体が変わっていく過程

最近走ることに関する記事が多かったように思いますが、今日は久し振りに操体法を応用した施術行為を話題にしたいと思います。

私の元に訪れる方々は多岐に渡ります。

現役のサッカーや野球の選手であったり、それらの指導者という立場の方もいます、また理学療法士という現代医学の一端を担う資格を持っている人であったり、鍼灸師や柔道整復師などの資格で、施術を業として行っている方もいます。

また、たんに体の不調を訴えそれを改善して欲しいという目的で訪れる方もあります。

スポーツをやっているから、その指導者だから、体の仕組みや細かいことは関係ない、自分は体の使い方や疲れない走り方さえ教えてくれればいいという感覚の人がいたり、私は施術者だからトレーニングのことはどうでもいいという感覚の人もないわけではありませんでした。

しかし、このブログを読んで私の考え方に共鳴して、ここに来ていただいた方々は、ほとんどの方が、どんな立場であっても私の基本的な考え方から学ばなければ実技への発展は望めず、全体像をつかむことが出来ない事は分かっていただいていると思います。

毎日ベッドに横たわる患者さんを相手に、痛みを取ることが最大の目的であると思って仕事をしていたとしても、その原因や対処法を考えるためには、様々な施術方法の講習会をはしごして得た小手先の技術では通用しないのです。

そういう仕事をしているからこそ、正しい体の使い方を知り自分で実践することで、初めて相手の痛みの本質が見えてくると思うからです。

自分がプレーしたり指導者であったとしても、どうすれば上手くなれるのか、どういう風に伝えればうまく伝わるのか、そのためには体の仕組みをきちんと理解しておく必要があるのです。

そういう意味からも西本塾では二日間かけて、基本的な私の体に対する考え方を伝えた上で実技の指導を行っています。

最後に感想を述べていただく時間には、ほとんどの方がそのことに触れていただき、「一日目の講義があったからこそ二日目の実技が理解できた、正直初日は話ばかりでしんどい部分があったけど、今はなるほどそういうことだったのかと理解できた」という感想をいただいています。

回を重ねるごとに実技の充実が大きな課題となり、反して操体法の実技に関しては時間の配分が少なくなってきました。

操体法が私のベースにあることは間違いないのですが、今西本塾で伝えようとしている西本理論なるものの中に占める操体法の割合は、それほど大きなものではなくなっています。

それは私が操体法から距離をおいているということではなく、もし本気で私のやっている操体法を学んで、同じような施術ができるようになりたいという人だけを対象にして指導するとなると、とても二日間では伝えきれるものではありません。

西本塾は枝葉の問題ではなく根っこを掘る為の知識や技術を指導していますから、そこさえ分かってくれればあとは自分で継続することで、少しづつ自分のものになって行って貰えばいいというのが私のスタンスで、枝がどちらに向かって伸びていっても、正直そこまで責任は持てないかなと思っています。

そのフォローとして、深める会を行って、できれば私の考えと違わない方向へ進んで欲しいと思ってはいます。

それでも十分でないことは分かっていますが。

実際に痛みがあり、体の不調を訴えてここを訪れていただく方に対しては、確実に現状よりも改善したと実感していただけるような施術を行う技術がなければ、仕事としては成り立ちません。

ただ単に何十分かかけて一生懸命やりました、私にできることはこれだけです、では話になりません。

いわゆる慰安的な行為として行う施術であれば、それでもお金をいただいてなんら問題はないのでしょうが、私はそういう仕事をしているつもりはありませんので、結果にこだわっています。

そういう私のような考え方の人間には、この操体法という技術はまさにもってこいの技術だと思います。

言葉は悪いですが、相手がどんなに自分の体の変化に鈍感で認めようとしなくても、私から見ればまさに手に取るように相手の変化が伝わってきますし、実際に動きの変化はもし第三者がついて来てくれている時は、施術前後の客観的な変化を素人目にもわかる形で示し確認していただくようにしています。

それでもわからないと言い張る人はいますが。

本人が分からないのは、これまで大きな変化を感じさせてくれる施術を受けたことがないからとしか言いようがありません。

一度や二度の施術で症状が改善された経験がなければ、そんなことが起こるとは思えないはずです。

そういう人に対しても自信を持って腕を発揮できた、相手の役に立てた、そう思えるような施術ができるようにしてくれと言われたら、いったいどれだけの時間をかければいいのでしょう。

そういう思いもあって操体法の実技に当てる時間が少なくなってしまいました。

現実には、一般の方に対する施術は基本操体法です。

前置きがとても長くなりましたがちょうど1ヶ月間通っていただいている、年齢は68歳の男性ですが、症状はいわゆる50肩を主訴に紹介できていただいた方の、流れを書いてみます。

左肩に痛みがあり、左腕はほとんど上がらない状態でした、その状況は2・3ヶ月に渡り続いていたようで、趣味のゴルフにも行けないどころか横になると痛みが増すので、夜なかなか寝付けず痛みで目が覚めることも多いということでした。

2週間前から鍼灸の施術もやはり友人の紹介で受けているとのことでしたが、それ以前から長い付き合いのマッサージの方がいてかなりの頻度で通っていたそうです。

今回の左肩がが主訴になる前は、右肩にも痛みがあり、2年くらいかかってやっと楽になったと思ったら、今度は左と、踏んだり蹴ったりだと本人は言われていますが、2年かかって治してもらったという表現は正しいとは思えません、おそらく施術行為のおかげというより、時間の経過による自然治癒だと思います。

しかも右の頚椎には触診で明らかにわかるような椎骨の配列異常があり、顔の向きや体勢によっては手先に痺れがあるという状況が続いていました。

骨盤にも異常があり、右膝が大きく浮いているなどの、50肩という主訴以前に全身のバランスが崩れていることは、本人も薄々気づいてはいるようでしたが、それにどう対処していいのかはわからないし、そういう観点で指摘を受けることもなかったようです。

主訴である左肩の状況は痛みが出た数ヶ月前より以前から問題を抱えていたようで、上腕三頭筋はほとんど収縮しなくなっており、三角筋の中部繊維と後部繊維もほぼ同様の状態で、肩甲骨内側縁には強い圧痛がありました。

これで腕が上がったらおかしいでしょ、という状況でした。

さてどうするか、普通であれば患部である左肩周辺に意識が行くところですが、ここで操体法を学び実践してきた私の本領発揮となります。

痛みのあるところが悪いんじゃない、痛みは体から発せられるSOS信号、その原因はどこにあるか、どこという部分ではなく体全体がどうなっているか、そういう視点で体を見直すと、まさに良いところがないというくらいの状況ですから、そのうちの一つでも二つでも改善させることで、不思議なことに肩自体の痛みも、そして動きも改善していきました。

過去何度も経験したことですから驚くこともないのですが、人間の体というものは本当によくできているし不思議な存在だと改めて思わされます。

最初の2週間は2日に一度のペースが必要でしたが、根気よく通っていただいたので日常生活には不自由ない状態には持っていくことができました。

挙上制限は続いていますが、ゴルフにも復帰していただき当初の目的は達しましたが、失われている筋力を回復させるにはまだまだ時間がかかることを説明し、施術とゴムチューブ等を使った可動域の回復と筋力アップのトレーニングを継続中です。

もし私が操体法と出会っていなければこういう仕事はしていないでしょうし、今回の方のような症状の方に対しても、自信を持って現状を把握し、治癒の過程を説明した上で、その通りにことが進んでいくなどということにはならなかったと思います。

50肩と言われる症状にも様々な状態があります。

今回の方はその中でも酷い状況だと思います。

しかしそうなってしまったことは仕方がありません、過去を責めてもなんの得にもなりません、しかしなぜこうなってしまったのかどうすればよかったのかということだけは、知っておいていただかなければなりません。

少しずつ信頼関係ができていく中で、そういう話もさせていただいています。

「肩を治すのではない、あなたの体を治す、さらには治すべきは体ではなく、あなた自身の考え方でもある」、そこまで言われたくはないでしょうが、それが現実です。

あくまでも信頼関係が構築されて行く中での会話ではありますが、ここまで自信を持って言い切り、言ったことがきちんと実行されるような施術ができるようになるためには、相当な覚悟で学び続け経験を積んでいくしかないのです。

それにしても体というのはよくできています、内臓疾患や特殊なものは別として治らない体はないのだなと、ありがたい気持ちになります。
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これからやってみたいこと

早いもので来週から12月に入ります。
月日の経つのは早いと言いますが、まさにあっという間に過ぎ去っていくような気がします。

ここ広島港の旅客ターミナルの中に施設を構え仕事を始めてから、既に1年以上になりました。

この場所を選んだことで、結果的には目の前の大きな港公園と、海に面した屋根付きの連絡通路を利用して、屋外を走ることができたため、走ることを中心とした実技も行うことができ、西本塾という形で自分の考えてきたことを伝えることができました。

