ちゃんと伝わっていました

週末の西本塾に初めて参加してくれた方からの感想が届き、まさに私が伝えたかったことがストレートに伝わったと自信を持って思える言葉が返ってきましたので、コメント欄ではなく、表の記事として紹介し、皆さんにも是非読んでいただき、一緒に参加したつもりになって、私の発する言葉とは違う感覚で、私の伝えたかったことを感じて欲しいと思います。

まずは大阪から参加の吉田さんです。
30歳と若い鍼灸師をされている方ですが、子供の頃からの筋金入りの野球小僧で、私と同じにおいを感じさせる好青年です。

西本直先生 奥様
2日間本当にありがとうございました。

まだまだ経験も浅い人生の中でも節目や何かきっかけとなる出会いやご縁がありましたが、今回西本塾16期生として西本先生にお会いでき、西本理論を感じられた事は他に例えようもない感覚です。

それでもあえて例えるならば、からだほわっとを受けた直後の状態、オクタントトレーニングで使われていなかった神経回路が再構築(新構築)された状態(まだ想像の域ですが…)、の様な感じでしょうか。

例えられないものに例えるというのは矛盾だらけかも知れませんが私の語彙、表現の限界です、お許し下さい。

座学の内容やトレーニング一つ一つから感想を述べさせて頂く事が最良かと思われるのですが、そこは他の塾生の方や過去の感想にお任せするとして私の“feel”を書こうと思います。

前日に夜行バスで広島へ出発したのですが、気分の高まりにバスでの環境も伴い深い睡眠はとれておらず、広島駅に到着した時点で自分のコンディションの悪さに落胆しました。

が、講義を受け体を動かし1日目終了の時点で、「あれ、朝より体軽いし頭もスッキリしてる。今日イチが懇親会前ってどういう事やねん。待てよ、よくよく考えたら今日どころか、ここ最近で一番調子イイわ。座るのも立つのも歩くのも…え!?息するのも楽やん…」

だるさや疲れを感じても何かしら運動をした方がスッキリするということは患者さんにもお伝えしていますし、何より私自身何度も経験していましたが、そういう次元の状態ではありませんでした。

これまでは、だるさはスッキリするものの、走った事でふくらはぎや太腿に張りを感じるなど、症状を解消する目的で体を動かした筈なのに別の症状が出てくる状態でした(高強度でもないのに…)。

それは本来なら良い訳がないのですが、結局は今までの経験や概念に囚われていました。走ればどこか張るもの、動けば疲れるものと…。

懇親会終了後、ホテルに到着しレジュメやブログ、「朝3分の寝たまま操体法」の読み返し、更にフライングバックトレーニングに加え、ホテル近辺でのアイドリングやそこから少し進んでみたりと、気がつけば日付を大きく過ぎていたので、慌てて寝床につきました。

「あ〜、さすがにやり過ぎたわ。明日は外でもっと動くみたいやのに夜更かしが過ぎた…そもそも起きれるんかなぁ」

そして驚愕の2日目の朝、アラームよりも先に起床。身体にお伺いをたててみようと色んな方向へ動かす伸ばす…背中の張りと痛み。

しかし明らかに悲鳴をあげていたのではなく、「お前、オレの事忘れてたやろ。おるでここに!西本先生おらんかったら悲鳴どころか罵声浴びせるとこやったわ」と言わんばかりの存在感。

驚きのまま身支度し、駅へと向かう道中でも「キャリーバック引くんならガッツリ握らずに小指で引っ掛けた方がイイかぁ、って事は背骨意識して、小結節との位置関係考えたら手はこの位置で…引っ張るよりはバッグの力借りてアクセルになってもらおか」、と対話を続けていました。

しかし、寒さを感じ思わずポケットに手を入れた瞬間にふと気がつきました。

「あ、今猫背や、手袋忘れたし、冷えから内臓守ろうとしてるから自然に前かがみになっても仕方ないか…。あ、でも冬が明けてもこの使い方がクセになって戻らんかったら歪みの原因なってまうよなぁ。」

VDT作業や間違ったトレーニングが歪みの原因や助長因子になる事はもちろんですが、寒さから身を守るという生理的な行動も歪みの原因になり得る可能性があるという事を、トレーニングで変化した後だからこそ感じとる事が出来ました。

