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サッカーコーチ養成セミナーの講師として

20日21日の両日、かねてから準備を進めてきた『世界に通用する!チームの勝利と個人の育成が両立できるサッカーコーチ養成セミナー』の講師を務めてきました。

このセミナーは広島出身で、高校卒業後スペインに渡ってコーチの勉強を重ね、帰国後、湘南ベルマーレや、大宮アルディージャの育成年代のコーチとして活動したのち、今年からこのセミナーを起業した『倉本和昌』さんの依頼によるものでした。

彼と初めて出会ったのは、4年前、第2回西本塾に参加してくれたのが最初でした。
当時から、自分が学んできたことを日本のサッカーの発展のためにどう活用していくのか、現在の活動の青写真はすでに出来上がっていたのでしょう。

西本塾に参加したことによって、私の提唱している様々な考え方や実践が、すべての基礎になることを理解してくれたようでした。

昨年末に正式に話があって、彼の夢やそれを実現させるための具体的な行動計画を聞き、一も二もなく協力したいと思いました。

西本塾自体は、こうやってブログに書き連ねていることや、各種媒体に寄稿した文章を読んでくれた人たちから、直接話を聞きたい指導を受けたいという意向を受けてのものでした。
ですから、西本塾のために何かを考えるという必要はなく、二日間という時間の中で、できるだけ多くのことを伝えたいという気持ちだけでした。

受講者の皆さんには、当然ブログを熟読し、私の考えを事前に学んでから参加することを要求しましたので、二日間という短い時間の中でも、それなりのことは伝えられていると思います。

受講してくれたサッカーの指導者の中からは(もちろんほかの競技の指導者も同じだと思いますが)、なぜ私が伝えていることを公の機関が我々に学ぶ機会を与えてくれないのか、という意見も多く聞かれました。

それは私が論じることではないので、何も言いませんが、まさに私が伝えている内容を、「今まで全く知らなかったとか、目からうろこです」などという感想が聞かれるレベルで、指導の対象がトップであれ小学生やそれ以下の子供たちであれ、サッカーの指導者として選手たちの前に立つことが本当に彼らのためなのか、それは選手だけではなく指導者の立場の人間も含めてですが、このままではまずいだろうと、ずっと思っていました。

西本塾の開催も減り、受講者の数も減ってきました。
私がそれでも続けている理由は、単純にやめてはいけないと思うからです。
私が発信を止めてしまえば、また教科書頼みの固定概念の中から抜け出せない、それぞれの分野の専門家と呼ばれる人たちの、本当の意味での進歩、いや基本的なスタンスそのものが変わっていかないと思います。

それで困るのは、誰でもない選手たち、それも育成年代の将来ある選手たちなのです。

今回のセミナーは、毎月一度受講者が集まり、それ以外にも色々な文明の利器を駆使して、教えっぱなし聞きっぱなしではなく、しっかり身につけ指導に生かしてもらえるように工夫が凝らされている、6か月コースの第4回を、私が担当するということでした。

今回3講座、合計20人の方が受講されましたが、倉本さんから私の名前を聞くまでに、すでに私のことを知っていたという人はほんの数人でした。

当然ブログ等も最近読み始めたわけですから、私がどんな人間なのかもよく知らないままで私の講義を受けることになります。
西本塾がホームだとすれば、さしずめ完全アウェーといったところでしょうか。
逆に言えばなまじ先入観を持たれるより、会ってみて話を聞いてみて判断してもらえるということですので、4時間という短い時間の中で、何をどう伝えるか相当練り込んで準備してきました。

いつものことですが、受講者に気に入られようとか良い印象を持って帰ってもらいたいなどという気持ちは全くありません。
私の発する一言一言、実技で見せる動きの一つ一つが、彼ら指導者ではなく、彼らの向こうに見えている育成年代の選手たちに届いてほしい、ただそれだけです。


例によって言わなくても良いことを言うこともありましたが、他の人に言われないからそれでいいと思っているとしたら、いつか誰かに指摘される前に、この場で私が言ってしまおうというのが私の考えです。
それらも含めて指導者としての自覚と覚悟を求めています。

場所と時間を考えると、いつものような実技や徹底的な体の仕組みの説明はままならないものですが、そこをプレゼンテーションアプリを使い、動画も使って、少しでもインパクトを与えたいと考えました。