流れるままに生きてきて、大きな目標も特別にやってみたかったこともなく、次々と目の前に現れる問題に対して真剣に向き合ってきた結果が今の自分です。

人生のあみだくじに、その時々色々な方が線を引いてくれ、自分がどこに向かおうとしているのかも、全く分からないまま走り続けてきました。

とくに昨年9月にここを開設してからは、これまでの何倍もの密度とたくさんの数の出会いがありました。

区切りの一年の最後の月を目の前にして、改めて自分の進んでいく方向に思いを巡らせています、自分がいま本当にやりたいことは何なのだろうと。

今年一年間いろいろなことをやってきて、自分に出来ることはまだまだたくさんあることに気づかせていただき、逆にこれは無理だろうということも整理できたように思います。

日々の生活を何のために誰のために過ごしていくことが、自分にとって一番ストレスなく頑張っていけるのだろうと、少しわがままかもしれませんが色々考えています。

こんな毎日を過ごせていたらいいなと、漠然と思い描くのはこんなことです。

例えばどこかのサッカーのクラブとアドバイザーとして契約し、トレーニングキャンプに参加して私の考え方を学んでもらい、それを実践できるようにしっかりと指導することから始めます。

そしてシーズン中は、チームには帯同しませんが配信される動画でチームや選手の動きをしっかりチェックして、月の内10日間くらい練習場に足を運び、直接気になったことをアドバイスさせてもらう、また故障者や動きに物足りなさを感じる選手のトレーニングを、チームのスタッフと一緒に指導し、スタッフのレベルアップのお手伝いをする、こんなことをやらせてくれたら、お互いにいい関係が築けるのではと思っています。

完全にチームと一体になってしまうより、客観的な目で評価や判断ができるような気がします。
それとスタッフは長くそのクラブに所属している人間が多いようなので、私のような人間が入り込んでしまうより、中間的な立場の方がお互いにやりやすいところもあると思います。

サッカーに限らずいろいろな選手の動きを分析してみて、人間の持っている能力には、まだまだ未開発な部分が多いことや、使い方の意識を変えるだけで動きそのものが大きく変わることを実感しました。

プロスポーツ選手であっても改善できる余地はたくさんありますので、私の目を通して見えたことを伝え、向上させていくことは十分可能だと思います。

今はその立場にはありませんが、過去に関わった選手に対しても、今なら良いアドバイスができるのにと、残念に思うことも一度や二度ではありませんでした。

スポーツの現場にそういうものの見方や感覚を持ち込んで、意識を変えることができれば、個人の能力を向上させ、ひいてはチーム力の向上に直接結び付けられるのではないかと思っています。

自分の能力を、そういう世界でもう一度発揮してみたいという気持ちは、もしかしたら今が一番強いのかもしれません。

それからやはり野球の投手に関してもきちんとした形で指導させてもらえる環境がないものかと思います。

こちらの方が結果を出させることは、ある意味簡単だと思います、理由は投手は自分の動作そのものが結果に結びつくからです。

きちんと指導するためにはやはり継続性が必要です。

一定の間隔で指導ができなければ、私が納得できる結果を得ることは正直難しいと思います。

相手がどこにいてもどのタイミングでも、直接私がアドバイスできる立場が与えられないと、本当の意味での指導にはなりません。

難しい条件ですが、それをやらせてくれる環境はないでしょうか、もしあればサッカーの仕事と掛け持ちであっても、それぞれの指導の相乗効果も期待でき、私にとってはこれ以上やりがいのある仕事はないと思います。

欲張りな話ですが、それに加えて今年行ってきた西本塾の内容をもう一度整理して、発展的に継続することで、私が直接出会えない誰かのためにという思いも繋いでいくことができると思います。

勝ち負けという結果が全ての世界に、半分足を突っ込んでいるという緊張感があってこその自分の成長かなという部分もありますので、受講を希望される方にとってもあるべき姿であるような気がします。

さらには、一般の方に対して、私でなくては対応できないであろうという症状の方のために、最低限の時間は確保しておきたいと思います。

体が発する痛みとは何か、本当の意味の治るということがどういうことなのか、自分との対話を通して、人任せではない自分の体と真剣に向き合う人には、私の思いはちゃんと伝わり、お役に立てることは間違いありませんから。

そしてご自分のパフォーマンスを向上させることを目的に、個別指導を受けに来ていただく方々にも、これまで以上に良い指導ができるよう対応していきたいという思いもあります。

こんな欲張りな話が、もしすべて実現してしまったとしたら、来年私はどんな生活になって、どれだけ働かなくてはならなくなるのでしょう。

自分で言っておいてそれはないでしょうと言うことにはなりますが、私ならできること、私にしかできないこと、私の手は届かないけれど、誰かの手を通してなら届けられそうなこと、たくさんたくさんあるような気がします。

現実はどうなるか分かりません、私の都合ばかりが優先された条件に応えてくれて、オファーを出してくれるクラブや個人の選手はないかもしれません。

来年どんな状況になったとしても、自分が納得できる形で仕事を続けていきたいと思います、やはり私は私であって、それ以上でも以下でもない人間なのです。

自分の体のことは良くわかっているつもりなので、無理をせずできる範囲でということにはなりますが、まだまだ私を必要としてくれる相手がいる限り頑張っていきたいと思います。

話を聞いてみたいという方がありましたら、お問い合わせください。

深める会・実践報告

深める会から1週間、小学校の教員として、また地域のサッカー指導者として活躍している久保田さんから、今回の感想と実践報告が届きましたので、ご紹介します。

西本先生、奥様、静岡の久保田智博です。
先日の西本塾を深める会ありがとうございました。


今回は「居着く」ことへの追求と、ボールを使ったトレーニングを見ていただきました。
まず居着くことに関して、「居着く」もサッカーでは一つの駆け引きなのだと学びました。
今までの自分は、「居着くはダメなもの」だと、どこかで思っていたのだと思います。
しかし、わかった上で「居着く」を相手に見せることも、一つの駆け引きであること。
自分の重心がこちらにあると見せかけて、「はい、残念でした」とボールを取ることができれば、
「居着く」はむしろいいことなのだと学ばせていただきました。


参加動機の一つとして「居着く」ことの是非を確認したいということが挙げられていました。

西本塾の講義に中でも、居着くという行為は、真剣で向き合う武士たちの時代であれば、そのまま死を意味することになるし、スポーツ動作においても、相手の動きに後れを取ってしまう致命的な結果に結びつくことを強調し、どうすれば居着くことなく動き出せるかということを主題にしてお話ししています。

しかし裏を返せば、相手に対して居着いてしまっていると思わせることは、何もしないでフェイントをかけていることになり、意図してそれが出来るのなら、一つの武器になることも事実です。

居着くことと居着かないで動き出せることの両方を、確実に使い分けるには、相当な訓練が必要になると思います。

もし相手も同じレベルの体の使い方ができる者どうしだったとしたら、ピッチ上でどんな駆け引きが見られるのか、想像するだけでもワクワクしてしまいます。

残念ながらそういう感覚を、現在私自身感じられていないことは少し淋しいことですが、そういうことが出来るための体の使い方に関しては、すでに考えついて指導もしているので、西本塾で学んだ方々が発展応用して指導していただくことで、日本の選手の中から近い将来必ず現れてくれると思います。

現在のチームで行なっているラダートレーニングも、姿勢の意識を大事にしたいと思います。
西本先生がおっしゃったように、今の子どもたちは簡単なステップ動作ができず、
身体を様々に動かす経験が少ないと思います。ただ、速くやればいいというものではなく、
正しい体の動かし方でラダートレーニングができるように、子どもたちに指導していきたいと思います。


ラダートレーニングの関しては、日本に導入されて20年少し経つと思いますが、道具はすべて使う人の意識で効果は変わってきます。
「何とかとハサミは使いよう」、という言葉がありますが、ラダーを広げ、ただスピードを競うように何種類ものステップを繰り返したところで、大きな成果は期待できません。

最初はそれらのステップがうまく出来ないため、繰り返すことでうまく出来るようにはなりますが、それが何のために行っているトレーニングなのかを、指導者と選手がイメージを共有できていないと、それだけで終わってしまいます。

自分の体をラダーの上で、指示されたステップに対してどういう風に動かすことが必要となるのか、またその動きが自分の競技の動きとどうつながっているのか、そのあたりをしっかり整理して臨まなければなりません。

こういうことはすべてのトレーニングにも言えることで、その整理が出来ていないから、一つの流行のように〇〇トレーニングと冠された各種のトレーニングが、世の中に出ては消えを繰り返しているのです。

私の信念である、「トレーニングに新しいも古いもない」また、「これが海外から紹介された最新のトレーニング」などということに飛びつくことには何の意味もなく、人間の体の本質に迫る方向性こそが、唯一正しいトレーニングであるということを言い続けているのです。

