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セミナー受講者からいただいた感想から『理解』という言葉の意味を考えました。

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。

今年も残すところ今日を含めて後4日、早いところでは昨日が仕事納めで、1月5日まで9連休と言う会社もあるようですが、私は明日の午後に行う『走り体験会』をもって、今年の締めくくりとさせていただいています。

ブログもなんだかんだと書き続けていますが、今年の更新これで最後になると思います。

今日テーマとするのは、先日大阪で行ったセミナーを受講してくださった方からメールで感想を届けていただき、これはご本人だけではなく、私の指導を受けて頂いた方全てに伝えておかなければならない重要なことだと思ったからです。

私が直接指導した皆さんに求めている『理解』という言葉の意味を、それぞれの方がどう捉えているか、伝える側と受け取る側でその意味が共有されているのか、また私が発した言葉を皆さんがどう受け止め、どう理解しようとしているのか、そのことを整理しておく良い機会だと思いました。

以下、頂いたメールの一部内容を引用させていただきます。

講座では、屈筋よりも伸筋を使うことで力がより発揮されること、力を入れずにぶつかった方が痛くないことなど、自分の直感に反することが次々に起き、驚きの連続でした。

効率的な走り方につきましても、自分でも実践したいと思いDVDも購入させて頂き、見よう見まねでやってみています。

ただ、DVDについていた紙にある「基本的なことばかりですが、ここに収録された内容を理解していただき、実践できるようにならなければ、ご自分の動きを変えることはもちろん、正しく指導できるわけがありません。」という先生のコメントを読むにつけ、「何をもって理解したと言えるのか?」・「どのタイミングで指導を始めれば良いのか?」といった不安を感じたのも事実です。

先日、講座のウェブミーティングがありましたので、上記のような不安をメンバーに打ち明けたところ、既に練習に取り入れているメンバーから「自分のやり方が正しいのか不安になるので、選手たちと一緒に映像を観ている。」というようなコメントも頂きましたし、分からないこともあるし、正しいやり方でできているのかも分からないが、まずは自分も選手たちも続けることを優先してやってみることが大切だということを共有しました。

自分も分からないなりにまずは続けてみようという気持ちになりましたし、自分の動きがどう変わるのか、選手たちの動きがどう変わるのか、楽しみになりました。

指導者でありながら人間の身体について全然分かっていなかった自分にとって、このように考えるきっかけを与えてくださった先生との出会いはとても貴重なものでした。

今後は、先生のおっしゃっていた「選手の身体を壊すのは指導者です」という言葉を忘れることなく指導にあたりたいと思います。


『理解』という言葉の意味は多岐に渡り、この言葉の概念を共有することはとても難しいことなのだと、再認識しました。

私が担当させていただいた4時間、初めて受講された方にとっては俄かに信じがたい、これまで経験してきたことで構成された既成概念や固定概念からは想像すらできないものばかりだったと思います。

しかし冒頭でもお話ししたと思うのですが、私がお話ししたことは私が考え出したとか、私しか知らない私しかできないなどと言うことは何一つないのです。

4時間が過ぎた時には、なんだそういうことだったのかと思っていただければいいだけのことです。

にもかかわらず、頂いたような感想をほとんどの方から聞くことになります。

セミナーの4時間が、丸二日かけて伝えている『西本塾』であっても感想は同じで、目から鱗だとか、これまで全く知らなかったという反応が返ってきます。

極論になりますが、この現状を変えるために私が声を挙げているということなのだと思います。

DVDを購入して頂いた際に添付している添え書きに、「基本的なことばかりですが、ここに収録された内容を理解していただき、実践できるようにならなければ、ご自分の動きを変えることはもちろん、正しく指導できるわけがありません。」と書かせていただいていますが、ここで使っている『理解』と言う言葉こそが、固定概念の中では伝えきれない私の思いを集約したものなのです。

勿論短い文章の中でそれが伝わらないことは承知していますが、私が『理解』という言葉を使っている意味は、私の考え方や実際に体を使って行う各種のドリル、また最終的な走るという行為に至るまで、それらが特別なものではなく、実際に継続して取り組んでいる間に、過去行ってきた体の使い方の方が作為的で難しいことで、これらの動きを行うことの方が自然で、体に優しいものであるということに気付いて欲しいということなのです。

