仕事、夢、今後の展開

W杯も終わりました。

広島では私の予想通り、巷の話題はもっぱらカープのことが中心となっています。
昨年やっと3位に滑り込み、CSに進出出来たというのに、シーズン前半の快進撃に1991年以来の久々の優勝もありと、心から信じて応援している地元の方々の熱気は、多分よその地方の方には理解不能な状況だと思います。

個人的には、優勝がないとは言いませんが、昨年に続き確実にAクラスを続けて、チームとして勝つということになれるというか、勝ち方を覚えるシーズンになればと思っていました。

長いシーズンですから、チームとして選手個人として、好不調の波があることは仕方が無いと思います。

首脳陣がそこをきちんと見極めて、トータルとしてシーズンの結果に対して向き合っていかなければ、ここ数年と同じように、「惜しい広島」で終わってしまうような気がします。

なんだかんだと広島での生活も長くなりましたので、やはり地元のチームという意識を持つようになり、なんとかがんばって欲しいと思います。

昨日からJ1リーグの試合も再開し、ACL組の試合が行われ、サンフレッチェは後半の最後で追いつかれ、ロスタイムで試合を決められてしまいました。

中断期間に戦術の徹底を図り、体力強化に努め、万全の状態で臨んだはずの試合で、後半足が止まってしまうというのは、どういうことだったのでしょう。

新聞によると、後半に投入した選手も、期待されたような動きは出来ていなかったと、厳しいコメントが書かれていました。

この話は、一ヶ月ほど前に、日本代表チームの大きな課題として取り上げられた問題だったように思います。

中断期間と準備期間、それぞれスタッフが綿密な計算をしてコンディションを整え、さらに上げて行った状態で試合に臨んだ結果が、現実としてこういう結果になるということは、明らかにその過程に問題があるとしか考えられません。

勝ち負けには、いろいろな要素が絡んでくるとは思いますが、コンディションや選手個々の動きに関しては、言い訳ができないところが大きいと思います。

現場を離れると、冷静な目で色々なことが見えたり考えたり出来るようになりました。

さて、ここ「Conditioning Studio 操」を作って仕事を再開し10ヶ月が過ぎました。

私の人生、先々のことを考える余裕などなく、いつも目の前のことで精一杯でした。

今回も、何とか自分の城を作って、仕事を再開しなければという気持ちだけで、ここで何をしたいとか、何ができるだとかいう具体的なプランは描けてはいませんでした。

その中でこうして、自分の想いをブログに書き綴ることから始めて、西本塾という形で私の経験や知識を伝える活動をしたり、私自身に興味を持っていただいた方が、遠くからわざわざ広島まで来ていただいて、話を聞きたい、西本理論を体験したい、これまで受けてきた施術に満足できない、日常行っているトレーニングのやり方や方向性に納得していない、リハビリを繰り返しても思ったような状態に回復できない、単純にもっと動ける体が欲しいと、さまざまな目的と興味を持って、私の元を訪れて来る人が増えてきました。

まったく行き当たりばったりで、そういう状況を想定していませんでしたので、お問い合わせをいただく度に、「遠くから、時間とお金をかけて、わざわざ広島まで来ていただくことが、本当にあなたにとって有益なことなのか、よく考えてください」だとか、たった一度私の指導を受けたからと言って、すべてがわかるわけではないし、私自身中途半端な指導はしたくないので、電話の向こうの見知らぬ人に対して、私の指導を受ける覚悟がありますかなどと、脅かすような言い方になってみたり、我ながら一体自分は何が言いたくて何がしたいのだろうと、電話を切った後、考え込んでしまうこともしばしばです。

体作りではない動き作りのプロとして、私を信じて私を頼って、ここまで来てくれた人たちに対して、私は自分の持っている力を余すことなく発揮して、その方の期待に応えてきたつもりです。

チームに所属し、毎日顔を合わせる選手を指導する時のような状況ではありません、まさに一期一会の一発勝負的なところがあります。

私は勝てない喧嘩はしない主義だと言ってきました。
その意味の中には、これまで見たこともない人間に対して、たかが2時間や3時間の指導で、大きな変化を感じさせ、今後に役立ててもらえる効果を与えることが出来るのだろうかという不安があるのです。

たとえば東京から、毎週末、月に一度、二ヶ月に一度と定期的な指導を継続していただくことが出来る環境にある方はいないでしょう。

ブログを読みナンバーの記事を読み、とにかく私のところに行けば何か得るものがあるかもしれないと、思っていただくのは本当にありがたいのですが、私がこれまで求めてきたものは、自分が指導すればこうなる、こうなったという確実な成果でした。

それはまったくの自己満足であったかもしれませんが、そうやって自分を高めモチベーションを維持してきたのです。

それができないとわかっていることを、仕事として請け負うことを、自分の中のちっぽけなプライドが躊躇させてしまうのです。

そんな中でもすでに数多くの人からの依頼を受け入れ、それぞれの方が期待していただいた以上の効果を実感していただき、喜んで帰って行ってくれました。

第三者的に見ればまったく問題はなく、私の能力をもっと広く一般の方のためにも発揮するべきで、もったいぶって電話で理屈を並べるような対応をする必要はないのかもしれません。

縁があって私に興味を持ち、遠路広島まで来てくださるという方に対して、お互いのスケジュールさえ合えば、私が言わなければならない言葉は「ありがとうございます」の一言でいいのかもしれません。

先日リハビリのトレーニングを加速させるために来てくれたサッカー選手と過ごした時間など、チームに所属して当たり前のような顔をして私の指導を受けていた選手たちの時とはまったく違う、まさに濃密な真剣勝負でした。