ちなみに、この一週間で、体育の授業で6年生の子どもたちに正しい走り方を教えてみました。
早速の成果とはいきませんでしたが、やはり小学生には理屈を並べるより、意識を一つに絞り体得させるのが一番だと感じました。
次回の深める会で実践報告ができるように頑張りたいと思います。


走りに関しては繰り返しになりますが、子供のうちに私が提唱する体の使い方を体得してくれれば、スポーツを行うかどうかは別として日常生活にも活かされる、基本的な体の重心移動を覚えることが出来る有効な手段だと思います。

先日来ていただいたランナーの方も、2回目の個別指導でしたが、1回目以上に理解を深めていただくことが出来、年齢に関係なく気持ちさえあれば、だれにでも伝えられるものだと改めて実感しました。

小学校の教員である久保田さんがきちんと指導していただければ、きっと周囲を巻き込み大きな変化が期待できると思います。
是非継続していただきたいと思います。

次に、「ボールを使ったトレーニング」ですが、メニューを西本先生や参加者の皆様に見ていただき、自分がやっていることは間違っていなかったという自信をいただきました。
この実践も次回は映像という形で見ていただきたいと思っています。


これはサッカー素人の私から見れば、願ったり叶ったりのテーマを持ってきていただきました。
ボールを使ったトレーニングということでしたが、ボールを奪い合うことが目的ではなく、ボールに対していかに自分の優位な態勢を作るかということを目的としたもので、体の当て方腕の使い方等、こういう発想でサッカーを指導している人はまずいないでしょうから、ある意味革命的な指導と言えるかもしれません。

説明を聞いていてワクワクしました、私の伝えたことをこういう風に発展させてくれること、これこそ私の願いであり「深める会」の趣旨に合致したテーマだと思いました。
次回の報告も本当に楽しみにしています。

そして中心となった走りの練習ですが、今回の一番の気づきは、着地時の伸展動作です。
初めて西本塾に参加したときは、「肩の力を抜こう」「後ろから押される感覚で走ろう」という意識が大きかったです。
しかし今回は、「着地時の伸展」「骨盤を高い位置に保つ」「腕をさす」という意識で走り、何度も体に問いかけながら走りました。
特に自分は「両腕のさし」が弱いと課題を与えていただき、映像で見ると「なるほど、そういうことか」と自分の走りを客観的に分析できました。
また、練習中に西本先生が、参加者にそれぞれ違ったアドバイスをされていました。
自分が指導するときも子どもたち一人一人に違った声かけができるかで、成長度合いが変わってくると思いました。まずは自分が納得いくまで練習します。


指導には教科書はありません、同じ答えに導きたいのですが、その答えさえこれが正解ですという絶対のものはないのです。

ですから一人一人に対して、その人自身が最も楽に効率的に走るために意識するポイントがあり、それを探してあげる必要があるのです。

あの時にもお話ししましたが、誰かに対するアドバイスはその人のためであって、他の人が自分にそのまま当てはめることはできないのです。

ただみなさんは指導者としての立場がありますから、私の発するアドバイスを、こういう言い方もあるのか、こういえばこの人には分かりやすいのかと、耳をそばだてて聞いてほしかったのです。

相手に対して良くなってもらいたいという気持ちさえあれば、言葉はいくらでも出てくるものです、臆せず自分の言葉で語りかけてください。

トレーニングの途中で質問させていただいた、「方向転換」に関してですが、「捻転差」を使うということも体得でき、実践に生かしていこうと思いました。

皆さんが私の動きにキレを感じていただけるのは、ズバリこの捻転差を使って瞬間的に体を動かすことが出来ていることに他なりません。

捩じっているけれども捩じっているように見えない、捩じらないのではなく捩じっていないように見せているのです。

この動きが出来ている限り、おそらくいくつになっても私の動きに皆さんが驚いてくれると思うので、頑張って維持していこうと思います。

次回の深める会まであと一ヵ月あるので、また成果と課題を明確にしてよりDeepな学びができるように頑張っていきます。
ありがとうございました。


今度は千葉でお会いできるのですね、私もとても楽しみにしています。

心ある方々が、本気で私から何かを学び伝えようとして頂いていることに、心から感謝します。

深める会の千葉開催まで、1か月となりました。

参加者のみなさんの現状の問題点や、実践報告を待っています。

深める会は今回のように、みなさん自身の問題を深める会にしたいと思っています。

私から与えられる内容を待つことなく、自分から動いてみてください。

走るという行為読者のコメントから

走るという行為、やはり全てのスポーツの基本となる動きであると同時に、人間として持って生まれた能力を、いかに効率よく発揮するかという意味でも、もっとも単純で最も難しい動きであるようです。

西本塾や深める会に参加していただく方に対しても、ある意味これが出来なければ、体というものの仕組みや使い方、ひいては体に問題が起きた時の対処法を含めて、スポーツの指導者であっても治療家であっても、また自分の動き作りや動作の改善といった、あらゆる目的に対しての基本であるということはお話ししています。

自分がやる訳じゃないから、やり方や教え方さえわかれば、などという意識では、とても身に付けることはできませんし、指導などできるはずがありません。

もちろんここに来て頂く方々は、みなさんそれは真剣な方々で、こちらが申し訳なくなるほど一生懸命頑張ってくれます。

私なりに毎回工夫して、少しでも分かりやすく説明し、自分でお手本になるような動作を見せた上で、一緒に走っていますが、それでも一度や二度の指導で完全に身に付くようなものではありません。

ご自分のタイム短縮が目的であれ、選手に対して指導者としての感覚を身に付けることが目的であれ、もちろん変化はし上達していくことは間違いありませんが、これで良いこれがベストなものという感覚は、実は私自身にさえありません。

様々な競技の一流選手の動きから導き出された、最大公約数的な動きですから、常にベターなものを探す努力はできても、これが最終目標であると言い切れるものはありません。

現実として、これまで指導させていただいた延100人近いみなさんの中には、後で動画を見ると私の動きとは少し違うようには見えますが、その人なりのスムーズさは十分に感じられ、これがその人の体にとっては一番効率的な走り方なのではと思わせる走り方をしてくれた人が、数名ですがいました。

共通して言えることは、動きが滑らかで力みがなく、動きの中にブレーキを感じる要素がありません、ですから回転数というか、いわゆるピッチがやたらと早く見えます。

おそらくその走りの途中に、過去の走り方で腕を振ってみてくださいと要求しても、できないと思います。

私が腕を振らないと言っているのは、全身の連動の中で生まれる、腕が振られてしまうことを禁じているのではなく、従前の腕はこういう風に振らなければならないということは考えないでくださいと言っているのです。

ですからすぐ目の前の大きな公園の中で走りの実技を行うとき、家族連れや一般の方々からは奇異な視線を感じることがありますが、こればかりは目的があってやっている人にしかわからない感覚です。

ちょうど明日も、この感覚を求めて、以前にも個人指導を受けに来ていただいた私より年長のランナーが、二度目の指導を受けにきてくださいます。

皆さんの熱心さには頭が下がります。逆に、たった一度の指導で満足してしまっているわけではないでしょうが、わかったような気になってしまわれるのは少し残念な気もしますが、それぞれ目的も違うのでそれは仕方がないことなのでしょう。

走るという行為は、ある意味自分との戦いです、タイムや順位という相対的な結果は残りますが、自分の思った通りに体が動かせるということを、究極的に求めている競技だと思います。

自分のことをもっと知りたい、最後に行き着く場所はそこではないでしょうか。

以前にもコメントをいただいた、フロサポの坂井さんから、ブログ等を参考にして、私の走り方をイメージし実践していただいている経過報告をしていただいたので、コメント欄ではなく表で紹介させていただき、みなさんにも参考にしていただければと思います。

以下青字が坂井さんからの文章です。

最近の走り方
ご無沙汰しております。フロサポの阪井です。
いつもブログを楽しみにしています。
今日は最近の自らの走り方の状況をお知らせしたく、コメントいたしました。
前回のコメントで書かせていただきましたが、先月、大町アルプスマラソンでフルマラソン・デビューして参りました。結果は、夏場の走り込み不足で20km手前で脚がつり、目標のサブ4には届かない4時間13分でしたが、西本走り(にしもとばしりと勝手に命名いたしました)のおかげで、終盤に歩くといった失態は避けることができました。
脚がつってタイムは目標に届きませんでしたが、体力的には十分に余裕がありましたので、省エネ走行が徐々に出来ているように思います。


フルマラソン初挑戦でこの記録、素晴らしいと思います。
それも中盤で足がつってしまっての記録となれば、順調にいけばサブ4は確実でしたね。
「西本走り」欽ちゃん走りを彷彿させおこがましいような気もしますが、名前が付くというのは何か嬉しい気がしますね(笑)

