孤高の覚悟

まずは3人の方にお礼を言わなければなりません。

午前中に書き上げた記事をアップしようとしたところ、管理画面へのログイン画面に変わってしまい、アップどころかその記事自体が消えてしまうという悲惨な状況になりました。

そのことをツイートしたところ、フォロワーのYuichi Nishiharaさんと、yoshiparaさん、そして私の長女から、相次いで対応策を教えていただくツイートが届き感激しました。

元々パソコン操作は苦手で、出来ることは限られていたのですが、このブログの記事を書くことに関しては、毎回色々なことを考えながら時間をかけて書いていますので、消えた時には本当に力が抜けてしまいました。

それも一度や二度のことではなかったので、ipadで記事を書くことはもうやめようとさえ思いましたが、原因はそうではないこと、他のもので書いてからコピーした方が良いことなど、丁寧に教えていただきました。

今日はもう書く気力はないと思いましたが、皆さんの応援に応えるためにもと、大袈裟ですが気力を振り絞って今パソコンに向かっています。

さて今日のタイトル、マンガの「美味しんぼ」のようですね。

世間は大型連休の方もあるようですが、私は相変わらずの生活を送っています。

週末に行われた西本塾に参加してくれた人たちからの、コメントがブログに届いています。

まだ実践しての感想までには至っていないので、個別にコメントさせていただくのではなく、全体の感想としてここに書かせて頂きたいと思います。

西本塾は今年に入ってから、ただ伝えるというところを超えて、私に代わって伝え手に相応しい人材になってもらいたいと、入口を少し狭めて参加資格も厳しくしたつもりです。

今回送っていただいたコメントを読んで、あらためて人間というものを理解するのは本当に難しいことだということを実感しています。

申し込みの際に書いていただく受講動機から感じた第一印象、膝を交え体をぶつけ合い、厳しい言葉をかけたりもしながら二日間同じ空間を共有する中で感じた印象、そして塾後に送っていただくコメントに書かれた言葉、それらが微妙に重なり合わないというか、あの場ではこんな顔をしていたが、実際にはこんな風に受け止めていたのかとか、良い意味でも悪い意味でも私が受けた印象とは違う部分がたくさんありました。

この人とはもう二度と会うことがないだろうと思った人が、すでに何度も足を運んでくれていたり、この人にはもっと教えたいと思わせてくれる人だったのに、その後お会いすることがなかったり。

環境も地理的な条件も違うことはわかっていますが、私の想像した通りにはなかなかいかないようです。

今回頂いているコメントでも、二日間の中で感じたことを、それぞれの表現で書いていただいていますが、過去に参加してくれた人たちの中にも同じような感覚はきっとあったと思います。

自分が感じたことを、ほかの人がどう感じたのか気にはなるところですが、まずはじっくりと自分の体で検証し言葉にしていく作業が必要だと思います。

体が感じた驚きを素直に言葉にできる感性は大切にしつつも、自分が何を学び何をやってこうなったのかしっかり噛みしめる時間も必要です。

西本塾が入口を狭めたといいましたが、ここに来てくれる方々は、ブログや著書を読み、私という人間の考え方と私自身に興味を持って参加してくれるのだと思います。

誰かに行けと言われて参加した方もなかったわけではありませんが、そういう例外は別として、みなさん真剣に私の前に立ってくれています。

そんな中、「深める会」もやっと本来の目的に近づいてきました。

西本塾という今までの既成概念を覆すものの考え方に出会った、それを自分の目で見て自分の体で体験しようと参加した方々は、私が自ら開いた扉をくぐって内側に入ってきてくれました。

問題はそこからです、こんなものかと引き返すもよし、もう少し奥まで入ってみようと思うのもよし、どっぷり浸かって西本理論を極めてやろうと思ってくれればもっと嬉しいです。

