一年の最後に思うこと

5月27日、このブログがスタートしました。
読み返してみると様々な思いが交錯し、あの頃の自分の状態が手に取るように分かる文章になっています。

あれから半年が過ぎました。

たった半年ですが長い長い半年であり、今となってはあっという間の半年でもありました。

過去を振り返ることは嫌というほど書いてきましたので、今日は触れません。

それよりも、新しい出会いやこれから進むべき方向性が見えてきたという意味では、もしかしたらこれまでの人生の中で一番明日から始まる新しい年に、自分に期待しているというか楽しみというか、誰かが敷いてくれたレールではなく、自分が一歩ずつ進んで行くためのレールを敷く準備が、やっとできてきたのかなという気持ちになっています。

初めてお会いする方でも、このブログを読んでいただいている方とは、初対面のような気がしません。

私のこれまでの人生や考え方を、こんなことまでさらけ出していいのだろうかと、自分でも思うくらい正直に書いてきましたから、もう隠すことなど何もないと、結構開き直って素の自分のままで応対することができるようになりました。

今までの私は、人に対して構えてしまうことが多く、隙を見せたくないという気持ちが強かったと思います。

相手に対しても、とても厳しい接し方で、挨拶から言葉遣いや態度といった、人としての基本的な部分ができていない人間に対しては、とくに厳しかったと思います。

その分自分にも厳しく、まあ付き合い辛い人間だったと思います。

私の言うことがそう簡単に理解できるわけはない、もっと勉強して出直してこい状態でした。

それがそういう部分をすべてさらけ出してしまったことで、もう構えようがないというか、いくら良く見せようと頑張ってみたところで「もうみんなバレバレだよね」、というところまで開き直れるようになりました。

そのおかげで、今までであれば私がいくら一人で頑張ってみても、世の中全然変わるわけないんだから、とりあえず私の言うことが分かるか分からないかは別として、私の能力のほんの一部で用が足りる仕事であっても、目の前の人を少しでも良くしてあげよう、くらいにしか思えなかったのが、誰が聞いていようが聞いていまいが、必要としてくれているかどうかもお構いなしで、持っているものを全部出していこうと思えるようになりました。

相手が分からなければ、それは求めているもののレベルが違うだけで、その相手にとって必要なところだけでも使ってくれたらいいと思えたのです。

「一から十まで分からせる、一を聞かずに何が五を教えてくれだ」、とにかく完全主義者でした。

自分で言うのはおかしいですが、今年の後半に私と出会った方は、本当にラッキーだと思います。

それほど難しい人間だったと思います。

昨夜テレビの番組で、自由契約になったプロ野球選手の今を追った内容の番組が放送されました。

思わず本音でツイートしてしまいましたが、彼らが子供の頃から正しい体の使い方やケアの方法を知っていれば、野球選手として本当の意味での競争ができたと思うのです。

肩肘の故障に泣かされた投手が、自分の今の状態を説明するシーンで、「これ以上肩が回らないんですよ」というシーンがありました。

やっぱりです、手首の角度がそれじゃ痛くなって当然だよと思いました。

高校時代から特に注目していました、素晴らしい投手に成れる要素をたくさん持っていました、同じ高校生では太刀打ちできないレベルだったと思います。

ただ私の目にはどう見ても、肩肘の負担が大きい投げ方にしか見えなかったのです。

アメリカに渡った後も、故障続きで活躍できていないあの投手のことも、私はまったく同じ見方をしていました。

強豪校のエースとして、かなり無理をさせられていたと思います。

プロに行ったら一から体の使い方を教えてもらって、さらに高いレベルの投手に成って私たちを楽しませてほしい、そう思っていましたが、一軍での活躍が全くないままユニフォ-ムを脱ぐことになってしまいました。

受け入れた側は、最善のサポートをしたと言うでしょう、はたしてそうでしょうか、有り得ないことですが、もし私だったら多少でも違う野球人生を歩ませてあげられたのではと思ってしまいます。

「お前に何が分かるんだ、何ができるんだ偉そうに」そう思う人はそう思っていただいてけっこうです、私がそう思っているだけですから。

ただ私がそこまで言うんだったら、本当にそうなっていたかもしれない、本気で思ってくれる人がたくさんいるのも事実です。

それが私と一緒に戦った選手たちです、身をもって体験していますから。

ここで私がこうやって書いても、何も変わらないかもしれません。

悩んでいる選手が、そこまで言うなら自分も何とかしてくれと、広島までやってくるとも思えません。

ならばどうするか、私の思いを発信し続け、西本塾のような形で思いを共有してくれる同士を増やし、その人たちから広がった輪の中に、そういう選手を取り込むことで、こんなはずではなかったという選手の嘆きを減らしていく、それしかないと思います。

そのために私は、これまで以上に大ぶろしきと言われようと「分かったようなことばかり言いやがって」と言われようと、口を閉じることなく大声を出し続けていかなければなりません。