さらに宇品へ向かう電車で座るとまた改めて背中が存在感を発揮しました。
「おい、座るってこれが本来やぞ、お前のやってたんは座るっていうより“かがむ”やで」と。

小学4年生から野球を始め、ほとんどの期間を捕手として過ごしてた私は座るとかがむをいつの間にか勘違いしていたようです。

背骨の存在も忘れて…。

「おい、ピッチャー低め投げささなアカンねんからもっと低くかがめ!」
しかし、これを指導者に言われれば背中を丸めない捕手はいないと思います。

他のポジションと違い自分以外の8人全員が視野角に入っている事で冷静に戦況を判断すべきグラウンドの監督である捕手こそ、より脳も神経も動きやすい背骨の状態か必要だと感じました。(もちろん西本理論が不必要な人間はいないという大前提で)

少し話が逸れましたが座席に座った時の感覚・目線・視野にふと懐かしさを感じました。
思い返すと164cmという自分の身長は中学生頃で成長を終え、そこから伸びるという事はありませんでした。

あの頃は中学生なりに姿勢がキレイである事は野球に役立つ事を感じていたのですが「お前、身長低いのに座高一緒やん、短足やなぁ」、とからかわれた事がありました。

身長の低さと足の短さをコンプレックスに感じていた私にとってはこれ以上のダメージはないぐらいの一言でした。

「そんなん言われるぐらいやったら姿勢正しくしても…」、人の目を気にし徐々に背中が丸くなり、授業中でもプレー中でも背骨という感覚を忘れてしまいケガが絶えない状態になっていったように思います。

何と卑屈な考え方だと思われるでしょうが、実際の結果なので仕方がありません。
せっかくfeel出来ていた姿勢の心地良い感覚を卑屈な思想で消してしまったのです。

超がつくほど生真面目だった私は、少年野球でもリトルシニアでもキャプテンの立場を任されていました。
口で言うより背中で見せろと言わんばかりにそんな姿勢のまま一生懸命走り、力み、踏ん張り…今思うとケガに繋がるのも当たり前の話です。

2日目の朝、先生の軸回転の補足説明や、今までのブログでも紹介された憧れのイチロー選手の打撃の事でも少し。
お話のメインは一軸回転と両側股関節の2つの球関節の使い方でしたが、私のfeelは少し違ったところでした。

200本安打達成以降、7年連続首位打者の花を咲かせる間にも毎年のようにバッティングフォームを変え、feelの部分を追求し更に根を強くしなやかに成長させた結果が通算4000本を超える安打を生み続け、さらに大きな花を咲かせるという事に繋がっているんだよという事を感じました。

「イチローって毎日カレー食べるんやなぁ」、「遠征先のホテルにマッサージ機持っていって足裏マッサージやってるらしい」、「イチローみたいになりたいから名言集買って勉強してる」などなど、全て枝葉の話で何のことやら…。

「食」という事で言えば、イチロー選手のfeelの中から導き出された背骨を動かすための食事、一定のリズムを作る事で精神状態を安定させる=背骨を動かすための「想」にも繋がる。

からだほわっとには遠く及ばないですが、脱力やケガの予防、心身の疲労を回復させるための「動」、それだけfeelに長けた人から発せられる言葉は、feelの少ない人には理解し難いような思想や言葉が出てきても何ら不思議ではありません。

背骨を動かす呼吸、背骨を動かす食物・食べ方、背骨動かす思想(頑張らない力まない)、背骨を動かす動き(操体法・オクタントトレーニングなど)という事をあえて並べると、今回の私の一番のfeelは「西本理論」というよりは「西本哲学」…少し重いでしょうか。

アスリートも一般人も関係なくという事からすると、「西本整体観」「素直な整体観」直と素直をかけました…、すみませんでした。

さておき、一言でキャッチフレーズ的なもので表そうと思う事が既にfeelではないのかも知れません。

過去の塾生の方も仰られていましたが、いつも歩く道の景色が違って見え、表情筋が固くならず頭がスッキリし呼吸もしやすく、歩くのも走るのも楽になる。

アスリートのみならず一般の方も、こんな感覚の人が増えれば病院や薬、手術に頼らない生活を送る事が出来るという事を確信しております。

施術をする立場というよりもまずは一個人として根を生やし、様々な人に還元し、更に根を大きくしなやかにして自分の花も人の花も咲かせるような人になります。

とりとめのない駄文を連連と失礼致しました。

2015年12月22日
西本塾16期生・吉田顕宏 拝

いかがでしょうか、いつもの私の書く文章とは一味もふた味も違う、大阪ペーストを交えたユーモアと、深い考察が織り込まれた素晴らしい文章だと思います。

こんな文章をいただくと、私も記事を書くことにプレッシャーを感じますし、、何より今後、受講の感想を書こうという人にもかなり高いハードルを設定された気分になるのではとちょっと心配になるくらい、楽しく深い内容でした。

