深める会の感想その2、私も少しは誰かの役に立つことが出来ていたんだと思います。

西本塾そして深める会、思い返せばあっという間の3年間でした。
何度も書いていますが、一番成長させてもらったのは他でもない私自身です。
来るものは拒み、去る者は追わず、誰にも影響されず我が道を往く、そんな自分勝手な人生哲学を正しいものと信じて、まさに好きなように生きてきました。
そんな私が発信した言葉から始まった勉強会でした。
まだ全てが終わったわけではなく、来月新たな出会いがあるかもしれませんが、三年間の集大成という気持ちで行った今回の深める会、塾生以外の方には、あまりにも感傷的な言葉が並び、その場の雰囲気を想像することさえ出来ないと思いますが、分かってくれる人とだけ気持ちを分かち合えればそれで十分です。
この3人で4人全員の感想が届きました。
誰でもない、私自身がしっかりと一人一人の言葉を噛み締めて読ませていただきます。
今日は太字の強調も、色付けもしていません。
一言一句に差を付けるような細工をしたくなかったからです。
是非、お読みください。

西本先生、奥様、智志さん、深める会17期生の皆さま2日間ほんとうにありがとうございました。

今回初めて深める会に参加し、参加動機からではなく、先生がすでにホワイトボードに書かれた人間の絵と、言葉の説明を最初にされてからスタートしました。

そのときの新しい発見、表現が見つかったことを真っ先にお話していただき、そのときの西本先生の表情がキラキラしていて、その溢れ出る言葉から、西本理論というものが常に進化していくのは、このなぜ?どうして?を追求する気持ちを持ち続け、完成というものはこれからもなく、立ち止まらずに少しでも良くしたい、伝えたいというのがひしひし伝わり、スタートで心を打たれました。

前回西本塾に参加して約半年で、この深める会に参加しました。半年間はほんとうにあっという間で、自分なりに体の連動というものを考え、思ったことを実際に試し、走りや、野球に取り入れ試行錯誤を続けてきました。

しかし、深める会での1日目にアイドリング、引っ張り出しのドリルでは全くできていないと指摘され、一体自分はなにをやってきたんだろうと頭が真っ白になり、周りが見えなくなっていたところで、もっと周りを見るよう先生に言っていただき、簡単に理解出来るわけがない、少しでも理解できるようにしようと思い、智志さんや他の塾生の皆さんの動きを目に焼き付けました。

そして2日目の屋外での走りで突然感覚がよくなり、先生にも良くなったと言っていただき、なんで良くなったのかはそのときは分からなかったのですが、続けてきたことが、良かったこと悪かったことも含め繋がったのかなと感じました。

今回深める会に参加し、西本塾とは違う体の本質的なことについての話がとても印象的で、先生にも初参加の初心者では理解できないと話をされ、実際には聴いていて、なるほどと思っていましたが、本当に伝えようとしている本質は、まだ分かっていないし、理解が上部だけなのは、自分でも分かっていました。

そして、なんのためのメモか分からないと先生には言われてしまいましたが、自分は今すぐには理解できないけれど、今後さらに深めていき、悩んだときにこのこと言っていたのかと分かるようにメモをとらせていただきました。

今回も智志さんの動きにはとても驚かされ、動き作りの大切を見せていただきました。

走りや、動き、投球フォーム、バッティングフォームの滑らかさから、体を自分のイメージ通りに再現できているように感じました。

体の連動を理解して、ドリルの意図を理解し、継続したトレーニングをし続けることの大切さをとても強く感じました。

そして、17期生の皆さまが実際に現場で生かされている話をきいていてとても刺激なりました!

長尾さん、橋本さんの西本理論への理解の深さには驚くとともに、先生の話で参加当初は全く理解できていなかったということが、本当に信じられなかったです。

清水さんは実際に生徒さんに指導をされ、人に伝えることで、悩みながらも、さらに深めていて、みなさんの話を聞いて羨ましく思いましたが、少しでも良くしようとすることの積み重ねを、継続することしか方法はないと自分は感じました。

西本先生は西本塾、深める会を通じて先生自身がものすごく成長したとおっしゃられていて、自分がこの深める会に参加し得た学びは、今まで西本先生の元で学んだみなさまのおかげなのだと感じました。ほんとうにありがとうございました!

今回の学びを成長に繋げ、先生の言葉を自分のなかに落とし込み、自分の言葉と体で表現できるようにしないと、人に伝えるとことはできないので、現在地を把握し、こつこつと継続していきたいと思います!

2日間はあっという間で、ほんとうに楽しい時間でした。
西本先生、智志さん、17期生のみなさま、そして西本塾生のみなさま、本当にありがとうございました!

今後ともよろしくお願いいたします!!

来週からの2週間慣れない生活で大変だとは思いますが、日本を変えるチャンスだと思うので、体に気をつけてがんばってきて下さい!!
絶対にうまくいくと信じています!

17期生 Y.I

西本先生、奥様、智志さん。
そして、「深める会その17」参加者の皆様。
2日間の濃密な時間をありがとうございました。

今回私は募集期限を過ぎているにもかかわらず、西本先生に無理な相談を聞き入れていただき参加させていただけるということになりました。

そうまでして参加したかった理由としましては。深める会という場は私にとって掛け替えのない場で、人数の多少は関係なく私1人が訪れた事では絶対に生まれ得ない何かが必ず生まれる場であるからです。

西本先生のお考えもあり、今後の西本塾、深める会の開催は未定、となった以上どうしても参加したいと思いご相談させていただきました。

そのような気持ちで臨んだ今回の深める会は、私にとっても現時点での集大成であり、またこれからも歩み続けていくための掛け替えのない一歩となる会になりました。

深める会終わりの最後の一言でも述べさせていただきましたが、今回2日間を通しての学びを終えた時本当に小さな変化ではありますが「メモを取る事が極端に少ない。」という事が起こっていました。

