個の力、集団の力 私にできること

(今日の記事は雑感です、役に立つ情報を期待していただく方には期待外れになることを、先にお断りしておきます。)

今朝は朝食をとった後、1時間ほどすぐ近くの土手沿いを軽くジョギングしてきました。

広島は穏やかな秋晴れに恵まれ、土手沿いの遊歩道ではジョギングや散歩する人たちとたくさんすれ違いました。

それほど大きな川ではありませんが、広島は川の町で、いくつのも川が山から海へと流れ込んでいます。

関東から東北にかけてのエリアで、想像もつかない大雨に見舞われ、多くの土地が水に浸かり、川が氾濫し、住む家も田んぼや畑も、すべてを失ってしまった方がたくさんおられます。

穏やかな川面を眺めながら、同じ日本に同じ時を生きている者として、ただ他人事のように心配することしかできず、日常の生活を送っていられることを、自分なりにどう捉えたらいいのかと、色々なことを考えながら走り続けていました。

阪神淡路の大震災、東北の大震災、広島でも大規模な土砂災害に見舞われました、そして今回の大雨による災害、日本だけではなく世界中で、自然災害による被害は後を絶ちません。

加えて中東に住む人たちが、生きるための場所を求めて着の身着のままで国外に出ていく、今こうしている間にも何人何百人という人が命を落としているかもしれない。

私がそんなことを考えても、世の中がどう変わるわけではないし、災害に合われた方々に対して何の力になることもできません。

こうして自分の考えをブログに書き連ねていく中で、ただただ自分の言いたいことだけを言うことが、はたして正しいのか、今回のような大災害を目の前にして、いつも通りの平静を装っていていいのか、そんな気持ちから、こんな文章を書いてしまいました。

国民の生命財産を守るための仕事である、国会議員たちにはもっと真剣にこういう状況に対処してほしいと思います。

国の行く末を決める大所高所に立つのが自分たちの仕事だと思っているようですが、本来の仕事はアメリカと一緒に世界情勢の安定を図ることではなく、今現在苦しんでいる日本国民を助けることではないでしょうか。

もし、皇居や国会議事堂を含め、山手線の内側で今回のような事態が起こっていたとしても、国家安全保障の問題や労働者派遣法の相談を続けていたのでしょうか。

様々な考え方はあると思いますが、本当に国民のために政治家が存在しているのかという根源的な疑問を感じてしまいます。

柄にもないことを書いたかもしれませんが、私は心の中でいつもこんなことを考えています。

さてそんな大変な状況の中でも、各種スポーツの試合は行われ、日常生活もいつもと変わらず何事もなかったように続いています。

昨日はあるチームに試合を見ましたが、故障からの復帰に関わった選手が元気な姿を見せてくれ安心しました。

私がこれまで自分に出来ることは、「個」の能力を高めることで、サッカーであれ他のスポーツであれ、個を束ねて戦う将は別にいて、その役割に踏み込むことは出来ないし、してはいけないことだと思っていました。

そういう意味で私の仕事は、将棋の駒を磨くことであって、あとは信頼できる指し手に任せるというスタンスでした。

集団の中の個という存在であれば、それで済みますが、集団とは直接関係ない中で個との関係を作らなければならない時は、これまで以上に難しい仕事になることを痛感しています。

私が行うことと集団の中で行うことの方向性が違うことがあるからです。

今まで以上に本人との信頼関係が重要となり、それが出来なければ何もできないし、本人のためにならないのです。

これまでやってきた仕事は、有難いことに将棋の指し手である指導者との信頼関係がすでに構築されている場合がほとんどでした。

だからこそ個の指導に集中できるし、選手も安心して私の指導を受けることができるのです。

そういう意味ではストレスのない楽な仕事だったかもしれません。

9月も半ばを過ぎてくると、シーズンも終わりが近づいてきます。

過去チームや選手個人と契約して仕事をしている時には、この時期になると何となく不安な気持ちになったものでした、来年の仕事はどうなるのだろうと。

今の私はそういう立場ではありません、しかし逆の意味で何となくそわそわしています。

どんな環境であれ、もしかしたら私の能力を必要としてくれるところがあるかもしれない、どこからか声がかかるかもしれない、もう万に一つの確率かもしれませんが、そんなことを頭の隅で考えてしまうのです。

この2年間色々なことを考え、指導もしてきました、一つ一つの駒を磨くという、私が最も得意としてきた仕事に加え、指導者を指導するということもやりました。

個の能力をどう融合させていくか、というよりも集団の中でそれぞれの個をどう磨いたらいいのかという部分が少し見えてきたように思うのです。

上手く表現できませんが、ピンポイントで見ていたものが、少し広い視野で見えるようになったということでしょうか。

個の動きを理想に近づけるだけではなく、集団としての能力を高めるためにはどうすればいいか、そんなやり方というか方向性を示すことができるとしたら、間違いなく集団として出せる結果は違ったものになると思うのです。

個の能力を高めることには、すでに絶対の自信を持ってきました、そこに集団としてという発想を持ったことで、出来ることの幅が違ってきたと思います。

自分の能力を一番活かせる環境、それは与えられるものではないかもしれません、常に向上心を持って高め続けてきたものを、今目の前の誰かに伝えることこそ、私に与えられた仕事かもしれません。

こうして生かされていることに感謝しながら、少しだけ心の中に欲を持って、残された可能性に賭けてみたいと思います。

スポンサーサイト

Trackback

Comment

Post a comment

Secret


プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
「第25回西本塾」を11月18・19日の土日に開催を予定しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください
尚、深める会も12月10日に予定しています。

最新記事

カレンダー

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カウンター

検索フォーム

QRコード

QR