2016年忘備録

昨日は振りかえれなかった今年一年を記憶しておくために、改めて記録しておこうと思います。

1月

仕事はじめからJリーグの選手がトレーニングに訪れてくれて、3日間みっちり指導させてもらいました。
故障もあって思ったような活躍は出来ませんでしたが、来年の活躍に期待しましょう。

10・11日と、西本塾生で監督をしている井上さんの招きで、大阪府立旭高校野球部に指導に行きました。
久し振りの野球部の指導に、ワクワクしながらも、自分の時代とのギャップにあぜんとして、厳しい言葉から始まりましたが、選手たちに基本的な体の使い方をしっかり伝えてきました。

2月

西本塾生で名古屋の内田さんの依頼で、27・28の二日間講習会の講師として指導させていただきました。
指導者や選手を相手に、有意義な二日間を過ごせたと思います。
帰り道、奈良に立ち寄り、塾生の植村さんを訪ね、息子さんともども指導をして帰ってきました。

3月

これを忘れてはいけません、「1回5分体が喜ぶ健康術」㈱ガリバープロダクツが発売されました。
残念ながら、重版出来には至っておらず、もっともっと多くの人に読んでもらいたいと願っています。

昨日詳述したとおり、息子智志が、一緒に仕事を手伝ってくれるようになりました。

4月

「体の痛みを治す 寝たまま操体法」宝島社、の写真撮影のため上京、出版社の方、編集会社(㈱G.B)の方、カメラマンさん、モデル(桜めい)さん、メークさんと、丸一日ご一緒させていただき、プロ意識というか仕事に対して一切の妥協を許さない姿勢に、まだまだ自分は甘いなと痛感しました。

この時、等々力競技場で西原雄一さんと一緒に試合を観戦しながら、選手の体の使い方という観点からの解説をさせていただきました。
色々な質問をしていただき、今年の最後にその答えが正しかったことを実際に確認することができました。

6月

「体の痛みを治す 寝たまま操体法」宝島社が発売されました。
コンビニを中心に全国で2万部が売り出されたと聞きましたが、こちらはなんと既に完売してしまい、私も手に入れることができなくなってしまいました。
やはりお手軽な内容というか、難しい理屈はいらないから、写真を見ながら簡単に取り組める健康法の方に、一般の方は目が向くのでしょうね、本当は私の考えを理解したうえで実技に取り組んでほしいのですが。

7月

今年も西本塾番外編として、智志を連れて札幌に行ってきました。
塾生の諏訪さんにはお世話になりっぱなしです。

9月

中高生を対象に、夜7時からのグループトレーニングを開始しました。
こちらから声をかけさせてもらった、高3と中3のサッカー兄妹は、3か月を過ぎ、私の想像をはるかに超えるレベルに成長してくれています。
現在は4人がトレーニングに通ってくれています。

11月・12月

縁あって、月末からの2週間出張で指導を行ってきました。
良い経験をさせてもらったと思います。

もちろんこれら以外にも、一か月おきに開催した西本塾と深める会、そして個人指導の形で広島に来ていただいたたくさんの方々との出会いがありました。

サッカーや野球だけではなく、陸上競技の短距離、そして長距離の選手で福岡のそら君の指導では、智志と二人福岡まで車を走らせたりもしました。

その他、弓道をやっているご夫婦、ウエイクボード、競輪、バドミントン、テニス、トライアスロン、バスケットボール、バレーボール、ペタンク、サーフィンなど等、まったく縁がなかったスポーツをされている方とのご縁もありました。

それらすべてに私が提唱している、人間として持って生まれた能力を余すところなく使えるようにしておく、体の仕組みに沿った使い方をするという、原理原則が例外なくあてはまることを確認できました。

それを開発するためのトレーニングは、体づくりではなく「動きづくりのためのトレーニング」で、「伸kingトレーニング」という言葉に集約されると思います。

もちろん、私のスポーツ活動など知る由もない一般の方々の、体の不調の改善を目的とした施術にも、たくさんの方が通っていただきました。

すべてが改善できたわけではありませんが、私に出来ることはすべてやったと思っています。

手帳をめくりながら一人一人のことを思い出してみると、改めてこの一年も色々なことがあったなと思います。

これまでの経験を、明日から始まる2017年に、そして命ある限り積み上げて行きたいと思います。

今時流行らない、文字ばかりを長々と連ねたブログに、お付き合いいただきありがとうございました。

私の思い、話しておきたいこと、来年も書き続けて行こうと思います。


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2016年を振り返って。

今年も残すところあと一日となりました。

昨日で今年の仕事を終え、今日から年末年始の休みということになりました。

今朝は思う所があって、ゴルフの練習に行っていきました、今年の打ち納めという所でしょうか。

今年のゴルフの成績に関しては、残念ながら進歩がありませんでした。

いろいろ工夫をしながら練習にも取り組み、他者に対するアドバイスの幅は広がり、的確なポイントを見つけてアドバイスすることができるようになったと思います。

飛距離だけで言えば、人それぞれポイントは違いますが、短時間で飛距離アップをさせる自信もあります。

しかし、自分のこととなると、あれやこれやと取り組みすぎてしまい、一つの考え方にまとめることができず、スコアアップには結びつきませんでした。

言い訳ばかりしていますが、今年に関してはゴルフに真剣に取り組むというか、一時のように夢中になってという感覚がありませんでした。

このまま今年を終えてしまうと、来年もきっと同じことが続くと思い、この最近ゴルフ理論を整理し、今まで見てきたレッスンの中で、もう一度これをやってみようというものを探していました。

それが今日取り組んできたスイングです。

これまでも取り組んだことはあったのですが、一つの方法論としてしか見ておらず、私の中でのベストチョイスにはなっていませんでした。

改めてレッスン動画を見ていて、いまだからこれだと思える何かを感じ、練習に取り入れてきました。

すぐに形になるはずもなく、2度ほどやってみましたが、思ったようには打てず、さてどうしたものかと思いながら、仕事場でも素振りを繰り返しているうち、あることに気づきました。

それはいわゆるスイングプレーンが、自分の思っているところを通っていなかったことと、フェースの開閉のタイミングが違っていたことです。

それを傘を開くようにして空気抵抗を受ける練習器具を使って、何度も素振りを繰り返すうちに、「え、今迄なんでこうやってスイングしてしまってたの」というくらい自然にフェースが開閉し、なおかつ鋭いスイングができるようになりました。

