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麻痺が残ってしまった体、諦める前に読んでください。


昨日ツイッターで、脳出血による後遺症で右半身に麻痺が残った69歳女性の右肘が真っ直ぐに伸びたことを書いたところ、Kemさんから「知人が同じような症状に悩んでいます。真っ直ぐな状態にとは、いわゆるリハビリテーションを用いた方法でと言うことでしょうか?」と言う質問を頂きました。

ちょうど良い機会ですので、私が人間のからだに向き合う時の基本姿勢というか、どういう考え方で施術を行っているかということについて、少し書いておこうと思います。

まずお断りしておかなければならないことは、今回のことや、以前から何度か書いている『パーキンソン病』を患われている女性が、遠く岐阜県から何度も広島に足を運んでいただいていることなども含め、一般的には私が取得している鍼灸師としての資格や、主に行っている操体法を基本とした手技療法を行うことで、あたかも全てが改善するというようなことを言っているのではないということです。

パーキンソン病に関しては、もう10年以上前のことになりますが、私の長女が音大に通っていた2年生の時、専門としていたトロンボーンのスライドを動かす右手の指が震えるという症状に悩まされ、検査入院の結果『若年性パーキンソン病』という難病の診断を受けたこともあり、病気に縁のない方に比べれば知識はあると思います。

ですから、初めてお電話を頂いたときにもそのことをお話しし、パーキンソン病という病気が、私の施術によって改善するなどと言うことは、残念ですが有り得ないことは正直にお伝えしました。

その方はもちろんそのことは百も承知で、10年も前に書いた私の本を読んで頂き、人間のからだに対する私の姿勢と言うか考え方に共鳴していただき、現在の体の状態が少しでも改善できるかもしれないと思ったから、是非一度施術を受けてみたいと希望していただいたのでした。

QOL(クオリティーオブライフ)という言葉がありますが、日常生活における様々な状況の中で、少しずつ進行していく体の動きにくさを、せめて現状より悪くならないように、叶うならば少しでも楽に動けるように、わずかな望みをもって遠く広島まで来ていただいたのです。

この時なぜ私がその申し出を受けたのか、それがこれから紹介する30年近く前、私が会社員を辞めて故郷宇和島で治療院を開業したばかりの頃の出来事があったからでした。

このブログでも書き始めたばかりの頃に少し書いたことがあるので、すべてを読み込んでくれている方には、「あのことか」とピンとくるかもしれませんが、改めてその顛末を書いておきます。

宇和島での開業期間はたったの2年間でした。

その後縁あってサンフレッチェ広島にトレーナーとして招聘され、現在に至っています。

実家の目の前で開業しましたが、32歳まだまだ駆け出しの私の治療院を訪れる人は少なく、このままやって行けるのだろうと不安を感じていました。

そんな中、小さい頃から良く知っている、2歳年上でずっと目標というか、小学生のころにはソフトボール、中学からは野球部の先輩としてお世話になっていたNさんの兄嫁と言う方からお電話を頂きました。

その方の実のお母さんが、脳梗塞の後遺症で右半身に麻痺が残り、明るい性格で社交的だった方が、外出することもめっきり減ってしまい心配していたところ、その方のご主人の弟さんであるNさんから連絡があり、自分の後輩である私が、こういう仕事でUターンし開業したので、とにかく連れて行って診てもらえと言ってきたと言われるのです。

それも「1回2回でどうこうなるはずもないから、とにかく10回は通ってみろ、紹介した責任があるからその10回分の費用は自分が出す」とまで言っていただいたそうです。

Nさんは2年先輩ですから、高校を卒業されて以来お会いしたことがありませんでした。

それが別の先輩が私の治療院に来てくれたことから、私の話を聞き、「あいつは信用できる男だから」と、兄嫁さんに言っていただいたというのですから、言葉にすることが出来ないほど嬉しく、有難いと思いました。

そんないきさつがあって私の所に来ていただくことになったのですが、初対面の時、まったく配慮が足りず、記入していただく受付票とボールペンを、付き添ってきた娘さんではなく本人に渡してしまいました。

不自由な右手はボールペンで字を書くどころか、ちゃんと持つことも出来ず床に落としてしまいました。

ハッと気づいて配慮の無さをお詫びしましたが、明るい笑顔で「こんなことになっちゃったんよ」と言っていただきました。

30年近く前の出来事ですが、開業したての私にとって大きな出来事で、今でもはっきり思えています。

さて問題はそこからでした。

私が学んできた鍼灸の専門学校での知識や、渡辺先生から学んだ操体法の技術で、右半身が麻痺した体にどんなことが出来るのだろうと、不安の方が大きかったのです。

それでも10回は来ていただけるという言葉に、ほんの少しでもお役にたてる何かができるかもしれないと、もう頭の中をフル稼働して色々なことを想定していました。

まず、現状をチェックすると、ご自分の力だけでベッドの上に仰向けになっていただくだけでも一苦労、右足は自分の意志では動かすこともままならず、足先の感覚はどの指を触られているのかもまったく認識できない状態でした。

右手は肘から手首にかけての拘縮が強く、深く屈曲して伸びない状態でした。

こんな状態の体に対して私は一体何が出来るのだろう、不安を通り越して恐怖心さえ感じました。

とにかく1回目は固まった体が少しでも緩んでもらえるように、からだほわっとに時間をかけ(と言っても右足には何の感覚もないのですが)、足首・膝・股関節と動かせる範囲で動かしてみました。

上半身も同じように首を動かす操法などを行いました。

1時間ほどの施術が終わり、どんな感想が聞かれるかと本当に不安でしたが、意外にも「体がほっこりしてとても気持ちが良かったよ」と言っていただいたのでした。

今までずっと緊張していた体が、私の施術を受けている間は病気を患われて以来感じたことのないゆったりとした時間が過ごせたので、ぜひ続けてきたいと言っていただいたのでした。

どこがどうなるとかいう問題ではなく、どんな形でも喜んでいただけるのなら、私自身もしっかり頑張ろうと思わせていただきました。

さてここからです、ただ気持ち良さを求めて来て頂いていたのが、何回目かの時に、「今触っているのは親指かね」と言葉を発したのでした。

まったく感じられなかった右足の感覚に変化が出てきたのです。

次の変化は、動かせる左足を操法の要領で様々に動かしてもらう時、明らかにそれをサポートするように右足にも力が入っている感覚が出てきたのです。

本人は自分で力を入れている感覚はありませんが、左足を誘導するときに右足も支えているのですが、はっきりと筋肉の収縮が感じられるようになっていきました。

回を重ねるごとにそれがはっきり分から様になり、頭を起こしてそれをご自分の目で確認していただくと、動かないと思っていた自分の右足が間違いなく動いていることに驚きを隠せない様子でした。

そんなことを繰り返しているうちに、足の指の感覚が識別できるようになり、それぞれの指に抵抗をかけると、それを押し返すという反応も出るようになりました。

その頃には治療院を訪れる人も増え、これでこの先もやって行けるかもしれないと思い始めた頃、降って湧いたように広島行きの話が持ち上がり、いよいよ最後の施術の日を迎えました。

