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今年最後の更新となります。

いよいよ大晦日、平成最後の大晦日となりました。
今年の振り返りは昨日記事にしましたので、今年最後のブログは29日土曜日に行った『西本走り体験会(錬成会)』に参加してくださった皆さんから届いた感想をご紹介して、今年の締めくくりとしたいと思います。

今回の体験会に際して私が一番考えたこと、伝えなければならないと思ったことは、『私が伝えていること、皆さんが知りたがっていることが、たんに西本走りはこういう走り方ですよ』ではダメだということです。

人間という地球上に存在させてもらっている動物にとって、創造主をあえて神という言葉で言い表すとしたら、神は我々人間にどういう体の仕組みを与え、それをどうやって使うことが、与えられた仕組みを効率的に使わせてもらうことが出来るかという、根源の部分に思いを馳せることから始めなければならないのではないかという問いかけです。

みんながそうやっているから、最も速く走ることを競っている陸上競技の選手たちがそうやっているから、ただそれだけのことで、そのことに対して何の疑問も持たず追随してしまってきたことが、体の故障を生み、小学生にしてスポーツを断念することにまでなっていることに、「なぜだろう」という素朴な疑問を持てないのでしょうか。

そんなことから伝えるためには、午後からの実技だけではとても時間が足りないと、急遽予定を変更して、10時から始めることにしました。

私がこう考えた時点で、『西本走り体験会』から、『西本塾、走り専門部会』とでも呼ぶべき会に趣を変えました。

参加してくださった皆さんにも、短い時間の中ではありますが、そのことは十分伝わったと自分なりに満足しています。

届けていただいた感想からもそのことが伝わってきて、真剣に『西本走り』に向き合ってくださった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
土曜日の会の後、翌日そして昨日と、多くの方から感想が届き、有難いの一言です。
長くなりますが、お一人おひとりが、私の思いをどう受け取っていただいたのか、じっくり読んでいただければと思います。
送られてきた順番に紹介します。

①広島県呉市 石川修平さん31歳
西本さん、智志さん、奥様、そして受講者のみなさま、講習会では大変お世話になりました。
参加申し込みをしたはずなのに返信が来ず、門前払いをされたのかと心配になりましたが、電話で西本さんに直接OKをもらい、ドキドキしながらスタジオを訪れました。
座学・実技についての感想ですが、すぐに言葉にすると今後の解釈が一義的になってしまうかもしれないのでここではしません。
ただ、実技の内容と西本さん・智志さんの存在は、自分のキャパを完全にオーバーしていました(だからこそ最高に面白かった!)。
実感を無くせば無くすほど、身体が軽く、動く、驚きました。
ブログの内容が圧倒的で、「これを書いている人はどんな人なんだろう?どんな思いで書いているんだろう?」と、想像を膨らませながらFBTとアイドリングを行っていました。
ですが、やはり目の前で直接教えていただくと大きく違いますね。
ベクトルを正していただいた気持ちです。
そして西本さん、そして智志さんの存在を目の前で観察でき、「ここまで辿り着くにはどれ程の・・・?」と途方に暮れながらも、なぜか物凄く充実した思いです。
お二人とも、今後も私の雲の上の存在であり続けてください。
追い続けます。
そしてこれからのご活躍も期待しております。
楽しい時間をありがとうございました。

石川さんには参加の可否をお知らせするメールを送り忘れ、大変申し訳ないことをしてしまいました。
前日の夜11時前に電話が鳴って、そのことを伝えられたとき、すでに布団の中で眠りに落ちる一歩手前でしたので、飛び起きてその内容に眠気も覚めてしまいました。(その後睡魔には勝てず、すぐに寝てしまいましたが(笑))
また受講動機に記されていた、私に望むことはの問いに、『圧倒的であること』という言葉を見た時に、私に対する熱い思いが十分伝わってきました。
そしてこの感想の中にも、『今後も私の雲の上の存在であり続けてください』と記されており、身が引き締まる思いです。
いつまでもそうあり続けられるよう、智志と一緒に頑張っていきます!

②東京都豊島区 安田壱也さん43歳
昨日の「西本走り体験会」参加させていただきありがとうございました。
また途中からの参加を快諾して下さったこと心より感謝致します。
初の「西本走り体験会」、普段選手を指導する立場の私の現在地(指導していただいたことをどれ程理解し、実践出来ているか?)を確かめるためと受講の目的を定めての参加でした。
利用してきた夜行バスの到着が大幅に遅れたため、午前の理論編の座学をほぼ終盤だけの傾聴となったのは残念でしたが、お昼休憩時に恒例の座談会「西本節」を味わえたことは、私の同期の競輪選手の言葉を拝借するなら「西本さんでごはんおかわり3杯はいける♪」といったところでしょうか(笑)。
午後の実技編ではスタジオ内で理論を踏まえた上でのFBT~ドリルと移っていき、早速FBTにて「背中丸くなってるよ」との指摘を受け「出来てるつもり」が早くも露呈し、すぐさま客観的な目が大事ということを痛感しました。
スタジオを出て廊下でのドリルに移り、サッカー班とランニング班に別れて、ここからは智志さんの指導(私はサッカー班)、優しい口調で伝える、優しい雰囲気で見守る智志さん、若い指導者の声に真剣に耳を傾け実践する受講生、ワクワクする空間となりました。
外の広場に移り智志さんの指示の下、全員真剣な表情で時間いっぱいまで走り(途中、直接西本さんから良くなっているとお褒めの言葉をいただきホッとし、やはり嬉しかったです)、最後に1人ずつ走り、みんなで合否の判定と全員の笑顔で締めスタジオに戻り、1人ずつ感想を述べて体験会終了となりました。
その場の感想でも述べましたが、他の受講生の動きを見て(余計な知識、動きのクセがなく上達の早い少年、ブログを読み込んで予習バッチリでそれなりの形は出来ている方、真摯にFBTを継続し西本さんからベタ誉めをいただいていた西本塾生の先輩の方等)初回の私と比較すると雲泥の差で、ただ驚嘆していて、「人の動きを視る」大事なごく当たり前なことに改めて気づかされました。
自分が理解しているか?実践出来ているか?ばかりにとらわれていて、自分が常に中心(自分が選手ならそれもアリかもですが)で西本さんが仰っている「誰のために?何故それをやるのか?」等が全く無いわけではないが薄れていたのでは?と1日を通して感じ、もっと視野を広く、深く考えることを心がけねばと強く思った次第です。
今回も熱く、温かい指導、愉しい空気を創ってくださった西本さん、西本さんとは対照的な優しい雰囲気の智志さん、寒いなか動画撮影していただいた笑顔の奥様、お三方大変お世話になりました。
ありがとうございました。
最近のブログでの繰り返しの苦言が、自分に対して向けられているようで、常に本質を伝えることが出来ているのか?自らに問いかけながら緊張感を持ってのこの数ヵ月でした。
9月の西本塾に始まり、10月のマンツ-マンでの深める会、12月の伊勢原での講習会見学と、今年の後半を駆け足でお世話になり、まさかの昨日の体験会参加と3度も広島へのお邪魔することとなりました。昨日直接、今年1年の感謝をお伝えすることが出来、これで気持ち良く年を越せそうです。
後々振り返る時に2018年は私のトレーナ-人生にとって大きな大きな、そして大切な年と記憶されていることでしょう。
来年また、いい近況報告を出来るように常に「選手、クライアントのために」活動してまいります。
改めまして、今年1年ありがとうございました。
よいお年を。

安田さんはこのブログに何度も登場していただいている、元競輪選手という、トップアスリートだった方です。
私の経歴以上にトレーナーという仕事のスタートが遅かった分、学びに対する貪欲さ真剣さは、他の受講者を圧倒しています。
きっと良い仕事をされる方に成長すると期待しています。
感想の中で、智志のことを褒めていただいているのは嬉しいのですが、『西本さんとは対照的な優しい雰囲気の…』とありますが、これでまた私がとんでもなく怖い人だと誤解されてしまうのではと心配しています(笑)

③静岡県裾野市 大石浩之さん42歳
西本さん、智志さん、奥様、走り体験会ではありがとうございました。
今回の走り体験会には、まず自分の走りの確認をしたいという思いがありました。
広島に行くのは今回で3回目ですが、まだ自分で走りが出来ているとは思ってなかったので、お褒めの言葉をいただき驚くとともに、西本さんから細かい部分を指摘されるだろうと思っていたので、なんとも言えないムズムズした感じがありました(笑)
以前、西本さんがおっしゃっていた、ドリル7割、実際の走り3割を出来るだけ実践するようにしていたおかげだと思います。
FBT、アイドリング、股関節の引っ張り出しのドリルで身体に動きを染み込ませていくと、走っている時に手をどうしようとか考えることがなくなり、今は力まないようにする意識だけを持っています。
普段は指導する立場なので、自信を持って伝えていきたいと思います。
体験会は初めて参加しましたが、西本塾とは違い医療関係者が少なく、様々な年代、カテゴリーの方が参加していて、西本さんはどのように指導していくのかに興味がありました。
実際に西本さんや智志さんの説明、声かけ、教え方で、初めての方でも見る見るうちに上達していました。
小学生にあの走り方を教えてしまうのには大変驚きました。
西本さん、智志さんは凄いです。
そして、参加者の皆様と一緒に走れたことに感謝致します。
これからも、本物の『西本走り』、理論を学び、指導して行きたいと思います。
ありがとうございました。

今回複数回参加していただいた中で、一番の成長を見せてくれたのが大石さんでした。
過去の2回は正直褒めるという所までは程遠く、とにかく真剣に取り組んでくれているから、ご本人の言うとおり、私が口を酸っぱくして伝えている「ドリル7割走り3割」を守ってくれれば、必ずこうなるということを私に再確認させていただけたこと、そして参加者の皆さんに身をもって示していただいたこと、こちらこそ感謝です。
大石さんは地元静岡で開業されたばかりと聞いていますが、間違いなく西本理論を指導できる方になっていただけると期待しています。

