改めて孤高の覚悟

今日は休日としている月曜日ですが、Jリーグの下部組織でコーチを務める西本塾生から依頼があり、2時間ほど指導をしてきました。

トレーニングで自分の体をもっと動かせるようにしたいということから始まりましたが、現場で育成年代の子供たちを指導している立場で感じている様々な問題点に対して、私の意見を聞きたいということで、そちらの方が主なテーマとなりました。

私の主張している体の使い方や、サッカーでいう所の技術的な部分にまで踏み込んでしまいそうな部分も含めた、体の動きについては、残念ながらサッカーの世界でも一般に言われているセオリーとはなりえていません。

これまで西本塾に参加してくれたのは、週末に行う分も含めると、100人を超えます。

個別指導を受けてくれた人を含めると、もっと多くの人が私から直接指導を受けたことになります。

その方々には、すべてとは言いませんが、私の言わんとしていることはある程度伝わっていると思いますし、伝わっただけではなく、ほとんどの人が西本理論の正当性や有効性を認め、自分でもそれを実践し伝えて行きたいと言ってくれています。

しかし、そうは言っても数で言えばまさに少数派で、それぞれの人たちが単独で既成概念という大きな壁と立ち向かっているのが現状です。

今日来てくれた倉本君も、下部組織とはいえ他のコーチは元Jリーガーの肩書を持っている人間がほとんどで、自分がやってきたことに対してそれなりのプライドもあるでしょうから、なかなか違う考え方に聞く耳を持たないようです。

他の塾生も含めて、深める会でもそういう問題に直面している人が多く見られます。

もう今さらの話ですが、私がこれまでやってきたことの集大成として勝負に出たJリーグチームの仕事で、当然勝ち負けの結果としての順位ということにはなりますが、チームとして個人として明らかな成長や変化を世間に対して示すことで、私の理論の正当性を世間にアピールし、その延長線上としてクラブ内の下部組織のみならず、他のチーム、ひいてはサッカーに携わるすべての人たちに、何かを気付かせるきっかけを作りたいという、壮大な計画を形にすることが出来ていれば、状況は大きく違っていたかもしれません。

現実にはそうなりませんでしたが、それでもあの短い期間の変化に気づいてくれて、私という人間に興味を持ってくれた人がいたことも事実です。

そして、そうなってしまったからこそ、こうやって人に伝えるという行動を起こし、実行できているのです。

ただ現実として結果が足りませんでした、表面的な部分の説明で第三者を納得させるには、やはり数字に残る実績が必要です。

今私から学んでくれた人たちが、既成概念という厚く高い壁と闘いながら、私の理論を形にしてくれる活動を行ってくれています。

今私にできることは、自信を持って伝えてもらえるよう、正しく伝えることしかありません。

できることなら全国を回って指導のお手伝いをして歩きたいくらいです。

世間的な実績や評価が得られていなくても、目の前で動きを見せることが出来れば、納得せざるを得ないでしょう。

自分が指導している対象の選手たちにとってどちらが有効か、彼らの将来のために、自分の経験論や学んできたものを伝えるだけでいいのか、本当に選手たちのためになるのはどちらか、私の体で見せられる今なら、どんな相手でも納得させられる自信はあります。

私の中では孤高の覚悟はとうの昔からできていますが、今、目を輝かせてこの理論に触れ実践に活かそうとしてくれている心ある人たちには、少し申し訳ない気持ちです。

どうすればこの状況は変わっていくのでしょうか、私のこれまでの実績ではまだ足りないようです。

ならばもう一度最後の力を振り絞ってと思っても、現場で指導するチャンスは与えられません。

組織の中の誰か一人が良いと思ってくれたくらいでは、すべてを変える権限は与えられないでしょう。

しかるべき力をもつ立場の人が、このクラブはこの理論に賭けてみようというくらいの高い意識で取り組んでくれなければ、おそらくはうまくいかないでしょう。

そんなチャンスはないかもしれませんが、私自身はいつそんな話が来ても、今度こそ結果を残して私の理論が当たり前のことだと思われる日を作り出すための準備は出来ています。

私自身の体が動かなくなったとしても、同じ気持ちで指導ができる人材も育ちつつあります。

今日も色々な話をした中で、一番大切なことはやはり体の仕組みから学んでもらうこと、屈筋と伸筋の違いをきちんと理解すること、股関節の自由度がどれだけ重要かを、身を持って体験させることなど、基本的なことばかりでした。

それなくして体の使い方というステップには進んで行けないのです。

倉本さんも私のブログを印刷し、分厚いファイルにして持ち歩いていました。

その厚みをもってしても、私が書き綴ってきた分量の半分にも満たないそうです。

私の考え方には賛否あるでしょう、それに関しては当然のことで何を言われようと問題ありません。

しかし、自分の学んできたことや経験してきたことと違うからといって排除してしまうのではなく、今、目の前にいる人間にとって本当に有効な手段はどちらか、それを選択するための考え方としてでもいいですから、出来れば最初からこのブログを読んでほしいと思います。

おそらく、ところどころを読んだだけではまったく言わんとしていることは伝わらないと思います。

書いている私と読んでいる方の一対一の対応ではなく、本当に何かを必要としている誰かのために、このブログに書いてきたことが役に立ってくれることを願っています。

追記
札幌開催の西本塾および深める会の参加者を募集しています。
私が出かけて行っての開催は、今のところ札幌だけです。
地元北海道の方々の参加をお待ちしています。

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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
「第25回西本塾」を11月18・19日の土日に開催を予定しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください
尚、深める会も12月10日に予定しています。

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