遠隔サポートを受講し成果を感じてくれたY君とそのお父さんの許可をいただいて、まさに自分の指導している選手の中にこういう動きをしている選手はいませんかという、問題提起から講義を始めました。

思った通り多くの受講者が、多かれ少なかれ、まさに今現在こんな選手がいて対応に苦慮しているという声が多く聞かれました。

また同じく遠隔サポートで大きな動きの改善が図られたIさんの動画から、誰が見ても何の問題も感じられないIさんの動きのどこに問題があると私には見えるのかという体の見方の解説から、ではどういう動きを目標にすればよいのか、これまでの経験を生かし、受講者の目を開かせるに十分な内容の構成になったと思います。

何より、受講者のみなさんの本気度が違うというか、まずは自分がもっと学び成長することなく、子供たちの指導をすることはできないと、真剣に向き合ってくれる雰囲気はとても心地よいものがありました。

すでに何人もの方から感想や質問が届きました。
一番の目的であった、一つでも多くのことに気付いてほしいという目的は達せられたと思います。

私の担当する回は終わりましたが、今回の気づきがこれからの学びに大きな影響を与えることになったと思います。
これが私を講師として呼んでくれた倉本さんの一番の狙いだったと思います。

2週間後には大阪開催にも講師として参加します。
さらに資料を精査し、少しでもわかりやすい講義となるよう、今回の3講座をじっくり振返って準備します。

ほぼすべての受講者から、私の話を聞けて良かった、知らないことがたくさんあったという声が届きました。

まだまだ私が発信を止めることはできません、それどころか、今まで以上に声を大きくして、一人でも多くの人たちに、やはり正しいものは正しい、これだけは知っておいてほしいと、声を上げ続けなければなりません。

せっかく与えられたチャンスです、なぜか深い縁のできたサッカーという競技、その指導者の皆さんに私の考えを伝えることで、将来を担う育成年代の選手たちが、安心して楽しくサッカーが続けれる環境作りの一役を担えたらと思います。

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伸筋を使うこと、背中を使うこと、繋がる人が増えてきました。

伸筋を使うこと、背中を使うこと、繋がる人が増えてきました。
昨日は、午前午後と、競輪選手の指導が重なる日となりました。
昨日来てくれた二人を含め、現在縁のある競輪選手は4人しかいません。

それも、地元広島の選手は一人で、他の三人は遠隔地の県を本拠地としている選手たちです。
それが同じ日に来てくれたのですから、偶然としか言いようがありません。

午前中にトレーニングに来てくれたのは地元の選手で、何度か話題にしている、現在私が指導させてもらうことを、一番楽しみにしている選手です。

午後からは遠く北陸地方から来てくれた選手でした。
2か月前、以前から縁のある選手の紹介でと電話があった時、他の選手はみんなライバルだから、私の存在は絶対に教えないと言っていた選手からの紹介でという言葉に、少し驚いてしまいました。

真剣に私の指導を受けたいと思っていただいていたようで、その気持ちが伝わり、何とか紹介してもらえたということでした。

初めて指導させてもらったとき、ここまで私の考えを理解してくれている人がいたのかと驚いてしまいました。
ブログを読み込み、ツイッターをチェックし、本も読んでくれていました。
私の考え方や実際のトレーニングが、競輪選手としての自分に絶対にプラスになると思ってくれていました。

初めてお会いしてトレーニングを指導する方に、これだけ感情移入ができたのは初めてでした。
まさに私の理論は競輪選手のために練り上げてきたのではと思わせてくれるほど、熱く語ってくれたのです。

全国の競輪場が戦いの場ですが、そうそう広島での開催に来ることはないようで、今回は別府での開催を前に、広島経由の行程を組んでくれました。

この2か月の間、広島の選手のために練り上げてきたノウハウが、そのまま指導に生かせたので、とてもラッキーなタイミングとなりました。
伸筋を使うこと、背中を使うこと、普通の会話ではなかなか理解してもらえない大切なキーワードが、ストレートに分かってもらえる、私にとっては本当にありがたい存在となりました。

