、厳しく、とっつかみづらい方でお会いした時はめちゃくちゃ緊張して、話もできないのではないかと思っていました。

しかし、お会いして授業を受け感じた事は、人間の全ての関節に8方向の動きがあるように、西本先生という人柄や指導方法にも8方向の動きがあると感じました。
自分の教える指導が全てで、これをこうしないといけないという1方向の人柄、指導方法ではまったくないと感じました。
私にとって、
西本塾での指導はただ単に
広背筋が全て!
屈筋を使うな!
綺麗な姿勢になれ!
背骨と仙腸関節を動かせ!
肩甲骨、股関節を使え!

といった、いわゆる1つの物事にこだわってやれという物では、ありませんでした。

先生の指導は、人間が人間らしく動くにはどうしたら良いの?と優しく問いかけてくる指導でした。
それがとても心地良かったです。

からだほわっとの受けている時の感想は、揺れの心地良さ、揺れが止まった時の感覚、本当に心地良い刺激でした。
施術を受けた後の感覚は、私の頭の中には先生が人間の全ての関節の動きについてホワイトボードに書いて説明していた、8・8・8・・・・という数字がスッと浮かび上がりました。

このような感覚は人生で初めて受けた貴重な感覚でした。
その貴重な感覚で得た物は、8方向の動きは、人間だけでなく、世の中全ての物事に通じるものではないかとも思いました。

世の中の物事には、様々な見方があり、屈筋に意図して体を操作していては見えない物があり、伸筋に意図して体を操作する練習をし続ける事で、見える物があり、それは厳しい練習をして、ハーハーと息を切らせて両手を両膝について、視野をせまくして、しんどいと思いながら見るのではなく、背中が伸びた状態で、軽く腰に両手をあて、冷静に深い呼吸をして視野を広くして見えるものだと思いました。

きっとそれは、広島港宇品ターミナル2階という場所だから感じれたのだと思います。
そこは、広島駅からわざわざ40分近く電車に揺られていかなければならない場所でしたが、行ってみて、行動してみて感じました、ここにしか味わえない物があると、西本塾が東京駅周辺で行われていたらきっとこんな気持ちにならなかったであろうと。
それだけ、広島県という場所、また広島港宇品ターミナル2階という場所は本当に居心地が良かったです。
また来たいです!

今後について、私は、3歳から小学3年生の子供たちに特定のスポーツを教えずからだの使い方を教える、からだ塾 目と耳の体操教室を、行っていますが、その教室の中で子供達が無意識に西本理論を吸収出来る指導をしていきたいと考えていますので、今後とも宜しくお願いします。

最後になりますが、
奥様へ、2日間、様々なサポートをして頂きありがとうございました。私も夫婦で事業を行っていますが、お二人のような素敵な関係で行っていく事が夢です。頑張ります!
西本先生奥様、本当にありがとうございました。


望月さんありがとうございました。
私の思いを深く読み取っていただけたこと感謝します。
二日間のことを参考にしていただき、望月さんらしい世界を築いていっていただきたいと思います。
5年後10年後、また今の私の年齢になったとき、施術家として指導者として、私など及びもつかない立派な人間に成長されていかれると思います。

2日間、最前線で活躍していた方の話を、無名のキャリアもない一般人に、惜しみもなく提供していただき本当に有難とうございました。
質問にもこれでもかという程、親切丁寧に解説をしていただきました。
その熱意に簡単に伝えられる理論ではないけれど、答えていかなければ申し訳ないと強く思う内容でした。
また、それくらい、時間を忘れました。

手と腰をうまく使い、うまく相手に当たる話、とても参考になりました。
アイドリングの状態、よく分かりました。
力みがない新しい感覚でした。
楽に動ける感覚がよく分かりました。
きつい言い方もされて指導をされましたが、指導の参考にもなりました。
器具を使ったトレーニング、オクタントトレーニングや、最後に質問した時に伺ったストレッチの話を聞いて、本物の仕事が何か、目指す所はどこかがわかりとても有難かった。
目から鱗でした、どれもこれをやれば競技レベルが向上するだろうということが実感できる腑に落ちるトレーニングでした。

ただ、奥が深い、伝えられるかと思うような高いレベルの話であったので、自分に落とし込み、うまく生徒に伝えていきたいと思います。
結局端的に効果ややり方を教えられないと、生徒が本気で身につけようとはしないと思います。
ただ、伝えられてこその、自分に落とし込めたということだと思うので、メモや記憶、ブログを読むことによって再度自分の中で整理したいと思います。
2日間お世話になりました。

伊勢高等学校
宇於崎肇


宇於崎さんありがとうございました。
体が硬い人は頭も固いと、ストレッチをしながらきついことを言いましたが、真剣に学ぶ気持ちのない人には言わない言葉ですのでお許しください。
最後の最後まで、自分の納得のいくまで質問し体を動かしてくれる姿勢は、教える側としてこんなに嬉しいことはありません。
以前に来られた教員の方も、生徒と離れ受講することにためらいはあったが来てよかったと言って帰ってくれましたが、二日間の経験は宇於崎さんの意識を変え、話す言葉も生徒さんたちを見る目も変わってくるはずです。
それはきっと生徒たちがすぐに気付くはずです。
指導は誰のためでもない、生徒たちのためのものです、良い指導者に成長されること期待しています。

驚くべき皆さんの行動力

昨夜から未明にかけて、広島地方ではものすごいカミナリと豪雨が降り続きました。

私は疲れていたため、そんな中でもさっさと寝てしまいましたが、朝起きてテレビをつけると市内の山側にある地域で、河川が氾濫したり土砂崩れが起こって、大変な被害が出ていました。

過去形ではなく現在進行形で、危険な状態が続いているようです。

そんな中、今日も午後から新しい出会いがあります。

西本塾はありがたいことに定員に10名に達する申し込みをいただき、週末に開催しますが、どうしても個人的な指導を受けたいという依頼があり、今日来ていただくことになっています。

皆さんいろいろな媒体から私のことを知っていただき、最終的にはこのブログを読んでいただくことで、私がどういう人間で何を考えているのかという部分については、ある程度わかっていただけるものと思っています。

その全てに興味を持ち、自分のものにしたいと思ってくださる方もいれば、ある部分に特化して興味を持ち、それを体験し自分の環境に生かしたいという要求が出て来るのも当然のことだと思います。

私としては、言葉は悪いですが、それをいちいち受け入れて、丸一日時間をとって指導をと言われても、費用のことも含め難しいと言わざるを得ず、できれば2ヶ月に一度の開催とはいえ、まとまった人数で指導をさせてもらいたいというのが本音でした。

