思いつくままに

週末、何年振りかになりますが、親族以外の結婚披露宴に招かれ出席してきました。

出たり入ったり3回も繰り返し、2年前に卒業という言葉でチームを離れさせていただいた、三菱重工広島硬式野球部の元選手が35歳にしてやっとゴールインしてくれました。

今の世の中では35歳は決けっして遅くはない年齢ですが、私の知る限りスポーツ選手特に野球選手は早く身を固める選手が多く、彼が引退した後もなかなか報告がなかったので心配していたところでした。

披露宴では久し振りに野球部関係者と顔を合わせ、私の事情を知らない方からは、「わざわざ東京から来てくれたのか」 と声をかけていただく方もあり、説明に困ってしまいました。

三菱を離れる決心をしたのは、けっして翌年、川崎に行くことが決まったからではありません。

いろいろな要素があって一言では言えませんが、これ以上自分がこのチームにいても、今以上の貢献ができないと自分で判断したためです。

夏には自分の中では決めていたと思います。

そうこうしているうちに風間八宏君から熱心に誘われ、結果的に川崎に行くことを決めましたが、おそらく三菱の関係者の人たちには、川崎に行くために三菱を辞めたという事になっていた思います。

それがたったの数ヶ月で帰ってきたのですから、今回何人もの方から事情を聞かれてしまい返答に困ってしまいました。

社会人野球の置かれた環境は相変わらず厳しいようで、三菱重工というとんでもなく大きな企業であっても、企業スポーツ全盛の昭和の時代のようなわけにはいかないようです。

それでも平成8年、サンフレッチェを辞めて、初めて社会人野球チームで仕事をし、都市対抗野球大会で準優勝出来たことは、私にとっても忘れられない思い出となっていて、その当時の監督さんやコーチに会うと、思い出話に花が咲くことになります。

私の当時の印象は、今では考えられないほど白黒はっきりさせなければ気が済まず、どうやったら勝てるか、その一点だけを考えて毎日過ごしていました。

スタッフからは、独断で物事を進めないでくれとクレームがつき、半年弱で結果が求められた私は、その度に衝突しながらも信念は曲げず突っ走って行きました。

選手たちの戸惑いも大きく、本当にこんなやり方で勝てるのかと不信感をあらわにする選手もいましたが、最終予選まで無敗で突き進んでいくことで、少しずつ信頼を得ていけたように記憶しています。

あの頃の選手たちからは、私は怒ってばかりで笑った顔を見たことがないなどと、大袈裟に言われることもありますが、完全否定ができないのも正直なところです。

宴席では、主賓の方々が座るテーブルに名前があり恐縮してしまいましたが、スポーツとくに野球においての規律や厳しさがどんどん薄れていることが自然の流れなのか、それとも必要で残しておかなければならない部分があるのか、真剣に話をしてしまいました。

都市対抗出場を連続して逃してしまいましたが、なんとか来年こそ復活して頑張って欲しいと思います。

さてテニスの錦織圭選手がまたまた大活躍しています。

一昨日の夜、一度も勝っていなかった地元イギリスのマレー選手を破り、今日はランキング2位のジョコビッチ選手との試合が行われる予定です。

Newspicksの記事で、テニスの選手を屈筋を主に使うグループと、伸筋を主に使うグループに分けて、その特徴などを書いたのですが、私は錦織選手を屈筋優位のグループに入れました。

詳細は記事をご覧いただきたいのですが、今回の試合を見て、私の見方は間違っていなかったと確信しました。

相手のマレー選手は、これまで同じタイプのプレーをする選手と言われ、その完成度において一日の長があるマレー選手にはどうしても勝てなかったのだと思います。

それが今回の試合、全てを見たわけではありませんが、錦織選手のプレースタイル、日本的に言うとまさに「変幻自在」、我慢してチャンスを待つのかと思えば、意表をついて積極的に攻めに転じたり、相手のミスを誘うような長いラリーで消耗戦に持ち込んだりと、相手にとっては試合の流れを読みにくい、どんなやり方にも対応できるオールラウンドな強さを発揮してくれました。

ストロークの力強さは、明らかに錦織選手の方が上に見えました、これは屈筋を使っている証拠です。

それでもスタミナ勝負となったラリーでも、体は動き続けています、驚異的な身体能力です。

今夜の試合が本当に楽しみになってきました。

昨日Newspicksにアップされたのは、ゴルフに関する記事ですが、サッカーなどに比べるとコメントしてくる人の数が少ないようです。

競技人口が減っていることと、見るスポーツとしての関心の低さが要因だと思います。

このブログでも何度も取り上げてきましたが、専門家と呼ばれるプロやレッスンプロ、また競技レベルのアマチュアの方々を含め、同じ目的に対してこれほど方法論や考え方の違うスポーツはありません。