そして、先週は初のハーフマラソンに出場、フルマラソンの前半練習のつもりで、前回のフルマラソンより速いキロ5分程度のペース走を実施、余裕をもって目標通りのタイム(1時間47分)で完走できました。
ジムのトレーナーには「走力がつきましたね」と言われていますが、体力アップではなく、走り方が良くなってきたというのが実感です。


言われる通り、記録の短縮はイコール走力のアップ、という言葉で片付けられがちです。
その要素は多岐にわたり、走り方の改善によって体に負担が少なくなりスピードも上げやすくなる、距離を踏んでも故障が少なくなり、結果として心肺機能や筋持久力も向上する、とまあこんな流れでしょうか。

一番重要なのは、ただ練習量を増やしたり筋力トレーニングをしたからといって、その先の結果は同じ流れにはなっていかないということです。

もちろん走り方を変えれば練習をしなくてもいいとか、減らしてもいいと言っているわけではありません。

同じ距離を走っても、体の負担が少なく軽快に走れるのであれば距離を増やしてもいいし、練習にかけられる時間が限られているのであれば、同じ時間同じ距離を走っても、自分の動きや感覚に変化を求めることが上達しているという実感に結びつけられるような意識で走れば、十分効果は上がると思います。

ところが、そうは言っても課題も感じております。
フルマラソンでのランフォトを見たところ、顎が上がって、そっくり返るような姿勢で走っているように見えるのです。骨盤を起こし、背中を絞め、「髭ダンス」のイメージで走ったところ、こんな結果になりました。この姿勢ですと、頭が後方に倒れて重心が後ろになり、微妙にブレーキがかかってしまい、無駄な筋力が使われていたように感じております。脚がつった原因の一つかもしれません。

そこで、走法を微妙に変え、ハーフマラソンでは、背中を絞める時に、以前は肩甲骨全体で絞めるイメージでしたが、肩甲骨の下というか、背中の真ん中くらいの高さを絞めるイメージで(肘を曲げたくらいの高さ)、肩周りはリラックスし、NewsPickで書かれていたと思いますが、リオネルメッシのような感じで、背中のてっぺんはニュートラルで走ったところ、顎も引けて、適度に前傾も保て、骨盤の真下に足を落として走ることができました。


こういうやりとりが一番難しいですね、人間の感覚を共有することはできません。
坂井さんが感じたこと修正しようとされたこと、これは坂井さんにしかわからないことです。
私の文章から思いつくことを片っ端から試してみてください。
答えはご自分の体が教えてくれます。

体が喜んで動いてくれる動き、それが酒井さんにとっての効率的な正しい動きということです、私が決めることではありません。

いつも言っていることです「体との対話」を楽しんでください。

腕は自然に曲げて体にくっ付けて、意識はないのですが後方に小さく肘を振り抜き、その力で骨盤を引き上げ、同時に脚を後方から抜くという感覚です。
この走法ですと、速く、楽に走れるのですが、こんな感じで進めてよろしいのでしょうか?
以上、よろしくお願いします。


直接お会いして指導させていただく機会があれば、もう少し突っ込んで言うこともできるかもしれませんが、こうやって自分で工夫して変化が出ることの方が本当は楽しい作業ではないでしょうか。

私はそれを趣味というか、人生のライフワークとして楽しんできました。
それがこうして人の役に立つことになるとは思ってもみませんでした。

ぜひ記録更新また、動きの改善ができたという報告をお待ちしています。
これからの季節こそ本番ですね、楽しんで走ってください。

様々な出会いの中で

昨日は広島県が誇る景勝地「安芸の宮島」の中にある「厳島神社」において行われた、第2回西本塾に参加して以来のお付き合いをいただいている、現在はJリーグの大宮の下部組織のコーチをしている倉本和昌君の結婚式に参列させていただきました。

広島に移り住んですでに20年が過ぎましたが、宮島に行ったのは数えるほどしかありませんし、ましてやそこで行われる神前結婚式に参列したことなどもちろんありませんでした。

まだ一年にも満たないお付き合いで、本来ならば声をかけていただく立場にはないのですが、個人的にここを訪ねていただいた時、奥さんも一緒に来ていただき、話の流れでぜひ参加していただきたいということになりました。

お二人の出会いや、そもそも倉本君自身のこともよく分かっていない私でしたから、参加させてもらったはいいが周りが知らない人ばかりでは落ち着かないだろうなと心配していました。

ところが世の中というのは本当に狭いものだということを実感させられることになりました。

厳島神社に到着し、事前の写真を撮っているそれらしい新郎新婦の姿を見つけ近づいて行こうとした目の前に、以前から参加させていただいていた「月一会」というゴルフコンペで、何度も同じ組みで回ったことのある「倉本さん」が居たのです。

お互いに状況が飲み込めず、噛み合わないやりとりが一言二言続いた後、どう見ても新郎新婦どちらかのお父さんという出で立ちを見て、この人は倉本さん、私が参列する式の新郎は倉本君、「えぇー」こんなことがあるんだとびっくりした次第です。

もちろん倉本さんも、私と息子さんがそういう関係だということなど知る由もなく、まったくの偶然不思議なご縁に驚くばかりでした。

お天気が心配されましたが、幸いなことに傘が必要なことにはならず、お二人の門出をたくさんの方々と一緒に祝うことができました。

これまでも何度か広島で披露宴に呼んで頂いたことがありましたが、今回ほど地元愛を感じさせられたことはありませんでした。

広島出身の彼は、どうしても厳島神社で式をあげたいと一年以上前から予約していたそうです。

それでも土日や大安といった日は取れず、月曜日になってしまったようです。

披露宴の中でも定番の、ウエディングケーキの入刀に、ナイフではなく「宮島のしゃもじ」が使われるという念の入れように、ここまで地元愛を感じさせられたことはありませんでした。

サッカーの関係者ということで、彼がジュニアユース時代に指導を受けた、私も旧知のサンフレッチェのスタッフや、初めてお会いする方ばかりでしたが、名刺を持って挨拶に来ていただいたサッカー関係者の方も数人あって、本当にあっという間の3時間が過ぎて行きました。

お二人のお幸せと、倉本君のこれからの指導者としての成長に少しでもお役に立てればと思いました。

さて、松江の本間さんからはコメント欄に感想をいただきましたので、そちらを見ていただくとして、もう一人アルバイトをしながらサッカー選手の夢を追い続けている稲垣君からの感想をご紹介しておきます。

こんなに1日が早く終わるのかと感じる充実した1日でした。

第7回西本塾で感じたこと、学んだことを1人で日々トレーニングするなかで、ちゃんと出来ているのか、と不安になったり、これはどうしたらいいのか疑問が出たりする中で、現段階で自分が今回参加していいのかとも悩みました。

でもやっていく中で自分の中で絡まっていた糸がほどけていくように悩んでいたものが消えていきました。
僕の中で大きな進歩になり、さらに深く深く掘り進めて行きます。

なかなか融通がきかず、自然な動きができない僕の悪いところも、これからはしっかり体を一つのものとして捉えて、しっかり連動して動けるようにしていきたいです!


他の受講生の方々と関わることができ、意識の高さ、現状を知ることができ、自分に甘さを感じたり、他人の動きがどんどんよくなる動きをその場で見ることができたこともすごく勉強になりました。

常に同じ内容を繰り返そうとするセミナーとは違う、一回一回が特別な会だと思える大切な会でした。
その5人でしか感じられないものがあり、これを生かしていくべきだと感じました。

これも全ては西本先生が1人1人に熱く、かつ身体同様にその空間を1つの生き物のように捉えているからこそできるのだなと思い、また人間性の凄さを感じられることも勉強になり、全てが自分に必要なものを与えていただきました。

まとまりのない文章ですが、これが僕の感じたことでした。
このことを結果としてお見せできるように精進していきます。
最後になりましたが、西本先生と奥様、本当にありがとうございました。


彼の熱心さは素晴らしいものがあります。
素直に私の言うことを吸収しようと、それはもう真剣です、目が違います。

これから選手としてどこまで行けるかわかりませんが、こういう人間こそ経験を積んで指導する立場に立って欲しいと思っています。

どちらかの縁を得て、彼には是非そういう道を歩んで欲しいと思います。

12月に行う「第9回西本塾」定員の10人に達し、受付を終了しました。

ブログや様々な媒体に書かれた私の記事を読み、それぞれご自分の現状や悩みが書かれた、受講動機を読ませていただき、少しでもお役に立てるようにと、毎回身が引き締まる思いです。

残念だったのは、受講動機が全く書かれておらず、興味のあるテーマというところに簡単な文書が書かれただけで申し込んで来られた方には、申し込みの受付は出しませんでした。