中には覗いただけでわかったような気になってしまう人もいるようで、中途半端な理解でそれらを伝えようとする人もいます。

私がこの人ならと見込んだ人にだけ、指導することを許したいというのが本音かもしれません。

しかし、それでは私の考えが世の中に広がって行くはずがありません。

今の私はなんとしてでもこの考え方を世の中に知らしめる責任があると思っています。

だから私が教えているのは、目の前にいる参加者一人一人ではなく、その後ろにいるたくさんの誰かのために行っているつもりです。

だからこそ厳しくもなりますし、求めるものは当然高いレベルとなります。

そして、何をおいても大切なことはその人の人間性です。

こればかりは言葉にできないものです、通じ合うものがなければ表面的な指導に終わってしまうことは目に見えています。

逆に言えば、どうやって私をその気にさせられるのか、ということに尽きると思いますが、その方法は説明のしようがありません。

ただ、すでに何人かの人に通じ合える何かを感じ、この人ならという思いを持っています。

人間同士のことですから一方通行ではなく相性の良い人、そんな言い方にしかならないかもしれません。

5月の23日と24日に行う深める会には、昨日募集を開始したばかりですが、すでに2人の方から申し込みがありました。

一人は先日の西本塾の参加者、もう一人はすでに二度深める会に参加してくれている方です。

回数の問題ではなく、彼は私の前に立つたびに、明らかに西本理論の理解が深まってきていると思います。

回数を重ねれば重ねるほど、自分が本当の意味で私の言っていることが理解できていないことに気づかされていると思います。

わかったと思った時点で思考は停止してしまいますから。

わかったできたと思ったことが、伝える立場になると通用しない、そんな経験を繰り返して少しずつ何かが見えてくると思います。

まずは自分の体と頭でわかったような気になることがスタートかもしれません、そう思っても口に出してしまった瞬間に慢心します。

目的は何か、それが本当に誰かのためにと思うなら、絶対にわかったような顔をしないで欲しいのです。

ケアもトレーニングも目的は様々です、目的のために方法論があるのですから、これが正しいこれは間違っていると言い切れるものもありません。

私の提唱していることはあくまでも人間にとって自然な動きを追求するためのものです。

一般的に言われていることに対して、なぜどうしてを繰り返しているうちに、こんなことを考える人間になってしまいました。

ですから、独自の理論とか変わった考えの持ち主だという言われ方に対しても、私にとっては全く関係ないことで、体を動かすということに関して、真理を追求し本質を探る営みを続けているのですから、誰になんと言われようと孤高を貫く覚悟ができています。

今回届いた受講動機の中に、こんなことが書かれていました。

指導しているサッカー少年の保護者から、試合を見ている他の保護者から、「A君はもっと腕を振って足をあげて走ったら、もっといいプレーができるのに」、と言われたというのです。

そんなことを言う人たちに、このブログを熟読してくれとお願いするわけにもいかないでしょうし、この走り方は世界の超一流選手の動きにつながるものだとか、現実自分が指導を受けた人、私のことですが、W杯に出場した一流選手やそのチームメートにも、現在進行形で指導している体の使い方であり走り方なんだよと説明したとしても、本質的なところはまったく伝わらないと思います。

よほど指導した選手の動きが他の選手に比べて良いと感じさせるものでない限り、こういうことを言われるのは覚悟しておかなければならないのです。

逆に指導した選手の動きが良くなったことで、他のチームからも指導を依頼されたという受講生もいますから、自信を持って指導してくれれば必ず良い結果が出てくると思います。

世の中を変えるには大きなエネルギーが必要です、私一人の力ではいかんともしがたいことは明らかです。

だからみなさんの力が必要なのです。

西本塾を受講したことは卒業ではありません、何回深める会を受講したからといってわかったとも思わないでください。

わかって行くのは根っこを掘ることの大切さと、その方法やものの見方にすぎません。

私こそ、その作業を延々と繰り返している真っ最中なのですから。

今年の後半も私を拘束してしまうような仕事の依頼はありませんでした。

それ以上に今やっていることを続けることの方が大事なことだと思うようになりました。

奇しくも今日、体を整えに来てくれたサッカー少年の口からこんな言葉を聞きました。

先日捻挫をした足首を守るためにテーピングをしに松江について行った少年です。

足首のためにも、最低限体の負担の少ない走り方ということで少し指導をしてありますし、同じくサッカーをやっている高校を卒業したばかりのお兄ちゃんからも、私の指導を聞いているので、他の子供たちとは明らかに違う走り方が出来るようになっています。

