新著、発売後2週間が過ぎて。(雑感)

新著「1回5分体が喜ぶ健康術」が発売されて2週間が過ぎました。

本の流通経路というものがよく分かっていませんので、なんとも言いようがないのですが、皆さんにアマゾンで事前予約をお願いしたら、たくさんの方がそれに応えていただき、トータルで400近い数になったそうです。

ところがアマゾンに納品されたのが200冊で、当然予約していただいた方すべてに行き渡るはずがなく、残りの分がやっと今日にも納品になるようで、これでやっと申し込んでいただいた方にはお届けできる準備が整うという状態になるようです。

それでもそれ以降は購入の申し込みを受けてもいつ納品されるかわからないわけで、現在取り扱っておりませんという表示が出てしまう寂しい状況になっています。

本の流通は大手の取次会社がその権限を持っているそうで、出版社は基本的にはその取次会社に納品するので、そこからの納品依頼が来ない限り増刷はできないのだそうです。

2004年に初めて講談社から出版させていただいた時には、私自身が広島の書店で直接目にする前に増刷になるとの連絡があり驚いたことを覚えています。

知名度のない私の本が、どうしてそうなったのか今でもよく分かりませんが、今回はたくさんの方が期待して待っていてくれたので、簡単に手に入りにくい状況が続いていることをとても残念に、そして申し訳なく思っています。

信じられないことに、中古品としてありえない値段で出品している人がいますが、もう少し待っていただければ定価の1000円で購入していただけるようになると思いますので、間違っても私の本を5000円も出して買うなどということはしないでください。

今回の本の内容は、まずは一般の方に対しての健康法を指南するという内容が中心で、タイトルもそうなっています。
しかし、書かれている内容をただ見よう見まねで行なっていただくことだけを目的とはしていません。

なぜそういう動きを行うのか、どうしてそのことが体を整えることに結びつくのか、それを知っていただくためには自分の体が、というよりも人間の体はどういうふうに作られていて、どういうふうに動かせばいいのかなど、これまでの健康指南書とは一線を画した内容のものを書いたつもりです。

それでも読み手によっては、「えだお」が描き表してくれた漫画の部分を読んで、腰が痛い時にはこういう体操を、首が痛い時にはこういう動きをやれば少しは楽になるのかなと思って実践してくれる人も多いと思います。

それはそれでもちろん構いません、最初のターゲットはそういう方であることは否定しません。

次に期待するのは、これまでの健康法には飽き足らずというよりも、これまで行ってきたこと、現在も喧伝されている内容が本当にこれが正しいのだろうかと、なぜどうしての部分に対しての答えを探していた人に対して、私なりの答えを提供したかったというのが、一番の主題だと思っています。

その部分に気づいていただいた方にとっては、この本は本当の意味で役に立つものになると思います。

そしてもう一つの側面が、施術をする側の人間に対する提言というか、日々人の体と接する中で、どれだけ相手の体を慮った施術を行っているかを今一度考えるきっかけにして欲しいという部分です。

学校で習った知識や、それぞれの師匠から学んだ方法論に終始していないか、本当に自信を持って相手の体と接することができているか、真剣に考えるきっかけにして欲しいという気持ちもありました。

けっして私の技術や方法論を押し付けているわけではありません、それぞれの考え方があっていいと思います。
ただそれらはすべてお互いが納得できる共通の言語であったり、同じ意識で共有できる感覚である必要があると思います。

一方通行ではなく相互理解の上で、何をどう改善できたのか、どうしてそうなってしまったのか、これからどうすればいいのか、きちんと伝えることができなければ、まさにただの自己満足で終わってしまいます。

自分のためではなく誰かの為に行っている仕事です、施術行為に限らずスポーツの指導者であってもその部分をきちんと整理できていない人が多いような気がします。

この本を色々な立場で、色々な受け止め方で読み込んで欲しいと思います。
そこから新しい何かを、それぞれが見つけて欲しいと思っています。

私事ですが、兄が今月定年を迎えます。
高校卒業後42年間同じ会社で勤め上げ、役職にも付いたサラリーマンとしては成功者と言える人生だと思います。
3歳違いですから、私もそれに近い年齢になりました。

