選手よりも指導者の意識改革を望みます。

体が喜ぶ健康術2

まずはお知らせです。
準備してきた新しい本の見本品が今朝送られてきました。
もちろん私が書いたものですから内容は分かっているのですが、こうして書籍となって手に取ってみると感慨ひとしおです。

帯の推薦文は、サンフレッチェ広島の監督である「森保一」君が書いてくれました、本当に有難いことです。

これまで経験してきたことをベースに、私の体に対する考え方を、施術をする側と受ける側の両方に知っておいて欲しいことを書き残しておきたい、という希望がかないました。

施術する側にはそれぞれ考え方があって、施術方法も多種多様です。

それぞれ効果があると信じて行っていて、結果も出せているのなら問題はありません。

しかし、施術によってマイナスな結果となってしまうことがあることも事実です。

それより、自分の体を道具のように扱って、壊れたから治せ、そっちはそれが仕事だろうと、まったく人任せで、自分の体のことを知ろうともしない、施術を受ける側の人間が多いことの方が大きな問題だと思っています。

どこかを触ればどこかが治る式の、短絡的な発想からも、そろそろ抜け出して欲しいと思います。

このブログを読んでいただいて分かる通り、私が必死になって言葉を書き連ねても、思ったようには理解していただけないことは十分承知しています。

私の文章の表現力では、力が及ばない事は分かっています。

それを何とかしてわかりやすく表現し、みなさんの役に立てる形のものにしたい、ずっとそう思ってアイデアを練ってきました。

それが今回の形です。

漫画家としてプロデビューした「えだお」ですが、ヤングマガジン3で初めて連載させていただいた作品が1年で終了となりました。

このタイミングなら時間があるのではと思いましたが、プロの漫画家に仕事としてお願いするにはあまりにも安い金額の仕事でした。

そこを無理を言って、なんとか協力を取り付けたことで企画を持ち込んだのが、前著を出させていただいた講談社でしたが、あえなくボツになってしまいがっかりしていたところに、10年来通っていただいている方の紹介で、地元広島の出版社「ガリバープロダクツ」さんを紹介していただき、会社を挙げて協力していただいたことで、あれよあれよと言う間に出版の運びとなりました。

感謝してもしきれません、ガリバープロダクツさんのためにも、1冊でも多く皆さんに買っていただき、たくさんの人に読んでいただいて、私の想いを届け、お役に立てていただきたいと思っています。

10日過ぎにはアマゾンで検索していただければ、事前予約ができるようになるとのことです。
書店に並ぶのは20日頃でしょうか。

初版部数が3000部と少ないため、ネットでの購入が便利かと思います。
みなさんの応援宜しくお願いします。

さて週末に伺った名古屋での講習会、たくさんの方に参加していただきありがとうございました。

ご存知のように西本塾を受講し、その後も何度となく広島まで足を運んでくれている内田雅倫さんが、既に何度か開催されている講習会に、講師として招かれてという形での指導となりました。

初めて参加される方もいましたが、土曜日曜のどちらかだけの参加の方と、両日とも参加していただく方とあって、内容的には難しいところもありましたが、いつものように参加者の顔を見て決める私のやり方で、どなたにも参加してよかったと思っていただける内容になったと思います。

今回のように、中学生から大人まで、選手や指導者からそうでない人まで、様々な方を対象にして行うことと時間の制約もあり、理論的な部分がどうしてもおろそかになってしまいます。

動きを学びたい走り方を知りたい、そう思って参加される方がほとんどですが、その動きがなぜ効率的で有用なものなのか、やってみれば分かると言えばそれまでですが、せめて指導者の皆さんにはしっかり伝えて理解して欲しいと思います。

今回それがどこまでできたかは少し疑問ですが、意識を変えるきっかけにはなったと思います。

実際に参加した選手の動きは確実に変えることができました。

当初は学校の試験期間ということで、土曜だけ参加予定だった高校生の女子選手が、夜になってどうしても翌日の講習にも参加したいと言ってくれて、顧問の先生の許可も出たようで、一人参加してくれました。