さらには、ハンデを貰って同じゴルフ場で同じコースをプロの方と回ることができるという珍しいスポーツではありますが、その飛距離や技術はとんでもなく遠いレベルで、我々が勝負どころか真似をすることもできません。

それでも上には上がいるもので、世界のトッププレーヤーと日本のトッププレーでは、まだまだ大きな力の差があります。

生涯スポーツとして、また老若男女を問わず、二世代三世代が一緒に楽しめるスポーツは、ゴルフをおいて他にはないと思うので、もっと気楽にプレーが楽しめる環境づくりをして欲しいと思います。

ゴルフの技術はこうすればいいという言い方で括れません、自然が相手で同じコースを何度回っても、全く同じ場所から同じ条件で打つということはありません。

だから難しいし、挑戦意欲も湧いてくるのです。

Newspicksの連載はまだ数回ですが、私の当初の目論見通り、経済ニュースをリアルタイムで手に入れようという人たちの息抜きという役割は十分果たしていると思います。

もう少しは題材がありますので、頑張って続けたいと思います。

追記

12月21日日曜日に「西本塾を深める会」を東京地区で開催の予定です。
これまで参加していただいた方が中心となって企画を進めていただいています。

この会の開催については紆余曲折がありましたが、現在7名の方から申込みをいただいています。
会場等詳細はまだ決まっていませんが、開催自体は決定しています。

若干名でしたら追加も可能かと思いますので、お問い合わせください。

せっかくの機会ですから、個人的に広島にきて指導を受けていただいた方にも参加資格を広げてもいいかなと思っています。
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Re: 近況報告です。
近況報告ありがとうございます。
仰る通り、子供たち、いえ我々日本人は広背筋を使えていないというのはまぎれもない事実だと思います。
そのことに気づくことなく、単なる体作りだ筋力アップだという風潮になっていくことが間違いであるということを、多くの人に理解してもらいたいですね。
陸上の指導者という人が、近頃の子供はという言葉を使っていますが、間違いなく自分たちも同じだったはずですし、現時点でその人自信が自分の体をそういう風に使えていないと思います。
自分でやって見せられないことを口だけで指導できるわけがありません。
神野さん自身にやりきった感があったこと、大きな進歩ですね。
相手に伝わることはもちろんですが、自分に今できることを出し切ることが一番大事なことだと思います。
その気持ちをずっと持ち続けてください。
神野さんが指導するということは、ボランティアではなく仕事のはずなのですが、そこに対価が発生しないところが、特に学生スポーツの難しいところですね。
でも、信頼関係を築いていけば、いつかは仕事として認められると思います。
また色々おしらせください、楽しみにしています。
  • 2014-11-12│09:18 |
  • 西本 直 URL│
  • [edit]
近況報告です。
先日、中学校時代の悪友から、突然の電話があり、普段滅多に飲みに行かないのですが、強引な誘いに負け出かけました。そこでは、昔話で盛り上がってましたが、自分のサッカーをしている中2の子供の話になりました。小学校までは、ストライカーでしたが、案の定と言いますか、オスグッド、腰痛に悩まされこの1年はロクにプレーが出来てないことに親子が悩んでいるらしく、兎に角一度会ってみようという事になりました。三十分くらいの予定でしたが、今の時点での自分の西本理論をなんとか伝えようと結局一時間かけて、骨盤、背骨を介した広背筋を使う大切さを伝えると共にフライングバックを共に行いました。改めて子供に伝える難しさを感じました。やはり、結果を求める気配が消えないなかでしたが、次第に真剣になる子に嬉しくもまだまだな自分に腹が立ちつつ、勝手なやり切った感は、とても清々しい気分になりました。ただ、感じた事は自分の未熟さを抜きにして、Jリーグを目指し四国選抜候補で高校もそれなりのサッカー高校を目指してる割りにフライングバック出来ないんです。背中は全然使えません。下手したら自分以下かも?と思う程でした。やっぱりここらの年代大事です。個人の成長過程で得たアドバンテージでいけると思ってる様な気がします。ちなみに悪友の弟が、高校の陸上部の先生で飲み会の場に合流させ、今日練習を勝手に見に行ったあと、話をするに骨盤を後傾させないように指導はしてるが、いまの生徒達はどうも出来ないと悩んでました。確かに見る限り折角頑張ってるサーキットトレーニングもほとんどの子が、背中が丸まり骨盤が寝た状態で一生懸命こなしてました。どちらもボランティア状態ですが、継続して首突っ込んでみたいと思います!
きっと私が、行き詰まると思いますんでその時は、西本先生のヒントを頂けるように悩んでやっていきます。
今後もよろしくお願いします❗️頑張ります。
  • 2014-11-11│22:51 |
  • 神野慎哉 URL│
  • [edit]

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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
「第25回西本塾」を11月18・19日の土日に開催を予定しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください
尚、深める会も12月10日に予定しています。

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