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バレーボール観戦から感じたこと。

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。

昨日はバレーボールVリーグの、地元『JT広島対名古屋』の試合を観に行ってきました。

セッターを務める『深津旭弘選手』と3年前からご縁があり、今回一度試合を見に来て欲しいということで招待して頂きました。

市内中心部に位置するグリーンアリーナ(広島県立総合体育館)で行われましたが、思い起こせばJリーグ開幕2年目の前期シーズンで優勝した時、優勝報告会をここで行ったような記憶が蘇りましたが、旧広島市民球場のすぐ隣にある割には縁がない施設でした。

試合開始は12時40分ということで、12時くらいに行けばいいかなという感じで呑気に構えていましたが、11時の開場とともに入場した熱心なファンの方々が、JTの応援席を埋め尽くし、応援席のチケットを頂いて入場したのですが、自由席にしか空いている座席はありませんでした。

野球やサッカーと違って、体育館と言う閉じられた空間の中で行われる競技なので、6000人くらいの収容人員の施設ですが、満員となった会場はこれまで経験したことのない熱気に包まれていました。

ホームゲームと言うことで、元選手と思われる大柄な人たちも会場内でそれぞれの役割で忙しそうに動き回っていたのが印象的でした。

コートに立って戦う選手たちが主役であることは当然ですが、現役を退いた後も、またJTと言う企業を挙げてのバックアップ体制は、応援団の方々を含め手作り感があってとても好感が持てました。

今回の試合観戦は、ただ観に来てくださいと言うだけではなく、ご縁が出来てからこれまで、体のことトレーニングのこと、様々な話題で私の考え方を理解し、自分のパフォーマンス向上に役立てようと取り組んでくれた深津選手の体の使い方を、生で見て欲しいということから実現しました。

ご本人も含め、他の選手の動き体の使い方については、個人の名前を挙げてしまうと問題がありますので、抽象的な表現になることをお許しください。

私は〇〇の競技を専門に行っていたわけではありませんし、トレーナーと言う立場でも、ひとつの競技を専門としてきたわけではありません。
そのことが逆に、この競技はこうあるべきだという固定概念にとらわれず、自分が試行錯誤を続けている人間の体の仕組みに沿った効果的・効率的な動きに沿っているかという視点で、動きを見ることが出来るという利点があるように思います。

とくに屈筋と伸筋をどう使い分けているかという所を見るのですが、レシーブにしてもアタックにしても、屈筋を主に使っているように見えると、時間の経過とともに正確性も強度も落ちて行くのが分かりました。

サッカー選手たちに伝えていることは、ボールをキックとするという動作は、広背筋を使って背中を反らす動き(骨盤と背骨の伸展)が、膝関節の伸展を自然に促した方が、冷静にコントロ-ルできるし、強いボールに力を伝えることが出来るということです。

これが伸展からの伸展という言葉の意味です。

バレーボールのアタックを見ていると、ジャンプの際に骨盤から背骨をしっかり反らし、肩関節から肘関節そして手首のスナップと、まさにしなやかな伸展動作の連携連動動作で構成されています。

それが体の前側の屈筋を使った、体を丸めるような抱え込むような打ち方になると、上手く決まった時には迫力のある強打に見えますが、時間の経過とセット数を重ねるとともに、ジャンプの高さが低くなったり、タイミングが画一的となって、相手のブロックにかかりやすくなっていきました。

逆に相手のチームで目を引いたのは、周りの選手が大きいので小柄に見えましたがおそらくは180㎝後半の身長だと思いますが、この選手のアタックは最後まで威力が落ちることがありませんでした。

バックアタックが得意のようでしたが、ジャンプからの空中姿勢が見事に背中が反っていて、いわゆる滞空時間が長く感じるジャンプに見えます。
その姿勢から全身をしならせ、体全体でボールをヒットしているように見えました、無理に叩きに行っていないのです。
そのためかなりの数トスが上がっていたと思いますが、最初から最後までその動きは変わることはありませんでした。
またプレー中も笑顔が絶えず、楽しそうにプレーしているように見えました。


JTの選手たちの方が、前日の土曜日、地元での2連戦の初戦を0-3で負けていることもあって負けられないというプレッシャーがあったのか、一緒に観戦していた家内も同じような感想だったようです。

笑顔の大切さは、昨年全英女子オープンゴルフを制して時の人となった『渋野日向子選手』の活躍でクローズアップされましたが、もちろん打つ瞬間笑っているわけではありませんが、アタックする瞬間、レシーブする瞬間、体を固くして屈筋に頼ってしまうと、思ったように体が動かないことは、もう理解できると思います。

シーズン真っ盛りの駅伝の選手たちも同じ、骨盤から背骨のしなやかな反りが出来ていない選手は、後半必ずフォームが乱れ脱落していきます。

話題になっているナイキのシューズですが、このシューズの恩恵を得るためには骨盤がしっかり引き起こされていることが条件となりますし、逆に言えばその姿勢がとりやすくなるシューズと言えるかもしれません。

今日は遠く千葉から、昨年の災害の際、自転車式の足こぎポンプで友人のガソリンスタンドで給油のボランティアをしたことで有名になった、競輪の『山賀雅仁選手』が明後日からの松山での開催に備えてトレーニングとケアを受けに来てくれます。

競輪選手に提案している体の使い方も全く同じです、体の前側の屈筋に頼るのではなく、背中で生まれた力を膝の伸展にどうやってスムーズに伝えるか、そのことがメインになっています。

様々なスポーツ競技の選手たちの動きを見ていましたが、最終的には『伸展からの伸展』という短い言葉に集約されます。

そのことを単なる方法論ではなく、何故そうなるのかと言う体の仕組みから理解してもらい、そのためにはこのドリルが必要なのだという段階を経て西本理論をそれぞれの競技に活かしてもらわなければなりません。

競技レベルが高くなればなるほど、その必要性が増します。

理論と実践の組み合わせ、相手によって『正しいことは正しい』では伝わらないことは分かっていますので、相手の役に立つ伝え方を工夫していきます。

今回のバレーボール観戦、色々な意味で私の考えていることはどんな競技にも当てはまるものであると確信できました。

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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
日々の気づきやブログの更新情報はツイッターに書いていますので、チェックしてみてください。
2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
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