その際何とご自分でおろしたという刺身をお土産に持ってきて頂いたのでした。

初めて来て頂いたときには、ボールペンを持つことさえ出来なかった右手が、お刺身をおろすということまで出来るようになっていただいたのです。

あの方との数か月は、生涯忘れることは出来ないと思います。

今、別の方の施術で同じようなことが起こっています。

どんな考え方でどんなことを行ったか、皆さんが知りたいのはそこだということは十分承知しています。

いわゆる片麻痺の患者さんに対するリハビリと言う行為が、医療現場の中でどんな風に行われているのか、実際に見たことはありませんので断定はできませんが、聞いたところによると、固まって動かなくなってしまった関節部分を、このまま動かさないと一生動かすことが出来なくなるからと、本人がどんなに痛そうな顔をしようと、頑張って動かしましょうと、曲げたり伸ばしたりを強要されてるようです。

ここにまず疑問を感じました、痛みをこらえ我慢に我慢を重ねた先に本当に望む結果があるのだろうかと。

現実として多くの方はそのままの状態が続いていると思います。

私が考えたのは、脳からの神経を介しての指令は、両側性であるという神経生理学で学んだ基礎的なことでした。

どういうことかと言うと、動かせない右腕に対してどんなに働きかけようと、痛みを伴いけっして思うようには動きてくれません。

ならばちゃんと動かせる左手をしっかり動かすことによって、脳からの刺激を左手にもオーバーフローさせてはどうかと考えたのです。

やってみてもらえば分かると思いますが、我々でも片方の手で重いものを持ち上げようとしたり、細かい作業をしようとしたとき、反対側の手は知らん顔をしているのではなく、微妙な動きですが協力というか参加していることが分かります。

私が子供の頃、NHK教育テレビのスポーツ教室だったと思いますが、当時の日本チャンピオンで長谷川さんだったと思いますが、ラケットを持つ反対の腕を体に縛り付けたままの状態で、小学生くらいの選手と打ち合って負けてしまうというシーンを見たことがありました。

もちろん当時は今のような発想のもとに番組を見ていたわけではなく、本当に偶然のことでしたがなぜか頭に残っていました。

そのことと神経生理学の基礎がつながって、不自由な右手だはなく左手を様々に動かすと、右手にその命令が伝っていくと考えたのです。

体を動かすという行為は、脳が神経を介して筋肉に指令を届けることなのですが、その指令を改善するためには、逆の回路つまり触れられているとか、つねられて痛みを感じるという求心的な感覚から改善する必要があるということも感じていました。

私が外部からの刺激として触る動かすという刺激を脳にどれだけ伝えられるか、その結果として脳から筋肉に刺激を届けるという遠心性の回路が回復する、そんな考え方の元に施術を続けました。

その後数年して広島に移り住んだ後のことですが、やはりテレビの番組で、たしかスウェーデンだったと思うのですが、体育館くらいの広さの中に何十台ものベッドが並び、それぞれに専門の理学療法士がついてリハビリを行っているというシーンを見ました。

そこで説明されている方の言葉を聞いて驚いてしまいました、考え方や行っていることは、ここまで書いてきた私の考え方とそっくりそのまま同じでした。

私自身専門的にリハビリを勉強していなかったのですが、まさに「やっぱりそうだったか」と膝を打ちました。

こういう考え方でリハビリを行おうと思えば、一人に対してマンツーマンで行わなければなりませんし、何より時間がかかります。

今の日本の健康保険制度の中で、スウェーデンと同じことを行ってほしいと思っても、おそらくは無理でしょう。

ならば身近にいるご家族が行うことは出来ないでしょうか。

医師法に違反するとか、医療行為だからやってはいけないなどと言うレベルの難しい行為ではありません。

長々と書いてきたように、まずは動かすことが出来る方の手足をしっかりと動かすこと、そして不自由になってしまった手足にたくさんの刺激を与えてあげることです。

揉んだりさすったりでもいいし、痛みのない範囲で関節部分を曲げたり伸ばしたりを繰り返してもいいでしょう。

医療機関に任せきりにすることなく、心を込めて行うことで何かが起こるかもしれません。

繰り返しになりますが、これをやったら必ず回復するということを言っているのではありません。

ただ痛い思いをしても大きな改善が見られず、こんなものかと諦めてしまっているとしたら、痛い思いも苦しい思いもすることなく、少しでも良くなればという積極的な気持ちで取り組み続けることは、絶対に無駄にはならないと思います。

今施術を継続させていただいている方は、30年前の方に比べると変化のスピードがとても速いように思います。

これは私のこれまでの経験から、少しだけ自信を持って行っているからかもしれません。

『人間のからだには無限の可能性がある、病気になってしまったこと麻痺が残ってしまったことを悔いるより、少しでも改善の余地があるのなら前を向いて取り組んでみよう』、今日の記事からそんな思いを持っていただける人が一人でも増えていただければ、長々と書いてきた甲斐があると言うものです。

一人でも多くの方に私の考えがお役に立てますように。

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深める会の感想と、ゴルフスイングのこと。

今日の記事は、先日行った『深める会の感想』の最終回と、予告していた私の『ゴルフスイング論』の二題です。

まずは感想の紹介です、毎田さんは西本塾に続いての参加となりました。

前回紹介した倉本さんのように、4年前に私と出会い、私の考え方を検証し、深め続けてくれている人と、つい最近私の考え方に触れた人では、当然ですが捉え方や理解も、そしてそれに対する反応もまったく違うものとなります。

私が同じことを繰り返すことが好きではないことは以前にも書きましたが、西本塾や深める会そして個人指導において伝え続けていることは、常に進化発展させているつもりですので、受け取る側の反応も大きく変化していることが、私のモチベーションにつながっています。

毎田さんも含め、初心者というか、私との関係が浅い人たちが通って行く道のりというか変化に関しては、ほとんどの方が同じ道をたどるので、感想を読むたびに過去の固定概念から離れて行くことの難しさと、新たな世界を知った人たちの興奮が伝わってきて、やりがいというか、伝え続けなければならないと気持ちを新たにしています。


西本先生、奥様先日の深める会では大変お世話になりました。
先月の西本塾に参加して学んだ走り、FBTを自分自身で実践していましたが今回の深める会に参加し、まだまだ正しく行えていなかったことに気づきました。

※1度や2度の学びで、分かった出来たと思っている人もいるかもしれませんが、そんな簡単なものではありません、まずはそこに気付いてもらうことが先決かもしれません。

走りに関して、視線が落ちていることで体幹が屈曲し、肩甲骨の可動域が狭くなり、脊柱と骨盤との連動が上手くできていない、『走る→ステイが走る→止まる』になっていました。
これらは私が今まで西本先生が提唱されている走り方とは逆の屈筋を優位に使い、頑張って走っていたことを私自身の体が証明していました。

『走る→止まる』ことに意識しすぎるとどうしても体にブレーキをかけようとして屈筋で頑張るから腹筋に無駄な力が入り、骨盤が後傾して脊柱が丸くなり、ステイ(アイドリング)に上手く繋げることができていませんでした。
深める会の後、走る→ステイと走る→止まるをそれぞれ意識して私自身で実践してみました。

私が今まで行っていた走る→止まる、そして地面を蹴ってまた走るを繰り返すと体にも脚にも力が入り、これを続けると直ぐに疲れてしまうなと実感しました。

深める会で学んだ走る→ステイ(アイドリング)を行う際に大転子の位置を少し前方に持っていくことでステイ(アイドリング)までに体と脚に無駄な力が入らず次の動作にスムーズに移行できるように思いました。
力が入った状態(3,5,7理論の3の状態)から筋肉をさらに収縮させるから筋肉にトラブルが起こるのかなと思っています。

