体験すること

今日は東京からの来客がありました。

少し前に予約を頂いていましたが、第3回の西本塾の告知をしたら、すぐに申し込んでいただいたので、今日の予約はキャンセルしましょうかとこちらから連絡したところ、今日も来ていただき、さらに22日にも改めて来ていただけるという返事をいただき、熱心な方だなあと感心していました。

そして今日の午前中、9時から12時までじっくり話をしながら、私の理論と実践を体験していただきました。

西本塾では、初日に理論編として、準備したレジュメを元に、できるだけしっかりと私の考えを理解していただき、2日目にそれを元に実技編という形をとっています。

前回もそうでしたが、15人ほどの方が一同に会すると、私の発した言葉に対する反応も様々で、それに対応して私の話す内容も少しずつ変わってくる場合も出てきます。

それは参加者の皆さんにとってけっしてマイナスなことではなく、自分はこう思ったけれど他の人はこう受け取るのかと、それぞれの立場で反応が違うことが実感できると思います。

私も一対一でお話をさせてもらう時と違った緊張感があり、伝える側としてとても勉強になっています。

ただ実技に関しては、全員に時間をかけて体験し、体感していただく時間が取りづらいので、これも他の人の反応を見ていただくだけになってしまうこともあります。

もしかしたらそういうことも予想されて、今回の広島行きをキャンセルされなかったのかもしれません。

今日はせっかく来ていただいたことですし、午前中は他の予定がありませんでしたので、じっくりと時間をかけさせていただけました。

話の中身はさておき、現在30歳の方ですが、小学生の頃からサッカーに取り組み、現在もフットサルをされているそうです。

体格は私とそんなに変わらないですが、年齢は親子ほど違う私に、いわゆる体当たりで当たり負けをし、腕相撲にいたっては両手でも私にかなわないという現実に、驚きを通り越してショックを受けていました。

それらはすべて体の使い方、意識の問題なのですが、驚かれるのは当然だと思います。

この仕事を始めて20数年、「もう少し早く西本さんと出会っていれば」、何度このことばをきいたことでしょうか。

その言葉の意味は人それぞれです、大きな故障を抱え、だましだましプレーを続けていたり、もう改善は望めないと諦めかけていた選手からの切実な言葉だったり、体の使い方を指導されて、もっと早く知っていれば違う動きができたのにと残念がられたり、とにかく私の存在はそれぞれの人間に対して小さくはなかったようです。

ただそれらの言葉は、お互いが真剣に向き合い、その効果を体感したからこその言葉です。

それらの言葉に勇気付けられ、これまで仕事を続けて来られたのだと思います。

私の言っていること、やってきたことは、直接体感していただく他に残念ながら方法がありません。

ただ、このブログを読んでいただき、たとえ真似事でもいいですから、試行錯誤していただきながら感じていただくこともとても面白いと思います。

ご自分がどう感じどう変化して行くか、それを楽しんでいただけるなら、それが一番だと思います。

音楽や芸術、それにスポーツも、生きて行くことそのものには必要ないことかもしれません、しかし、その存在は人生に潤いを与え心と体に余裕を生んでくれます。

私の考えていることもまさにそういう感じです、別に知らなくても何にも困ることはありません。

でも知っていると、ちょっとした体の不調に自分で対処できたり、人よりも少し楽にからだが動かせたり、逆に人を見る時の視点が少し違ったものになることで、スポーツ観戦にも別の楽しみ方ができるようになるかもしれません。

いつも使う言葉ですが、ただの野次馬根性でいいと思うのです。

人が知らないことをちょっとだけ深く知っておきたい、別にそれがすぐに何かの役に立つかどうかは別として、知っているということが嬉しい。

それでいいのではないでしょうか、少なくとも私はそのことで十分楽しめています。

私が知っていること、気づいていることなど誰でも知っていると思ったら、意外にそうではなかった、私に見えているものは誰にでも見えていると思ったらそうでもなかった。

ならばみんなで共有して楽しもうじゃないか、そんな感じでやっています。

ただ性格的に中途半端が嫌いなので、野次馬には野次馬としての心構えというか覚悟を持って臨んでいただかないと、サイレンにつられて火事場見学に行って、いい加減な情報を流されては困りますので、そこは厳しくしっかりと学んでいただいています、情報の発信源としての責任がありますから。

たくさんの方が私という人間に興味を持っていただいています、自分ではとくに変わったところはなく、普通の人間だと思っていますが、会う人みなさんが、身近にあまりいないタイプの人間だと感じられるようで、面白かったと言って帰って行かれることを素直に喜んで良いものかどうか、微妙なところです。

今月は22・23の二日間、第3回目の西本塾を行います。

すでに定員になりましたので、募集は締め切らせていただきました。

また新たな出会いを楽しみにしています。

ここでの告知で申し訳ないですが、土曜日の予定が終了した後、希望者の方があればどこかで懇親会(平たく言えば飲み会 )を企画しようかと思っています。

もちろん希望者だけで結構です、居酒屋の割り勘でどうでしょう。

参加したいという方は、場所のこともあるので、今週末8日土曜日までに申し込んでください。

メールで、お知らせいただければと思います。
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Comment

Re: ありがとうございました
こういうことに、できたとか分かったとかいう言い方は当てはまらないような気がします。

知らなければ何も始まらないのですが、知ってしまった、そしてそれを本当にやってみたい続けてみたいというレベルのことなのか、そのことが分かったかどうかなのだと思います。

私もそう思ってやっています。

もう自分は分かったとか、できるとか、そう思ってしまった時点で進歩がありません。

もうやめたとういう日が来るまで、永遠に続けることで、次々と新しい何かに出会うことができます。

楽しんで続けていきましょう。

西本塾でまたお会いしましょう。

  • 2014-02-09│15:19 |
  • 西本 直 URL│
  • [edit]
ありがとうございました
先日は午前中いっぱい指導していただきましてありがとうございました。
伸筋の使い方や足指もみなど様々な内容を体験させていただき、贅沢な時間を過ごすことができました。

教わったフライングバックトレーニングを意識しながら動き作りを実践していきたいと思います。

居つきのない動きに関して、まだまだ理解できていないので第3回西本塾で学び直したいと考えています。
特に体重移動や切り返しの動作にどうやって応用すればいいのか、知ることができれば良いと思っております。

西本塾では他の参加者の皆様と良い刺激を受けながら楽しい会にしていきたいと思います。
よろしくお願いします。
  • 2014-02-09│11:53 |
  • 品川のフットサラー URL│
  • [edit]

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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。こちらもご覧ください。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
西本塾を深める会を9月10日(日)に開催を予定しています。
詳細はstudio操のホームページ内の「講習会情報」をご覧ください。

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