真剣勝負の場にふさわしい心構えを見せていただけなければ、私の気持ちは動きません。

10人の皆さんとの新しい出会いを楽しみに待ちたいと思います。

深める会の参加者から

先ほど終わったばかりの「深める会」に参加していただいた方から、さっそく感想が届きました。

興奮冷めやらぬ中、帰途の新幹線の車中から送っていただいたものと思います。

望月さんは12月に千葉県の市川市で行う「深める会」にもすでに参加の申し込みをいただいています。

それも、ご自分で経営している施設を会場として提供していただけることになっています。

もう少し待てば、私の指導を受ける機会があるにもかかわらず、こうしてわざわざまた広島まで来てくれる望月さんの熱意には頭が下がる思いです。

学ぶことに終わりはありません、自分が必要としているものを手にするためには、それなりの努力が必要です。

伝える側は、そういう思いに応える義務があります、参加してくれる人の気持ちを上回る熱い気持ちがなければ、相手が一人であろうと10人であろうと、何も伝わらないと思います。

今日は参加者それぞれが、「西本塾」に参加した後のご自分の取り組みや、新たな気づきなど貴重な意見を持ち寄ってくれたので、まさに「深める会」と呼ぶにふさわしい内容となりました。

初対面の方どうしが、まるで旧知の間柄のように、お互いの思いを共有し、意見を交換しながら進めていった午前中の座学は、私もかつて経験したことのない時間だったと思います。

思いつきのような形で始めた「西本塾」ではありますが、1年と少し、継続してきて本当に良かったと思います。

私の言っていること、やってきたこと、誰に評価されても別に嬉しくないし、けなされても関係ないと思ってきたのは、所詮私と同じ土俵に立っている人はいないという思いからでした。

傲慢な考え方と言われても、本気でそう思っていましたし、それは事実だと今でも思っています。

それが私の思いを共有してくれる、同じ目線で話が出来る人を作れるとは思ってもみませんでした。

中には思いが伝わらない人もいましたが、それでも私がそう思っているだけで、その人なりの理解はして帰ってくれたのだと思います。

12月に行う今年最後の「西本塾」、まだ1か月先のことですが、定員の10名に対してすでに9名の申し込みがありました。

そして先ほど10人目の申し込みがありました。

今その方からの申し込みを保留扱いにしています。

私から何かを学びたいという思いが伝わってきません、このブログを本当に読んでくれているとしたら、こんな申し込みの仕方はできないと思います。

過去にもそういうことがあって、お断りをした方も実際にありました。

真剣な思いで参加してくれる方との温度差を作りたくないからです、そういう人たちに申し訳ないですから。

他の方で、セミナーや講習会を主催している方が、どんな気持ちで人を集めているのか知りませんが、私はこういう気持ちで行っています。

深める会を終えて「Studio操」を出る時、今日も手伝ってくれた家内が、私を褒めてこういってくれました、「何十人も集めて表面的なセミナーをやっている人もいるかもしれないけど、あなたは少人数で、それも一人一人に対して真剣に向き合っているのは偉いと思う」そう言ってくれました。

生活にゆとりはなく苦労ばかり掛けていますが、こうやって支えてくれているからこそ好きなことが出来ていると、私の方が感謝です。

以下原文通りです、お読みください。

千葉県市川市の望月です。

本日は、深める会のご指導本当にありがとうございました。
また、奥様もビデオ撮影やその他のご配慮ありがとうございました。

私は12月の深める会IN東京にも参加予定ですが、今回の深める会にも参加させて頂きました。

そんな、わざわざ広島まで行かないで関東で待っていればいいのに、と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、私は広島港のあの場所で参加する事の意義をとても強く感じています。それは、言葉でうまく伝えられないですが、あの場所でしか感じられないものがあると思っています。

それは今回であれば、冬に近づく広島港の、風と共に感じる香りだと思います。
その香りは、私にとってかけがえのない何かを感じさせてくれました。それは、何か私が小さい頃に祖母の家に行く時に感じた香りでした笑。
うまく表現出来ずにすみません。

肝心の講義内容ですが、今回の深める会に参加した5名でしか作り出せない空気感でした。

また、違う5名であれば、また違った空気感になるのでしょうけど、今回の空気感はとても居心地が良かったです。

私の受講目的でもあった「からだほわっと」と「走るということ」を深く感じるにも、最初の講義では感じられないものを感じられました。

これは、深める会に行った人にしか分からない感覚だと思います。

初めての西本塾での講義は、私自身根っこを感じて受講出来た気持ちではいましたが、深める会では、根っこにも様々な根っこがあり色々な方向に根っこがあるんだなと感じました。

感じ方は人それぞれで、その様々な感じ方をする5名が同じ根っこを見る時間を共に過ごすことで、思い付きもしない発想を得られるのだと思いました。

また、その5名を各方面から引きつけ、それぞれの希望や要望に対して全てしっかり答える講義をされる西本先生は改めて凄い人だなと思いました。

そのような西本先生に私は到底なれませんが、学んだ事を深めていくことは出来ますので、継続していきます。

そして、いつか良い報告(サブ3達成)が出来るように頑張ります。

来年の予定は分からないとおっしゃっていましたが、私はどこまでもついていくつもりですので、今後とも何卒宜しくお願いします。

本日は、本当にありがとうございました。


こちらこそ本当にありがとうございました、明日からまた頑張りましょう。

って、私は明日、西本塾に参加してくれた、広島出身の倉本さんの結婚式に出席することになっています。

宮島の厳島神社で挙式をされるそうで、私にとっても初めての経験となりますので、とても楽しみにしています。

お二人の門出を「西本塾の参加者」を代表して、しっかり祝福してきたいと思います。

追記
12月の西本塾、定員に達しましたので募集を終了します。

夜遅く、同じく参加していただいた川端さんから感想をいただきましたので、追加させていただきます。

西本先生、熱いご指導ありがとうございました。

6月の西本塾参加から、自分なりに深めて、根っこをしっかりと掘ってから深める会に参加しようと思っていました。

今回まず、自分なりにやってきたことが間違ってなかった、こういうことをやってきました、といったことがいい方向性であって安心しました。

他の方々も教わった事を各々考え発展させていて、自分がいまサッカーに関わってないのが残念なくらいです。

私のテーマとして「走る」と「回旋動作」を体に染み込ませようというテーマでしたが、頭も身体も納得して帰ることができました。

走ることは、先生からも嬉しいお叱りを受けたように、何本走っても楽しい感覚が抜けず、次はもっと気持ちよく走ってやろう!と考えていたら20本も30本も走ってしまいました。

自分なりの感覚を書かせていただくと
・腰を高く保つ
・股関節を伸ばしておく
・地面を蹴らずに撫でる
・重心から進む
という感じです。

回旋動作も、先生の説明はシンプルで仙骨は動きが小さい故、再現性が高い。捻転差を作る。とても腑に落ちる言葉です。

ゴルフのスイングも、ババ・ワトソンになった気分で(笑)すぐに打ちっ放しに行きたいです。

その他からだほわっとや午後の伸筋トレーニングでも深める会ならではといいますか、感覚がどんどんと高まってく感じがあり充実でした。

明日からまたジムでどのようにクライアントに落とし込みをするか、こっからがまた勝負です。

1日通して、先生の話はシンプルで分かりやすくて、そして惹きつける力もすごいです。

また、観察眼といいますか動作を見る力もすごいです。

私もトレーナーとしてそういった部分も盗んでいきたいです。

今後も自分なりに発展させて、また広島に伺いたいと思ってます。

西本先生、また撮影などしてくださった奥様ありがとうございました。


今回はみなさんが受講の動機として書いていただいたことを読んで、西本塾で伝えたことをそれぞれの立場でどうやって生かしているか、またどういう問題点があるのか、また逆にこういう工夫はどうであろうかといった、積極的な内容のものを書いていただいたことで、私からの一方的な指導ではなく、参加者それぞれが自分の意見を発表して頂いたり、それをみんなで考え合ったりと、これこそ深める会だという雰囲気の中で行うことが出来ました。

12月の千葉での深める会も、人数は多いですが、こういう雰囲気になればと思います。

全員の細かい要望には応えられないと思いますが、現状報告や深める会での希望があれば、テーマとして取り上げたいので、メールしていただければと思います。

とくに川端さんは、走りの実技でこれはという感覚をつかめたことで、それこそ40から50メートルくらいの距離ですが、ほぼ全力のダッシュをいったい何本走ってくれたか、他の参加者が良い意味であきれるくらい嬉しそうに走ってくれました。

普通では考えられないことですが、現実に目の前で起こったことで、他の参加者も大いに刺激を受けたと思います。

私から学んだことに満足せず、どんどん工夫をし、それが本筋から外れていないかを確かめ、また新たなヒントをつかんで帰っていく、この雰囲気、過去の仕事では味わえなかった感覚です。