今回、自転車の漕ぎ方も伸筋から伸筋だということを教えて頂き、自転車に乗ることが好きな私は直ぐに実践してみました。
広背筋による骨盤の引き上げから股関節の伸展でペダルを踏むことで自転車はこんなにも楽に加速することができるのだなと実感しました。

※現在指導している競輪選手も、少しずつこのイメージで乗れるようになってきたという実感が出てきたようです。
自身が経験したことのない競技であっても、競技動作をじっくり観察することで、専門に取り組んでいる選手たちの固定概念の中に、人間のからだにとって本質的な部分と違うと感じる部分が見つかると、そこを本来の効率的な動き方に改善することが出来れば、競技動作は必ず改善できるということを確信しています。

最初は上手く行うことができなかったのですが走りのドリルと同じく大転子の引っ張り出しを意識して右、右、右と左、左、左そして右、左、右、左と行うことで徐々にではありますが骨盤の引き上げから股関節の伸展がスムーズに行うことができました、ドリルの重要性を改めて実感しました。

最後になりますが、今回の深める会に参加された3名の方々との出会いは私にとって凄く刺激になっています。
各々が関わっている選手や患者さんに、まだ何かできることがあるのではないかと遠方から参加され学ぶ姿勢には頭が下がる思いです。
理学療法士としてまだまだ未熟な私ですが、これからも皆様と同じように自分が関わる患者さんに対して常により良いものを提供できるように日々精進していきたいと思います。

毎田 尚吾

毎田さん、真剣な取り組みありがとうございます、少しずつ自分の体で検証して行ってください。
少数精鋭という言葉がありますが、こうして真剣に向き合ってくれる人が少ないことは、と言うより少なくなったからこそ、私自身が真剣に伝えて行く大切さに気付かせてもらっているような気がします。

参加者の皆さんには、毎回言いたい放題の部分があるかもしれませんが、悪意があってのことではなく決して間違ったことは言っていないと思います。
自戒の念も含めて、自分がどう見られているかを客観的に知っておくことが必要だと思います。
それをどう判断するかは、それぞれの人間が考えれば良いことですから。

さて、自分の考えを一度まとめておかなければと思っていた『ゴルフスイングにおける体の使い方』と言うテーマで少し書いてみたいと思います。

42歳から始め、ゴルフ歴も18年にならんとしています。
ベストスコアは83、ハーフのベストは39という、遅くから始めた月1ゴルファーですが、この数字はどう評価されるでしょうか。

また、ドライバーの飛距離に関しては、もう6年前になりますが2012年7月22日に、地元広島の『リージャスクレストゴルフクラブ、グランドコースインコース10番ホール』で行われた、LDAA主催のドラコン大会で305ヤードを記録したことが、唯一の自慢となっています。
このホールは全体にフラットで、打ち下ろしや傾斜のランを使って距離を稼ぐことが出来ず、当日はややアゲンストの風が吹いていましたので、305ヤードと言う数字は掛け値なしのものだと思っています。

ゴルフと言う競技はまさに一期一会、同じ状況でスイングすることは2度とありません。

いくらドライバーショットが300ヤード飛んで、フェアウェーど真ん中に止まってくれ、そこが平坦であったとしても、前のプレーヤーが打った後のディボットと呼ばれる状態になっているかもしれません。

グリーン周りには様々な罠が仕掛けられており、練習場で磨いた技術を発揮出来させないようにこれでもかとプレーヤーをいじめてくれます。

グリーン上ではラインを錯覚させる細かいアンジュレーションや、グリーンの背景によっても距離感を惑わされたりします。

そんな中で、冷静に自分の技術を発揮し続けスコアをまとめて行くことは、技術以上に難しいことを要求され続けます。

若いうちから始めた人や、ラウンドの頻度が高い人の方がスコアをまとめる技術が高いことは当然だと思います。

まるで言い訳になりますが、今の私はもちろん数多くラウンドしたいことはもちろんですが、練習場で今考えているスイング理論に沿った打ち方が出来ているかを確認することの方がより楽しいというか満足感があります。

18年のゴルフ歴の中で、有名なシニアプロに練習場で指導をしていただいたり、ラウンドレッスンの形でアドバイスしていただいたこともありました。

しかし、私に対するアドバイスは、ざっくり言うと「西本さん、あなたは細かいことを考えなくていから、思い切って振ってください」と言われることがほとんどでした。

またベテランのキャディーさんからも、「お兄ちゃん(その方から見れば私など若造ですから)上手いこと打つね」と感心されることもありました。

要するに、プロの方やたくさんのゴルファーを見てきたキャディーさんから見れば、私のスイングはお世辞にも綺麗なものではないけれど、結果として遠くへ真っ直ぐ飛ばせているということで、アマチュアの月1ゴルファーならそれで十分だと言われていたのです。

一番の欠点はいわゆるフライングエルボーで、トップの位置で右脇が開いて高く上がり、横峯さくら選手張りにオーバースイングになっていたのです。

それが飛距離の源でもあったわけですが、何とかプロのようなきれいなスイングを身につけたいと、それこそ古今東西のゴルフ理論レッスン動画を毎日のように見ることが私の日課になっています。

その結果として少しはまともなスイングになったようにも思いますが、アドバンテージとなっていた飛距離がどんどん飛ばなくなっていきました。

今コースで納得できるスイングが出来た時、実測(手持ちのナビ)でキャーリーで250ヤードが限度になりました。

無風平らなフェアウェーで、キャリーで250ヤードと言う数字は、一般のゴルファーとしては十分飛ばし屋と言えます。

女子の試合で距離が表示されることがありますが、同じ条件なら飛ばし屋と言われる何人かの選手でもキャリーは230~240ヤード程度で、それ以上の数字は打ち下ろしやランがたくさん出ての数字です。

そんな私ですが、自分のことはさておき他の人に対する指導というかアドバイスは、我ながら的を得ていることを言えるようになってきました。

それはこれが正しいという唯一無二のスイング理論に出会い、それを追い続けているという状況になったからではありません。

ゴルフをやっている人はほぼ全員が1ヤードでも遠くへ飛ばしたい、なおかつ真っ直ぐにと言う思いは年齢を重ねても変わることはありません。

どの競技でもそうですが、その時代時代で世界一と言われる選手のスイングが理想とされていることは間違いありません。

私が始めた18年前は、もちろんタイガーウッズの全盛期で、私も彼のスイングの分解写真をお手本にしていました。

その後18年間、様々な理論に接する中で何となく見えてきたことは、ゴルフをやっている人ならみんな知っている言葉だと思いますが、『ボディーターン』メインのスイングと、『フェイスターン』メインのスイングの2種類があるということです。

ボディーターンを推奨する方は、極端に言うと『腕は振らない、体の動きに腕は自然に振られるから』と言う言い方をし、『フェイスターン』を推奨する方は、『腕を振らなければ始まらない、腕を振ればその動きを体が自然に補助してくれる』と言います。

ですから、どちらも同じことを言っているに過ぎないと思うのです。

体の動きをまったく止めて腕を振ることなどできませんし、胴体と腕の関係を変えないで、体だけを回して打つことも出来ません。

これからツアープロを目指すという育成年代の選手であれば、私はボディーターンのイメージを推奨しますが、そうでなければ、まずはボールをあのへんな形をしたゴルフクラブで遠くに飛ばすことが楽しいと思えるスイングを目指すべきだと思います。