これはもう一度実際にボールを打っておかないともったいないと思い、年も押し詰まった今日、練習場に車を走らせたという訳です。

42歳の時にゴルフを始めて、コースや練習場に何度足を運んだのか、もう数えなおすこともできませんし、ボールを打った数は、それこそ数えきれません。

私の場合練習場に行くと、ほとんどの場合90分間の打ち放題で350球から400球近くを打ちます。

数を打てばいいという訳ではもちろんありませんが、ボールを打つのが好きなのです。

その私にとって、今日の練習は生涯ベストと言っても過言ではない、納得のスイングが続きました。

今日は、「今年の重大ニュース」というタイトルでブログを書こうかと思いましたが、そのベスト1が、今日の打ちっぱなしでは少し情けないので、このことは番外編という扱いにしておきます。

それくらい頭と体の両方が、納得のいくスイングでした。

もし今日のスイングがそのままコースで発揮できれば、83のベストスコア更新は間違いないと思います。

「分かったと思うな、開眼しては忘れてしまうのがゴルフだ」、これも真理ですが、私にとってはやっとたどり着いたという感じです。

さて、昨日は「走り方体験会」と銘打って、5人の参加者とともに3時間の時を過ごしました。

2人の小学生は、すでに何度か指導したことがありましたが、それぞれ5年生と6年生になっていることで、今までのように子ども扱いせず、学ぶ姿勢や態度にも注文を付けましたが、初めて会った時に比べて、当然ですがそれぞれ成長し、私の伝えたことも着実に身に付けて行ってくれていることを感じさせてくれました。

こういう子供たちがどんどん増えて、私の考えが当たり前になって行く日が来ることを期待せずにはいられません。

大人の参加者は、鳥取県から参加してくれた6年生のたっちゃんのお父さんと、静岡県から参加のバスケットをやっている方、そして福山から参加のサッカーをしている、それぞれ30代の方でした。

当初の目論見は、昨年もそうでしたが、地元広島の人たちに参加して欲しいというのが一番だったのですが、結局今回も参加はありませんでした。

遠くからわざわざ参加してくれる人の熱意に応えるためには、当初予定していた体験会的なものではダメで、しっかりした内容にしなければと時間を延長しました。

何度も指導していることもありますが、小学生の二人が最終的に一番私の伝えている走りを再現してくれました。

これまでの指導が、正しく伝わっているのか不安に思っていましたが、子供の能力を甘く見てはいけないということです。

大人の3人は、ご想像の通りで、そう簡単に体が言うことを聞いてはくれませんが、これまで当たり前だと思ってきた走るという行為の体の使い方が、いかに非効率的で体に無理をさせているかという事実は、十分に分かってくれたと思います。

「地面を蹴っている感覚はほとんどなく、着地の衝撃も感じない、にもかかわらずどんどん前い進んで行く」という感覚は、このブログで何度繰り返し書いたとしても、信じてもらえない事実です。

それを一人でも多くの人に体験して欲しい、そう思って指導を続けています。

西本塾も一区切りをつけさせてもらいました。

これまで参加してくれた150人近くの方々に、心から感謝します。

それぞれの皆さんが、それぞれの環境に帰って、私が伝えたことを活かしてくれていることを願っています。

現在私の指導を受けてくれている、高校生と中学生のサッカー選手たちの成長を日々感じながら、自分の考え方、そしてそれらを実現可能なものにしていく過程の「伸kingトレーニング」の有用性を彼らが実証し、さらに私の想像を超える効果を感じています。

残念なのは、縁あって私の指導を受けている彼らが、その効果を感じれば感じるほど、仲間やライバルたちに私の存在を知られたくないと、指導を受けていることを内緒にしてしまうことで、私の仕事としては広がって行かないということも事実で、そのあたりがこれから考えなければならない経営上の課題かなと思っています。

とにかく、今年1年を振り返って思い出そうとしても、日々色々なことがありすぎて、これが一番これが二番と整理することは出来そうもありません。

その中でも、この先何年たっても忘れられない出来事は、やはり三男の智志が3月3日から、私の仕事を一緒に手伝ってくれるようになったことです。

たんに後継者という感覚はありません。

私が一人で切り開き、土を耕してきた、生涯一トレーナーという職人仕事に、どんな花が咲くのか、どんなふうに育っていくのか、まったく分からないまま小さな種を蒔いたという状態です。

これからどんなふうに育っていくのか、私が育てるという感覚ではなく、私の仕事、父親としてではなく職人としての私の姿を見て、自分はどうなりたいのか、しっかり考えて進んで行ってほしいと思います。

遅咲きの私ですから、これから何が出来るか正直か分かりません。

智志には未来があります。

私には思いもつかないようなことをしてくれるかもしれません。

まったく違う道に方向転換してしまうかもしれません。

それはそれでいいと思います。

智志の人生の中に、私の伝えたものがどんな形であったとしても残ってくれたら、父親として一人の職人として、これ以上嬉しいことはありませんん。

昨年末には、まだまだ現場に対する未練がたくさんあって、なぜ私の指導を必要としないのかという気持ちが強くありました。

もうそういうチャンスはないのかもしれません。

なぜだか今はそういう気持ちをあまり感じません。

こちらを向かない組織に、私の思いが届かないことを悟ってしまたのでしょうか。

今年のもう一つ大きな出来事は、19年ぶりに海外を見てきたということです。

このブログでも、実際にこの目で自分の想像したことを確かめたいと書いたことがありました。

それはほぼ実現不可能なことで、夢を語ったにすぎなかったと思います。

それが不思議な縁で現実となり、私の想像はすべて間違っておらず、当然その対策も間違っていなかったことを確認することができました。

詳しい顛末を公表できないことは残念ですが、いつか可能になった時、もしくは私以外のソースから公表されるかもしれませんが、とても興味深い事実がたくさんありました。

それらは、私の仮説実証主義に、大きな自信を与えてくれる結果になりました。

そうやって、いつだれがどんな難題を投げかけて来ても、それに応える自信を大きくしています。

ここだと思って掘り進めた場所から、温泉いや金脈を発見した気分です。

大きなことは言えませんが、積み上げ自信を深めたことを、私を信じて指導を受けに来てくれる相手に、それが小学生であろうと一般の方であろうと、真剣に伝えて行こうと思います。

私に世の中を変える力はありませんが、真剣に向き合ってくれる人を変えることは出来ると思います。

子どもだから大人だから、アマチュアだからプロだから、そんなことはまったく関係ないということも実感しています。

自分がどうなりたいか、どこまで真剣にそう思っているか、私の指導を受け入れる覚悟があるか、それがすべてだと思います。

来年も静かに、そして着実に歩みを進めて行こうと思います。

今年一年出会った皆さん、皆さんのおかげで私は成長させていただきました。

また一年頑張ろうという気持ちにさせていただきました。

本当にありがとうございました。

皆さんにとって来年が、今年以上に良い一年になりますように。

「走り方体験会」へ向けて、基本事項の確認と伝え方の整理。

いよいよ今年も残すところ1週間を切りました。

今年を振り返り重大ニュースを思い起こそうかと思っていましたが、その前にまだやらなければならないことを作ってしまいました。

29日に行う「走り方体験会」、告知の通り5名の申し込みをいただきましたので、予定通り開催することになりました。

ほんの数日前の告知で、広島近郊にお住まいの方や、正月休みで広島に帰省するという人を想定し、普段なかなか時間が取れないが、このタイミングなら参加してみたいという人が、もしかしたらいるかもしれないという、私流の気楽な思い付きでした。