私の人生のあみだくじが、また面白い方向に動き出すきっかけを作ってくれた「西本塾」でした。

上手く走ることから

二足歩行となった、人間の基本的な能力である歩くという動きから走るとういう動き、私の考える走り方はこのブログでも詳しく取り上げ、西本塾に参加していただいた方々や、個別指導を受けに来ていただいた方には、それこそ手取り足取り指導をさせていただいています。

Newspicksのテーマとして短距離走を取り上げるために、改めて色々なものを調べてみました。

私がやっていることやお話ししていること、また指導していることは、私しか知らない私しかできないという、専売特許のようなものではないことは何度も繰り返し書いてきたつもりです。

人間という動物として、同じ機能を授かって生まれてきたわけですから、私には出来て他の人にはできないなどということがあるはずはないのです。

持って生まれた遺伝的な要素はそれぞれ違いますから、誰でも100mを10秒で走れるはずはありませんし、150㎞/時のスピードボールを投げられるわけではありません。

しかし、ある動作に関して、明らかに効率的に自分の体を使えている人間と、そうでない人間が存在していることも、まぎれもない事実です。

もちろん望む結果も出ませんし、体の故障の原因はほとんどここにあると言っても過言ではないでしょう。

私に言わせれば、出来るはずのことが出来ていないということになります、けっして出来るはずもないことを出来るようになろうとか、私が出来るようにしてあげますと言っているわけではありません。

今私が提唱している走るという行為での体の使い方、これは私の目に見える、私が身に付けてきたフィルターを通して、超一流と呼ばれる選手たちの体の使い方を見た時、共通する何か、最大公約数的な要素をを見つけることが出来たというだけの話です。

それはたんに陸上選手だけの話ではなく、競技として走ることが要求されるあらゆるスポーツに共通するものでした。

ですから走ること自体を目的とする、陸上競技の選手や指導者の方々にとっては当たり前のことで、私ごときが今さら何を言っているのだと、きっと思われているだろうという気持ちもありました。

しかし、現実にはそうでもなかったようで、私の提唱している走り方のイメージは、こうして言葉で説明しても、到底イメージ出来るものではなく、実際に行うことも出来ないと言われることがほとんどでした。

そんなはずはないと、色々検索してみましたが、ありますあります、本家陸上競技の指導者がアップしている動画の中には、私が言わんとしていることとほとんど違わないニュアンスのことが説明され、実際に指導されていました。

ならばなぜもっとこの走り方のイメージが広まっていかないのでしょうか。

動画をよくよく見てみると、指導されている側が、指導している側の要求している動きを本当に理解できているのか、ただ言われた形をまねているだけなのかが判断しづらくなってきました。

たしかに指導をするうちに動きは変わってきます、とりあえず言われたことが出来ているようには見えます、ですから指導は正しいものだと思います。

では私が指導するときと何は違うのだろうと考えた時、それは体の仕組みや筋肉の性質といった、基本的な体の仕組みからしっかり説明がされているかどうかではないかと思いました。

地面に接しているのは、足の裏であることは間違いありません、ただそれだけを思ってしまうことで、地面の反力を得て体重を運ぶという体重移動のエネルギーを生み出すということになってしまうと、話がそこで終わってしまうのです。

上半身と下半身の接点は、大腿骨と骨盤が形成する股関節ということになります。

その股関節をうまく使って、地面を蹴って自らの体重を運ぶという「体重移動」という概念と、股関節をできるだけ自由にするために、広背筋の収縮を利用し、骨盤を後上方に引き上げてもらう、骨盤から立ち上がる背骨のS字カーブがしっかりとれることで、肩甲骨が背骨側に引き寄せられ、いわゆる腰の入った良い姿勢が取れる、さらにその姿勢であれば、広背筋の停止部である上腕骨の小結節部分を後方に引き寄せやすくなり、その後方への小さな腕振りによって、骨盤の動きを制御して回転数を上げることで、スピードにも乗っていける。

言葉で書いていくと、まさにそんなうまい話があるのかと言われてしまうような言い方になってしまいます。

うまい話はまだまだあって、そういう風に体が連動してくれると、着地する足の位置が、体の重心である股関節のほぼ真下になるために、勢いがついた体の重さに対してブレーキがかかりません。

一般の方でジョギングをしている人のほとんどは、着地が股関節よりも前になっていて、体重を前に運ぶ、それを着地で受け止める、着地した足を重心である股関節が追い越す、後方に残った足が地面を蹴って推進力を得る、の繰り返しになっています。

地面を蹴らないでどうやって進んで行くのだ、そうです、誰もまったく蹴っていないとか、蹴ってはいけないとは言っていません。

これまでの走り方に比べると、という意味ですが、それでもスムーズに走れるようになると、本当に蹴っている感覚はないのに、どうして自分は進んで行くのだろうと不思議な気分になるのです。

これが「重心移動」で走っているという感覚です。

そのためには、たんに走り方だけを指導したのでは、本質的な部分が全く伝わらないのです。

以前指導を受けに来ていただいたランニングの愛好者の方が、「似たような指導を受けたことがあり、今の主流は真下に着地することだというのは聞いてはいるが、実際にどんな感覚なのか全く理解できなかった」と言われました。

まさにそういうことです、枝葉やきれいな花をいくら見せられても、肝心な根っこの部分が見えていないために、その場限りのお花見状態になるのです。

私の指導を受けてから、そういう方の指導を受けることがあれば、素直に体は動いてくれると思います。

この根っこの部分が分かってくると、必ずと言っていいほど質問を受ける、中間走のイメージは分かったが、スタートダッシュはどうやるのか、ターンやストップの時の感覚はどういうものなのかという所も分かってきます。

こういう質問をするということは、私が提唱する本当の意味での股関節のローリングを使った走り方というものが理解できていないということなのです。

股関節のローリングが小さくなれば、アイドリングという言い方に変わります。

ストップという言い方も停止ではなく、その場に留まって次の動作に備えている状態という言い方に変わります。

スポーツ動作の中で走るという行為は、目的地も瞬時に変わり、スピードの切り替えや姿勢の変化、また移動しながらのドリブルやボールを蹴ったりラケットを振ったりという、そのスポーツ本来の目的となる動作も行わなければなりません。

そのもっとも基本となる走るという行為、もっと真剣に取り組まなければ、それぞれの競技力の向上は望めないでしょう。

逆に言えば、いわゆる技術的な部分が伸び悩んでいると思っている選手は、この基本動作である走るという行為がうまく出来るようになることで、自らの動きを自らコントロールするということが出来るようになり、一つの壁を超えることが出来るのではないでしょうか。

永遠のテーマである「体づくりから動きづくりへ」の意識の大転換は、この走るという行為が最も端的にそれを測る指標となります。

大きな体、強い筋力では、上には上がいるのです、さらにそれを求めた結果、体に対する負担は大きくなるばかりです。

「動きづくり」にはゴールがありません、無理なく無駄なく効率的に、これを実現させていく作業はとても楽しいものです、何といっても体が喜んでくれるのですから。

週末は「深める会」が待っています、5名の方がそれぞれの思いを持ってここにやってきてくれます。

色々な方々との出会いが、毎回「私自身を深める会」となっています。

皆さん気を付けてお越しください。

12月に行う西本塾も、すでに9名の方から申し込みをいただいています。
今の自分に出来ることをしっかりやっていきたいと思います。

思いつくままに

週末、何年振りかになりますが、親族以外の結婚披露宴に招かれ出席してきました。

出たり入ったり3回も繰り返し、2年前に卒業という言葉でチームを離れさせていただいた、三菱重工広島硬式野球部の元選手が35歳にしてやっとゴールインしてくれました。

今の世の中では35歳は決けっして遅くはない年齢ですが、私の知る限りスポーツ選手特に野球選手は早く身を固める選手が多く、彼が引退した後もなかなか報告がなかったので心配していたところでした。

披露宴では久し振りに野球部関係者と顔を合わせ、私の事情を知らない方からは、「わざわざ東京から来てくれたのか」 と声をかけていただく方もあり、説明に困ってしまいました。

三菱を離れる決心をしたのは、けっして翌年、川崎に行くことが決まったからではありません。

いろいろな要素があって一言では言えませんが、これ以上自分がこのチームにいても、今以上の貢献ができないと自分で判断したためです。

夏には自分の中では決めていたと思います。

そうこうしているうちに風間八宏君から熱心に誘われ、結果的に川崎に行くことを決めましたが、おそらく三菱の関係者の人たちには、川崎に行くために三菱を辞めたという事になっていた思います。