練習場でレッスンプロの指導を受けている様子を見ることがありますが、レッスン生の目的や体力レベルが考慮されていないように思います。

たまたま隣のレーンで練習している方が、ドスンドスンとマットを叩く、いわゆるだふるスイングを続け、頭を抱えている姿を見て、こんな練習一生続けても上手くなれないと思い、「上級者でもない私が余計なことかもしれませんが」と、断って声を掛けることがあります。

ほとんどが初心者の方で、既にレッスンを受けているという方もいますので、今の状況をしっかり聞いてから私の考えを伝えるようにしています。

先日指導させてもらった、神戸から来てくれた『あしや鍼灸接骨院』とトレーニング指導の『animon』のスタッフの二人に伝えたことも同じです。

基本となる部分は確かにあるのだけれど、現状それぞれのスイングが、どちらのスイングをやろうとしているのかを明確にすることです。

ただどちらを選んでいるかと言うよりも、どちらかになっているということを理解してもらうことが先です。

たまたまはっきりと2つのパターンに分かれるスイングでしたから、それぞれの特徴を明確にし、どちらが良い悪ではなく、体がその動きをやろうとしているか、頭がこうでなくてはならないと思い込んでやっているかもしれないことまで理解して欲しいのです。

そのうえで、『この部分をこうすることで、結果としてこうなります』と伝えれば、なるほどならばそうやってみようとなり、実際に打ったボールがそういう飛び方になって行くことが分かれば、それを継続しようという気になってくれます。

そういう意味では練習場での指導は、結果がすぐに目の前に現れるので、教える側も教えられる側も納得がいきます。

これが正しい、あなたのここが間違っているではなく、全体としてどういうスイングを目指すのか、どういうスイングがその人に合っているのか、それを見つけられるかどうかが指導する側に最も必要の要素ではないかと思います。

残念ですが私は私自身に客観的な指導をすることが出来ていません、それでも少しずつ理想のスイングに近づきつつあることは実感しています。

ラウンド数が減って、ベストスコアの更新はままならない状況ですが、実はゴルフも私にとっては人間のからだの動きを分析するという、仕事というかライフスタイルに組み込まれたものとなっているように思います。

この先もしかしたらゴルフスイングの指導を目的に、私の元を訪れてくれる人が現れるかもしれません。

今必要でないことでも真剣に向き合うことで、自分の能力の幅を広げてきたのが私のやり方です。

これからも様々なことの興味をもって一つずつ、納得できる何かを増やしていこうと思います。

自分の長所をしっかりと理解していれば、環境や指導者の言葉に惑わされることなく、長所を生かし続けることが出来ると思います。
逆にそれが分かっていないと、せっかくの長所が消えて行くことにもなりかねません。

以前にも書いた、宇佐美選手や武藤選手のこと、私から見て得難い能力を持っている二人に、是非そのことを伝えることが出来たらといつも思っています。

真剣に向き合ってくれる人との時間、生きていることに感謝です。

先ずは今回も『深める会の感想』第3弾です。

倉本さんは日本のサッカーの将来を真剣に考えている方で、『世界に通用する!チームの勝利と個人の育成が両立できるサッカーコーチ育成セミナー』と題して、指導者の育成に真剣に取り組んでいます。

4年前、私との出会いが、彼の行動に大きな影響を与えたということで、セミナーの講師まで依頼していただきました。
私の考え方をさらに深く学び続けたいと、先月の西本塾に続いて深める会にも参加してくれました。

西本先生、奥様 深める会で大変お世話になりました、ありがとうございました。
これまで西本塾、個別指導、錬成会と参加させて頂き、少しずつ点が線になっていく感覚が出てきました。

深める会に参加させて頂くのは初めてであり、自分以外、医療に従事されている方と一緒に学ぶことで気づきがたくさんある、まさにこれまでの学びを深める会になりました。

西本先生が常々話しているのは「枝葉ではなく根の話」とありますが、4年前に西本塾に参加させて頂いた時は、そもそも根というのが何なのかわからない状態でした。

人間としての本質と解釈していくと、人間の体はなぜ今あるように作られているのかということを正しく理解すること。
もっというと動物の自然な動きから考えるということがようやくわかり始めました。

※我々人間も、地球上に生を受けた動物の中の一つの種であるという事実から目をそらし、特別な存在であるかのように思ってしまっていると思います。

チーターの走りからの解説は何度聞いても非常にわかりやすく、これまで自分が使ってきたから「自分のことは自分が一番知っている」という錯覚から、「人間本来の動き、体の使い方について自分は何も知らない」と目を覚まされました。

※チータはチータ、ウサギはウサギ、人間とは違う、確かにそうなのですが、人間にももちろん本来与えられた能力があると私は考えるのです。

速く走るために足のストライドを広くして、ピッチを速くする、だから腿を引き上げて地面を蹴って・・・、これまでそれが当たり前とされていたことに関して、「なぜそうなのか?」と疑問を抱くことありませんでした。
結果、指導していても選手の怪我は減らないどころか、増える一方で、それに対してどうしたらいいか色々試してみるのですが、どれも大きな成果はありませんでした。

※出来ないことは出来ない、世間一般に言われていること以上のことが出来なくても、自分には責任がないということなのでしょうね。
でも私はそこをなんとかしてあげたいと真剣に向き合い続けているのです。


サッカーを教える前に、体のことを知らなくて本当にサッカーを教えられるのか?望むような選手育成ができるのか?
何かがおかしいと気づき、方向転換できたこと、西本先生との出会いに本当に感謝しております。

まず自分が西本先生の提唱される動きをできるようになることが第一歩となり、まだまだ道半ばという状態ですが、楽に動ける感覚が出てきた時、体を動かすことってこんなに楽しいことなんだ!ということはわかるようになりました。

いまでも不思議なのは、こうやって体を動かして・・・と考えた瞬間にできなくなることです。
言葉で表現が難しいのですが、理屈で考え出した瞬間に体が従来の動きに戻ってしまいます。


だからこそドリルで体に染み込ませ、自分の体を使って継続して実践→検証→実践→検証というサイクルを回して行くのですが、今回DVDを購入させて頂き、最高のお手本を見ながら検証できるようになったことは大変嬉しく思います。

※DVDの内容は、既にお伝えしたことばかりですが、もっとも基本となる部分がどれだけ重要なことだと理解してくれていますか、そして日々継続して取り組んでくれていますかと問いかけています。
そのことなしに自分の専門の競技動作に応用などできるはずがないのです。


今回の深める会で新たに感じたことは人の体を見る、触ることの奥の深さです。
私はトレーナーでも理学療法士でもないので、他の人の体を近くでしっかりと見る、触るということをほとんどやったことがありませんでした。
それでも体を6方向に連動させることを2人組でサポートをさせてもらう経験をしたことは非常に大きかったです。
知識も経験もない自分が他の人の体を触ることがここまで怖い(自分がやっていいのかという不安)のかと思いました。

※私自身は人の体を診る触れるということが日常で、そういう風に考えたことがありませんでしたが、言われてみればその通りですよね。

逆に考えると自分の体を他人に預けることは不安を感じる、その時にそれを感じさせないというのが、いかに凄いことであるかがわかりました。

※他人に自分の体を任せる、任せてもらえるに値する人間性が、技術云々ではなく、一番大事なことだということを改めて考えさせてもらいました。

まずは自分の体と向き合うこと、まだまだ自分の体を大事に扱っていない、会話をしていないんだとということも気付き、他の人が観られるようになるにはまず自分からですから、自分の体と対話することを毎日続けていき、その変化を楽しみたいです。