結果としては、広島市内からの参加は1名のみで、他の方は遠くからわざわざこのためだけに広島に足を運んでくださる方になりました。

「体験会」などという気楽な思い付きどころか、真剣にお伝えしなければ、参加してくださる方に申し訳がないと、私の取り組む姿勢を考え直しています。

時間も2時間の予定でしたが、たぶんそれを超えることになると思います。

既に指導したことがある小学生が2人と、そのうちの一人のお父さんも参加してくれます。

体験会という趣旨からは少し離れてしまうことはお伝えしましたが、当然マスターできているはずもなく、また一から学びなおしてくれればいいと思います。

それにしても広島という地域に住んでいる方には、私が発信していることは届いていないようですね。

もし届いているにもかかわらず興味を示さないというのであれば、とても残念なことです。

これまで参加してくれた人たちが口を揃えて言ってくれるのは、自分の成長のために何か参考になるものはないかとアンテナを立て情報を収集していく中で、私という存在に出会い、興味を持ってくれたということです。

それなりに多くの人口を抱えスポーツも盛んな土地柄であるはずの広島に住んでいる人が、興味を示してくれないことが、私にとっては不思議なことにさえ思えてしまいます。

まあそれも仕方がないことでしょうから、これくらいにしておきます。

さて、「走るという行為」についてですが、これまでもブログで、私の思う所を詳しく書いてきました。

今からすべてを読み直してもらうことは大変な労力が必要となりますが、自分にとって必要なことであると思うのなら、その労力を惜しんではいけないと思います。

これまで試行錯誤を加え、自分なりに完成させたつもりでいる「走るという行為」ですが、それを誰かに伝えるという行為は、まだまだ工夫が必要だと思っています。

ただその効果というか、指導の結果に関しては自信を持って、私が思うレベルにまで届かせてあげられることは、夜7時から行っているグループトレーニングに参加してくれている中学生と高校生のサッカー選手たちが証明してくれています。

彼らの目的は、サッカー選手としてのパフォーマンスを向上させることです。

パフォーマンスという言葉も一般的にはなってきましたが、あいまいな言葉で正しく何かを表現しているとは思えません。

私が彼らに求めているサッカー選手としての基本となる能力は、90分間頭と体を動かし続けることができるという能力です。

このことの詳細も過去記事に詳しく書いてあります。

そのためには、いかに効率的に体を移動させることができるか、そこに必要となってくるのが「走るという行為」に必要な体の使い方ということになります。

さらには速く走るということも当然必要となりますが、サッカー選手にとって必要なスピードとは、陸上競技のようなヨーイドンで一斉にスタートしゴールを目指すスピードとは違うと思います。

遥か昔、オリンピックの100mに出場した日本の選手が、プロ野球のロッテに代走専門で選手として契約して話題になったことがありました。

もちろん野球経験はない訳で、100mのスピードは日本一だったかもしれませんが、投手のモーションを盗んでというか、どのタイミングでスタートしたらよいのかも分からないで、一塁ランナーとして盗塁を試みるのですから、成功する方がおかしいくらいでした。

一塁のランナーコーチの、「ゴー」という掛け声でスタートすると聞きましたが、ほんの短い期間で辞めてしまったと記憶しています。

これは極端な例ですが、サッカー選手もほぼ同じ状況で、いつどのタイミングでどこに向かって走るかという、盗塁以上に難しい判断が要求されるはずです。

加えて瞬時に方向を変えたり、何より人をかわしボールを受け止め、そして蹴るというサッカー選手として最も大事な動作を行わなければなりません。

これらの動きをよどみなく滑らかに行えている選手の動きを「キレのある動き」と呼んでいるのではないでしょうか。

そのためにはどういう走り方が理想的なのかを考え続けた結果が、今皆さんに伝えている走り方であり体の使い方なのです。

これを突き詰めていくと、走るという行為だけを行う陸上競技の選手こそ、この考え方を基本にして走り方を作り上げていくことの方が、より速く効率的に走ることができると、今は思っています。

昨日行われた高校駅伝の中継を見ても、私の考え方を具現化する走りをしている選手は皆無でしたが、チーム全員が私の考え方の元に取り組んだとしたら、どんな結果になるんだろうと、有り得ないことだとは思いますが少しだけ想像してしまいました。

29日は今年最後の「走るという行為」に的を絞った指導になりますが、その前にこの考え方に至った最も基本的なところを、言葉にしておきたいと思います。

それは、「人間の股関節の形状」のことです。

寛骨に大腿骨がはまり込むように形成されている股関節ですが、大腿骨の頸部、はまり込んでいる首の部分が直線ではないという事実です。

四足動物をイメージしていただければ分かると思いますが、寛骨に対して内側に首を傾けたような形状で、そうであるからこそ四足動物はその部分をクランクのように使うことで、速く走ることができます。

人間はいつしか二足動物へと進化していきましたが、有難いことにそのクランク形状は失われることなく残っています。

ところが残念なことにこのクランクをうまく使って走るという発想が、現状、世の中のすべての人が正しいと思っている走り方の中に見えないのです。

これがどうしてなのかは私の方が聞きたいくらいです。

このクランクをうまく使って、歩く走るという行為を作り上げて行くことこそ、あえて「想像主・神」という言葉を使わせてもらえば、神様が我々に与えてくれた能力を正しく使えるということになるのではないかと考えたのです。

そのためには、ただそのことが分かったとか、見た目だけを真似して腕は振らないとか、大股ではなく小股で走るとか、いわゆる忍者のようにすり足で走るなどという表面的な話ではなくなるのです。

それが当たり前のようにできるようになるための様々な「ドリル」、そのドリルを行いやすくするための動きづくりを準備する「伸kingトレーニング」などなど、一朝一夕とはいきませんが、一つ一つ根っこを掘り起こしてきたお蔭で、どんな人間でもきちんと取り組めば必ず到達できるということを証明してきました。