ところが現実には、全国各地から個別指導を依頼する問い合わせをいただくことが多くなり、ホームページ上でも、今までのように1時間単位では指導できないと、時間を延長して行うコースも明示させていただいています。

枝葉の指導はしたくない、根っこの掘り起こし方さえ学んでもらえば、その後は自分でしっかり継続して身に付けて行ってください、というのが本来あるべき姿だと私は思っています。

○○法を身に付けた、○○テクニックの講習会に行ってきた、そこで身に付けたと思ったのは、あくまでもテクニックであって、一人一人に人間の生身の体と心に向き合って行くためには、どうしても根っこの掘り方を知る必要があるのです。

その方法は私が教えることは出来ません、私はこう考えこうやって向き合ってきましたという、あくまでも私はというレベルの話しかできないのです。

その話を聞いてから、鍬を持って山に連れて行き、さあこの辺りで好きなところを掘ってみましょうという、入り口まではご案内出来ても、その先までは私には教えることは出来ません。

同じ畑を耕すにしても、そこを耕す目的が、キャベツを作るのかトマトを作るのか、はたまた花を育てるのか木を植えるのか、人それぞれまったく違うのですから。

そんな人たちに対して、私が教えたからこの人は大丈夫です、みたいな太鼓判を押してあげることは出来ません。

自由にやってくれれば良いのです。

私はこんなことを教えたつもりはないとか、勝手にやり方を変えるなとか、そんなことも言いません。

ただ私の話の受け売りを、まったく自分が考え出した話のように第三者にされるのを見聞きしてしまうと、その方の人間性を疑うことになってしまいますが、まあそれも良しとしましょう、私も真似をされるような良いことを言ったんだなと思えば済むことですから。

個人指導を受けに来てくださる方は、目的意識がさらに明確ですから、どうしても枝葉の部分を求めて来られますが、出来るだけ、そのことがどういう意味を持つのか、なぜこうした方が良いのかという部分に関しても、整理して理解を深めていただくようにしています。

せっかくご縁が出来た方々です、一期一会の精神は大切に持っていたいと思います。

さらには、その方の人生のあみだくじに、私との出会いが一本の線となるかもしれないのですから、責任は重大です。

逆に言えば、私のあみだくじにも線を引かれる可能性もあるわけで、人との出会いは中途半端な気持ちで臨むことは出来ません。

今朝も新たな方から電話をいただき、個別指導のお約束をしました。

時間とお金をかけて、ここ広島まで行ってみようという行動力、私から見ればとんでもなく凄いことです。

今私にそういう好奇心を抱かせてくれる何かがあるかと言われると、残念ながら浮かんできません。

もし時間とお金のことが許されるのであれば、目的を持たずぼんやりと各地をウロウロして、見も知らぬ場所で見つけたスポーツの練習をしている子供達と指導者に声をかけ、こんな風にするとこんなことができるよ、と余計なことを言ってみたり、海外のスポーツをのんびり見て歩いたり、そんな目的のない旅をしてみたいと思います。

まあそんなのんきなことなど出来るはずもないので、行動力と向上心、そして好奇心をいっぱい持ってここに来ていただく方々と一緒に、私も楽しい時間を過ごさせていただくことにしましょう。

一つ歳を重ねました

昨日で、また一つ歳を重ね56歳になりました。

毎年思うことはありますが、今年は今までになく淡々とこの日を迎えたような気がします。

現実的には、長女家族が遊びに来ていて、幼稚園に通う孫娘と、5か月になる男の子の相手をするのに忙しく、さらに16日からは、家内と二男が秋田に住んでいる長男家族のところに遊びに行ったので、私の誕生日の17日には、長女家族を乗せて島根県のアクアスという水族館に行ってきました。

私自身は、子供たちが小さかった時にはスポーツに関わる仕事をしていたため、世間が休みのときには休むことができず、みんなでどこかに出かけたという楽しい思い出を作ってあげることが、ほとんどできませんでした。

色々な考え方があると思いますが、今、子育てに忙しく色々な意味で余裕のない子供たち家族、とくに幼稚園に通う孫娘には、夏休みの小さな思い出づくりを演出してあげたいという気持ちでした。

実際には婿や、長女の方が良い気分転換になったと喜んでくれましたが。

という訳で、夜自宅に帰り、三男とスーパーで買ってきた惣菜で、夕食を取った後、一人、鳥取の「ケーキショップ・チロル」さんから取り寄せた、糖質制限の私でも食べられるおいしいケーキをいただいて、誕生日を実感しました。

こうして一つずつ歳を重ねていくわけですが、今まででしたら、過去にこんなことがあったとか、これからも変わらず自分らしく生きていこうなどと、それらしいことを考えてきたような気がするのですが、今回はそういう意味では、少し変わってきたのかなと思います。

過去の出来事に対しての怒りや反省という感情が、ほとんど湧いてきません。

私は自分の仕事に対して、良い意味でも悪い意味でも絶対の自信を持ってきましたので、その過程や結果に対して、誰からも評価されなくても、それどころか非難されることがあったとしても、論を戦わせる土俵が違う相手に、何を言われても気になることはありませんでした。

それどころか、高い評価を受けたとしても、その相手が、私を評価できるほどの知識や経験があるはずもなく、その場その瞬間の出来事に対する、一つのコメントとしてしか受け取ってきませんでした。

自分の評価は自分で決める、これが私の主義であり、その基準は常に高い所においてきたつもりです。

誰かとの比較という相対評価ではなく、自分の求める高みに対する絶対評価です。

平たく言えば、自己満足の度合いということになるでしょうか。

他者に対しても、あまりにも高い理想を求めてしまうため、私の思うような効果や結果を出すことが難しいと感じることが増えてきました。

こんなことができるわけがない、そう思われた瞬間にその先はなくなってしまいます。

自分の経験の中にないことを言われても、信じることも期待することさえもできなくなってしまうのでしょう。

そんな相手に対して、私自身が自己満足を感じるレベルまで力を発揮し、あとは相手の問題だと開き直ることも難しいことがあります。

そんなことが多くなってきた最近ですが、逆に私のやってきたこと、経験や知識、さらには技術や理論を学ぼうという人たちが増えてきました。

理想を追い求めても、歯車の一つとして組み込まれ、追い求めてきた世界とは違っていたという現実に直面し、自分が進むべき方向はこれでいいのだろうかと考える人が増えてきたのだと思います。

知識としては誰にも負けないものを身に付け、少しずつ経験を積んで行ったが、やれると思っていたことはできないし、要求をされることもない、発揮する技術も画一的で変化も進歩もない。

そんな日常に中で、もう20数年前から、そんな現実に飽き足らず、というか無視して、何が選手に必要なのか、どうすればチームの勝利に貢献できるのか、その一点だけに価値を求めて活動してきた人間がいることを知って、本当は自分もこんな仕事をしたかったのだと、初心に帰って私のブログを読んでくれているのだと思います。