引き続き学ばせて頂きます。本当にありがとうございました。
倉本和昌

『来るものを拒み、去る者を追わず』などと、訳の分からない言い方をしてきましたが、今改めてこの言葉を自分なりに噛み締めると、これはある意味真理であると思います。

本気で向き合ってこない人に対して、こちらがどんなに真剣に問いかけても伝わることはないと思います。
とくに私のように一般的な固定概念からは少し外れていると思われるようなことを考えている人間にとっては、無駄にエネルギーを使う暇があれば、真剣に向き合ってくれる人に対して真剣に語り続けることに全力を傾けることは当然だと思います。

この人ならと真剣に語りかけても、残念ながら思いが届かないこともたくさん経験してきました。
『去る者は追わず』も仕方がないことだと思います。

去って行ったと思っていた人がまた戻って来てくれることもあり、まだまだ私にも分からないことがたくさんあります。

勇気を持って入り口まできてくれた人が、そのまま立ち去って行っても、深く学び続けていると思った人が離れて行っても、私自身が心を乱すことが少なくなって来ました。

『変われるのは自分であって、人の心を変えることなど出来ない』ことがやっと分かって来たからかもしれません。

もっともっと自分の経験して来たことや、身につけて来た技術をさらに発展させ、この世に生を受けたことに感謝して小さな足跡を残していきたいと思います。

先週の土曜日に行ったゴルフのレッスンのこと、個人的には今一番言葉にしておきたいことなので、近々に記事にしたいと思います。

伝える側受け取る側、答えはひとつではないということ。

深める会の感想第2弾です。

こうして私の考え方に対して真剣に向き合ってくれている人の言葉を読ませてもらうと、改めて伝える側としての責任を感じます。

『効率的な走り方を身につけるために』と題したDVDの申し込みをしてくれた人たちから寄せられた近況報告も、皆さんそれぞれの取り組みがあり、私が伝えたことをそれぞれの感性で受け取ってくれていることが伝わってきます。

お一人お一人に返信が出来ないこと、この場を借りてお詫びさせていただきます。

もちろん有難く目を通させていただいていることはお伝えしておきたいと思います。

西本塾を始めてから5年近くになります。

この勉強会は、私の後継者を育成するとか、たんに技術を伝えるものではないことはこれまで何度も繰り返し言ってきました。

元々こういう形で誰かに自分の技術や考え方を伝えるつもりはありませんでした。

それでも回を重ねるごとに、細かい部分に対する要求を感じることが多くなって来たことも感じていました。

西本塾を始める前の私は、私が日々の活動に中で作り上げてきたものが、そう簡単に誰かに分かってもらえるとは思っていませんでした。

それどころか、自分がもうここまでで良いと立ち止まるという感覚に一度としてなったことがないので、こうすればこうなるという教科書的な伝え方も出来ませんでした。

これまでたくさんの人が私から何かを得ようと塾に参加してくれましたが、その後の活動を私がどうこういうことは基本的にありませんでした。

こうして深める会に参加してくれる人たちに対しては、私自身が自分の現時点の考え方をどう整理しどう伝えるか、その重要な機会となっています。

参加者の求めるもの、私に期待することは様々ですが、それにストレートに答えるだけではなく、自分で考えるためのヒントというかきっかけを与えてこそ、本当の意味で深める会といえるのではないかと思っています。

今回紹介する本沖さんとお会いするのは2回目となりますが、前回紹介した大石さん同様、私の言動を逐一チェックしてくれていることが分かっていましたので、文字から得られた情報をどう整理し理解してくれているのか、私の方が楽しみにしていました。

『人間のからだはね・・・』という原理原則はありますが、人と人との関係の中で答えはひとつではないと思います。

正しい間違いと決めつけるのではなく、それぞれの感性で私の伝えたことを受け取って欲しいと思います。

では感想を紹介します。

西本先生、奥様、深める会では大変お世話になりました。
短い時間ではありましたが、非常に有意義な時間となりました、ありがとうございました。

西本塾に2年前に参加させていただき、枝葉のテクニックではなく、根っこの部分に目を向ける、考えるようにしてきました。

常に頭の中に西本先生がおり、先生ならどういう風に考えるかな?と自分なりに考えながら、日々患者様と向き合っていました。
ブログも楽しみに見させていただき、西本塾で得たことをアップデートし、自分の中で深めるように心掛けていました。

今回、自分の中で深める会で得たいと思っていたことは、走るということについて、一歩目の動き出しについて、屈筋と伸筋についての考え方です。

まず、走るということについてですが、西本塾で指摘していただいた「すり足」の修正です。
自分なりに練習していましたが、なかなかいい感覚をつかむことができておらず、自分の中でも修正できているとは思えませんでした。

今回、『引きずりのドリル』ではなく、『引っ張り出しのドリル』を体感でき、自分の中で「すり足」はかなり解消されました。

※本沖さんが参加してくれた回の後、智志から『引きずりのドリル』という言葉のイメージが、ああいう動きに結びつくんだろうから、違う言い方に変えたらというアドバイスがあり、今使っている『引っ張り出しのドリル』という言い方に変えました。
足指もみでなく、『からだほわっと』という言い方をしていることも同じ理由です。

できているかどうかは十分とは言えませんが、頭の中ではかなりすっきりしました、西本先生からみてどうだったでしょうか。

自分の中での感覚でいうと、今までは後方にある脚の伸展、ひきずりに意識がいっていました。

そのため、着地した脚の股関節の伸展が出来ておらず、重心移動しているつもりでも重心移動になっておらず、ブレーキとなり重心位置も低いままになっていたのだと思います。

それが引っ張り出しのドリルで着地した側の股関節の伸展、大転子が引っ張り出されるイメージができるようになりました。

今まで股関節の伸展は出きてない状態で重心移動しようと思うあまり、上半身が突っ込んでいたのだなということも体感しました。

その状態では、体重移動になるので、当然素早く一歩目を出すことはできません。

一歩目がでない理由も頭も身体も納得しました。

また、股関節が伸展できず、上半身が突っ込んだ状態では不自然に胸を張った状態になっていました。

肩甲骨の自由度は失われ、腕を後方にひくことでの広背筋が使えず、骨盤を後上方に引き上げることもできません。

※無理に胸を張るという感覚になると、肩甲骨が背骨に寄ったままになってしまい、自由に揺らすことが出来ません。
FBTによって、広背筋の機能が高まってくれば、肩周りはできるだけリラックスさせておいた方が自然に動けます。
背中を反らせすぎている人が多いように感じています。


FBTを自分なりに練習していましたが、特に4番目がうまくできていませんでした(今思えばどれもできていません)。

※3と4は同じ動きですから、4番だけがうまく出来ないという表現が分からないのですがいかがでしょう。

4番目はうまくできないからとりあえず、ほかの3つをうまくできるようにしようと間違った考えで4番目のやる量が少なかったのも問題でした。

今回、それぞれのFBTの意味を感じることができ、名目上4番目と言われているだけで順番にできないといけないわけではない、すべてに意味があり、すべてできて初めて本来の身体の使い方ができるということを痛感しました(お世辞でなくFBTは本当にすばらしいトレーニングだということも)。
だから、ほかの参加されたみなさんと比べて腕の振りが少ない、肩甲骨の自由度が少ないのだと思いました。