④広島県広島市 小林基之さん45歳
西本さん、智志さん今回は熱心な御指導ありがとうございました!
翌日になってもまだ身体が楽に動きます。
今回は走り体験会という名目でしたが西本さんのご配慮により、午前中も講義していただき非常に有意義な時間を過ごすことができました。
単なる走り方でなく、二足歩行へ移行した人間に与えられた効率的な身体の使い方とはから始まり、骨盤を縦に使うことの意味を股関節の模型を使って説明され、チーターの動画を見ながら接地面とストライド、床反力の関係と非常にわかりやすく科学的にも解説されイメージしやすかったです。
そして広背筋の解剖学的構造と3・5・7理論も理解したうえでのFBTや、アイドリングドリルの実技へと移行することにより、身体が自然に反応してくれたように感じました。
午後からの、ドリルからの走りの指導が始まりましたが、なんとなくできているという勘違いしていた頃に西本さんに個別に指導していただき、肘が後方に引けてなく屈曲してしまっているところを修正していただき、理想的な走りに近くなってきている方の後を見ながらついて行く事により、自然に楽に身体が動いていくのを感じることができました。
今回は参加者が12名という事で他の方の動きを観察できた事もすごく参考になりました。
年間を通してFBTやドリルをされている方は、1日を通してゆるりと安定感があり、初回の方は徐々に動きが改善されるのがわかりましたが、途中で元に戻っている時があるのもわかりました。
自分もですがアイドリングのドリルは、最初は大袈裟に上半身を動かしますが走りに移行しても上半身を強調しすぎて全体のフォームがぎこちなくなる事がみられました。
これらに対しても、西本さんや智志さんがどのように声かけして修正するかもすごく勉強になりました。
また走りの時に西本さんは右手がリード側で、右手を回内しながら下に降ろした反動でひじが後ろに引かれ、左手はリラックスしているのですごく揺れているように見えると説明されました。
自分も右がリード側でしたが、こういうふうに左右均等で機械的でなく、個人差がでてくるのもより現実的で参考になりました。
今回、智志さんが体験会の指導中の動画を、受講者全員に配信していただき、ドリルや走りの指導を見直すことができるようにしていただいていますので、自分でできたつもりにならずFBTやドリルをコツコツやり続け正しく指導できるレベルを目標にしたいと思います。
アイドリングステイからの動き出しや伸筋優位の身体の使い方は、どのスポーツでも応用できると感じましたし、スポーツ選手だけでなく一般の高齢者等にも活かせると思いますので、日常の体操としてや運動前のウォーミングアップとして、正しく広まっていくように努力したいと思います。
この度は本当にありがとうございました。

地元広島市内から参加していただき、やっと足元にも根が広がり始めたのかなと喜んでいます。
座学から実技へと常に真剣なまなざしで取り組んでいただき、この方なら私が伝えたことを誰かのためにきっと役立てていただけると、こちらも力が入りました。
私の説明や動きもよく観察できており、人間の体の動きをみるということに関しても、良い経験になったのではないかと思います。

⑤大阪府大阪市 矢口雄一さん34歳
西本先生、智志先生
昨日は前日の申し込みにもかかわらず、体験会に参加させて頂き、ありがとうございました。
まだまだご説明頂いた内容を消化しきれているとは言い難いですが、ひとまずお礼と感想のご連絡させて頂きます。
体験会の翌日、起きてから驚いたことは下半身に痛みや疲労感と言ったものを感じなかったことです。
逆に肩甲骨周りと背中が筋肉痛になっており、普段走る際の体の使い方との差を感じました。
しかしながら、展開頂いたビデオで自身の走り方と他の受講者の皆さんを比較すると、まだまだ西本走りを習得できたというには程遠い状態であることを改めて実感しています。
これまで学校教育含め教わってきた走り方の固定概念や身体に染み付いた癖を振り払い、西本走りを身につけることは一朝一夕ではいかないと思いますが、DVDで正しい動作を確認しつつ、ドリルトレーニングを続け、少しずつでも上達していければと思っています。
短い時間でしたが、非常に充実した1日でした。
重ね重ねありがとうございました。

サッカーを続けていくにあたって、年齢を重ねてもさらにうまくなれる何かがあるのではと参加していただきましたが、その答えは十分感じ取っていただけたと思います。
まさに一朝一夕とはいきませんが、継続すれば必ず大石さんのように自然に体が動くようになります。
スポーツは楽しむもの、そうは言いながら他の選手より優れた何かを身に付けたい、誰もが願うことです。
ぜひ継続して取り組んでください。

⑥大阪府箕面市 中山昌夫さん44歳・大輝くん 小3
昨日は大変お世話になりありがとうございました。
この充実した1年の締めくくりにふさわしい、濃密な1日となりました。
体験会前にいただいた特典、しかも親子2人までしていただき、西本さんの大きさとご縁にただただ感謝します。
本物の「からだほわっと」はなんとも言えない心地よさがじゅわわわわ~~~んと伝わってきて、終わったときには「あぁーー」とか「はーーー」とかしか口から出てきませんでした。
大輝も人見知りで、初対面の西本さんに緊張していたはずですが、「からだほわっと」が始まってしばらくすると、甘えた声で「きもちぃぃ」と言い出し、すっかり西本さんに体を任せ心を開いたようでした。
今回の体験会の参加者は、子どもが1人だけでしたので、固くなってもおかしくない状況でしたが、この「からだほわっと」で心身ともに整っていたおかげで、すんなり入っていけたのかなと思いました。
体験会では、西本走りの背景や理論のエッセンスを熱くご説明いただきました。
これまで骨盤の動きが感じづらく、細かい動きかたに気をとられていましたが、改めて説明を聞き、要となる広背筋を使えるようになる他はないという思いに至りました。
そして、広背筋というのは、いわゆる紡錘型の筋肉と異なり、伸縮のイメージが分かりにくいところがあるのですが、アクチンミオシンの3・5・7理論が、筋肉の形状とは関係なく呑み込みやすかったこと、伸筋であるがゆえに3まで目一杯縮めなくても十分に働いてくれることが納得でき、伸筋を信じる、どんなときでも伸筋にお願いしようと思えることができました。
最後の診療台を使った、屈曲から伸展と、伸展から伸展を使ったキック強度の違いの実演のインパクトもダメ押しになりました。
アイドリング、FBTは智志さんの実演指導をいただき、なんとか同じイメージで動こうと取り組みました。
広背筋に無理やり刺激を入れようとするのではなく、周りのかたの動きも見ながら、動きながらどこにどんな刺激があるかを感じながらやってみましたが、ワンセット終えると背筋にバン!とスジが通った感覚がありました。
智志さんの動きを思い浮かべながら今日もやってみました。
これから続けていく決意がさらに強くなっています。
また、参加のみなさん、やはり自発的に参加している人だけが集まっていることもあり、西本塾ではないのにやはり締まった空気で、でも西本さんが弛めるための笑いをはさみながらで、硬軟織り混ぜられた素晴らしい雰囲気でした。
特に選手の育成に関わっている方の真剣な眼差しは印象的でした。
自分に置き換えて、普段の会社仕事にも気持ちを新たに取り組もうと思いました。
午後の実技では、ブログではイメージを持てていなかった引っ張りだしのドリルも体験しました。
アイドリングでも、引っ張りだしでも、自分の思い込みの動きが出るとすぐに西本さんに指摘をいただき、その度に頭が混乱しつつも、とにかく思い込みを捨てて素直に動こうと取り組みました。
大輝がすんなり自然体で走るのを見て、西本さんの指導力と子どもの吸収力に驚くとともに、今回一緒に参加できて本当によかったと思いました。
伊勢原での小中学生へのご指導を見たときにも思いましたが、西本走りは、間違った走り方に染まる前の子どものうちに体験、習得することこそ本来の正しい学びのはずです。
そして、間違った方向に行かないように支えるのが西本塾に参加されている方を始めとする、指導者の方たちだと思いました。
どうか皆さん、西本理論、西本走りをもっと広めてください。
公園での実技では、あれだけの時間、距離を動いても疲れなかったことは、本当に驚きです。
これまで足が遅くて笑われて生きてきたのが、もうどうでもよくなってくるくらいの衝撃でした。
40年以上生きてきて、今、ようやく正しい動き方を習得するレールに乗れたことが嬉しくてたまりません。
いただいた動画も、まだざっと目を通しただけですが、動きだしの肩の動きなど、自分の動きが智志さんの動きを真似しているつもりとは思えないほど、その全然違う動きになっていてショックなところもありますが、それもまた伸び代と捉えて成長します。
今日のブログも読ませていただきました。
私もちょうど今日、母と家族で父の墓参りに行っていました。
墓前では、健康な体を授かったことの感謝を感じていたところです。
昨日購入したDVDはこれから見ます、見てから書くとまたさらに長くなってしまいそうですので・・・。
来年の開催予定も発表され、来年こそは西本塾でじっくりお話を聞きたいです。
しっかり鍛練を重ね6月の受講を目指します。
それからさらに半年で今度は体験会ではなく錬成会として参加するという年間計画がすっと浮かんできました、楽しみです。
智志さん、サポートいただいた奥様、参加の皆様にもありがとうございました。
みなさんが良い成果を上げられることを期待しております!
その積み重ねで、西本理論が日本のスタンダードになる日を楽しみに待たせていただきます!!

