FC2ブログ

重心移動の意味を分かっている人少ないです。

1月も終わりですね、寒さが続いていますが、私はお陰様で風邪ひとつひくこともなく元気で過ごしています。

私の趣味というか性分でしょうか、誰に迷惑をかける行為ではなくお金もかからないお得なものですが、「それは仕事でしょ」と突っ込まれると、そう言われたらそうだなと思ってしまうことです。

もったいぶって始まりましたが、何のことはない『人間の体の動きを観察して、動きづくりにどう繋げるか』という単純な話です。

仕事といえば仕事かもしれませんが、考えてみれば小学校高学年の頃の記憶の中にも、『運動能力の優れた同級生の体の使い方はこうだったなあ』と、名前と顔まで思い出せるほど鮮明に覚えていたりします。

会社員生活を経てこの仕事に入りましたが、その時々の環境の中で必要とされていないけれど、人間の体の使い方という本質的な部分を考え続けてきたことが、今に繋がっているのだから、生きていること考えることに無駄なことはないなと改めて思ったりもします。

競技スポーツの世界に身を置く期間が長かったので、あるレベルを超えた選手たちを、どうやったら更にレベルアップさせられるかという、究極的な能力向上を目指してきました。
それが、スポーツ選手であれば、上のレベルを目指す育成年代から、30代40代もっと上の年齢になっても、少しでも上手くなりたい、一年でも長く競技を続けていきたいという、様々な目的目標を持った選手たちに関わることが増えてきました。

もちろんスポーツを行なっている人ばかりではなく、一般の方たちが日常的な体の不調を訴えて、私の元を訪れる方もたくさんおられます。

そんな日常の中でも、実際に施術やトレーニングの指導をしている瞬間よりも、一人で過ごす時間の方がよほど色々なことを深く考えているように思います。
人から見たらぼんやりしている時間こそ、私の頭の中はフル回転しているのかもしれません。

さて、一般の方から見れば素晴らしい能力を持っていると思われる競技レベルの選手たちのことは、これまでにもたくさん考え文字にもしてきましたが、運動を始めたばかり、いえトコトコ走り始めたばかりの小さな子供たちのことを考えてみました。

走ることに関しては遺伝の問題が大きいとよく言われますが、私はそうは考えていません。
後天的な環境の問題の方が大きいと思います。

歩くこと走ることは、ひとことで言えば移動手段に過ぎないということです。

生まれてきたばかりの赤ちゃんは、自分で姿勢を変えることも食事をすることもできません、基本的には親の庇護の元で一定期間を過ごさなければ生きて行くことさえできません。

そんな期間が過ぎ、寝返りを打てるようになり、つかまり立ちができるようになり、自分の足でバランスをとって二本の足で立っていられるようになります。
そしていよいよ自分の足で移動する、歩くという行為ができるようになっていきます。

この時の歩くという行為に関して、私のいう体重移動と重心移動という観点から見てみると、「スタートは絶対に重心移動」だと思います。

二本足で立ってバランスが取れるいう感覚が身に付いてくると、それまでハイハイでしか移動できなかったのが、この立っている状態から、笑顔で手を差し伸べてくれる親の元に近づいていきたいという気持ちが湧いてくると思います。

人間は行きたい方向に進んで行くという機能を持って生まれています。
このことは西本塾で説明し体験してもらっていますが、自転車で曲がる時のことをイメージしてもらうと分かると思います。

赤ちゃんが移動する時、二本の足で直立を維持するために、重心を保ってバランスを維持していた感覚を、移動したい方向に少しだけ『ずらした移動した』ということになります。

それに続いて必要とされる能力は、移動した重心を保って転ばないようにすることです、これが人間本来の体の位置を移動させるための体の使い方ではないでしょうか。

だから私は移動の手段としての人間の体の使い方は『重心移動』だと言っているのです。

実際にそれで十分移動の手段としての目的は果たせます。

しかし現実としてなぜかそれが否定され、難しいことはわかりませんが、物理学というのでしょうか、地球上の引力の中で、体を支えるために地面と拮抗している体重以上の重さを地面に向け、その反力を得ることで体の重さを移動させるという説明を、そういう専門の勉強をした人から聞いたことがあります。

難しいことは別として、ほとんどの人が私が唱える『重心移動説』ではなく『体重移動説』を信じていますから、地面を蹴るための筋力がイコール、スピードに結びついていると思ってしまいます。

そして自分の子供さんを見て、動きが鈍いとか体の使い方が下手とか、その人が持っている良いイメージからは遠いものだと思ってしまいます。

「それを改善させるためにどんなトレーニングをしたら良いのでしょうか」、という質問をされることが多いのです。

このことは大人でも同じで、また競技レベルの選手たちにも言えることです。

そのために枝葉の方法論をいくら教えても絶対に改善することはできません。
考え方の根本に、筋力を使った体重移動の概念が消えていないからです。

もしそういう枝葉の部分を指導する動画を見たり、お手本にしたい選手の動きを見続けたとしても、結局は根本的な改善にはならないのです。

一足飛びに話を進めてしまいますが、重心移動を分かってもらえたとしても、今度は骨盤の角度を維持して股関節の自由度を確保するために、背中を使うという体の連動、使い方が身に付いていなければ、今度は重心を移動させるために体を前に倒すことに意識が行き過ぎ、膝を引き上げなければならず、着地も重心である股関節よりも前になってしまうため、膝に過度な負荷がかかりケガの原因となってしまいます。

これまで見てきたり相談を受ける選手は、ほとんどがこのパターンです。

『木を見て森を見ず』どころではありません、誰に刷り込まれたのか、いつからそう思わされてしまったのか、どんなことに対してもこうしなければならない、こうしてはいけないという思い込み、固定概念や既成概念と言われているものに支配され続けています。

私の主張していることは難しい理論ではありません、体はこういう風に動くようにできていているから、その持って生まれたカラクリ通りに使うようにしませんかと言っているだけです。

様々な人が、体の使い方を論じますが、私の言っていることは当たり前すぎてインパクトはないかもしれませんが、考えれば考えるほどシンプルになって行くのだから仕方がありませんね。

こんなことを書くときは、実際に伝えたい人がある時ですが、多くの方に当てはまることでもあると思って書いています、思い当たるところがある人は、よく読んでおいてください。

2月の後半に、以前指導していた社会人野球、三菱重工広島の元選手で、現在香川県の県立高校で教員を務め、やっと昨年から念願の硬式野球部の監督に就任した『上田将人』君の依頼で、選手たちの指導をするために坂出に行くことになりました。

野球に関わっていた時の私は、我ながら厳しさを前面に出した指導でした、とにかく結果を出さなければならない環境の中での仕事だったからです。
確かに結果は残してきたつもりです、しかしその頃の選手たちが日々の練習を楽しいと思っていてくれたかどうか、楽しいという意味は楽だという意味ではありませんが、やらされているという感覚であったとしたら、何年か経って振り返った時どんな思い出が残っているんだろうかと考えることが増えました。

上田君は、選手を指導する際の、私の厳しい面を期待してくれていると思いますが、私自身が伝える側として様々な人と出会い成長した姿を見せたいと思っています。
指導者としての彼のこれからに、少しでも影響を与えられる指導をしてきたいと思います。

今年の目標というか夢は、私の考え方に興味を持ち、話を聞いてみたい指導を受けたいという人の元へ出かけて行きたいということです。

これまで関わった選手たちの動きを見るためにも、南は九州鹿児島から福岡、山口、大阪、名古屋、東京、仙台、札幌そしてスペイン、他にも行きたいところ、会いたい人がたくさんいます。
いくつ実現するかわかりませんが、そこに居る自分の姿や新たな出会いを夢想することも楽しいものです。

節目の年齢になる今年一年です、良いことがたくさんあるように頑張ります。

スポンサーサイト



私に出来ること、しなければならないこと。

西本塾生から個人指導と、まだ募集もしていない4月に行う予定の深める会への申し込みがありました。

彼は、育成年代のサッカー指導者で、情熱にあふれた人間だと思います。
たまたま今日書こうと思っていた内容とリンクするので、彼から届いた受講動機から、自分の現状を顧みたいと思います。

私の考えていることや、実際の体の使い方に対して、評価することができるのは西本塾で学んでくれた人だけだと思います。
こうして更なる学びを求めてくれる人の存在には、本当に勇気づけられます。

西本塾では、一日目の理論編で、それぞれが学んできた教科書的な内容との違いに戸惑う人がほとんどですが、実技を絡めながらじっくりと説明していくと、なるほどそうだったのかと頷いてくれることになります。

その違いは何かというと、私の言っていることがとても優れたもので、これまでの理論を超えたとか最新の、などというものではなく、まったくシンプルで、ある意味拍子抜けしてしまうほど当たり前のことを言っているに過ぎないことに驚かれます。