西本塾等を通して直接指導を受け、さらにその思いが強くなった方は、それぞれの現場で実践し、私と同じように選手から学ぶという、本来我々がやらなければならない貴重な経験を重ねるスタートを切っています。

そんな人たちとのやり取りを通して、私自身の自己満足などもうどうでもよくなったというか、せっかく私のやってきたことが、今現実的に必要とされているのですから、同じ道を歩もうとしている人たちのための道案内を行うことも、立派な私の仕事なのだと思えるようになってきました。

そこにはこれまでのような自己満足を感じることはできません。

誰に何と言われようと自分はベストを尽くした、どこのだれにも負けないこと、自分にしかできないことをやりきった、あとは相手の受け取る能力の違いで、これはある意味どうにもならない、そう思ってきたことが、同じ道を歩む人に経験を伝えるという作業では通用しないのです。

自分が力みすぎて、こんなこともできないのか、こんなことも知らないのかでは、相手は委縮してしまうばかり、少しでも役に立てるように丁寧に伝えていかなければなりません。

我ながら優しくなったものです、ほんの数年前だったら、私に何か教えてくださいと言う人があっても、教えて分かるようなものではないと一蹴してしまっていたでしょう。

西本塾も回を重ね、少しずつ肩の力が抜けてきたところもありますが、逆にここだけは譲れないという部分もしっかり残っています。

それは私から学ぶということに対する本気の度合いです、それが感じられない人の前で話をすることは、私にとってやはり苦痛なので、一期一会と言いますが、最初の接点からの関係づくりにはこだわりを持っています。

50代も後半になってきました、けっして若くはありませんが、今できること今しかできないこと、自分の中で整理しながら、また1年頑張っていこうと思います。

まずは週末の西本塾、参加者の皆さんと一緒に汗をかきたいと思います、皆さん心して参加してください。

追、

気がつけば、このブログの通算の閲覧者数も5万を超えました。

私のような人間の、分かったような分からないような小理屈に付き合っていただきありがとうございます。

いつまで続けられるかは分かりませんが、文中に何かお役にたてる内容があれば幸いです。

これからもよろしくお願いします。

止まることとその場にとどまることの違い

いきなり本題に入ります。

スポーツ選手にとって走るという行為が重要なのは言うまでもありません。

その競技種目の特性に合わせて、同じ走るという行為に求められる能力は、当然ですが微妙に異なってきます。

陸上競技のトラック競技やロードレースでは、単純にスタートからゴールまでの時間を競いますから、その目的に特化した走り方というものが存在することは当然だと思います。

しかし、他の競技を行うに当たって、走り方に関して陸上競技と同じ感覚でいいのかという問題は、過去このブログで何度も取り上げてきましたので、ここでは割愛します。

私の提唱する体の使い方で、静止した状態から股関節と肩関節を縦に連動させ、体の水平面を捩じることなく前に進むという感覚を身に付けると、指導を受けた方はほぼ例外なく、今までの走るという行為との違いに驚きます。

いわゆる筋力というものを使っている感覚はほとんどありません。

自分の体重を移動させるために、強く地面を蹴ったり、ストライドを広げるために太腿を強く引き上げ、腕を前後に大きく振るとか、ピッチを上げるために腕を速く振るという感覚もありません。

にもかかわらずスムーズに加速し、自分が思った以上のスピード感を得られ、なおかつ何度も練習のために短い距離ではありますが、走ることを繰り返しているのに、疲れを感じない。

この疲れを感じないという言い方は、今までの走り方で同じ距離同じ本数をこなしていれば、おそらく疲労の度合いはこんなものではないであろうという、人間としての経験値にもとづく感覚です。

この感覚もほぼ全員が同じ感覚になりますから、間違ってはいないと思います。

スピードの上げ下げ、スタート時の動き出し、ターンやスラローム走などのドリルを繰り返しているうちに、指導されていることが特別なことではなく、今やっていることの方がずっと自然な動作であることに気づきます。

ならば今まで当たり前だと思わされてきた走るという動作は一体なんだったのでしょう。

歩くことも同じです、軍隊の行進のように、手を大きく振り、上半身と下半身をしっかり捩じる歩き方が自然だと思っている人はいないと思いますが、なぜか子供の頃から、行進の練習といえばあの歩き方を指導されてきたのです。

走ることに関しても、たとえば卓球の選手がラケットを持って、卓球台の周りをものすごいスピードで飛んでくるボールに対応し、打ち返すために、陸上選手のような走り方ができるわけがありません。

それでもトレーニングとして走るという動作を行う時には、みんな同じ動きになってしまうのです。

走るという動作をトレーニングとして行う際の目的は何なのでしょうか、たんに心肺機能を養成するのなら、卓球の動作であるラリーを延々続けていることの方が意味がありそうですし、下半身の強化というのなら、別にもっと効率的な方法があります。

我々日本人は、走るという動作の目的をどこかで見誤ってしまったのではないでしょうか。

バツとしての長距離走など、根性論にすり替わって、トレーニングには欠かせないもの、走ることこそがトレーニングだと思わされてしまっただけなのではないでしょうか。

走ること自体が嫌いになってしまっては、本来身に付けなければならない競技動作や戦術的な指導も、思ったほどの効果を上げることができなくなってしまいます。

私が提唱している走り方というのは、走るための走り方ではなく、競技動作の一つとしての走るという動作なのです。

実際に指導を受けた方々が、それぞれの立場と環境の中で、それぞれの対象者に広めて成果を上げていただいています。

当然の結果です、こうやって走った方が楽に速く走れて、ボールを蹴ったりラケットを振ったりとう本来の競技動作がしやすくなるのですから。

走ることが直接的な目的である陸上競技の選手にも、この発想が取り入れられ成果を出してくれている選手もいます。

既成概念から離れて新しいものを取り入れることは難しいとは思いますが、自分がやってきたことが本当に正しい唯一無二の方法なのかを、もう一度じっくり考えていただけば、その根っこが実は怪しいもので、それしかないと信じ込まされたものだったことに気づいていただくことに、そう時間はかからないと思います。

そんななか、先日も改めて指導を受けたいと来ていただいた方からこんな質問がありました。

このことはすでに私の中で、指導する際にきちんと押さえておかないと、こういうことになるなと思い、最近の指導ではテーマとして加えていました。

それは「止まる」という状態をどうとらえるかという問題です。

止まるという感覚を間違えると、次の動き出しやターンという動作にもつながっていきません。

質問されるときの論旨はほとんどの方が同じです。

私の言う正しい体の使い方で、自分の思った場所まで到達した、サッカーで言えばボールをもった相手の前にいち早く到達し、静止してディフェンスの態勢を取った、さて次の動きへの対応と意識はどうすればいいのですか、というものです。