本当にありがとうございます、あえて中身には触れずにおきます、今回の参加者も含めて皆さんそれぞれが感じて欲しいと思います。

次は同じく大阪から参加していただいた井上さんです。

私の野球指導に火をつけてくれた、35歳体育教師であり、高校野球の熱血指導者です。

西本先生、奥様、また縁あって一緒に学ばせて頂いた8人の塾生の皆さん、2日間誠にありがとうございました。

以前から行きたくて仕方がなかった西本塾に、会いたくて学びたくて仕方がなかった西本先生に今回お会いすることができて、言葉ではうまく表現できませんが、感無量でした。

そして本当にあっという間の2日間でした。時間が過ぎることってこんなに早かったっけ、あれもうこんな時間だ、気がつけば時計の針はどんどん進んでいました。

身体の反応がこの2日間の学びを正直に表してくれています。

2日目午前に室内で散々体を動かし、その後公園で1時間30分以上走り回ったのに、全く疲れていない、それどころかもっと走りたい、走ってみたい、体は喜んでいるのです。今までには全く感じたことのないような感覚に陥りました。

途中からはせっかく授かった体の機能の半分も使えていない!!自分の体に申し訳なく思えてきました。

ただそれ以上に今からでもちゃんと使い方を学べば、自分でもびっくりするような動きができるのでは、と意欲的にもなれました。

ただ頭の中はごちゃごちゃです、いろんなことがグルングルン回り続けています。

頭で理解し、体で表現する、もちろんまだまだできるわけがありません。ただ、素晴らしい先生に出会った事実は間違いありません。もう一度ブログを読み返し、自分の体で試し、試行錯誤を繰り返しながら、根っこを掘る作業を継続していきます。

追伸

野球西本塾誠にありがとうございました。

目から鱗どころではありませんでした。

言葉では表現できません。

世界中どこを探しても、あのような指導ができる方はいないのではないでしょうか。

もっともっと西本先生に、西本理論に野球界は目を向けなければいけません。

日本だけでなく世界に誇れる理論ではないでしょうか。

体の仕組みに沿った、無理のない、正しい使い方でボールを投げる、打つ、絶対必要な考え方です。

しかもどのスポーツにも活かせる、当てはまる体の使い方です。

もっともっと掘って掘って深めて深めて、必ず継続していきます!!

今後とも宜しくお願いいたします。

西本塾16期生 井上芳憲

類は友を呼ぶと言います、私がこの道ではなく、教員となり野球の指導者となっていたら、井上さんのように貪欲に選手のために少しでも良い指導はないかと、どこへでも飛んで行くような指導者になっていたと思います。

私はこんな仕事をするようになったからこそ、野球だけでなくあらゆる競技や日常生活動作にまで心を砕き、少し欲張りかもしれませんが、すべてを知りたい、何でもできるようになりたいと必死で頑張ってきました。

私が未経験の競技を、真剣に続けてきた方から見れば、素人に何が分かるんだと思われるでしょう。

しかし、そういう意味の素人だからこそ、既成概念にとらわれず、人間の体の仕組みに沿った動き方をあてはめ、ある意味専門の指導者よりも選手に対して納得できる的確な指導ができるのです。

とくに野球に関しては、昨日の記事にも書きましたが、なぜどうしてをここまで突き詰めた人間はいないと思います。

だからこそ、アマチュア野球の頂点である、都市対抗野球の決勝戦まで駒を進めた社会人野球チームを指導し、一時は球界のトップレベルに君臨しながら低迷していた、超一流投手を再生させられたのです。

私など遠く及ばないレベルの選手たちであっても、私の言っていることが正しいことは、ちゃんと分かってくれたのです。

八方美人と思われているのか、現在はサッカー関係者の来訪が多いですが、野球こそ道具は使いますが、体の使い方という視点なくして上達するはずがない競技です。

呼んでいただければ、全国どこへでも野球西本塾を出前します。

もちろん他の競技にも当てはまるものではありますが、旧態然とした野球界の体質、今後ますます増えてくる元プロ野球選手という実績と肩書きを持った指導者が増えれば、選手がそこに集まっていくことは必至です。

一般の教員が、野球だけではなく、高校生としての大切な時期を一般の生徒と同じように育てて行きながら、野球という競技を学び好きになっていく、そんな指導のお手伝いが出来たら、子供の頃に描いた夢以上の達成感を味わえるのではと思っています。

「伝えたいことではなく、伝えておきたいこと、伝えなければならないこと」、私に与えられた使命だと勝手に思っているだけですが、今まで以上に自信を持って伝え続けて行こうと思います。


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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。こちらもご覧ください。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
西本塾を深める会を9月10日(日)に開催を予定しています。
詳細はstudio操のホームページ内の「講習会情報」をご覧ください。

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