初めて西本塾に参加した頃は「余すことなく理解したい。少しでも早くモノにしたい。」という思いからペンを走らせる事が多かったのですが
、今回西本先生とはメモなど不要の言葉だけでなく動きを介しての会話も、これまでの会の中で1番行うことができたように思います。

これは本当に小さなことですが、私にとってはようやく訪れた待ちに待った感覚でした。

そして新たに、私1人では発想できていなかったであろう身体との向き合い方。捉え方。を学ばせていただきました。

話は少し逸れますが動画と共に相談させていただいた投球動作時、肩に痛みを感じていた後輩ですが昨晩施術にあたり、肩を意識させないよう少しずつ誘導することで症状が軽減していきました。
彼は公務員で、現在所属している公務員の社会人野球のチームはオフシーズンに入り、本人は今までにない身体作りが必要であると考えているようなので、これからは施術を続けながらピッチングフォーム、バッティングフォーム、走法など身体の連動を上手く使った動き作りを徹底的に行っていこうという方向に進み出しました。

彼は現在19歳、6歳の頃から野球を始め肩の痛みに悩まされ、ピッチャーを諦めたこともありました。
今の彼の夢は一度でも全国大会を制覇することと、45歳まで現役でプレーすることだと言っていました。(今シーズンは全国大会に出場し、初戦で前年優勝チームに僅差で敗れたそうです。)
その夢の手助けをお願いしてくれた彼の想いに私も全力で向かい合いたいと思います。

そんな彼と今の形で向き合えているのも西本先生と出会えたおかげであります。

私は西本先生と出会い、西本先生の下で学ばせて頂くようになってから早いもので1年半以上の月日が流れました。
ここまで私に様々な気づきを与えてくださった西本先生には、「感謝」という言葉だけでは伝えきれませんがそれだけではなく私が現時点まで歩んでこられたことには様々な必然の積み重ねがあったからだと思います。

西本先生もおっしゃっていたことですが、川崎での仕事を終え、西本先生が広島に帰ってこられたこと。
私が西本先生の存在を知るキッカケになった木崎さんの記事。
Conditioning studio 操にて施術やトレーニングを受けられた方々。
西本先生のBlogやTwitterへコメントをしてくださった方々。
西本理論に賛同し、西本塾にて各々が数々の悩みや疑問を持ち寄りそれらを共に深めさせて頂けたこと。
訪れるたびにいつも笑顔で支えてくださる奥様。
3月からの智志さんの参加という大きな変革。

これまで思っていた通りの出来事や、思ってもいなかったような出来事も起こってきたと思います。

ですが、それら全てが西本先生の血となり肉となり、私を含めた西本塾生の気づきに繋がっていったと思っています。

この場でのコメントを通して、ここまで西本理論に関わってきた全ての人と出来事に。感謝と尊敬の気持ちを伝えたいと思います。

本当にありがとうございました。
これからも末永く宜しくお願い致します。

西本塾 第11期生 長尾 真吾

西本先生、智志くん、奥様この2日間いやこの2年間本当にありがとうございました。

去年の西本塾を受講した際の自分の考えの浅はかさを指摘して頂いたことで、ここまで変化することができました。

常日頃の自分の行動、発言を思い返し疑問を投げかけることを心がけています。
今となっては初回の受講動機の内容は自分でも恥ずかしさでいっぱいです。

毎回受講する度に驚きがたくさんありました。
自分の身体との対話の質の低さにも気付かされます。
僕は現状に満足してしまう人間でした。
ですが、西本先生に出会いそれではいけないということを痛感させられました。
世の中には知らないことばかりなんだと。
生涯勉強だと思っています。
これは出来ない、あれはできないと僕は決めつけて逃げることばかりでした。
今は挑戦できることには全てやってみて自分でまず感じて伝えています。
それから皆に薦めてみることを今はやっています。
固定概念を自分で無くすことでこのような行動を取れるようになったと思います。

毎回の気づきや、西本先生の言葉の変化は今まで出会ってきた人達が本気で西本先生と対話して生まれたものだと思っています。
毎回自分は教えてもらうだけじゃいけないんだと思います。来たくても来れない人の分まで自分が学んで伝えていかなければなりません。
危機感と高揚感という二つの想いが自分の中で出てきました。

自分の名誉や地位を気にせず必要としてくれる人達に応えるために立ち止まるわけにはいきません。
間違った言動、行動ばかりしてしまう自分ですがその度に自問自答し前に進んでいきます。
西本理論が当たり前になるように。
当たり前のことが当たり前なんだと言えるように。
固定概念を持つことがどれだけ新しい出会いや考えの邪魔になるかそれも壊していかないといけません。

西本先生に出会えて本当によかったです。
これからも引き続きお世話になります。
西本先生が点けた灯は西本塾生みんなで絶やさないようにします。

今回深める会の集大成で得たことは、日本各地で頑張っている塾生と共有しまた新たな気づきを生み出していくことを塾生からやっていきます。
与えられるだけではなく自発的に行動していきます。

本当にこの3年間西本塾お疲れ様でした。
来月受講されることを悩んでいる人がブログを読んでいる人の中にいると思います。

これだけは言わせてください。
今の現状に疑問を持っている人、誰かのために力になりたい人、身の回りを変えたい人、自分を変えたい人。
行くことに悩むぐらいなら悩むエネルギーを広島に来て学ぶことに使ってください。
必ず自分の何かが変わります。それは人それぞれです。
行動しないと誰にも自分の考えは伝わりません。
西本先生は本気の人には必ずぶつかってくれます。
それは僕が保証します。
こんな僕を見捨てずに成長を見守ってくれました。

最後の一言では僕も泣きそうでした。
この歳になってここまで叱ってくれる人はいません。
言われる度に絶対にいい形で返したいと思っていました。
僕の自慢の師匠であり父親だと思っています。
だからといって甘えたりはしません。
今は見えないぐらい高い壁ですが必ず越えてみせます。
それが自分が出来る最大限で最低限の恩返しです。