しかし、その当たり前のことをしっかり探究することなく、結果を求めて枝葉の理論を展開しているに過ぎないものが多いことの方が大きな問題だと思っています。

そして私自身が、その根っこを掘り下げ真理に迫る思考を続けているため、西本理論なる呼ばれ方も全くその意味をなしておらず、その日その瞬間の私の考えに過ぎないものなのです。

私がどんな競技にも、どんな年代のどんなレベルの選手たちに対しても、等しくその能力の向上の可能性があると言っているのは、人間としてもって生まれた能力を効率よく発揮させるための指導を、私ならできると思っているからです。

受講動機に書かれたこととの対比で書いていきます。

 ①ブログでは常にアップデートされる西本理論を垣間見ることができて勉強になると同時に、西本さんの熱いエネルギーが文字を通じて伝わってきて刺激を受けております。
西本理論がサッカーのボールを蹴る動作などへ落とし込まれていくのを文字を通じて知り、ワクワクすると同時に自分の中でこのままではいけないという感情がどんどん大きくなりました。

ブログをしっかり読んでくれていることが分かります。
先に書いたように、西本理論に完成形はありません、日々その姿を変えより良いものにしていこうと試行錯誤を続けています。
サッカー未経験者である私が、ボールを蹴る動作にまで言及するのは、それがとりもなおさず人間の体をどう使うかという根本的な動き作りに結びついていくからです。

お前に何が分かるかと思う指導者もいるかもしれませんが、経験論だけの指導では、それがどれだけすぐれたものであっても、正しく伝わることは難しいと言いう事実には気づいているはずです。

 ②選手の動きを観る視点に変化はありました。選手の違和感がある動きというのは観てとれる回数は増えたと感じています。

 ③ ②で申した通り、選手の動きに違和感を覚える回数は増えたのですが、それをどう伝えるか、どうデモンストレーションを行い選手に納得してもらうかという点において、未熟で伝えきれないことです。
また自分のクラブへいらっしゃるフィジカルコーチやコンディショニングトレーナーと名乗られる方の方針も受け入れながら行わなければならない中で、それでも確固たる方針として西本理論を自分自身で説明できないことです。

私の言う効率的な動きというものの概念が分かってくると、これまで当たり前に思っていたことに違和感を覚えるようになることは必然だと思います。
それが分かるようになるだけでも大きな進歩だと思います。
ただ、なぜそれを良しとしないのか、身に付けてほしいと思っている体の使い方との違いは何か、またそうすることでどういう利点があるのかなど、こちらの考えを押し付けるのではなく、なぜどうしての疑問にすべてこたえられるような準備がなければ、自信を持って指導はできません。

また既存の考え方で長年活動している、自称フィジカルコーチやトレーナーたちに対しても同じことで、彼らの固定概念を覆すことは容易ではありません。

 ④動き作りから導き出されるサッカーの技術、サッカーへ応用できる動きを知りたいです。また、それを自らデモンストレーションできるようになりたいです。

まさにここがポイントとなります。
自分ができないことを理屈や受け売りで伝えられるわけがありませんから。

これは一朝一夕の講習で身に付くものではありません。
そのことは昨年一年間、毎月一度のペースで自分のトレーニングのために神戸から通ってくれた竹内さんでも、回数を重ねるほどに目標が高くなり、これでもうオーケーという気持ちにはなれないのです。

少なくともそれくらいの気持ちで学び続け、身に付けていく努力なくして、既成勢力を跳ね返す自信はつかないと思います。

 ⑤3年間○○メソッドと呼ばれる指導者を中心に作られたサッカーの教本(のようなもの)を学びました。
これはサッカーの戦術を個人からグループ、チームへと昇華させていく手順を記したものです。
3年間必死に試行錯誤しながら学びました、必ず日本人でも世界のトップで活躍できる選手になれるという思いを強く持っています。
そのような選手が増えれば日本のワールドカップ優勝も夢ではなくなると考えています。
ただ、3年間学んだときにふと思いました、何か大切なものが欠けていると。
これは決して○○メソッドが悪いという訳ではなく、自分自身が○○メソッドで頭が一杯になってしまった、自分の能力のなさだと思います。
その欠けているものとは、○○メソッドを実行する選手の根本的な動きそのものを改善できていないということです。
それを今痛感しております、このままではダメです。
ただ、西本さんの仰っていることを将来の選手のイメージに投影すると、世界で活躍している選手の絵が浮かびます。
だからこそ、また学ばせていただきたいです、よろしくお願いします。

何事でも同じだと思いますが、一つのことをなすためには、ジグソーパズルを組み合わせていくような感覚が必要だと思います。

どれが大事でどれはあまり重要ではないということではなく、すべてのパーツがそれぞれ重要な役割を持っていることを自覚し、責任をもって任に当たることはもちろんのこと、自分のことだけでなくお互いの機能を理解し合うことも必要です。

さらにはすべてを統括的にコントロールする立場の人間を、全員が本当に信頼しているかということが最も大きいと思います。

そんな中でも、私の主張している『体の使い方というパーツ』に対して、残念ながら重きが置かれていないことが、作品を完成させられない最も大きな要因になっていると思うのです。

それぞれの競技の指導者が、競技力向上のために様々な角度から検討を重ね、○○メソッドのようなものが生まれているのだと思います。

今回申し込んできた指導者のように、それを実行できる『選手の根本的な動きそのもの』を改善することなく、高みを目指すことはできないことに気付く人が増えてきたようです。

そんな人たちの目を開かせ、大きな気付きを与えられるように、私はこれまでやってきたことをもっともっと発展させていかなければなりません。

少しずつではありますが、私の主張していることを理解してくれる人が増え、その重要度が認知されてきました。

ここ広島で私の考えを伝え続けて行こうと思います。

大きな学びの機会をいただきました。

昨年末、遠隔サポートの申し込みがありました。
実際のサポートが始まったのは先週の土曜日からです。

申し込んでいただいたのは小学2年生でサッカーをやっているお子さんのお父さんからでした。
この方は私の考え方に興味を持っていただき、私の指導を受けたことがあるということが分かった上で、塾生が出している指導DVDを買って実践したり、塾生が行っている講習会にも参加されたことがあるとのことでした。

しかし、子供さんに期待したほどの変化を感じられないため、大元である私の指導を受けてみようという気持ちになっていただいたようでした。

もちろんどんな方からの依頼でも、引き受けるからには同じなのですが、今回はいつも以上に大きな責任というか、なんとか納得していただける、結果に結びつく指導をしなければと気合が入っていました。

改めて遠隔サポートについて書いておきますが、私はこれまでこういう形での指導は行なっていませんでしたし、現実にこのスタイルで結果責任が取れるとも思っていませんでした。

目の前で表情や息遣いまで感じながら、私の発した言葉が正しく伝わっているか、どういう動きをしてくれているか、それが感じられる環境でなければ絶対に指導をしませんでした。

「トレーニングのメニューを作ってくれませんか」、私の仕事を知ると、当たり前のように聞いてくる人があります。
相手もそれほど専門的なことを求めていないことは分かってはいるのですが、こと仕事の分野の話になると中途半端な気持ちで話をすることができず、「例えば料理のレシピを何人かに配って、同じように作ってもらったとしても、同じ味にはならないでしょう。トレーニングも同じなのです、同じ重さ同じ回数を行ってもらったとしても、それを行うフォームや、何よりそれぞれの体が受ける刺激の量が違いますから・・・・・」と、一生懸命話を続けても、ほとんどの方はそんなに本気で質問しているわけじゃないのにと、迷惑そうな顔に変わって行くことがわかります。

ですから、私の知識や経験を誰かのために発揮するという行為は、中途半端な気持ちではしたくないのです。

しかし、こうしてブログを読んでいただいた広島という街から遠い地域にお住まいの方が、なんとか私の指導を受けたいと思っていただいた時、その想いに答える方法はないだろうかと模索した結果が、この遠隔サポートというシステムでした。

仕事として行う以上、当然ですが結果責任というものを常に背負っています。
ですから、依頼していただいてもご要望にお応えできないと判断した場合は、申し訳ないですがお断りさせていただいています。

今回依頼された内容は、一言でいうと息子さんの動きがいわゆる重く見えてシャープさがないというという状況を、今後サッカーを続けて行くためになんとか改善したいいうことでした。

原則として1週間とサポート期間を区切っているため、私からの発信は1日のうちです2度3度となることもあります。

遠隔サポートがこれまで結果に結びついてくれた方々に共通するのは、その発信した内容に対してどう感じたか、どの部分は理解できてどの部分に対して理解ができなかったのかを、まさにキャッチボールのようにやり取りしてくれたことでした。

それはもう楽しいやり取りで、私自身どんな説明をすれば理解してもらえるか、それに対してどんな返事が返ってくるかを予想して次の指示を考えたりと、一つ一つのやり取りが私自身の学びになっていきました。