私の目の前でその態勢を取ってもらうと、私はいとも簡単にその人の左右どちらかを抜いていくことができます。

これではどんなに早くその場に到達しても意味がありません。

何が起こったのか、相手は私の前で「静止」してしまったのです。

攻守交代して私が相手の前に立ちふさがり、フェイントをかけて私をかわしていこうとする相手の動きに対応して、簡単に抜かれることはありません。

何が違うのか、私は相手の前に立ちふさがって、その場所には居続けていますが、走るという行為の実際のやり方でじっくり説明した、アイドリングの状態は続けていたのです。

今の車は、省エネや環境保護のため、信号待ちの際エンジンが止まってしまい、ガソリンを消費しなくなります、青になってアクセルを踏めば何事もなかったように、スムーズに発信してくれます、アイドリングストップという素晴らしい技術の進歩です。

しかし、我々人間の体はそうはいきません。

走ってきました、相手の前に仁王立ちで両足を踏ん張り、その場に居付いてしまっては、次に起こる相手のフェイントをかけながらの動きについて行けなくなってしまうのです。

どちらかの足に体重がかかってしまえば、逆方向に動くにはもう一度踏ん張りなおすという動作が必要になり、相手はそこを狙ってフェイントをかけ、態勢を崩そうとしているのですから。

私がやったことは、走り方の練習の基本である、骨盤を引き上げ股関節の自由度を確保し、足首膝を柔らかく使ってその場で足ふみをする、その際股関節を前後に動かさず、上下に動かすことで肩甲骨・肩関節との連動性を高め、前後左右どちらの方向にでも動き出せる状態を作り、その動きを早めて、つま先が浮いて歩幅が広くなっていくことが、結果的に走るという行為に変化していくというドリルの、逆を行ったのです。(走るという行為のページ参照)

素早い上下の動きがスピードを生み、全身がくねくね動くように見える一見不格好な動作ですが、目的地に到達しスピードを瞬間的に緩めるという、動き出しの感覚の真逆を行うことで、その場所には居続けているけれども、体の中の動きは止まっていない、つまりアイドリング状態を保っているという感覚が、私の言う「止まっている」ことで、質問者の言う「止まる」という状態とは全く違うものです。

これがわかれば、止まることから動き出すこと、さらには方向転換やスピードの上げ下げなど、一連の動作をスムーズに行うことができるようになります。

言葉でいうのは簡単で、実際にやってみると難しいということが世の中には多いですが、1時間と少し屋外で一緒に走って体験していただければ、ほとんどの方はなるほどそういうことかと納得していただいています。

その先、人のお手本になるような動作まで練り上げていくのは、もちろん練習が必要になりますが、持ち帰って教えた子供たちの方がさっさとできるようになって、大人を悔しがらせるなどという報告もたくさんいただいています。

既成概念に縛られた大人と、自由な発想で取り組んでくれる子供の違いだけです、難しいことでも何でもありません。

大人は今回のW杯の結果を踏まえて、まだ走りきれるスタミナがどうのこうのと言っています。

残念ながら仕方がありません、5年後10年後、私の提唱する走り方が当たり前のことになってくれれば、体力スタミナ強化のための意味のない走り込みなどという、選手にとってありがたくないトレーニングは必要なくなってくると思います。

そう聞くととラッキーと思っている選手がいると思いますが、もし私がその立場で指導をするなら、その時間を使って、もっとうまく動けるようななるためのドリルや、ボールを使ったドリルを、たくさんやってもらいますから、結果的にはただ走っていた方が楽だったのにと、泣きが入るかもしれませんよ。

何のために走るのか、しっかり考えて動作を突き詰めてみませんか、みんながやっているから、自分もそうやって来たから、それでは何の説明にもなっていませんよ・・・。

我ながら単純な男です。

皆さんの住まわれている地域、台風の影響はいかがでしょうか。
今回も私が住んでいる広島市内には、結果的にまったく影響はありませんでした。

今日はホームコースである戸山カンツリーの月例杯にエントリーしていて、とても楽しみにしていたのですが、昨日の時点でゴルフ場自体はクローズにはしないけれど、月例杯としては実施しないとの連絡があり、万が一があってはとキャンセルしましたが、少し風が強いとはいえ普通にラウンドできる天気となり、少し残念な日曜日となりました。

月末には、広島一の難コースであるリージャスクレストゴルフクラブのロイヤルコースで、以前ひどい腰痛を抱えて私のもとを訪れていただいた、リージャスをホームコースとする競技ゴルファーの方から、完全復帰できたら一緒にラウンドしましょうという約束に応えていただき、久しぶりのロイヤルコースに私自身本当にワクワクしています。

治療に通っていただいていた時に、年齢もほとんど変わらない私が、2年前にドラコン大会で305ヤードを記録したことに驚かれ、どれほど飛ばすのか一緒に回って見てみたいと、期待していただいていたので、なんとかその期待に応えて一発でもいいから、その方を唸らせるドライバーショットをお見せしたいと意気込んでいます。

今朝はラウンドに行かなくなったため、それではと近くにある、まさに行きつけの練習場であるウッディーゴルフスクエアーに行ってきました。

飛距離アップのために、毎日のようにユーチューブを見たりレッスン書を読んだり、スカパーのゴルフ中継を見たりと、研究に余念がない私ですが、それが逆に災いして、今日はこうやって打ってみよう、今日はあの打ち方を試してみようと、一向に一つのことに集中しないので、2000円のプリぺードカードを買って、140球ほどしか打てないのですが、残り40球を切った頃になって、やっといい当たりが出るようになるのが、いつものパターンです。

今日もそのパターンで、自分なりに感じが出始めた頃、背中側の打席で、明らかに競技レベルと思われる少年が練習を始めました。

サンドウエッジで30ヤードのアプローチを繰り返すのですが、マットを叩くことなど皆無で、一球一球きちんとボールを直接捉え、乾いたいい音とともに、スピンの効いたボールが30ヤードの看板の手前に運ばれていくのです。

ボールの落としどころはもちろんですが、アドレスから始動、テークバック、インパクトと、まるでビデオを再生しているように正確な動作が続きます。

練習の邪魔をしてはいけないと、見るだけは見せてもらって、残りのボール数が少なかったので、形だけ真似をしてスイングしてみましたが、私のサンドウエッジのヘッドは、毎回違う場所をこすり、こするならいいのですが,だふって手前を叩きドスンと音がしたり、空中を通り過ぎたりと、悲しいくらい目の前の彼のようにはいかないのです。