もちろん時間はかかります、継続した指導も必要となります。

結局はそれを会得したいという強い意志、というか意欲があるかどうかということが問題で、私の指導を受けるための環境も必要となることは言うまでもありません。

ただ私が傍にいないからではなく、いくらでもやり方はあると思います、その方法もすでに準備してあります。

ようは、本人がどれだけ本気で取り組むかという意志と覚悟の問題です。

グループトレーニングを受けている選手たちが、短期間で成長できているのは、私のノウハウを週に2回から3回継続して指導されているからに他なりません。

数回学んだだけで出来たとか分かったとかいう話ではありませんし、そのレベルで私とまったく同じレベルの指導ができるはずもありません。

ただ、その入り口に立ち、これまでの既成概念や固定概念に疑いを持ち、新たなことに取り組んでみようと意気持ちになってもらうことが大事だと思います。

まず骨盤は前後ではなく、上下に動くものだという発想の転換なくしてこの話を進みません。

そのうえで、骨盤の上下動に呼応して大腿骨の頸部がクランク状に首を振って、地面を蹴ることなく大腿骨が前方に振り出され、股関節が伸展しながら着地を迎えるため、着地の衝撃が筋肉や関節にほとんど感じられず、不思議なほど楽に前に進むことができます。

いくら言葉を尽くしても理解どころかイメージすらわかないと思いますが、それを体験してもらおうというのが、29日の体験会です。

これまで150人を超える人たちに指導してきましたが、正確に理解して実際に行うことができ、それを伝えるレベルに達してくれて人はどれくらいいるのか私も分かりません。

もっと簡単に教えられないのかという意見もあるでしょう。

結局は学ぶ側の意識なのです。

世界のトップレベルを争うという人間なら、表面上の形を学ぶことで満足していては、到底望むレベルには達しないでしょう。

小学生であれば物まねから入ってもいいと思います、年齢とともに少しずつその意味が分かれば、自分のやっていることに自信も持てるでしょう。

私がしなければならないのは、もっともっと根っこを掘り進め、どんな疑問質問に対しても明確な対応ができるようにしておくことです。

幸いなことに今年3月から一緒に活動し、私のすべてを学んでくれている息子智志が、私の想像を超えるスピードで成長し、指導する側としても求めるレベルに近づいてくれています。

私の指導は厳しくなりすぎるところがありますが、智志は私の言わんとしているところを的確に、そして少しソフトに、私が見習わなければと思わされるような雰囲気の中で指導してくれています。

「誰にも伝えない、分かるわけがない」と、孤高を貫いてきましたが、ようやく私自身にも変化が見えてきました。

西本理論という抽象的な言葉が一人歩きをして、良いだ悪いだと言われることも増えてきましたが、全く意に介していません。

私自身が試行錯誤しながら掘り進んでいるものを、第三者に評価される筋合いのものではありませんから。

「骨盤を立てに動かす」「広背筋の役割」「広背筋の停止部、上腕骨小結節部位の重要性」「骨盤から背骨、肩甲骨の連携連動」「地面を蹴らない」「着地で体重を受け止めない」、言葉にしただけでも切りがありません。

3人の大人の参加者には、なるほどそういうことかと頷いていただけるように、2人の小学生には、走り方が変わったなと実感してもらえるように、年も押し詰まった最後の機会です、それぞれの参加者に来て良かったと思って帰っていただけるよう、しっかり準備してお迎えします。

「伸king トレーニング」このネーミングでは流行らないでしょうか(笑)

今朝もパソコンに向かっています。

人並みにクリスマスソングメドレーをBGMに聞きながら書いています。

3か月前に、夜7時からの高校生や中学生を相手のグループトレーニングを行うようになってから、夜型の生活を余儀なくされてしまったので、予約制で仕事をしていることをいいことに、午前中の予約が入っていない時は、自宅で休養したり自分の好きなことに時間を当てるようにしています。

元々夜は苦手で、暗くなってから外出しなければならない用事は極力作らないようにしてきました。

そんな私ですから、世間は忘年会の時期ですが、私にはまったくお呼びがかかりません(汗)

さて、そのグループトレーニングに昨日から新しい仲間が加わりました、中学三年生のそうた君です。

4月から市内のサッカー強豪校に進学し、全国大会を目指すサッカー少年です。

少し前に、彼のお父さんから連絡があり、故障していた部位が癒えたら参加したいということでしたが、それが昨日からということになりました。

彼のご両親とは浅からぬご縁があり、といっても出身地がそれほど遠くない街だったというだけですが、それでも故郷を離れて生活している人間にとっては、共通の友人の名前が出てくるだけで旧知の友人のような気持ちになるのですから、郷土意識というの不思議なものです。

年齢も一つ違いということで、広島に友人と呼べる間柄の人間がほとんどいない私にとっては、勝手にそれが出来たかのような気持ちに早くもなってしまっています。

昨日の主役は、もちろんトレーニングを行う子供たちです。

初参加のそうた君と、すでに2か月間通ってくれているゆうし君です。

指導を受ける条件にしているのは子供たちを送り届けてくれた後、時間を見計らって迎えに来ますという保護者はお断りしているので、ゆうし君のお母さん、そして昨日は初めてということで、そうた君のご両親がそろって見学してくれました。

加えて、午前中に坐骨神経痛を主訴に、初めて施術を受けに来てくれたMさんにも見学を勧めたところ、わざわざ出直してきてくれました。

という訳で私と智志を含め、総勢8名が狭いトレーニングスペースに集結することとなりました。

保護者の方に見学を強制しているのは、私がお子さんに何を指導しているのか、お子さんがそれをどう受け止めどう吸収し成長してくのか、自分の目で確認して欲しいからです。

わざわざ私の指導を受けようという方々ですから、家庭でもトレーニングのことを話題にして、親子の会話を増やしてほしいと思います。

また施術を受けてくれたMさんに見学を勧めたのは、その方の職業が自衛官でトレーニングを行う環境があることと、現役でシニアチームでサッカーを続けているということをお聞きしたからです。

いわゆる腰痛坐骨神経痛症候群とは何なのか、説明すると長くなりますが、それらは今現在痛いと感じている部分のことであり結果論です。

なぜそうなったのか、どうして痛みを感じているのか、そういう説明もなく対症療法に終始しているため、いつまでたっても良くならないのです。

もっと言えば、医師やそれに類する側の人間が、断定的に病名を伝え、言われた本人はその言葉を信じ込み、だから自分の体はダメで痛みを発しているのだと思い込まされている人たちを、これでもかというくらい見てきました。

Mさんもまだ40そこそこの年齢で、6年前に強烈な痛みに襲われたことがきっかけで、それ以来坐骨神経痛という言葉に惑わされ続けていると感じました。

体をチェックしていくと、人間本来の骨盤と背骨を中心とした8方向へ可動域と連動性は十分に確保されていました。

ところがそうであっても、過去痛いと感じてきた部分はまだ違和感があるというのです。

これこそ思い込みで、自分の体と素直に対話できているとは言えません。

とりあえず施術でそのことは理解してもらえたと思いますが、施術後になってやっと職業がただの公務員ではなく自衛官であるということお聞きし、これは間違いなく体の使い方というより、鍛え方を間違えてきた結果だと直感し、7時からサッカー少年たちのトレーニングの指導を行うので、見に来てもらえると絶対にこれからの参考になると考えたのです。