たんにドリルの動画を送ったり、その説明文を送ったところで、現状のどこに問題があるのか、私が何故そう感じるのかという、私の視点というか人間の動きをみる感性の部分を、お伝えすることができなければ、結局は一方通行で終わることは目に見えています。

何をどう改善しなければならないのか、本当にそれが可能なのか、お互いがワクワクするような気持ちでやり取りができれば、必ず目的に近づくことができると信じています。

今回残念ながら、まだ始まったばかりの状態でサポートが終わってしまいました。
依頼していただいた方の生活というか、私とのやりとりに使える時間が週末しか取れない状況の中で、それを知らない私から一方的に発信を続け、投げたボールが返ってこないことに、何故もっと真剣に取り組んでくれないのかという言葉を使ってしまったため気を悪くされてしまいました。

遠隔サポートを依頼してくるすべての方は、この1週間に賭けてくれている、そんな思い込みが私にあったからです。

事前に状況をしっかり伺っておけば、指導の進め方をいくらでも工夫できたはずです。

直接指導ではない遠隔サポートの難しさを、今日改めて痛感するところとなりました。

折しも、昨年4月に遠隔サポートを受けていただき、夏休みにはご家族で広島まで直接指導を受けにきていただいた悠生くんのお父さんから嬉しいお知らせが届きました。
10歳の悠生くんが、その後も親子でドリルを継続してくれていて、昨日の練習中に「アイドリングしながらだと一歩目の動きが速い、思った通りに動けるというという感触をつかんだ」ということをお父さんに話してくれたそうです。
お父さんからも「理解するまでには時間がかかりましたが、自分で覚えたことは忘れないと思います」という言葉もいただきました。

ほぼ同じタイミングで届いた嬉しいお知らせと残念なお知らせでしたが、私にとっては二つとも本当に有難い内容でした、良い悪いではなく、私に大きな気づきを与えていただいたのですから。

気を悪くされての遠隔サポートの終了ですから、このブログを読んでいただくことはもうないのかもしれませんが、もし読んでいただいて、その先をもう少し続けて聞きたいと思っていただいたとしたら、いつでも結構です、遠慮なくそう仰ってください、喜んでサポートを再開させていただきます。

今回のこと決してマイナスな出来事だとは捉えていません、私にとっての大きな学びの機会を与えていただいたとプラスに捉えています。
私の真剣な思いが少しでも伝わっていたことを信じたいと思います。

誰の為の何のための指導でしょうか。

この辺りでは年に数回しか見られない雪が降りだしました。
大雪の予報の地方の方はくれぐれもご注意ください。

西本塾23期生で、昨年末に行った『西本走り錬成会』に参加していただいた、地元広島の中学校で、定年退職された後も嘱託と言うのでしょうか生徒の指導をされ、陸上競技部の選手たちのお世話もされている、『安田美喜雄』さんから、その後の報告を頂きました。

私が人間の動きづくりの基本として真剣に取り組み続けている『走るという動作の体の使い方』、それを最もシンプルに競技化したのが陸上競技です。
しかし、私がどんなに声をあげ言葉を連ねても、陸上競技の指導者に届くことはありませんでした。

昨年の4月、安田さんが初めて西本塾に参加してくださった後送っていただいた感想文、そこには周りの指導者に対する遠慮というか、今流行の言葉で言えば『忖度』でしょうか、書かれた文章は私のみの胸にしまって表には出さないでほしい旨が書き添えられていました。

それに対して私は、そういう遠慮こそが固定概念に凝り固まった指導者の目を開かせない一番の問題であることを伝えました。
中途半端にオブラートに包んだような表現しかできないのならば、もちろん記事にもしないし、こんな内容なら私に送っていただく必要もないことを伝えました。


一度の受講でどこまで私の考え方を理解していただいたかは分かりませんが、私が真剣に伝え続けているのは、指導者の為ではないのです。

縁あって始めたそれぞれのスポーツを、子供たちが楽しく安全に継続できるように、原因も分からないまま故障やけがでリタイヤしたり、指導者の理不尽な指導にドロップアウトしてしまう選手を一人でも減らしたいからです。

その結果として競技レベルが向上し、個人としてチームとしての輝きを増して行けるのならこんなに良いことはありません。
それが結果を出すことだけが目的となってしまい、経験論に終始した指導や、結果を残してきた指導者のやり方を踏襲するだけの、まさに固定概念の中だけで満足している指導者たちの目を開かせたいのです。

そんな中、私より年長の安田さんが、『指導している選手のために』と言う一心で、私の考え方に興味を持っていただいたことをとても有難く思いました。
だからこそ、感じ取っていただいたことを公にして欲しかったのです。

そのことをお伝えすると、何とほとんど第1稿の原文のままで第2稿として送っていただき、そのままお名前も伏せることなくブログで紹介することを承知してくださいました。

その時の記事がこちらです。

その記事を読んで頂いたうえで、今回の報告をお読みいただきたいと思います。

西本直先生、智志先生 そして「走り体験会」参加者の皆様、本当にありがとうございました。 
あの体験会は、私にとって非常に価値のある会でした。
一番の収穫は、「走っていて疲れが少なく、楽だ」ということを実感できたことです。
本当に参加して良かったと感謝しております。 
あの体験会から約1ヶ月、教えていただいた貴重な内容を、部活動の生徒達とともに実践しようと、悪戦苦闘の日々が続いておりますが、その様子等を報告いたします。

私は、昨年4月の「西本塾23期」に参加以来、西本先生に教えていただいた「走り」やトレーニングを、いかに陸上競技の「走り」に応用していくかを試行錯誤してきました。
私自身が「走る手本が見せられない」という力量不足のため、多くの陸上競技関係者にとって、あの「フォーム」は奇異なものにしか映らなかったようでした。
「日本選手権でも世界選手権でも、そんな変な(?)走りをしている選手は一人もいない」と忠告しくださる方までおられました。 
何人かの生徒は、興味を持ってトレーニングや「走り」に取り組んでくれましたが、私の家庭の事情で指導時間がほとんどとれなくなってからは、彼らは「以前の走り」に戻っていきました。
また、各運動部の部活動顧問にとっても、背骨や広背筋を使うトレーニングは、「変わったトレーニング」としか理解されないようでした。

そこでまず、日常の生活の中で、背骨や骨盤・背中の大切さを理解してもらうように考え、次のことを生徒達に説いて、実践してみました。
① 背骨のS字を意識して椅子に座ると、体が疲れにくく、腕も動かしやすくて字が書きやすいこと、そして肩こりにもなりにくいこ と。これは、保健指導などで言われている「立腰」と同じことではないかと思います。
② 背骨のS字や広背筋や肩甲骨を意識した簡単なトレーニングを行うと、身体の柔軟性が増し、筋出力も増すこと。
実際にトレーニングをした後で、二人一組で力比べなどをさせると、その効果はすぐに実感でき、「ワー、すごい!」と驚きの声が 上がります。
ここまでは、生徒達は納得できるのですが、いざ「走る」となると、腕を前後に大きく振って、脚を振り出してできるだけ遠くに着地しようとする(一般的な)「走り」になってしまいます。

そこで、今回の「走り体験会」で教えていただいた「斜面を登る」練習を、二十数名の生徒達と行ってみました。
わずか10m程度の斜面でしたが、今までのように「腕を前後に振って、脚を振り出しながら走る」やり方では、すぐに疲れて登りたがらなくなりました。
そこで「背骨のS字を意識し、肘を後ろ上方に引き上げて股関節を楽にさせ、前方を見ながら走る走り方」をしたところ、二十数名のほとんどの生徒が「楽だ!」と言って、数回登っても疲れをあまり感じないようでした。

また、脚が痛いため見学していた数名の生徒達も、このやり方で、歩いて斜面を何度も登っていました。
別の機会に、生徒達が20段程度の階段で登って試したところ、「今までの歩き方や走り方ではすぐに疲れるけれど、(教えていただいたやり方なら)脚も身体も疲れない」と言っています。

さらに、私自身、毎年1月には、神社の108段ある急な階段を歩いて登らねばなりませんが、教えていただいたやり方で登ってみたら、今年は休まずに一気に登りきることができました。
一昨年・昨年に登ったときは、3回くらい途中休憩し、登り終わったら動悸息切れがしていた階段です。
年齢を重ね、体力は明らかに落ちているはずなのに、今年は108段の階段を登り終えても、周囲の景色を眺める余裕がありました。

陸上競技走高跳の「背面跳び」が、メキシコオリンピックまではだれも見たこともやったこともなく、「変な跳び方」「危険な跳び方」だと言われていたのに、今では理にかなった走高跳の「標準・当たり前」の跳び方として、中学生でも行っています。

西本先生の提唱される「走り」や「身体の動かし方」が、運動する人々の「標準・当たり前」になる日がくることを信じて、微力ながら生徒と実践していこうと思っています。
また機会がありましたら,ご指導をお願いいたします。