それがたったの数ヶ月で帰ってきたのですから、今回何人もの方から事情を聞かれてしまい返答に困ってしまいました。

社会人野球の置かれた環境は相変わらず厳しいようで、三菱重工というとんでもなく大きな企業であっても、企業スポーツ全盛の昭和の時代のようなわけにはいかないようです。

それでも平成8年、サンフレッチェを辞めて、初めて社会人野球チームで仕事をし、都市対抗野球大会で準優勝出来たことは、私にとっても忘れられない思い出となっていて、その当時の監督さんやコーチに会うと、思い出話に花が咲くことになります。

私の当時の印象は、今では考えられないほど白黒はっきりさせなければ気が済まず、どうやったら勝てるか、その一点だけを考えて毎日過ごしていました。

スタッフからは、独断で物事を進めないでくれとクレームがつき、半年弱で結果が求められた私は、その度に衝突しながらも信念は曲げず突っ走って行きました。

選手たちの戸惑いも大きく、本当にこんなやり方で勝てるのかと不信感をあらわにする選手もいましたが、最終予選まで無敗で突き進んでいくことで、少しずつ信頼を得ていけたように記憶しています。

あの頃の選手たちからは、私は怒ってばかりで笑った顔を見たことがないなどと、大袈裟に言われることもありますが、完全否定ができないのも正直なところです。

宴席では、主賓の方々が座るテーブルに名前があり恐縮してしまいましたが、スポーツとくに野球においての規律や厳しさがどんどん薄れていることが自然の流れなのか、それとも必要で残しておかなければならない部分があるのか、真剣に話をしてしまいました。

都市対抗出場を連続して逃してしまいましたが、なんとか来年こそ復活して頑張って欲しいと思います。

さてテニスの錦織圭選手がまたまた大活躍しています。

一昨日の夜、一度も勝っていなかった地元イギリスのマレー選手を破り、今日はランキング2位のジョコビッチ選手との試合が行われる予定です。

Newspicksの記事で、テニスの選手を屈筋を主に使うグループと、伸筋を主に使うグループに分けて、その特徴などを書いたのですが、私は錦織選手を屈筋優位のグループに入れました。

詳細は記事をご覧いただきたいのですが、今回の試合を見て、私の見方は間違っていなかったと確信しました。

相手のマレー選手は、これまで同じタイプのプレーをする選手と言われ、その完成度において一日の長があるマレー選手にはどうしても勝てなかったのだと思います。

それが今回の試合、全てを見たわけではありませんが、錦織選手のプレースタイル、日本的に言うとまさに「変幻自在」、我慢してチャンスを待つのかと思えば、意表をついて積極的に攻めに転じたり、相手のミスを誘うような長いラリーで消耗戦に持ち込んだりと、相手にとっては試合の流れを読みにくい、どんなやり方にも対応できるオールラウンドな強さを発揮してくれました。

ストロークの力強さは、明らかに錦織選手の方が上に見えました、これは屈筋を使っている証拠です。

それでもスタミナ勝負となったラリーでも、体は動き続けています、驚異的な身体能力です。

今夜の試合が本当に楽しみになってきました。

昨日Newspicksにアップされたのは、ゴルフに関する記事ですが、サッカーなどに比べるとコメントしてくる人の数が少ないようです。

競技人口が減っていることと、見るスポーツとしての関心の低さが要因だと思います。

このブログでも何度も取り上げてきましたが、専門家と呼ばれるプロやレッスンプロ、また競技レベルのアマチュアの方々を含め、同じ目的に対してこれほど方法論や考え方の違うスポーツはありません。

さらには、ハンデを貰って同じゴルフ場で同じコースをプロの方と回ることができるという珍しいスポーツではありますが、その飛距離や技術はとんでもなく遠いレベルで、我々が勝負どころか真似をすることもできません。

それでも上には上がいるもので、世界のトッププレーヤーと日本のトッププレーでは、まだまだ大きな力の差があります。

生涯スポーツとして、また老若男女を問わず、二世代三世代が一緒に楽しめるスポーツは、ゴルフをおいて他にはないと思うので、もっと気楽にプレーが楽しめる環境づくりをして欲しいと思います。

ゴルフの技術はこうすればいいという言い方で括れません、自然が相手で同じコースを何度回っても、全く同じ場所から同じ条件で打つということはありません。

だから難しいし、挑戦意欲も湧いてくるのです。

Newspicksの連載はまだ数回ですが、私の当初の目論見通り、経済ニュースをリアルタイムで手に入れようという人たちの息抜きという役割は十分果たしていると思います。

もう少しは題材がありますので、頑張って続けたいと思います。

追記

12月21日日曜日に「西本塾を深める会」を東京地区で開催の予定です。
これまで参加していただいた方が中心となって企画を進めていただいています。

この会の開催については紆余曲折がありましたが、現在7名の方から申込みをいただいています。
会場等詳細はまだ決まっていませんが、開催自体は決定しています。

若干名でしたら追加も可能かと思いますので、お問い合わせください。

せっかくの機会ですから、個人的に広島にきて指導を受けていただいた方にも参加資格を広げてもいいかなと思っています。

嬉しい知らせ

昨夜、2か月ほど前から指導をしている高校球児から電話がありました。

練習試合に登板して、納得のいく投球ができたと声を弾ませて報告してくれました。

私にとって何よりもうれしい瞬間です。

週に一度、それも必ず毎週という訳にはいかないようで、まだまだこちらが教えたいと思っていることの数パーセントくらいしか身に付いてはいないと思いますが、それでも私のところに来る前と比べれば、目に見える変化がすでにあったようです。

野球の投手の投球動作、私にとっては子供の頃から考え続けてきた命題です。

自分が果たせなかった夢、その夢を具体的な目標に変えて頑張っている選手たちに、夢先案内人として一人でも多く、正しく伝えてあげたい、ずっとそう思っています。

野球は投手の手をボールが離れない限り、試合は進行していきません。

9回裏2アウトまで完璧に抑え込んでいたとしても、最後の一人に投げたボールがホームランになれば、1対0で負けてしまうのが投手の宿命です、ホームランどころかエラーで負けてしまうこともあります。

野手であれば、3打数ノーヒット3三振であっても、最後の打席にぼてぼ手の内野安打の間に1点取ることが出来たら、その瞬間にヒーローインタビューが待っているのです。

何度もそんな試合を経験しました。

だから投手には相当な覚悟が要ります、結果も含めすべてを受け入れなければなりません。

メンタルトレーニングとかそういうことではなくて、自分が本当にやらなければならないことを、常日頃から100%真剣にやり続けているという自信と覚悟がなければ、マウンドに上がる資格はありません。

その何をしたらいいのかという部分を分かっていない選手が多いのです、それを明確にして導いてあげるのも私の仕事です。

中途半端な気持ちでマウンドに立たれたのでは、他の選手に申し訳がありませんから。

やることはやっています、今日はちょっと調子が悪かったですでは済まないのです。

人間ですからいろいろあるでしょう、家族の心配事だったり、自分の体調のこともあるでしょう、でもマウンドに上がると決めたからには、その日の自分が普段の30%の力しか出せない状態だったとしても、それを言い訳にはできないのです。

本当にチームに迷惑がかかると思うような状態なら、事前に勇気を持ってそういうべきです。

そうでないのなら、その瞬間が自分のベストだと思って、持っている能力のすべてを出し尽くさなければなりません。

他のスポーツでも、試合の後になって解説者という立場になっている元選手が、実はこの選手はどこそこを痛めていたとか、体調不良だった、などという言い訳めいたことを、私だけが知っている情報として、話をする人がいますが、こんなことは論外です。

選手に対しては「なら出るなよ」、解説者に対しては「知ってても言っちゃダメでしょ」、勝負の世界これが正論です、絶対に後で言ってはダメです。

高校生ですから、身体も技術もまだまだ未熟ですが、本人の向上心というか意識がものすごく高く、こちらも言葉を選び分かりやすく指導しているつもりですが、本当に一生懸命真剣に取り組んでくれています。

実際のグランドで指導できる立場にはありませんし、またまた私の悪い癖で感情移入が大きくなりすぎると、お互いにしんどくなっても困りますので、「スタジオ・操」の中での指導と割り切って、できる限りの指導を続けたいと思っています。

それにしてもこんな短期間で変化が出てくるのは、私の投手に対する理論やトレーニングの方法がしっかり確立されたものであることの証明だと思います、改めて自分に自信を持っていいと思いました。

問題は選手の取り組む姿勢で、プロの選手であってもすべて一から作り直すくらいの覚悟がないと、レベルが上がればそれだけ結果に結び付けるのは難しくなります。

もう11月になりましたが、私の能力を必要とする組織は残念ながら無いようです、もちろん個人的に必要とされていることには十分満足していますが、自分の中で何かが足りない、その思いはやはりくすぶっています。

一期一会、色々な方に指導をさせていただきますが、良かったこと悪かったこと何かしら知らせていただくことが、私にとって一番の励みになります。

人間関係を作るのが一番苦手な私が言うと説得力がないですが、私をうまく利用しようと思うなら、昔風な言い方ですが「報・連・相」というコミュニケーションがやはり大事になってくるのでしょうね。