走るという行為と、自転車に乗るという行為は、一見まったく異質なものだと思われるでしょうが、私に言わせると全く同じからだの使い方になります。

そのことを何を言っているんだとか、素人に何が分かると言われるどころか、すべて私の言う通りで、まったく間違っていないと言ってくれるのです。

こうなると感情移入を通り越して、今回の3時間の中で、できるだけからだにその理論を染み込ませてあげたいと、必死になって指導させてもらいました。

どんな仕事も同じ気持ちで行っているつもりですが、こんなに楽しい時間を過ごせる仕事もそうあるものではありません。

今回の遠征にはDVDプレーヤーも持参してきて、私の作ったDVDも持って行ってくれました。
今朝さっそく連絡があり、「すごく勉強になります、あの動きを体現できるようになって○○(同い年で頑張っている広島の選手)を見返してやります」と送られてきました。

他の選手、特に伸び盛りの若手が私の存在を知り、指導を受けに来られたら、自分たちのような中堅は太刀打ちできないからと、なかなか紹介してくれなかった選手と同じく、自分も私の存在を知られたくないと言われるのですから、商売としては全く困ったことです(笑)

以前にも書きましたが、勢いのある若手は、私の指導を受けようなどとは思わないようです。
それが年齢とともに限界を感じ始めた頃に出合うことで、聞く耳を持ってくれる人が現れるのです。
だから心配しなくても大丈夫なのです。

本当は若い選手こそ、今のうちにトレーニングや体の仕組みといった本質的な部分に目を向けることで、遠回りせずに向上していけることは当然のことです。

生まれ持った体格に恵まれ、若さと勢いに任せて走っていられるうちは、それでもいいと思います。
逆に言えばそんな選手に対して、年齢も峠を越え、また体格にも恵まれない選手でも、正しい知識とトレーニングの方法を知れば、十分対抗できるんだということを証明していった方が、私自身の楽しみも増えるというものです。

具体的な方法論は、もちろん彼ら競輪選手にとっての企業秘密になりますから、ここで明かすことはできませんが、常に向上心をもって、高くアンテナを掲げている選手には、私の発信していることは届いているようです。

もう少し近ければと、地元の選手を羨ましがりますが、これだけ意識が高ければ、昨日の3時間だけでもたくさんの学びがあったと思います。
一般の方の施術を挟み、楽しい一日となりました。

また、前回の記事に対して西本塾生からコメントがありましたので紹介します。

西本先生、記事を読み返して断片的だったものが、繋がってきました。
先週末サッカーの試合があり、選手の動きをみていましたが、相手の選手で伸筋をうまく使う選手がいて、その選手と体をぶつけ合うときに屈筋を使ってぶつかっていっても、相手の選手に弾き飛ばされていました。
まさに、しなやかな強さを持っていました。
伝える相手にしっかり説明できるように、もっと読み返して理解を深めていきたいと思います。
第12期生 大石 浩之


そう言うことです、私から学んだことを自分の目で見て確認する、そのためにはやはり現場が一番でしょう。
私の選手の動きをみる視点が知りたいと言われることがありますが、それぞれ違う人間で、生まれも育ちも考え方も違うのですから、私と同じ視点など必要ありません。

何のために見るのかという目的がはっきりしていれば、見るところも変わってくるし、見えるものも違ってくるはずです。
漠然と視野に入るものを眺めているだけでは、物の見方は変わりませんから。

私の場合はだれに頼まれたのではなく、なんとなく見えているものの見方が、少し他の人とは違っていたのかもしれませんが、それだけのことです。

競輪選手のために、先日から乗り始めた固定ローラーでのトレーニングが役に立っています。
何がどこでどうつながるかわからないものですね。
そういう運命の元に生まれてきたのかもしれません。

今回は競輪選手の話でしたが、野球サッカーその他すべて同じです、いつでもどんなレベルの選手でも、レベルアップさせることができるように準備しておきます。

やはり問題は本人の意識と向上心ですね、私のやる気を引き出してくれる選手なら大歓迎です。

何度目かの伸筋優位論

今日は伸筋の優位性というか、特性についてまたまた書こうと思っていますが、DVDを購入し実践してくれている、静岡の榊山さんから感想が届いたので、そのことから書き始めます。
短い文章ですが、私が意図したことが十分伝わっていることが分かり、有難い限りです。

西本直先生
いつも、お世話になっております。
先日、DVD届きました、迅速に対応して頂き、ありがとうございました。

DVDを拝見し、西本塾を思い出し、更に理解を深めなくては...と、身の引き締まる思いになりました。

感想ですが、塾でのベースとなる内容を振り返る事ができ、かつ、先生の模型を使った解りやすい説明で、その後に行った 、アイドリングの骨盤の縦への動きのイメージを深める事ができ、いつも行ってるアイドリングに比べスムーズに動かせている感じがしました。