(安田美喜雄)

安田さんありがとうございます、私が世の中の固定概念を変えられるとは思っていませんが、安田さんのように、まずは学んだことを自分の体で試してみる、良いと思えが選手に対してどういやって指導するかを考える、そんな指導者が一人でも増えてくれれば、私の目的は達せられるのかなと思います。

安田さんを通して私の考え方に接した指導者たちが、何の興味も示さないことに大きな失望を禁じ得ませんが、それで良しと思っているのだとしたら逆にかわいそうな気さえします。

そんな変な走り方は見たこともないと言われるようですが、1990年代に活躍した、中国の『馬軍団』と呼ばれた女子長距離チームのことは知らないのでしょうか。

彼女たちの走る姿は、それこそ変でした。
手をだらりと下げ、リラックスした表情で走り続ける彼女たちが、当時の長距離の世界記録を次々と塗り替えて行ったのです。
残念ながら組織的なドーピングがあったということで、記録はもちろん彼女たちの存在さえ陸上界からは抹殺されてしまったようです。

しかし、もしそうであったとしても、それだけで何人もの選手が素晴らしい記録を出し続けることが本当に出来たのでしょうか。
私はその走り方、体の使い方そのものにこそ、その秘密があったのだと考えています。

私にとって大きな影響を与えてくれた存在ですが、現在その走る姿をユーチューブで検索しても見ることは出来ません。
現在でも日本の女子長距離選手の中には、それに近いフォームで走る選手を見ることが出来ますが、見た目の問題ではなく、本質的な体の使い方という意味では、私の提唱する体の使い方とは違うと思います。
馬軍団を率いたコーチの言によると、『馬コーチは、上半身はダチョウ、下半身はシカをイメージしろ』という表現を多用したそうです。

私の考えとは少しイメージが違いますが、それをもう少し再現性のある表現で、『人間の体の仕組みをシンプルに応用した走り方』と言う言い方で指導しています。

誰がどんな指導をしても構わないと思いますが、現実として目の前の選手たちが故障に苦しんでいる、また記録が伸び悩んでいるとしたら、何か自分の指導に問題があるのではないかとか、根本的に考えることとはしないのでしょうか。

もっともっと高くアンテナを掲げ、野次馬根性を発揮して、どんなことにも興味を持ってほしいと思います。
すべては目の前にいる選手たちの為なのですから。

改めて過去記事を読み返してみると、私の思いがそこかしこにちりばめられています。
難しいよく分からないと言われることも多いですが、真剣に読み進めてもらえば、どこかで必ずそういうことだったのかという気づきがあると思います。

安田さんのような方を一人でも多く増やしていくことが、ケガや故障に苦しむ選手を減らし、楽しくスポーツに親しみ続けられる環境を作り上げる一助になると信じます。

それぞれの夢に向かって。

ここ広島港旅客ターミナル2階のスペースをお借りして『Conditioning Studio操』をオープンしたのが2013年9月9日のことでした。
翌10月からは『西本塾』と銘打って、私の積み上げてきた経験を伝えていこうという活動も始めました。

今日記事にするのは、今からちょうど4年前、年が明けて1月21日に初めて私の元を訪れてくれたサッカー少年のことです。

これまで何度か紹介しましたし、ついこの年末年始にもトレーニングに来てくれましたので、読者の皆さんには既におなじみのことと思います。

彼の名前は『足立 開』君、鳥取県米子市出身で現在12歳です。

お父さんと弟の光君とともに初めてここに来た時には、まだ小学2年生でした。

12月に行った第2回西本塾の受講者の中に、地元のサッカー関係者がいたため、彼のお父さんが私の存在を知ることとなり、指導を受けさせたいと思っていただいたことからご縁が始まりました。

実は、1月21日に指導を受けていただいた数日後に、スペインのバルセロナにサッカー留学するために出発する直前の、あわただしい中での来訪でした。

お電話をいただいた時には、正直何を言われているのか意味がよく分かりませんでした。
小学2年生の子供のために、お母さんと弟の3人で海外暮らしを始めるという現実が、私にはにわかに理解しがたかったのです。

また、そんな年齢の子供に対して、私は何を伝えればいいのか、何が伝わるのか、まったくイメージが湧いてきませんでした。

初めての印象といっても、彼自身その時のことを覚えていないくらい幼い時でしたから、お父さんといろいろ話をしている時にも、一時もじっとしておらず、トレーニングの器具でケガでもされたら大変だと気が気ではなかったことだけは覚えています。

それからの4年間、夏と冬の帰国の際には、他の予定に優先して私の元を訪れ続けてくれています。
しかし、私自身が彼ら親子に対してどんな心構えで指導してよいのか、正直測りかねていました。

もちろん少しずつ成長はしているものの、まだまだ小学生です。
これまで対象としてきた競技レベルのスポーツ選手を相手にするようなわけにはいきません。
他にも、小学生から大人まで、指導を依頼されることはありましたが、ほとんどの人が単発で、継続した指導をするという前提ではありませんでした。

1年2年3年と過ぎていく中、毎回思うことは、彼がここに来るのはこれが最後になるかもしれない、お父さんのためにも遠く米子から短い休みの期間の中で、指導を受けさせに来て良かったと思っていただけるものを、一つでも残してあげたいという思いでした。

そうは言うものの、やはり相手は小学生、わざわざ帰国のたびに広島まで来てもらうことが、本当に彼のそしてご両親の期待に添うことになっているのだろうかという気持ちもありました。

何より本人が私の指導を受けることを本当に望んでいるのだろうか、そんな気持ちになることもありました。
恵まれすぎた環境を与えられていることに、彼自身がどうこたえようとしているのか、私にはなかなか理解することはできませんでした。

バルセロナでの生活も3年を過ぎ、周りのチームメートとの体格差をいやおうなしに意識しなければならなくなってきた中で、彼の意識がどう変わっていくのか、これからどうなって行きたいのか、昨年の夏に帰国した際に、また指導を受けたいという連絡をいただいた時に、少し厳しい言葉になりましたが、私の指導の内容というか接する態度も、今後目指す方向性によっては変えなければならないことをお伝えしました。

言葉で説明するのは難しいですが、「もう子ども扱いはしませんが、それでも良いですか」という感じのことを伝えました。

私としては彼本人とご両親の思いに、もしギャップがあったとしたら、それはどちらにとっても不幸なことなのではないかと余計な心配をしたのです。
私にとっても半年ごとの指導で、どれだけのお役にたてているのかという心配がありましたから。

同じ年齢の選手に比べて体格的にかなり小さいということもあって、所属しているチームの中での現状は厳しい部分も大きいようなのですが、彼が見ている先には、私には想像もつかない大きな夢と、いや既に明確な目標が設定されているようです。

そのことを確認してからは、私自身の彼に対する指導の目標も明確になりました。
昨年の夏、そしてこの年末年始と、もう子供を相手にしている感覚はありませんでした。
一人のサッカー選手として現状何を身に付けさせなければならないか、これまでプロの選手を相手にしていた時と全く同じ気持ちです。

この4年間で様々なことを身に付けてくれました、それは単に体の使い方という私の専門分野のみならず、体に対する考え方を含めてのことです。

既に固定概念に凝り固まって、人間本来の体の仕組みに沿った使い方という、シンプルな発想ができなくなってしまっている大人の選手を再生させることよりも、ゼロからすべて私の考えを吸収しようとしてくれる彼のような選手にこそ、私の力を発揮することができる対象なのです。

だからこそ大きな責任も感じています。

ここでお知らせです。
今週の土曜日、TBS系列で放送される『体育会TV』という番組の中の『キックターゲット』のコーナーで、3人の日本人サッカーキッズの一人として登場するそうです。

バルセロナのメッシ選手が出演することで、CMが流れています。

彼のような例は稀なのではと思いましたが、他にも同じような選手が何人かいるようです。

また選手ではなく、指導者を目指して単身ヨーロッパに渡って勉強をしに行ったという、今年からレノファ山口のフィジカルコーチに就任した『井田征次郎』さんのような方が何人も居てご縁が出来ました。

私の視野が狭かったというか、海外に目を向けるなどということは考えたこともありませんでしたが、そういう皆さんのお蔭で、私の考え方にも大きな変化がみられてきました、有難いことです。

おそらくはこれからもたくさんの方々との出会いで、私の考え方にこれまでにも増して影響を与えていただけると思います。

そして何より私がしなければならないことは、そういう方々のために、私の経験や今積み上げつつあることを、どうお役にたてていくかということに尽きると思います。

目標は高く大きく!