こういう気持ちになってくれて参加を希望してくれることが、私にとって一番嬉しいことです。

「ななみちゃん」という子でしたが、名前も覚えて帰ってきました。

最後のミニゲームでは、男子中学生や大人に混じってもコンタクトプレーでまったく引けを足らず、ボールを奪いに行く体の入れ方も素晴らしく、昨日のなでしこの選手よりはるかに見るものがありました。

きちんとした理解の上に、高い意識を持って動きに取り組めば、たったの2日間でこんなに変われるんだということを証明してくれました。

二人の中学生は日曜だけの参加でしたが、実戦の中での動きを、私が気になったプレーがあるたびに止めて解説しましたが、褒めたの子供たちのプレーばかりでした。

既成概念にとらわれず、指導されたことを素直に表現してくれるとこんな動きができるんだと、改めて子供たちの柔軟性に感心しました。

終了後その足で伺った奈良の植村逸郎さんのところで行った、息子くんと強豪校のコーチを相手にした指導の際にも感じたことですが、一番の問題点はやはり指導者の意識が変わるかどうかだと思います。

名古屋では、私のドリルに準備運動やストレッチがないのはなぜか、という質問がありました。

指導の内容をよく精査して頂ければ分かると思うのですが、準備運動があるのが当たり前という固定概念です。

ではその内容が本当に準備動作として効果的なものかという検証はされているのかと逆に質問すると答えられません、ストレッチの方法も本当に体が喜ぶやり方で行っていないことにも気付いていませんでした。

やはり指導者には私の基本的な考え方から伝えなければ、理解することも応用することも難しいと思いました。

さらには選手に対する指導や評価の仕方ですが、「とにかく苦しさを乗り越えろ」の一言に集約されてしまっているようです。

このブログを熟読していただいて、どういう状態が一番頭と体を動かし続けることができるのかが分かったとしても、それでは物足りず、やはり歯を食いしばって腕を振って太腿を引き上げ、がむしゃらに走る選手を評価してしまうと言われるのです。

奈良では、30代のコーチに身をもって体験してもらいましたが、その上の恐らくは私と同年代の監督という立場の方が、本気で勉強してくれて意識を変えてくれなければ、そのチームに私の考え方を根付かせることは出来ないでしょう。

スポーツの世界だけではないと思いますが、やはり日本人は精神論や根性論が尊ばれてしまうようです。

少しづつではありますが、私の考えにうなづいてくれる人が出てきました。

選手の育成以前に指導者の意識改革が絶対に必要なのです。

私は私の出来る範囲で、耳を傾けてくれる人に対しての活動を続けていきます。

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Comment

Re: 名古屋での講習会を終えて
岩城さん
コメントありがとうございます。
実はこのコメント何度も送っていただいていたのですが、なぜか迷惑コメントに振り分けられていて、私がそれに気づかず、やっと今気づいた次第です。
せっかくすぐに送っていただいていたのに申し訳ありませんでした。
以前にも一度こんなことがありましたが、特別迷惑コメントにされてしまう様な言葉も無いのに困ったものです。
さて内容に関してですが、おっしゃる通り2日間通して参加して欲しかった内容だと思いました。
特に最後のゲーム解説は、新しい試みでしたが、実際にプレーしながら感じたこと、またコートの外でプレーを見て感じたことと、私の視点が同じなのか違うのか、どこを見ているのか、選手として指導者として参考にしていただけるところがたくさんあったと思います。
なでしこの選手たちの動きには物足りなさが多いですが、あの時のナナミちゃんの動きはとても良かったと思います。
私のことも書いていただいていますが、もうしばらくの間は皆さんを驚かせる動きが続けられそうです。
本もいよいよ発売になります、皆さんのお役に立てると信じていますので、よろしくお願いします。
  • 2016-03-09│16:38 |
  • 西本 直 URL│
  • [edit]
Re: 先日はどうもありがとうございました。
宇於崎さん
名古屋での講習会に参加していただきありがとうございました。

1年半ぶりでしたか、学んでいただいたことを試行錯誤しながら継続していただいていたこと、安心しました。
多くの方がそうなのですが、大人になるとまずは頭で理解しようとしてしまいます。
今回も子供たちは、最初はおかしな動きの連続に怪訝な顔をしていましたが、体が喜んでいることを実感すると、理屈など関係なく楽しそうに動き回ってくれたのは、見ていただいてよく分かったと思います。

