我ながら単純な男です。

皆さんの住まわれている地域、台風の影響はいかがでしょうか。
今回も私が住んでいる広島市内には、結果的にまったく影響はありませんでした。

今日はホームコースである戸山カンツリーの月例杯にエントリーしていて、とても楽しみにしていたのですが、昨日の時点でゴルフ場自体はクローズにはしないけれど、月例杯としては実施しないとの連絡があり、万が一があってはとキャンセルしましたが、少し風が強いとはいえ普通にラウンドできる天気となり、少し残念な日曜日となりました。

月末には、広島一の難コースであるリージャスクレストゴルフクラブのロイヤルコースで、以前ひどい腰痛を抱えて私のもとを訪れていただいた、リージャスをホームコースとする競技ゴルファーの方から、完全復帰できたら一緒にラウンドしましょうという約束に応えていただき、久しぶりのロイヤルコースに私自身本当にワクワクしています。

治療に通っていただいていた時に、年齢もほとんど変わらない私が、2年前にドラコン大会で305ヤードを記録したことに驚かれ、どれほど飛ばすのか一緒に回って見てみたいと、期待していただいていたので、なんとかその期待に応えて一発でもいいから、その方を唸らせるドライバーショットをお見せしたいと意気込んでいます。

今朝はラウンドに行かなくなったため、それではと近くにある、まさに行きつけの練習場であるウッディーゴルフスクエアーに行ってきました。

飛距離アップのために、毎日のようにユーチューブを見たりレッスン書を読んだり、スカパーのゴルフ中継を見たりと、研究に余念がない私ですが、それが逆に災いして、今日はこうやって打ってみよう、今日はあの打ち方を試してみようと、一向に一つのことに集中しないので、2000円のプリぺードカードを買って、140球ほどしか打てないのですが、残り40球を切った頃になって、やっといい当たりが出るようになるのが、いつものパターンです。

今日もそのパターンで、自分なりに感じが出始めた頃、背中側の打席で、明らかに競技レベルと思われる少年が練習を始めました。

サンドウエッジで30ヤードのアプローチを繰り返すのですが、マットを叩くことなど皆無で、一球一球きちんとボールを直接捉え、乾いたいい音とともに、スピンの効いたボールが30ヤードの看板の手前に運ばれていくのです。

ボールの落としどころはもちろんですが、アドレスから始動、テークバック、インパクトと、まるでビデオを再生しているように正確な動作が続きます。

練習の邪魔をしてはいけないと、見るだけは見せてもらって、残りのボール数が少なかったので、形だけ真似をしてスイングしてみましたが、私のサンドウエッジのヘッドは、毎回違う場所をこすり、こするならいいのですが,だふって手前を叩きドスンと音がしたり、空中を通り過ぎたりと、悲しいくらい目の前の彼のようにはいかないのです。

我慢できずに声をかけ、聞いてみると、高校生くらいかと思った彼は、何と中学一年生で、7歳からゴルフを始め、当然アンダーで回ることもある競技ゴルファーだったのです。

こうなれば聞かなきゃ損だと、いくつか質問を投げかけましたが、シャイな彼は小さな声でポツリポツリと私の欠点を指摘してくれました。

プロや大人の上級者の方には何度か指導を受けたことがありますが、中学校一年生からのアドバイスは、とても新鮮で的を得ていることを指摘してくれました。

なにより、目の前で見せてくれる彼のスイングのリズムやテンポは、テレビやユーチューブの画面とは違う、立体的で生の感覚が伝わり、しばらく見とれてしまいました。

練習する順番があるのでしょうが、無理を言ってドライバーショットをリクエストし、3球ほど打ってもらいましたが、サンドウエッジと同じリズムで、背中がしっかりまわり、しなやかな体の回転から放たれるボールは、キャーリーで平均250ヤード飛ぶのだそうです。

筋力やパワーといったものでは負けるはずがない私ですが、彼曰く、「背中をしっかり回して、あとはプレーンに沿ってシャフトが動くように、背中を捩じり返すだけです」という言葉に、なるほどとうなずくしかありませんでした。

何球か見てもらいましたが、やはり体の回転よりも腕の力が優先されたスイングにしか見えないと言われ、がっかりきましたが、自分ではやっているつもりでも、見る人が見れば全然できていないという事実、どこかで聞いたことがあるぞと、思わず自分の指導を思い出しました。