以前の私のアイドリングでは、縦への動きを意識するあまり、体幹部の側屈曲を強くしすぎていた感じがしたのと、肩甲骨の主導の動きになっていなかった事が、再認識できました。

※こういう人が多いと思います。

動画を閲覧後のフライングバックの1の肩甲骨の寄せる動きと、爪先に重心をのせる動きの解説後、運動を実施した時の骨盤引き上げが、いつも以上に感じられたことと、背骨の動きも同じくいつも以上に感じる事ができました。

フライングバック後に、また、アイドリングした後は、更に股関節のクランクという構造を意識できるアイドリングになり、正確に伝えるという事に対して、自分がまだまだなことと、学んだことを深めるという意味で、更なる勉強になりました。

※それが狙いでもあり、正しいリアクションだと思います。

更に深く、そして正確に伝えられるように、何回もDVDを見直していきたいと思います。

風間さんが、書いた本で、伝わる技術 力を引き出すコミュニケーションを読んで、選手時代に、影響を受けたトレーナーとして、西本先生の事を書いてました、本を読んでて、凄く嬉しく思いました。

※けっこう難しいことを言っていたように思います、まだ覚えてくれているのですね。

今後もよろしくお願いいたします。

榊山 伸夫

榊山さんンは大学サッカー部のトレーナーとして、また治療院での活動と相変わらず忙しい日々を送りながら、私から学んだことを正しく伝えようと努力を継続してくれている方です。

感想に書いていただいた通り、私なりに真剣に伝えたつもりでも、すべてを理解してもらっているとは思えません。
そんな中でも、皆さんそれぞれが試行錯誤をしながら、私が出会うことのない誰かに伝えることを行ってくれています。

今回のDVDは、そんな皆さんにもう一度基礎の部分から思い出して欲しい、そして自分のやっていることが本当に自信を持って指導できるレベルにあるかを確認してほしい、そんな思いもありました。

榊山さんの言葉は、すべてがその通りで、ぜひその気持ちを忘れずに継続して取り組んでほしいと思います。

さて今日の本題ですが、『走るという行為』にしても、私の口から屈筋とか関節を曲げるなどという言葉は出てきません。
股関節の伸展から膝関節の伸展とか、広背筋を機能させて骨盤から背骨を伸展させて、などと、出てくる言葉は伸展伸展のオンパレードです。

今日はその中でも、いわゆる『体当たり』体をぶつけ合う際の、筋肉の使い方のイメージを表現しておきます。

西本塾や個人指導の形で、私から直接指導を受けていない人には伝わらないであろうということは、お断りしておきます。
客観性がなく理論とは言えないという指摘は甘んじて受けますが、せめて西本塾生の中では共通言語として認識してほしいと思います。

既に学んだ人たちは、指導の中で体当たりの仕方を伝えてくれていると思います。
育成年代の選手たちであれば、ぶつかる瞬間にからだを石のように固めることをジャンケンに例えて『グー』と言いながら力を入れてぶつかるときと、『パー』という言葉を発して、体が固まらないようにしたときに、どちらが相手に対して強く当たれるか、平たく言えば当たり負けしないかを比べてもらうと、体を固めない『パー』の方が強いことに不思議な顔をします。

これが固定概念です、硬さイコール強さ、強い方が勝つという一般的な常識から外れた結果に戸惑うのです。

ではなぜ固まらない方が強いのか、ここに私が伸筋を使いこなせるようになる、『伸kingトレーニング』を推奨している秘密があるのです。

筋肉の仕組みを説明する際、西本塾では単なる解剖学一般論の範囲を超え、筋肉の最終単位である『アクチン繊維』『ミオシン繊維』の滑走説を分かりやすく説明するために、私が30年以上前に考案した『3・5・7理論』と名付けた、筋肉の収縮形態から話が始まります。

ですから、この部分の理解のない人に屈筋だ伸筋だといくら説明しても理解してもらいようがないのです。

そして最も重要なことは、『伸筋には使っている頑張っているという感覚がほとんどない』のです。

それが『折れない腕』での実験であり、ラットマシンを使用したプルダウン動作での伸筋の優位性の感覚なのです。

もっと簡単な例で言うと、なぜ我々は地球の重力に抗して真っ直ぐに立っていられるのかという大命題です。
立っていても座っていても常に地面に対してほぼ垂直な状態を維持しています。
この時主として使われている筋肉こそが『伸筋』なのです。