それが体育の時間に50m走を行う時、指導する教員からもっと腕を振れ膝を上げろと指導されるというのです。

さすがに6年生の少年が、教員に言い返すことは出来ないでしょうが、現状はまさにこんな状況で、なぜ腕を振らなければならないのか、なぜ膝を腿を高く上げなければならないのか、本質的な疑問を持っている人間などいるはずがないのです。

自分がやってきたこと、こういう内容で指導しなさいと言うマニュアル通りにやっていれば、何の問題も起こらないのですから。

先週行った西本塾の参加者の中に、大学の教員をされている方がいました。

最後に感想を発表していただいた際に、思わぬ言葉を聞くことが出来ました。

その方は高校の体育の指導要領の作成にも関与しているそうで、私から学んだ西本理論を、本来なら指導要領に反映させたいくらいだが、自分の力だけではそれはかなわないだろうが、10年に一度の教員免許の更新研修の際には、自分が講師として最低限の範囲でも西本理論を指導し普及させなければならない、それほど重要なものだと言ってくれました。

まさにそのレベルまで変わらなければ、日本のスポーツは永遠にこの状況を脱することは出来ないと思います。

私自身にはとっくに孤高の覚悟はできていますが、学んでくれた皆さんには、これからその覚悟が要求されてきます。

皆さんの力で、近い将来そんな必要がなくなることを期待しています。

西本塾そして深める会の、7月以降の予定を書いておきます。

肩書きや名誉ではなく、本気で誰かの役に立つための理論と技術を身につけたいと思う人に参加して欲しいと思います。

7月11日12日の深める会は札幌で行います。

深める会として行いますが、北海道在住者限定で、初めて参加する方を対象とした西本塾を同時開催します。

土曜日の前半で、深める会の参加者の方には復習の意味で、西本塾として参加していただく方には理論編を少し駆け足になりますがお話しして、少し追いついていただいた後、深める会の参加者の方にも納得していただける内容の二日間にしたいと考えています。

今回もいろいろお世話になる諏訪さんと小林さんには、前日の10日にゴルフも企画していただいています。

こちらもご希望があればはできるだけ早く参加の表明をお願いします。

募集の告知はまだ少し先になりますので、北海道にお住いの方はご検討ください。

以降、8月15・16日に西本塾9月20・21日に深める会10月24・25日に西本塾11月22日・23日に深める会12月19・20日に西本塾という予定を立てました。