もちろんこれまで見たことも聞いたこともない考え方であり体の使い方ですから、頭で理解するのは難しいと思いますし、実際に体を動かすこともにも違和感はあると思います。

それをまずは頭で理解してなどと思わずに、ひたすらDVDをお手本に体を動かし続けて欲しいのです。

『理解』以前の『分かったとか出来た』という言葉も必要ありません、とにかく見よう見まねで結構ですから継続して頂きたいのです。

何か月先になるかは分かりませんが、そんな期限を決めて結果を求めるのではなく、気がつけばそれが当たり前のことになって、特別なことをしているという意識が消えて欲しいのです。

そうなってくると、他のチームに比べて特別な筋トレをやっているわけでもないし、体が大きな選手を並べているわけでもないし、スピードが速い選手を並べているわけでもないのに、気がつけば大きな選手に当たり負けしなくなっていたり、一歩目のスタートが速くなっていたりと、サッカー選手にとって必要な要素が改善されていくという結果が後からついてくるのです。

どれくらいの期間が必要ですかと言う質問もよく受けますが、そこに気持ちが行き過ぎるから、人間の体が持って生まれた効率的でかつ効果的な体の使い方というシンプルな部分を見落としてしまうのです。

私の話を聞いて取り組みを始めてくれている指導者の方も、自分のやっていること指導していることが本当に正しいのか、自信がないという方が殆んどです。

それが正しい感想だと思います、分かった出来た完全に理解したなどという言葉に翻弄される必要はないのです。

フライングバックトレーニング(FBT)にしても、走りのドリルにしても、最低限押さえて欲しいことはセミナーの中でも手取り足取り、それぞれの体で体験して頂いたと思いますし、DVDでも動画の中で解説も入れています。

その最低限知っておいてほしいことから逸脱しなければ、とりあえずは間違いではないのです。

セミナーに参加されたり、西本塾に参加して頂いたみなさんは、本当に学ぶことに貪欲で、その真剣さは驚くばかりです。

ですから直接指導させていただける機会では、どんなに言葉を尽くしても動画を見て頂いても伝えきれない、体そのものの機能や動きの感覚については、体をぶつけ合ったり背骨を直接動かしてあげることで少しでも体そのものが感覚できるように工夫もしています。

それでも伝えきれないのが生身の人間の体の不思議な部分です。

言葉で説明しきれないことは山ほどあります、いえ私が追い求めてきた世界の中ではそういう部分の方が遥かに多いと思います。

私自身がそういう状態なのですから、皆さんには私が伝えたことを『完全に理解した』という言い方を頂点として、『分かった出来た、自信を持って指導できる』という言葉も、一度固定概念から外していただいて、「人間の体はこういう風に使うと楽に動けるんだ」くらいの気持ちで取り組んで頂ければと思います。

それだけで十分に、私が冒頭皆さんに投げかけた、「選手の身体を壊すのは指導者です」という厳しい言葉に、対応できる指導が出来るのではないかと思います。

感想を届けて頂いたことで、多くの方が立ち止まっている『理解』という言葉の意味を、私なりにお話しすることが出来ました。

自分の考えを自分以外の人間に伝えるということがどれだけ難しいことか、この6年間切実に感じてきました。

今日文章に出来たことで、これから先伝える機会があった際には、お互いが共有できる部分を増やしていけそうな気がします。

今年も色々ありました、たくさんの出会いもあり、分かれもあったと思います。
出会いは一期一会なら、分かれも永遠ではないと思います、またどこかで道が重なるとき、これまで以上の何かを感じて頂ける存在になれるよう、毎度勝手な言い分ですが『自己評価』を向上させる努力を続けて行きたいと思います。

来年が皆さんにとって素晴らしい年になりますように、今年も一年間ありがとうございました。

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常磐大学高校サッカー部の指導に行ってきました。

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。

今月に入って大阪、そして水戸から東京への出張も終わり、通常の生活に戻ってと言いたいところなのですが、大阪の初日から体調を崩してしまい、未だに完全回復とはいかず、今日は臨時休業にして自宅でゆっくり過ごしています。