神経の分類でも、24時間生命活動を維持するために働き続ける『副交感神経』という存在があり、その支配によって自分の意志では制御できない心臓やその他内臓器官の活動が行われています。

ですから心臓の筋肉は意志では制御できないという意味で、『不随意筋』と呼ばれます。
対するのは意思で動かせる『随意筋』ということになり、これらは骨を動かすためのもので『骨格筋』とも呼ばれます。

しかし、姿勢を維持するために常に働き続けている『伸筋』は、私の中では『不随意筋』に分類した方は良いのではとさえ思うのです。

しかし時として伸筋は、屈筋以上の筋力を発揮してくれるのですから、普段は目立たない新聞記者が、マスクをつけるとスーパーマンに変身する『クラークケント』のようなすごい能力の持ち主なのです。

何も知らない一般人が、一生懸命『屈筋』を総動員させて、3・5・7理論でいうところの3の収縮方向に目いっぱい収縮させてしまうことが、頑張っていることの証、一生懸命やっていると自他ともに認める状態を作ります。

その時、アクチンとミオシンの滑走は限界点に迫り、全く余裕がなく柔らかさとは真逆の状態となります。
『それが強さの証、そのために鍛えているのだ、何の問題があるのか、それで負けるのは鍛え方が足らないからだ』という理屈になるのです。

そこに私の伸筋優位理論が対抗すると、伸筋は本来の力を発揮している時にも、いわゆる頑張っている感がないのです。
そうでなければ、我々は長い時間立っていることも座っていることも、同じ姿勢で居続けることなどできるはずがないからです。


伸筋の収縮は3の方向に近づいてはいますが、常に余裕をもって冷静に収縮活動を制御できているのです。

『屈筋の収縮は目いっぱいの3方向、伸筋の収縮は状況を見ながら必要な幅だけ3の方向へ向かい、常に余裕を残している』これでも説明にはなっていないでしょうか。

実技を伴わなければまるでイメージが湧かないかもしれませんが、現実としてそういうことです。

階段の段差くらいの高さから、体を鉛筆のように固めて真っ直ぐ飛び降りると、着地の衝撃が脳天まで響くと思います、屈筋どころか伸筋まで総動員して固めてしまうと、まったくクッションがなくなるからです。

逆にリラックスしてぴょんと飛び降りれば、ある程度の高さならすべての関節と筋肉が衝撃を吸収してくれます。
体を固めても、地面の固さにかなうはずはありませんから。

体当たりも同じとは考えられないでしょうか、固い大きい強いものには、それ以上になって対抗する以外にないと考えてしまえば、上には上、強いものにはさらに強いものが必ず存在するのです。

だから私はそんなことに時間を着いたしている暇があるのなら、伸筋をもっと機能させるトレーニングを行い、柔らかさやしなやかさといった表現になりますが、それで対抗する体の使い方というものがあると説明し指導しているのです。

決して『ぐにゃぐにゃ』の柔らかさが良いと言っているわけではありません、しなやかさの中にも強さが必要なことは言うまでもありません。

そのために必要な体の使い方を身につけるためのトレーニングを『伸kingトレーニング』という言い方で指導しています。

西本塾生のみなさん、思い出してもらえましたか。
西本理論の根幹ともいえる部分です、自分はもう分かっているではなく、きちんと説明できる自信がつくように、しっかり学びを深めてください。

早寝早起きの私にしては、珍しく夜遅くに書いていますが流石に眠くなったのでおしまいにします。
努力の方向性が違えば、辿り着く場所は全く違ったところになってしまうということです。
世間の常識にとらわれず、自分の目で耳で五感を総動員して体の言い分に耳を傾けてみてはどうでしょうか。

サッカーコーチ養成セミナー外部講師としての出番が近づきました。

西本塾生でもある『倉本和昌』さんが主宰する、『世界に通用する!チームの勝利と個人の育成が両立できるサッカーコーチ養成セミナー』、私が担当する講義が20日日曜日と21日月曜日に東京会場で行われます。

昨年末、『西本走り体験会』に参加してくれた倉本さんから話したいことがあると言われ、翌日の午前中に時間を作りました。
そこで出たのが今回の講習会の話でした。

4年前、初めて西本塾に参加してくれた後、自分がこれまで学び続け指導していることに自信を持っていながら、何かが足りないと思い続けて来たことが私の伝えたことの中にあると感じてくれたことが始まりでした。