とくに昨日は初参加の中学生がいるので、私が説明する内容を聞いてもらうこともでき一石二鳥だと思いました。

結果的にはいくつかの種目を実際に体験していただくことも出来て、ご本人にとってはこれ以上ない機会になったと思います。

私のトレーニングに初めて接したのは、初参加のそうた君とご両親、そしてMさんの4人でした。

ゆうし君とお母さんにとっては、2か月前の自分たちを思い出すような時間となりました。

これまでの概念からは想像もつかないトレーニングに対する考え方、見た目にはこれまで行われているやり方と何ら変わらなく見える一つ一つに動作が、説明を聞いて実際に行ってみると、まったく異質なものであるという事実、そして2か月早く始めたゆうし君が当たり前のように行っている動きが、そうた君親子はもちろん、Mさんにとってもキツネにつままれたような顔になってしまう不思議な感覚に、1時間半のトレーニングがあっという間に進んで行ったと思います。

「体づくりではなく動きづくりのためのトレーニング」、言葉で聞いただけではまったく想像もつかないと思いますが、実際に行っていただいても1回や2回で理解できるものではありません。

ゆうし君親子も、最初はまったく言われた言葉が理解できず、動きもどうやっていいのか、何をやらされているのかが分からないまま、とにかく指示される動きををやっているという感じでした。

一通りトレーニングを終えた後、廊下に出て走るという行為のドリルを行いますが、これがまたトレーニング以上に意味不明な不思議な動きで、初心者には理解も実践も絶対に不可能な動きが続きます。

初めて目の前で繰り広げられる光景を目の当たりにした4人の方は、目の前の現象だけをとらえて、「腕は振らないのですか」という質問が口を突いて出てきますが、私はそれに対して「そのうち分かります」と、そっけない返事しか返しませんでした。

2か月前に同じ経験をし、たった2か月の間に、その動きをマスターしつつあるゆうし君親子にして、自分たちもそうだったんですよというしかないのです。

「私は少し時間はかかりますが、指導を継続してくれれば必ず出来るようにします、それが私の仕事ですから」と、自信を持って言い切っています。

なぜ腕を振っているように見えないのか、なぜ太腿を引き上げていないのか、それでもなぜスムーズに動きだし、速いスピードで走れるのか、私が長い間試行錯誤を繰り返してきた結果導き出されたノウハウにそのすべてが詰まっているのです。

「筋肉の負担が少なく疲れを感じない、いくらでも走っていられそう」、この感想にすべてが含まれています。

とくにサッカー選手にとって必要不可欠な、90分間頭と体を動かし続けることができるための、最も基本となる走るという行為の体の使い方です。

それを身に付けるためには、屈筋主導ではなく、伸筋主動で体を動かすことができるようにしておくための、「動きづくりのためのトレーニング」が必要となるのです。

その前には体の仕組みに対する理解も必要なのですが、子供たちにはまずは素直に私の言うとおりに体を動かしてくれということを要求し、体の理解の度合いに絡めて、少しずつ理論的な話をするようにしています。

そうでないとまったく前に進めませんから。

昨日は参加してくれた私と智志を含めた8人それぞれにとって意味のあるトレーニングになったと思います。

私の行っているトレーニングを一言で言い表すことは出来ませんが、世間で喧伝されている〇〇トレーニングのような言い方をトレーニングが終わってから考えてみました。

屈筋主導で歯を食いしばり、1キロでも重い重量を1回でも多く持ち上げて、筋力アップ体づくり肉体改造と、体に大きな負荷をかけていじめることがトレーニングだと思っている考え方に対抗する意味で、「伸king トレーニング」というネーミングはどうでしょうか。

伸筋主動という意味と、考えるという意味のthinkingを無理やりくっつけて「伸king」という造語を捻りだしました。

体を鍛えていることはもちろんですが、考える力も養成しているという意味も込めて、私の指導したいことを的確に表現できているような気がしますが、それでもやっぱり分かる人にしか分からない言葉でしょうね。

これでは〇〇トレーニングのように世間で流行る言葉にはなりそうもありませんね(笑)

まあそんなことはどうでも良いのですが、こうして一人でも多くの人に、私の考え方を正しく伝えて行くことが大事だと思います。

この考え方や方法論が一般的になって行くことは難しいかもしれませんが、なりたい自分を実現するためにはこういうやり方もあるよということくらいは知っておいても損はしないと思います。

今夜はサッカー兄妹と昨日のそうた君が3人でトレーニングを行う予定になっています。

妹のあいこちゃんは、そうた君と同じ中学3年生、3か月先を進む女子選手がどれだけ成長しているか、自分との差を改めて痛感させられることになると思いますが、3か月後には今のあいこちゃんを追い越してやろうという気持ちになって欲しいと思います。

とにかく真剣に私の指導を受けてくれる子供たちとの時間は、理屈抜きに楽しいです。

子どもはこれからの立場だから素直に言うことを聞いてくれるだろうが、大人それもプロの選手が相手ではそうはいかない、「それがどうした」です。

自分が今の現状を打破して成長したいのなら、プライドや過去の経験を捨てて、素直に私の理論と実践を受け入れればいいだけのことです。

真剣に向き合う人間に対して、私はそれ以上の熱で対応し結果責任を負います。

それだけの覚悟を持って指導しています。

中途半端が一番嫌いな人間ですから。

今夜のトレーニング、私自身も楽しみにしています。



先ほど思いつきでツイートした内容を追記しておきます。

突然の思いつきですが、29日木曜日の午後2時から4時までの2時間を使って、私の提唱する走るという行為の体験会を開催しようと思います。

もちろんすべてを伝えることは難しいですが、興味があってもこれまで指導を受ける機会がなかった人に少しでも伝えられればと思います。

地元広島の方、正月休みで帰省される方、年齢性別スポーツの経験のあるなしに関わらず興味のある方に参加していただければと思います。

参加費は5千円、申込みはスタジオ操の予約電話番号 080ー2942ー0326 にお願いします。

夜間の電話は夜9時までにお願いします。

締切は急ですが25日日曜日、午後7時までとします。

5名以上の申し込みがあれば開催とし、それに満たなければ開催しません。

定員は10名とします。

雨でも建物内の廊下を使って実技を行えますので、室内シューズと屋外シューズの両方を準備してください。

昨年も急に思いつきましたが、今年もこんな調子ですみません。

こういう方がこれからもっと増えてくれることを願います。

西本塾に参加して頂いたKさんから、感想が届きました。

私と智志にとっても思い出に残る会になったと思います。

まずはお読みください。

西本先生、智志さん

先日はどうもありがとうございました。

マンツーマンで2日間も指導を受けたのは自分の人生の中で始めての経験でした。

2日間はあっという間に終わってしまった感じがします。
それぐらい内容も豊富でしたし、西本先生の伝えるんだという思いに圧倒され、また自分自身も集中して時間を忘れてお話を聞くことができました。

自分にとって「西本塾」とは「人生塾」であると考えています。

自分は今回、生き方や進む方向をも改めて考え直す機会となりました。

西本先生の体験、経験、お考えの変遷をたどるということは、人生をたどるということにもなるのではないでしょうか?