と言いながらこうしてブログを書いているので、寝込んでしまっている状況は脱しました。

フェイスブックで、幼馴染の同級生から、水戸で行った『常磐大学高校サッカー部』の指導報告を楽しみにしているというコメントをもらっていたので、今日はそのことについて書いていきます。

前の記事にも書きましたが、まずはこれまで縁もゆかりもなかった水戸と言う土地、そして常磐大学高校にどうして指導に伺うことになったかということですが、東京で行うセミナーが日曜日の夜コースが最初で、通常なら当日に移動と言うことで十分に間に合うのですが、普段出不精と言うか、余程の用事がない限り広島を離れることのない私が、仕事とはいえ東京に行く予定が出来たので、その前日の土曜日の午後であれば、東京近郊で、個人であれチームであれ、指導を受けたいという希望があれば申し出てください、と言う告知をさせてもらいました。

それも基本的には早い者勝ちで、最初に声をかけてくれたところを優先しますという言葉も加えていました。

それにいち早く反応してくれたのが、今回指導した高校サッカー部、それも指導者の方ではなく部員の保護者の方からの連絡でした。
水戸は東京近郊とは言い難い距離のところでしたが(笑)

こういう場合、指導者としては一保護者が勝手にアクションを起こしたことに、良い顔をされないどころか、自分の許可なくそういう行動に打って出たことで、逆にへそを曲げ指導は実現しないのではないかと思いました。

そのことを一番心配した私は、まずは指導者の方に事情を説明し、私の存在を知っていて、それが実現することを指導者自身が望んでいることを確認して欲しいというお願いをしました。

残念ながら当日グランドでお会いするまでは、指導者の方と直接のやり取りはありませんでしたが、初対面の印象でこの人なら大丈夫だと確信しました。

また、コンタクトを取ってくれた保護者の方は初対面ではなく、7年近く前になりますが、広島に帰ってきて2か月ほど経ったときだったでしょうか、つくばのトラウムトレーニングの施設でミニ講習会を行った際に参加して頂いていた、当時小学生だった選手の保護者の方だったのです。

それ以来私の発信する文章も読んで頂いていて、東京駅まで車で迎えに来ていただいて水戸までの1時間半の間も、私から見れば初対面のはずなのに、普通に色々な話が出来てあっという間に水戸に到着しました。

いつものように前置きが長いですが、ここから指導の内容の話です。

私は個人であってもチームであっても、「これが出来るようになったらこんないいことがありますよ」的な、枝葉の先に綺麗な花が咲きますというような指導をしてきませんでした。

まずは基本的な体の仕組みを知識として身に付け、それをどういう風に応用することで効率的かつ効果的な体の使い方が出来ますという所へ進み、その先にサッカーであれ他の競技であれ、それぞれに特有の競技動作に応用していくという段取り通りに指導してきたつもりです。

しかし、この1年くらいでしょうか、小学生から大学生まで、継続して指導できるという環境がないことが分かっているチームを指導する機会が増えました。

ある意味結果優先の指導をして欲しいという要望です。

私のやってきたことは正論で、正しいことを正しいと教えることに何の矛盾も感じていませんでしたし、枝葉の実利を求められることに対してこそ、そんな簡単なことではないと忸怩たる思いを禁じ得ませんでした。

しかしが多くなりますが、私の正論はさておき、せっかく指導をさせてもらえるチャンスを頂いたチームに対して、たった1回それも数時間と言う短い時間であっても、選手一人一人が、そして指導者の皆さんが、これは良いことを教えてもらった、これを継続すれば自分たちは個人としてチームとしてきっと上手になって強いチームになって行けると確信してもらえる指導でなければ私が指導に行く意味がないのではと思い始めていました。

