未知の世界が

このブログは、私のこれまでの経験から導き出されたものを、事実として伝え残しておきたいという思いで書いてきました。

言いたいことはたくさんあるが、現実としてそれを受け止め、生かしてくれる環境はどこにあるのだという、一職人の行き場のない怒りを込めた叫びだったかもしれません。

こうすればこうなるのに、どうして私の言っていることがわからないのだろう、なぜ私の言うことが理解されないのだろう、そんな思いから始まりました。

それらは所詮私のひとり言で、特定の誰かに対してどうしろと言っているわけではありません。

このまま言わずには終われないという、ただの自己満足だったかもしれません。

それがいつの間にかたくさんの人が読んでいただくようになり、直接話を聞きたい体験したいと、わざわざ広島まで来ていただく方もあり、また「西本塾」という形で指導させていただく機会も作りました。

私の考えを理解していただき、それぞれの立場で生かしていただければ、きっと今まで感じることのできなかった世界を体験し、新しい何かをつかんでいただけると信じ、私ごときがという思いもありましたが、そういう活動を続けて行くことにしました。

現実としてその成果は現れ、西本塾の参加者からの指導を受けた子供たちは、大きな成長を見せてくれているようですし、指導者の皆さん自身の意識も大きく変わり、十分お役に立てているという自負を持ってもいいのかなという気持ちになっています。

西本塾も第3回を計画しています。

そんな中、少し自分の中で変化が起こっています。

それはこれまで私が言い続けてきたことを、少し変えなければならないかもしれないと思うことが出てきたためです。

「私ができることは私しかできない特別な能力ではありません、きちんと理解してトレーニングを継続すれば誰でもできるようになります。それから、人間には持って生まれた能力がそれぞれあって、空を飛べるようにしてくれとか、車にひかれても壊れないからだを作ってくれと言われてもできない相談ですが、少なくとも今発揮できている能力以上に、持って生まれた能力はまだまだあるはずで、それを開発してきちんと使えるようにすることがトレーニングの目的です」

と言ってきました。

個人差があって向き不向きがあって、みんなが同じようにはなれないけれど、少なくとも今以上にはなれるはずですから、一緒に頑張って見ませんかということを言い続けてきました。

そのお手伝いなら、私がこれまでやってきたことで十分お役に立てると思います。

ところがこの数日、世界で活躍する日本人選手や、超のつく一流選手の体の動きをYouTubeで見続けて、私自身が自分の能力をここまでと枠にはめて、そこまでは作れますがそれ以上は無理ですよと、勝手に決めてかかっていたのではないかと思うようになったのです。

「体作りではない動きづくりのためのトレーニング」、このコンセプトはもちろん変わりませんが、私の想像を超える能力を目指したトレーニングを考えることも必要ではないか、またそういう可能性を人間は秘めているのではないかと思うようになったのです。

「世界と戦う」というような言い方が、早く死語になる日が来ればいいとは思いますが、現実その言葉はまだ生きています。

本当にそうなるためには、どんな能力を身につけなければならないのか、どんな意識で体を操ればいいのか、まだ何も見えてはいませんが、これまでの自己満足を超えた、禁断の世界に足を踏み入れたしまったような感覚になっています。

それが小さな小学生であろうが、30歳に手が届きそうなベテランと呼ばれる選手であろうが、嬉々として取り組める、夢のあるトレーニングというのでしょうか、こんなことができたらいいな、こんな動きができたら若い奴らに負けない、いや自分の若い頃以上の動きができるかもしれない、そんな夢を見させてあげられるトレーニングを考えられないものかと思うようになったのです。

もちろんそんな簡単なものではありませんが、自分が持って生まれた能力プラスαーの能力を開発することができて、初めて日本人でも普通に世界の舞台で活躍できる、そんな日が来ると思うのです。

ほんの一握りの素質に恵まれたエリート選手だけでなく、誰でもその気になれば目標を高くし視野を広げることができる、そうなればいいと思っています。

今までやってきたことも、結果としては必ずそこに行き着くと思っていましたが、あくまでも眠っている能力の再開発という意識だったのを、枠を取り払って行けるところまで行ってやろうという、チャレンジ精神を持ち続けた方が、選手も指導する側も面白いはずですから、まずは自分の意識を変えて、トレーニングを見直し、伝える言葉を選び直して行きたいと思います。

つまらない性分としか言いようがないですね、これまで通りで全くなんの問題もなかったのですが、それにそんな発想を持ち込んで私の能力を発揮する対象もいないのに、まあ、こればかりは自分ではどうにもなりませんが、乗りかかった船です、どこまで行けるかやってみようと思います。

少なくとも現在関わっている選手には、私自身の意識を変え、もっと大きな目標に向かってさらに努力して行きたいと思います。

「第3回西本塾」を、2月22日土曜日と23日日曜日の二日間で行おうと思います。

前回の人数とここのスペースを考え、募集は15名を考えています。

内容は基本的に第2回と同じ内容で行いますので、初参加の方の応募をお待ちしています。

定員に達しなかった際には、連続して参加していただく方の追加募集を考えていますので、よろしくお願いします。

申し込みの受付は、前回同様 「Conditioning Stdio 操」のホームページ内の申し込みフォームからお願いします。
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Comment

複雑ですが…
待ちに待った西本塾。空きができるとは思いませんが、広く大勢の方に伝わっていくべきだと思う反面、自身の向上に一回だけの受講では…と意気込んでおりました。
大変、複雑な心境ですがもしも空きができたらなぁなんて思ってたりしてます。ただ本当に初参加の方に、熱い熱い西本さんを感じて欲しいとも思ってます!
  • 2014-01-24│23:03 |
  • 神野慎哉 URL│
  • [edit]

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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。こちらもご覧ください。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
西本塾を深める会を9月10日(日)に開催を予定しています。
詳細はstudio操のホームページ内の「講習会情報」をご覧ください。

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