もしゴルフ場に行っていれば出会うことのなかった少年、今日はそのことだけでもありがたい一日のスタートとなりました。

さて前回の更新で、ブログ拍手のことに少し触れたら、皆さん気を使っていただいたのか、普段見たこともないような数の拍手をいただきありがとうございます。

家内からは、あなたが無理やり押してくださいと催促したようなものだと、突っ込まれてしまいましたが、そういうつもりはなかったので、単純に喜んでいます、こんな小さなことでも大きな喜びと感じられる私は、我ながら単純な男です。

昨日は台風の影響があってはと、午前中で仕事を終え、午後は休みにするつもりでいましたが、結果的にはいつも以上に遅くまで仕事をすることになりました。

私の仕事は、完全予約制という形をとっています。

それは単純に、来ていただく方をお待たせしないとか、時間を有効に使いたいという理由ではありません。

初めて来ていただく方であっても、複数回来ていただいている方であっても、明日の何時にその方が来るということを前提に、私の頭は回りはじめ、入り口を入ってきていただく前から、その方に対してのアプローチが始まっているのです。

初めてであっても、できるだけ情報を得ておいて、今日は何をしてどういう変化を見せられるか、またどういう話をしてその方の意識を変えられるかなど、私なりにいろいろな準備をしているのです。

例えば一般の病院のように、来た人に対してそこから何かが始まるのではなく、来ることが決まった時点から、色々なことが始まっているのです。

生来それほど働き者ではありませんので、空いた時間は、例えば自分のトレーニングをしようとか、ゴルフの素振りをしようとか、本を読もうとか、一日のスケジュールも前日にはほとんど頭の中に出来上がっています。

そこに、今日の午後空いていませんかとかいう電話が入ると、喜んで仕事を請け負うべきなのに、なんとなくがっかりしてしまうのです。

本来こんなことではダメなのはわかっているのですが、ずっとこんな調子で仕事をしてきました。

しかし、私のことを本当に信頼し、なんとかしてほしいと頼ってこられると、さっきの言葉はどうしたんだと言われそうですが、まさに職人気質に火がついて、「よし任せておけ」と、時間もまったく忘れてしまうほど、仕事に集中しのめりこんでしまいます。

いくら自分の技術に自信を持っていたとしても、それを生かす相手がいなければ、何の役にも立ちません。

その相手が、私に対してどの程度の期待を持ってきてくれるかでも、発揮できる技術は大きく変わってきます。

自分の抱えている問題に対して、私のところへ来たからといって大した変化などするはずがない、そんな気持ちで来た人間は、本人の思っている通り大した変化はしないかもしれません。

変化をさせられたとしても、それに気づこうとしないと言った方が正確かもしれません。

逆に、無理を承知で、少しでもこの痛みを取ってほしい、動かない体が動くようにしてほしい、そう思ってきた相手に対しては、本人が思った以上の変化を感じさせることができます。

大切な選手を何とかしてほしいという指導者の願い、とにかく私を信じて、できるものなら何とかしてほしいという大きな期待を抱いてくれる選手、安請負はできませんが、現状を把握し、今日今の時点で何ができ、どこまで回復させられるのか、私の技術と経験と情熱のあらん限りを傾けて、相手の体に向き合うことで、奇跡という言葉は大袈裟ですが、どうしてここまで動けるようになったのだろう、数時間前までの自分の体はどこへ行ってしまったのだろう、そう思えるほどの変化さえ感じさせることができることもあります。

この作業をしている時、相手の体に入り込み、本人に成り代わって相手の体と対話しながら、痛みという感覚と動けるという感覚の両方を改善している時、まったく時間の流れも忘れ、何とも言えない達成感というか満足感を感じるのです。

私が治してあげるとか、そういうことではなく、相手が必死にこうなりたいと願う方向へ導いてあげるのです。

だから人任せで、どこが痛いあそこが痛い、あそこへ行っても治らないここにきてもダメだったという人に対しては、私の本気度は申し訳ありませんが上がっていきません。

三輪明宏さんの言葉を借りれば、「お給料は我慢料です」ということになるのでしょうが、私は本気で自分の体と向き合おうとしない人に対して、我慢してまでお金をいただく行為をしたくないのです。

