普段の自分を知るために その3

いつも前置きが長いですが、今日も一言。

私のように生身の人間を相手にすることを生業とする仕事を目指している人や、今現在そうであるという人は、是非今説明している感覚を研ぎ澄ます努力をしてください。

一般の方が、ご自分の健康の維持管理の一助にと、読んでいただいているのとは立場が違います。

客観的な評価方法と言われている〇〇テストが陽性だとか、どこそこの関節の可動域が何度だからどうしたとか、そんなことを知っていたり、きちんと評価できることを自分の評価にしないでください。

他人様の体を知ろうと思えば、まずは誰でもない自分の体としっかり対話できる自信をつけてください。

あくまでも感覚の世界です。

その気があれば誰にでも分かることだし、知識で割り切りろうとする人には永遠につかめない感覚かもしれません。

私はこれまで、後継者と呼べる人を養成してきませんでしたが、ほとんどの人が自分の体のことを理解しないまま、人の体をどうこうする技術だけを学ぼうとしていることに違和感を覚え、これは無理だなという判断になってしまったためでした。

では今日の本題です。

仰向けに寝たまま、手足を伸ばし伸びをして体の感覚を感じていただきましたね。
ここからは少し細かい分析に入ります。

細かいと言っても、なんとなくそう言われてみればのアバウトな世界です。
正解も不正解もありませんので、気軽にやってみてください。

最初は踵伸ばしです。

と言っても踵が足から離れていくわけではありません。
どちらからでもいいですからお尻を足元にずらし込むような感じで、骨盤を上下させて、踵を押し出して伸びていく様子を感じ取ってください。

右を伸ばそうとすれば当然左のお尻はずり上がり、骨盤の上下に動く様子がよく分かると思います。

片方が終わったら、一呼吸おいて、左右比べながらゆっくり動いてみてください。

いかがですか、右を押し出す時には体全体が連なりあって、柔らかく動いているような気がするけれど、左を伸ばそうとすると途中で突っかかるようでやりにくいような気がする。

また、どっちもスムーズに動いて別に違和感は感じないなとか、どっちをやろうとしても腰やわき腹が突っ張って具合が悪いとか、なにか体から訴えかけてくるものがあったはずです。

とにかく、どっちがいいとか悪いとかを決めるために動くのではなく、あくまでもどこかを動きの起点として動き始めると、体全体がどうやってその動きを助けてくれるのかという連係プレーを感じ取ってください。

このことが最終的に、操体法を治療の技術に発展応用できるかどうかの分かれ道です。

本当に相手の体に入り込んで、一体感を持った施術ができるか、言葉は悪いですが形だけになってしまうのか、真剣に向き合ってほしいと思います。

今日は、ひたすらこの踵伸ばしというものがどういう動きなのか、私が言わんとしていることは何なのか、じっくり感じ取ってください。

それができれば、次回からの様々な動きのパターンからも、様々な体の声を聞き分けることができるはずです。

焦らずゆっくりいきましょう。


一般の方々、今日はちょっと施術者目線になってしまい申し訳ありません。

ご自分が関わってきた、そういう仕事の人たちを、改めて思い出しながら、あくまでも気楽にやってみてください。

ひとつ注意事項は、もっといけるとかまだ伸ばせるとか、たくさん動けた人が健康だという判断ではありませんので、絶対に無理をしないでください。

この辺までなら動きやすいかなとか、この辺で痛みが出そうだから、少し手前でやめとこうとか、腹7分目くらいにしてください。

からだとの対話を楽しむことが一番の目的ですから・・・。


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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
「第25回西本塾」を11月18・19日の土日に開催を予定しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください
尚、深める会も12月10日に予定しています。

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