地理的な距離は勿論ですが、近かろうが遠かろうが、お互いの一期一会のチャンスを最大限に生かしたい、そう思ったのです。

ではどうするか、私と言う存在をまったく知らず、もちろん私が教えたい内容が何であるかも想像すらできない選手や指導者の前で、これまで見たことも聞いたこともない体の使い方があるということ、それが自分たちが日々行っているサッカーと言う競技の中で、現実として何度も何度も繰り返されているプレー動作そのもので、これが出来るようになったら、この間の試合で当たり負けした選手にも負けないようになるだろうし、一歩目が遅れて競り負けた相手にも余裕でマイボールに出来そうなどと、もうワクワクするような驚きをまずは感じさせることによって、そのあと行うストレッチからウォーミングアップ、各種のドリルに対する向き合い方を変えて行こうと思ったのです。

時間の経過とともに明らかに選手の姿勢や動き方が変わってくるのが分かります、ドリルに取り組む目つきも変わってきます。
グランドいっぱいに広がった選手たちに、新たなドリルを提案するたびに近くに集まってもらいますが、その時少しでも近くで私の話を聞きたい、少しでも近くで指導されたドリルを行い自分の動きを見て欲しい、そんな気持ちを感じる選手がどんどん増えて行きます。

もちろん全員ではありませんが、そうやって変化して行った選手は必ずサッカー選手としての能力が向上しますから、斜に構えて真剣に取り組まなかった選手との差はどんどん開いていきます。

今回そんな選手はほとんどいませんでしたが、現実としてそうなるのです。

私が伝えることは基本的に3つです。

1つ目は、私が提唱する効率的な体の使い方で走るという行為を行えるようになると、90分間頭と体を動かし続ける<というサッカー選手にとって最も重要な能力が向上すること。

2つ目は、一歩目の動き出しが前後左右すべての方向に対して、スムーズに加速できるようになるため、ある地点間のスピード、例えば50メートルが5.8秒の選手がいたとして、自分が7.3秒であったとしても、それは静止した状態からヨーイドンの合図があってのスピードであって、サッカー選手に要求される今この瞬間どこへ動き出したらよいのかという判断のスピードと、その際に体をどうやって使うのかと言う、まさに私が提唱している、落下・捻転・重心移動を組み合わせた動き出しが出来れば、十分に対抗できること。

3つ目は、体を安定させる重心を、私は大腿骨の大転子部分だと定義していますが、ここを使いこなせるようになれば、外見の大きさや数値で測れる筋力に関係なく、小さな選手でも十分に戦えること、この3つです。

それを可能とするために各種のドリルを考案し、そのもっとも基本となる骨盤と背骨をしなやかに連動させることが出来るように準備しておくために行うのがFBT(フライングバックトレーニング)だという流れになっていきます。

この一連の理論の流れの見せ方を工夫したということです。

つい先ほども、指導者の方から質問のメールをいただいて返信したところです。

何度も言いましたが、この方が自分で体を動かし、選手と一緒に体をぶつけ合ってくれたからこその質問で、いつも言っている私に対する質問は、ただどうすればいいですかではなく、「自分でこう考えこう動いた、その感覚を選手たちにも伝えているが、西本さんが伝えたことと齟齬はありませんか」という、一番有難い質問のされ方でした。

だから私は指導者にこそ伝えたい、指導者にこそ選手たちと一緒に体を動かして欲しいと言い続けているのです、見ているだけでは絶対に分からない感覚がたくさんあるのですから。

既に選手たちの意識や動きそのものに変化が感じられるそうです。
もう少し近ければ、月に一度くらい指導に行きたいくらいです。

結果責任を感じない指導など意味がないと、厳しさを前面に押し出した指導をしてきましたが、今は私自身が楽しくなければ、選手たちが楽しいと感じてくれるはずがないと、大きく方向転換してしまいました。

本当に楽しく指導をさせていただきました、選手と指導者が、こんな風に真剣に向き合ってくれるチームがあるのなら、どこへでも指導に行きたいと思います。

改めて、茨城県水戸市にある『常磐大学高校サッカー部』の皆さん、労を取っていただいた保護者の鈴木さん、真剣に取り組んで頂いた顧問の竹本さん、本当にありがとうございました。