それでは良いお年を。

中山さんの感想には私のコメントは必要ないと思います。
これだけ真剣に向き合っていただいている方がいたことに、ただただ感謝です。

⑦東京都府中市 菅原智紀さん44歳
先日は締め切り直前のあわただしい申し込みから、せっかくお誘いいただいた息子の体調不良による不参加、および実技開始時間への遅刻までふくめ、いろいろとご迷惑をおかけしました。つたない感想ですが、ご一読いただければ嬉しいです。
かねてより西本先生がブログを通して提唱されている理論に触れ、また過去に西本塾に参加された方が発信している動画や画像を元に、自分なりの走り方を事前に模索した状態で挑んだ今回の体験会でしたが、定刻に遅れ、外の公園での実技に参加された皆さんと合流できずに迷っていた私を、直接迎えに来てくれた西本先生の走りを目の当たりにして、「あれ?なぜこんなに力感もなく足音も立てずにすーっと前に進むのだろうか?腕の動きは手を地面に刺すというより掌がひらひらと踊りながら跳ねている様なこの認識の違いは何だろうか?」とのっけから違和感だらけでの開始となりました。
さらに、公園にて参加された皆様と合流した後も、まさに「走り方」を見様見真似で追いかけるだけで精一杯な状況が続き、そんな中、すこしでも多く気づきを持ち帰るべく、西本先生が皆様にアドバイスすべく声かけする内容を聞き漏らさないように注意する中で、そのアドバイスの意図が汲み取れない事と共に、実際の動作の根本的な違いが拾い切れておらず、これは皆様と相当差がついているなと、午前中の座学の時間に参加できなかったことを後悔した次第です。
フリーランの時間になり、自分の中に芽生えた違和感を解決すべく、西本先生に早速質問をしに伺ったのですが、遅れを取り戻そうと、必死になっている自分を見透かしたように、一つ一つ丁寧に、且つ時間をかけて指導してくださったこと(手を地面に刺す意味や、親指が回旋する意味、足の運びについては重心を下げ過ぎずより目線を高くして坂道を下るように2本平行まっすぐではなく、もっと狭い幅で回旋しながらで構わないこと、)また、安田様、大石様と共に各種のドリルを懇切に指導頂いたこと、一生の宝にしたいと思います。
引っ張り出しのドリルについては、長年染みついた体の動かし方の癖や無意識で積み重ねてきた動作が邪魔をして、最後まで自身が納得のいく動きができませんでした。
この点については各種のドリルを指導していただく前後で今までにない体の感覚に一気にスイッチが入ったように、ドリルを丁寧に無理せず繰り返していけばやがて体が追い付いてくるものと想定しており、その先により重心を高くして軽やかに着地の衝撃が少なく、5の瞬間があって連続した動作の中に回復する間があり、故障とは縁の無い走りが待っているものと期待しています。
走り方の概念を壊していただき、効率よく走るためには、「何故こういう体の使い方に行き着いたのか?」を体験できたこと、まだスタートラインにやっと立てた段階ですが、しっかりと身に付け、そして今回の体験会に参加した目的であるところの「自身の運動量と頑張りに頼ったプレースタイルの改善」と、「サッカーがもっと上手になりたい」と願った息子のために、父親として効率の良い体の動かし方の見本になりたいという目的を果たすべく、自分の体と対話しながら精進します。
年末のお忙しい中、お時間を割いて貴重な機会と共に、皆様とのご縁を提供いただきありがとうございました。

残念ながら午前中の座学には参加できず、午後の到着も交通機関の都合で遅くなってしまい、短い時間で何をお伝えできるかと、私の方が心配してしまいましたが、初対面の私の走りから、参加者の皆さんの走りを参考にしていただき、安田さん大石さんの力もお借りして、短い時間の中でも多くのことを学んでいただけたこと、ほっとしています。
これがたくさんの人が一堂に会して行うということの大きなメリットだと思います。
これだけのことを感じて帰っていただけたのなら、きっと継続して取り組んでいただけると信じています。

⑧山口県山口市 常岡昌史さん39歳
西本さん、智志さん、奥様、体験会参加者の皆さん、当日は大変お世話になりました。
ブログとの出会いから体験会への参加まで三年近く掛かってしまいましたが、やっと実現することが出来ました。
ブログを読み、体を動かしていましたがやはり、体験会での内容は自分がイメージしていたものとは全く違うものでした。
試行錯誤していた時間を無駄にしていたようです。
体験会では、多くの人と一緒に動くことで客観的に動きを見ることができ、気付けることが多くありました。当日の動画は、今時点の最良の形と思っているので見直しを行い、練習に取り組もうと思います。
妻もよく走っているため、体験会の内容を伝えようと頑張ってみましたが、西本さんが言われていた通り、正確に伝えることが出来ませんでした、次回はぜひ参加してほしいと思います。
最後になりますが、ブログでは恐ろしいイメージの西本さんでしたが、ブログとは異なりギャグを織り混ぜながらの体験会で楽しく参加することが出来ました。
2月のマラソンでは良い報告が出来るよう頑張りたいと思います。

常岡さんはマラソンランナー、サブ3を目指して奮闘中とのことです。
参加者全員で応援しておりますので、2月の大会ではぜひ目標を達成していただきたいと思います。

最後になりましたが、こうして一度でも私の走り方を体験していただけば、世の中のほとんどすべての方が当たり前だと思っている走り方が、実は本当の意味で人間の体にとって効率的なものではなかったということを実感していただいたと思います。

今まさに寒い時期で、連日のようにマラソン大会や駅伝大会が、全国各地で開催されていることと思います。
そこで西本走りのランナーが、軽やかな走りを見せたとしても、きっと「なんだあの選手の走り方は」と思われることでしょう。

しかし、本当に西本走りの方が体にとっても地球にとっても優しい効率的な走り方なのです。
近い将来、西本走りが普通のことになって、「え、まだそんな走り方してるの、しんどいし体傷めるよ」なんて言う会話が聞かれるようになると思います。

走り高跳びのフォームが、はさみ跳びからベリーロールへと変わり、背面跳びの選手が現われて、初めてその跳び方を見た時の陸上界の衝撃は、私の想像をはるかに超えるものだったようです。
しかし現実には、背面跳びが主流になったことで、走り高跳びの記録は飛躍的に向上しました。

西本理論はもちろん走ることだけではありませんが、最も身近な走るという行為を、『なぜどうして』からもう一度見直し、真に『人間の体はね…』に続く答えを探してみてください。

2018年平成30年、今年最後のブログの更新となりました。

現代の映像を駆使して、いかに短く伝えるかが問われている時代に、私のようにひたすら文字を書き並べて想いを伝えることしかできないこのブログを、真剣に読んでくださっている多くの方々に心から感謝して、最後の言葉とさせていただきます。

お付き合いいただき、本当にありがとうございました。

尚、年賀状は書いておりませんので、もし準備していただいた方がありましたら、ご無礼お許しください。

皆さんにとって、そして地球上に生きるすべての方々にとって、平和で災害のない平穏な年になることを願っています、良いお年をお迎えください!

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今年一年を振返って。

今年も残すところあと一日と少し、今朝は8年前に亡くなった母の墓前に手を合わせ、一年の報告をしてきました。
これですっきりとした気持ちで新年を迎えることが出来ます。

昨日最後の仕事となった『西本走り体験会(兼、錬成会)』を、小学3年生のサッカー選手を含め、12名というたくさんの方に参加していただき、無事終えることが出来ました。

既に4名の方から感想が届いていますので、この記事とは別の形でご紹介したいと思います。

この2か月ほど、これまでに経験したことが無いほど忙しい毎日が続き、肉体的な疲労はもちろんですが、いつだれに何をしたのか思い出せないほど、頭の中が一杯になっています(笑)

今やっと落ち着いて今年一年を振り返り、パソコンに向かうことが出来ました。

スケジュール帳を見ながら、今年あった様々な出来事や出会った人たちに思いを馳せています。

年頭に感じたことは、やはり8月に誕生日を迎えると、60歳という節目の年齢になるという事実が、なかなか現実感がないというか、毎年一つずつ歳を重ねてきた結果ではあるのですが、やはり意識せざるを得ないことで、何とも表現のしようがない感覚でスタートすることになりました。

いつものように1月2月と、月日が流れて行くことは変わらないし、それほど仕事も忙しくなってきたわけではありませんでした。
2月の後半には、三菱重工広島硬式野球部で指導した『上田将人』君が現在教員となって指導している、『香川県立飯山高校野球部』に、指導の手伝いに行かせてもらいましたが、久し振りに黒土のグランドに立ち、野球部員を相手の指導に、野球小僧の血が騒ぎました。

そして5月には東京、6月には大阪と、西本塾生でもある『倉本和昌』さんが起業した、サッカーコーチを指導するコーチとして行うセミナーの講師として、育成年代の指導者の方々を前にしてお話をさせていただく機会を得ました。

私にとっては初めての経験でしたが、子供たちのために自らを成長させたいという高い志を持った指導者の皆さんとの出会いは、私にとっても大きな刺激となったことは言うまでもありません。

そのご縁で、12月にも同じく大阪と東京で行われたセミナーの際に、神奈川県の伊勢原市にある『FCしらゆりシーガルス』を指導している『一場哲宏』さんにお願いして、これもまた初めての経験でしたが、小学5・6年生と中学1年生の子供たちに指導させていただく機会もありました。

まさに出会い、出て行ったから会うことが出来たというご縁を感じました。

60歳という年齢に抗うように、体力的にも衰えているどころかまだまだ発展途上であることを証明したいと、5月からの3か月間を強化月間と定め、普段の数倍のトレーニングを自らに課して、その日に備えました。

結果は動画を上げて見て頂いた通り、『あめんぼトレーニング』と名付けた動きを、目標を超える15回行うことが出来たことで、まだまだやれる年齢に関係なく成長することが出来るとアピールできたと思います。
ちなみに20年近く前に自作した、あめんぼトレーニング用の器材ですが、今年まったく同じ発想のものが商品化されたことを知り、やっと私の発想に世の中がついてきたのかと、一人ほくそえんでいます(笑)

そこで鍛え上げた肉体が、別の形でお役に立つ日が来るとは、まったく想像もしていませんでした。
それが7月の5日から降り続いた大雨による、『西日本豪雨』によって多くの地域が甚大な被害を受けた中、毎日仕事をさせてもらっている、広島港旅客ターミナルの真正面に見えている『似島』でも、大きな被害があったことを知り、大雨が峠を越えた4日後から、毎週のようにボランティアに通うことになりました。


これまで申し訳ないですが、そういう活動に参加したことがありませんでした。
それが目の前の島に起こったことで、居ても立ってもいられずというか、自分にも何かできることがあるかもしれないと、気がつけば長靴にスコップ準備し、フェリーに乗っていました。

我ながら若い人にも負けない働きで、鍛えた体を十分に生かすことが出来たと思います。
またそのことがきっかけとなって、『尾畠春夫』さんという、スーパーボランティアの存在を知ることになり、その方のインタビューの中で話をされていた、『かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め』という言葉を初めて知ることとなりました。

自分の未熟さを痛感し、これまでの生き方を顧み、これからの人生に大きな影響を与えていただいたことは、これひとつとっても私にとって忘れられない出来事となりました。

9月には4人の子供たちが還暦祝いにとプレゼントしてくれた、ユニバーサルスタジオジャパンへの旅行に行った際に、9月3日当日は最高のお天気でしたが、翌4日の天気予報は、まさに大阪を台風が直撃するとのことで、予定をすべてキャンセルして急ぎ広島に帰りましたが、私たちが離れたすぐ後からの大阪の状況は凄まじいもので、またしても自然災害の恐ろしさを痛感させられることとなりました。

仕事の面でも、西本塾では受講申し込みの内容から、実はすでに大きな縁があった方だということが分かったり、人は出会うべくしてそうなっていくものだと『縁』という言葉を噛みしめた一年でもありました。

9月には、これまで全く接点のなかったサッカー選手から、選手生命をかけて2週間のリハビリトレーニングを依頼されたり、国内外でプレーしている選手たちが、少しでも自分を成長させたいと広島を訪れてくれることが増えて、大きな責任とやりがいを感じながら、あっという間に1年が終わろうとしています。