まずは嬉しいお知らせです。
西本塾2期生の「井田征次郎」さんの、J2レノファ山口のフィジカルコーチ就任の発表がありました。

彼は筑波大学を卒業後、単身イタリアに渡りフィジカルコーチとしての勉強を始めたという、私からみると信じられない行動力の持ち主です。
6年ほどの経験を積み、帰国してファジアーノ岡山でU18のコーチを務め、その後中国に渡りフィジカルコーチとしての経験を重ね、ちょうど4年前、西本塾に参加してくれたすぐ後から、今度はタイのチームでフィジカルコーチを務めていたという、フィジカルコーチという立場で本気で日本のサッカーを強くしたいと経験を重ねてきた人でした。

私のところにきた時には、塾終了後の感想を述べ合う時にも、13人の受講者の中で一番私の考え方に納得いかないという顔をしていました。
自分が真剣に学び、それを拠り所に指導してきたこととの違いに、頭を整理できなかったのでしょう。

しかし、その後タイから帰国するたびに私の元を訪れ学びを継続して行ってくれました。
昨年末に行った「深める会」にも参加してくれ、ちょうどそのタイミングで山口からのオファーがあったという、まさに嬉しいサプライズがありました。

監督からも思い切ってその考え方でやって欲しいと言ってもらえたそうで、本人はもちろん、私の方がワクワクしています。

これまでは海外のチームで言葉の壁がありましたが今度は日本のチームです。
彼が当初私の考え方を素直に受け入れられなかったように、山口の選手たちも「はいそうですか」とは言わないと思います。

井田さんの手腕に、西本理論の命運がかかっていると言っても過言ではありません。
プレッシャーをかけるようで申し訳ないですが、私が訴え続けている「90分間頭と体を動かし続けることができる選手」を育てて、J2リーグに旋風を巻き起こして欲しいと思います。

チーム全体に浸透させていくことは、なかなか難しいと思います。
トレーニングの中でしっかり意識づけを行い、試合の中で一人でも二人でも、違いを感じさせる動きをしてくれる選手を作って欲しいと思います。
レノファ山口と井田さんの活躍を皆さん楽しみにしておいてください。

さて、年末に行った「西本走り錬成会」の感想がまた届きましたので、私の思いも足して紹介します。

香川県の長尾です。
感想が遅くなってしまい申し訳ありません。
西本先生、智志君、「西本走り錬成会」に参加された皆さま、ご無沙汰しております。
先月は楽しいお時間ありがとうございました。
今回の錬成会は西本先生や智志君を含めると11人という大人数での会で、中には西本塾に参加されたことのない方もいらっしゃったので、初めて西本理論、西本走りに触れた方とご一緒出来たことは私にとって本当に貴重な時間となりました。
午前中、西本先生のもとでトレーニングをしていたH君と、スペインから帰国中のカイ君のトレーニングの一部始終を見学させて頂け、二人がどれ程西本先生と真剣に向き合ってきたかを目の当たりにしました。
H君もカイ君も涼しい顔で、かつ滑らかにトレーニングをこなしていく時の表情は忘れられません。
そして廊下に出てのメニューに移ったところで、H君の動きには本当に驚きました。
この表現が合っているのかは難しいところですが、「H君は限りなく完成形に近い、仕上がっているな」と誰の目から見ても明らかで、これから私自身が動きづくりを通して関わっていく方々にどのような形を目標にして伝えていけば良いか、そのお手本となるような素晴らしい動きを見せてくれました。
午後の錬成会では西本走りの入り口の部分から細かく導入していただけたので、一つ一つの動きを丁寧に見直すことができました。
ただ病み上がりだったこともあり、西本先生には何度か体調の事を気にかけていただきましたが、前日までしっかり休んでいたので問題なく走り回ることができましたし、もちろんぶり返すことなどありませんでした。
だからというわけではないのかもしれませんが、久しぶりに外を走ったにもかかわらず、疲れるどころかむしろ身体が本来の動きを取り戻していき、徐々にペースが上がっていっている感覚がありました。
体調不良と今回の錬成会、この二つが重なるというハプニングも、「この動きづくりで間違いはない」と今回改めて実感できた貴重な体験でした。
はじめにも書きましたが、今回の錬成会はあの場自体が初めての方もいらっしゃり、私自身も久しぶりにそのような会に参加したので、初めての方々が西本先生のおっしゃる一言一言、目の前で繰り広げられる動き一つ一つをどのように受け取り、表現されるのかという一連の模様を共有させていただけたことは本当に勉強になりました。
西本先生の元を訪れる時いつも思うのですが、常に進み続けている西本先生に、自分の現状、見えていなかった発想、新たなステージを教えられ、また帯を閉め直させてもらえる掛け替えのない場である、そう感じています。
2018年も始まり、西本先生はこれからもまだまだ先を走って行かれる事でしょう。
私も西本先生のお考えを世のスタンダードにしたいと思う者として、西本先生に置いていかれることのないよう、人の身体、動きづくりを懸命に探求し続け、その背中を追い続けて行きます。
そして錬成会にてお会いできた皆さま、西本先生という方を中心に集われた同志として、これからも意見交換など末長いお付き合い宜しくお願いします。

長尾さんは西本塾11期生で、3年近いお付き合いとなりました。
お会いした回数で言えば、昨年月一で通ってくれた神戸の竹内さんとともに、最も多く関わらせてもらっている方です。
私の伝える側としての成長も、つぶさに感じ取っていただいている方だと思います。
書かれたいる内容も、自分のこと、また初参加の方のこと、冷静に分析されているなと感心しました。

前回紹介した他の方からいただいた感想にも書かれていたことで、少し気になっていることがあるので、そのことに触れておこうと思います。

それは長尾さんの文章の中では「H君は限りなく完成形に近い、仕上がっているな」と表現されている部分です。

たしかにH君は一昨年の10月から昨年の3月まで、そして現在に至るまで、延べにして100回近い回数の指導を、妹のAちゃんとともに受けてくれた、私にとってはまさに自信作と言って良い、動きづくりを体現してくれている選手です。

しかし、「完成形にに近いとか仕上がっているという」表現は、少し違っていることを伝えておかなければなりません。

このことは彼ら兄妹も含め、私の指導を受けている競技スポーツ選手たちが、私の指導を受けていることを公にしたがらないことと関係しています。

実は指導を受けている彼らこそ勘違いしているのです。

もちろんか彼らも分かってくれているとは思いますが、私が指導していることは現在進行形であるばかりでなく、どこまで行っても人間の持って生まれた基本的な能力を発揮しやすくするためのトレーニングに過ぎないということです。

もちろん私の考え方も知らず、体づくりのトレーニングに終始している選手たちと比べれば、大きなアドバンテージがあることは当然です。
しかし、もし他の選手たちが彼らの活躍に触発されて、真似事のトレーニングをしたとしても、兄妹のような動きを身につけることはできないと思います。

もちろんそれ以前に比べれば、明らかな変化を自他ともに感じられるレベルに達することは出来ます。
それはあくまでも誰にでも到達可能な最低レベルの能力なのです。

ですから真似されることを恐れる必要など全くありません、それどころか一人で行うスポーツではないのですから、全員がそのレベルまではきてくれないと組織として機能せず、チームの勝ち負けという意味では隠している場合ではないのです。

私の指導を受けた選手たちが恐れていることは、私が最低限必要だ言っているレベルの体の動きを身につけていく過程で、それぞれの専門動作の中で必要とされる、本人たちにしか分からない微妙な意識に対する疑問を、私と一緒に解決しているという事実です。

この部分をライバルたちには与えたくないということなのだと思います。

同じトレーニングを行っても、みんながその意識レベルには達しません。

彼らの不安はよく分かります、しかし、ライバルたちがその部分だけを私に求めても、絶対に伝えることは出来ないし、身に付けることは出来ないでしょう。

それ以前の人間としての体に仕組まれたカラクリを生かした効率的な動きを、きちんと身に付ける過程の努力を私と一緒にしていないからです。

そのことが出来ているように見えるだけで、普段指導者として活動している人たちの目には、私が目指しているものに対して完成形に近いとか、仕上がっているように見えると、お褒めの言葉をいただくことになるのです。

皆さんに見てもらったものは、誰にでも到達できる、いや到達してもらわなければならない私にとって最低限のレベルなのです。

彼らは高い意識でそこに近づくための努力をしているからこそ、本当の意味で自分に足らない部分が見えて、私の所に来るたびに大きな宿題を抱えてきてくれるのです。
それはもう「自分で考えろ」と言い放ってしまうレベルをはるかに超えたもので、私も真剣にその問いに答え、彼らの動きづくりに更に磨きをかける努力が必要となるのです。

皆さんには伝えませんでしたが、今回もH君からは大きな宿題を持ってこられ、納得のいく答えを出して身につけさせて返したつもりです。
もしこのことを説明したとしても、誰にもその本当の意味は理解できないだろうし、動きを再現することもできなかったと思います。

ですから繰り返しになりますが、完成形でも仕上がっているのでもなく、基本形が出来つつあるという程度のことなのです、彼らも十分そのことは理解しています。

今そのレベルに一番近づいて、いや近づこうと努力してくれたのが神戸の竹内さんです。
伸kingトレーニングと動きのドリルを1年間継続してくれたことで、彼の動きは本当に良くなりました。
お手本に近いレベルに届いてくれたと思います。