指導することは、まさに私自身の学びを深めることです。

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。

東京出張に合わせ、昨日から水戸に来ています。
昨日は常磐大学高校サッカー部の指導をさせて頂きましたが、そのことは改めて記事にします。

今日は先週大阪で行った個人指導を受けて頂いた中山さんから、詳細な報告と感想を送って頂いたので、実は今、偕楽園のバス停で水戸駅行きのバスを待っているところなのですが、何はともあれ中山さんからの報告を記事にしなくてはと、ベンチに座ってスマホに向かっています。

毎回中山さんからの報告には驚かされるのですが、私がコメントを挟むより、この文章をじっくり読んでいただければ、西本理論の中身がより理解できるのではと思います。

西本先生

大阪でのご指導ありがとうございました。
今日は水戸での出張ご指導お疲れさまでした。
指導者の方や選手たちのなんだこの動きはという驚きの顔が目に浮かびます。

練習の中では、うまくいったいかなかったの結果にフォーカスするのではなく、結果を導くためのプロセスの意識づけが正しくできているか、プロセスと結果の関係を振り返りフィードバックできているか。
そこに指導者と選手がフォーカスして取り組んで、結果の向上を目指すことがトレーニングなんだという当たり前のことを実感しました。


また、技術の中にも本質的な部分と手先足先の誤魔化しの部分があり、その区別を理解し、優先順位を決めること。
手軽な誤魔化しに逃げず、本質の部分にどれだけ地道に本気に取り組めるかが成長の鍵になると思いました。

そういうことを教えてくれる指導者はほんの一握りもない、わずか爪先ほどの稀有な存在なのでしょう。
体の動かし方に関しては、選手は自分の感覚を頼りに手探りで、懸命にがんばるだけ、指導者は自分の成功体験や教科書レベルの勉強を頼りに、選手にただ結果を求めるという関係が多いと思います。
技術の原因と結果が理解できないために、改善策はいつも「集中しろ、気合入れろ、思い切ってやれ」の精神論のみ。
なぜできないのか、どうすればできるようになるのか。
それを伝えられなければ指導ではなく単なる叱咤激励にしかならないということですね。


今回は初めての個人指導ということもあり、これまで以上に私の動きを細かく見ていただきました。
私のためのオーダーメイドの指導をいただけたと、やっぱりこの機会を逃さずお会いできてよかったとしみじみと感じています。

また、今回初めて、ボールを使ってのご指導をいただきました。
清水さんもご一緒できたことで、指導者目線と選手目線の両方の情報を詰めていただき、より理解が深まったと思います。
1対1や対面パスなどの基礎練習は、久々に部活の練習みたいですごく楽しかったです。
いつも、子どもに交じって練習させてもらえないものか。。。と考えてしまいますが、その気持ちがさらに強くなりました。


本物の技術を指導してもらえる高校生がうらやましい。倉本さんのセミナーを通じて西本先生とのご縁ができた指導者の方たちにもぜひぜひ広めてほしいです。
明日のセミナーでのご指導も頑張ってください!
またお会いできる機会を楽しみにしています。
ご指導ありがとうございました。

中山

(以下は、個人的な備忘メモになりますが、
私なりの受け止めとしてお伝えさせていただきます。
今でいうサッカーノートみたいなものですね。)

◆ウォーミングアップ
 ダイナミックなストレッチ。
 これから受ける衝撃に備え、あらかじめ刺激を与える。
 正しい姿勢で各所を連動させて刺激する。
 正しくやれば十分に全身の筋温もあがる。
 準備運動ではなく運動そのもの。

◆FBTとドリル
 FBTのやり方を理解し何度も練習してこなれてきて、やり方はもうマスターした、あとは継続のみ、の勘違い、甘すぎた。
 「これ以上いったら背骨の反りを保てなくなるギリギリの状態」のつもりが、もはや反りが保てていなかった。
 「腕の力を抜いて下ろす」のつもりが、まだまだ抜けるところがあった。
 たった一言の約束事も突き詰めようと思えばいくらでも先がある。
 一人でやっているだけでは気づけなかった甘さ。