また10月の15日に家内と出かけた、『山口ゆめ花博』で出合った、高所綱渡りのプロである『三由野(みよしなお)』さんとの出会いは、ボランティアの尾畑さんとは別の意味で、私の考え方に一石を投じてくれた大きな存在となっています。

個別の事案を語れば尽きることが無いほど色々あった1年でしたが、私にとって一番嬉しかったことは、3男『智志』の成長に他なりません。

智志は、3年前から私の仕事を手伝うようになり、現在『西本理論』と呼んでいただいている『人間の体はね・・・』に続く、私の考え方やトレーニング方法、また施術における体に対する向き合い方など、智志が生まれた時から身近で感じ続けてきたであろう、父であり師としての私の存在を追う唯一の後継者として歩み始めたばかりです。

それが昨シーズンから、サンフレッチェ広島のキャプテンであり、現在も日本代表選手として活躍している『青山敏弘』選手の目に留まり、パーソナルトレーナーとして、シーズンを通して彼の活躍を支えています。

長いシーズン、体の故障もありながら、戦い続けられたのも智志の頑張りがあったことは、父親として師として誇らしく思います。

また先日指導に行った地元『崇徳高校サッカー部』の選手たちに対しての指導ぶりや、昨日行った『西本走り体験会』で指導する姿には、すでに自信というか風格すら感じることが出来ました。

年上の受講者の皆さんを相手に、臆することなく穏やかな表情で指導する姿は、ある意味熱くなりすぎる私よりも、悔しいですが皆さんからの評価が高いくらいでした。

やはり2シーズン色々な苦労を経験しながらも、青山選手を支え続けたという自信の表れではないでしょうか。

まだまだ智志に負けるわけにはいきませんが、私に何があっても『西本理論』は智志によって受け継がれ進化し続け、消えることが無いと確信しました。

まさに色々なことがあった一年でしたが、おそらくは何年たっても自分が60歳の時にはこんなことがあったと、いくつもの出来事が思い出される年になったと思います。

先日ふと思ったことですが、昭和33年生まれの私の同級生は、昭和という時代を30年、そして来年改元される平成を30年生きたことになり、もし新元号に変わって30年生き続けて90歳を迎えられたとしたら、『トリプルスリー』を達成できる、稀有な年回りであるということに気付きました。
それがどうしたという話ではありますが、そうであれば長生きしてやろうかと思わないこともありませんが、たぶん無理だと思います(笑)

本当に幸せな毎日を過ごさせていただいています。
来年もこれまでと変わらず、『誰かのために』のスタンスを変えることなく、我が道を歩み続けて行こうと思います。

来年の『西本塾』の予定を立てました。

①3月9日・10日、②6月29日・30日、③10月5日・6日、の3回行います、すべて土日です。
真剣に学びたいという方がいる限り、申し込みがたとえお一人であったとしても実施するつもりです。

また深める会は、①4月13・14日、②7月27日・28日、③11月23日・24日、こちらも土日の開催となります。

深める会は一日開催としていましたが、深める会に参加してくださる方にこそ、二日間しっかりと学び直して欲しいと考えました。

私という小さな存在の、独自のとか少し変わったという言われ方をされていた『西本理論』が少しずつ広がりを見せ渦が大きくなっていることを感じています。
『人間の体はね・・・』と、その本質を私自身が探し続けて行きたいと思います。

年賀状を止めてしまったので、この場でお断りしておきます。

もう一つ感想文の記事を書くつもりなので、最後のあいさつはその時にさせてください。

私が伝えなければならないこと。

今年も残すところ1週間となりました。
毎日いろいろありますが、先ほどお昼前のことです。

散歩がてら1.5キロほど離れたところにある『ゆめタウンみゆき』に買い物に行きました。
紀伊國屋書店で、三菱野球部のOB『田邊健一』君と奥さんに1年ぶりに出合い、お互いの近況を立ち話でしたが少し話をすることが出来ました。

帰り道は土手沿いの遊歩道をのんびり歩いていると、寒い中釣りをしている人が何人か目に入りました。
ちょうど通りかかった方の竿が、大きくしなっているのが見えたので様子を見ていると、何と60センチ級のチヌがかかっていました。
これを落としてなるものかと、時間をかけてしっかりたもですくいあげるのを確認し、話しかけてみました。

この辺りは海と川の境目で、満干の差が激しく潮の流れもあって、海の魚も結構釣れるのだそうです。
その方は大物狙いで、普段は4・5時間粘って、今回のような大物が1匹釣れたら良しとするのだそうですが、今日はまだ1時間ほどで大物が釣れたと喜んでいました。

と、そんな会話をしている最中に、100メートルほど先の異変に気づきました。
近づいて行くと、別の釣り人の方が、おじいさんを水面から引き上げたところでした。
事態が呑み込めないまま様子を見ていると、すぐ横が遊漁船の係留所になっていて、その会社の若い人が数人出てきて船を操作し、なんとおじいさんが乗っていた電動車椅子を水の中から引き上げ始めたのです。

これでやっと事態が呑み込め、おじいさんが無事で良かったとホッとしました。
その間にもサイレンの音がけたたましく聞こえていて、それがだんだんと近づいてきて、それらの車両とヘリコプターは、すべてこの現場に向かってきたのでした。

発見そして救助が迅速であったため、おじいさんにはケガもなかったようで、警察や消防の方から事情を聴かれていました。

仕事とはいえ、それこそ盆も正月もなく、24時間気の休まることのない仕事をされている方々には、頭が下がります。

さて、今年も終わろうとしてはいますが、明日から土曜日まで、まだまだ仕事が待っています。

今年の振返りはその後にして、このことだけはもう一度言っておかなければならないことがあるので、記事にしておきます。

それは私が方法論、結果を求める近道を教えているのではないということです。

指導を受ける側にしてみれば早く答えが知りたい、どうすれば自分の能力を向上させられるのか教えてほしい、そういう気持ちになるのは当然のことです。

それを求めて色々な人間の指導を渡り歩いているのだと思います。

指導する側も同じ、我こそは誰よりも結果に結びつく的確な指導ができる、その方法を知っているとアピールし、人を集めなければなりません。

お互いの利害が一致したというのでしょうか、〇〇トレーニング、〇○メソッドと、オリジナリティーを前面に打ち出した指導がなされています。

「お前の西本理論も同じではないか」という突込みがきそうですが、ちょっと待ってください。
確かに私の元を訪ねてくるスポーツ選手たちも、私に求めるところは同じなのかもしれません。

しかし、彼らからいろいろ聞いてみると、「これまでも良いと思う所に入って指導を受けてみた。直後には大きな手ごたえを感じ、実際に動きの変化も感じた。しかし、それが続かないのは何故だろう、と言うより何が私を変えてくれたのかも分かっていない」、そんな感想をほとんどの選手から聞くことになるのです。

ここに大きな落とし穴があるというか、お互いの利害が一致していると思うこと自体が、間違いの始まりであることを分かっていないと言いたいのです。

どんなに素晴らしいトレーニングであっても、短期間でそれが身に付くほど簡単なことではないことは、誰が考えても分かるでしょう。

それを本当に一度や二度の指導でちゃんと伝えられた、分かったできた、そう思いたいだけではないのでしょうか。

例えば私の指導を受けに来てくれる選手たち、1日2日たとえそれが2週間という期間であっても、本当の意味で体に身に付いたかと言われれば、もちろん私はそう思っていませんし、選手もそう思ってはいけないとくぎを刺します。


〇○メソッド終了などと、自己紹介に書いている人をよく見かけますが、それはもしかしたら受講したというだけで、実際にそれを応用して結果を出して初めて自分の肩書に加えられるもののはずです。

私の指導を受けてくれた人たちには修了証などというものは与えていません。
直接指導をさせてもらう回数が増えれば増えるほど、私が求めるレベルが上がっていくからです。


西本塾生を名乗ることに問題ありません、ただ、日々変わりゆく私の考え方や方法論を総称して、『西本理論』と呼んでいただいているだけで、確固とした教科書的なものは初めからないのです。

数こそ少なくなってはいますが、初期の西本塾に比べても、西本理論を真剣に学びたいという意味では、この最近の方の方が教え甲斐があります。

そういう意味でも2019年は、これまで以上に深く私の考えを学んでいただくために、西本塾を今年の2回から3回へ、また1日開催としてきた深める会を2日開催とします。

深める会こそ真剣に学び続けようとしてくれる人のための会ですから、こちらも3回行おうと思っています。

本題が少ない字数で申し訳ないですが、私が本当に伝えなければならないこと、分かってもらわなければならないことは、『人間の体は、骨盤と背骨を軸として6方向に動かすことが出来る動物である』ということに尽きます。

その背骨は、体の左右という意味では中央にあるが、前後の厚みの中で考えると、中央ではなく後方にあるということ、そして筋肉の仕事はあくまでも骨を動かすことで、それ以上でも以下でもないという事実。

体を動かすということは、筋肉が収縮し骨を動かし関節の角度を変えること、その筋肉には大きく分けると関節を曲げる『屈筋』と、伸ばすために使われる『伸筋』に分類されること、伸筋をを使いこなせている時、屈筋を使っている時のような頑張り感がないということ。

簡単に言えば、この当たり前すぎるほど当たり前なことを単純化し、体に再学習させていく過程が『西本理論』、ということになるでしょうか。

だから奇をてらったような面白いトレーニングでもなければ、ひたすら歯を食いしばって行う、自己満足系のトレーニングでもありません、本当に地味な作業ばかりです。

しかしひと度その本質が分かってくると、『体づくりから動きづくりへ』という私の主張を自然に受け入れられ当然のことだと思うようになるのです。

老若男女、スポーツの種目やレベルにこだわらず、自分の体を自分の思ったように操ることが出来るようになることが目的です。

その一つの方法論がFBTに集約された自重トレーニングとなりました。
面白いことに、FBTに続いてアイドリングから始まる一連のドリルを行っていただくと、自分でも驚くほど私の求める動きを勝手に体が行ってくれるようになることが分かります。

そのもうひとつ先に、競輪選手の乗車姿勢があったり、サッカー選手のボールを蹴る動作が続くのです。

ですから、ボールを蹴る際や止めるという際の体の使い方まで、私に答えを求めてくる人がありますが、その答えこそこの中にあることを、きちんと私の考え方を受け止めドリルを継続している人たちは、自分で見つけていくのです。

特に走るという行為の体の使い方は、大げさではなくすべての動作に発展させていけるというか、基本となるものだと断言します。

FBTの正しいやり方とか、アイドリングから始まる各種のドリルのやり方を教えている、学びに来ているという関係性では、所詮他の〇○メソッドと同じ、目先の結果を求めているにすぎません。