当時の彼は湘南ベルマーレの下部組織のコーチという立場でしたが、その後すぐに大宮アルディージャに席を移し、育成年代の指導にあたっていたようでしたが、自分の力だけで日本のサッカーを変えて行くのではなく、指導に当たるコーチのレベルアップなしにはそれを成し得ないと一念発起し、組織を離れ起業して現在のセミナー運営という仕事を選んだという、まさに本気で日本のサッカーを強くしたいという気持ちに燃えている人です。

私も同じようなところがありますが、「人間の体はね・・・」から始まる『西本理論』なるものは、なかなか世間の認めるところにはなっていきません。

私が考えていることは、サッカーだけに当てはまるものではなく、あらゆるスポーツの競技動作だけにもとどまらず、日々の日常生活動作を含め、誰にでも当てはまる普遍なものだと思っています。

その事を倉本さんは『サッカー』という競技、それも、これから無限の可能性を秘めた育成年代の選手たちにこそ伝えたい、そのためには心ある指導者たちに伝えて欲しいと思ってくれたのです。

何度も繰り返していますが、私はサッカーという競技の経験は全くありません、いわゆるコーチとして指導したこともありません。
そんな私に倉本さんは何を期待してくれたのか、それこそが私が声を大にして言い続けている部分なのです。

倉本さんもそうですが、海外に渡り指導者としての勉強をして、日本のライセンスで言うところのS級に相当する、海外のトップライセンスを取得している人がたくさんいるそうです。

それぞれの国にそれぞれのサッカーの考え方があり、歴史を重ね新しい試みを繰り返しながら、それぞれ特色のあるサッカーが行われているようです。

残念ながら現在の日本には、そう言う文化も歴史も根付いてはいないようです。
日本の中でもたくさんの人がサッカー論を展開しています。
私には分かりませんが、それぞれが真剣に日本の将来を考えた提言を行っているのだと思います。
それらはとても素晴らしいことで、私の知る限り他のスポーツには見られない大きなうねりを感じます。

それぞれ良い事を言っているのだとは思うのですが、なかなかそれが形になっていかない、正しい事を指導しているのに理解してくれないとか、指導を受け入れできるようになる選手もいれば全くそうでない選手もいるなどなど。

個人の技術やチームとしての戦術の理解にも大きな差があり、指導する側にも大きな悩みを抱えたコーチがたくさんいるのだと思います。

そういうコーチたちの悩みに対して、的確な指導がなされていないという現実に、倉本さんは立ち上がったのだと思います。

そして彼自身がどうしても答えを見つけられなかった部分を埋める存在が、私だと思ってくれたようでした。

選手たちから体の痛みを訴えられても、具体的に何の手立てもできない、専門であるはずの医療機関やトレーナーと呼ばれる立場の人間たちですら、質問に答えてくれないどころか、まったく期待に応えてくれない、悲しいかなそれが現実であり受け入れるしかないのですから。

トレーニングに関しても同じ、人間の能力には限りがあります、それをただ頑張れ頑張れ自分の限界を超えろで選手は育つのでしょうか。

何を信じて良いのか、もしかしたら自分が何が分かっていなかったのかさえ気づかないままに、指導を続けている人も多いのかもしれません。

私はこれまで目の前に居る人間の体そのものを相手にして来ました。
それぞれの人たちが私に期待し、求めることに応えて来たつもりです。

私がこの世界に足を踏み入れてから30年近くになりますが、体の故障が原因でスポーツを離れていく子供たちは後を絶ちません。

どこに行けば誰に聞けば助けてくれるのか、スポーツ医学の進歩だ、トレーナー制度の充実だと世間的には思われていますが、一体何が変わったというのでしょうか。

私が言っていることは難しいことなど一つもありません。
ただ世間の人たちの固定概念の中に『そんなことができるはずがない』と思われている部分が多いのは確かです。
その事をきちんと伝えてあげたいのです。

サッカーのコーチだから体のことは分からないではなく、専門のコーチだからこそ体のことをしっかり知って、子供たちが安全に楽しくサッカーを続けられる環境を作ってあげて欲しいのです。