このような自分ですが引き続きこれからもよろしくお願いします。

西本塾生 橋本 知也

みなさんありがとうございました。
それぞれに対する言葉は、二日間の中で、そして最後の感想を述べ合う中で、十分伝えさせてもらいましたので、ここでは何も語りません。
私という人間が、誰かの役に立てたという実感を得ることができたことは、何にも勝る生きた証です。
皆さんから学んだことを、もっともっと多くの人に正しく伝えられるよう、これまで以上に努力していきます。

明日からしばらくの間、広島を離れますので、ブログの更新も休みになると思います。

また新たな気づきを言葉にしていきますので、その後もよろしくお願いします。

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深める会の感想が届きました、ありがたい言葉が綴られています、感謝です。

今回の深める会には、これまでのどの会よりも気持ちが入っていました。

終了後、今日、今の時点でもまだ会が続いているかのような錯覚に襲われるほど、体も頭もボーッとしています。

4人の参加者のトップを切って、鳥取で高校の教員をされている清水さんからの感想が届きました。

清水さんの専門は国語ということで、内容も文章も深く読ませていただきました。

私の前置きは必要ありません、とにかくじっくり読んでほしいと思います。

前文も含めすべて掲載させていただきます。


つらつらとパソコンで自分の思いの丈を打っていたら、今まで送らせてもらった中で最長となってしまいました。申し訳ありません。

しかし、この区切りの深める会に参加して、二日間では得られないようなとても濃密な時間と経験、思いをさせてもらいました。

自分ではまだこれでも表現しきれていないような気がしていますが、どうか読んでいただけたらありがたいです。

西本先生、奥様、智志さん、深める会17期の皆様、二日間の濃密な時間をありがとうございました。
そして、これまで西本先生に様々な形で関わってきた皆様に感謝致します。

今回は、感想だけでなくこれまでの参加者の皆さんへ最後の定期的な深める会のことを伝えてくださいとの課題をもらいましたので、ここに書くことは西本塾生なら「そんなの当然だ。」とか「今まで何してたの?」とか思われるかと思います。駄文乱文ではありますが、どうか我慢して読んでいただけたら幸いです。

まず、今回深める会に参加するにあたり、現在の自分の状況(現在の生徒への指導において、まだ西本理論に至っていない状況)を鑑みて悩んでいました。

西本塾17期の柿本先生に「去年清水に言われた言葉をそっくり返すわ、悩んでいるなら行け。」と背中を押され、広島の地に赴くことを決めました。

ちょうど一ヶ月前の地震での片付けや生徒対応等で深める会に行けるかどうか分からず、ようやく行ける目処がたったのが締め切り前日になりました。

そのようなドタバタの中で赴いた深める会。それも、西本先生がこの三年間の集大成と冠しての深める会。初日の活動は室内での話し合いやトレーニングでした。

初めは、西本先生がブログ等で書かれている深まりの話をして頂きました。
からだほわっとの時間には、今回はかなりこっそりと寝ていました。
智志さんや17期の方々にしてもらい、とても気持ち良かったです。

からだほわっとで大事なのは、その手をどうやって動かしてなどの方法や「自分がからだほわっとをするのだ。」という気持ちではなく、「相手が少しでもほわっとしてくれたらいいなぁ。」という気持ちが大切なのだと再び気付かされました。

また、ベッドに寝た時に、西本先生からそのうち腰悪くなりそうだと言われました。
確かに、毎日往復二時間の運転で身体がどうにかなっているなと自分でもうすうす気付いていたので、今後更に気を付けようと思います。

自分ではそれらのこと以上に、自分の未熟さ、西本理論とのズレがまじまじと感じられました。

自分は西本塾で教えられたことは出来ているという奢りや今の生徒や選手はあまり興味を示さないという諦めがあったのかもしれません。

いや、その両方があったからの結果なのでしょう。最後の感想の中でも申しましたが、西本先生から私に向けられたメッセージには、私自身だけでなく、私の後ろにいる生徒、選手たち、これから出会う人、生徒、選手たちに正しく西本理論を伝えて欲しいという思いがとても強く伝わってきました。

それによって、私も『「プロ」とはどのような意識で物事を為していくべきなのか。』ということを更に考えさせられました。

自分はこの程度で生徒や選手に指導していいのか、正しく伝えられないなら、いっそのこと指導しない方が「西本理論」のためにはいいのではなかろうか、とも考えていました。

しかし、17期の方々と話している中で、そのような思考も無くなりました。(どなたに言われたのかは、はっきりと覚えていますが名前を出すと色々とまずいのかなと思うので出しません。)

「西本塾の後、指導や実践をして来たからこそ、間違っていることも分かったんだと思う。」もしかしたら、その方ご自分のことについて言われたのかもしれませんが、私はかなり助けられました。

この文章を単に読むと割と暗い感じだったのかなと思われるかもしれませんが、全くの真逆です。笑いもあり、アツくなるときもあり、とてもメリハリの効いた本当にとても良い雰囲気でした。夜もまた西本先生の興味深い話が多く、和気藹々と過ごすことが出来ました。

二日目は、ツイッターにもあげられた午前と午後の初めは前日に引き続き西本走りのためのトレーニングと現在高校生に教えられている動きの練習、午後は施術組とスポーツ組の二手に分かれての講習でした。

あいにくの曇天でしたが、小山を登ったり下りたり、平地を走ったりしていました。
初日から分かっていたことですが、智志さんの動きはブログの文面で想像していたものを超越してしまう、凄まじいものでした。

もはや、言葉を尽くして説明せよ、と言われても、ぴったりの言葉が見つからないくらいです。敢えて言葉にするのであれば、西本先生を除いて、『唯一の西本理論の体現者』という他ありません。

それにしても、当然のことながら、自分のクセは指摘されないと気付かないため、修正も出来ないものだと感じました。
だからこそ、余計に深める会に参加して、そのクセを指摘して頂き、良かったと思います。