 このタイミングでご指導を受けたからこその価値ある気づき。
 引張り出しのドリルは、自分でもまだまだ。
 ご指導のおかげで何度か手応えのある動きもできた。
 まだまだ再現性も含め課題は多いが、継続あるのみ。
 落下・捻転からの動き出しは、脱力しずぎで伸筋の出力まで抑えてしまっている。
 お行儀よくドリルをするだけではなく、自分のエンジンを使い切れるように、試行錯誤する。
 速さ、強さの表面的な結果ではなく、正しい動きの先にある本物の速さと強さを追求。

◆本物の技術
 ドリブルの仕掛け。
 フェイント主体でボールをさらして抜くようなドリブルを志向しがち。
 弱い相手にはそれでよくても強い相手には通用しない。
 相手との力関係次第というギャンブルのようなもの。中途半端な技術。
 ひところJリーグでイケイケのドリブラーが海外レベルではしゅんとおとなしくなる例が多かった。
 本気でボールを大事に思うなら、抜きにかかる瞬間こそボールと相手との間に自分の体を入れなくてはならない。
 抜けなくても取られることはないからやり直しがきく。

 地力で凌駕できるようになろうとすることも大事だが、強い相手にも使えてこその本物の技術。
 外側エッジのスラロームは良い感触だが、肩を差し込んで弾く動きは高級品。

◆本物の技術2
 チャージとキープ。
 まずはしっかり当たる。当てた瞬間にすっと自分の体を捻り落とす。
 簡単そうで奥深い西本理論の中では珍しく、見るからにハイレベルで高度な動き。
 何度も見せていただき、受けさせていただき、ようやくうっすら理解。
 捻りまわされて潜りこまれるとなすすべがない。
 キープでは、背骨の反りを保ち続けられるかどうかが全て。  
 反っていれば耐えられる。反りがなくなればつぶされる。
 反りを失ってから立て直すのは無理。
 いかに反りを保ち続けるかが技術。

 むやみにボールを触って体勢を崩す必要はない。
 しっかりケツでボールを守り、ケツをハンドルにして相手を操れば、
 ディフェンスが自滅してくれる。
 手押しはプラスアルファの技術。手押し頼みでは先細りになる。まずは本質。

◆本物の技術3
 アイドリングと止める蹴る。
 対面パスや鳥かごでは、常にステップを踏むように指導される。
 しかし、筋肉を5の状態に保ち、素早く反応できるようにするため
 という目的を強く意識し、どのようにステップを踏むのがよいのか、
 そこまで考えて練習する選手はいない。そこまでの指導がないから。
 アイドリングのステップでは踏む足で止める、飛んだ足で蹴る、という正しい動きが存在する。
 浮き球は飛んだ足で止める。基本はシザースボレーの動き。
 瞬時にステップを調整するためには、ただの足踏みではなく軽い軽いアイドリングが必要。
 ケンケンでアジャストするからミスをする。
 軸足で飛んで触るからミスをする。
 踏み切った足でボールをとらえる瞬間に軽く軸足が着いている。
 その状態では体全体でボールをとらえられる。アジャストは不要。
 正しくステップを調整すると、次の動作も含め非常にプレーしやすい。
 軸足を居つかせることなくボールを処理できるから、柔らかく動ける。
 トラップのターンがイニエスタや大島僚太のイメージに近づく。
 踏み足でのトラップはボールに触れてからの着地が速いので、
 相手から狙われてもブロックやかわす動きで先手が取れる。
 イニエスタが踏み足のドリブルでギリギリまで引き付けてかわす動きと同じ。
 ピッチャーがギリギリまでリリースしないのとも同じ。
 相手に動きを読ませない動き。
 わかってしまえば簡単なこと。繰り返し練習して身につけるだけ。しかし、このような指導もない。
 うまい選手は自然と身につけることもあるが、そうでない選手は一生気づけない。
 誰がそれを教えるのか。
 そのプロセスを意識して練習するのか、
 ただ精度を上げよう、スピードを上げようと結果を意識して精神論で練習するのか、
 たどり着けるレベルには相当な差が生まれる。