我慢できずに声をかけ、聞いてみると、高校生くらいかと思った彼は、何と中学一年生で、7歳からゴルフを始め、当然アンダーで回ることもある競技ゴルファーだったのです。

こうなれば聞かなきゃ損だと、いくつか質問を投げかけましたが、シャイな彼は小さな声でポツリポツリと私の欠点を指摘してくれました。

プロや大人の上級者の方には何度か指導を受けたことがありますが、中学校一年生からのアドバイスは、とても新鮮で的を得ていることを指摘してくれました。

なにより、目の前で見せてくれる彼のスイングのリズムやテンポは、テレビやユーチューブの画面とは違う、立体的で生の感覚が伝わり、しばらく見とれてしまいました。

練習する順番があるのでしょうが、無理を言ってドライバーショットをリクエストし、3球ほど打ってもらいましたが、サンドウエッジと同じリズムで、背中がしっかりまわり、しなやかな体の回転から放たれるボールは、キャーリーで平均250ヤード飛ぶのだそうです。

筋力やパワーといったものでは負けるはずがない私ですが、彼曰く、「背中をしっかり回して、あとはプレーンに沿ってシャフトが動くように、背中を捩じり返すだけです」という言葉に、なるほどとうなずくしかありませんでした。

何球か見てもらいましたが、やはり体の回転よりも腕の力が優先されたスイングにしか見えないと言われ、がっかりきましたが、自分ではやっているつもりでも、見る人が見れば全然できていないという事実、どこかで聞いたことがあるぞと、思わず自分の指導を思い出しました。

もしゴルフ場に行っていれば出会うことのなかった少年、今日はそのことだけでもありがたい一日のスタートとなりました。

さて前回の更新で、ブログ拍手のことに少し触れたら、皆さん気を使っていただいたのか、普段見たこともないような数の拍手をいただきありがとうございます。

家内からは、あなたが無理やり押してくださいと催促したようなものだと、突っ込まれてしまいましたが、そういうつもりはなかったので、単純に喜んでいます、こんな小さなことでも大きな喜びと感じられる私は、我ながら単純な男です。

昨日は台風の影響があってはと、午前中で仕事を終え、午後は休みにするつもりでいましたが、結果的にはいつも以上に遅くまで仕事をすることになりました。

私の仕事は、完全予約制という形をとっています。

それは単純に、来ていただく方をお待たせしないとか、時間を有効に使いたいという理由ではありません。

初めて来ていただく方であっても、複数回来ていただいている方であっても、明日の何時にその方が来るということを前提に、私の頭は回りはじめ、入り口を入ってきていただく前から、その方に対してのアプローチが始まっているのです。

初めてであっても、できるだけ情報を得ておいて、今日は何をしてどういう変化を見せられるか、またどういう話をしてその方の意識を変えられるかなど、私なりにいろいろな準備をしているのです。

例えば一般の病院のように、来た人に対してそこから何かが始まるのではなく、来ることが決まった時点から、色々なことが始まっているのです。

生来それほど働き者ではありませんので、空いた時間は、例えば自分のトレーニングをしようとか、ゴルフの素振りをしようとか、本を読もうとか、一日のスケジュールも前日にはほとんど頭の中に出来上がっています。

そこに、今日の午後空いていませんかとかいう電話が入ると、喜んで仕事を請け負うべきなのに、なんとなくがっかりしてしまうのです。

本来こんなことではダメなのはわかっているのですが、ずっとこんな調子で仕事をしてきました。

しかし、私のことを本当に信頼し、なんとかしてほしいと頼ってこられると、さっきの言葉はどうしたんだと言われそうですが、まさに職人気質に火がついて、「よし任せておけ」と、時間もまったく忘れてしまうほど、仕事に集中しのめりこんでしまいます。

いくら自分の技術に自信を持っていたとしても、それを生かす相手がいなければ、何の役にも立ちません。

その相手が、私に対してどの程度の期待を持ってきてくれるかでも、発揮できる技術は大きく変わってきます。

自分の抱えている問題に対して、私のところへ来たからといって大した変化などするはずがない、そんな気持ちで来た人間は、本人の思っている通り大した変化はしないかもしれません。

変化をさせられたとしても、それに気づこうとしないと言った方が正確かもしれません。

逆に、無理を承知で、少しでもこの痛みを取ってほしい、動かない体が動くようにしてほしい、そう思ってきた相手に対しては、本人が思った以上の変化を感じさせることができます。

大切な選手を何とかしてほしいという指導者の願い、とにかく私を信じて、できるものなら何とかしてほしいという大きな期待を抱いてくれる選手、安請負はできませんが、現状を把握し、今日今の時点で何ができ、どこまで回復させられるのか、私の技術と経験と情熱のあらん限りを傾けて、相手の体に向き合うことで、奇跡という言葉は大袈裟ですが、どうしてここまで動けるようになったのだろう、数時間前までの自分の体はどこへ行ってしまったのだろう、そう思えるほどの変化さえ感じさせることができることもあります。

この作業をしている時、相手の体に入り込み、本人に成り代わって相手の体と対話しながら、痛みという感覚と動けるという感覚の両方を改善している時、まったく時間の流れも忘れ、何とも言えない達成感というか満足感を感じるのです。

私が治してあげるとか、そういうことではなく、相手が必死にこうなりたいと願う方向へ導いてあげるのです。

だから人任せで、どこが痛いあそこが痛い、あそこへ行っても治らないここにきてもダメだったという人に対しては、私の本気度は申し訳ありませんが上がっていきません。

三輪明宏さんの言葉を借りれば、「お給料は我慢料です」ということになるのでしょうが、私は本気で自分の体と向き合おうとしない人に対して、我慢してまでお金をいただく行為をしたくないのです。

そういう人のために時間と労力を使った後は、色々な意味で疲れてしまいます。

お互いの気持ちが、同じ方向に向いているというのはどんなことでも一番大切なことなのだと思います。

そんな中、西本塾が近づき、定員の10名に対して、すでに8名の申し込みをいただいています。

皆さん、受講動機の欄に、私のことを知っていただいたきっかけや、私のどういう部分に興味を持ち何を学びたいのか、また現状困っていることや考えていることを真剣に記していただき、まだお会いしたこともない方々ですが、これまで参加していただいた方々と同様、初対面の挨拶の際に、すでに旧知の間柄だったかのように打ち解けてお話をすることができます。

前述した、予約制をとっていることに通じることで、例えば申し込みをしていなかった方が突然、参加させてくださいと入ってこられても、その時点で他の方との間に大きな温度差が生じてしまいます。