12歳の開君が一足先にトレーニングを終え帰っていく際に、入れ違いとなった大学1年生のH君への伝言がありました。
一緒にトレーニングを行い、当座の目標としてはっきり意識出来たH君の動きと体、「西本先生の指導を受け続け、誰もが認める素晴らしい動きづくりを継続していく先の目標は、日本のJリーグなんですか?」と言う言葉でした。

3年前からスペインに渡り、プロサッカー選手を目指す開君の視界の先にあるのは、まさにプロサッカー選手であって、日本だけをというより日本の方向すら見ていないのです。

H君にも、もっと広い視野で自分の目標を持ってもらいたいという素直な言葉だったのではと思います。
それを伝えるとH君も力強くこう言ってくれました、「目標は上げられるだけ高く、本物のプロを目指します」と。

そうなんです、今どんなレベルにあろうと、目先の小さな目標ではなく、常に高く大きな目標に向かって歩み続けて欲しいのです。

その夢を応援できることが私の喜びです。

私自身に完成形はありません、西本理論という言葉も便宜上のことで、明確な定義などありません。

この仕事を続ける限り、いや頭と体が動き続ける限り、好んで迷路に飛び込み試行錯誤を楽しんでいこうと思います。

心のキャッチボール、私が投げたボールはしっかりと返ってきました。

正月も三が日を過ぎて仕事が始まってしまうと、時間も月日もあっという間に過ぎていくのを感じています。

年末29日に行なった「走り体験会」7名の参加者のうち、初めての体験となる方がお二人で、あとは既に私の指導を受け学びを継続してくれている方たちだったので、名称を変更して「西本走り錬成会」と呼ぶべき内容となりました。

西本塾で行う1日目の理論講習こそなかったものの、初参加の人にも伝わるよう精一杯の指導をさせていただきました。

加えて午前中には、夜間トレーニングの卒部者で現在大学1年のH君と、3年前からスペインに渡りサッカーに打ち込み、半年に一度帰国するたびに鳥取県から指導を受けに来てくれる、日本の学年でいうと6年生の開君が、一緒にトレーニングや走りとサッカーの実技のドリルを、私と智志が指導しているところを見学してもらうという、これまでにない大サービスを行いましたので、午前中から参加した人たちにとってはこれ以上ない西本塾を超える内容の1日になったと思います。

つい1週間前のことですが、届いた感想を読ませていただくと、まだあの会が続いているような気がするほど濃密な時間だったように思います。

感想の提出は強制していませんので、1週間経った今日の時点で届いたものを紹介します。
それぞれ内容が濃過ぎて、一緒に紹介してしまうのが勿体無いくらいです。
じっくり読んでいただければ、普段の私自身の言葉以上に伝わるものがあると思います。

その前に、西本塾23期、長野から参加してくれた「丸井さん」から年始の挨拶が届いていますので先に紹介します。

西本塾23期生の丸井です。
西本直先生、明けましておめでとうございます。ご無沙汰しております。
去年の2月に先生を知り、4月にお会いできてから、自分の中では2017年は大きな節目になったと実感しております。
生活の中で常にと言ったら大袈裟ですが、西本理論があります。
一生の命題を頂いたと言っても過言ではありません。
試行錯誤の繰り返しですが、不思議と不安や悩みは無く、少しずつでも明らかに起こる変化が嬉しいです。
施術でも指を傷める事は無くなりました。
当然先は程遠く、まだまだ先生の背中も見えませんが、まずはブログにも登場された『岩城巧」さんの様な姿をいずれは見せられればと思っております。
あと他にも名前の出る西本塾生の方々とも、会った事は無くても目指すべき方向が同じ同志の様な感覚に勝手ながらなっております。
他の23期生も大体の方が継続しているのではと想像しており、連絡を取ろうと思っておりますが、先ずは西本先生にご挨拶と思い、メールをさせて頂きました。
ご多忙でいらっしゃる故、中身の薄いメールは控えようと思うのでなかなか連絡は出来ませんが、今後も先生のご活躍を読ませて頂きたいと思います。
自分もまた継続していく所存でございます。

丸井さんの印象は「真面目な方」としか言いようがないくらい、真剣に私に向き合ってくれた人でした。
こうして近況を報告してくれることが何よりの励みとなります。
できれば次回からは、ブログのコメント欄に送っていただければと思います。

では、以下届いた感想です。

あけましておめでとうございます、西本塾11期生の川本です。
年末の西本走り錬成会お世話になりました。
今は、体を動かすことを楽しんでいる自分がいます。
西本塾に参加する3年前には、想像すらできなかったことです、ありがとうございます。

振り返りをしていまして、感想が遅れました、申し訳ありません。
読み返してみましたら、走る会の感想なのに走ることにほとんど触れていないですが、現時点での私の感想です。
今年は、これまでより多く西本先生に会うことができましたらと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
以下、錬成会の感想です。
西本先生・智志さん・Hさん・カイさん・ヒカリさん・参加者のみなさんありがとうございました。
みなさんのお蔭で刺激の多い実りある会になりました、ありがとうございます。
午前中は、先生のお誘いでHさん・カイさんのトレーニングを見学することができました。
特に、Hさんのどのトレーニングをしていても、表情が変わらないこと・キレのある動き・背中と骨盤のそりを見ることができ貴重な体験となりました。
カイさんの動きがヒカルさんを見ることによって、昨日のトレーニングよりどんどん良くなっているという話を聞いて、その場ではピンとこなかったのですが、今振り返ってみますと、良いものをみることとその影響の大きさ・大切さを伝えてくださっているのだと気づきました。
サッカーボールを使ったキックのトレーニングにも衝撃をうけました。
その理由は2つあります。
1つめは、ヒカルさんのアイドリングからの動きだし・キックする・ポジションに戻るという一連の動きがスムーズで速いこと。
2つめは、言葉にするのは難しいのですが、見学したトレーニングメニュー自体は、私のチームでもしているものでしたが、先生は試合を想定し、単にキックの練習ではなく、90分間動き続けることを目的とされているのではないかと感じました。
また、同じトレーニングでもこうも変わるのかと感じ、自分のサッカーやサッカーのトレーニングに対する固定概念があること、トレーニングは、どういう目的でするのか、どうあるべきなのかということを考えて実践していかないと感じさせてもらいました。
カイさんが、トレーニング後、すぐにでもトレーニングしたいと楽しそうに話していたのを聞いて、私もトレーニング後に同じように言ってもらえるようなトレーニングをしていきたいと思いました。
午後からの先生の体の仕組みに関する説明では、3年前の西本塾を思い出しました。
ただ、その時には、表面(表面もいっていないかもしれませんが)で感じていた「折れない腕」の話が、言葉があっているかわかりませんが、体感を伴って少し感じることができました。
実技のトレーニングでは、自分がどうすればいいかということばかり考え、周りが見えていませんでした。
自分の世界に入ってしまう、そこに入っていてもなかなかうまくいかないので、錬成会に参加したのですが。
そのことを先生にご指摘いただき、まわりのみなさんの動きをみて、考え、体を動かしそれを繰り返していくことの大切さを教えていただきました。
自分の世界に入ってしまうことは、癖づいており、ご指摘後もまわりを見られていないことが多かったので、少しずつ変えていきます。
動きの点では、部分だけをみて話すことはどうかと思うのですが、お尻を後方にクッといれることで骨盤をそらせるということが、私のいままでの取り組みですっかり抜けていたことを知りました。 
これを書くことは先生に本当に申し訳ないと思います。
あらためて、ブログを読み返すとブログにもみなさんのコメントにもこのことの大切さを繰り返し書かれてあるのに錬成会で体験するまでにおざなりになっていたことは本当に申し訳ないと思います。
ブログに対する意識を変えていきます。
このような私ですが、最後に西本先生に動きが変わったといっていただけました。
今は、体を動かすことを楽しんでいる自分がいます。
それは、錬成会に参加されたみなさんのお蔭です。
西本塾同期の長尾さんには、適切なタイミングで簡潔なアドバイスをいただきました。
広背筋の収縮のイメージの説明はすごくわかりやすかったです。
柿沼さんには、ロナウドのポーズとすごくわかりやすいアドバイスをいただきました。
カイさん・ヒカリさんの楽しそうに走る姿を見て、私もああいう風に走れたらなと思いました。
名前を挙げていないみなさんにも動きだけでなく、物事に取り組む姿勢にもたくさんの刺激をうけました。
本当にこの会に参加できてよかったです。
西本先生。この会を開催していただきありがとうございました。
西本先生・智志さん・ヒカルさん・カイさん・ヒカリさん・参加者のみなさん本当にありがとうございました。