この中から、この人ならと私が思える人が一人でも二人でも育ってくれることを願っています。

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Comment

Re: No title
コメントありがとうございます。
読んでいただいている皆さんにとっては、私が書いていることの中でも、フライングバックトレーニングや走り方など、実際の動作が気になるのでしょうし、それをそれぞれの解釈で自分なりに取り組んでいただいているのは有難いことです。
それはそれでまったく問題はありませんので、どんどん取り組んでいただきお役に立てていただければいいと思います。
どうしても実技の部分にばかり目が行くとは思いますが、私がその動きを考え言葉にした、その意味にもできれば思いをはせてほしいと思います。
西本塾や深める会、また個人指導でも、その部分を学びたいという人が多いことは間違いないのですが、どうしてこの走り方、体の使い方が有効なのか、身に付けなければならないのか、という根本的な部分の理解がないと、所詮は形だけのまねごとになってしまいます。
とくに誰かに伝えようとする人たちには、もちろん自分が出来るようになることは要求しますが、体の仕組みから始まって、なぜこの動きが必要なのか、また一流プレーヤーに見られる最大公約数的な体の使い方の特徴をしっかり理解してもらうようにしています。
皆さん一つの正解を求めたがりますが、角度が何度だとかいう数字の問題ではなく、なぜどうしてが分かることこそが目的で、その先には体にも意識にも個人差があるので、型にはめることは出来ないのです。
初期の指導では、型に近いことも要求しますが、其れとてみなさん同じ動きにはなりません。
最近の口癖ですが、「出来たと思うな分かったと思うな、その瞬間成長が止まるぞ」ということで、いろいろ試して楽しんでください。
  • 2015-05-03│18:24 |
  • 西本 直 URL│
  • [edit]
No title
いつも興味深く文章を拝読させていただいております。二度目の書き込みとなります。
こちらに書かれてあるフライングバックトレと走り方について、自分なりに実践し始めて1年、最も良い走りが出来ているのはどんな時かを模索しながら走る日々の中で、2点、気づいたことがありました。
1つ目は、腕の角度です。あくまでも自分なりにの感覚ですが、「あ!今は良い状態な気がする!」と感じる時、腕や掌が、「気をつけ」の際よりも30度くらい前を向いていることが多いです。そして、この状態の時の自分の頭の中には、常にロッベンの走る姿が浮かんでいます。
2つ目は、体の傾きです。西本さんの示される走りの通りに考えれば、所謂「良い姿勢」で走ることが基本ですが、僕は時々、わざと姿勢を変えながら模索をします。ある日、前傾姿勢(とは言っても、背中を丸めて前に倒すというのではなく、フライングバックの基本姿勢を緩く実施したような前傾ですが)を取った際、今までで最も、「骨盤を背中が引き挙げている」という実感を抱けました。傾けた角度は10度に満たず、また、上半身だけではなく下半身も含めて1本の棒のように傾けた姿勢でした。
これが「正解」かどうかはわかりませんが、日々、自分の体と向き合いながら体を動かしていると、様々な発見があるものだなということだけは間違いないと思います。これからも続けるつもりです。
さて、西本さんのブログを読んでいる身としては、西本塾への興味も当然湧くわけで、可能であれば参加し、その理論を吸収したり、上述の感覚を披露して意見を交わしあったりしたいのですが、仕事の都合上、土日が2日とも空けられる可能性は皆無に等しく、今は歯がゆい思いをしながらも、ブログの更新を楽しみにお待ちしている状況です。
いつかスケジュールの都合がついたら、参加を認めていただけるような動機を引っ提げて、顔を出させていただこうと思ってます。
また時々、ご挨拶にここへ顔を出します。
  • 2015-05-03│00:40 |
  • たけ URL│
  • [edit]
Re: お久しぶりです。
小野さんお久しぶりです。

私の提唱する走り方、名前などありませんので通称西本走り(欽ちゃん走りに対抗したわけではありませんが)と呼んでいます。

言葉で言えば、「平地は階段を駆け下りるが如く、上りは平地を駆け抜けるが如く」と、孫子の兵法のような難しい言い方になりますが、体験したことのない人には、まさに口先だけの絵空事に感じられる走り方ですよね。

2歳の息子さん、一番かわいい盛りで、自分の足で行きたいところにどこまでも走っていく姿は、まさに西本走りそのものではないでしょうか。

私も3人目の孫が男の子で1歳になったばかりなのですが、この子と一緒に走るのを楽しみにしています。
ハイハイで十分広背筋を鍛えてありますので、私の期待は膨らむばかりです(笑)

世の中の多くの人は、常識と自分の経験したことでしか物事を判断できない人が多いようですが、こうして私と出会って新たな世界を感じていただいた人は、周りを見る目が変わってきたと思います。

武藤選手と長友選手の走り方、まさにご指摘の通り「屈筋走り」と「伸筋走り」の見本のようなそれぞれの走り方ですね。

西本塾や深め理解でも話題にしたことがありますが、どちらでも一流になれたのだから否定はできませんが、私は武藤選手の走り方や体の使い方の方が、人間本来の使い方だと思っています。