私は提供していただいた情報をもとに、今回の西本塾の空気を作る準備を、すでに始めているのです。

そういう意味で、この空気感を壊さないために、これまで結果的にお二人の方から頂いた申し込みをお断りすることになりました。

もちろんご本人にもその旨をお伝えし、納得していただいたうえでの処置です、もしこの後機会があればそのお二人にも、改めて是非参加していただきたいと思っています。

今回同じ理由で、また一人申し込みを保留とさせていただいています。

まったく他意はないと思うのですが、私が作る西本塾という空間に入ってきていただくための、入り口となる申し込みフォームから、何としても私から何かを学び取ってやろうという思いが伝わってきませんでしたので、受講を思い立っていただいた動機や、特に興味のあるテーマなどの情報を書いていただいて、改めて申し込んでいただけることをお願いしています。

私はマイペースでやっています。

自分にとって居心地の悪い空間は作りたくないものです。

我ながら単純な男ですが、自分を信頼し集まってきてくれる人を相手にしているのは、本当に楽しいものです。

そうでない人にまで、私の論をお伝えしなければならないとは思っていません。

逆の状態になり感情をゆさぶられると、簡単にへたってしまいます、色々な意味でストレスに弱いタイプのようで、これからは自分のペースをしっかり守っていきたいと思います。

前回、必要なのは、武将たちの体を守る華美な鎧か、戦う足軽の最低限の鎧かという、筋肉のたとえ話をしましたが、もう一つきちんとお伝えしなければならないと思っているテーマが、「止まることは、静止することではなく、その場に留まってはいるが、いつでもどの方向にでも動きだせる、アイドリング状態でなければならない」ということです。

ターンをするという状態も同じです、歩くことから走ることの意味と実際の実技を通して、私の言う体の使い方がある程度分かってくると、皆さんこの問題に引っかかるようです。

西本塾ではこの辺りのこともしっかり説明できるよう準備をしています。

回を重ねるごとに、私も新たな発見があり、どうやったら分かってもらえるだろう、そしてプレーに指導に活かしてもらえるだろう、試行錯誤が続きます。

私が知っていることは、人間平等に備わった体の仕組みをどう使うかという基本と、それをベースに施術やトレーニングを指導してきた経験の中で、事実として積み上げてきたものです。

まだまだ知らないことはたくさんあります、だから面白いのです。

第7回の西本塾、私も楽しみにしています。

明日も休みを返上して、大分から来ていただくサッカー少年父子を指導させていただくことになっています。

昨日電話があったとき、以前に予約を受けていましたから、台風の影響でキャンセルしたいというお電話かと思いきや、何があっても絶対に行きますからという、お父さんの熱い言葉に、私も身が引き締まりました。

中学生の息子さんと、今日のうちには広島に来られて、前泊されるそうなので、今晩一緒にお食事にでもお誘いしたいくらいですが、中学生の息子さんを夜に連れ出す訳にもいきませんね。

とにかく私は熱い想いを感じる人と話をするのが大好きです。

そういう人が少ないように思います、「あなたが一番熱いでしょう」と、私を知る人には突っ込まれそうですが、類は友を呼ぶです、熱く語れる相手を探すとしましょう。

分かりやすく伝えるために

多分生涯自分はやらない、いやできないと思っていた、自分の技術や積み上げてきた知識を、誰かに伝えるという事を、色々なことがあって、現在仕事として行うようになりました。

教える気が無かったのですから、自分だけが分かっていれば良いことで、それを発揮するのは、私の目の前にいる選手たちに直接指導する時だけですから、とりあえず伝えたことをしっかりやってもらうことが大前提で、それをベースにして足らないところがあれば、さらに考えて付け足せばいいし、理解度に差はありますが、私としては、相手のレベルに合わせて、必要なことはきちんと指導出来ているという自負はありました。

チームとして個人として、一定の期間とはいえ、契約して仕事として請け負うわけですから、結果も問われますし、何より自分の思うような指導が出来ることで、一定の成果は確実に出せる環境の中での仕事でした。

今行っていることは、今までのように目的を同じくしている個人や集団ではなく、立場も仕事も年齢も、そして何より私から学ぼうとする内容も、さらにはそれをどう生かすかという目的も、それぞれみんな違う人たちが対象となっています。

まさにかってが違うというか、一番苦手としてきた分野で、当初は何をどう伝えたら良いのか、まさに試行錯誤が続いていました。

西本塾に関しては、このブログに書き綴ってきた内容を中心に、私の考え方を根っこの部分からお話しすることで、枝葉の知識やテクニックではなく、それぞれがこれからどうやって、それぞれの課題に対処して行くかという、筋道をつけてあげるところまでが私の仕事で、無責任なようですが、私の真似をするだけでは、本当の意味で何の解決にはなりませんよということは理解していただいているつもりです。

ですから、私自身がトップに立って組織を作り、トレーナーと呼ばれるにふさわしい人材を育てるなどということは、おこがましくて私には出来ませんし、やろうとも思いません。

だからこそ真剣に私の半生を振り返り、皆さんのお役に立てることがあるのなら、それを出来るだけ分かりやすく伝える努力を続けているつもりです。

西本塾には参加できないが、個人的に指導を受けたいという人も増えてきました。

当初はそういう申し出に対して、西本塾でさえ二日間みっちり時間をかけたとしても、どれだけ分かってもらえるのか、自信が持てないほど、深く広い内容のものを、たかが数時間で教えてくれと言われることに納得がいかず、お断りしていました。

ところがそいう人たちにとっては、西本理論の全てが必要なのではなく、今自分に必要な何かを、私のブログの中に見つけていただき、その部分に特化して深く学びたいと言ってもらうことに対して、「小出しは嫌です、学びたいのなら全てを一から学ぶ姿勢がない人には何も教えられません」という頑なな姿勢も、我ながら如何なものかと思うようになりました。

詰まる所、私の心配は、中途半端な理解で帰って行った人たちが、個人として思うような結果が出せず、また指導にも生かせなかったとなった時、「西本理論も大したものじゃないね」と、言われたくないという、ちっぽけなプライドに過ぎなかったと思います。

要するに、私には相手の要求を的確に読み取り、それに最も的する内容を、時間を考慮しながら指導出来るほどの能力がないということです。

いいとこ取りは認めない、基本からしっかりと学んで欲しいという気持ちはもちろんですが、ベストばかりを求めて、ベターを探すことを避けていたのです。

そんな中、小学校の3年生のサッカー少年の指導を依頼された時には、正直戸惑いました。

目的を持って来てくれる大の大人でさえ、正しく理解してくれるのか不安があるというのに、まだまだ幼い子供に対して、何をどう教えたら良いのか、実際にその日が来るまで不安ばかりが大きくなって行きました。