特に指導する立場の人間は、自分の体の動きが変わったことだけでは満足できず、それがなぜなのかどうやって伝えようかと、理屈を欲し言葉を探してしまいます。

何度も繰り返していますが、理屈というのは後付けのもので、実際に体が動いてくれて、それを体が喜んでくれていることを、本当に楽しめているか、まさに子供たちのように「これは楽だ、走っても息が切れないし足の疲れも少ない、不思議だなぁ」と、単純に思うことです。

その事実を何度も何度も繰り返すことで、理屈ではなく体が選んだ、人間にとって効率的な動きを身につけることができるのです。
心底そう思えないものには、いくらもっともらしい理屈をつけても仕方がないのです。

宇於崎さんは、そこまで体が納得していないと思います。
自分の体が納得していないことを、言葉にして誰かに伝えたとしても、それはきっと相手の心には届かないでしょう。

もっともっと楽しんでください、そうすればその姿を見て、生徒たちの方から教えて欲しいと近づいてきます。

私から見てうまく伝えてくれていると感じる塾生の方たちは、みんな自分のやっていることが楽しそうです。
だから私もできるだけ笑顔で楽しいと思っていただけるように指導を工夫しています。

「頭が硬いですよ」と言った記憶がありますが、理屈では説明しきれないものは世の中にたくさんあると思います。

まずは宇於崎さん自身が楽しいと思える動きを探してください。

頭で理解できないからと私に質問するより、自分の体と相談してください。

次にお会いする時には、頭も体も笑顔でお会いしましょう。
  • 2016-03-04│14:38 |
  • 西本 直 URL│
  • [edit]
先日はどうもありがとうございました。
 名古屋の講習ではありがとうございました。また、1年半ぶりなのでどうかと思いましたがまだ覚えていただいておりびっくりしたとともに本当に嬉しかったです。

 講習会のことを整理することが遅れてしまいましたが、お礼もかねてと思い、1日目だけでしたが講習会の感想を書かせていただきました。

 まず昨年の8月の参加なので、約1年半ぶりでしたが相変わらずの先生の体のキレと姿にまだまだ健在であると嬉しく思いました。

 最近やっとエジルやイニエスタなどの動画を見て、最近自分は背番号の下の部分の意識、これがまだまだ低いと実感している最中だったので先生や内田さんの姿もそうでしたが、やはり人とは違うぞということが再確認でき、良い経験ができました。

 チームの方ですが、一度伸筋の重要性を説明してから、ラダートレーニングなどを通じ、動きを修正しようとしてきましたが、まだまだ伝わりが悪く、チーム全体で効果が出ているわけではありません。個別にアドバイスをした顕著に動きが悪い生徒に関しては動き方を意識してくれているようで、抜き去られた後、またボールが出るタイミングでの居付きが多少改善されたかなと思いますが、まだまだ思ったようには成果が出ていません。

 ただ、今回の講習を通じ、今まで教えていただいた点と点がかなりつながってきました。
最初につま先立ちになって背中を反る意識を作ってから走る練習をしましたが、足を振り上げずに動くというイメージが今更ながら良くできました。やはり、我流でやっていると、大切なところが抜け落ちてしまい、今回のこういった場で確認ができてよかったと思います。
 また、ブログで読んだだけで実際の指導は受けていなかった3分割の動きや、走りの応用で階段を上る動きなどはまだまだ自分はできませんが教えていていただいたことで、理論が奥がまだまだ深いなということが実感できました。
重心移動や股関節を使ったジャンプがFBTでの背中の意識やFBTでの股関節の使い方のトレーニングに大きく関わっていることも今更ながら実感でき、それぞれの理論とトレーニングがつながっていくことがさらに実感できました。
 懇親会で見せていただいた、受講生の走りの動画なども何が正しくて何が正しくないかの自分なりのヒントになりました。
 階段を上る動きは、他の受講生ができていたのに自分だけはうまくできませんでした。そういう所でまだまだ理論と実践への理解がまったく浅いと実感しました。階段を上る動きに関してはおそらく骨盤と肩甲骨の背骨を介した連動がうまくできていないということ、そして重心移動を使って次の段に足を置けていないのではと考えています。よほど質問をしたかったのですがまずは自分の頭でと思い、講習後から練習を階段があるごとにして、試しています。
 さらに、講習の最後にも言っていただけましたが、走りが全ての基本ということは一般によく聞くことですが、西本理論においてもそれがとても大事であることもとても感じましたし、まずは走りから改善していきたいと思います。投げる、蹴る跳ぶなど股関節の使い方や背番号の下の部分の意識の入れ方などが正しい走り方をした時の意識と共通しているということを感じています。