某有名サッカー監督の口癖です、「西本さんの理論ややってきたことを凄いと賞賛する人が増えてきて、今はその反応がほとんどだよね、だけど本当に世の中に知られる存在になるためには、味方半分、敵半分にならなきゃダメなんだよ。本当にすごい人は世の中のやっかみも引き受けなきゃいけない、もっと悪口いっぱい言われなきゃ」、聞いている時には、何を言っているんだと思いました。

私とは立場が違いますし、彼ほどの有名人になればそういう部分もありなのかなとは思いました。

私など悪口どころか、少し反論されただけで、たぶん血が上ってしまうでしょう。

世の中に影響を与えるほどの存在になるためには、まず幅広く知ってもらわなければなりません。

それには時間がかかるでしょう、どんなやり方があるのか私には想像もつきません。

ただこうして6か月間ブログを続けてきて分かったことは、続けることしかないということでした。

このブログを書いていなければ出会えなかったご縁を、たくさんいただきました。

来年の今頃、私がどうなってどんなことを考えているか、とても楽しみで仕方がありません。

「感謝」この言葉以外今年を締めくくる言葉はありません。

起こった出来事、出会った人々、支えてくれた家族や応援していただいた皆さん、すべてに感謝して新しい年を迎えさせていただきます。

ありがとうございました。
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Re: No title
森さんありがとうございます。

私には、皆さんが私に期待してくださっているような存在がありませんでしたので、何でも自分で切り開くしかありませんでした。

宮沢賢治の世界です、「僕の前に道はない、僕の後に道はできる」、まだまだ道半ばではありますが、その道を追いかけてくれる皆さんの存在が心強いです。

自分のどこかでブラックジャックを気取っていたところもありましたが、仲間が増えることで肩の力を抜いて、時には後ろから押してもらったり、前から引っ張ってもらったりと、少しは楽ができるかもしれませんね。

ご縁ができた皆さんのご期待に恥じないよう、来年も走り続けていきます。

もう一人ではないと感じます、みんなで頑張りましょう。
  • 2013-12-31│21:17 |
  • 西本 直 URL│
  • [edit]
Re: ありがとうございました
こちらこそありがとうございました。

大吉さんにとっても色々なことがあった一年だったことでしょう。

私がサラリーマンを辞めて故郷に帰ったのが、今の大吉さんと同じ32歳、家族を養うために、夢や希望というよりは不安ばかりの毎日でした。

あれから20数年、試行錯誤の毎日は変わっていませんが、こうして私の言葉にパワーを感じていただけているとしたら、今までやってきたことも無駄ではなかったと素直に思える気がしています。

いつか必ずお会いできる日が来ると思います。
年齢など関係なく、一緒に飲んで食べて話をして、旧友に再会したように楽しい時間を共有できるような気がします。

一日一日を、一瞬一瞬を大切にして、お互いに頑張りましょう!

大みそかに嬉しいコメントありがとうございました。
  • 2013-12-31│21:05 |
  • 西本 直 URL│
  • [edit]
No title
こんばんは。
今年西本さんに出会うことができた幸運な人間の一人です。

西本さんの目に映っている世界を私の目でも見ることができるようになることを目指して、教わったことをなぞるだけでなくいつか同じ目線でお話ができる日が来るように、来年もこのブログに書いてあることや西本塾で教わったことを実践し試行錯誤していきます。

治療家、トレーニング指導者として、目指すべき方向性をはっきりと見据えるきっかけを下さったことを心から感謝しています。私がどこまでのものに成れるかはやるかやらないか、ただそれだけです。

ほんとうにありがとうございました。
よいお年を!
  • 2013-12-31│20:57 |
  • 森孝寿 URL│
  • [edit]
ありがとうございました
お久しぶりです(ブログは読んでるので、僕からは久しぶりではないのですが)。

この半年間、たまたまですが、ここにたどり着き、西本さんの日々の葛藤だったり、新しい挑戦だったり、みなさんの質問や、地の通ったやりとりを読めることは、一読者としてもすごいパワーをいただきました。
直接指導を受けてない分、このブログを咀嚼して、僕は自分の体と向き合うきっかけになっていて、それはとても伝わりづらいと思うのですが、僕の人生で初めての体験です。

こんなにも僕の考えもしなかった体のこと。

この32歳という節目で出会えたのは本当にありがたいなと思っています。

必ずや西本塾にいきたいと思っております。

その時、ブログで理解した部分と直接指導していただいたときの違いも、楽しみにできるように、また日々精進していこうと思います。

来年も楽しみにしております。

本当に一読者に返信いただいたあの時から、色々頑張ろうという気持ちになってますし、
このブログの存在も心強いパワーになっております。

まだまだいっぱい触れて行きたいと強く思います。

お体にきをつけください。

来年も宜しくお願いします。

長文、失礼しました。

良いお年をお過ごしください。
  • 2013-12-31│19:42 |
  • 大吉 URL│
  • [edit]

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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。こちらもご覧ください。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
西本塾を深める会を9月10日(日)に開催を予定しています。
詳細はstudio操のホームページ内の「講習会情報」をご覧ください。

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