私には定年もありません、自分がもう終わりと思った時が終点になります。

色々な道を走ってきました、まっすぐな道は歩いたことがなかったかもしれません。

だからこそこれから進んで行く自分の道を探している人に対して、良い悪いは別として自分の歩んできた道のりから感じてきたことを伝えて行こうと思っています。

けっして真似をして欲しいとは思いません、どちらかというと反面教師でありたいと思います。

加えて私はまだまだ過去を振り返っている余裕はありません。
まだまだ進んでいかなければなりませんから。

つい最近三男が私の背中を追いかけてみたいと言ってくれました。
こんなに嬉しいことはありません。
ただ、息子を私のコピーにはしたくありません。

私が経験し身につけてきたことを学んでいった先には、息子の人生があるわけで、学んだことをどう生かしてくれるのか、もしかしたら途中で全く違う道に変わって行って良いと本人には言っています。

私が今現在どうしてこういう人生を歩んでいるのかわからないのですから、同じ道などあるはずもありません。
ただ伝え甲斐がある対象ではありますし、当たり前ですが産まれたときから一緒ですから、何か運命的な部分も感じています。

感性も似ているのか、親バカですがセンスも感じています。
とにかく人の役に立つ人間になれるように育てていこうと思います。

最近こんな雑感が増えたのも歳のせいかもしれません。

枝葉の方法論をいくら書き並べても、伝わらないことの方が多いのは初めから分かっていますが、そういう内容を期待されていることも十分承知しています。

ただ、そういう内容はすでに書き尽くした感があります。
暇な時に最初からじっくり読んでいただければ嬉しいです。

昨日の代表戦を見ていても、結局は同じことをつぶやかなければならないことに、少し寂しさすら感じます。

私が何を呟こうと、こうしてブログで考えを書き連ねようと、届かないところには届かないのですから。

それでも3年近く書き続けてきたことで、これまでの常識や既成概念が、自分が正しいと思わされ続けてきたことに対して、何か違うのではと気づいてくれる人も増えてきたように思います。
私の活動はそれでいいと思います。

次回は少し細かいことですが、人間が止まっている状態から動き出すための感覚について、次回の西本塾に備えて準備している内容を、今の私の頭の中を整理して文章にしておきたいと思います。
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Re: No title
内田さん
感想をありがとうございます。
おっしゃる通り、字体も漫画の台詞とヒロシの心の内、そして私の解説とすべて変えて表現しました。
さらにコーヒーブレークとした部分も変えて、すべてに意味をもたせましたので、その工夫も含めて読み取ってもらえたことはとても有難いことです。
最後の部分はここからが西本理論の動きづくり編への伏線となっていますので、まだ増刷の連絡はありませんが、たくさんの方に読んでいただき、増刷が繰り返される状態になり、さらにはアマゾン等のレビューにも続編を望む声が多く寄せられた時に、改めて出版社から西本理論編への依頼がいただけるものと思っています。
アマゾンでは在庫切れで、取り扱えない状況が続いていますので速く増刷されて対応して欲しいのですが、私の決めることではないので歯痒い思いをしています。
ぜひアマゾンにもレビューを書いていただくようお願いします。
  • 2016-03-29│16:26 |
  • 西本 直 URL│
  • [edit]
No title
西本先生

この度は新書の発刊おめでとうございます。
手に取って序文のページを開いてみと、先ず驚いたのが予想もしていませんでした丸ゴシックの字体(フォントというのでしょうか)でした。
勝手に明朝体、もしくはゴシック体だと思っていたのかもしれません。
西本先生がこの字体を選択した狙いが気になり、そのおかげで、実際に内容を読み始めるよりも先に漫画の部分で使われているや文字や、本全体をぱらぱらとめくり、どのような字体や構成なっているのか大変興味が湧きました。

私は施術をする者ですから当然施術者よりの目線でも読ませて頂きましたが、
漫画の部分での字体の大きさや太さ、種類などの意味を考えながら読みました。
そのことを踏まえ解説を読むことを繰り返しました。施術する側ですので、書かれていることの中には同じような気持ちを持ち合わせている部分もるのですが、言葉遣いをはじめ、なるほど!と思うところも沢山ありまだまだ認識の甘さ人間力の薄さに気づかされました。