午後については、まず高校生に教えられている動きを教えて頂きました。智志さんもそうですが、毎日または頻繁に西本先生の指導を受けられる環境にあるというのは、とても恵まれていることだと思います。

もしも、の話になるのですが、やはり自分が中学生や高校生、大学生のうちに出会っておけば、また違う人生を歩めたとも思いました。

グループに分かれた後、私のグループでは野球やテニスを絡めての様々な動き作りのトレーニングや議論を智志さんの指導により行いました。

とても雰囲気良く、ざっくばらんな話もしつつ、多くのことを共に考え深めることが出来ました。
自分の身体を使い、人の身体を見て、また気付いたことを話し合う。

特に、今までストロークの「ため」というものは足でやるものだと身体的にも頭でも感じていたのですが、脇腹でするということを学び、自分の身体が「そう、それそれ。それが本来の『ため』なんだよ。」と言っているようでした。(西本塾生の方はお察しの通り、かなり楽なテイクバックになりました。その感覚を無意識で使えるまで時間がかかりそうですが。)

もうちょっと言語化すると、後側脇腹巻き取りによるテイクバックとでも言いましょうか(これが『言語化すると訳が分からない』の一例ですね。私の身体的実感なだけです…。)…あとは教えていただいた智志さんがもっと良い言葉を見つけてくれることを期待しています。

最後はいつもの通り、また各々の感想で終わりました。この二日間、自分の中で様々な感情が渦巻き、その感情がスッと皆さんに収めてもらったこともあり、あの場にいらした皆さんはお気づきであったかと思いますが、感想を述べながら、不覚にも泣きそうになっていました。そのせいで、自分でもまとまりがつかず、訳の分からないことを話してしまったと反省していますので、この感想報告でしっかりと語らせていただきました。

西本先生がこの二日間一番言われていた言葉が、この西本塾や深める会を始めて出会った皆さんのおかげで今の自分や西本理論がある、というものです。定期開講ラストということで、よりその思いを強くもたれて指導して頂いていたことと思います。

自分の後ろにいる生徒や選手たちへ、ということを前述しましたが、それだけでなく、西本理論を自分の生徒や選手たちに指導するというのは、これまで西本先生に関わった全ての人の思いや深まりを背負っているのだと気付かせられると同時に、自分が学んでいることもまた皆さんあってこそなのだと気付かせられました。

いつかの先生のブログで、西本塾に対して、松下村塾のようなイメージを持っていると書かれていたことを覚えています。

松下村塾からは、幕末明治を通して、その後の近代日本国家の礎を作った志士たちが多く巣立っていきました。今、再び深く考えてみると、西本先生の活躍もさることながら、西本先生から直接教えを受けた塾生たちがどう生きてどう活躍していくかが、大事になってくるのだと思います。

私もまた生徒や選手に教える中で自ずとズレが起こってしまう怖さを感じながらも、今後も指導を続け、西本理論の教えを深める度に「より良い」指導をしていくしかないと心新たにしました。

そして、初日に感じていた『「プロ」とはどのような意識で物事を為していくべきなのか。』ということについて、西本先生の生き様や言葉の端々から教えて頂きました。

『教える側が教えたいことを体現出来ないのに教えられるわけがない。』ということかなと思っています。

昨日よりまた現実に戻ってきました。期末テストにより、部活動も授業も今はありません。
指導という観点で言えば、まだ何も進んでいません。テスト終わり次第、自分の学びを生徒に少しずつ伝えていこうと思います。

現在の学校という場と西本塾や深める会という場、どちらがより『教育的』か、と問われたら、西本塾ではないかと思ってしまいそうな私がいます。

せめて、私の授業や部活動だけでも西本先生の『なぜ・どうして』をより生徒に伝えていけるよう、西本理論以前の部分にも力を入れつつ、ズレが起こる怖さを持ちつつ、西本理論を自分が出来る最大の形で伝えていけるよう努力していこうと思います。

西本塾生の皆様、定期開講ラスト深める会も多くの次なる壁と気付きを与えてもらった、とても雰囲気の良い深める会となりました。定期開講の無くなった今後ともどうぞよろしくお願い致します。

追伸

深める会終了後、前任校の生徒たちから様々なメッセージが届いていました。(残念ながら、現任校の生徒からは音沙汰なし。)
もちろん、深める会に私が参加していたことについてのメッセージです。

今では授業や部活動といった学校生活で会うことは当然無いわけですが、西本先生や西本理論の入り口を知った生徒たちが受験勉強している中でも、西本先生のツイッターやブログは欠かさずチェックしているようです。

正しい西本理論、西本走りは昨年の生徒たちには教えられていないかもしれません。

しかし、それでも伝えたことによって、少しでも彼らの意識が変わったならば、自分が西本塾に赴き学んだこと、その学ぶ姿を見せられたことは、彼らの人生にとってプラスになったのかなと思いました。

第16期西本塾・第17期深める会 清水 佳祐

清水さん本当にありがとうございました。

頂いた言葉を私自身が励みとして、これからも頑張っていこうと思います。まずは週末からの2週間全力で頑張ってきます。

前任校の生徒の皆さん、清水さんから学んだことを、それぞれの人生に活かしてください。
それらはきっと大きな何かを与えてくれるはずです。

清水さんから届いた文章を読ませて頂いただけでも、西本塾そして深める会を続けてきて良かったと思います。

来月初めての方を対象の西本塾を行いますが、肩の力を抜いて初心にかえった西本塾が出来そうです。

また私自身が最後の言葉を発する時に、感極まってしまいそうでした。

私と智志の親子を育てて頂いた参加者の皆さんに心から感謝します。


嬉しい知らせ、そして私が目指しているもの。

つい先ほど、嬉しい知らせが届きました。

今回は相手の承諾があったので、実名で紹介させてもらいます。
先日現役引退を発表した、ジュビロ磐田の岡田隆選手です。

彼との縁は、彼が西本塾生から私の存在を聞き、ブログを読んでくれてから広島を訪れてくれたことから始まりました。

その数年前から肉離れ等の筋肉のトラブルに悩まされ、シーズンを通してまともに練習すら行うことができない状態が続いていたそうです。

私が彼と直接会ったのは一度だけですから、それで人柄まで語ることはどうかと思いますが、彼のことを知っている人たち、またこれまで応援してくれたサポーターの方々なら、その実直な人柄は誰しも認めるところだと思います。