もう過去のことがどんどん頭の中から消えてしまいますので、誰に何を教えたのかも思い出せない人が出てきます。

忘れられない人はどうやっても忘れられませんが、人間そのあたり上手くできているのだと思います。

プロと呼ばれるために

プロ野球もシーズンを終え、各チーム来期に向かってスタートを切っています。

地元広島東洋カープも、緒方新監督が就任し、早々に新外国人選手の獲得も決まり、来シーズンはいよいよ本気で優勝を狙うチームとしての体制が整いつつあるようです。

以前にパーソナルトレーナーとして一緒に戦った、佐々岡真司元選手も、7年間の評論家生活にピリオドを打って、2軍の投手コーチ就任が決まりました。

あれだけの実績がある彼が、なぜ一軍ではなく二軍の投手コーチになるのか、フアンの方の中には疑問に感じる方もあるかもしれません。

私はこの人事、カープ優勝の大きな切り札になるのではと思っています。

私が彼と関わっている9年間、何人かの他の投手たちとも言葉を交わしたことがありました。

プロの1軍で投げる投手とはいえ、もちろん長所はありますが、ここを直したらもっと良くなるのにという部分は誰にでも必ずあります。

突然言われても困るでしょうが、本人が気づいていないとしたら気の毒なので、それとはなしに話しかけたこともあります。

なるほどそういう見方もあるのかと、思ってくれる選手もいましたが、「今ここに立っていられるのは、今の自分の技術を評価されてのことで、今すぐそれを変えることはできない」という意味の返事が返ってくることが多かったです。

たしかにそうでしょう、アマチュアとして活躍し、プロの球団からスカウトされて入団してきた選手たちです、それなりに実力はあるでしょうし、プライドも持っていると思います。

しかしそのままで通用するほど甘い世界ではありません。

いち早く改善点を見つけて、さらなる向上を目指さなければ、数年後には消えていく運命にあるのです。

入団して早い段階で、自分の力と一軍レベルの差を感じてしまい、自分から諦めてしまうように見えた選手もいます。

車に乗るためには運転免許証が必要なように、プロ野球選手として活躍するためには、まずプロのユニフォームを着なければなりません。

それはゴールではなく、本当にスタートラインに立たせてもらっただけで、まだスタートすらできない状態であることを自覚しなければなりません。

これから何をしなければならないのか、自分で考える力がなければ、そのまま取り残されてしまいます。

プロという組織は、何かを教えてもらいに行くところではなく、自分の力でお金を稼ぎに行くところです。

詳しくは分かりませんが、ビジネスの世界でもこれまでは終身雇用という発想の中で、何もできない新人を数年かけて教育し、少しずつ戦力として育てていくというのが当たり前だったと思います。

それが今では、その分野に関して高い能力を身に付けた即戦力をかき集め、すぐに戦力として働いてもらうというスタンスに変わってきているのだと思います。

スポーツの世界こそ、そういう意味で最もシビアな世界で、戦力にならないと判断されれば、即契約を打ち切られてしまうです。

そうはいっても、入団してきた選手をただ好きなように練習させて試合経験を積ませるだけでは、本来の意味での成長は望めません。

一軍の試合に出場し、勝利に貢献できる選手を育てる、そういう意味で二軍の指導者は一軍の指導者以上に、大きな責任があると思います。

小さいころから野球に打ち込み、言葉は悪ですが、野球しかできないつぶしのきかない人生を歩んできた若者が、夢を叶えプロの世界に飛び込んできたにもかかわらず、的確な指導もされないままに放り出されてしまうようなことがあっては、彼らの人生を大きく狂わせてしまうことになります。

それは勝負の世界の厳しい現実であることは間違いないのですが、やはりプロの組織としての受け入れ態勢を整えておくというのは、最低限のことであり、選手に対する礼儀でもあると思います。

そういう意味で佐々岡君の二軍投手コーチ就任は、現在二軍で伸び悩んでいる若手や、これから入団してくる選手にとっては朗報だと思います。

投手というポジションの特性もあるとは思いますが、独立独歩あまり人の言うことに耳を傾けない、よく言えばマイペースな人間が多いように思います。

そういう意味でも佐々岡君は9年間、こんな私の分かったような分からないような理屈に耳を傾け、提案するフォームや練習に取り組んでくれました。

体に染み込んだそれらのノウハウを、これからいかに選手に伝えていくか、これは自分がやることよりも難しいことだと思います。

ある意味佐々岡君だからできたという部分もあります、捕手のミットから目を切って投球モーションに入り、打者に佐々岡君の視線からコースを悟られないようにしようと提案したことがありましたが、コントロールに自信のない投手であれば、絶対にできないし提案できなかったことだと思います。

とにかくさまざまな工夫をしながら9年間を終えましたが、それらを受け入れる能力がある若手が何人いるか、彼がどうやって指導していくか、これから指導者としても一流を目指すためには、まず二軍の若手を育てることが出来なければ、名前だけのコーチで終わってしまいます。

陰ながら応援していきたいと思っています。

これまで広島カープは、本気で優勝を目指すのかと疑いたくなるような言動が多かったと思います。

これだけ応援してくれるフアンが増え、機運が盛り上がってきた今、球団としても本気で優勝を目指しているというアピールがなければ、さすがに温かい広島フアンも離れてしまいかねません。

親会社を持たない市民球団と言われていますが、現実的には個人商店のような経営で、オーナーの権限が絶対の組織のようですが、球団の安定経営ばかりに目を向けるのではなく、フアンが一番望んでいるチームの勝利、優勝へ向かって舵を切ってほしいと思います。

サッカーも、J1は残り3試合となりました。

各チーム終盤の順位争いと同時に、来季の構想がサポーターの話題になる季節にもなってきました。

Jリーグはチーム数も多く、経営状況もクラブによってさまざまですが、クラブが会社という組織として、健全に運営されていくことが企業経営者としては最も手腕を発揮しなければならない部分なのでしょう。

そこには様々な要素が含まれていると思います。

私のように現場でしか仕事をしない人間からすると、選手に対して非常に甘いというか、厳しさと優しさを取り違えているのではないかと感じたことも多々ありました。

たしかに選手はクラブにとって最も重要な商品です、大事に扱うことは当然です、しかし、その大事な商品の価値を高めるのは、たんにサッカー選手としてピッチに立ち、プレーをしている時だけではないはずです。

現場は現場、フロントがあまりにも選手の言葉を聞きすぎるのはいかがなものかということもありました。

チームワークとかチームの和とかいう言葉が、違った意味で使われてしまい、本当の意味での平等とか上下関係というものが薄れてしまっているのではないでしょうか。

もう20年近く前の話ですが、社会人野球の指導をしていて、遠征して行った練習試合に、ふがいない負け方をした日の夕食時に、何の反省もなくにこやかに食事会場に入ってくる選手たちに向かって大声を出したことがありました。

大きな大会を控え、もっと緊張感のある時間を過ごしてほしいと思っていた私にとっては、納得のいかない選手たちの姿でした。

いつまでも引きずらず、すぐに切り替えて次に向かって準備しようなどと、聞こえのいい言葉が使われるようになりましたが、それにも限度があるだろう、今それで済ませていいのかというのが私の思いでした。

自分たちが置かれている立場、社会人野球とはいえ、お金をもらって野球をやらせてもらっている選手たちです。

あの場での姿を、もし応援していただいている社員の方が目にしたらどう思うでしょう、背負っているものがあるのです。

プロの選手たちはなおさらです。

普段それぞれ働いて得た、貴重なお金を払ってスタジアムに足を運び、レプリカのユニフォームやグッズを買って、心の底から応援していただいている方々の前で、自分の持っている力のすべてを発揮して戦わなければ、それはもうプロの選手とは言えません。

感謝の気持ちを持ってなどというきれいごとではなく、どこから誰が見ても真剣に戦ったという気持ちが伝われば、応援してくれるサポーターは、最低限満足してくれると思います。

もし選手たちからそういう気持ちが伝わってこなかったとしたら、サポーターはどうすればいいのでしょうか。

選手たちは一生懸命頑張りました、で済むのでしょうか。

昨年チームを離れサポーターの方と同じ目線で話をさせていただく機会があり、その思いが強くなりました。

私の厳しさは間違っていないと思いました。

勝負ですから、勝つこともあれば負けることもある、ただ勝つための準備を精いっぱい行い、気持ちを込めて戦った結果であるかどうかがプロとしての結果だと思います。

自分に足りない能力があって、それを改善したい気持ちがあるのなら、年齢は関係ないと思います。

もっともっと努力して、何のために誰のためにプロとしてプレーしているのか、真剣に考えてほしいと思います。

プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。こちらもご覧ください。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。

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