また、その熱い思いは必ず他の人の人生にも影響を与えるものだと思います。

今回参加させて頂いて、本当に目からうろこの体験をたくさんさせて頂き、また本当にたくさんのヒントを頂きました。

その中で、自分にとっての一番の気づきは体の連動ということが、自分の目で見られたことです。

膝を倒せば頭がこちらへ手はこう動くというのは、「当たり前のこと体がそういうふうになっている」と言われても、文章を読んでも「そうですね」としか思えなかったことが、いろいろな説明を聞きながら、智志さんが西本先生を動かしていく中で、初めてあっそういうことなんや、何も特別なことではなくて人の体は膝を倒せば他の部分も連動して動くものなんだ。

スポーツ選手であるとか高齢者であるとか関係なく、人の体は全身どこの部位を動かしても他の部位は動くもの、体の連動というのは特別なものではない、どんな人の中にも本来備わっており、その滞りを調整することが自分の仕事の一つでもあるのだと気づきました。

帰り道では自分が横になっていろいろ動いてみたい衝動に駆られましたが、帰りの電車の中で座った状態で、つま先を上げたり床を踏んだり骨盤を動かしたりしながら背骨の動きを確認したりしました。

自分はどこかで勘違いをしていたようです。

頸部の痛みに対して下肢を治療するや、肩の痛みの原因は腰だとか足だとか、どこかの筋肉であるとか、そんな枝葉の原因を追い求めてもいつまでたっても患者さんは治せないのです。

いろんな研修会に出て手技を習ってもだめなのです。

本当に西本先生が言われるように人の体のしくみ、動きを知らないとだめなのです。

すごく大事なことを教えて頂きました、すごいヒントを貰いました。

「そんなこと人の体を見てれば解るでしょう、体はそうなっているんだから」と言われてしまいそうですが、自分は今まで目の前にいる人の体の、そんな基本的なことに気付かなかったのです。

自分は目の前の患者さんの体を、もっともっと真剣にみる必要があります。

今回の気づきは自分にとっての宝物であり、エンジン音であると思っています。

エンジン音が聞こえるだけではエンジンの整備ができないように、体の連動が解っても人の体がすぐに治せるわけではありません。

ここからは自分が目の前の患者さんをしっかり見て、また自分自身を見つめ、枝葉に走らず本質を見つめながら考えて実行していかなければなりません。

最後の総括の所で「芯が少し出来たと思いますよ」とおっしゃって頂いたときは、本当にうれしかったです。

別れ際に西本先生は、「もう会うことはないかもしれないが」、とおっしゃりました。

西本塾は今回で一区切りかもしれません。
しかし、また自分自身が成長してお会いしたいと強く思っております。

これからも宜しくお願いします。

西本先生、智志さん、本当にありがとうございました。

今回は匿名とさせていただきます。

Kさんは理学療法士として働いていますが、その資格を持った人が参加する講習会であれば問題はないようですが、私のような人間が主催する講習会への参加は、所属する病院側が良い顔をしないのだそうです。

不特定多数の患者さんに対して、医療スタッフは公平なサービスを提供することが第一で、たとえ他のスタッフより、患者さんにとってより良いサービスを提供できる技術や理論を身に付けようという意欲のある人に対しても、その目を摘んでしまうのだそうです。

組織を管理する側の論理としては、それも認めなければならないのでしょうか。

その事はさておき、送られてきた受講動機によると、Kさんは現在49歳になられますが、理学療法士歴が19年目という記載があり、30歳からのスタートという事で、わたしの人生とかぶる気がして、お会いする前から楽しみにしていました。

人は50歳を目の前にして、自分の人生を振り返り、残された人生を思う時期があるようです。

以前の参加者の中にもKさんと同じ気持ちで参加してくれた人がありました。

このままで良いのか、自分のやってきたことが本当に目の前の患者さんのために最良な方法なのか、残された時間が少なくなったと感じる年齢になって初めて真剣に自分を顧みることができるのです。

20代や30代の人には分からない感覚だと思います。

Kさんが理学療法士として働くようになるまでの様々なお話を伺って、智志ともども聴き入ってしまいました。

詳述すると本人が特定される恐れがありますので書けませんが、私が出会ったことがないというか、想像もつかないユニークな人生を歩まれた方でした。

西本塾は人生塾だと言っていただきましたが、まさに私が受講者の皆さんから、様々な人生を学ばせて頂いたと思います。

このブログの副題である「木を見て森を見ず」の本質を理解して頂いたことが一番の収穫だと思います。

そのことを言葉だけではなく、心からそう思っていただけたのは、やはり歳を重ね50歳を目前にした経験が生かされてのことだと思います。

これまでの参加者の中にも20代後半や30代で、自分の経験を語る人が多くいましたが、こういう方とお話をすると、やはり年輪が人を大きくする部分は間違いなくあると思います。

志がある人は、必ずそれを成し遂げられると思います。

私の3人の息子たちにも、それぞれ下に「志」の文字を当てた名前をつけました。

今回の西本塾では、これまで以上に私自身が学ばせていただくことができました。

こんな方ばかりが参加してくれるのなら、毎月でも開講したいところですが、そういうわけにも行きません。

これまで参加してくれた、たくさの皆さんとの出会いに感謝して、とりあえず西本塾の定期開催を終了させていただきます。

有難うございました。

自分の考えを伝えるということ。

既に12月も20日となり、今年もいよいよ残りわずかとなってきました。

今年一年を振り返るのはもう少し先のことにしますが、週末の土日に行った22回を数えた西本塾で、当初予定していた定期開催を終了しました。

参加者にとっては、もちろん初めて聞くこと見ることのオンパレードで、異口同音に目からうろこの感想が聞かれる内容だったと思います。

しかし、私にとっては、毎回自分の考えを伝えるわけですから、同じことの繰り返しとなるわけで、マンネリ化してしまってもおかしくない状況ではありました。

そうならないように、同じ内容に見えて、常にアップデートを繰り返し、自分自身にとっての深める会を行い続けてきたと思っています。

「西本理論」に完成形はなく、日々いやその瞬間瞬間に湧き出した疑問に対して、なぜどうしてと自問自答を繰り返し、試行錯誤を加え続けています。

そうした中で、私の考えていることをどうやって伝えるかという、学ぶ側からしたら一番肝心な部分が、私にとっても一番難しい問題だと思います。

それは相手が必要としているポイント、知りたい部分がまったく違うからです。

様々な立場の方に伝えてきました、プロスポーツ選手、アマチュアスポーツ選手、一般のスポーツ愛好者、それぞれのカテゴリーの指導者、選手の保護者の方、人間の体を相手にする医療関係者、施術者、それを目指している学生、まだまだ挙げればきりがないほど様々な分野の方が私の考えに興味を持って、広島まで足を運んでくれました。

