立場が違うと

連日のオリンピックテレビ観戦 、今の自分から見ると遠い世界で、単純に競技を楽しみ、日本選手を応援しています。

元来スポーツ好きですので、夏冬問わずオリンピックは真剣に観てきましたので、過去のオリンピックの名場面や思い出に残るシーンがたくさんあり、色々な意味で年齢を重ねてきたことを実感しています。

とくに昨日の、スノーボードパラレル大回転という競技は、テレビ的にも1対1の勝ち抜き戦で、1レース目のタイム差で2本目がスタートするため、早くゴールした方が勝ちという、素人目にもわかりやすく、スリリングなレース展開に、テレビの前で久しぶりに興奮して大きな声で応援してしまいました。

結果は銀メダルでしたが、たぶん今回のオリンピックで一番ワクワクさせてくれた瞬間でした。

その竹内選手の所属が、ここ広島の広島ガスということなど全く知りませんでしたが、地元の企業がこういうアスリートを支えていたことも嬉しいニュースでした。

彼女が日本の環境では強くなれないと、外国のチームに直談判してスイスに渡ったという話が報道されていますが、特に冬のスポーツやマイナーなスポーツにはスポンサーがつかず、競技を諦めなければならない選手がたくさんいるのだと思います。

大企業は、本当の意味で選手をサポートするというよりも、やはり広告宣伝の意味合いが強いのでしょうから、言葉は悪いですが、お金にならない選手とは契約してくれるはずもありません。

女子のジャンプでメダルを期待されながら残念な結果になった高梨選手には、大手の広告代理店がマネージメントして、大企業が数社スポンサーになっていたようです。

17歳の彼女が背負わされたものは、単純に日本の期待を背負ってというだけでなく、そういう部分も含めての、競技後のコメントだったのだと思います。

普段目にすることのない競技ですし、費用対効果を考えれば仕方が無いことかもしれませんが、大企業が競ってマイナースポーツのサポートをすることで、競技力のアップを図り、スポーツの裾野を広げるような活動をしてくれたら、それこそ企業イメージは大幅にアップすると思うのですが、利益を産まないものには投資はしてくれないのでしょうね。

スキージャンプの土屋ホームという会社は、地元ではみんな知っているのでしょうが、全国的な知名度はそれほど高くないと思います。

だからこそ、その支援体制はもっと大きく取り上げられてもいいと思います。

幼稚園の先生とか、歯科医院の受付とか、所属先としては考えられないような名前までありましたが、本来のアマチュアスポーツはそういうものだったのでしょうね。

今は何をもってプロとアマの境を作るのかが難しくなっていると思います。

だからこそプロという組織が存在し、そういうアマチュアのアスリートからは考えられない収入を手にしているプロという肩書きの選手たちは、もっと真剣に競技に取り組んで欲しいと思います。

第1回の西本塾に札幌から参加していただいた小林さんという方がおられます。

スキーからスノーボードに転向され、世界を目指したアスリートですが、我々が知るところの選手には届かなかったようです。

そういう方から見れば、今回参加している選手の中にも、当然一緒にがんばった仲間がいるでしょうから、私たちが見るオリンピックとは違う思いで、テレビを見ていることでしょう。

きっと自分もこの舞台でという気持ちもあるでしょうし、素直に仲間を応援する気持ちもあり、何より我々には想像もつかない感覚を知っているのですから、力が入るでしょうね。

そういう方と一緒に観戦して、生の感覚を伝えていただきたいものです。

私も、満員の観客席に囲まれた国立競技場や東京ドームのベンチから、チームの一員として試合を見るという経験もさせていただきました。

一般の方に混じって、観客席から試合を見るという経験が少ないので、その時は少し変な感覚もありましたが、素直にその時間を楽しむということも大事なことなのだと思います。

選ばれたほんの一握りのアスリートたち、あなたたちがその舞台に立つまでにどれだけの努力を積み重ねてきたのか、みんな分かっています。

勝てなくても失敗しても、誰も責めたりはしません。

最後は誰のためでもない、自分のために競技してください、そして笑顔で終わってください。

我々はにその笑顔だけで十分です。

第3回西本塾が明後日に迫ってきましたが、第2回に参加して頂いた札幌の諏訪さんにご尽力いただいて、西本塾イン札幌の開催が現実味を帯びてきました。

ここ広島は関東の方から見ればかなり遠いでしょうし、ましてや北海道や東北地方の方々には参加していただくのは難しいと思います。

そんな中でも札幌からお二人が来ていただき、その熱意に応えるためにも、今度は私の方から出向いて行ってという気持ちになりました。

正式な告知はまだできませんが、5月の17日土曜日と18日日曜日の二日間を予定しています。

北海道や東北地方でこのブログを見ていただいているみなさん、楽しみにしておいてください。
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第三回西本塾を終えて
第三回西本塾に参加させて頂いた者です。
まずは、西本先生と奥様、2日間通して楽しく講習に励めた仲間たちに感謝しています。
今回私は、小学生年代のサッカーチームの子どもたちに「身体の使い方」「歩く・走る」「重心移動」といった事を伝えたくて参加しました。
西本先生のブログや本を見ていて自分自身で曖昧な解釈をしている部分がしっかりと学べた気がします。
言葉では伝えられない独特の感覚を掴めたのも西本塾に参加できたおかげだと思います。
今までと全く違う考え方・動きをしてきた私にとっては目から鱗が落ちる状態でした。
この2日間を通して学んだことを少しでもいいので地元の子どもたちに伝えたいと思っています。
西本先生から教わった事が多すぎて全てをうまく伝えられる事が出来るか不安ではありますが、自分なりの伝え方・言葉で彼らの反応を楽しみに一緒に取り組んで行きたいと思っています。
また、分からないことが出来てましたら西本先生・塾生の仲間たちに教えていただけたらと思っています。
とても楽しく有意義な2日間をありがとうございました。

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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。こちらもご覧ください。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。

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