なぜ背中の意識を目覚めさせることが重要なのか、それを担う広背筋の役割を正確に知っているのか、細かいことを言えばきりがありませんが、もっと言えばなぜ私が既存の走り方に疑問を感じたのかなどなど、枝葉ばかりを見ている人たちには、西本理論は遠回り過ぎてまどろっこしいものかもしれません。

だからこそもう野次馬根性でちょっと見てみたいという人を相手にしたくないのです。

勿論長期的な計画を立てて定期的な指導を受けられる環境にある選手はほとんどいないでしょう。
だからこそたとえ2時間3時間の指導であっても、本質を求める姿勢のある人になら、なるほどそうだったのかと、その場で分かった出来たではなく、なぜどうしての部分さえ分かってくれれば、必ず成長が約束されることを伝えたいのです。


この1年、そういう意味で私の伝え方にも成長というか変化が見られ、本当の意味で相手の役に立つ教え方、伝え方ができるようになってきたように思います。

残り1週間、今年の総決算としてしっかり伝えていきます。

29日には、恒例となった『西本走り体験会』を行います。
今年も体験会というより『錬成会』の意味合いが強い方からの申し込みがあり嬉しく思っています。
気持ち良く一年を終え、新たな年へのスタートにしたいと思っています。

またまったく余談ですが、『あいうべ体操』というのをご存知でしょうか。

私は寝ているとき口が開いてしまい、冬になるとのどが痛くなるのが常でした。
その原因が私の舌の先が、上の歯の裏側、上あごの部分ではなく、下の歯の内側にあることだったということを2年前に知りました。

ちょうど今頃の時期でしょうか、インフルエンザ対策や誤嚥性肺炎の予防にもなると、テレビの健康番組でやっていて、私の舌の筋肉が弱くなって力を失い、下側に落ちていることを初めて知ったのです。
流石に舌のトレーニングまでは考えたこともありませんでした。

誤嚥も気になっていたので、あれから2年本当に1日もサボらず、最初はお風呂の中、今は朝のトイレの中で、大きくはっきりと口を動かし「あ・い・う・べー」と30回声に出しています。

効果は絶大でした、何時からかははっきりと覚えていませんが、気がつくと私の舌先はしっかりと上あごにくっついていて、無駄に口が開くことが無くなっていたのです。

寝ていてのどが痛くなることもなくなりましたし、誤嚥で咳き込むことも少なくなりました。

加えて驚いたことに、実は昨日家内と智志の三人で、私は今年初めてでしたがカラオケに行ったのですが、これまで高いところが苦しかった曲でも、声を張り上げると高いところまでちゃんと声が出続けるのです。
滑舌が良くなったのか、口をちゃんとあけて声を出せるようになったのか、とにかく声がよく出たのでした。

これには私自身本当に驚きました、十八番の長淵剛さんの『とんぼ』や、松山千春さんの曲を、一人その気になって歌い続けていました(笑)

どんなことにでも正しい理論があって、それが正しいと信じるに値するものであれば、後はやるかやらないか、そしてそれを継続するかしないか、私はこの『あいうべ体操』に関しては、想像をはるかに超える効果を感じています。
お金もいらず、自分が今だと思える環境でできるので、長続きしているのだと思います。

私の指導もこうありたいと思います、そのためにも本質を分かりやすく伝えられるように、もっともっと工夫していかなければなりません、頑張ります。

自信を持って指導します!

昨夜は広島に移り住んで以来毎年恒例となっている、広島カープでトレーナーを務める『野口稔』君との、二人忘年会でした。

彼との出会いは、私がサンフレッチェ広島のスタッフとして広島に来たとき、今は行われていないようですが、サンフレッチェとカープの合同トレーナー勉強会を行っていました。

その際私の話に興味を持ってくれ、自宅にまで来てくれて、もっと話を聞かせてほしいと言ってくれました。
年齢は10歳ほど違いますが、広島で最初にできたというか、唯一の仕事を抜きにした友人となりました。

それ以来お互い忙しく、シーズン中は時間が取れませんでしたが、オフになると必ず連絡を取り合い、一年色々あったことを語り合う場となっていました。

私はレベルは別として野球で育った人間でしたが、サッカーチームのトレーナーとして招聘され、彼は高校時代、サッカーで千葉県選抜に選ばれるほどの選手だったそうで、お互い逆のチームだったら良かったのにねという話になりました。

あれから途絶えることなく、二人会が続いています。
この5年間、正直私の話す内容にはこれから先の展望が見えないというか、それまでの私に比べるとネガティブな部分を彼は感じていたのかもしれません。
それが昨日の私は、長年私を見続けてきた彼にして、今まで以上に情熱的で明るい表情が見られたと言ってくれたのです。

自分なりの分析ですが、正直昨年までは心のどこかに大きな組織が私を必要としている、なぜ私の能力を生かしてくれないのかという気持ちがくすぶっていたのだと思います。

それがこの1年、色々なことがあり、5年かかってやっとというか、自分が一番活き活きと生きていける居場所を見つけられたような気がしています。

もしあのまま組織の中で仕事を続けていたら、もし今年大きな組織に組み込まれていたら、それはその中で自分なりのやりがいは見つけられたとは思いますが、今のように老若男女、スポーツの競技種目もこだわらず、それどころか一般の体の不調を抱える方々を含め、これほど幅広く対応できる人間は私をおいて他にはいないだろうと思えるほど、日々新たな出会いがあり、感謝の笑顔に癒される有難い毎日を過ごさせていただいています。

もし私という人間に出合わなければ、逆に言えばそういう方々との出会いこそが、私を現状に満足させることなく、常に誰かのためにもっと役に立てる人間でありたいと奮い立たせてくれているのです。

頑張ってきて良かった、もっと頑張ろう、幸せな人生を歩ませていただいています。

さて、私が最も気になっている、日本人、農耕主体に歴史を刻んできた日本民族は欧米人と比べ背中が使えていない、背骨が動かない、広背筋が機能していないという表現に異を唱える方もいるかもしれませんが、もう20年も前からそう思い続け、その機能を改善することで、我々の身体能力はまだまだ向上させられるという信念のもとに、様々な試行錯誤を続けています。

その一つの形として、『FBT』という簡単な4つのパターンに集約した体操を考案し、私の示したやり方をしっかり理解して継続すれば、一人の例外もなく背中を使えるようになって、目的を達することが出来るという確信を得ています。

ただ残念なのが、私が直接指導をした人も含めて『似て非なるもの』になっていることです。

このことは私の指導力不足にも問題はあると思いますが、本当の意味で私が伝えたことを理解しないまま、私の出会うことのない第三者に指導してしまわれていることを見聞きし、その方々に申し訳なく思っています。

そんな中今朝早く、先々週の日曜夜に行った東京でのセミナーに参加してくださった『曽我』さんからメッセージが届きました。

セミナー終了後に、小学生の息子さんが『カリオカ』を行っている動画を見せられ、失礼ですがへなへなした動きで、曽我さんが言われる通り、どういう風に言ってもこんな動きしかできないと、いらいらされていることが分かる動きでした。

まさに背骨に力がないというか、骨盤が後傾し背中が丸まっているので、体を捻じるという動作には全くなっていない状態でした。

私の答えは一言『とにかくFBTを継続してください』でした。

それから2週間、親子でFBTに取り組んでいただいた結果、今朝の息子さんの動きが明らかに前よりきれいでカッコ良い動きになっていたのだそうです。

ちなみにこの2週間、カリオカの動作自体は全く行っていなかったそうです。

「手足がしっかり連動し始めている、これまで何をやっても改善されなかったのが、たった2週間で、正直嘘だろうと思うくらい驚いたし感激しました!」と興奮を隠しきれず、まずは私に伝えたいとメッセージを送っていただいたのでした。

「今日は朝から縁起がいいぞ」と気をよくして一日のスタートが切れました。

また今朝は何故のんきにパソコンに向かえているかというと、昨日一昨日と指導を受けに来てくれたドイツの2部リーグでプレーしている『しもちゃん』が、本来今日の午前中、それも飛行機の関係で、営業時間前の7時から3日目も指導をしてほしいと、無理を言われていたのですが、二日間の指導でお互いに納得できる最低限のことは伝えられたという判断で、今日の午前中は休みにすることが出来ました。

それには昨日の午後来てくれた、先日4日間で動きを改善してほしいとやってきたばかりの、昨年まで同じくドイツでプレーしていた『太田圭祐』君が、午前中で指導を終えていたしもちゃんとのコラボしたトレーニングを許してくれたことが大きな力となりました。

私は基本一対一の個人指導でしか指導しませんが、先日も同郷であるという共通点だけで、競技も年齢も全く違う二人の選手を一緒にトレーニングさせたところ、想像以上の相乗効果を感じ、昨日の午後もそれを狙ったものでした。

私の指導を受けたいと遠くからわざわざ来てくれる選手たちの意識は当然高く、それが組み合わさると本当に一対一では分からなかったところまで明確になり、お互いがありがとうと言い合える結果となるのです。

今回は『サッカー』と『ドイツ』という大きな二つの共通点があり、まさに目的とする動き作りが同じなわけですから、お互いの動きをみることで本当に大きな変化を見せてくれました。

それにしても、今の時期、日本のJリーグもシーズンオフのはずなのですが、なぜか私の元を訪れ、今の間に少しでも動きを改善したい、選手として成長したいと言ってくるのは、海外でサッカーに挑戦している選手ばかり、意識の違いというか、なんなのでしょうね。

私自身このブログ等にしか自分の考えを発信する場がないわけで、私の存在さえ知らないと言われればそれまでですが、こうしてこれまで全く縁のなかった選手たちが、私という人間に賭けてみようと真剣なまなざしで向き合ってくれることが、何より私のやる気を奮い立たせてくれます。

またそういう意識の高い選手たちは、これまで何もしてこなかったということはあり得ない訳で、サッカーの世界では知らない人がいない(申し訳ないですが私は全く知らない方たちですが)という有名な方であったり、大きな組織でスタッフとして仕事をしているという人たちからも指導を受けたことがあるというのです。

そういう指導を受けた時には、これは凄い自分の能力が明らかに成長できたと喜んだ反面、なぜこの指導が私を変えてくれたのだろうと、本質的な部分が伝わっていないため、気がつくと元に戻っていたとか、どうやったらいいのか分からなくなったということになっていたようです。

