第18期西本塾後記

先週末に行った、18期西本塾に参加してくれた3名の方からの感想が届きましたのでご紹介します。

みなさん真剣に学んでくれました、私が誰かの役に立てていることを実感できる貴重な時間を過ごさせてもらいました。

それぞれの感想を読んで、西本塾の雰囲気を感じてください。


まずは大阪から参加の、会社員の傍らサッカーのボランティアコーチを務める「廣岡 勲」さんです。

2日間ありがとうございました。
またお手伝いいただいた奥様、さとしくんありがとうございました。
今回は熊本地震への黙祷から始まり、講習途中も携帯電話の地震アラームが鳴るという状況でした。
受講生が3名という少人数で、とても濃密な時間をすごすことができました。

特にオクタントトレーニングを3人とも受けさせてもらえることができたのは、とても貴重な経験でしたが、西本先生にとってはかなりハードだったと思います、ありがとうございます。

初めの自己紹介で飛び出た言葉から、西本先生から「トレーナーとは何か?」「バランスって何?」という質問が出ました。普段よく使ってる言葉なのにとっさに答えが見つかりませんでした。

そこから西本理論の座学が始まりました。体がエネルギーを生み出す三つの要素、人体の構造「アクチンとミオシンの滑走説」から「3・5・7理論」に行き着いた過程、「なぜ屈筋より伸筋なのか」、「なぜ広背筋が重要なのか」「どうやって連動が起こるか」といったことをスポーツ選手を例にとったり、長年の経験から導かれた考えを教わりました。
2日目朝、実技に入る前に考え方を教わりました。

ピラミッドでいうと①番上に「目的や目標」があって、②段目に「実践」がある、③段目の土台として「理論」があるということ、さらにその地面の下にある「根っこを掘る」作業こそが大切だと。

枝葉の方法論ばかり求めて、「西本理論」が生み出された背景や、何でこういうことを考えだしたかというところまでさかのぼり、先生が「仮説」を立て何度も「検証」し行き着いた道のりを知らなければ、浅いものになってしまうんだと。
そしてそれが自分の経験値として積み重ねていけば深みが出ていくことを。

なぜこの動きが効率的で効果的なのか自信を持って言い切れて、実際にそれを自分の体でやってみて感覚し、人に見せられるレベルになりたいと思いました。
そういった日常の積み重ねから、②段目の実践でいろんな相手に対して応用がきくんだと改めて認識できました。

実技のトレーニングでマシンを使ったり、フライングバックトレーニングをして思ったことは、終わった後に「体が喜んでいる」ということでした。

これこそ人体の仕組みを理解できたからこそ納得いくし、続けられるのだと思います。
サンフレッチェの青山選手が試合前の4時間前にトレーニングを行って、「このまますぐに試合をしたい」という言葉は、私もトレーニングをしてすごく共感しました。

今後はこの二日間で学んだことを糧にして、走り出すためのドリルや広背筋のトレーニングを継続して行い、まず私自分がプレーヤーとして成果を出して、コーチとしても自信を持って指導していきたいです。

そして疑問が生じたらその都度「なぜどうして?」と「根っこを掘り」、自分なりに何度も「仮説」と「検証」を立てて進んでいけたらと思います。
二日間ありがとうございました。

次は岡山からさの参加で病院勤務の理学療法士をしている「本沖崇悟」さんです。

西本先生、奥様本当にありがとうございました。
初日西本塾に向かう間の緊張感は、就職面接かのような久しぶりの感覚でした。

初めて西本先生にお会いしたときの感想は、いわゆる「胸を張る」ではなく、「シュッとした」いい姿勢をされているなと思いました。

自分はもちろん熱い気持ちを持って参加しましたが、それ以上にも感じられるくらい西本先生も熱く指導していただき、大変充実した貴重な2日間になりました。

この度の西本塾で感じた、得たことはたくさんありますが、具体的にあげると4つあります。

1つめは、屈筋ではなく伸筋を使うということです。
ブログを読ませて頂いて、理解しているつもりでしたが、折れない腕の実験でもちろん屈筋はダメ、がんばって伸筋を使ってもダメ、使った気がしないくらいが伸筋を使えているということを頭ではなく体で感じることができました。