武藤選手については、Newspicksでも以前取り上げました。

ブログ拍手のこと、ありがとうございます。

時々催促するように話題にした時には、数字が増えますが、普段はカウンターの数字の3割くらいの人しか押してくれないのです。

別に誰かと競っているわけでも、多いと良いことがあるわけでもないのですが、やはり少ないと淋しいものです。

色々なコメントも来るようになりましたが、皆さんの応援よろしくお願いします。
  • 2015-05-01│23:32 |
  • 西本 直 URL│
  • [edit]
お久しぶりです。
個別指導、深める会に参加した東京の小野です。いつもブログ、News Picksを楽しみに拝見しています。
いつもだったら読んで終わりなのですが、たまにはコメントさせて頂きます。
まず近況報告ですが走り方については、先生に教えて頂いたことを基本に日々走り続けています。
最近走っていて思うことは井桁の動きの重要性、階段を下る時の動きの大切さを改めて感じています。自分は今3階に住んでいて毎日階段を降りていますが、常に肩甲骨と骨盤の連動を意識して降りています。
先生も書かれていましたが、この動きを平地でもできれば本当に楽に走れると思います。
それから、最近自分にはお手本となる走りを見せてくれる人がいます。
それは2歳になった息子です。
まだ誰も走り方など教えていませんが本当に効率よく背中で走っている感じです。
一度先生にも見て頂きたいくらいにです。
今回の記事にもありましたが、小学生の子が腕を振って膝を上げれば速く走れるみたいなことを言われたと書いてありましたが、自分も言われた記憶があります。
自分は中学時代にサッカーをやりながら陸上もやっていて、やっぱり同じことを言われました。その時は何も疑いもせず、西本先生に会うまでは、ずっとそのように思っていました。でも、今は前の走り方は疲れるし、ケガもするので怖くてできません。
自分の息子が腕振り、膝上げ走りをしていたら絶対にやめさせると思います。
先日、何かの記事でFC東京の武藤選手とインテルの長友選手の走り方を比較した記事を読みました。内容は簡単に言うと武藤選手は効率よく走っているが長友選手はかなり一生懸命走っているように見えるという内容でした。
これを見た時、伸筋を使う走りと屈筋を使う走りの違いなのかと思いました。
長友選手は年齢も30歳近くになり、最近は筋肉系のケガも多く、屈筋を使った走りに限界がきているのでしょうか?
先生の御意見も聞いてみたいです。
いろいろ書いて纏まりのない文章となってしまい、すいませんでした。
最後に西本先生、このブログいつも楽しみにしているので書き続けて下さい!
自分は毎回拍手ボタンを押し続けます。
遠く東京から応援しています。
  • 2015-05-01│23:07 |
  • 小野 URL│
  • [edit]
Re: 足が止まるについて
望月さん

コメントありがとうございます。
私も、スポーツライターの木崎さんに影響されたのか、ブログのタイトルは一工夫というか、少しこだわってつけることがあります、今回はまさにそれでした。
ただあまり深刻にとらえるのではなく、お会いした時の私を思い浮かべていただき、真剣な顔でジョークを飛ばすし、その場を和ませようと必死になる、ただの親父の言うことだと受け流してください(笑)

正直、深める会の参加者が少ないことは、少し残念に思っています。
入り口から中に入ってくれてからが勝負だと思っている私にとっては、皆さんがどっちの方向に行くのか心配なところもあり、私が伝えたことが正しく広がっていくのか不安になることもあります。
それはそれで仕方がないことで、私は私にできることを続けていくしかないと思っています。

マラソンのこと、凄いですね。
足が止まるということは、どんなスポーツでも致命的なことになりますが、マラソンはまさにその言葉通りの結果になってしまいますよね。

まず長時間動き続けることのエネルギーは、炭水化物では供給できないことは明らかです。
私は糖尿病の自己管理として糖質制限食を6年以上続けていますが、医学界でも色々な意見がありますが、私は間違ったことをしているとは思っていません。

そのことについて勉強を続けていますが、マラソン選手こそ糖質に頼らず、脂肪をそのままエネルギー原として使える体に変えていくことこそ、記録の更新や動き続ける能力の向上に直結していると思います。

このことに結論が出るのは当分先だと思いますが、それぞれの責任で勉強し、納得して取り組むことは無駄ではないし、むしろやるべきだと思います。
このことは、現時点ではあくまでも、個人的な意見としか言えないのが残念ですが、私はそう思います。