私のところを訪れてくれた時、その直前の契約更改で、もう契約してもらえないのではという危惧さえあったようでした。
それがもう1年やらせてもらえることになったので、最後になるかもしれない1年に悔いを残したくないと、指導を受ける気持ちになったそうです。

短い時間ではありましたが、体のことトレーニングのこと、私のできる限り、彼のためにいろいろな話をさせてもらい、施術を行いトレーニングを行ってもらいました。

今までの常識からは想像もつかない私の発想に、最初は戸惑っている部分もありましたが、時間の経過とともになるほどそういうことかと頷いてくれました。

そして帰る際には晴れ晴れとした表情で、「この考え方でしっかりトレーニングを継続していきます」と力強く言って帰ってくれました。

その後途中経過の報告にメールが届き、「ここ数年悩み続けてきた筋肉系のトラブルの不安もなく、毎日の練習が楽しくて仕方がありません。今の自分のパフォーマンスがチームの中で試合に出場できるレベルではないと監督が判断するのなら、それは仕方がありませんが、自分としては毎日充実した日々を送れています。」という言葉が書かれていました。

私にとっては何より嬉しい言葉でした。

小さいころからサッカーに取り組み、プロという頂点まで上り詰めた選手は、それだけで十分評価されてしかるべきだと思います。

サッカーという競技そのものだけではなく、体に対するとらえ方とか、トレーニングに対する考え方や方法論も、一般の方たちとは全く違うレベルで作り上げられてきたと思います。

それが肉離れ等のケガに悩まされ、まるで出口の見えない毎日を過ごすようになってしまった時、自分だけではどうしようもない状況に陥ってしまいます。

もちろんプロの組織ですから、チームドクターもいればトレーナーも常に身近にいます。
それでも足りない何かがあると漠然と思ったにせよ、それが何なのか誰に聞けばいいのか、分からないままに時が過ぎて行くだけになってしまいます。

岡田選手は縁があって私の存在と考え方を知ってくれました。
そして行動を起こし、自ら広島に足を運んでくれました。

その時の顛末は彼が現役選手であるということで、所属しているチームのスタッフに対する遠慮もあって名前は公表しませんでした。

その際にも私が思ったのは、そういう遠慮や気遣いが、彼らスタッフの成長というか発想を広げることを妨げてしまっているのではないか、ということです。

きちんと勉強し資格も取り、日々選手のために一生懸命働いている、自分たちがやっていることは間違ってはいない、結果は神のみぞ知る、それでいいのでしょうか。

少しでも選手のためになるなら、プライドや立場を捨てて、新たな発想や知識、技術を学ぶ勇気を持つべきではないのでしょうか。
これは彼の所属していたクラブに限ったことではありません、ほとんどのクラブで同じような状況だと思います。

トレーニングの方法論や体の使い方に関しても同じです。

過去の自分を否定されてしまう、そのどこが悪いのでしょうか。

昨日よりも今日、今日よりも明日と、常に成長していこうという気持ちがなければ、すぐに若手や移籍してきた選手にポジションを奪われてしまう厳しい世界のはずです。

今迄と同じことをやっていてもその地位を揺るがされない選手などいるのでしょうか。
それは世界の超一流選手とて同じだと思います。

岡田選手は残念ながら今シーズンで引退をし、クラブの強化部で、新たな人生を歩み始めることが決まったようです。
彼の人柄を考えても、クラブとして彼のような人間を離さなかったのは、正しい選択だと思います。

誰でも正しい努力をすれば同じ高みに届くとは言いません。
ただ故障を抱えたままで思ったよう練習も出来ないままに、選手生活を終わってしまうことほど悲しいことはありません。
それは小学生でもプロの選手でも同じです。

岡田選手が話してくれたように、「こんなにサッカーが楽しいと思ったことはありません、毎日の練習が充実しています」、そんな日々を過ごさせてあげたいのです。

そして、その中から選ばれた選手たちが試合という戦いの場に送り出されていくのです。

私のやり方や考え方に異を唱えられることもありますが、そのことに対して賞賛されても否定されても、私は何とも思いません。
私を評価できるのは、私が直接指導した選手だけだからです。


そばで見ていても話を聞いていても、それは第三者としての立場です、私が相手にしているのは目の前にいる選手だけですから。

その思いが通じて、こうして直接引退の報告をしてくれた岡田選手、もう岡田君ですね、には本当に感謝しています。

こういう出来事の積み重ねが、私の自己満足をくすぐり成長させてくれているのです。

また、西本塾生からの報告でも、大東文化大学女子のラクロス部の監督をされている森さんからは、今年1年ケガ人がゼロに近い状態でシーズンを乗り切れたため、3部に降格していたチームが、リーグ戦を全勝で終え、入れ替え戦も制して1年で2部に復帰したという嬉しいニュースが届きました。

その他、着実に私の理論の元に活動してくれている塾生から嬉しい報告が届いています。

3年間行ってきた西本塾そして深める会は、無駄ではなかったと自負しています。

これからも一人でも多くの人の役に立てるように活動していきます。

キレのある動きの正体は、落下・捻転・そして目的方向への重心移動の瞬間的な連動動作では。

今日は11月の13日、月日はどんどん流れて行きます。

今年予定していた西本塾深める会も、来週末の深める会と12月の西本塾で、一応の区切りにしようと考えています。

現在3人の方から申し込みをいただいていますが、今現在の私の考え方や練り上げてきた動きづくりの本質を、少しでも深め合っていきたいと思います。

現在進行形で指導している、基本火・木・土の三回通ってくるサッカー兄妹と、水・金の二回通ってくるもう一人の高校生を指導していく中で、色々なことを感じさせてもらっています。