また、単純に読みものとしての感想ですが、漫画やBreak timeが良いアクセントになっていて飽きることなく読みやすかったです。

そして、名古屋へお越し下さいましてから早いもので1か月が経ちます。
二日間に渡り小学生から大人まで50名参加され、それぞれが西本理論に触れ感謝の言葉も私のところへも届いていす。
あらためまして、大成功の名古屋開催ありがとうございました。

この1か月、西本理論をさらにどのように広めていくか、このことばかりを考えています。
だからこそ番外編を読んだとき、先生はこの部分ももっと世間に知って欲しいのかなとも思いました。まあ、私が広めていきたい気持ちが強すぎるので、勝手な解釈なのですが(笑)
その気持ちが強すぎる分、私自身の活動に物足りなさを感じ停滞してる気もします。

こうして感想を書いてる間も、番外編が一番強く残ります。
身体というものは日々同じではないですし、読んだ印象も体調や環境によっても変わるものだと思いますが、読み手である私のとらえ方は現在このような感じです。
月日が経つと違う感想を感じると思いますので、今後もしっかり読み込んでいきたいと思います。ありがとうございました。

西本塾 12期生
名古屋市東区
内田 雅倫
Re: 1回5分体が喜ぶ健康術を読んで
川端さん
感想をありがとうございます。
お気付きの通り、とにかく読みやすく誰にでも理解しやすい文章を書いたつもりです。
普段私が書いたものは、とにかく難しいと思われていることは承知していますが、今回はそれを払拭し漫画とともに見て楽しく読んでためになるということを一番のテーマとしました。
どんな職業でも、その業界の人にしかわからない専門用語や隠語のようなものまであって、それを使えることが一人前になった証のように思っている節がありますが、私が見てもこの人たちは本当に相互理解ができているのだろうかと心配になることさえありますし、そんな言葉が世間で通用しないことになぜ気づかないのだろうと不思議に思うことがあります。
私たちの分野はその最たるもので、自分の考えを正確に相手に伝える必要があります。
そのためにはできるだけ専門用語を排して、誰にでもわかる言葉に置き換える必要があります。
この本が誰かの役に立つものになるかどうかはそこにかかっていると思います。
アマゾンのレビューにもぜひコメントをお願いします。
と言いながら一向に取り扱いが再開されていませんが。
またお会いしましょう。
  • 2016-03-29│13:40 |
  • 西本 直 URL│
  • [edit]
1回5分体が喜ぶ健康術を読んで
ご無沙汰しております。6期生川端です。

「1回5分体が喜ぶ健康術」読了しましたので感じたことを書かせていただきます。

3月早々にアマゾンにて予約しましたが、到着は20日前後になった気がします。妻も買うと言ってましたがアマゾン売り切れで。。さすがの人気ぶりです。全国に広まってほしいと切に願います。

さて、内容ですがまず数ページ読んで気づいたのが、当たりが柔らかい文章で「誰でも自分のからだを使っているのだから少し目を向けてごらん」と言っているように感じました。

読み進めているうちに、これを読むと、西本塾のおさらいができる、そう思いました。
広島での感覚を呼び覚ますことができました。
操体という方法論ではなく、からだをこんな感じで、こんなさじ加減で、使っていくとからだ丸ごと気持ちよく痛みなく動いてくれる。
改めてそう思わせてくれました。

難しい言葉もなくシンプルな表現で、普段自分がお客さんに難しい言葉で説明してないかな?とハッとさせられます。

また気づきあり次第コメント送られて頂きます。

今後ともよろしくお願いします。
広島に向かう準備進めていきます。
  • 2016-03-28│21:42 |
  • 川端 翔太 URL│
  • [edit]

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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。こちらもご覧ください。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
今年2回目の西本塾を8月26・27の土日に開催を予定しています。
詳細はstudio操のホームページ内の「講習会情報」をご覧ください。
なお、今回も参加者が5名に満たない場合は開催しません。
9月10日には深める会も予定しています。

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