体の動かし方ですが、望月さんのように自分の体験から色々なアイデアをこうやって書いてくれることが、読んでくれている人にとって何よりに情報であり、これこそが西本理論だと思います。

私自身20数年間、色々なことを自分の体で試してきました。
今回書かれているようなことも、その過程で気付いたことのひとつだったかもしれません。
ただそれらを一から十まで皆さんに伝えても、その時その瞬間の頭と体の理解が違いますから意味がないのです。

私が伝えなければならないことは、あくまでも体に備わったからくりであり原理原則だけです。
それをどう生かすか、そしてまたどう伝えていくのか、それはみなさんの仕事です。

皆さんの日々の気づきをこうして書いてくれることで、私ではない体の言葉を聞くことが出来ます。

私もマラソンとは言えないので、短距離走で西本走りがどれくらい通用するか試してみたくなりました。

ご存知のように私の肩甲骨の可動域は普通の人には考えられないほど自由に動きますので、これを使わない手はないと、左右の肩甲骨を捻りだすように使うことで骨盤を引き上げ、そのうねるような連動と回転数を上げることで、スピードを上げる走りを追及してみようと、恥ずかしながら一昨日から始めました。

なかなか良い感触で、80mくらいをスムーズに駆け抜けることが出来ています。
記録のことはまだ先ですが、明らかに普通の人から見ると変な走り方で、早く走れることを証明したいと思っています。

マラソン直後に虫垂炎とは驚きましたが、こんな形で西本理論の実践が出来ることは滅多にないでしょうから、自分の体で感じたことをこれからに生かしてください。

またのコメントをお待ちしています。
  • 2015-05-01│22:59 |
  • 西本 直 URL│
  • [edit]
足が止まるについて
西本直先生へ
「孤高の覚悟」と書くと、
凄まじい覚悟が必要に思えて西本塾や深める会の受講を希望する者へのハードルが更に高くなった気がします。
私が、次回の深める会へ参加する際は私自身が納得する姿になってから行きます。
深める会へ参加する際は、ただ先生の元へ学びに行くのではなく、受講生同志で学び合え、お互いが更なる高みを目指せる様になる。おこがましいかもしれませんが、受講生からも先生が学べるような会にしないと西本理論の更なる発展はないと思っています。
昨年に参加した深める会は、実際にそのような形になっていたのではと思いますが、まだまだ受講生の力が足りないと感じています。
その受講生の一人である私は、
もっともっと成長してから深める会に参加したいと思っています。
これも先生に直接頼らないで自分自身で成長する「孤高の覚悟」の一つではないかとも思っております。
とはいえ、今年一年先生にお会いできないのは寂しいので、年内には広島へ行ける様に頑張ります。

さて、題名にある「足が止まる」についてですが、
私なりに気付いた点を書きます。
先日、人生4回目のフルマラソンに挑戦しました。
結果は3時間14分29秒(グロス)でした。
今年の1月に出した自己べストを9分縮めての完走でした。
3ヶ月の間で、これだけ記録を伸ばせたのは、
間違いなく西本理論があっての事です。
私は、昔から長い距離を走る事が不得意で、他の人よりも足が遅いです。
そんな人間が42.195kmを走るという事で、このような結果を出せたのは、
先生のスピーチの魔法でも何でもなく、私自身が体の声に耳を傾け、体が喜ぶ事を行い続ける事をしたから出せた結果だと思います。
当然、そこへ導いてくれた先生が居なければ出せなかった結果だと思います。
先生には、本当に感謝しています。ありがとうございました。