指導する側に言わせれば自分が教えたことこそが正しく、受け取る側の能力に問題があるということになるのかもしれませんが、本気で向き合いきちんと理解させ、それを継続しているという条件は付きますが、本当にそれが人間の体にとって効率的な正しい体の使い方であるならば、きちんと身に付き大きな成長を約束するものでなければならないはずです。

しかし、残念ながら私の目にはその指導の結果が、私の指導しているレベルとは全く違うものであると言わざるを得ません。

そういう方々がメジャーな組織で指導をしていることを知ると、今までの私なら「よし自分なら」と力が入っていたと思いますが、今の私はそうであるからこそ、私という人間を探し出し、わざわざ広島まで指導を受けに来てくれた選手にこそ、『人間の体はね・・・』に続く、人間が持って生まれた本質的で効率的な体の動かし方を指導し身に付けてもらうことで、当たり前のことを当たり前と思ってやっているだけの選手たちに対して、大きなアドバンテージを与え、大活躍をしてもらうことが、私の楽しみとなっています。

それが分かるからこそ、彼らはライバルたちに私の存在を知られたくないというのでしょうね。

もう組織団体の中で誰かの顔色を伺ったり(そんなことをしたことがあるのかと言われそうですが)真剣に向き合おうともしない選手やスタッフの中で仕事をしているより、どう考えても今の方が楽しいしやりがいを感じています。

やはり私は一人一人に向き合う職人仕事が向いているようです。

実は来週、大阪で行ったセミナーを受講してくれた指導者の方から、その方が監督を務める地元の高校に指導に来てほしいという依頼を受け、承諾しました。

私が100人近い選手たちに、今と同じスタンスで向き合うことは難しいと思います。
そのために指導者のためのセミナーで講師を務めさせているわけで、そういう組織に対してこそ、指導者に学んでいただき、日々の指導に生かして欲しいと考えています。

そのきっかけになれるように、真剣に伝えてこようと思っています。

本当に日々色々ありますが、私の基本的なスタンスが決まりつつあります。

これまでの経験をさらに発展させ、どんな競技のどんなレベルの選手に対しても、明確な目標設定の元に、私の指導を継続すれば必ずこんな動きができるようになって、こんなプレーができる選手になれると、確信を持って取り組んでもらえるよう、もっともっといろいろな経験を積んでいきたいと思います。

午後からは、またまたドイツの4部リーグでプレーしているという選手が来てくれます。
彼の成長のために、全力を尽くします!

指導する側される側、安易に結果を求めず本質に迫る真剣な取り組みを!

怒涛の21連勤が終わり、今日はやっと完全休養日となりました。
とはいえ、スケジュール帳を見ると29日に行う『西本走り体験会』まで、定休日を除き、既にほとんど予約が入っているので、最後まで気の抜けない生活が続きそうです。

今朝も、海外でサッカーをやっている選手から、ケガをした膝の状態が万全にならないと、そのケアとトレーニングの指導を受けたいという依頼がありました。

私の存在は、そういう選手たちにとって駆け込み寺の様相を呈してきました。

既に現場を離れて6年ほどになりますが、組織の中で仕事をしていた頃のように、本気で私と向き合っていないことが明らかな選手がいると分かっている環境下で仕事をしているより、今の様に、私という人間に対し本気で向き合い、これまで何の縁がなかった選手であっても、大きな期待と、すでに信頼という言葉さえ使ってもいいような関係性を感じられることに、大きなやりがいと責任を感じています。

また、トレーナーという仕事の宿命でしょうか、元サンフレッチェのから始まり、元三菱野球部の、元ヴィッセル神戸の、元佐々岡投手の、元川崎フロンターレのと、必ず組織の名前があってから、その後に『西本直』という名前が出て来るのが常でした。

それが60歳という年齢と、それぞれの現場を離れてからの年数が長くなったことや、サッカーや野球だけではなく、さまざまな競技スポーツ選手を相手に仕事をするようになって、やっと最近『広島に西本という人が居る』と、言ってもらえるようになってきました。

色々な意味で以前に比べると肩の力が抜けてきたというか、以前の私を知る人たちからは「丸くなりましたね」と言われることが多くなってきました。
そうは言いながら、最近縁ができた人たちからすると、こんなに熱く情熱的な人には出会ったことが無いと言われるのですから、過去の私は一体どんな風に思われていたのかと、我ながら恐ろしいほどです(笑)

さて、ここ最近の仕事はセミナーの講師や個人指導といった、現場に近い仕事を多くさせてもらっています。

そんな中気になったことがありました。
それは私が西本塾で指導したことのある人たちから、直接指導を受けたことがあるという人たちと接する機会があり、話を聞くと、私が本当に伝えたかったことが正しく伝わっていないのでは、ということです。


特に『走るという行為の体の使い方』について、どうしても書いておかなければならないと、今日の記事を書いています。

西本塾生に限らず、それこそ数えきれないほど数の人たちが、パーソナルトレーナーやその他の呼称で指導をしています。
それぞれが工夫をして独自性をアピールしていますが、そういうドリルというかやり方の、最終的な目的は皆同じだと思うのですが、目的ではなく、なぜそのドリルが体の動きを改善してくれるのか、もっと言えばそれらは人間という動物の本来の体の使い方に合致しているのかを、きちんと理解して指導しているのだろうかという点です。

指導される側にも同じことが言えて、もちろん指導する側を信じて取り組んでいることだとは思いますが、枝葉の結果を求めて、『人間の体はね・・・』という本質に目を向けているのだろうかと、少し心配になってしまいます。

このことは私が直接指導をしている方にもいえることです、そのことが一番大切なことだと思って話を聞いてくれているだろうかと。

特に走るという行為は、おそらく取り組まない競技はないというほど必要とされている動作です。

誰でもができるけれど、異論はあるでしょうが、これほど本質から逸脱した使い方をしている動きはないと私は考えます。

細かい説明は過去何度も書いてきたので、それらをすべて読んでほしいと思います。

話を戻して、私の指導を受けた人から指導を受けているという人と話をすると、まさに本質論が抜け落ちていると言わざるを得ないのです。

体の使い方を指導しているという意味では同じなのですが、なぜそうすることが有効なのか、なぜこれを人間の体の仕組みに沿った効率的な使い方だと言えるのか、せめてそこまでは理解させる指導をしてほしいのです。

もっと言えば、なぜ私が既存の誰でも行っている走り方に疑問を持ったのかという所までは指導する側には理解してほしいと思います。

そのためには、ここからが本題のような話になるのですが、『我々人間という動物は、進化の過程で、元々は四足動物の一種だった』という事実に遡らなければならないのです。

その一つの証明として、寛骨に関節している大腿骨の形状が、現在も四足動物であるチータやライオンと同じであるという事実です。

その大腿骨の形状は、真っ直ぐではなく、先端が折れ曲がり角度がついて寛骨にはまり込んでいる形状となっています。
こうでなければ四足動物はチータのように、地球上で最も速いスピードで走ることが出来るどころか、上手く歩くことさえ難しいと思います。

そのクランク状に関節された機能を残したまま、我々人間は立ち上がり二足歩行の動物へと進化していったというわけです。
しかし、そんなことを考えて歩き、走っている人などいません、歩けて当たり前走れて当たり前、速く走るためには太ももを引き上げ、膝から下を大きく振り出し、強く地面を蹴ってストライドを広げ、その動きを早くするために肘を曲げ腕を振ってピッチを上げることで、ストライド×ピッチの積こそがスピードであり、唯一無二の方法であるかのような固定概念を持たされています。

その結果として四足動物には起こりえない、肉離れ等の筋肉トラブルに悩まされているのが我々人間の現状です。

人間も四足歩行の動物と同じ股関節の形状であるのなら、二足歩行となった我々人間も、その形状を生かした使い方を踏襲すればよいだけではないか、創造主である大きな力を持った存在がいたとしたら、我々に二足歩行を許したとき、今の使い方を想定していたのだろうかと思うのです。

それを形にしたのが、今私が提唱している、通称『西本走り』と呼ばれている体の使い方です。

ですから私は、先人の体の使い方がこうだったとか、古の達人と呼ばれる人たちの体の使い方を検証していったのではなく、単純に地球上に存在させてもらっている動物の一種としての効率的な体の使い方を探し続けてきたというだけの話です。

ですから私が発見したとか、私にしかできないとか、そういった類いのものでは決してありません。

やってみれば誰にでも分かることで、頭で考える大人には難しいことに感じても、先日指導させてもらった小学生や中学生たちにとっては、今までとは違うというだけで、何の抵抗もなく受け入れられるのです。

たしかに子供たちを指導する際に、こんな分かったような分からないような、訳知り顔の大人たちには理屈とも思ってもらえないような話をしても、理解されないのが当然かもしれません。

限られた時間の中で、『スゲー』『おもしれー』と、明日につながるインパクトを残さなければなりませんでした。
それができたのは、『FCしらゆりシーガルス』の監督である『一場哲宏』さんとの存在があり、継続した指導が期待できたからです。

私から学んだ人たちが、その部分まで踏み込んだ指導をするとも思えません。

彼らと私の決定的な違いは、人間以外に肉離れをする動物がいないのは何故、という素朴な疑問から始まり、現状の走り方が本当に正しいのか、そうでないとしたらどういう体の使い方をすることが、人間の体の仕組みに沿ったものなのか、そして、それを行うことが本当にスポーツ動作に有効なのかと、一歩一歩検証しながら作り上げてきたものだということです。

その意味では私という一風変わった発想の人間でしか考え付かないような過程をたどって導き出された、歩く走るという行為は、たんに移動の手段であるという根本に立ち返り、そこに現代の競技スポーツという概念を加えてなお、最も効率的な体の使い方であると信じるに足りるものだと確信した、私という人間が作り上げてきた発想と、たんにそれを学びひとつの方法論としてとらえている人たちの違いだと考えています。

『骨盤を縦に使う』という言葉から、まずは戸惑うことでしょう、では自分たちの骨盤はどういう動きをしているのか、考えたこともないでしょう。

それら一つ一つを、形で覚えるのではなく、なぜこういう発想に至ったのかという本質的な部分に目を向けることなく、どうやったら楽に走れるか、どうやったら速く走れるかといった枝葉の部分を求めあっている限り、私の伝えたかったことが正しく広がっていくことはないでしょう。

これまでの伝え方指導の仕方が間違っていたのかもしれません。

この最近は、本質的な部分を飛ばして方法論を求める人には指導しないことにしています。
良かれと思って指導したことで、逆に相手を混乱させ結果に結びつかないことにならないようにするためです。