そういう人のために時間と労力を使った後は、色々な意味で疲れてしまいます。

お互いの気持ちが、同じ方向に向いているというのはどんなことでも一番大切なことなのだと思います。

そんな中、西本塾が近づき、定員の10名に対して、すでに8名の申し込みをいただいています。

皆さん、受講動機の欄に、私のことを知っていただいたきっかけや、私のどういう部分に興味を持ち何を学びたいのか、また現状困っていることや考えていることを真剣に記していただき、まだお会いしたこともない方々ですが、これまで参加していただいた方々と同様、初対面の挨拶の際に、すでに旧知の間柄だったかのように打ち解けてお話をすることができます。

前述した、予約制をとっていることに通じることで、例えば申し込みをしていなかった方が突然、参加させてくださいと入ってこられても、その時点で他の方との間に大きな温度差が生じてしまいます。

私は提供していただいた情報をもとに、今回の西本塾の空気を作る準備を、すでに始めているのです。

そういう意味で、この空気感を壊さないために、これまで結果的にお二人の方から頂いた申し込みをお断りすることになりました。

もちろんご本人にもその旨をお伝えし、納得していただいたうえでの処置です、もしこの後機会があればそのお二人にも、改めて是非参加していただきたいと思っています。

今回同じ理由で、また一人申し込みを保留とさせていただいています。

まったく他意はないと思うのですが、私が作る西本塾という空間に入ってきていただくための、入り口となる申し込みフォームから、何としても私から何かを学び取ってやろうという思いが伝わってきませんでしたので、受講を思い立っていただいた動機や、特に興味のあるテーマなどの情報を書いていただいて、改めて申し込んでいただけることをお願いしています。

私はマイペースでやっています。

自分にとって居心地の悪い空間は作りたくないものです。

我ながら単純な男ですが、自分を信頼し集まってきてくれる人を相手にしているのは、本当に楽しいものです。

そうでない人にまで、私の論をお伝えしなければならないとは思っていません。

逆の状態になり感情をゆさぶられると、簡単にへたってしまいます、色々な意味でストレスに弱いタイプのようで、これからは自分のペースをしっかり守っていきたいと思います。

前回、必要なのは、武将たちの体を守る華美な鎧か、戦う足軽の最低限の鎧かという、筋肉のたとえ話をしましたが、もう一つきちんとお伝えしなければならないと思っているテーマが、「止まることは、静止することではなく、その場に留まってはいるが、いつでもどの方向にでも動きだせる、アイドリング状態でなければならない」ということです。

ターンをするという状態も同じです、歩くことから走ることの意味と実際の実技を通して、私の言う体の使い方がある程度分かってくると、皆さんこの問題に引っかかるようです。

西本塾ではこの辺りのこともしっかり説明できるよう準備をしています。

回を重ねるごとに、私も新たな発見があり、どうやったら分かってもらえるだろう、そしてプレーに指導に活かしてもらえるだろう、試行錯誤が続きます。

私が知っていることは、人間平等に備わった体の仕組みをどう使うかという基本と、それをベースに施術やトレーニングを指導してきた経験の中で、事実として積み上げてきたものです。

まだまだ知らないことはたくさんあります、だから面白いのです。

第7回の西本塾、私も楽しみにしています。

明日も休みを返上して、大分から来ていただくサッカー少年父子を指導させていただくことになっています。

昨日電話があったとき、以前に予約を受けていましたから、台風の影響でキャンセルしたいというお電話かと思いきや、何があっても絶対に行きますからという、お父さんの熱い言葉に、私も身が引き締まりました。

中学生の息子さんと、今日のうちには広島に来られて、前泊されるそうなので、今晩一緒にお食事にでもお誘いしたいくらいですが、中学生の息子さんを夜に連れ出す訳にもいきませんね。

とにかく私は熱い想いを感じる人と話をするのが大好きです。

そういう人が少ないように思います、「あなたが一番熱いでしょう」と、私を知る人には突っ込まれそうですが、類は友を呼ぶです、熱く語れる相手を探すとしましょう。
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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。こちらもご覧ください。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
西本塾を深める会を9月10日(日)に開催を予定しています。
詳細はstudio操のホームページ内の「講習会情報」をご覧ください。

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