自己ベスト更新したレース中に新たな気付きがありました。
それが、「足が止まる」という言葉についてです。
フルマラソン経験者なら誰でも経験する30㎞の壁。
これは、30㎞付近になると急に足が重くなり、思うように体が動かなる現象です。
これを、何かの解説者が見たら「望月選手、足が止まり始めました。これからが心配です。」と
言われると思います。
今回気付いたのは、「足が止まる」という事は
具体的に体の動きで何が問題なのか?です。
気付いた点は2点。
1点目は、ガス欠による思考力の欠如です。
今回のレースで、私は走り始めて調子が良く20㎞までかなりのハイペースで走りました。
その影響からかエネルギーの消費が激しかった為、25㎞地点で頭がぼーっとしてきました。
その状態のまま、走り続けると28㎞地点では、足が重く感じ、思うように走れない現象が出てきました。
すぐにガス欠と気付き、持っていたエネルギーゼリーを食べました。
しばらくすると、頭が冴えてきて現在のからだの異常に目を向ける事が出来るようになりました。
2点目は、骨盤と背骨と肩甲骨の連動の欠如です。
ガス欠解消後に、体のどこに問題があるのか走りながら体へ耳を傾けると、骨盤の上下動がない事に気付きました。それにより、背骨の胸椎は丸くなり、肩甲骨が動かなくなり、呼吸が浅くなり、全身への酸素供給が不足して、足だけで走っている感じがしました。
そこで、西本理論のドリルを思い出して骨盤の上下動をわざとらしく大きく出す様に走りました。
すると、丸くなっていた胸椎が伸びて、腰椎の反りも出て、肩甲骨が動き始めて、呼吸もしやすくなり、全身へ酸素が供給出来て、背中で走る感覚に戻りました。これにより、足で走るのではなく、広背筋の3・5・7を使い肩甲骨と背骨と骨盤の連動が可能になり背中で走る事が出来る様になりました。この走りだとすごく良いリズムで走れている感も出てきて、ゴールまで同じぺースとリズムで走り続けられました。
総括すると、「足が止まる」という表現は具体的には「足だけで動く」事なのだと気付く事ができました。
よって、足が止まらないようにするには、骨盤と背骨と肩甲骨の連動性を常に出し続ける体にする事が必要なのだと改めて感じました。
そして、西本理論のアイドリングはそれをする為の物なんだとも実践を通して気付く事が出来ました。

以上が、フルマラソンを通して西本理論の重要性を証明してくれた出来事です。
フルマラソンに挑戦して、様々な事に気付く事が出来ますが、西本理論で走っていると限界を感じた事がありません。それは、そうです。体が喜ぶ事をしている訳ですから。
今後は、体のキレを出すドリルを自分なりに考えてやっていきます。これが出来るとフルマラソンのタイムはもっと縮められそうです。サブ3も遠くない目標とも感じてきた今日この頃です。
余談ですが、実はフルマラソン後の夜に突然強烈な腹痛に襲われて翌日は、手術をする事になりました。診断は急性虫垂炎です。
虫垂炎は、誰が悪いとか何をしたから悪いという訳ではないと医師から言われましたが、これが何を意味するのか今の所分からないでいます。
1ヶ月は激しい運動の禁止令が出ているので、それが解除されたらまた走り出します。
ちなみに手術後のリハビリでも、西本理論は非常に役に立ちました。
今回のリハビリを通して、手術後麻酔が切れたら、すぐに動き出す事が重要で、痛いからといって横になって休んでばかりいては、予後が非常に悪くなると感じました。
多少の痛みを感じながらも、動く事で翌日の状態は驚くほど改善していきます。痛みがありながらも動くという事は、日頃から自分の体と向き合っていないと出来ない事だと思います。西本理論を日々研究していたお陰で、人生初の手術と入院を貴重な学びの場と捉えて臨むことが出来ました。
改めて先生ありがとうございました。
以上、長々と書き綴りましたが、「足がとまる」という言葉の具体的な気付きでした。
日々成長するには、日々の気付きを大切にする事だと思っております。今後も、新たな気付きが出たら報告させて頂きます。
それでは、失礼致します。

西本塾第7期生望月竜弥
  • 2015-05-01│21:12 |
  • 望月竜弥 URL│
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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。こちらもご覧ください。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
西本塾を深める会を9月10日(日)に開催を予定しています。
詳細はstudio操のホームページ内の「講習会情報」をご覧ください。

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