※本当にFBT、広背筋の機能向上はすべての動きを改善させるための重要なポイントなのです。
それが分かっていただけたことは大きな収穫だと思います。


その結果、骨盤を縦に動かすことができていない、うまく表現できていないと思いますが、自分の走り、身体の問題がはっきりしました。

屈筋と伸筋についても深めることができました。

日々患者様を見る中で伸筋はもちろんですが、屈筋もうまく使えてないと感じることがありました。そういう場合には屈筋もトレーニングする必要があるのかなと思い、自分の中で整理できていませんでした。

6方向の動きが不足しているから屈筋もうまく働いていない(当然伸筋も)、6方向の動きを出してあげることで意識することなく勝手に必要な屈筋が働いてくれるのだと今は理解しています。

6方向の動きと屈筋ではなく伸筋(必要な屈筋)は別々のものではなく、必要十分条件なのだと理解しました。

からだほわっとは普段あまりしていなかったのですが、今回もう一度体感し、前回とは違う感覚がありました。

屈筋優位の身体から、少しは伸筋が使えるゆるんだ身体になってきているのだと思いました。

それと同時に、効率的に身体を使うには心身ともにいい意味でゆるんでいることが必要だと感じました。

うまく言葉で表現できませんが、からだほわっと、背骨を中心とした6方向の動き、伸筋の関係性というか、つながりというか、相乗効果を感じることができました。

※私自身が伸筋という言葉を連発していることで、少し誤解というか混乱させてしまっているところがあるかもしれませんね、言葉で伝えるということは本当に難しいことです。
骨盤と背骨を中心とした6方向の連動性を向上させるために筋肉はどう働いてくれるか、それに対して屈筋が主体で働くとブレーキになることだけは間違いないと思います。


これが人間の本質なのだろうなと思いました。

今回の深める会は、自分の中での問題点と西本塾で学んだこと、身体の本質という部分がつながった会となりました。

今後もなぜ、どうしてそうなっているのか、根っこの部分を深め続けていきたいと思います。

※その気持ちをいつまでも忘れないでください。

そしてまた、深める会に参加したいと思います、次回は智志先生にもお会いしたいです。

西本先生、奥様、大石様、倉本様、毎田様ありがとうございました。

本沖 崇悟

理学療法士として日々患者さんに向き合うなかで、少しでも患者さんの役に立つ技術や考え方を追及して行きたい、そんな思いが十分伝わってきました。
これからも頑張ってください!

文字通りの深める会になったと思います。

8日日曜日、今年初めての『西本塾を深める会』を行いました。

今年は西本塾、そして深める会ともに、2回ずつの開催を予定しています。

西本塾を1日で行うことは、さすがに無理があるので2日開催は譲れないところですが、その経験を踏まえ日々の活動に活かしていただきながら、もう一度直接私の指導を受けたいと思ってくれている方たちのために、あえて一日のみで行うことにしました。

今回の参加者は、つい1か月前に西本塾を受講してくれた二人、と言っても倉本さんは4年前にも参加してくれた方ですが、後の二人は2年振り3年振りにお会いする方々でした。

それぞれの参加者が、どういう意識で再び広島を訪れてくれるのか、その後学んだことをどう継続してくれているのか、とても楽しみな再会でした。

そういう人たちに対して、今現在の私が何を伝えるべきなのか、今回も熟考を重ねて準備しました。

送られてきた感想に、私の思いを重ねてみたいと思います。

西本先生、奥様、日曜日はお世話になりました。

約3年ぶりに西本先生にお会いするにあたり、非常に緊張してましたが、温かく迎えて頂き緊張もほぐれました。

西本塾に参加してから、ブログやツイッターを通じて、西本先生の言葉や活動、西本理論を確認してましたが、イメージがつかないことが多くなり、実際に行って動きを確認したいと思い、参加させてもらいました。
※私の言動をしっかりチェックしていただいていたからの言葉だと思います。

動き出しの速さ、方向転換の速さ、プレジャンプ、ボールの蹴り方はどんな動きなのか、ブログの言葉からでは、イメージができていませんでした。

枝葉の動き方のことでしたが、結局は『伸筋を使うこと』『アイドリング』『3・5・7理論』に結びついていきました。

その事は、西本先生はブログで散々仰っていたことでしたが、実際に説明を聞いて、動きを見ることで全てが結びつきました。

アイドリングはどんな動きにでも応用できること、基礎となっていること、10分時間があったら7分動き作りのトレーニングをおこない、3分走りを行うということの意味、いかに骨盤、背骨、肩甲骨を動かすことが大切かを明確にイメージすることができました。
※このことを一番伝えたかったのです。

そして今回、実際に広島に行き、西本先生の滑らかな連動性で綺麗な動きを見られたことは非常に価値のあるものでした。
※そう思っていただけるよう、日々の努力は怠っていないつもりです。

これを目に焼き付けて、またDVDで確認しながら、この動きを身につけて、選手が試合でよい成果を出せるように、私自身がデモンストレーションを見せることや、伝える側の技術を高めていきたいと思います。

購入させて頂いたDVDは、動きの基礎で大切な物が詰まっていて、いつでも復習できて有難いです。
※そうなんです、大切なものがたくさん詰まっているのです。

また、特典映像で登場される方の動きや、深める会で奥様に撮って頂いた動画をみて、いろいろな方の動きを参考にして、自分の動きを深めていきたいと思います。

今回、4人の参加者でそれぞれの職業や、学びたいことは違っていたと思いますが、講義の内容は全て興味深いものでした。

他の参加者が知りたいことでもなるほどと感じたり、あっそれ知りたかったんだよなと思うこともありました。

偶然出会ったメンバーで、疑問を共有して学び会えたことで、多くの事を得られました。

本沖様、倉本様、毎田様、この出会いに感謝いたします。

今後も、目の前の選手や患者さんのためを思いながら、自分が動きを身につけ、理解を深めていきたいと思います。

ありがとうございました。

大石 浩之

西本塾に参加した後、直接のやり取りが無ければ、その方たちがどんな風に私の考え方を受け取ってくれたのかは分かりませんし、逆に、私が発信するツイッターやブログを読んで頂いていなければ、私の発想の変遷にも気づいてもらうことは出来ないと思います。

私の考え方や発想は、もちろんベースになるものこそ変わってはいませんが、日々接する一般の方やスポーツ選手とのやり取りの中で、それこそ自分でも想像がつかないほど大きな変化を遂げているように思います。

ですから1か月前にお会いした方が、西本ってこんな人間だったかと驚かれることがあるかもしれません。

私自身が変化を楽しみ、それが成長の証だと思っています。

大石さんからは、西本塾に参加した後、あるJリーガーのことで相談を受け、その選手は広島に来てくれました。

ブログを熟読してくれている人には、誰のことでどんなことがあったのか、記憶をたどっていただければ、あの選手のことかと思い出していただけると思います。

これまでは整骨院に勤務していたということで、組織の一員としての立場があり、思い切って自分の考えを発信することは出来なかったようです。

そのことで私から一言苦言を呈したこともありました。

その後も、大石さんが私の発信することはすべてチェックしてくれていることは知っていました。

今の私がどういう経験を経て、今の考えにたどり着いているのかということも、十分理解してくれていたと思います。

それが、この6月から独立開業されるとのことで、文章では分からなかったこと、自分が取り組んできた西本理論は、はたして私から見て正しいものだったのか、大きな期待と不安、そして決意を持って広島に来てくれました。

ですから、午前中をかけて説明した、西本理論の本質ともいうべき部分の重要性は、誰よりも理解しようと真剣に聞いてくれました。

午後の実技でも、どんな体の動きでも、すべての動力源となっているのは骨盤と背骨を中心とした背面の筋肉であることを、すでに頭では分かってくれてはいましたが、改めて体で実感していただくことで、理論の正当性を強固なものにしていただけたことと思います。