それはこちらの専門分野だからと言っている人間たちが当てにならないのなら、彼らの世話になる手前でコーチが正しい体の使い方を教えてあげて欲しいのです。

ここでこうして一人で仕事をしているだけでは、こんな言葉も誰に届くやらと半ば諦めかけていたところに、倉本さんからの話があり、いま私が多くの人の役に立てるのはこれしかないと二つ返事で引き受けました。

もちろんサッカーに限った話ではないのですが、私の考えていることが本当に必要なことだと理解してくれた倉本さんのために、そして受講してくれる心あるコーチの皆さんのために、そして何より彼らの指導を受けるたくさんの子供たちのために、私のこれまでの経験の中から積み上げられて来たことを、少しでも役に立ててもらえるように伝えたいと思います。

準備は整っています、今まで使ったこともないプレゼンテーション用のアプリを使い、会議室の中での4時間という時間制限のため、体を使った実技が難しいため、動画を駆使して出来るだけ分かりやすく伝えることで、一人でも多くの指導者に一つでも多くの気づきを与えたいと思います。

半年も先の話だと思っていたことが、もうすぐ目の前に来ています。
未知のことへの挑戦、とてもワクワクしています。

色々思うところもありますが、楽しくやってます。

世の中は大型連休の真っ最中で、自宅周辺も休日感が漂っています(笑)
とは言いながら、毎年のことですがとくに出掛ける予定もありませんので、今日も「何とかしてください」と施術を依頼されたので、午前中は仕事をしてきました。

特に変わったことというか、大きな出来事はありませんが、日々様々な人と接することで色々なことを学び経験させてもらっています。

前回右半身に麻痺が残った女性のことを記事にしたところ、ブログ拍手というところの数字が最近になく多くなっていて驚きました。
読んでいただいた方に、何か役に立つ部分があったのかと想像しています。
その記事に対しては、初めての方からコメントもいただき、一方通行ではないことが実感できて嬉しかったです。

このブログはだれに対して書いているというものではありません。
まさに私が話しておきたいこと、今考えていることを言葉にしておきたいと書き綴っているものです。

世の中が進んでというのか変わってしまって、人と人との直接のつながりが薄れてしまったように思います。
多くの方がつながっているように見えるSNSの世界も、匿名であることで本当の意味での関係性が築かれているかというと、少し違うように思います。

スポーツの現場にいた時も、現在の環境の中でも、私がそれぞれの人間に対する思いは全く変わっていません。
ただ以前は選手個人に対する思い入れ、感情移入が強すぎてしまい、相手から同じ気持ちが感じられないことを残念に思っていました。

私は仕事を単に仕事と思って行ってこなかったのですが、選手たちはその時その瞬間、たまたま身近にいた人間としての認識しかないということが、今頃になって少ずつ分かってきたように思います。
なのでなるべくというよりも、できるだけ相手に対して感情移入をしないということを意識しつつ、その時その瞬間を大事にして仕事をしています。

思いはそうであっても、現実には相手を何とかしてあげたい、スポーツ選手であれば成績を向上させてあげたい、一般の方に対しては、抱えた体の問題を少しでも改善してあげたい、その思いはもちろん変わらず持ち続けています。

回数を重ね関係が深まるにつれて、心のつながりも感じるようになり、気がつけば思いっきり感情移入をしてしまっています。
これが私の性格というか、そんな私だからこそ今のような仕事を続けているわけで、あまり難しく考えず自然体でいこうと思います。

昨日のことですが、私のツイーとにリアクションしてくれた方をたどっていくと、2か月ほど前に一度だけはるか遠い県から、広島を訪れてくれた選手が大活躍をしたという記事が目に飛び込んできました。

個人に対してあまり深く考えないようにはしていますが、その時の体の不調に対して、私の施術とアドバイスが、その後どう活かされているかは気になっていました。

ひょんなことから活躍を知ることになったわけですが、このことをもし直接知らせてくれていたとしたら、私の喜びは何倍にもなっていたと思います。

何年も一緒に頑張った選手であっても、ほとんど疎遠になることもあれば、一般の方で私に助けてもらったと、ずっとその言葉を言い続けてくれるような方もいます。

どうしてほしいと催促しているわけではありませんが、良くも悪くも何か少しでも知らせてくれたら嬉しいとと思います。

さて先日来私が作ったDVDの購入を希望してくれた人たちに発送を終えて、皆さんがどんな風に利用してくれているのかが少し気になっています。

スポーツ動作というよりも、人間が体を動かし移動させるという行為の基本は走ることだと思います。
しかしその走り方、体の使い方に対して、単純に速く走るためにはという側面からしか語られてこなかったと思います。
そのことが故障を生み、それが原因でスポーツ活動を断念してしまうという悲しい結果を生んでいます。