知識がそれぞれ点であったこと、生徒に今一つ浸透しきれていない原因の一つだと考えています。それ以外にも原因はあると思いますが、これから自分で試すことと頭の整理を同時並行して生徒にうまく伝えられればと思っています。

とにかく奥が深いことがより実感でき、西本理論に対するわくわく感が増した1日でした。

3時間と少しでしたが、必要なことを本当に盛りだくさんで教えていただきました。
的外れなことを考えている部分も多いと思いますが、これからもできるだけ正しい西本理論を吸収していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
本当にありがとうございました。

西本塾 第7期生 宇於崎 肇
名古屋での講習会を終えて
まずは、西本さん二日間の講習お疲れ様でした。そして、この様な機会を作って頂いた内田さん、場所の提供をしてくださった関係者の方々、お世話になりました。ありがとうございます。


率直な感想としまして、二日間参加させて頂いてとてもとても楽しかったです。自分の身体をスムーズに無理なく動かせるこの感覚は体験している自分自身でしか味わえないものだと思います。今回、直接指導を受けることでブログだけでは感じ取れない、細かな部分であったり、意識するポイント、また自分でイメージしている動きが正しいのか正しくないのか、自分以外の方の動きを見ることの大切さ、何よりその場所にいる人の熱というものを感じることができました!
1日目の講習だけの参加だったら、なんてもったいないことだったのだろうと二日間を終えて得をした気持ちにもなりました。
個人指導ならさらに細かく動き方など得られる部分もあるのだと思いますが、他の方の動きを自分に置き換えたり、自分が他の人に教える時の教え方など、学ぶこともできました。あとは、わからない動き方は、身体の構造、理論を考え、自分の身体と色々対話してやることが大切なのだと改めて感じることもできました。



最後のゲーム形式では、言うまでもなくゲームをすることが楽しいのはもちろんなのですが、コート外から他の人の動きについて西本さんが説明して頂くという形も楽しく見ることができました。
そして、ブログでもあるように、体格差がある中学生、女の子ともプレーをしましたが、嫌なところにスッと身体を入れられたり、プレーがしにくい場面が何度かありました。彼ら彼女らの今後の活躍がとても楽しみです。

これから将来ある子供達が、この西本理論を知り実践していけることがとても羨ましく感じました。この理論を生かすも殺すも自分自身だとは思いますが、改めて生かさない方法以外ない!!!!という風に思います。まずは、身近な弟にこの理論の結果を証明して頂きたいです。



最後に西本さんの動きを講義中も実践中もずっと見させてもらいましたが、軽やかに動くことは言うまでもないのですが、講義中も片足に重心が寄るとか、その様な姿勢が一切なく両足に均等に体重がのっているというか、無意識のうちにも姿勢が良く身体の左右のバランスも良いのだなと思いました。自分はまだまだ意識してしか、良い姿勢を作ることができないので自然にしていける様に、これからも自分自身の身体を追及していきたいと思います。


また、お会いできる日を楽しみにしています。


二日間、ありがとうございました。


PS.この度は本の出版おめでとうございます。微力ながら力になりたいと思います。既に周りの知り合いも購入したいという声を聞いています。西本理論が一般論になることを期待したいと思います。
  • 2016-03-01│21:45 |
  • 岩城巧 URL│
  • [edit]

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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。こちらもご覧ください。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
西本塾を深める会を9月10日(日)に開催を予定しています。
詳細はstudio操のホームページ内の「講習会情報」をご覧ください。

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