ゴルフ体の連動

先週の日曜日、一昨年の夏ドラコン大会の会場となった、リージャスクレストゴルフクラブ・グランドコースに行ってきました。

時期は8月中旬、まさに夏の盛りで炎天下のもと行われた大会でした。

結果は念願の300ヤード超えを記録し(305ヤード)、一つの目標を達成しました。

このコースに来るのはその後2回目で、コース自体のレイアウトもあまり記憶にはありませんが、コースを知り尽くしたメンバーさんと一緒なので安心してプレーすることができました。

同伴者は、私がパターの師と仰ぐ方と、私のトレーニーとして長くお付き合いをいただいている方で、65歳になられますが現在も競技ゴルファーで、さらには一緒にラウンドするのは初めてながら、ハンデ1のバリバリの競技ゴルファーの方という豪華メンバーでした。

さすがにドラコン大会では、ティーグランドから見て左サイド260ヤード付近にある、20ヤードほどのバンカーを越えなければ、ドラコン選手として話にならないレベルでしたが、普通にラウンドするときには、間違ってもあのバンカーは超えないだろうという感覚しか持てない距離感でした。

私の持ち球というか、ドライバーから放たれたボールは、よく言えばパワーフェード、悪く言えばスライス系の球筋のため、もっとボールを捕まえることができれば、ようするにドローボールを打てれば、もっと飛距離が出るはずだと、上級者の人にあおられて、この半年ほどボールを捕まえることを第一に考えてスイングを改造中でした。

距離の出ない人から見れば、フェードボールとはいえ普通に打てば250ヤードは飛ばすことができるし、一日に2・3回は270ヤードくらい飛ぶこともあり、さらには方向性もだいぶ安定してきたので、もう飛距離を追い求めることはやめてスコアアップを目指した方がいいのではと言ってくれる人も増えてきました。

まだ70台を出したことがないので、せめてゴルフを始めたからには80切りを達成しなければとは思っていますが、まだまだ筋力には自信がありますし、ゴルフの飛距離アップのための動きづくりを研究しているので、もうすぐ56歳になる私の年齢でも、さらに飛距離アップができることを証明したくて、ひたすらドライバーのスイングを研究しています。

200ヤードそこそこの飛距離の方が20ヤード伸ばそうというのなら、まだ話は簡単ですが、常時250ヤードを打ち、ドラコン大会では300ヤードを超えた私の飛距離をさらに伸ばそうというのですから、そう簡単な話ではありません。

今一番のテーマになっていることは、インパクト後のヘッドの軌道です。

つかまり球を打つために、インパクト後に急激にヘッドを返す意識が強くなりすぎて、いわゆるボールを押し込む動作ができず、スイングアークが少し小さくなってしまい、上体が早く起き上がってしまっていたのを、なんとかヘッドアップせず、前傾を保ったままヘッドを押し込み、ボールを見送れるようにしたいと思っています。

それが出来れば、間違いなく飛距離アップは望めると思っていますし、方向性も良くなってくると思います。

日曜日のラウンドですが、ドライバーでのティーショットでOBが4本、ショートホールで22度のユーティリティーアイアンでのOBが1本、そしてセカンドショットのミドルアイアンでOBが1本と、合計6本のOBを打ってしまいました。

ショートホールとセカンドのOBはピンを意識しすぎて顔が上がってしまい、シャンクしてしまいました。

ドライバーはボールの曲りというよりも狙った方向のミスで、ある意味納得しなければなりません。

自分のボールがどういう軌道を描くのか、まだまだ半信半疑の状態で構えているため、スイング自体が中途半端になっていると思います。

そんななか、終わってみれば46・45・91というスコアでした。

バーディーも2つあり、アプローチもパターもいつもに比べれば危なげなくできて、褒めていただくことができました。

ゴルフにタラレバは禁物ですが、OB6個分を差し引けばかなり良いスコアで回っていたことになります。

早くドライバーのスイングを安定させ、今回のようなショートゲームができれば、スコアアップも近いかもしれません。

そんな楽しいラウンドでしたが、もう長くお付き合いをいただき、スイングも体のことも私なりにきちんと把握していると思っている、ベテランの競技ゴルファーの調子が、今までご一緒させていただいた中で一番と言っていいほど良くないのです。

他の方にはラウンド中に、ああだこうだと言うことはできないのですが、その方には体の使い方という観点から、私なりに気づいたことは伝えるようにしています。

今回は体の動きが連動していないことが明らかでした。

アドレスからの始動が、まさにヘッドだけをひょいと持ち上げてしまい、体が捻れていかないのです。

左肩が顎の下に入っていかないどころか、右肩もアドレスの位置から後方に動いていきません。

そうなるとまさに手打ちということになり、体が起き上がってボールの頭を叩きトップボールになるのです。

それが何回か出てしまうとなおさら、ボールをしっかり見てという気持ちになり、悪循環に陥ります。

私はポイントとして、いつもトレーニングで意識してもらっている、右の肩甲骨を使いましょうと声をかけ、ハンデ1の方からは下半身が動いていませんよと声をかけられ、指摘している場所こそ違っていますが、言いたいことは「体が全体として連動していませんよ」ということなのでした。