これまでこのブログで何度も言い続けてきましたが、スポーツ医学の進歩とかトレーナーの存在が知られるようになった今も、その状況は全く変わってはいません。

トレーナーになりたいという若者が増えていますが、Jリーグやプロ野球、その他日本代表のサポートがしたいなどと、私に言わせれば動機がちょっと違うんじゃないのという人が多いように思います。

広島までは遠くて来られないからと、遠隔サポートというやり方を利用してくれた方たちが、それぞれ医療機関やチーム内のトレーナ-という立場の人間から見放された膝の痛みを、動きを変えるというアプローチで克服していっているという現実があります。

そんなことができるはずがない、年齢的にあきらめた方が良いなどという理由で、自分のやるべきことを放棄してしまっているのです、これでは何年何十年たっても現状は変わりません。

私が提唱している走るという行為の体の使い方は、単純に人間の体の仕組みを効率的に生かすという発想のもとに生まれました。
ですから、どうして現状の走り方では故障をしやすいのか、人間の体の仕組みはどうなっているのか、そしてどうしてこういう発想になったのか、という動き方走り方以前のところを真剣に考えない人は、結局「どうやって走るのですか」という形だけを追い求めることになってしまいます。

何度私の元を訪れても、「どうですか西本さんの提唱する走りに近づいていますか」と、形だけのアドバイスを求めに来ます。

それに対して私は、「一連のドリルは毎日やっていますか」と問いかけます、答えは「もごもごもご・・・」で、結局やってはいないのです。

禅問答のようになりますが、「私の提唱する走り方体の使い方というものがあって、それが身に付けば楽に速く走ることができます」、ここまでは間違っていません。

その走り方を身につけるために考え出したのが、一連のドリルでありFBTであるということも間違いありません。

しかし、ほとんどの人がドリルはドリルで、実際の走りは走りと分けてしまっているのです。
「10分しか時間がなければ、7分はドリルをやってください」、ことあるごとにそう言っていますが、実行している人はいるでしょうか。

最終形態に近づくためにドリルがあるのではなく、ドリルを完璧に身につけることができて、それを日々継続していれば、どこをどう動かしてなどと理屈をこねまわさなくても、私の提唱する体の使い方で走るという行為を行うようになってしまうということを分かってほしいのです。

「走り方のためのドリルではなく、ドリルの先に走りが身に付く」、さてどう説明すれば真意が伝わるのでしょうか。

そうやって身に付いて初めて、サッカーであれば90分間頭と体を動かし続けることができる能力、という領域に近づいて行けるのです。

深める会に参加して、「走り方を見てください」ではなくて、「アイドリングのイメージはどうでしょうか」とか、「引っ張り出しのドリルの着地の体勢はどうでしょうか」、そういう質問をしてほしいと思っています。

そうでなけれな、自他ともに認める効率的な走り方になっていたとしても、今度はそれを伝える側になった時、結局は「こうやって走れば体に無理なく楽に走れますよ」で、終わってしまうのです。

DVDでは、私にしては珍しく言葉の補足説明は一切ありません。
智志が実演してくれているドリルや私がやって見せているFBTを行うときに最低限の説明と、ポイントになる部分に文字でコメントを付けているだけです。

ですから、私の直接指導を受けていない人が見ても、まったく意味不明なドリルで、結局は最後の特典映像を見てああだこうだというレベルの理解しかできないと思います。

西本塾や個人指導で、私から直接指導を受けた人たちは、もう一度初心に戻ってドリルを繰り返し行ってください。
とにかくそんなの知っている分かっているではなくて、ひたすら繰り返すのです。

その行為の中で感じたこと、出来たことできないことを、修正していく過程が指導にも生きてきます。

今私も自分の体と真剣に向き合い、トレーニングを行っています。

私こそが知っている出来るではだめだからです。

まだまだ身につけなければならない感覚がたくさんありそうです、楽しんでやっていきます。


プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
日々の気づきやブログの更新情報はツイッターに書いていますので、チェックしてみてください。
2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
「西本塾」と「深める会」を開催しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください.
「1回5分体が喜ぶ健康術」はアマゾンで在庫切れのことが多く、購入希望の方にはご迷惑をおかけしています。
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