一方的にこちらの考え方を短い時間で伝えるのと違い、これだけ頻繁に顔を合わせ動きの変化を目の当たりにできる環境とではまったく違う指導の仕方になり、変化や効果を常に感じることができます。

私にとってもそうですが、一緒に指導している智志にとっては、何物にも代えがたい貴重な経験をさせてもらっていると思います。

智志は3月から一緒に活動を始め、「体づくり」ではなく「動きづくり」を目的とした、私の提唱するトレーニングを、まったくの白紙の状態から体に染み込ませています。

私自身もそうですが、外見的には二人とも細身で、それほどパワーを感じさせる体ではありません、しかし、現在どんなレベルのスポーツ選手であろうと、我々が実際にトレーニングをやって見せると不思議そうな顔をされます。

自分が同じ重さを同じような動きで再現しようとしても、そう簡単には出来ないからです。

自分の方がどう見ても筋力があると思うのに、普段からちゃんとトレーニングを行っているのに、なぜこんなスリムな体をした親子と同じことが出来ないのだろうと思うことは当然のことです。

そのことがこれまで常識とされてきた、「屈筋重視のトレーニング」の弊害そのものなのです。

兄妹の方は幸いにというか、屈筋重視のトレーニングさえ行っていなかったので、智志と同じように素直に私の指導を体も頭も受け入れてくれました。

もう一人に選手は、高校入学から学校のトレーニング施設で、従来の概念そのもののトレーニングを指導されていて、見た目にもごつい体つきになってしまっていたので、その意識を消していくことがまずはトレーニングの目的となりました。

1回目はさすがにまったくその意味が分からず、どんなに動きを説明しても、従来の筋力発揮の仕方になってしまい、ただ今までとは違う所に筋肉痛が来るという状況になってしまいました。

それでもすぐに変化が現れ、少しずつではありますが私の思うような動きができるようになってきました。

トレーニングの最終的な目的は、自分の体を自分の思った様に動かすことができるようになることです。

その「思ったように」とは、私の技術の定義の中にある、「自らが意図企図した・・・」という部分です。

この自分が何をしたいのか、体をどういう風に使いたいのかという部分が、これまであまりにも疎かにされてきたと思います。

自分が選手として出来ていたことや、指導方法をいくら学んできても、それを選手に伝え、できるようになるためには、結果としてこうやって動いているということではなく、体がどういう意識で動かされているかという本質的な部分が分かっていないと、正確に指導内容を理解させることが出来ないのです。

そのためには単なる解剖学や生理学の知識ではなく、もっと本質的な体の仕組みや、その動き方を理解する必要があるのです。

それを飛ばして技術と称する結果としての動きを指導しようとするから、出来る人は出来るが、出来ない人はいくらやっても出来ないということになってしまい、運動神経がないとか理解力が悪いとか、本気で取り組んでいないなど、指導する側の責任を放棄した言い方がまかり通ってしまい、お互いに何の進歩もしないのです。

極論すれば、我々とメッシは、ロナウドは、ルーニーはと、超一流選手の名前を挙げ、比較すること自体がすでに間違っているんだという結論を最初から用意してしまい、そこに近づこうという方法論を見つけ出すことを放棄しているのです。

私が30年近く考え続けてきたことは、もし自分の身近に今の自分のような人がいたら、どんなことが出来たのだろう、どんな人生が歩めたのだろうという、空想の世界かもしれません。

ならば世間が普通だと思っていることを考えても仕方がないわけで、可能性を感じる限り、限界を決めずに発想を広げて行かなければ、所詮はどこかの誰かと同じになってしまうということです。

今現在進行形で指導している三人の選手たちには、そういう無限の可能性を感じて欲しいと思っています。

私自身が子供の頃に、こんなおじさんが近所に居たら、それを今自分がそのおじさんになっているのですから、子供たちが引っくり返るような奇想天外な発想なくして、お互いに何を楽しめると言うのでしょうか。

約2か月と、まだ2週間の指導ですが、密度が濃いというか、まさに我が子か親戚の子供を預かったような感覚で指導をしていますので、贔屓目に見ているところがあるかもしれませんが、3人の動きはそれぞれ明らかに進化しています。

動きの要素には様々ありますが、それを一言で言い表すとすれば「キレが出てきた」ということだと思います。

以前ニュースピックスの連載記事の中でも、「キレ」の正体に迫るという原稿を書いたことがありましたが、今ならまさに「キレのある動き」と感じるのはこういう動きではないかというものを文字で表現できそうです。

「キレを感じる」という場合、まずは人間が動いていることが前提になると思います。

弓道やアーチェリーの選手の静かな動きの中にも、厳密に言えば存在するとは思いますが、一般的に言われている「キレのある動き」は、動きの中に感じるものだと思います。

中でも「動きだしの瞬間」「一歩目の速さ」という部分は、誰の目にも「キレのある動き」と、そうでない動きは明らかに違うと思います。

そういう風に見える動きができるためにはどうすればいいのか、それが私が現在指導している「伸筋重視」の、骨盤と背骨をいかに素早く連動させられるかという「動きづくりのためのトレーニング」です。

彼らがそうした動きに近づいていくのは、もちろんそれを可能にする肉体的なトレーニングはもちろんですが、それらをどうやって使うか、正しく意図企図させることが絶対条件です。