西本先生
先日の体験会(練成会)に参加させ頂きました、加賀です。
先日の走り方体験会(錬成会)では、お世話になりました。
また、午前中のトレーニングを見学させて頂いたHさん、開君、またご家族皆さんも貴重なお時間をありがとうございました。
午前中のお二人のトレーニングから、午後の錬成会、夜の食事の時間までとても楽しくあっという間に時間が過ぎていきました。
現在、小学生を対象にサッカーを指導しております。
そこで感じていることは、一生懸命頑張ること(そう見えること)がまず評価されるということ、またそうする選手がある程度レベルまでは活躍するということです。
練習や試合の際も、屈筋を使いながら頑張ればボールを奪うことが出来ますし、ゴールに近づくことが出来ます。
ただ、その成功体験も、サッカーのレベルが高くなると必ず太刀打ちできなくなり、さらに頑張ることを要求しなければならなくなります。
また、オスグットやシェーバー病等の筋肉系の障害が出てきた際には、ストレッチと一定期間休ませることしかアドバイスが出来ない現状です。
そういった症状がある選手は、何か力が入った感じがすることは感覚として持っているのですが、実際にどう指導すればいいのか(ランジ等で股関節を意識させたり、ストップ動作の際に膝が前に出ないように、と選手には伝えています)自信が持てない状態です。
また、チームを指導する中で、選手個人のサッカーの能力が上がっているのか、先を見させてサッカーに興味を持たせ、成長することに関して目を向けさせることが出来ているのかを考えたときに、自分にはその力が足りないと思うことが多くなってきました。
実際に参加させて頂いた感想ですが、とにかく楽しく走ることができた、これが一番強く感じた事です。
室内での模型を使った骨盤・背骨を6方向に動かすことから、伸筋が大きな力を持っていること、それを分かりやすく説明する為に、仰向けに寝た状態から、背中側と腹側を意識しながら股関節を内旋させる動き(背中を意識した際には自分でも驚くほど力が出ていました)等の説明がありました。
FBTでは、どこの筋肉を意識するかよりも、骨盤を前傾させる反らす事の意識を仰っていました。
その後のアイドリングでも、力を入れなくとも早く動くことが出来、 外で実際に走るときには、最初の方こそ今までと違う走り方に混乱しておりましたが、だんだんと楽に走れる様になり、柿沼さんが声を掛けて下さいましたが、表情も柔らかくなっていたようです。
室内に戻っての伸kingトレーニングでも、1つ1つのトレーニング後には立っているのが楽になった感覚がありましたし、トレーニング後にプレーをしたら体が早く動きそうな、そんな感覚を持ちました。
サッカーでは、状況を認識して、最適なプレーを実行、そのプレーを成功させる選手がいい選手だと言われています。
周りの状況を認識するには、ボールから意識を外さなければならない、そのためには、意識しなくともボールを扱えるよう、まずはボールに集中しながらドリブル、ボールタッチを数多く行うことが正しいステップだと感じておりました。
しかし、午前中の開君のトレーニングの際に、西本先生が「うまくやろうとしなくていい」と仰っていたのと、外でボールを蹴った時に、そのステップではなく、まずは周りの状況を把握できる様に、その中で思い通りにボールと体が動かせるようにトレーニングするべきではないかと感じました。(もちろん個人差はありそうですが)
一日を通して、体と向き合うことができたのかなと感じています。しかし、その向き合い方は、特定の筋肉を酷使したり、心拍数が高い中どれだけプレーできるかといった【耐える】ものとは逆のもので、どれだけ楽に動かすことが出来るのかを追求するというものでした。
今思えば、目的地が違うのだと思います。
楽しい時間を過ごすことが出来ましたが、選手に伝えるにはまだまだです。
ひとまず選手には、「楽に早く動けるのが良い動き」だと伝えたいと思います。
これからもTwitter、ブログで勉強させて頂きながら、先生から頂いた動画で確認しながら、自分でもトレーニングを続けていこうと思います(まずは、TwitterにUPされていた、先生と岩城さんのアイドリングに少しでも近づける様頑張ります)。
お教えいただいた事の復習ではなく、今、僕自身が感じたことを文字にしてお送り致しました。
駄文・乱文になりましたが、お読みいただけたら幸いです。
本当に、ありがとうございました。
加賀 雅士

西本走り錬成会 参加感想 柿沼 昭宏
西本先生、智志先生ありがとうございました。
練成会受講生の皆様お世話になりました。
今回は午前中の見学会、午後の練成会、夜の懇親会と参加させていただきました。
H君・カイ君のとても良い見本、ほぼマンツーマンで指導していただき受講生の方々の変化、ヒカリ君の真似る力などを観ることができるなど一日とは思えないほど濃い時間・経験をさせていただきました。
長野から東京⇒奈良・大阪⇒高知と旅をしている途中で何とか都合がつくと2日前にドタバタで受講を決めましたが、本当に最幸としか思えないものになりました。
午前は室内のトレーニングからはじまりました。この時はH君の体つきに驚いたこと、柔らかな表情でトレーニングをしているなという印象を持っただけでした。
しかし、その凄さに気付いたのは午後に同じトレーニングを自分たちが行ったときでした。
自分が行うときにはH君よりもだいぶ軽い負荷・回数にしてもらっているのに『ん"っ!!』となってしまったり、バランスがとれないものでした。
しかも、もっとたくさんの種目をほぼ休みなく約1時間やってたと思うとすごいの一言です。
もちろん自分も指導していただき正しくトレーニングした後は、体が楽になる、動きたくなるというような状態を感じることが出来ました。
そして、まさに『体が喜ぶトレーニング』だな~と思いながら一人でニヤついているのに気づきました。
次に廊下に出て西本走りを見せていただきました、これに関しては衝撃と感激しかありません。
走りのスムーズさや動きだし、ストップ動作、リアクションの速さ(元の状態に戻る速さも)などどれも凄いとしか言えませんが、特にロッベンのかわし動作などは想像を超えていました。
これが出来たらグランドでどんなプレーできるんだろうってワクワクしかなかったです。
この最高のイメージをもったまま西本走りの練習、息も切れず楽に動いているのですが、イメージとの違いやリアクション動作からの戻りがしっくりこない状態でした。
そこに西本先生の『肩を後ろに引きすぎるから・・・』のアドバイスをいただき、これだけで自分の動きが劇的に変わった感覚がありました。
そこからはターンの切れや回転数の上げ方が良くなり、もっといろんな動きを試したいと走りまくってしまいました。
上記のように今回は考えるよりも感じる部分が多く、理論的な部分が疎かになってしまったなと反省していたのですが、地元に帰ってドリルや西本走りを行ったときにS字、骨盤の縦の動き、クランク、落下、捻転、重心移動・・・など動いていると理論がリンクして頭に浮かぶようになり、いままではOKだと思われた動きでも違和感をもち、修正してより楽でスムーズに動けるようになりました。
そして、まだまだやれるのではという感覚まであります。
今回の練成会は先生が深める会以上に深まったのではというように、最高のお手本・的確なアドバイス、仲間があったことで自分の理解や感覚、イメージや目標を深めていただいたように思います。これを自分の体に染み込ませていくことや、選手たちに伝えられるよう自己研鑽を続けていきます。
今回もワクワクする刺激が盛りだくさんでした。
ありがとうございました今後ともよろしくお願いします。

