3・5・7理論の5をニュートラルポジションとして意識できれば

出版準備のため、ブログの更新の時間がありません。

作業は順調に進んでいます、3月中に書店に並ぶことを目標に準備していますが、3か月なんてきっとあっという間だと思います。

まだまだ改良を重ね、より良い内容を目指します。

短い記事になりますが、先週行われた「深める会イン千葉」での気付きを残しておきます。

参加者からの感想も続々と届き、コメント欄から見られますので是非目を通してください、どれも一見の価値ありです。

今回の参加者は、深める会も複数参加してくれていたり、その間もしっかり継続してくれている方ばかりでしたので、改めてこの走りの有用性や、それを可能にする体の使い方、その意識に関して、これこそ根っこを掘る作業とばかりに基本的な体の仕組みからお話ししました。

走っているのに疲れないとか、筋肉の張りがないという初心者の感想は当然なく、もっと楽にもっと速く走るためにはという、枝葉の先に花を咲かせとばかりのやり取りが多くなることは分かっていました。

なぜ疲れにくいのか、筋肉の負担が少ないのかという部分の説明で、今回改めて「3・5・7理論」の説明をしました。

5という数字に仮定した筋繊維の状態はどういう状態でしたっけ、という認識が消えてしまっていました。

3の方向に収縮しているのでもなく、7の方向に引き伸ばされているのでもない、ゆったりとその場に存在しているだけのニュートラルなポジションにある状態を5と仮定してくださいと、西本塾の理論編できちんと説明したはずです。

5の状態であるからこそ、周辺の組織の緊張もなく、血管や神経の圧迫もないからこそ、血流が活発で筋肉への酸素と栄養素の供給がスムーズであるということです。

5から3でも7でも、どちらかに振られた状態では、筋肉は緊張を余儀なくされ、血流が阻害されるため、簡単に言えば休んでいる状況がないということです。

練習したように、まずは歩く時にどちらかの足に意識を集中して、足先が地面から離れた瞬間から、膝から下が自然な伸展動作で、足裏が着地する瞬間まで、できるだけ5の状態を保つという意識が必要になるのです。

それがスピードを上げて走るという状態に変わって行っても、ほんの一瞬ですが、ふくらはぎの筋肉を5のニュートラルな状態に戻すという努力が必要なのです。

ゆっくりジョギングをしている方々でも、後ろからふくらはぎを観察すると、ずっと緊張状態が続き、立派な子持ちシシャモが存在し続けているのが見て取れます。

その状態で何キロ何十キロと走り続けられるのですから、その努力は凄いことだとは思いますが、体が悲鳴を上げていることは明らかです。

冷静にゆっくりしたスピードから、5の状態を意識する練習を重ねて、スピードが上がった時にも、ほんの一瞬だとは思いますが、今ふくらはぎの筋肉は緩んでいると思い込むというのでしょうか、そういう意識も持てるようになると、確実に走りは変わります。

昨日の夜テレビ観戦したバルセロナのイニエスタ選手は、まさにそういう走り方だと思います。

過去にも何人かの超一流選手の動き分析を試みましたが、ほとんどみんな同じ動きをしています。

表情を硬くすることもなく、しっかり姿勢を維持できていますから、視野が広く、動きだしも早く、そして足元の技術をいかんなく発揮できています。

どんな競技でも同じだと思います。

私が考え続けてきた走るという行為は、私が思いついたとかそういうものではなく、長く興味を持って見続けてきた様々な競技の超一流選手たちの動きの最大公約数のようなものです。

イニエスタもエジルも分析を依頼された選手たちはすべて共通した特徴を持っていました、私が見つけ出してきた答えは間違っていないということです。

だからすべての人に当てはまるし、みんなができるようになるはずなのです。

それを自分はこう思うとか、そんなうまい話があるはずがないと否定されることがありますが、そういう人たちは正しいものを正しいと認識し、分析できる能力がないだけのことです。

