親の想い

今日はお二人の方から頂いたコメントをご紹介します。

お一人目は昨日も登場していただいた『ぴーす』さんです。

こんばんは。
質問に早速答えていただきありがとうございます。
早速息子と一緒に実践できればと思います。

少年サッカーの現状は、まさにおっしゃるとおりです。
息子の所属している町のサッカークラブでも、ボランティアでやっていただいているお父さんコーチは、自分の子供がいるせいなのか、体のケアよりも、精神論でがんばらせてしまうという感じです。
チームメイトのお母さまでダンスやエアロビクスのインストラクターをされていて、Jリーグのジュニアユースへトレーニング指導にも行かれている方がいらっしゃるのですが、その方からコーチ陣へ何度か準備運動やクールダウンや家に帰ってからのストレッチなど、体のケアについてアドバイスされたそうなのですが、なかなか指導に取り入れてもらえず、高学年になり怪我も増えてきて、業を煮やしたお母さんたちがコーチにお願いして、直接そのインストラクターの方から子供たちに指導する機会を設けてもらい、その方の監修のもとトレーニングマニュアルをつくり、お母さんたちで情報を共有しました。
小学生なので、本人たちはまだ自分の体のケアに関心が薄く、やはり親が主導でやらないとなかなか実践は難しいなと感じております。
ただ、試合のあった日にちゃんとストレッチをしてマッサージをすると、はっている筋肉を感じたり、早く回復することは実感できているようなので、将来親の手を離れたときに、自分で意識して体と向き合っていけるよう習慣化していければなぁと思っています。

息子はサッカーに対しても体を鍛えることに対しても、今はまだまだ意識が低いのですが、西本さんの理論を理解することは一生の宝になると思いますので、いずれ中学生・高校生になって真剣に取り組むようになったときに、西本塾にお邪魔できればと思います。


素晴らしい行動力ですね。

自分が指導者だからと、意固地になっているその方を、やってくれないのなら自分たちがやらなければと行動に移し、認めさせてしまうのは、さすがお母さんパワーと感心しました。

何の事は無い、指導者にそういう分野の知識も経験もないことが、自分で分かっているのに、ちっぽけなプライドから耳を貸そうとしていない場合がほとんどだと思います。

幸いぴーすさんのお仲間に専門知識のある方がおられたことで、さすがに指導者も無視できなくなったのでしょうね。

子供達にいきなり難しい理屈を言っても仕方がないので、まずは親が正しいと思うことをやらせて、その実践の中から少しずつでも効果を確認して行くことを積み重ねて行くこと以外方法はないと思います。

そのための知識や方法論をどうやって収集するかというのが一番の問題ですね。

次にご紹介する『むかいしまそだち』さんからも同様のご意見をいただき、来年はそういう活動もしていかなければならないと思っているところです。

コメントありがとうございました。

続いて『むかいしまそだち』さんからのコメントです。

おはようございます。
夕べ、コメントを投稿していたら記事が消えてしまい、再チャレンジです。

成長期の子供達にとってを拝読して、いち保護者として伺ってみたいことがあり、コメントを書かせていただきます。

スポーツを始める時の指導者とのかかわりがもたらす、子供への影響力は大きいです。息子に関して言えば、体への意識を子供に伝えようとしてくださったのは、現スクールマスターが初めてでした。

素人親も、試合を沢山見るうちに上手い子は股関節が柔らかい とか、体の使い方が上手いと おぼろげながら解ってきます。しかし、チームでは すぐに練習開始・終わったら撤収で、教わることはありませんでした。ならばと、体幹の本やDVDを購入しネットで情報を求めて試みても、長続きしませんでした。

ある日、息子が、スクールマスターに教えてもらったと、「広背筋を・・・」と説明しながらフライングバックを始めた日から、体自体に意識が向き、体の仕組みを知ることが楽しくなってきたように思います。ストレッチも自然と続いています。「この方向伸ばしたけん、次はこっちの方向」と呟きながら自分の体に確認しながらしています。

子供だからと言わず、1人の選手として 必要な知識を解りやすい言葉使い視覚的に伝える→子供が実践する・意識が変わるプレイが変わる

操体法の本の中には、成長期の子供に大切な情報と気付きが詰まっていると思います。

西本塾に参加したかったのですが、都合が付かず残念でなりません。

お会いして教えていただきたいなあと思っていることに一つに、捻挫をしたときにチームの子達に RICEを施行していたのですが、過去記事を拝読していくと あまりよくないのだと知りました。正しい対処の仕方を実施にお会いして学んでみたいと思っています。

成長期の子供達と少なからず関わる保護者として、子供と保護者対象の 西本塾「ジュニア」版が開催されれば有難いなあと思っています。通常の「西本塾」では専門職の方も多く、遠慮されている(参加を希望している)保護者や子供さんも潜在するのではないでしょうか。