西本先生、智志さん
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
大宮アルディージャの倉本です。
私は第2回の西本塾に参加させて頂いて以来、西本先生の考え、動き作りについて感銘を受け、その後も著書、ブログ等で勉強をさせてもらっていました。
しかし、正直なところなかなか深めていくことができていませんでした。
言葉を変えると深めようとしているけど、それがあっているのかわからないというのが正しいかもしれません。
サッカーコーチをしている立場から「この子の動きが悪い」「姿勢が悪いことが怪我に繋がっている」「逆にこの子は踏ん張ってプレーしていないな」ということは理解できるのですが、肝心な「では、それをどうアプローチしていけば改善されるのか?」ということがわからないし、自分ではできないという状態が続いていました。
今回久々に西本先生から教えて頂ける機会であり、帰省するタイミングと重なったこともあり、参加でき、本当に嬉しかったです。
嬉しかったのは感情的なものもそうですが、まさに体が喜んでいるという感覚がありました。
おまけに今回は智志さん、カイ君、ヒカリ君兄弟という最高の見本があり、他の参加者の皆さんの動きも参考にさせて頂いたことで理解が以前より深まった感覚があります。
座学、アイドリングから走り出す。外に出て走るトレーニングをし、思ったことは3つあります。
① サッカーの目的は走ることだけではないということの再確認
サッカーは目まぐるしく状況が変わる中で、常に判断しながらアクションを行うスポーツです。その時に頑張って走ることが必要という思い込みが自分にはいつの間にか刷り込まれていました。
西本先生がおっしゃっている「体と頭を動かし続ける」ことがサッカーには必要であり、体の使い方が悪いと頭も使えず、結果、状況を正しく読むことも、判断することも困難になるのだと再確認しました。
頭を使えるように(状況認識をより良く)するために、エネルギー消費の少ない体の使い方ができると、より良いパフォーマンスが発揮できるのだとわかりました。
② 顔が上がらない理由がわかった
「顔を上げてプレーしなさい」とよく現場で子供に声をかけることがありますが、「なぜ顔が上がらない(状況が認識できない)のか?」の謎がとけた気がします。
体が本来持っている自然な使い方ができると姿勢が良くなり、自然と顔が上がって周りが見えるようになります。
わざわざ顔を上げないといけないと言う必要も、意識する必要もありません。
しかも、今までより鮮明に見えるような感覚がありました、これはプレーするのが楽しい!
みんなでボール回しをしたり、パス練習をした時に感じたことです。
③潜在意識にアクセスしているのではないか?という感覚
個人的な見解ですが、西本先生のおっしゃる体の使い方は、本来人間が持っている自然な体の動かし方で、しかも潜在意識につながっているのではないかと思いました。
色んな背景があってその使い方を僕らは忘れてしまい、不自然な動かし方がいつの間にか正しいと思い込んでいます。
それを思い出す作業をしていくことで、徐々に自然な動かし方ができるようになる。もちろん時間がかかることですが。
自分の場合は、となりますが、「こういう風に肘を曲げて、こうやって走る」と理屈で考えた瞬間に、できなくなるんです。考えてしまうとできなくなる。
しかし、目の前で走る子供達二人は理屈で考えてやっている訳ではなく、見たものをそのまま真似して走ったら見事にできている。
理屈がわからないからできない(と自分は思い込んでいる)、考えるとさらにできない。最初は完全に混乱しました。
その後、「深く考えず、良い走りをしている人の真似をしてみる。」ということを続けてみました。
もちろんそれでもまだまだ出来ているレベルは低いと思いますが、何度もスプリントしてもあまり息が上がらないどころか、顔が上がったままスピードを上げたり、ターンしたりできるのはすごいなとできる喜びを感じました。
後から振り返った時にうまく走れている時は無意識というか、潜在意識と使っている(アクセスしている)のではないかと思ったのです。
その時に顕在意識で理解しようとしたり、考えようとした瞬間に潜在意識とのアクセスが切れ、だから自然な動きができなくなってしまうのではないかと、これは自分の見解なので、間違っていたら申し訳ないですが。
本来持っている自然な動かし方だから脳も体も喜びを感じるのではないかという仮説です、この感覚はぜひとも皆さん体験してもらいたいです。
改めまして、西本先生、智志さん、参加者の皆さん、本当にありがとうございました。
この喜びの感覚をさらに深めていくため西本塾、深める会にも参加します!
引き続きご指導よろしくお願い致します。

もう私がお一人お一人の言葉にコメントする必要はないと思います。
私が投げたボールを、初参加の方は初参加なりに、4年前から継続してくれている人はその経験を踏まえ、私からは出てこないであろう表現でしっかり投げ返してくれました、まさに私にとっての錬成会でした。
今年はまだ始まったばかりですが、昨年末からテンションの上がることばかりです。
皆さんと一緒に更にハイテンションな一年にして行きます。
7名の参加者の皆さん、午前中お手本を見せてくれたH君、午後も一緒に参加してくれた開君と光君兄弟、そしてそのご両親、智志と私を含め、全員が笑顔で走り回れたことが、西本走りの有効性を証明してくれました。
皆さんありがとうございました。

明けましておめでとうございます!

ブログを読んでくださっている皆さん、明けましておめでとうございます。

昨日初詣に行ってきましたので、今朝はテレビの前でゆっくり箱根駅伝を見ています。
長丁場ですからすべてを真剣に見続けるわけにもいかないので、今回は花の2区と呼ばれるエースが顔をそろえる区間に出場する、神奈川大学の鈴木選手の走りに注目していました。

嬉しいことに彼は、私の母校である愛媛県立宇和島東高校の出身なのです。
そして将来日本の長距離界を背負って立つのではと言われているほどの逸材です。

昨年も注目しましたが、期待に応え区間賞の走りを見せてくれました。
今年の走りは何度かリアルタイムでツイーとしましたが、上半身に力みが感じられ、彼本来の躍動感がありませんでした。

もちろん直接アドバイスできる立場にはありませんが、私が提唱している「走るという行為」の中での体の使い方という観点から見て、さまざまな示唆を与えてくれる結果となりました。

以前、スポーツライターの木崎伸也さんの依頼でNewspicks という媒体で、「アスリート解体新書」と題したさまざまな競技のトップ選手の動き分析をさせてもらったことがありましたが、またどこかでそういう企画があればやってみたいと思っています。

人間の動き自体を分析するという作業はとても面白いことで、おそらくは本人すらそんな意識はないという部分まで、そういう視点で見続けると色々なことが見えてきて楽しいものです。

本人が意識していないにもかかわらず、第三者の目から見ればとても凄いことをしているという現実が、超一流と呼ばれた選手が引退後、指導者としてはそれほどの評価を受けないということになっていく要因だと思います。

さて、平成30年、2018年がスタートしました。
私にとっては夏に誕生日が来ると60歳という節目の年齢を迎えることになります。
おそらくほとんどの方がそう思われたことと思いますが、自分が小さい頃、その年齢になられた方々は、はっきり言ってお年寄りと呼ばれることが多かったと思います。
現在では平均年齢が伸びて、60歳などまだまだ未熟なところだらけの若輩者に過ぎないと、自らのことを戒めています。

そんな私ですが、これまで積み上げてきたことが世の中のためにお役に立てるものであるということに、もちろん自信を持って継続してきましたが、「Conditioningstudio操」を立ち上げ、4年4か月が過ぎ、「西本塾」「個人指導」また「遠隔サポート」を通じて、多くの方に伝えてきたことで、自信がしっかりとした「確信」へと変わってきました。

今年はこれまで以上に、そのことをきちんと伝えていかなければならないと思っています。

そのためには昨年は不定期としていた「西本塾」と「深める会」を年頭にあたって開催日を告知して、参加しようという人たちに準備期間を設けてもらおうと思います。

ブログも5年近くに渡って書き続けていますが、昨日いや今日初めて私の存在を知ってくれたという人もいるかもしれません。
そんな人が私の話を直接聞きたいと思ってくれたとしたら、やはりそれに応えなければならないと思うのです。

「西本塾」3月10日・11日の土日と、9月8日・9日の土日の2回の開催を予定しています。

「深める会」も、4月8日日曜日と、10月7日日曜日の2回、一日のみの開催で予定しています。

さらには、年末29日土曜日には「西本走り錬成会」を、年末の恒例行事として行いたいと思います。

「遠隔サポート」も、年末に申し込みがあり、休み明けから指導が始まる予定となっています。

また、昨年の夏にチームとして指導を受けてくれて以来、間接的ではありますが応援させてもらっている、「大阪府立大学サッカー部」の皆さんも、今年から2部リーグに昇格を果たし、一つ高いレベルでの戦いとなるので、どんな形になるかわかりませんが、応援していきたいと思っています。

また、まだ名前は出さない方が良いのでしょうか、西本塾生がJ2のチームでフィジカルコーチとして「西本理論」を思う存分発揮した指導をしてくれることになっています。

そして何より私のワクワク感を演出してくれていることがあります。
2月にならないと正式には公表できないのですが、私の理論や実践が、私個人ベースの発信から、少し違った形での発信をさせてもらえることになりそうです。


私の力らなど小さなものですが、4年4か月の継続が今回のことに繋がっていきました。
サッカ-という競技の中でのことになるとは思いますが、心ある指導者の方々が、固定概念を変え新しい世界へ踏み出すお手伝いが出来ると本当に胸が高まる思いです。

私の積み上げている考え方や体の使い方といったものが、一人でも多くの方々のお役に立って、縁あった皆さんが笑顔になれるよう、今年も頑張っていきます。

このブログも、その時々の私自身の頭を整理する意味で、またその内容が読んでくださっている皆さんにとって、参考になるところがあると思っていただけるのなら、できる限り書き続けて行こうと思います。

今年もよろしくお付き合いください。


プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
日々の気づきやブログの更新情報はツイッターに書いていますので、チェックしてみてください。
2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
「西本塾」と「深める会」を開催しています。
今年の第1回目は2月15・16日の土日に31期西本塾を行います、現在募集中です。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください.
「1回5分体が喜ぶ健康術」はアマゾンで在庫切れのことが多く、購入希望の方にはご迷惑をおかけしています。
出版元からの購入は可能ですので、ガリバープロダクツ(代)082-240-0768までお問い合わせください。

最新記事

カレンダー

12 | 2018/01 | 02
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

カウンター

検索フォーム

QRコード

QR

フリーエリア

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51P40WM8EQL.jpg