その方は、結局最後まで、いつものスイングを取り戻すことができませんでした。

金曜日にトレーニングに来ていただいたときにその時の話をして、改めてアドレスからの始動の意識を確認していただきました。

それは右足の裏側の内側、親指のラインで外側に地球を回そうとするように力を加えるという意識です。

ゴルフシューズにもソフトスパイクが付いていて、地面をしっかりグリップしてくれます。

下半身主導とか手を使わないなどと言う言われ方をしますが、やはり長いクラブを両手で握っているのですから、手を使わないと言われてもイメージはしにくいと思います。

下半身主導を意識しすぎると、体が先に開いてしまい振り遅れになる方がほとんどですし、足はついてくるからとにかくしっかり腕を振れと言われると、今度はリストの返しが早くなってしまい、左へひっかけることになります。

地面においてあるボールを打つことはこんなにも難しいものかと、嫌になることもあります。

そうした中で、右足裏で地球を回そうとすると、もちろん地球が回るはずはありませんから、スパイクによって固定された足裏の動きが膝の内側に伝わり、さらに股関節の届いて、骨盤の右側が上後方に引き上げられるような感覚になります。

実際にはまだそこまでの動きは表面上現れていませんが、体の内部では、そうなっていることを自分で確実に感覚できるところまで意識して、地球を回します。

それが確実に感覚できたら、あとはもう何も考えずに力任せに腕の力を使ってクラブ動かしても、オートマチックに背骨が捻れ、下半身はそれを受け止める準備がすでにできていますから、体が流れてオーバースイングになることもなくトップに位置まで上がっていきます。

そうすると右の股関節に十分重心が移動し、今度はダウンスイングに入る瞬間に、右の股関節はそのまま我慢して、左の股関節を同じく上後方に引き上げる意識で、一気に骨盤を回転させると、上半身の力と下半身の力が最大限に交わって発揮された瞬間にインパクトを迎え、最大の飛距離を得られるということになります。

言葉でいうのは簡単ですが、この股関節の動きを完全に使いこなせるようになるためには練習が要ります。

このことのエッセンスを、アコーディアゴルフグループの会報誌に連載させていただいています。

トレーニングをしながら、何度かお話したことがある内容ではありましたが、改めてその意味をお話しし、次のラウンドにはおそらくしっかり修正して臨んでいただけるようにドリルを行いました。

私がスイングに対してアドバイスするなどと言うことはおこがましいほどレベルの違う方ですが、そういう方でもほんの少しの意識の違いがスイングを崩し、修正ができないほどの状態でラウンドを終えてしまうこともあるのです。

野球の投手に対しても、ボールをもってフォームの修正はできないと、動きづくりのトレーニングをさせますが、ゴルファーも同じです。

まずは正しい体の動き作り、これなくして高いレベルでの修正はできないと思います。

負け惜しみとなりますが、ゴルフはお金と時間をかけた人がうまくなるというのはある意味仕方のないことです。

しかし、それで到達できるレベルには限りがあります。

自分がどこを目指すのか、シングルハンデ入りか、クラブチャンピオンか、地区のチャンピオンか、日本のトップアマか、そのどこが目標であっても、やることは一緒です。

現状に満足せず、高い目標を求めるのなら、動きづくりのトレーニングは絶対に必要だと思いますし、私のアドバイスも決して無駄にはならないと思います。

W杯、今朝も早起きして試合を見ました。

日本のマスコミはピッチの上の選手ではなく、裏話や家族との秘話みたいな、サッカーとは無関係なことばかりをここぞとばかりに表に出して報道しますが、私たちが期待しているのはピッチの上で躍動する選手の姿です、プライベートに興味はありません。

外国のチームの試合を見ていると、純粋にサッカーのプレーを見て楽しむことができます。

私など普段見聞きすることがない選手ばかりですから、なおさらそう思います。

スポーツ選手はアイドルではありません、汗をかき泥まみれになってボールを追い続ける、その姿だけを報道してほしいと思います。

秘話は外に出ないからこその秘話なはずです、私だけが知っていることは人には言ってはいけないのです。

ベスト4が出そろい、いよいよクライマックスが近づきました。

最後まで楽しませてもらいましょう。
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西本ゴルフ塾生です
西本さん、いつも治療や動きづくりに関するヒントを書いていただきありがとうございます(ゴルフネタには特に真剣になります(笑))

OBが6発でのスコア、おもわず「タラレバ」で考えたくなりますよね。

西本さんのブログを読ませていただき、勝手にご一緒にラウンドしていただいたことを思い出しました。
一般ゴルファーが「振れない」と言われているゴルフクラブを使いこなし、想像以上の飛距離が出る西本さんのゴルフスタイル、私の今の目標でもあります。

先日、私はゴルフ初心者と共にショートコースに行ってきました。
その初心者の方には「西本ゴルフ塾」で教わった、股関節の動かし方を重点にアドバイスし、数回ドライビングレンジにて練習したあとのラウンドでした。

なんとその方、初ラウンドにもかかわらずバーディーをとることができました。
バーディー以外のホールも目立ったトラブルもなく、股関節の動きを意識してもらうことの大事さを改めて感じることができました。

まだ手に入れてはいませんが、アコーディアゴルフの会報誌、楽しみにしております。

ちなみにその方がバーディーをとったホール、1オンした私は動揺を隠せず、パットをショートしてのパーでした・・・。

良い連動を意識して、練習あるのみですね。
  • 2014-07-07│20:33 |
  • 諏訪 俊一 URL│
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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
「第25回西本塾」を11月18・19日の土日に開催を予定しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください
尚、深める会も12月10日に予定しています。

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