長々と、まとまり無く勝手なことを書いてしまいました。田舎に住む、いち保護者の考えだと読み流してください。

いつも感謝をしております。

息子さんと娘さんの看病に お仕事にとお忙しいお体、どうぞご自愛ください。


『むかいしまそだち』さん、温かいコメントありがとうございます。

Twitterでも、よくコメントしていただきこちらこそ感謝しています。

先ほど書いたことと矛盾するようですが、子供だから分からないと大人が決めつけてしまっては何も始まりません。

まずは大人が自分で正しいことである、子供にとって有益であると納得することが一番だと思います。

そのうえで理屈はさておき子供達に実践してもらわなければなりません。

そのためには指導者の理解が必要で、その壁を越えられたのが前述の『ぴーすさん』たちだったのですね、環境整備という言い方になるでしょうか。

実践の中で、子供達には必ず気づきが芽生えてきます、そこで初めて理論が介在し、共通の理解が生まれ、さらに次のステップに進んでいけるのではないでしょうか。

これは体のことに限らず、全ての事柄に当てはまることだと思います。

当然サッカーのコーチングもこうあるべきだと思います。

それにしても皆さん本当にいろいろ努力されているのですね、感心しました。

操体法は自分で体を動かし、その変化を自分で確認し実感できるので、まさに老若男女を問わず実践して感覚を共有できるツールにもなり得るものだと思います。

Twitterで『むかいしまそだち』さんが読書をされてる写真を時々お見かけしますが、よく見ると私の本であることに気づき、熱心に読んでいただいていることありがたく思っています。

子供たちは大人以上に自分にとって役立つものなのかどうかを見分ける感覚は優れていると思います。

今巷で流行っているから、本を出したり有名な選手を指導している人だから、大人ならそれだけで信用してしまうような相手でも、子供には通用しません。

本当に自分の体が喜ぶかどうか、物差しはこの一点ですから。

まだまだ試行錯誤が続いていて、今すぐにお約束はできませんが、私を一番必要としてくれているのは、また一番お役に立てていただかなければならないのは、子供たち、そしてその保護者の方々、また指導者として本当はもっと勉強しなければと思っている、心ある指導者の方々ではないかと思うようになりました。

その普及活動をどうやって行なって行けば良いのか、私一人の力では難しい部分もありますので、皆さんのお知恵も拝借しながら、来年の課題として真剣に考えていきたいと思います。

そして、RICE処置についてのご質問ですが、現場での初期対応としては最も効果がありという意味では異論はありません。

ただそれだけでいいのかという問題です。

この方法は、受傷した部位がそれ以上悪くならないための処置です。

筋肉や靭帯の組織が炎症を起こし、内部での腫れが広がっていかないように、すぐに安全な場所に移し、氷の冷たさと、外部からの圧迫固定をすることで、血管を収縮・圧迫し内部の出血や炎症物質の拡散を抑え、心臓より高い位置に保持することで、血液の流入を抑えることで、結果として受傷した状態が悪化していくことを押さえ込んでしまおうという考え方です。

ですからその目的が達成された瞬間から、できるだけ早く機能の回復を図るための動きのトレーニング、いわゆるリハビリを始めないと、靭帯なり筋肉が緩んだ状態を長引かせることで、本来の機能回復が遅れることを経験してきたことを言っているので、RICE処置自体を全て否定しているわけではありません。

ただその切り替えのタイミングを図るのが難しいのと、回復のトレーニングの負荷の掛け方にコツがあるので、一般的にはかなり余裕を持って、腫れが引いて痛みがなくなってから少しずつ動きなさいという指示になると思います。

ただ医師の仕事は日常生活に支障のないレベルに戻すことであって、スポーツ活動は基本的に想定されていませんから、その辺りの不満というか物足りなさは仕方が無いと思います。

最近は整形外科内の理学療法士もそういう分野に積極的な人が多く、うまく当たれば一歩踏み込んだアドバイスをもらえるかもしれません。

こんなところでいかがでしょうか、また何かありましたらご質問ください。

これからもよろしくお願いします。


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Comment

ありがとうございました
おはようございます。

コメントに対するお返事、ありがとうございました。RICEは初期対応に関して大丈夫だと解り安心しました。また、コメントを記事にしていただき、恐縮しております。 

息子が今までお世話になった指導者の方々は、仕事を持つボランティアコーチがほとんどであり、時間制限のあるグラウンドで子供達を教える時に どうしてもプレイ自体に意識が傾いてしまい 実は一番大事な体と向き合う事は後回し(暗黙のうちに個々の子供や保護者まかせ)になってしまっているのかと思います。移籍前のチームでは、若いコーチの中には 中堅コーチがいない時はアップを試みたりする方もいました。

操体法の本の中には、体についてはもちろん、食事や睡眠といった、くらしを大切にする考えも示唆しておられ、子育ての中に生かすヒントも沢山あります。親として未熟な私は、繰り返し読んで学んでいるところです。