実際にお父さんと話をしている最中にも、いっときもじっとしておらず、トレーニングの器具でケガでもされたらと気が気ではありませんでした。

驚いたのは、肝心な指導を受けるタイミングになると、先ほどまでの様子とは打って変わって、きちんと話を聞き体を動かしてくれ、自分の感想や意見もきちんと言ってくれるのです。

その後イタリアに留学し、つい先日も休みで帰国した際、父子で訪ねて来てくれましたが、私の教えたことは小学校の3年生であっても、学ぶ気持ちがある子どもには、ちゃんと伝わっていたのです。

大人に説明するのも難しい体の感覚や意識を、どうやって幼い子供に伝えるか、私にとっても良い経験になりました。

その後もプロの選手やアマチュア選手、指導者と様々な立場の方にも個別指導をする機会がありますが、彼らが求めてくれるものが、他では得ることができないからこそ、わざわざ広島まで来てくれるのです、自分がやって来たことがやっと認めていただけるようになったのです。

「教えてやろうじゃないか、求めているもの以上のものを持ち帰ってもらおうじゃないか」、そう思えば、個別指導も楽しいものになっています。

教え方、伝え方も、我ながら上手くなっているような気もしています。

具体的には、私のキャッチフレーズともなっている「体づくりから動きづくりへ」という意識改革を行う上で最も重要な部分、屈筋重視から伸筋重視の筋肉の使い方、それを実感するための机上の理論や実際のドリル、それらの説明が、すっと腑に落ちてもらえるようになって来ました。

なぜ屈筋ではなく伸筋なのか、そもそも体が動くということはどういうことなのか、そしてその仕事を主に担当している部分はどこでどういう動きが要求されているのか。

言われてみれば当たり前のことですが、みなさん初めて聞いたことのような顔をします。

ただ話を聞いて私の動きを見てから、自分の体を動かし、頭と体が納得することで、なんだそういうことだったのかとみんな納得してくれます。

選手であれば、その事実を元に、実際のプレーの動作にどう活かして行くか、指導者であれば、今度は自分の言葉でどうやって伝えて行くのか、その入り口までは確実にご案内出来るようになったと思います。

あとは人任せでは用事が足りません、先の先まで私に聞けばいいと思ったら大間違いです。

自分のために、指導している選手のために、どうやって伝えて行くのか、自分で考え自分で行動し、失敗したり成功したりしながら成長して行って欲しいと思います。

枝葉のテクニックではない、本質的な考え方さえ身に付いていれば、試行錯誤も楽しいものです。

今、指導のキーワードに新しい言葉が加わっています、「見栄えの良い大胸筋や腹筋たちは、体を守る鎧」という言い方です。

鎧ですから、刀や槍の攻撃を受けてすぐに壊れるようのものよりは、見栄えも良く頑丈なものの方がいいに決まっています。

ただそういう立派な鎧を身にまとえるのは、馬に乗って進軍する武将たちだけです。

現実に戦う足軽たちは、戦闘要員たりうる最低限の鎧しか身にまとっていません。

「戦うために必要な筋肉は、他にあるんじゃないですか」 、そんなやり取りをすることが増えてきました。

体づくりのトレーニングによって、華美な鎧を身にまとってしまったことで、本来の戦闘能力を失っている選手が多いのです。

人間が動く、その中心はやはり背骨です、その背骨を上手く操り、股関節や骨盤、そして肩甲骨から上肢へと連動していく体の妙、仕組みを知ってそれに沿ったトレーニングを行えば、必ず動きは変わります。

もう少しは大丈夫そうです、伝えていきましょう、選手の意識を変え、動きを変えていくお手伝いをしていきましょう。

今月の西本塾には教員の方が3名申し込んでくれています。

本来専門ではないはずのスポーツ指導を、仕事として行わなければならないことは、素人目に見ても大変なことだと思います。

子供達のために学ぼうとする姿勢は素晴らしいと思います。

以前にも、高校の教員の方が来てくれましたが、そういう意識を持った指導者の元で学べる生徒たちは幸せですね。

私の人生のあみだくじは、これからどこに向かって進もうとしているのでしょう、また誰かが横線を引いてしまうのでしょうか、どう進んで行こうとも、今までの経験が無駄にならないよう、誰かの役に立てていきたいと思います。

余計なことですが、ブログの最後に「拍手ボタン」があって、何人かの方が押していただいていますが、前回の更新では30を超える拍手がありました。
普段の更新では滅多に30を超えることがないので、中身のどういう部分に賛同していただいたのか、我が事ながら不思議に思います。
自分自身、他の方のブログを見て、拍手をするかと言われると困るのですが、やはり目に見える読者の反応として、数字は気になるものですね。

トレーナーと名乗るためには

広島地方、今朝もどんよりとした曇り空です。
高知県や徳島県では、もの凄い量の雨が降っていて、大きな被害が出ないか心配です。

海外で大きな災害や事故があると、日本人の被害者は確認されていませんというアナウンスがされますが、現在のように国際化された世の中では、日本人の安否だけを聞いても安心できない人はたくさんいると思いますし、日本人が巻き込まれていなかったから良かったと言っているようにも聞こえて、なんとなくすっきりしません。

この数年、私が住んでいる広島では、大きな台風や地震の被害にあうこともなく、ありがたいことなのですが、今日、今まさに大変な状況にある地域の方々がたくさんいることを、頭の中に意識して生活したいと思います。

四国は私の故郷でもありますから、なおさら気になってしまいます。

さて今月は7回目を数えた西本塾を行います。

参加の申し込みをいただく際に、志望の動機を書いていただいていますが、回を重ねるたびに、その内容が具体的で真剣さを感じる内容になっている気がします。

たんなる好奇心や野次馬根性で、一度私に会って話を聞いてみたい、そんな動機でももちろん大歓迎なのですが、このブログも書き始めて1年が過ぎ、今からすべてを読んでいただくとしたら、相当な時間と労力を必要とするボリュームと内容になっていると思います。

毎日更新しているわけではありませんが、それでもたくさんの方が、このブログを覗いていただくようになりました。

最初はサッカーの関係の方が多い印象でしたが、今はそれこそ様々な立場の方が見ていただいているようです。

広い意味で、私と同じような仕事に携わっている方も多いと思います。

とくに若い方は、私の経験してきたことを、このブログから追体験したり、自分の仕事に生かせるものがないかと、真剣に見ていただいている方も多くなってきました。

今考えてみると、私がこの仕事を志した頃、今のようなインターネット環境も整っておらず、それよりこうして自分の経験や知識を隠すことなく、自らの言葉で外に向かって発信しているものに出会ったことがありません。

今はもうすべて捨ててしまいましたが、この業界というか同じような仕事をしている人のための、専門の雑誌も読んでいましたが、表面的なものが多く、実際にどうやってアプローチして、その結果どうなったのかという、本当に知りたい部分は明かされていないように思いました。