重量や回数を効果目標とした、体づくりのトレーニングでは届かない領域です。

人間が自分の体を静止した状態から移動させるためには、何度も言い続けてきた3つの要素が必要となります。

落下・捻転・目的とする方向への重心移動を、瞬間的に行わなければなりません。

体を捻転させる必要がないという考え方もあるようですが、私は使えるものは何でも使った方が良いと思います。

ただその3つが瞬間的に組み合わされると、見た目には何がどうなったのか、その一つ一つが確認できず、ただ素早く移動しただけのように見えます。

こういう感覚に見えるようになることも、一つの目標というか効果だと思います。

相手が動きを読めない、動きが見えない、どちらに行くのか、いつ動き出したのかも分からないということです。

「そんなバカな、もしそんなことができる人間がいたとしても、それは長い年月をかけて手に入れた動きで、2か月やそこらで出来るようになるわけがない」、そんな声が聞こえてきそうですが、私は誰にでもできる方法論を作り上げてきたつもりです。

私の指導を受けて、そのヒントをつかんでくれたり、実際に出来るようになると、異口同音にライバルには教えたくない、自分だけのものにしたいという言葉を口にします。

その気持ちは当然のことだと思います。

私はこの考え方や方法論が広まって行かずに、いつまでも頑張れ頑張れのトレーニングが続いている限り、大きな変化も世界に伍して戦うことも夢物語だと思っています。

昨日は、初めて男子選手が二人同じ曜日に来てくれたので、攻撃側の選手と守備側の選手が、体を密着させた後、「落下・捻転・目的方向への重心移動」の3要素を、どうやって使えば、相手を外して(消えてと言ってもいいでしょう)自分の行きたい方向へ移動できるかという練習をしてもらいました。

攻撃側の選手は2か月の経験と、このドリルはすでに行っていますので、守備側の選手は最初あっけにとられるばかりでしたが、何度か行っているうちに、その瞬間的な動きにも対応できるように、同じく3要素を使った対応の仕方を練習してもらいました。

これで初めて対等な関係となるわけで、そうなると後は仕掛けるタイミングや、フェイクを入れたりと、まさに狐と狸の化かし合いの様相を呈し、見ている方もとても面白いことになりました。

ただ、この動きは個人としてできるようになったとしても、味方の選手がこの動きを予測できなければ、欲しい位置とタイミングでボールは出てこないわけで、本来ならばチームとして取り組むべきドリルとなります。

それが出来るようになるためには、トレーニングの意識改革から始めなければならない訳ですから、現実としては私がチーム全体、それも実際のサッカーの動きまで指導させてもらうことは無いと思うので、難しい話となります。

これまで学んでくれた指導者たちでも、さすがにここまで理解してくれて、自分の体で表現できるようになり、この人ならきちんと基本から指導できるだろうというレベルに達してくれた受講生はいませんので、私のできる範囲での指導ということになります。

以前関わったチームでも同じ状況を経験しましたが、他の選手と違うその動きに、他の選手が慣れてくるのには時間がかかったと思います、それはどんなレベルでも同じだと思います。

先週彼の試合の応援に行って、チームとしては残念な結果となりましたが、個人としては敵味方を含めて最もキレのある動きを見せてくれたと思っています。

キレのある動きを身に付け、さらに臨機応変に応用でき、90分間頭と体を動かし続けることができる能力を身に付けるためのトレーニングを、指導して行ききたいと思います。

それはもちろんサッカ-以外の競技にも共通するものではありますが。

来週末の深める会に参加予定の3人は、それぞれ個性的な面々です、私も今年の総決算のつもりで頑張りますし、とても楽しみにしています。

自分の体を知るということ。

昨日は広島県北部の庄原市に、トレーニングを指導している高校生のサッカー選手の試合を応援に、智志と二人で出かけてきました。

いつもなら応援という言葉ではなく、「動きを見に」という言い方をすると思いますが、昨日は純粋に彼をそして彼のチームを応援するために90分かけて車を走らせました。

結果は残念なことになりましたが、負けた時点で彼の高校サッカー生活が終わるという大事な試合を観戦でき、まるで親戚の子供を応援するように大きな声を出して一喜一憂できたことは、私にとっても久し振りに楽しい時間となりました。

彼はこの後も大学に進んでプレーを続け、夢であるプロ選手を目指していくので、残された数か月ですが、しっかり指導してあげたいと思います。

さて、10月の中旬に発行された健康雑誌「壮快」を見た方は、このブログを読んでくれている方の中でも少ないかもしれません。
全国の書店に並んでいる雑誌ですが、読者の年齢層はおそらく60歳以上の方ではないかと思います。

脊柱管狭窄症という病名をつけられた人に対する対処法の特集で、今年私が関わった2冊の本を見ていただいた編集者の方が、私の考え方を聞きたいと広島まで取材に来てくれました。

記事の中でも紹介してくれましたが。脊柱管の狭窄は「原因」ではく、「結果」であると私は考えています。

整形外科を受診すると、「脊柱管狭窄症だからしびれなどの症状が出ている」という説明を受けるでしょう。
「脊柱管狭窄症こそがしびれの原因である」ということです。

しかし、実際には脊柱管が狭まっていても症状が出ない人もいますし、その逆の人もいます。

今回、こういうことが書かれたページとは別に、中綴じのカラーページに、操体法の考え方を基本とした、簡単にできる「寝ながら体操」というタイトルで、いくつかの体操が紹介されました。

先週のことですが、この雑誌を読んでこのページの体操を行ってみたが、直接施術と指導を受けたいと、広島市内それも同じ南区にお住いの78歳の女性が来所してくれました。

2年前に脊柱管狭窄症の診断を受け、足裏にしびれを感じていたが、この2か月前辺りから体全体が捻れたような感覚になり、歩くことが難しくなってしまったそうです。

当然整形外科の受診は継続しているようでしたが、6種類もの薬を処方されているものの、何の効果も感じず、このままではどうなってしまうのだろうかと不安を感じていた矢先に、この雑誌を手に取り、そこに紹介されていた私が、広島市内どころか同じ南区で開業していると知って、これは何かの縁があったと思っていただいたようでした。