情報は沢山ありますが、体と向き合うという大切さに気づけた事は 息子にとって幸せなことだと思います。
ずば抜けた身体能力もない、サッカーがただただ大好きな息子が、少しずつ体と仲良くなるのを楽しみに 見守りたいと思っています。

ありがとうございました。
  • 2013-12-07│08:55 |
  • むかいしま育ち URL│
  • [edit]
No title
難しい質問に答えていただきありがとうございました。よくわかりました。
次男は小3なので、まずは固定して痛みがなくなるまで待ちたいとおもいます。記事も見ていただきありがとうございました。
治りましたら、この内容を実践して再発防止に努めたいとおもいます。
長男も小4のころしょっちゅう捻挫していたのですが、今小6で最近はほとんどけがななくなってきました。身体の成長も影響しているのでしょうね。

実家が東広島なので、年末年始に帰省する予定なのです。そのころには治ってるはずですが、もし状況が芳しくなく、帰省日程と営業日が合っていればもしかしたら伺わせていただくかもしれません。その際はよろしくお願いいたします。

このたびはいろいろとアドバイスありがとうございました。
Re: No title
捻挫の後処置についてのご質問です。
ご指摘の通り直接みていないので一般論になりますことをご了承ください。
ご覧になった記事はとてもきちんとした内容で、信頼に値するものだと思います。
私が早期にリハビリを行っていたのは、対象者が成人でそれも普段からトレーニングを積んだスポーツ選手であったこと、受傷時の状況から医療機関の受信診断等、ほとんどの情報を把握できていたこと、ほぼ毎日直接見て触って状況を確認できたこと、この3つの条件が満たされていたことが大きいと思います。
レントゲン写真の画像を見せながら、西本塾でもお話ししましたが、個人差はありますが、人間の骨格が完成するのは男性で18歳、女性で16歳となっています。
小学生でも1年生と6年生で成熟度が違うことは想像にかたくないと思いますが、6年生であっても完成された成人の骨格に比べると、驚くほど未成熟なことがわかります。
骨が未成熟ということは、それを動かすための筋肉や靭帯という軟部組織もまだまだ未成熟ということです。
本来スポーツの指導者は、そういう知識を持って運動の強度を決める必要があるのですが、ほとんどの場合考慮されていないのが現実だと思います。
捻挫は最も日常遭遇するスポーツ障害のひとつですが、未成熟の組織であるということを考えると、成人と同じ対応という訳にはいかないのです。
医療機関でも安静期間を長く指示されるのはそのためだと思います。
以前つくば市に伺った後、同じような質問があり、メールのやりとりでアドバイスしましたが、日数が経っていたことと痛みがほぼ消失していたことで、その後のトレーニングのアドバイスということで、見てはいませんが指示ができました。
今回の場合は、学年は分かりませんが小学生ということ、2週間の固定を支持されているということは、まだそれ以下の経過日数であることなどを考えると、今お世話になっている接骨院の指示を守るのが得策ではないでしょうか。
リハビリ期間に入ることを許された時には、探された記事の内容で行って良いと思います。
広島が近ければお役に立つことができるかもしれませんが、そうもいかないでしょうから、将来のある子供さんです、焦らずしっかり待つ時期は待つ、動かす時期が来ればしっかり動かす、これでいかがでしょうか。
  • 2013-12-06│16:38 |
  • 西本 直 URL│
  • [edit]
No title
毎日のコメント記入に対して、お忙しいところ読んでいただきありがとうございます。

捻挫のことがでてきましたので、質問があり、また書き込みさせていただきました。
私の次男も今まさに捻挫治療中です。

かなり軽度だとは思うのですが、歩行はできますが、地面に足をつくと、痛みがあり、ちょっと不自然な歩き方になっている状態です。
整骨院でみていただくと若干の炎症がみられ(腫れはありません)RICEの処置をして、今は消炎のシップをして包帯で固定しています。
先生の指示では、靭帯が緩んだままの状態になって捻挫が癖にならないように、二週間程度は包帯でしっかり固定してスポーツは控えるように言われています。

2013-07-21の捻挫に関する記事を読ませていただきました。記事を読ませていただくと固定しっぱなしではなく、もうトレーニングも行ったほうがよいということでしょうか。

以前長男が捻挫したときに調べた記事があります。

http://www.wasedaclub.com/blog_detail/blog_id=8&id=331

この中のアイソメトリックトレーニングやチューブトレーニングのような方法だと思うのですが、この方法は妥当かどうかご意見を伺えればと思います。

一番難しいのはトレーニングを始める時期なのだと思いますが、息子の状態だと痛みを感じない方向だとすでにやってもいいものか考えています。

実際に見ていただいてないのにご意見を伺うのはかなり無理があると思うのですが、可能な範囲で教えていただけるとうれしいです。

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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。こちらもご覧ください。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
今年2回目の西本塾を8月26・27の土日に開催を予定しています。
詳細はstudio操のホームページ内の「講習会情報」をご覧ください。
なお、今回も参加者が5名に満たない場合は開催しません。
9月10日には深める会も予定しています。

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