常識や固定概念に縛られている人は、読んでも面白くないと思いますので悪しからず。

前回記事にした西本塾生のNさんから、指導を受けた感想を送っていただきました。
世間の常識や、固定概念から離れられない人には、ただの自慢話どころか、私とNさんの作り話としか受け取れない内容かもしれませんので、そういう方は読んで頂く必要はないことをお断りしておきます。

Nさんご本人は、卓球選手として失礼ながらそれほどの実績をお持ちではありません。
しかし、お子さんたちを手塩にかけて指導し、次男のT君は、小学6年生の時、全国でトップを争う選手にまで成長させたという、私から見ても信じられないような結果を残した素晴らしい指導者です。

山間の小さな町で、ライバルの存在もなく、けっして練習環境に恵まれているわけではない中、Nさんの指導だけでトップレベルにまで導いたことは驚きでしかありません。

そんなNさんから届いた、T君を何とかして欲しいというSOSのメール、私が燃えない訳がありませんでした。

まずはお読みください。

西本先生へ
急なお願いにも関わらず、わざわざこちらまで出向いてご指導いただき、誠にありがとうございました。

先生は、まず最初に子ども同士で軽く打たせてから、すぐに修正点を見つけてくださいました。
その様子を動画などでしっかり確認してから、動き修正の様々なドリルを行ったところ、あっという間に「これだ!」という、思い描く形になったのです。

ほんの2時間足らずのことでした。呆気に取られるというのはこういうことなのかなと思いました。
もちろん、期待して先生にお願いしたわけですが、「ここまで、なるの?」という、信じられない出来事を目にしてしまい、なんだか狐につままれたようです。


失礼な言い方かもしれませんが、他に表現のしようがないというのが正直な気持ちです。
結果先生から、「なんだその生返事は」と言われてしまいましたが、凄いという部分を超えると中々凄いとも言えなくなってしまうということですので、ご容赦いただきたいです。

それにしても、ここまでのものを人に見せられるようになるには、とてつもない研鑽と時間の積み重ねが必要なのではないかと感じました。
先生が提唱されている理論は、あまりに深いものであると再認識した次第です。
同時に、生半可な気持ちでは枝葉さえ真似することはできないものではないかとも推察いたします。


私も西本塾を受講し、練習会は本日を含め2回体験しましたが、塾生と言うのも恥ずかしく、私などでは入り口に触ったぐらいで、入り口を入れてもいないですね。
自分の指導力の無さも痛感し、指導している子ども達にも申し訳ない気持ちで一杯です。
私も一からもう少ししっかり勉強をしたいと思います。

先生が帰ってからですが、そのままその場所で練習をしました。
変化が大きかったため、打球の入る確率は多少落ちましたが、それでも威力は良い感じです。
時々スイングを確認すると、やはり前の感じに戻ってしまう動きが出てくるので、時折軽いラリーを混ぜて復習しながら練習をしました。
背中の張りも大きいようなのでその日は2時間程度の練習で切り上げました。

翌日は昨日のドリルを一通り行いました、背中の反りも昨日より少し良くなっています。

打球したときですが、変化にも慣れたため、確率は戻っています。
無理の無い動きだからでしょうか、たった1日で良かった時に戻っています、目に見えて良くなりました。
打球を受けていると迫力が出てきた感じがします、特に連続で打った時の威力は1.5倍ぐらいになったように思えました。
これは良くなると昨日確信したとおりとなりました、本人も納得しています。

翌々日もドリルを一通り、さらに背中の反りが出てきました、お兄ちゃんまではいかないけれども、近づいてきました。
打球した様子も楽そうに見えます、バックスイングでの沈みのコツを掴んできたようです。

おかげで、帰省中にこの技術はしっかり磨いて、戻ろうとやっていた練習ですが、ほぼ出来るようになりました。
様々な良い影響から、本人もこのトレーニングをやれば効果が高いということを十分認識してくれたようです。
なので、しっかり継続してくれるはずです。
 