◆振り切る動き、ついていく動き
 腕でリードし腰から回る。
 連続ターンについていくためには、体勢が崩れないこと。
 骨盤が寝たらアウト。

◆ロングキック
 力を入れない。
 アジャストに頼らない。ごまかさない。アジャストは最後の手段。
 正しい位置に正しい角度で当てることだけ。これが本質。 
 力を入れなければテイクバックが大きくとれて背筋のパワーが使える。
 力んだらアウト。力を抜いて、体を軽くする。
 「アイドリング♪アイドリング♪からの。。。 ぼわーん」と呪文を唱えながら練習。

 頭に浮かぶイメージは、日本サッカー史上最高の天才と言われる小野伸二。
 キック練習を見返して思ったことは、日本のトップレベルで
 「最も屈筋を使わなかった選手」が小野伸二だったということ。
 技術があるから力まないですむと思っていたが、
 力まないから技術が発揮できるということ。
 膝を元通り以上に治してくれる人と出会えなかったことは残念の極み。

以上です。

こう言う詳細な報告を頂くことで、私自身が学びを深め、次の指導に生かさせて頂いています。
まるで私がお願いして、私の指導内容をを文字に起こし、副読本を作ってもらったような文章でした。

中山さん本当にありがとうございます。

セミナーでの理論編と高校生相手の実技指導、今週末も新たな出会いが待っています!

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。

先週末は大阪に行ってきました。
日曜日には既に指導を受けていただいたことがあるお二人を相手に、走ることを中心とした実技指導を行いました。

翌月曜日には、こちらが本来の出張の目的だったのですが、『倉本和昌』さんの主宰する育成年代のサッカー指導者を対象とするセミナーの講師として、午前の部と夜の部の2講座を各4時間ずつ担当させていただきました。

不覚にも体調不良となってしまい、声が出なくなるというアクシデントもありましたが、何とか無事に大役を果たしてきました。

このセミナーで4時間も費やして話を聞いていただく内容は、聞いてすぐに役に立つ、帰ったらすぐにでも指導に活かしたいという内容ではないかもしれませんが、特に育成年代の選手たちを指導する立場の方々にこそ知っておいて欲しい内容であると、主催の倉本さんの強い要望で、私が担当させていただいています。

その中でも受講者の方が一番興味を持ち、できれば自分でも指導に取り入れたいと思ってもらえるのが、私が提唱する『走るという行為における体の使い方』です。

しかし、この考え方や実際の体の使い方も、一度聞いただけで分かったとかできるようになるという話ではありません。
既にブログ等を読んで頂いてなんとなくは分かったつもりという方でも、直接話を聞いて、あれはそういうことだったのかと言うレベルの所までしか理解は進みません。

今回のセミナーで、同じ話を聞くのが三度目になるという方でも、やっと言っていることが分かった、興味は湧いていたが実際に取り組んだのは最近のことと言う声も聞こえてきました、全く手つかずでどこから始めたらよいのかいまだにわからないという方の方が多いくらいです。

私はそれでもよいと思います、まったく知らなかったことを知ることが出来た、スタートはそこでよいと思います、そこからどう進んで行くかはそれぞれが考えることですから。

まずは私が提唱している体の使い方とはどういうものか、それが実際にサッカーという競技の役に立つのか、また子供たちにその意味を理解させ、実際に取り組ませるにはどうしたらよいのかと、高いハードルが次々と目の前に立ちはだかります。

そんな中でも既にチームとして取り組み始め、様々な問題に直面しているという方も少なからずいてくれることは、伝えた側としては本当に嬉しいことです。

細かい取り組みには触れませんが、まずは自分の頭と体が理解しなければと、指導者自らが真剣に直接指導を受けてくれることが、私にとって何より有難いことです。

最終的に指導を受け結果を求められるのはもちろん選手たちですが、私は今の言葉をそっくりそのまま指導者に求めているのです。

あなた自身が真剣に取り組み、出来るところ出来ないところ、頭で分かるところ分からないところと、選手と同じ立場に立って私から発信されたことに向き合わなければ、結果として何も変えることは出来ないでしょう。