個人指導の形で、限られた時間で自分の必要としている部分だけを教えて欲しいという要求もありましたし、西本塾に参加し二日間みっちり膝を交えて受講してくれた人もありました。

150人を超える人たちが私から何かを学んでくれたと思います。

学ぶ側から見れば、もっと端的に結果ありきというか、走るという行為であれば、単純に走り方だけを教えてくれればいいという考えもあるかもしれません。

同じことを繰り返しますが、私が言葉を荒げてまで真剣に伝えているのは、目の前に居るその人の為ではなく、その人がその後関わるであろう何十人何百人の人たちに、正しく伝えて欲しいという願いを込めてのことなのです。

私が伝えたいことが10あるとして、二日間をかけて必死で伝えたとしても、どれくらい伝わったのかを量ることは出来ませんし、当然個人差もあると思います。

そうやって持ち帰ったものを、そのまたどれくらいの割合で指導に活かしてくれるのか、それはもうまったく想像もつきません。

「分かった、出来た」と思って帰った行った人たちが、それぞれの考えのもとに私から学んだことをアレンジするのですから、もしかしたらまったく違う形で伝えられてしまうかもしれません。

それでも、「これまでの常識や固定概念を離れる」という意識だけは、どんな人にも伝わっていると信じています。

もっと分かりやすく、もっと単純に伝えなければ、せっかく作り上げてきた私の理論や方法論が広がった行かないと心配されることもありますが、世にはびこる方法論の一つとしてしか取り組めないのであれば、どこかで行き詰った時に、振り返って検証する基礎の部分を築き上げることができません。

スポーツの世界だけではないでしょうが、スランプと言われる状態は、勢いだけで進んできて戻る場所を失った人間が陥るものだと思います。

私が伝えなければならないのは、30年近くに渡って試行錯誤を続けている過程を、恥じることなくつまびらかにすることで、迷った時困ったとき、西本はこう考えこういう行動で切り開いてきたんだという過程を、これから先の未来を背負う人たちに伝えておくことだと思うのです。

「そんなことは大きなお世話で、お前がたどりついた今を知りたいのだ」、それもいいでしょう。

しかし、そういう考えの人は、自分が行き詰まってしまった時、結局はまた誰かの考えに頼らなければならなくなり、自分で道を切り開く努力をしなくなるのです。

金太郎飴のように、他の人と同じことを知っていて同じことができる人材が、組織にとって使いやすいことは理解できます。

では組織は何のために誰の為に存在し機能させているのでしょうか。

それは医療機関であれば患者さんであり、スポーツの世界であれば選手たちのはずです。

今流行の言葉で言えば、〇〇ファーストでしょうか。

私は常にそういう考え方で、目の前の選手や患者さんのために何が出来るかを考え続けてきました。

他の人と同じことしかできないのならば、他の人と違うことをやってはいけないのならば、私がその立場に居続ける必要はないと考えました、だから今こうしているのです。

「単純に方法論だけを教えてくれればいい、難しい理屈など必要としていない」、そうでしょうか。

一流や超一流と呼ばれる選手たちは、そんな薄っぺらな理解で取り組んで結果が得られるような世界なのでしょうか。

今仕事のメインになりつつある、体の不調を訴えて来所される一般の方々に対しても同じです。
黙って痛みを軽減するための施術を行っていれば、仕事として何の問題もないのは分かっていますが、縁あって私の前に体をゆだねてくれた人に対して、私はそれが出来ないのです。

人間の体とは、年齢とともに衰えて行く人体の機能とは、痛みとは、なぜこうなってしまったのか、これから先どうすればいいのか、そういうことをすべて踏まえて対応しなければ、私のところへ来ていただいた意味がないと、勝手に思っています。

ある意味面倒くさいやつだと思われるでしょう、何でこんなことを言われなければならないのかと。

それでも少しずつではありますが、伝え方も上手になってきたように思います。

それはこの3年間、私に向き合ってくださった、たくさんの方々のお蔭です。

これは紛れもない事実で、「来る者拒み、去る者は追わず」の、何とも愛想のない性格を、少し変えてくれました。

来年の定期開催の予定は今のところありませんが、西本塾そして深める会と、それぞれ1回くらいは開催しようかなとは思っています。

出来ることなら、これまで学んでくれた人たちからの招きを受けて、私から直接話を聞きたいという人たちのところに出向いていく機会が出来たらいいなと思っています。

サッカーのクラブ世界一決定戦を見ても、私の考えていることが基礎になければ、健闘した惜しかったで終わってしまうような気がします。

大きなことは言えませんが、何時どんな対象から指導の依頼を受けても、すぐに対応できる準備は常に整っています。

指導には継続性が必要ですから、せめて車で通える範囲のクラブで指導をさせてくれる環境はないでしょうか。

私が提唱する体の使い方を、組織として取り組んだ結果がどんなことになるのか、私が一緒に走り回って指導できるうちに、この目で見てみたいと思います。

あと2年で大台になります、もちろん若いつもりですし努力も続けますが、いつまでもという訳には行きません。

夢や目標は言葉に出さなければ到達することは出来ないと思います。

今年また一つ大きな夢が実現して、これまで頭の中だけでしか考えられなかったことを、実際に体験し確認することができました。

改めて自分の思考回路は間違っていなかったと嬉しく思いました。

これからも安易な方法論ではなく、本質を追い求めて行こうと思います。

動きを変える、改善するということ。

昨日は、体がふわふわしている中、指導している高校生のサッカーの試合を見に行ってきました。

正直ゆっくり休んでいたかったのですが、「彼の試合中の動きを直接見てあげられる機会が最後になるかもしれないから、絶対に見に行ってあげて欲しい」という智志の言葉に、留守を守り、指導を継続してくれた成果を確認する意味も含めて観戦してきました。