32歳で務めていた会社を辞め、故郷宇和島で開業した当初は、まさに私の施術方法は不毛の地で、なかなか受け入れてもらえず、毎日暇に任せて本ばかり読んでいましたが、その中で紹介されている方々は、自分の技術とははるかに違う、まさに魔法のように治してしまう凄腕の方々ばかりなのだろうと、想像していました。

そのあとすぐ縁があって、広島に来てプロサッカーのチームの一員として、個人開業していた施術師が、トレーナーという肩書が付き、コンディショニングコーチやフィジカルコーチ、またトレーニングコーチなどと言う肩書まで付けていただくことになって、立場的には、雑誌に登場していた方々に近づき、少し広い視野で客観的に周りが見えるようになっていく中で、自分がある意味憧れていたというか、目標にしていたそういう方々に対する見方が変わっていきました。

そういう人たちは、どういう部分で評価され人を指導する立場になっていったのか、私が目指そうとしている方向とは違うのではないか、素直に割り切れない部分が大きくなっていきました。

私が目指していたものは、組織を作ってその長になることでも、有名な選手と一緒に日の丸を背負って表舞台で活躍し、昔私が抱いたような、あこがれの対象や目標にされる立場になることではなく、一般の方であろうがスポーツ選手であろうが、本人が真剣に向き合ってくれれば、他の人が手を引いてしまうような状況であったとしても、私ならなんとかできるかもしれない、なんとかしてくれるかもしれないという期待を抱かせる存在になりたいという一心でした。

極端な言い方をすれば、私でなく他の人でも同じ結果が出せる程度のことなら私の仕事ではない、というくらいの気持ちで仕事をしていました。

チームに所属して仕事をするということは、ある程度チームの意向というものもありますし、選手たちの考えもあるでしょう。

今は何でも平等にという考え方が主流のようで、チームを背負っている主力選手も、新加入で試合にはまだ出られない選手も、同じ扱いを求めてきます。

それに対して、私の技術と時間を平等に与えることが本当の意味での平等なのでしょうか。

チームのスタッフとして、限られた人数で対応しなければならない中、私はセルフケアやコンディショニングとしてのトレーニングを積極的に指導し、できるだけ自分の体を空けていられるように工夫しました。

それは、本当に私に手が必要な事態に、いつでも対応できるようにしておくためです。

けっしてサボっているわけではありません。

しかしこれは私の職人気質な発想で、組織としては受け入れがたいものだったかもしれません。

順番に当たり前のことをしていれば、誰からも文句を言われることはありませんし、自分の一生懸命仕事をしているという感覚になるのでしょう。

現実的に、いまのJリーグや、その他、これからトレーナーという肩書を目指している人たちが憧れる職場では、私のような人間が力を発揮するのは難しいことは間違いありません。

実際に、夢をかなえトレーナーという肩書を手にしたものの、現実に直面し、こんなはずではなかったと離れていった人たちの話を直接間接に聞いています。

20年前に、サンフレッチェ広島に加入した時、先輩トレーナーから言われた、「これからはトレーナーもチームを組んで選手のケアに当たっていく時代になります」という言葉は、ある意味正しいことだったのかもしれませんが、私は選手にとって不幸な方向に行ってしまったと思っています。

選手はまさに体が資本、長くはない選手生命を全うできるように日々戦っています。

それを支えるトレーナーと呼ばれる立場の人間たちが、まるで金太郎飴のように、標準化された知識と技術で、可もなく不可もない対応に終始してしまい、本当に選手と一緒に戦っているとは言えない状況になっています。

「そんなことはない、我々は一生懸命やっている」、当事者たちはそういうでしょう。

期待したものが与えられないことが分かれば、期待は小さくなっていきます、そしてその期待自体されなくなっていきます。

期待されなければ、今以上の何かを身に付ける必要がなくなるのですから、技術が向上されるはずもありません、まさに悪循環です。

当事者の一人だった人間として、この発言に対して反論を持つ人間がたくさんいてくれることを望みます。

しかし、もっと現実を見て欲しいと思います、本当に自分の技術で選手は満足してくれているのか、自分に足りないものがあるのならそれを身に付ける努力を本気でやっているか。

選手はプロアマ問わず、選手生命というものを賭けて戦っています。

トレーナーは組織の一員として波風立てず、言われたことをやっていればいいという感覚なら、自分のことを職業としてのプロのトレーナーと名乗る資格はないと思います。

プロのチームやオリンピックチームで日の丸のジャージを着させてもらうことを、トレーナーを目指す人たちは目標にしてほしくありません。

自分ならなんとかできる、自分のところに来てほしい、自信を持ってそう言えるように、日々勉強です。

勉強は教科書からでも、有名な人の講習会からでもありません、目の前にいる人間の体です。

どうなりたいのか、どうしてあげたいのか、そのためにはどうすればいいのか、今の自分に何ができるのか、自分自身で考えるのです。

そのことを、どこまで深く掘り返せるのか、その気持ちの本気度が誰にも負けないと、誰はばかることなく言えるのなら、自分はプロのトレーナーだと公言しても大丈夫です。

ただ経験値というものはどうしても必要になります。

私の技術の定義に、「反復継続して…」というくだりがありますが、自分が正しいと思う知識と技術を武器に、反復継続して同じ結果を残し、さらに向上心を持たなければ、頭でっかちの独りよがりになってしまいます。

それだけは注意しましょう、私は世間が私のやり方を評価してくれず、逆に上には上がいるからもっと謙虚な気持ちで、などと言われるたびに、じゃあその上だという人を連れてきてください、その技術を見せてくださいと、食って掛かりましたが、残念ながら私をうならせるような人には出会うことができていません。

出る杭は打たれると言いますが、今のままでは選手があまりにもかわいそうです、選手以上に戦う気持ちをもったトレーナーがたくさん生まれてくることを心から期待します。

どんな資格を持っているとか、機械の操作がうまいとかではなく、真剣に体に向き合える「職人トレーナー」、少し気難しい所はあっても、腕は確かでやることをしっかりやってくれる、そんな職人軍団の親方ならやってみたいような気がします。

スポーツ選手、一般の方、もっと大きな期待と要求をしてください。

どうせこんなことくらいしかできないだろう、そんな気持ちで我々の前に立っても、まさにそんなことくらいしかできません。

こうなりたいんです、こうしてほしいんです、無理難題を投げかけてください。

そんな関係が築ける誰かとの縁があれば素晴らしいですね、きっとどこかにいるはずです、自分のアンテナを研ぎ澄ませて探してみてください。

プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。こちらもご覧ください。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを始めました。
4月15・16日の二日間西本塾を、予定しています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の講習会情報をご覧ください。

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