そして、水曜日の朝再び戻っていきました。
毎度ですが、送り出すときは辛い気持ちになります、しかし、今回は良くなるのではないかという希望もあります。

前年度は辛い一年でした。時々見る度に、少しずつズレてきている子を見て、我慢・我慢の一年でした。
もうこれ以上はどうにもならない直前まで来たと感じていましたので、本当に救われたと思っています。
手を差し伸べていただいて、ありがたいとしか言い様がありません、おかげさまで助かりました。
このご恩に報えるよう、なんとか頑張ってほしいところです。

また、変化があったり結果が出たときには、ご報告いたします。
なんとお礼を申し上げれば良いのかわかりませんが、一人でも多くの方が西本先生の指導を受けられれば良いなと、心から感謝し思った次第です。
貴重な時間をありがとうございました。

卓球少年Tの父で、指導者Nより

私はもちろん卓球の経験はありません、ちなみに私が子供の頃から夢中になったのは野球で、それも高校の途中で挫折してしまったという、誇れる経歴などまったく無い人間です。

それが今回のように、やったこともない競技の選手、それも日本が世界のトップレベルである卓球という競技で、この四月から中学二年生というジュニアの選手とは言え、日本でトップクラスの選手を指導し、父親でありここまで育て上げたNさんが、私のやることを見て、驚きを通り越したという変化をもたらす指導をしてきたのです。

なぜそんなことができるようになったのか、それは私が人間の体とはという「命題」を、常に考えながら人間の動きそのものを見続けてきたからです。

誰に何を言われようと私にはそう見える、いや今回のように見たこともない選手の動きですら、Nさんから伺っていたこれまでの経緯や、一昨年の年末に一度だけ本人の姿を、走り方の体験会に参加してくれた時に見ただけの選手でしたが、少ない情報の中でも、今回不調に陥った原因も、何をどう説明して、体のどこをどう使えるようにしたら、これまで以上の動きは出来るようになるのか、現地に伺う前に、相談のメールを読んだ時点ですべて頭の中でストーリーが完成していました。

この事実を信じられない、お前にそんなことができるわけがないという、一般的な常識や固定概念の中でしか物事を見られない人には、今回の記事の最初に書いたように、読むだけ無駄だと思います。

これまで縁あって自分が見たこともない競技の選手や指導者の指導も行ってきました。

どんな競技であっても、それを行うのが人間であれば、私の頭の中で改善策は練り上げられ、選手を目の前にすれば考えてもいなかった内容のドリルを行わせたり、考えてもいなかった言葉が自分の口から発せられることに、私自身が驚き、そしてそれらを使って、ワクワクしながら指導していきます。

客観性がない、論理的でない、何とでも言ってもらいましょう、そんな言葉を並べられて、本当によくなっていく選手がいるのでしょうか。

私の考え方に興味を持ち、私の指導を受け入れようとする人に対して全力を尽くし、選手にとって少しでも役に立つ指導ができればそれで満足です、万人に認められようとは思っていません。

とにかく今回のように、私がこれまで全く縁のなかった卓球という競技のハイレベルな選手を何とかして欲しいなどという、ある意味「無茶振り」をされたわけですが、未経験の競技、見たこともない競技、無茶振り大歓迎です。

「さすがにお前にもこれは分からないだろう、こんなことは出来ないだろう」、そういう無理難題を吹っかけてくれればくれるほど、「見とけよ」の気持ちが燃え盛り、私をやる気にさせてくれるのです。

今回、NさんからのSOSから、私にとっても久し振りに新鮮な気持ちで、楽しい時間を過ごすことができました。

つまらない常識や固定概念など私にはまったく必要ありません、20年前より10年前、昨日より今日、いや今日より明日と、自分の発想を広げ、私を頼ってくれる人のために頭と体を動かし続けて行こうと思います。


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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。こちらもご覧ください。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
今年2回目の西本塾を8月26・27の土日に開催を予定しています。
詳細はstudio操のホームページ内の「講習会情報」をご覧ください。
なお、今回も参加者が5名に満たない場合は開催しません。
9月10日には深める会も予定しています。

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