自分の経験や既成概念の中から抜け出せないことになぜ気づかないのでしょうか。

残念ながら組織として私の理論を必要としてくれるところはないようです。

私から真剣に学ぼうとする人たちに対して、私自身が真剣に伝える努力をしていきます。

明日明後日は、今年最後の西本塾、今年一年の私自身の気づきを含めて、8人の参加者に最良の指導を届けたいと思います。

皆さん気を付けて、そして明日からの二日間に大きな期待を持ってお越しください。

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Re: タイトルなし
諏訪さん
返信が遅くなりました。
今回参加していただいて本当に良かったと思います。
札幌開催時のゴルフラウンドも含め、諏訪さんと一緒に過ごした時間は多くの塾生の中でも一番多いと思います。
そんなお付き合いの中で、正直諏訪さんに対して物足りないものを感じていました。
私から学ぼうとしていることが、あまりにも枝葉の方法論に終始し、本質を探ることをいつになったら始めてくれるのだろうという気持ちが強くなっていました。
来年独立して開業することを伺い、このままではダメだと思って厳しいことを言いました。
それをしっかり受け止めてくれたことで、今回初めて私が期待する姿勢を見せてくれました。
施術時の言葉掛け、体の診方や触れ方など、メールのやり取りをした後の短い期間に、私と出会ってからの2年間以上の成長をしてくれたのだと思います。
もう大丈夫です、来年4月に札幌市内で開業して、諏訪さんを信頼してきてくださる患者さんや、新たに出会うたくさんの人たちのために、十分力を発揮できると思います。
また来年札幌に伺えたとしたら、安心して諏訪さんのお話を聞かせてもらうことができるでしょう。
準備で忙しいことと思いますが、しっかり頑張ってください。
  • 2015-12-21│14:01 |
  • 西本 直 URL│
  • [edit]
西本直先生

先日は深める会に参加させていただきありがとうございました。
今回は千葉開催ということで、関東在住の西本塾生を対象にされていた中で、札幌在住の私の参加を認めていただいたこと、そして参加を一度キャンセルさせていただいたのにも関わらず、再び参加のチャンスを与えていただいたこと、本当に感謝しております。
私は千葉開催の前に公開された西本先生のブログ「根っこを掘ることの意味」を読んだ時から、すでに深める会が始まっていました。西本先生のその記事に書かれている対象者がズバリ自分自身だったこと、方法論を追求することが深める事だと勘違いしていたこと、あまりにも大事なことに気付かせていただいたことで、千葉開催に参加する以前に札幌でやることがあるのではないか、そう思い、西本先生に参加のキャンセルを申し出ることにしました。
ですが西本先生から「その気付きがあった今だからこそ、深める会に参加する意義があるのでは」とのお言葉をいただき、恥を承知で再度参加申し込みをさせていただきました。

西本先生のお言葉通り、参加して本当に良かったと思いました。
私の施術や動き、走りに対する改善点を気付かせていただけるのはもちろんのこと、その足りない部分はどういう理由からか、それを考えるには体の仕組みを理解することが前提ということ、この工程を省略していてはせっかくの西本先生からのアドバイスも自分の身にならないということ、だからこそ西本塾の座学が本当に大事な部分だということを身をもって気付かせていただきました。

また意識の高い参加者の方と同じ空間で学ぶことはとても刺激を受けました。
治療家ではないのに施術の実技で誰よりも評価を得ていた鍋田さん、素晴らしい走りを見せていただいた小野さん、より深い良い質問を何度もされていた樋口さん、西本先生のアドバイスで走りに変化が見られた松井さん、予想以上の動きの質の高さとイメージを覆す礼儀正しさを教えてくれたサッカーの現役選手、そして同じ治療家・西本塾生として尊敬できる意識の高さとそれを実践する行動力がある望月さん。全ての方がいたからこその素晴らしい深める会が開催できたのだと感じました。
昨年の千葉開催のときは、「広島で受講することに意義がある」と感じておりましたが、参加者の意識が本当に深めようという気持ちさえあれば場所は関係ないのだ、そう思えるようになりました。

私の周りにはマラソンランナーを始め、西本理論を必要としている方がいらっしゃいます。その方々に満足していただけるように、深める努力と発信を続けていきたいと思います。そして今回のような素晴らしい会を札幌でも開催できるように準備していきたいと考えております。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
出版の件、楽しみにしております。
  • 2015-12-19│18:46 |
  • 諏訪俊一 URL│
  • [edit]

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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
「第25回西本塾」を11月18・19日の土日に開催を予定しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください
尚、深める会も12月10日に予定しています。

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