本当の意味での健康法を伝えるためには

このブログを書き始めた当初から、なんとなくではありますがみなさんにお約束してきたことがありました。

11年も前に、講談社+α新書から上梓させていただいた、私の唯一の著書である「朝3分の寝たまま操体法」と言うタイトルの本が、有難いことに版を重ね多くの方に読まれています。

続編を望んでいただいたり、より具体的で一般の方々の健康管理に役立つ内容の本を書いて欲しいという提案もいただいていました。

さらには講習会というのでしょうか、直接指導をさせていただく機会も作りたいと思っていましたが、健康教室のような形では未だに実行できていません。(福田さんごめんなさい)

書店に並ぶ健康法の類は、ほとんどが短絡的で、どこを揉んだらどこが治るとか、腰痛の時にはこうしたらいいとか、まさにお手軽な内容のものが好まれていると思います。

しかし、本当にそれで良い結果が得られるなら、もう新しい何かは必要ないはずなのに、次から次に生まれては消えていくのが現状です。

結局本質に迫ることはできず、本当の意味での解決策になり得ていないことは歴史が証明していると思います。

書籍だけではありません、テレビ番組の健康を扱うコーナーでも同じことが繰り返されています。

短い時間でいかにも効果がありそうなやり方が説明されています。

それも全く同じことの繰り返しです。

私がこうして訴えている、体を部分で捉えるのではなく、丸ごと一つの存在として捉えることで見えてくることを追求することなく、方法論をいくら並べても仕方がないのです。

私がブログに書いていることは難しいかもしれません、それは自分でもわかっています。

それをあえて主張する内容はもちろん変えることなく、一般の方に読んでもらった時、「なるほどそういうことだったのか」という感覚になってもらえることを一番の目的とし、なおかつ具体的な方法論も織り込みながら、私の考えを理解していただき、皆さんがいつもカバンに入れて持ち歩いて、一通り読んでいただいた後なら、その時その瞬間に自分にとって必要なページを開き、「そうそう、こういう時はこういう考え方でこういう風にやれば、今の体に効果的だ」と思ってもらえる、体の手引きのようなものを作りたいと思いました。

そういう内容にするためには、私一人の力では無理なのですが、家族に漫画の部分を書いてくれる協力者ができたことで、そろそろ本気で考えようと準備していました。

そして今回満を持して、今でもお世話になっている当時の編集担当者にお話しし、企画を提案させていただきました。

それから1月が過ぎ、昨日返事がありましたが、残念ながら出版社からのゴーサインは出ませんでした。

もうわかっていることではありましたが、書きたいもの読んで欲しいものと、読みたいもの書かせたいもの、そして売れるものは違うということです。

今回の企画は私なりに勝算というか、多くの方のお役に立てる内容にできるという自信がありました。

しかし既成概念の壁はここでも高く、出版社の判断は一般の方が求めているのは、やはり短絡的な症状ごとに対応できる方法論だという判断のようです。

このブログを読んでくださっている方々にはわかっていただけると思うのですが、このブログの内容を本当に一般レベルに落とし込んで実用的な内容のものができたとしたら、絶対に役に立つと思うし、もしかしたら買ってみようかと思ってもらえる人もいると思います。

しかし残念ながら、今回の提案は実現できません。

残念には思いますがこれが現実です。

健康管理や施術方法、またトレーニングの理論も含め、私の考えていることやってきたことは、いわゆるセオリーとはなっていません。

広く一般の方にも伝えられるチャンスをいただけるかもしれないと思いましたが、もっと時間をかけて地道に自分の考えを発信し続けていくしかないようです。

このブログの読者が、毎日千人単位にでもなれば、どこかの出版社の方から声がかかるかもしれません。

これまでこういうお願いはしてきませんでしたが、私の考えに共鳴していただいたなら、周囲の方にもこのブログを紹介していただき、多くの方に読んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

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Comment

Re: No title
加藤さん、コメントありがとうございます。
私のすべての原点である、渡辺栄三先生から学び、30年ほど実践してきた操体法をベースにした私なりの施術方法です。
また、体に対する思いを、単なる健康指南書でも、施術者に対してのノウハウ本でもなく、人間の体はこうやって動くようにできていて、その法則を外れるから問題が出るんだよということ、そして治すとか治してもらうというスタンスではなく、元々の体に戻していくという発想にお互いがなってもらうことこそが、真理であるということを、誰が読んでも分かるような書き方で表現したかったのですが、出版社としては、売れるものだという判断はしてもらえませんでした。
自費出版でもという有難い言葉をいただきましたが、そういうノウハウはありませんし、今回の企画は私一人ではなく、息子に絵を描くプロとして協力してもらうことが前提でしたので、少し難しいかなと思います。
このブログの読者に出版関係の方がいて、私の考え方に共鳴していただき、協力してもいいと言ってくれる方がいれば、話も進むかもしれませんが、現時点では残念ですがご期待にお応えできそうにありません。
加藤さんはまず岡山マラソンで好成績をあげていただき、西本走りの有用性を知らしめていただきたいと思います。
ご検討をお祈りします。
  • 2015-10-14│18:37 |
  • 西本 直 URL│
  • [edit]
No title
お久しぶりです。深める会受講後数ヶ月経っていますが、メールするのは初めてです。動き続ける体づくりの成果がでたら報告しようと自分なりに取り組んでいますが、なかなか結果がでません。来月の岡山マラソンの結果がでてから報告しようと思っていましたが、今回の出版社に採用されなかった件、毎日読んでますが気になり、今朝もう一度読み返してみました。やはりもったいない是非読んでみたい。手にとってイラストと一緒に読んでみたいと思い。そこで提案なんですが、自費出版という方法。どれくらい費用が掛かるのかわかりませんが、西本塾の受講者一人一万円くらいなら呼びかければどうにかなるのではないでしょうか。パーキンソン病の母の施術効果を目の当たりにした者にとって待望する本となることは間違いないと思います。

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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。こちらもご覧ください。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
西本塾を深める会を9月10日(日)に開催を予定しています。
詳細はstudio操のホームページ内の「講習会情報」をご覧ください。

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