啓蒙活動の必要性

今日から私の2014年が始まりました。

気持ち良くスタートしたかったのですが、久しぶりに私のお小言から一日が始まってしまいました。

西本塾に参加していただいたKさん(あえて匿名で)さんが、教え子で現在大学生のサッカー選手を、連れて来ていただくことになっていました。

新年最初の仕事です、9時のスタートに合わせて早めに家を出て、いつも以上に念入りに掃除をして到着を待ちました。

しかし約束の9時を過ぎても、姿は見えません。

少し遅れて入口が空き、Kさんが来られましたが、肝心の学生君は近くまで来てはいるが道に迷っているとのことで、結局30分近く遅れてやっと姿を現しました。

最近の口癖ですが、以前の私なら、その時点で一言「帰れ」で終わりです。

私の指導を初めて受けるために、初めての場所に行く、私なら紹介者の方に場所をきちんと聞き、今の時代ですからネットで場所を確認し、少なくとも10分20分前には到着して、約束の時間の5分前くらいに入り口のドアを開く、これくらいの準備は絶対にすると思います。

それが30分遅れです、さすがの穏やかになった私も、一言言わないと収まりがつかず、結構きつい言葉を本人と紹介者のKさんにぶつけました。

過去にそうやって何人の訪問者を追い返したことか。

ただ今回はそこまではしませんでした、言うべきことは言って、気持ちを切り替え、彼らのためにとっておいた残りの時間、精一杯お役にたてるよう指導させていただきました。

当たり前のことですが、初対面の印象はとても大事です。

時間を守るなどという基本中の基本が守れないのでは話になりません、携帯電話という手段があるのですから、遅れそうだと分かった時点で連絡することはできるはずです。

時間を過ぎてから、道に迷いましたではおかしいと思いませんか。

今回のことは、どんなに私が変わったといっても、限度がある出来事です。

ここで宣言しておきますが、最低限のルールとマナー、挨拶や言葉遣いがきちんとできない人間は、私が真剣に指導するにあたらないと言わざるを得ません。

特別なことを言っているつもりはありません、私との関係以前の人としての守るべき行為だと思います。

久しぶりに本性を現したような気がしますが、もともとこういうことには特別厳しい人間です。

とりあえず書いてすっきりしました。

さて、そのトレーニングを指導させてもらう中で、彼の所属する大学は、いわゆる筋トレを禁止しているという話を聞きました。

指導者の中に筋トレ、イコール筋肥大、動きの鈍化というイメージが離れないのでしょうね。
そんな暇があったらサッカーの練習をしなさいということかもしれません。

しかし、現実として春から3年生になる彼の体は、とてもスポーツ選手とは思えない華奢な体でした。

いろいろ話をしていく中で、肉体改造などという言葉に代表される、体作りのためのトレーニングと、私が提唱している動き作りのためのトレーニングの違いは、すぐに理解してくれました。

当然、自分には動き作りのためのトレーニングが必要で、その結果として得られる筋肥大はまったく問題ないこと、というより、結果付いてくる筋肥大を獲得することを目的としてでも、いますぐトレーニングを始めなければならないことが理解できたようでした。

自らの無知勉強不足、指導力不足を棚に上げ、単純に筋トレ禁止などと平気で言える指導者ってなに、というのが私の感想です。

本当に体ができていない選手をどうやって指導するのか、その方法論としての筋トレというものに対して、一方的なものの見方ではなく、私のような考え方もあるんだよと教えてあげたいところですが、悲しいかな私の知名度は低いので、知られているとも思えません。

もし知っていてくれたとしても、私がその要請にこたえて全国を指導して回るのも無理があるでしょう。

だからこそ、私の考えを理解していただき共鳴する同志を増やしていかなければなりません。

そうでなければ、今日来た学生のような選手はいつになっても救われる日は来ないのです。

どこの誰に文句を言っても始まりません、Jリーグや代表チームのトレーニングだってたいしたことをやっているわけではないのですから。

結局は自らの限界を超えろ、常に100%以上の努力が必要だ、式の発想しかないのですから。

関わった選手指導者に、何が本当に大切なのか、何をしなければならないのか、頭にも体にも確実に分かってもらえる指導をしていきます。

それ以外に現状を打破する方法は今のところ見当たりませんから。

もう一人、昨年末から指導を続けてきた投手のトレーニングと、屋外でのキャッチボールを行いました。

折鶴を折ってくださいと持ち込まれた折り紙が、もうぐじゃぐじゃで、これでいったい何を折ろうとしていたんだという状態だったのを、いったんリセットし、折り紙にアイロンをかけてまっさらな状態にすることから始めました。

そこに新たな折り目をしっかりつけることが次の段階です。

そして鶴はこうやっておるんだよと、一通り折って見せて折り目をつけ、最後にもう一度広げた折り紙を、自分で折らせてみるまでが私の仕事です。


最後は自分がどうするかです、私が投げるわけではありませんから、その上で打者との勝負が待っています。

明後日には何人かの選手と自主トレに行ってしまうそうです、私のところに来る前にその予定を決めていたそうですが、本来ならこのまま私の指導を受けた方が良いのは明らかです。

そういっても予定が変えられないそうですから、今日までに最低限の準備はしてきたつもりです。

このあたりが今の立場の限界でしょうね。

とにかく精一杯工夫し努力をする、つねに一生懸命に取り組む、私にできることはそれだけです。

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Re: タイトルなし
そう言っていただければありがたいです。

自分が完ぺきな人間ではないことは、もちろんわかっています。
それでも人に言うことで、自分を戒めているつもりです。

若い人が、怒られ慣れてないことも事実ですが、逆に注意する側も慣れていないので、感情的になったり、普段の行いから、お前に言われたくないわい、ということになってしまうのではないでしょうか。

切れやすいとか、何をされるか分からないから、怖くて注意もできない、見て見ぬふりをしてやり過ごそう、そんな風潮でしょうね。

昨年、夜遅くに帰宅する電車内で、酔っ払いに絡まれる女性に助け舟を出して、ことを収めたことがありましたが、周囲の人は知らん顔、そのうえ助けたはずの女性まで、私に対して一言もなく知らん顔をされた時には、さすがに驚きました、今の世の中こんなもんなのかなって。

それでも私は私、これからも変わらず生きていきます。
  • 2014-01-05│10:34 |
  • 西本 直 URL│
  • [edit]
Re: No title
コメントありがとうございました。
彼とは一緒に廊下を走った仲です、直接手を出せないのは申し訳ないですが、少しでもお役に立てたのなら何よりです。
けっしてあせらず、しっかり治してからプレーしてくださいね。
  • 2014-01-05│10:23 |
  • 西本 直 URL│
  • [edit]
あけましておめでとうございます。
年末のお返事ありがとうございました。
今年も宜しくお願いします。

今回の西本さんが小言をいった件は、とても大事だと思います。こういったことを社会にでてから学ぶ人が多いのは、怒られたり、注意されたりしてこなかったのも原因の一つでと思います。僕もあやふやにしていた時もありました、気づけたのはやはり教えてもらったからです。なにが悪いかも気づいてないことは、とても損で、もったいないことだと思います。

未来のある小言は、とても大事なことだと思いました。
  • 2014-01-05│10:05 |
  • 大吉 URL│
  • [edit]

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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
「第25回西本塾」を11月18・19日の土日に開催を予定しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください
尚、深める会も12月9・10日に予定しています。

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