試合の内容は別として、彼個人の動きに関しては、指導させてもらっている立場として、現状これ以上望むことができないほどの動きを見せてくれたと思います。

私の指導を一度でも受けたことがある人が見れば、それは一目瞭然なはずです、それほど見事に私の求める動きを再現してくれていました。

「サッカー選手としての動きを良くしたい」、漠然とした言葉の中にはたくさんの意味が含まれていると思います。

日本人はフィジカルが弱い、最後まで走りきれない、一対一の対応で負けてしまう、動き出しの一歩目が遅い、ネガティブな言葉を並べればきりがありません。

本当にそうなのでしょうか。

それらの言葉に対応するために、過去から現在と様々な方策がとられ、トレーニングが工夫されてきました。

にもかかわらず同じ言葉を言われ続けているのが現状です。

私もそうした問題に対して、私なりの解決策を模索してきました。

私に出来ることは何かを考え続け、たどりついた着いた結論というか、見えてきたものは、「人間の体に仕組まれた、からくり通りに動けるようにしておく」という、とてもシンプルなことでした。

それが出来るようになるためには、体の仕組みを知ることから始まり、その仕組みに沿った動き方を身に付けて行くという作業でした。

けっして派手さはなく、数値で表されるような客観性もありません、万人に評価されることも難しいことだと思います。

では客観的な評価基準で、とび抜けた数値を出せる人間が、すべてその競技で秀でた結果を残せているかと言えば、そうでないことは明らかです。

もちろん超一流の選手は、そういう意味での評価が高いことは当然のことではありますが、「逆また真ならず」ということでしょうか。

中学生や高校生なら、まだ自分の能力の限界など考える必要はありません、とにかくどんな考え方や方法論であっても、努力を続ければそれなりの成長は可能です。

それならほとんど全員が行っていることで、それなくして人より秀でることは難しいでしょう。

そうして成長していき、レベルが上がって行く中で、個々の差は歴然としたものとなって行きます。

それがなぜなのか、ほとんどの人は素質がないとか努力が足りないとかいう言い方で終わらせてしまって、ことの本質に迫ろうとしてこなかったように思います。

私がたどりつこうとしている先にあることは、とてもシンプルな事実のような気がしています。

それは何度も言い続けている「体の仕組みに沿った動き方」という概念に気づくことです。

それに気づき身に付けて行くためには、方法論だけを求めたのでは絶対に理解することは出来ないと思います。

それなりのレベルに達した選手たちは、自分がやってきたことにそれなりのプライドがあるでしょう、しかし、それではたどり着けない何かがあると、本当は気づいていると思います。

それが何なのか、手が届きそうで届かない、理想と言ってもいい考え方や方法論が示されてきませんでした。

私の言う、体の仕組みに沿った動きを行うためには、自分が正しいと思って行ってきた様々な考え方や方法論を脱ぎ捨ててもらわなければなりません。

付け足しのような気持ちで私の指導を受けたのでは、方法論の一つとして考えてしまって、本質にはたどり着けないからです。

けっして難しいことを言っているのではありません、言い方が少し乱暴になるかもしれませんが、「体に無理な負担を強いることをさせてきた」という事実を認め、体が喜ぶ動き方に戻していくだけです。

私の指導する走り方は、変な走り方と言われますが、それで楽に走れて、動きだしも速く、どんな方向への移動にも適していれば、何の問題があるのでしょうか。

その走り方から、肝心のボールに絡む動きも正確にできるのですから、文句を言われる筋合いなどあろうはずもありません。

現状、他の人間と見た目の動かし方が少し違っているというだけのことです。

昨日の試合の後、少しだけ本人と話ができましたが、開口一番「動きが楽です」という言葉が返ってきました。

さらには私が見ている場所近くで、ディフェンスを背負った状態から、裏にすり抜ける動きを見せてくれましたが、私が見ていることを意識して、指導している動きをやって見せてくれたというのですから大したものです。

試合も後半残りわずかな時間帯で、そんな余裕がある選手が他にいるでしょうか。

90分間頭と体を動かし続ける能力こそが、サッカー選手の求められる最も重要な能力であると私は思っています。

彼にとって私の指導は、動きを変えるというよりも新たな能力を身に付けさせてくれていると感じているかもしれません。

そう思ってくれているとしたら、それはそれで嬉しいことかもしれませんが、ことの本質は、「彼が持って生まれた能力を余すことなく発揮できるように、無駄に遠回りさせることなく成長するお手伝いをしている」ということに尽きると思います。

「動きを変える」のでも「改善する」のでもなく、元々彼が持っている能力が自然に発揮できる状態を作る、それが私がたどりついた指導の本質だと思います。

自分を変えたい、今の自分を超えたい、もし真剣にそう思っている選手がいるのなら、シンプルに自分の能力を再点検してみる必要があると思います。

すべての選手が自分の望む高みに届くとは言いません、ただ現状を超えていける可能性はすべての人間に秘められていることは間違いないことだと思います。

色々なことに気づかせてもらえる毎日に感謝です。

週末に行う西本塾、今度こそ一区切りの会となります。

初めて私に接してくれる方は、今回一名でした。

とても幸運な方だと思います、私の現状を余すことなくお話しします。

理解云々は別の話ですが、これまで参加してくれた人たちと同じように、目からうろこの話がたくさんできると思います。

楽しみにしています。

久し振りの更新です、変わらず元気に頑張っています!

久し振りのブログの更新となります。

これまでも色々なところで、色々な人間を相手に仕事をしてきました。

その経験の蓄積が、西本理論という、少し抽象的な言い方ではありますが、私が人間の体に向き合う時の指針として確立されてきました。

今回のことも、その流れの延長線上にあるもので、私にとっては特別なことをしてきたという感覚はありません。

私が正しいと思うことを、相手にも正しいと思ってもらう、自分にとって有用だと思ってもらう、その方法論が一番難しいことは、私自身が嫌というほど経験してきました。

どう言えば伝わるのか、どうやって見せれば納得してくれるのか、私にとっての根っこを掘る作業とは、そういうことなのだと思います。

答えのない作業で、いくら私が出来ることを出し切ったと言っても、それは詰まる所自己満足なわけで、相手が求めているものと合致しているか、また求める高みに近づけたかどうかの判断は実に曖昧なものです。

それを追い続けた30年でした。

一つ一つの仕事に真剣に取り組み、その都度結果を残してきたつもりです。

その評価は、誰でもない、一緒に汗を流してトレーニングを行ってくれた一人の人間、その人だけです。

想像もしていなかった環境の中で過ごした2週間でした。

私にとっても貴重な経験となりました。

今、心地よい疲労感が全身を包んでいます。

達成感、充実感、そして自己満足、とにかくやり切ったことだけは間違いありません。

少しだけ休んだら、日々の生活に戻らなければなりません。

私を待ってくれているたくさんの人たちのために。


プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。こちらもご覧ください。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
西本塾を深める会を9月10日(日)に開催を予定しています。
詳細はstudio操のホームページ内の「講習会情報」をご覧ください。

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