この方に限らず、こうして病名が付けられリハビリに通ったり薬を飲み続けている方は、かなりの数いらっしゃると思います。
それでも自分が思っているような改善が図られていかないことに、疑問と不安を持っているのが現状ではないでしょうか。

私は今ここで、現代医療の批判をしようとしているわけではありません。
医療の側の医師にも問題がないとは思いませんが、それよりも重要なことは患者の側に、「体に対する知識があまりにも足りな過ぎる」ことが一番の原因なのだと思います。

今回の女性の方にも、出来る限り分かりやすく体の仕組みを説明し、人間という地球上に存在する生物として、78年間生き続けてきた肉体が、どういう状況にあることが自然なのか、一緒に考えていただきました。

ここ数か月同じようなお話をさせてもらうことが多くなっています、それも相手は70代の女性というということもパターンとなっています。

すべてをここに書くことは出来ませんが、今回も強調したことは、その方がまだ10代の頃、今のご自分の年齢である80歳近い方、いや60代であってもかなりの高齢に見えていたのではありませんかということです。

すべての動物は種の保存が可能になった時期をもって、肉体的な完成とみなされると思います。
それ以降体のすべての機能は徐々に低下していくことは当然のことなのです。

人間は頭脳が発達したことで、それ以降も経験値を積み上げ、色々な意味での成長は可能ですが、動物としての肉体的な機能の成長は望むことは出来ないのです。

ところが現代においては、特に日本では超高齢化社会となっていて、80代でもお元気な方はいくらでもいらっしゃいます。
しかしそれはあくまでも個人差があって、等しくみんながそうであるわけはないのです。

そのことをほとんどの方が認めようとしません、認めたくないと言った方が正確でしょうか。

なぜ自分の体は痛みを発するのか、なぜ自分だけがこんなつらい思いをしなければならないのか、それは人間の体、自分自身の体がどんな仕組みで動いていて、どんなふうに動かせばいいのかということを知らないからです。

またどんなに正しい動き方をしていたとしても、70年80年と動き続けてくれた体が、若い頃と同じ機能を保ち続けられるわけがないのです。

それは、スポーツ選手が故障をする原因の「3大要素」とまったく同じです。

人間の体は、関節の隙間というか余裕があることで、6方向への動きを可能としてくれます。

すべての関節が6方向への連動を行ってくれることこそが、人間が人間らしく生きていけることを可能としてくれているのです。

そのことをしっかりと理解していただき、6方向への展開を私の力を借りて行っていただくことで、一般的な言葉でいうと体の歪みが改善され、歩くことが難しくタクシーで来られたその方が、帰りは電車とバスを乗り継いで帰ってみます、と言ってくれる状態に変化していくのです。

とても真剣に私の話を聞いてくれて理解もしてくれましたので、自分で行う3つの体操もしっかり伝授して、施術を終えた時でした。

1時間近くも仰向けの姿勢で横になっていたその体を、いきなり腹筋運動を行うように上半身を頭から起こそうとした瞬間、私がその動きを遮り、体の起こし方と、逆に横になるやり方を説明しました。

ほとんどの方が当たり前に行っているそういう体の起こし方こそが、自分の腰に必要以上の大きな負荷をかけ腰痛等の原因を自分で作ってしまっているのことに気づいていないのです。

人間には体の使い方という説明書は添付されてはいません、自分の体と対話をしながらどうやって動かすことが体を大切に使い続けられる方法なのかを、生涯をかけてその時その瞬間で探って行かなければならないのです。

過去にはこうやってできていたとか、他の人もみんなそうやっているはず、などとという言い方は何の意味も持たないのです。

この方は私と出会い90分という時間の中で、78年間知り得なかったたくさんのことを学んでいただけたと思います。
これからはきっと上手にご自分の体と対話をしながら、人生を全うしていただけると思います。

自分の体との対話という、聞いたこともない言葉を実際に行うことができるようになっていただくための文法のようなものが、操体法であり私の理論なのです。

この方も、カラーの写真ページがなければおそらく私のところには来ていただけなかったかもしれません。
きっかけとしては大きすぎるインパクトを与えられるかもしれません。

しかし私が本当に気付いていただきたいこと、知っていただきたいことはもっともっとたくさんあるのです、そのことを書いたのが「1回5分体が喜ぶ健康術」なのです。

改めて一人でも多くの方に読んでいただけることを願っています。

また、「壮快」の編集部の方から、12月に脊柱管狭窄症にテーマを絞ったムック本を出すことになり、私の記事を転載させてほしいという連絡がありました。
加えて、中綴じのカラーページで、切り取ってどこかに張り付けていつでも見られるのようなものを、付録として付けたいということも言っていただきました。

今回の方と同じように、そのページを見て実際にやっている方からの要望があったのでしょうか。

形を真似していただけるだけでもありがたいのですが、私の口癖の「なぜどうして」に気持ちを向けていただける人が一人でも増えて欲しいと思います。

高齢の方の体の痛みや動きの改善をお手伝いすることと、高校生のサッカー選手に効率的な動きづくりのためのトレーニングと、サッカー選手に必要な動きを指導することは、私にとってはまったく同じ感覚で行うものです。

サッカー選手であれ他の種目の選手であれ、高校生であれトップレベルの選手であれ、私の目から見ると改善可能な部分はたくさんあります。

それをどうやって本人に気づかせ、自分からそれを求めてくれるように仕向けて行くか、指導は上からでは通じません。

一緒に考え一緒に体を動かし、一つ一つ正しく理解したうえで身に付けてもらわなければ、何の役にも立ちません。

そのためにはまだまだ私自身の体が動き続けなければなりません。

もちろん頭と体の両方を動かし続けるのです。

どちらが止まっても私の理論は伝えられません、しっかり準備して行きます。


プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
「第25回西本塾」を11月18・19日の土日に開催を予定しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください
尚、深める会も12月10日に予定しています。

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