これから指導を受ける方、そして、これまで直接指導を受けてくれた方、もう一度よく考えてください。
本質的な部分が理解されていなければ、方法論などまさに机上の空論です。
真剣な取り組みを切に期待します。

この走るという行為の体の使い方が、一見関係なさそうに見える『競輪』という競技の、ピストと呼ばれる、直結の自転車をいかに効率よく力強く走らせるかという動作と、まったく同じだということを、何人かの競輪選手に指導させてもらっています。

彼らこそ、私から枝葉の動きではなく、体の使い方、伸展から伸展という人間本来の効率的な連係・連動を学んでくれています。

残り2週間、私の元を訪れる選手たちとともに、本質を求める作業を続けていきます。

よしこれで、今日やることはお終い、後はゆっくり過ごして明日からに備えます。

指導は真剣勝負です。

11月26日月曜日から始まった、実質完全休養日なしの20連勤も、明日土曜日で最終日を迎えようとしています。

大げさな言い方をしていますが、私にとってはかなりのハードワークで、途中2度にわたる大阪と東京でのセミナーの講師を始め、精神的にも肉体的にも全力を振り絞った20日間でした。

その最後となる明日は、私にとって今年の大きな出来事の一つである、スラックラインの三由野さんとの出会いから関係が発展し、周南市で行われる『スラックライン+VR』医学的検証プロジェクトという、何とも難しいタイトルの集まりに、パネラーと言うのでしょうか、参加者からの質問だったり、進行役の三由さんから振られた話題に、スポーツトレーナーとしての見地から話をしてほしいという依頼を受けて参加することになっています。

ポスターに書かれた企画意図には、
『周南市の地域づくり事業「共生プロジェクト」に採択された「スラックライン+VR」チームはこれまでの事業者間の枠組みを超えた活動を目指しており、世界から注目を集めるアクティビティ研究をオープンにすることにより、あらゆるジャンルの研究テーマを提供します。』
という文章が添えられているのです。

スラックラインに対して素人同然の私が、いきなりこのプロジェクトの一員として、研究に参画するなど、『山口ゆめ花博』で、三由さんに出会った時には想像どころか夢にも思いませんでした。

私にとっては未知の分野、と言いながら、多分そんなことであろうという私の想像で、具体的にはまったく伺っていないと言った方が正しいかもしれません。

一昨日になって、トークセッションの中で、15分から30分くらいで、スラックラインを施術やトレーニングの指導にどう生かすかというテーマで話をして欲しいという依頼まで来てしまいました。
話をすることに関しては、自分の頭の中にあることを言葉にするだけですから、特に何の準備もいらないとはいえ、この展開には正直驚き以外に言葉が見つかりません。

加えて、翌16日にも周南で一泊した後、午前中にプロジェクトに参加している地元の沼田医師や作業療法士の方と、今後スラックラインをどのように活用していくかをディスカッションして欲しいということまで頼まれてしまいました、21連勤決定です(汗)

兎にも角にも、せっかく頂いた機会です、新たな世界に踏み込んでいきたいと思います。

さて、今月も半月を残すばかりとなりましたが、まだまだ仕事は続きます。
そのメインとなるのが、トレーニングの個人指導を受けたいと各地からやってくる選手たちと、やっと声がかかったかという地元の高校からのチームとしての指導です。

サッカー選手として最も基本的な体の使い方を学びたい、ほとんどの選手の目的はそこにあります。
やっと私の言っていることの意味が伝わってきたようです。

技術戦術を発揮できるようになるためには、まず自分の体を自分の思ったように動かすことのできる能力が必要なことは、誰が考えても分かると思うのですが、ではその能力を身につけるためにはどうすれば良いのかという大命題に、真剣に取り組んでこなかったというか、どうすれば良いのか分からなかったから、気づかないふりをしていたのかもしれません。

近年そういう分野に目を向け、指導する人も増えてきているようですが、私の目には枝葉の方法論にしか見えず、口癖となっている『人間の体はね・・・』に続く、根源的な内容から指導しているようには見えません。

確かに不特定多数を相手に指導するのであれば、○○トレーニングと称して形を指導できるものの方が簡単ですが、そんなことで人間の体の本質に迫ることなどできるわけがありません。

私は基本個人に対してしか指導をしませんが、相手の人生さえ左右しかねない大きな結果責任を考えると当然のことだと思います。

そんな中、倉本和昌さん主催のセミナーに講師として参加させてもらっていますが、倉本さん一人の力では限りがあることを、多くの人に学んでいただき、共有していくことで、広く正しい指導法が広がって行き、ひいては日本のサッカー選手が世界に通用するのが当たり前となる日を現実にしようとしています。

その大きな目標に向かうためには、私の『人間の体はね』の知識と経験が欠かすことのできないものであると確信してくれたのです。

セミナーを通して感じることは、受講者の熱意というか、学ぶ姿勢には敬意を評しながら、すべてとは言いませんが知識や経験から紡ぎ出されたノウハウを、聞けば教えてくれるという感覚になっている人が多いのではないかということです。

特に私が担当している分野は、受講者にとっては目から鱗というか、これまで気づかなかったことばかりです、という感想がほとんどです。

それは仕方がないとしても、特に走るという行為の体の使い方に関しては、まだ話を聞く前から答えを求める質問をしてきたり、短い時間ではありますが実技を行なった後、すぐにその効果を聞いてきたりと、「まずはやってみて、自分はどう思ったか」という、質問する側の最低限の努力もすることなく、簡単に質問という形で言葉に出してしまう人が多いことが残念でなりません。

何度も書いてきましたが、質問するためにはそれ相応の準備が必要です、そして私が身を乗り出して答えたくなるような質問の内容を期待します。

ネットで調べれば何でも答えが書いてある、誰かに聞けば答えてくれる、そんな時代に生まれ育った人たちの共通した認識なのでしょうか。

私が今あるのは、誰にも答えを求めるのではなく、目の前にいる選手や体の不調を訴える患者さんのために、自分は何ができるかを常に考え続けてきたからです。

学ぶべき相手は目の前にいる人間そのものなのです。

私から指導を受けた人たちが、各地で指導をしていることは知っています。
しかし、彼らが教えていることは、私が一番伝えたかった、分かって欲しかった『人間の体はね』に続く内容なのでしょうか。

相手がそこまで求めていない、そんな話をする時間がない、結果を求められているからそれに応えているだけ、そんな感覚だったとしたら、それらは私が伝えた西本理論ではないことを、彼らの指導を受けた方々には申し訳ないですが、はっきりと言っておかなければなりません。

私はそのことを常に考え続けています、安易な指導はしていません。

残り2週間、私の指導を受けにきてくれる皆さん、覚悟はいいですか、私は安易な気持ちで選手に向き合うことはありません。

少しでも上手くなりたい、体の動きを学びたい、しっかりした目的意識を持って私の前に立ってください。

皆さん一人一人のために、正しいことを正しいと分かるように伝えます。

29日に行う『西本走り体験会』、10時から座学、13時から実技を行います、多くの方に参加していただきたいと思います。

何かに突き動かされて。

広島へ向かう新幹線が走り出しました。

今回の出張は土曜日に行った、神奈川県伊勢原市に拠点を置くFCしらゆりシーガルスの『一場哲宏』さんの招きを受け、小学5年生から中学1年生約60人を相手の指導から始まりました。

2グループに分け、それぞれ1時間ずつの指導でした。
大きく3つのテーマで指導しましたが、まずはサッカー選手にとって最も必要とされる、90分間頭と体を動かし続ける事が出来るようになるために、どういう体の使い方で走るのかということから始めました。

続いて、いわゆるフィジカルコンタクト、体のぶつかり合いの中で、体の大きさや、たんなる筋力の強さではなく、伸筋の特性を活かしたぶつかり方をする方法へと続き、さらには大腿骨の大転子の位置を相手の大転子の下にあてがうことで、不思議のほど楽に相手の動きをコントロールできることなど、体の大小に関係なく、十分戦えることを実感してもらいました。

子供たちは正直です、私の伝えたいことに興味を示さなければ、大人数をコントロールすることはできなかったでしょう。

それが1時間の間、「スゲェー」とか「おもしれー」と本当に楽しそうに取り組んでくれ、周りで見ている大人たちが驚くほどの変化を見せてくれました。

私のやっていることは客観性がないとか、数値で評価できないとか言われることが多いですが、まさにそんなことなどまったく関係なく、現実として子供たちの動きがみるみるうちに変化していく、効果的な指導であることは誰の目にも明らかだったと思います。

その後の懇親会でも新たな出会いがあり、楽しい話がたくさん出来ました。

そして昨日の夜の部、今日の午前中と夜の部と、息つく間もなく4時間の講義を話し続けました。

今朝ホテルで、このセミナーの主催者である『倉本和昌』さんと朝食を摂りながら話をしました。

正直彼が掲げる世界に通用するサッカー選手を育てるという大きな目標を達成するために、私がどれだけお役に立てるのか、この仕事の依頼を受けた昨年の暮れには、まったくイメージが湧きませんでした。

それが6ヶ月コースの4回目のゲスト講師として、1期の前の0期と称して5月と6月に講師を務め、今回本格的にスタートした1期のセミナーでも講師を務めさせていただき、沢山の心ある指導者の皆さんと出会ったことで、私の中でのこの仕事の意味が、明確になった気がしました。

5年前、色々な思いが交錯する中、新しい施設を立ち上げ、『西本塾』と称して、私の経験や実践を伝える活動も始めましたが、倉本さんほどの将来的な目標やビジョンがあったかと問われたら、恥ずかしながらそこまでのことは考えていませんでしたとしか答えられません。

その塾生の二期生でもある倉本さんの真剣な思いに、少しでもお役に立てるのならと引き受けた講師という仕事でしたが、回を重ねるごとに私の立場が明確になり、責任の重さを感じるようになりました。

勉強熱心な受講者の皆さんが、私と同じような立場の方の講習会に参加して得ている内容が、本当に正しいことを伝えられているのか、すべて納得できる内容なのか
、聞けば聞くほど知れば知るほど、素直に頷けないことが多いことを感じさせられました。

なんとかして本質を知ってほしい、それができるのはやはり私しかいない、もう引き返すことができない使命感さえかんじています。

そうでなければ、学んだ彼らの指導を受ける選手たちが可哀想です。

これまではそんなことを考えたとしても、私に何ができるのか、具体的な行動も起こせないもどかしさに、考えないようにしていたというのが本音だったかもしれません。

しかし、もう倉本さんの壮大な計画に、どっぷりと足を踏み込んでしまっていることに気付きました。

60歳となった今、息子のような孫のような年齢差の指導者や選手たちと、対等以上のパフォーマンスを見せながら指導できるのも後何年でしょうか。

もう後戻りはできません、私が知ってしまった『人間の体はね・・・』に続く『効率的な体の使い方』という大命題を広く伝えていかなければなりません。

そのためには私自身が学びを深め、世の中の常識や固定概念を覆す勢いで走り続けなければならないという覚悟を決めました。

中途半端な指導を受け、それらがさも本質であるかの様な錯覚に陥っている人たちの目を開かせ、またそれに気付くことなく、固定概念の中で安閑としている人たちも含め、どこまで達成出来るか分かりませんが、本気で世の中を変えてやろうと強く思っています。

興奮冷めやらずで、新幹線の車中で記事を書きましたが、私をその気にさせてくれた倉本さん、受講生の皆さん、そして、しらゆりの子供たち、この三日間本当にありがとうございました!