また『走るという行為』に対して、なぜ私がここまで拘っていうかということに関して、走るという行為が自分の体を自分の思ったように動かすという、最も基本的な人間の運動行為であるということをしっかり理解してくれました。

そのために必要となるのが、今回作ったDVDで紹介したことでした。

このことの意味を正しく理解できず、形だけを追うことのないように、DVDの構成を考えました。

ですから、私から直接指導を受けていない人にとっては、物足りないどころかまったく意味不明な内容だと思います。

何度も何度もDVDの中で紹介したドリルを繰り返すことで、『伸展から伸展』という、体を効率的に使うためのキーワードが、自然と身に付いてくれると思います。

それが身に付いて初めて、サッカーであればボールを蹴る止めるという基本動作に応用されるのです。

現在進行形で、真剣に私の指導を受けてくれている競輪選手であれば、普通に考えれば絶対に股関節の屈曲動作であるとしか見えないペダリング動作さえ、背骨の伸展による骨盤の引き上げから、膝関節の伸展という、走る時の骨盤を縦に動かすということとまったく同じ、伸展から伸展という状態になるのです。

私が教えているのは、サッカーでも野球でも競輪でもありません。

すべては人間の体を効率的に使うにはどうすればいいのかという根源的な部分です。
それをそれぞれの競技に応用できるかどうかは、学んでくれた人たちの意識です。


西本塾生150人、そして直接指導を受けてくれた方を含め200人ほどの方々が、どこまでこのことを理解してくれているのか私には分かりません。

私はその入り口を見せただけで、中に入るも入らないも強制しているわけではありませんから。

大石さんは私の描いた道筋を歩んでいただいているように思います。

決して私のコピーになっていただく必要はありません、しかし、「人間のからだはね」という根本の部分には違いがあるはずはないのです。

今回届いた感想から、安心して見守る、いや大きな期待が持てそうです。

開業された時にはぜひ連絡してください、私のブログでも紹介させていただきます。

私の考えを正しく理解しようと真剣に向き合っていただいたことに感謝します、ありがとうございました。


復帰への階段、何を目標としてトレーニングを行うか。

野球シーズンも始まり、まだ全球団一回りこそしていませんが、各チームの戦力が見えてきました。
地元広島カープも上々のスタートを切り、3連覇そして悲願の日本一へと地元の期待は高まるばかりです。

そんな中最も気掛かりなのが、昨シーズン後半に足関節に大ケガを負った、若き4番鈴木誠也選手のことです。
シーズン開幕に間に合わせようと、懸命なリハビリの日々が続いたと思います。
本人は勿論、スタッフたちの懸命な努力によって、開幕戦から定位置である4番ライトで出場し、打ってはタイムリーヒット、守りも何の不安も感じさせず、多くの方は安心したことと思います。

ところが開幕3連戦の終えることなく、公式には体の張りを訴え大事をとってということで登録抹消となりました。
野球界はサッカーと違い選手の故障やケガに関して公にすることが義務付けられていないようです。
ですから彼の現在の状況がどんなものなのか、まったく伝わってきません。

今日テーマにしたいのは、故障やケガをした選手が復帰して行く過程で、何を根拠にというか、どうなればゴーサインが出されるのかという問題です。

もう昔の話ですが、同じように大きなケガをして手術を受けた選手のリハビリを担当したことがありました。
アキレス腱断裂で手術をした選手のリハビリでは、当時の監督から足関節の筋力を示す値が、健側との比較で80%を超えなければ復帰させないという言い方をされました。

この件は過去記事で詳しく書いたので割愛しますが、一般的に言われる客観的な評価と言うのでしょうか、すべてに数値が優先され、本人は勿論私の言う感覚的なものなどまったく相手にはしてくれませんでした。

もう一人足首の脱臼骨折をした選手の時には、逆にまったく口を挟んできませんでした。
確かに数値が一つの目安になることは否定しません、しかし、それだけでは判断できないものも絶対にあると思うのです。
二人目を復帰させる際には、私の判断で行いました。

今回、鈴木選手のリハビリから復帰の報道を見聞きして、トレーニングの目的や、どうなることが復帰への条件だと考えたのだろうかということが、部外者としてではありますがとても気になっていました。

数値で表すことができる筋力や、故障前に行うことができていたトレーニングと同等かそれ以上の負荷をかけても、それに耐えることができたとか、翌日やその後にも問題が出なかった、などと言うことが一つの目安になっていたのではと想像します。

これらのトレーニングで見られる筋肉の収縮形態は、私の言う3・5・7理論に当てはめた場合、ほとんどすべては3の方向へ収縮させる、いわゆる頑張れることが判断の材料となります。

実際、彼が今どう言う状態なのかはわかりませんが、報道通り体の張りを訴えてと言うのであれば、まさに筋肉が短くなる方向へ使われすぎて、ニュートラルポジションである5の状態に戻れなくなっていると言うことだと思います。

これはたんにストレッチをすればいいとか、外的な刺激であるマッサージ等で改善できるものではないと思うのです。

私が言い続けている『体づくりから動きづくりへ』という発想の転換がまさに必要となります。

衰えた筋力を受傷前よりも強くするだけではなく、アクチン繊維とミオシン繊維の滑り込みを滑らかにすることなく、本来の能力を発揮できる体に戻せたとは言えないのです。

この感覚を客観的に数値で示せと言われても、そんな方法はありません。
数値で表せる部分を改善して行く過程のトレーニングの方法や、それを行う際の意識を変えなければ、自分の体が動きやすくなったという、最も目標としなければならない復帰への最終確認はできないのです。

レントゲン写真でMRIの画像で、器質的な治癒を確認できた、様々なトレーニング機器を使って数値上では十分な筋力を確認した、受傷前いやそれ以上の体に作り上げた、そんな気持ちで復帰したとしても、肝心なアクチンとミオシンの淀みない滑走は手に入れたのだろうか、そんな思いで彼の復帰を注目していました。

私の元で学んでくれた人たちには、私の言いたいことは理解してもらえると思います。
動きづくりという概念の最終目標は、アクチン繊維とミオシン繊維が、常にニュートラルポジションである5近辺で揺らいでいて、瞬間的な収縮にも伸展にも十分対応してくれ、そして役目を終えるとスっと5に帰って行ける、そんな筋原繊維の働きを期待しているのです。

重いものを持ち上げ、体が悲鳴をあげるようなきついトレーニングに耐えて手に入れた肉体改造という目的が、本当に自分の持って生まれた能力を余すところなく発揮できるようになるということに、どれだけ貢献してくれたのか、もう一度検証して見たらどうでしょうか。

現在私が指導している40歳を超えた競輪選手、まさに私の考え方に沿ったトレーニングを行ってくれています。
理解してもらうのに少し時間はかかりましたが、一般の方からは、自らの肉体だけが頼りの、まさに筋力勝負のように見られがちな競輪という競技ですが、彼は今トレーニングに対してその奥深さというか、一つ一つの動作の意味を噛み締めながら真剣に取り組んでくれています。

『伸kingトレーニング』にはこれでいいという目標も、誰かと比較するという物差しもありません。
自分の体を自分の思ったように(あくまでも私が求めている動かし方ではありますが)動かせているという感覚は、回を重ねるごとに深みを増していきます。

