「想いは届く」のかもしれないという話。(雑感)

今日からの4日間、広島地方でも天気予報に雪マークが付いています。

寒さが苦手な私にとってはまだまだ辛い毎日が続きますが、一昔前に比べると着るものの暖かさが格段に違い、口で言うほどの寒さは感じていないのかもしれません。

私の趣味であるゴルフのウエアも、以前であれば雪だるまのように厚着をしなければ、とてもじゃないけど雪や風の中、山の中を歩き回ることなど不可能でした。

それが今では暖かい下着とその上に2枚着れば十分寒さに耐えられるのですから、科学の進歩というのは素晴らしいものです。

それは、「こんなことができたら良いな、こんな下着やウエアがあったら良いのにな」という、素朴な欲求というか、大げさにいえば夢を語らなければ何も始まらなかったことだと思います。

私の発想もまったく同じで、「こんなことができたら良いな」、すべてはそこから始まっています。

「こんなことができたら良いな」の源には、実はすでにこんなことができている人間がいるという事実を知ってしまったことです。

なぜこんな動きができるのだろう、どういう意識で体を操っているのだろうと想いを巡らせていると、不思議なほど答えが見えてきます。

見えるというか、私が見続けている人間の体が、「こうやって動けば良いんだよ、こんな感覚で動いているんだよ」と、語りかけているような気さえするのです。

そこから先は、残念ながら教えてはくれません。

どうやったらそんな動きができるのか、どんな体でどんな意識を持って体を操ればそこに近づいていけるのか、そんなことを考えることが楽しくて仕方がないのです。

そうやって方向性が示され、答えらしきものが見えてくると、やはりそれらを必要としている人間に教えたくなります。

縁あって私と出会う人たちは、私と同じように、「どうやったら今行なっている競技の技術が上手くなるのだろう、今現在一生懸命努力を積み重ねてはいるが、自分の知らない何かが他にあるのかもしれない」と、常に向上心と野次馬根性というアンテナを高く掲げていたからではないでしょうか。

現在夜間に行っているグループトレーニングを始めたのも、体の不調を訴え来所した子供とそのお母さんに、並々ならぬ意欲を感じたことがきっかけでした。

私にそれが伝わってこなければ 、私がそれに応えようと行動を起こしこともなかったはずです。

「想いは届く」とか「夢は願い続ければ叶う」などという言い方がありますが、夢や目標は言葉や気持ちとして外に出さなければどこにも届かないし、想い続けなければ簡単に叶うはずはありません。

どんな大きな夢も、他人からみればとるに足らない小さな夢や目標もまったく同じだと思います。

今の私は、自分にとっての大きな目標や夢は何かと問われれば、胸を張って言えるようなものがないのが少し寂しい気もしますが、それとてよく考えてみると、少しでも多くの人に認められるような舞台を想定しているだけのことです。

そういう場所は、表向きは華やかな成功感があるかもしれませんが、その内容が本当に評価されたものかどうかは別の問題です。

今の私が自己満足を感じられているのは、私が思考錯誤して作り上げてきたものが、確実に誰かの夢の実現をサポートしているという実感があるからです。

自分の夢や目標を実現するという立場から、誰かの夢や目標を応援できる立場に変わったということです。

正直まだそれだけで満足できているかと言われれば、すんなり頷くことは難しいかもしれません。

しかし、よく考えてみれば私のやってきたことの究極の目的は、誰かの役に立てる人間になるために、他の人とは違う何かを身に付けることだったのです。

そういう意味ではすでに私は人生の後半に差し掛かり、その夢を果たしているのかもしれません。

生活して行くためにはそれだけでは済まない部分があって、どうしてもそちらに目が向いてしまいますが、私がこんな人になりたいと思い続けてきた能力が、既に身についてきたことは間違いありません。

これからはそれらをどう活かしていくのかが、私の目標となるはずです。

小さなこと取るに足らないことを大きな問題として受け止め、誰よりも真剣に人間の体と向き合ってきたつもりです。

だからこそ次から次へと新たな疑問が湧き出て、それを解決する術を探ってきました。

ブログでも紹介しましたが、何度かこのブログにも登場していただいている西原雄一さんと一緒に等々力で試合を観戦させていただいた時、試合中やその後の会食の間にも色々な質問をしていただきました。

私にとって誰かが疑問に思っていることを自分の言葉で説明することほど楽しいことはありません。

なんでも知っていると自慢するわけではなく、私はこう思うという言葉が、一つのテーマから始まって堰を切ったように溢れ出て止まらなくなるのです。

その中でひとつ残念だったのが、海外に出ていった日本人サッカー選手が、どうして日本で活躍していたときのような体の動きができなくなるのかという質問をもらったときでした。

私の中では確信めいたものがあって言葉では説明しましたが、現実としてそれを裏付けるためには、平面の世界で繰り広げられる試合を何回何十回見ても、絶対に間違いないと言い切ることがどうなのかという思いがありました。

現実としてそれを確かめるためには、現地に行って生で選手の動きを見るしかありませんでした。
それもできることなら試合での動きだけではなく、練習している彼らの姿、それもトレーニングルームでのと、欲求は募るばかりでした。

そんなことが許されるはずはありません、どう考えても不可能なことです、こういうことを夢というのではという、現実離れした話でした。

そんな思いを持っていなければ、もしそんなチャンスが奇跡的にあったとしても、そういう視点で見てくることはできないと思います。

一時が万事です、自分のやりたいことがあるのなら、そこに近づくための努力、それに必要な情報収集、それを手に入れるための行動力が必要ですが、その努力さえ惜しまなければ必ず近づいていけるような気がしています。

行動には分岐点があって、自分の望んだ方向には進んで行けないこともあります。
そんなことの方が多いのかもしれません。

でもどんな結果になったとしても、そこに至った努力が消えることはありませんし、あそこでこっちの道へ進めなかったからこそ今があると、後になって後悔ではなく胸を張って良かったなと思える時が必ず来ます。

私は自分の人生を「人生あみだくじ」などといい加減なことを言ってきましたが、失敗とか後悔などという言葉ではなく、素直に今が一番良かったと思っています。

過去は変えられませんが、少なくとも今現在私に縁があって関わっている人たちにとって、私の存在が、それぞれの夢や目標に近づけてくれる「夢前案内人」と思ってもらえるようになることが、裏返して私の夢の実現に近づく唯一の方法ではないかと思っています。

とりとめもない文章でしたが、現在の心境です。

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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
「第25回西本塾」を11月18・19日の土日に開催を予定しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください
尚、深める会も12月10日に予定しています。

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