広島では午後から私を待ってくれている人がいます。
体はきついですが、しっかり信頼に応えたいと思います!

明日からの3日間、子供たちとその指導者のみなさんのために精一杯伝えてきます!

今日は12月7日、あっという間に今年も残すところ1か月を切ってしまいました。

今月は、西本塾生でもある『倉本和昌』さんの主宰する、『世界に通用する!チームの勝利と個人の育成が両立できるサッカーコーチ養成セミナー』の講師を務めるために、先週は大阪へ、そして明日からは東京へと出かけていきます。

このセミナーは、今年の5月と6月に同じく東京と大阪で行われたものと同じで、6か月コースの第4回を私が外部講師として担当しているものです。

前回は初めての経験だったこともあり、また対象がサッカーの育成年代の指導者という限定された人たちであり、私が伝えるべき内容も絞りやすいと言えばそうだし、逆に言えばどこまで踏み込んでいけばいいのか、試行錯誤のスタートでした。

さらには西本塾のように、私の話を聞きたい私から何かを学びたいという人が対象ではなく、あくまでも倉本さんのセミナーの一端を担う外部講師であるという立場が、いつもの西本塾ような調子では成立しないことも分かっていました。

その証拠にというわけではありませんが、前回も受講してくれた方から今回受けた質問の中には、すでに伝えたことを真剣に継続してくれていれば、そんな質問が出るはずがないというレベルのものがあって、これが西本塾であれば、私はもっと感情的になって言葉を返してしまったかもしれないという状況もありました。

逆にこの半年間、伝えたことをそれぞれの環境で活かし継続してくれて、指導しているチームや個人に大きな変化があったという嬉しい報告もありました。

私にできることは、せっかく与えられた指導者の方に直接伝えるという機会を無駄にしないよう、学んだことを実行してみよう、子供たちと一緒に取り組んでみようと思ってもらえる内容にすることだと改めて感じました。

東京での3コースの受講者の皆さんには、初めてお会いする方、2回目の方が混ざっていますが、そのどちらにも大きな気づきが与えられるように、もう一工夫しなければと意気込んでいます。

また日曜の夜のコースから始まるのですが、前日となる明日土曜日にも、神奈川県伊勢原市にある『FCしらゆりシーガルズ』の監督である『一場哲宏』さんの依頼を受け、子供たちを対象に指導する機会を与えていただきました。

一場さんは前回の東京でのセミナーを受講してくれた一人でした。

FBを通じて一場さんの活動を知り、毎日更新される内容に、指導者として子供たちへの深い愛情を感じ、ついでのようで申し訳ないですが、東京に入る前日に指導させていただけないかと、こちらからお願いしたところ、快く承知していただき段取りをつけていただいてのことでした。

これまで小学生や中学生の団体を指導したことがありませんので、どんな反応が返ってくるか少し不安なところもあるのですが、少しでもお役にたてるよう頑張ってみようと思います。

2グループに分かれて1時間ずつのレッスンになるのですが、短い時間で効率良く進められるように一場さんと相談してテーマを絞っています。

まず一つ目はサッカー選手にとって最も必要なフィジカルの能力である、それぞれの年代で違うとは思いますが、決められた時間の中で頭と体を動かし続けることが出来るための効率的な走り方、二つ目は体のサイズの大小ではなく、使い方という概念で、いわゆるぶつかり合いにも勝つことが出来ることを実感してもらう、そして同じく体が小さくても、逆に言えば体が小さいことがアドバンテージになることもあるという体の使い方があるということを伝えたいと思います。

私自身がそうでしたが、運動能力にはそれなりに自信があったにもかかわらず、小学校から中学、そして高校と年代が上がるにつれ体格差という壁を越えられず、結局選手としての足跡すら残せないままスポーツを離れてしまった経験から、ずっと考え続けてきたことが、今色々なところでお役にたてる指導ができるようになりました。

子供たちはこれから成長していくわけで、今集団の中で比較して大きいとか小さいとか思っていても、数年後には逆転しているかもしれませんし、まったく想像もできないことです。

しかし、小さくてもできる、また大きくても上には上がいるわけで、いつまでも自分が大きいとは思っていられないということを理解し、大きい小さい関係なく体の使い方という視点で、『体づくりではなく動き作り』という概念を持ってさえいれば、どんな状況になっても努力が報われることを知ってほしいと思います。

1時間という短い時間ですが、どれだけ子供たちを本気にさせられるか、私のこれまでの経験と指導力が試される緊張の時間となりそうです。

また今月は高校生からプロの選手まで男子だけではなく女子の選手からも指導を依頼されています。
基本的には伝えることは同じ、どんなレベルの選手であっても、私の考え方を取り入れドリルを継続することで、必ず成長できることを実感してもらいたいと思っています。

その中でも、『伸展から伸展』という関節の運動の基本中の基本の使い方を、それぞれのレベルに合わせてどう伝えるかが、今の私の指導のカギとなっています。

例えばサッカー選手がボールを蹴る動作、最終的には膝関節の伸展動作であることは誰にでも理解できると思うのですが、その関節運動を行ってくれている『大腿四頭筋』が、膝関節を伸展する直前に、股関節を屈曲するために使われてしまっていることに気付いている選手はほとんどいません。

大腿四頭筋が、股関節と膝関節の二つの関節の運動を受け持つ『二関節筋』であるという事実があまりにも理解されていないことに、正直私自身驚いています。

3・5・7理論を応用して、股関節屈曲からの膝関節伸展が、大腿四頭筋にとってどれだけ大きな負荷となっているか、それはボールを蹴る動作はもちろん、膝を引き上げ膝を振り出してストライドを広げ、その状態で着地させるという、一般的に正しいと思われている走るという行為の矛盾に繋がっていき、では効率的な走り方とはという話に発展させているのです。

また現在試行錯誤が続いている競輪選手の指導でも、まったく同じ理屈が成り立っています。
競輪の自転車は、ペダルとタイヤが回転する動きがイコールで、我々が乗る自転車のように足を止めてもタイヤが回り続けるという構造になっていません。

常にペダルを踏み続けなければならない訳です、逆に言えば止まりたくても勢いのついたタイヤの回転を足で止めるわけにはいかないということです。

そしてペダルと足は固定されていますから、踏み込むときにも膝を引き上げる時にもペダルには負荷をかけることが出来、タイヤを回す推進力を得ることが出来ます。

このため、いわゆる屈筋と伸筋の関係で言うと、『瞬発力・最大筋力・筋持久力』と筋力の要素のどれをとっても伸筋が優位であることが理解できていないため、ついつい自己満足の頑張った感がある、屈筋を使ってハンドルを引き込み、膝を引き上げる動きこそがスピードを上げる絶対条件であると思い込んでいる選手が殆んどなのです。

そのことを確実に理解してもらうと、背中側の筋肉を収縮させ背骨を反らすという動きに連動して膝関節が伸展する、ペダルをしっかり踏み込むことで推進力を得るという本来の動きになっていきます。

それを股関節を屈曲して膝を抱え込む動きを行ってしまうと、3・5・7理論で言う3の方向へ収縮された状態の大腿四頭筋の筋原線維である『アクチン繊維』と『ミオシン繊維』が、膝関節の伸展のために、もう残りがほとんどない3の方向への収縮をさらに行わなければならないため、とてつもなく大きな負荷を受けてしまい、加速しようにも加速しない、加速したように感じても維持できないということになってしまいます。

それを筋力トレーニングで、また普段の練習で、それに耐えられる筋力を養おうでは絶対にに無理なのです。

例えばスクワットを行ってもらう時、股関節を屈曲して膝関節を伸展させるという意識の使い方ではなく、しゃがみ込む際には広背筋に頑張ってもらい、背中を反らし背中の伸展で重さを受け止め、立ち上がるときにのみ太腿の前側の大腿四頭筋を意識して、膝関節の伸展を行うという意識を持ってもらっています。

私は背中側で補助の体勢を取りながら、しゃがみ込む際に『背中』立ち上がるときに『膝』『背中、膝』と声をかけて、動きの意識を持ってもらうことで、実際の自転車のペダリングとシンクロさせてもらっています。

自転車のペダリングとサッカーのキックの動作がまったく同じ意識下で行われているというのはこういうことです。

私の中ではきちんと整理され言語化もされていることですが、一般に言われている常識や固定概念とはかけ離れているところもあって、すぐに分かった出来たと納得してもらうことは難しいですが、『それが体の仕組みです』としか言いようがないほど基本的なことです。

このことはある程度の年齢になった選手や、一定のレベル以上に自分がいると思っている選手たちは、なかなか意識改革が難しいようで、そのことが私から言わせてもらうと選手の成長を妨げているように思います。

明日指導させてもらうような、小学生や中学1年生くらいの子供たちなら、理屈は別として実際にやってみて『なるほど』と思ってくれれば、当たり前のこととして受け入れ、身に付いていくのだと思います。

だからこそ育成年代の指導者の方々に私の考えを学んでほしいと思っています。

明日からの3日間、正しいことは正しいと独りよがりにならないよう、相手のためになる伝え方、指導をしてきたいと思います。

皆さんにお会いすることを楽しみにしています!


プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
日々の気づきやブログの更新情報はツイッターに書いていますので、チェックしてみてください。
2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
「西本塾」と「深める会」を開催しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報・募集中」をご覧ください.
「1回5分体が喜ぶ健康術」はアマゾンで在庫切れのことが多く、購入希望の方にはご迷惑をおかけしています。
出版元からの購入は可能ですので、ガリバープロダクツ(代)082-240-0768までお問い合わせください。

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