こんな気持ちで選手と向き合えるのも、こうして個人で仕事を再開したおかげだと思います。

プロの選手から、小学校の3年生まで、年齢もレベルも目的も、みんな違う人たちに対して、きちんと要求に応えることが出来るのは、やはり自分しかいない、自分しかできないと、改めて思います。

体力的なことを考えても、何処かに所属して一年中現場に立ち続けることは難しいかもしれません。

そんな私ですが、夢というか、こうなりたいという願望は、言葉に出さなければ絶対に実現しませんので、実現不可能とわかっているものも含めて書いてみたいと思います。

まずは、私がサッカー日本代表のコンディショニングアドバイザーとなって、基本的な歩き方から始まって、サッカー選手にとって有益な走り方から体の使い方、それを可能にするトレーニングの仕方を指導する。

普段は別々のチームの選手たちですから、それぞれの選手を巡回して、個人として、またそのチームのスタッフにも指導をさせてもらって、意識や方向性を共通なものにして行く。

トップがそういう発想を持つことで、アンダー世代の指導者にも確実に指導を広げ、育成年代からトータルとしての、日本人にあった動き作りの考え方を定着させ、日本全体のレベルアップを図る。

まあ大きなことを言ってしまいましたが、これがもし実現したら、間違いなく日本のサッカーは変わると思います。

まったく実現不可能でしょうが、夢を語るのは自由なので書いてみました。

もう少し現実に近いものとしては、Jのクラブやプロ野球の球団とアドバイザー契約を結び、キャンプの期間とシーズン中は月のうち1週間チームの要求で個人や全体の指導をして、チームの勝利のお手伝いをする。

プロでなくても、いろいろな団体から依頼があれば指導もしてみたいと思います。

ここ「操」では、個人的な相談を受付け、指導者であろうと、施術者であろうと、選手であろうと、レベルや年齢にかかわらず、きちんと要求に応えられる指導をする。

もちろん腰痛など体の不調で困っている方に対しても、私のところへ来てよかったと思っていただける、結果にこだわった施術を行う。

希望者がまだあるのなら西本塾もできれば継続し、これまでの経験が一人でも多くの方のお役に立てる仕事をして行きたいと思います。

加えて、もし呼んでいただけるのなら、全国何処へでも、もちろん海外でも出掛けて行って、出来る限りのことをして行きたいと思います。

「来るもの拒み、去る者追わず」の頑なな職人気質はまだ抜け切れていませんが、体力と気力が続くのも、そう長くはないと思うので、出来る時に出来ることをやっておこうと思います。

もし書いたことを全部やらせてもらえるとしたら、私一人の体では足りませんね、やはり後継者を作っておくべきだったでしょうか。

ここでの指導は、時間配分もあって、仕事として、もちろんお金をいただかなくてはなりませんので、「操」のホームページで、よく確認していただいてから、ご連絡していただければと思います。

来月になると、また一つ歳を取ります、丸くなって行く自分と、尖ったままの本性をうまく調整して、自分にとって一番苦手なストレスという厄介な存在とうまく付き合って行きたいと思います。

私の仕事は、私を利用しようという人がいなければ、一人でごちゃごちゃ言っていても何も始まりません。
必要だと思っていただく方、どうぞご利用ください。
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スイング中の股関節の動き
コメントありがとうございました。
紹介していただいた方の考え方は承知しています。
私がアコーディアゴルフグループの会報誌で、ご紹介している股関節の使い方も、そのことを説明するために切り口を絞ったものです。
私の口癖ですが、もう新しい理論とか他の人と違うなどと言っていること自体が、違うと思うのです。
実際に超一流と言われるプレーヤーは、すべて共通した体の使い方をしています。
それを説明するのに、説明する側が色々と理屈をつけて自分が考え出したかのように理論づけているのはいかがなものでしょうか。
けっして、紹介していただいた方を非難しているのではありません。
この股関節の使い方を、色々な方が独自理論として取り上げ、指導しています。
私がなぜ、会報誌でそれを取り上げたかというと、いわゆる筋力では負けるはずのない女子プロ(中には負けそうな人もいますが)に、普通以上のサイズの体と筋力を持って、見た目のヘッドスピードでは勝っているように見えるのに、せいぜい200~230ヤードほどしか飛ばない男性アマチュアプレーヤーがほとんどだという現実があるからです。
それはなぜか、いくら力を入れて振ってもボールに力が加わらないからです。
ミート率が違うからと片づけられる問題ではないのです。
ではなぜか、インパクトでしっかりボールに力が伝わっていないからです。
そのために必要な体の使い方が、股関節を上下に使うという意識なのです。
そういう説明から入らないと、今言われている、腰を逆回転させるとか、勢いよく回ってきた腰を止めるとかいうことができるはずがないと思うのです。
会報誌を読んでいただいただけでそれが分かるとか、できるとかいうレベルに達していただくことは不可能だと思いますが、ゴルファーは日々さまざまな理論に接し、工夫もしている人が多いので、単純に股関節の使い方に絞った方が、取り組みやすいし、もしかしたら他の人のレッスンで理解できなかった動きが、できるようになるかもしれません。
プロは基本的に大なり小なりみんなそうなっていて、我々アマチュアは難しく考えず、単純にいいとこどりで真似ができる方法論が必要だと思います。
私自身試行錯誤が続いています、お互いに頑張りましょう。
  • 2014-07-17│19:14 |
  • 西本 直 URL│
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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
「第25回西本塾」を11月18・19日の土日に開催を予定しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください
尚、深める会も12月9・10日に予定しています。

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