それが自分の競技動作と完全にリンクしていることがわかってくれば、トレーニングそのものが楽しくて仕方がないという状態にさえなるのです。

競技力向上とケガからの復帰という、ある意味別物に感じられるかもしれませんが、トレーニングの目的はまったく同じです。

3・5・7理論によって説明される筋原繊維の収縮活動という概念を、学び応用する姿勢がなければ、今回のような事例は後を立たないと思います。
あくまでも見聞きした範囲の中のことで、もしかしたら別の原因があるかもしれません、その方が大問題ではありますが。

明日は『西本塾を深める会』を行います。
今日のテーマがそのまま当てはまる職種の方が多いので、短い時間ですが整理してお話ししたいと思います。

DVDの感想が届きました。

DVD『効率的な走り方を身につけるために』、西本塾生に対してお知らせを発信したことに対して、いち早く申し込みをしてくれた青梅市の『小野晃一』さんから、さっそく感想が届きましたので紹介します。

お疲れ様です。
DVDを見させて頂いたので感想を送ります。
率直な感想として、わかりやすくて購入して良かったと思います。

自分の現在地がわかるというか、これを見てそういうことなのかと思う所もありました。
もう何度か見ましたが、自分の理解の薄い所も、何度か見ると本当に理解できると思います。

動画の途中に出てくる文章も重要なポイントが書いてあるので、一時停止をしてじっくり読みました。

FBTの動画に関しては先生の動きがわかりやすい位置から撮られているので、同じようにやると今までとは違うなと思ってしまいます。
自分ではわかっていたつもりですが、FBT1・2に関しては、感覚で言うと先生の動きは(肩甲骨を)寄せながら前後という感じで、自分の動きは寄せながら上下のような感じでした。
頭では前にと思ってやっていましたが、先生の動画を見ると、まだまだと思ってしまいます。

最後に出てくる特典映像の方達の動きも本当に参考になりました。
皆さんに共通していることは上半身のしなやかさというか柔らかさが、凄いなと感じました。
そこが今の自分とは明らかに違う所だし、改善点だと思います。

特に最初に出てくる兄妹の動きは、先生のブログにも載っていましたが、自分の想像以上でした。
2人ともサッカーをやっているということで、実際どんなプレーをするのか見てみたいと思ってしまう程です。
(近い将来彼らが多くの人から注目される日が来ることを楽しみにしています)

このDVDを作って頂いたおかげで、これからやらなくてはいけないことが、たくさん見つかりました、ありがとうございました。

自分はこれからも走りを深めていきたいと思います。

なかなか広島まで行くことは難しい環境ですが、走りを見てもらいたい時は遠隔サポート(効果的なサポートができると思いますので、是非利用してください)などを使って動画を送らせて下さい、その時はよろしくお願いします。

最後に今回のDVDの製作お疲れ様でした、そして、ありがとうございました。
お身体に気を付けて頑張って下さい。

小野さんありがとうございます。

今回のDVDの構成は、まず私が考える人間にとって効率的な走るという行為を、ホワイトボードに書いて説明したものを写メに撮ったものを見せることから始まります。

そしてそれを可能にするというか、根拠としている四足動物から学んだ骨盤と股関節の関係、骨盤を縦に使うということの意味を説明しています。

その後に三男『智志』が実演してくれている、アイドリングに始まる各種のドリルの動画が続きます。
このドリルに関しては、私が行っているバージョンも準備してあったのですが、見比べた時、明らかに智志の動きの方がしなやかで、全身の連動が画面からも伝わってきたので、私の分はボツにしました(笑)

そのドリルができるためには、背中を使う、広背筋を機能させることが絶対条件で、そのために行う『FBT』の1~4を私が実演しています。

さらには、背骨を介した骨盤・股関節と肩甲骨・肩関節を連動させたアイドリングを、ハーフパンツのみ上半身は裸で、動きがよく見えるようにしました。

ここまでが本編で、加えて特典映像として6か月間延べ100回に渡ってトレーニングに通ってくれたサッカー兄妹の、アイドリングから前方への素早いスタート、そしてストップではなくアイドリングの状態でその場にとどまるステイ状態から、左右後方への反応動作が見られます。

次は、40歳のサッカー選手で、自分の体の使い方が私の言う屈筋頼みで力んでいることに気付き、遠隔サポートで動きを改善したいと取り組んでくれた方が、ここまでスムーズな動きを身に付けたというお手本となる動画と続き、最後は個人指導を受け、地元に帰った後、動きを確認して欲しいと送られてきた動画まで収録しています。

私が一番伝えたかったことは、結果として『こういう走り方が効率的です』、ということではありません。

その最後の部分だけを教えても、「これは今までの走りとは違う、体がぜんぜん楽で筋肉の負担を感じない」、そういう感想が聞かれると思います。

そういう指導をした後には必ず、「腕はどう使うのですか、骨盤の角度は・・・」と、形だけをこうすればこうなるのだという、まさに『木を見て森を見ず』枝葉の問題だけに気を取られてしまい、本質を見極めることが出来なくなってしまうのです。

現在そんな指導をしている塾生がいるかもしれませんが、是非本質を伝えられるように学びを深めてください。

私が、現在当たり前だと思って走っている走る時の体の使い方のどこに問題があると考えたのか、人間として持って生まれた体のからくりを使うとはどういうことなのか。

そのためには何を知り、何を行って行けばいいのかという、『なぜどうして』の部分に真剣に目を向けることなく、形だけの指導をしても絶対に身に付くことはない、ということを再認識して欲しかったのです。

西本塾で指導をするときも、例えば10分時間が取れたら7分はドリルを、3分を実際に外に出て走ってくださいと指導しています。

もちろんそれだけでフルマラソンが走れるようになるわけではありませんが、この体の動きを完全に体に染み込ませることなく、いくら距離踏み、時間をかけた練習を繰り返しても、これまでと変わる結果は得られないと言いたいのです。

実際に何度も直接指導を受けに来てくれた方でも、私が伝えたことが実行されておらず、毎回「走り方が分からなくなった」と、同じことを言ってくるのです。

そして、またまた基本のドリルからやり直してもらうと、「ああそうだった、こうすればいいんですよね」と、納得して帰って行くことを繰り返しているのです。

何度言ってもドリルの割合は増やしてくれないのです。

今回のDVDでは、結果としてこうなるというお手本となる動画は最小限に留めています。

その部分を多くすると、見る方々の目は絶対にそちらが中心となることは分かっていますから。

とにかく、なぜ私がこういう体の使い方に行き着いたのか、その動きを身につけるためにはこういうドリルが必要で、それを繰り返すことで必ず目的とする動きが身に付いてくるということを伝えたいのです。

小野さんも、失礼ながら何度か直接指導をしましたが、聞いてくる質問は枝葉のことばかりでした。

少しずつ気付いてくれているようですね、何が大切なのかを。

智志が行っているドリルを、とにかく徹底的にやってみてください。

『分かった出来た』は通用しません、愚直に継続する以外に、染み付いた固定概念から抜け出て、新たな感覚を手に入れることは出来ませんから。

今回のDVDがその道標となることを願っています。


プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
日々の気づきやブログの更新情報はツイッターに書いていますので、チェックしてみてください。
2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
「西本塾」と「深める会」を開催しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報・募集中」をご覧ください.
「1回5分体が喜ぶ健康術」はアマゾンで在庫切れのことが多く、購入希望の方にはご迷惑をおかけしています。
出版元からの購入は可能ですので、ガリバープロダクツ(代)082-240-0768までお問い合わせください。

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