だから安易に私に直接選手たちに対する指導を求めることは違うと思うのです。

それぞれ考え方はあると思いますが、指導者のお手伝いと言う意味での選手たちへの直接指導ならば、喜んで指導します。

そういう意味で明後日に迫った、茨城県水戸市の『常磐大学高等学校サッカー部』からの依頼を受け、指導者の方を含め誰一人これまでご縁のなかったチームの選手たちを指導させていただく機会をいただいたことは、ワクワク感いっぱいで、どんな足跡を残してこられるか、お話を頂いた時から楽しみで仕方がありません。

日曜日に行った実技指導、この時のお二人のように、私の考え方も実際の体の動きもある程度理解できているという方になら、さらに応用と言いますか、より実戦的な指導ができますが、まったく初対面で私のことを知っている選手がほとんどいないという状況の中で、この動きを身に付ければ選手自身が、そしてチームが変われるかもしれないという、強いインパクトを残してこなければなりません。

普通に考えればとても難しいミッションで、大きなプレッシャーを感じてもおかしくないところですが、こんな時なぜか私はその正反対の心理状態になるのです。

指導者の方はどんな方だろう、たくさんいる選手たちはどんな動きを見せてくれるのだろう、私の指導にどんな反応を見せてくれるのだろう、もうワクワク以外の感情は湧いてこないのです。

更には指導を終えてあいさつを交わす時の選手たちの笑顔と言うか、自分たちのために指導に来てくれてありがとうございましたという気持ちのこもった挨拶までが目に浮かぶのです。

それだけのインパクトを残せる自信があるからこそ、こういう指導の依頼を受けられるのです。

走るという行為に関しては、基本の部分だけを教えても、多分興味は示してくれないと思います。

基本的な考え方から講義して、実技も基本の基本から一歩ずつ確実に身に付けて欲しいと願う指導者対象の講習会ではありません。

まさに彼らに必要なことは『今』出来るようになって、明日には動きが変わって欲しいのです。

そして直接指導を受けてくれた代の選手たちから、後輩へと受け継がれ、『あの学校の動きは違うよね』と言われる部の伝統にまで高めて欲しいと思っています。

そんな大きな目標を、たったの3時間で結果を出してやろうと、今からワクワクしているというのです。

そんなことが出来るはずがないと言われれば言われるほど、ファイトが湧くとかいうレベルではなく、逆に選手たちが指導を受けて、この動きをみんなが身に付けたら、自分たちはどんなチームになれるのだろうと、選手や指導者の方々のワクワクが止まらないという3時間にしたいのです。

長々やれば良いというものではありません、これまで見たことも聞いたこともない体験が出来るのです、これでワクワクしない方がおかしいでしょう。

まだ体調が万全とは言えませんが、明後日には高校生たちに負けないエネルギーを発揮できるように準備します。

やはり私は、自らが作り上げてきた西本理論と呼んで頂いているものを伝えたくて仕方がないようです。
それは受け入れてくれる相手があってのこと、声をかけてくださった方のためにも、呼んでよかったと言って頂ける指導をしてきます。

今日ジュビロ磐田の大久保嘉人選手の契約満了が発表されましたが、私がこれまで身近で見てきた選手の中で、練習を見ていて一番楽しいと思わせてくれた選手でした。

様々なトレーニングや体の使い方を指導し共有しながら、練習の中で新たな動きにチャレンジしてくれる彼の姿は、新しいおもちゃを手に入れた小さい子供のようでした。

私の発想を受け入れ形にしてくれる表現力は素晴らしいものでした。

同じユニフォームを着て一緒にトレーニングすることはもうないのでしょうが、彼の良さを引き出せるのは私の発想の中で生まれた体の使い方ではないかと、今でも思っています。
新天地でもう一度輝きを取り戻し、縦横無尽にピッチを駆け回る彼の姿を見てみたいです。



プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
日々の気づきやブログの更新情報はツイッターに書いていますので、チェックしてみてください。
2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
「西本塾」と「深める会」を開催しています。
6月20・21日に行う西本塾の募集を行っています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報・募集中」をご覧ください.
「1回5分体が喜ぶ健康術」はアマゾンで在庫切れのことが多く、購入希望の方にはご迷惑をおかけしています。
出版元からの購入は可能ですので、ガリバープロダクツ(代)082-240-0768までお問い合わせください。

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