この事を知らずして、今後患者様や選手にトレーニング指導していたらどんな結果になっていただろうかと思うとゾッとします。
2つめは、広背筋によって骨盤が引き上げられ、大腿から膝が無理なく前方に振り出されるということが少しではありますが感覚をつかめたことです。

今までよりも自然に脚が振り出され、足の裏が後方を向いている、脚が軽くなったという感覚があります。ただ、ブログでも指摘していただいた「すり足」になっているというのは自分でも感じていました。

「少し飛ぶような意識を持って」「一つ一つの動作を完結させて」「重心を高く」というアドバイスをして頂き、西本先生の言われてることは頭では理解しているつもりでしたが、体で表すことが難しかったです。

説明の意図は理解しているつもりです。なぜできていないのかを考え、自分の体と対話しながら練習を重ねて、重心を高く保ち、股関節が伸展されることでストライドが伸びるようにしていきたいと思います。

3つめは、根っこを掘るということの意味を自分なりに整理できたことです。
2日目の最初に話して頂いて、その後の実技の理解も深まり、充実したものとなったと思います。

西本塾に参加する前は西本先生のいう「根っこ」「枝葉」と、自分が考えている「根っこ」「枝葉」は違うのではないかと思っていました。

実際は、間違っていないけど、足りていなかったというところだと思います。
ただ、具体的には表せないですが、そこの差が枝葉の部分になったときには大きな差になってくるのだと思います。

西本理論がなぜそう考えられたのか、体がなぜそういう構造になっているのかなど「根っこ」の部分を深めていきたいと思います。

4つめは、操体法、オクタントトレーニングを目で見て、肌で感じ、体の連動ということを感じられたことです。
体の連動ができていない、かわし動作ができていないとどこかに問題が生じる。操体法は、体の連動(背骨の6方向の動き、肩甲骨、骨盤)を調整していくものと理解しました。

早速、実際の患者様に操体法をしたところ、膝が痛くて伸ばせない、正座できないと来られた方が痛みなく正座できるようになり、「魔法みたい」「いい人に出会えた」と大変うれしい言葉をいただきました。

オクタントトレーニングに関しては、背中(広背筋)を使うことで四肢の力をこんなに楽に入れることができるのかと驚きました。それと同時に、頭で考えてしまったときは屈筋を使ってしまったこと、自分の体の反応スピードの悪さも痛感させられました。その反応スピードの悪さが1歩目の遅さにもつながっているのだと思います。

西本理論を学びスタートラインに立ったというか、スタートラインが見えたという段階だと思います。まず自分の体でできるように練習し、根っこの部分を深めていきたいと思います。また是非深める会にも参加させていただきたいと思います。

2日間本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。 

最後は京都から参加で鍼灸接骨院を営む「太田 肇」さんです。

西本先生、奥様、息子さんと18期生のみなさま2日間ありがとうございました。
熊本大震災と重なり地震速報が鳴り続けた2日間でしたが無事終えられたことに感謝し、まだ震災の渦中にいる方達の無事を祈ることしかできませんが少しでも力になれればと思います。

今回、実際に西本理論に触れ先生の指導を受けることにより、文字で理解できるものの限界を感じました。

初日の自己紹介での先生の観察力、言葉一つに対しても疑問を持つ感覚を目の当たりにし、これだけでも文字では得られないものがありました。

実技に関する感想は今までにたくさんの受講生が書かれているので、特に根っこを掘るという作業について思ったところを書かせていただきます。

西本理論とは西本先生自身が考えたことから色々な経験、体験をした結果得られた最大公約数のものです。しかし、私たちはこの理論を文字を介して理解しているにすぎないと思いました。
その理論を自分のものにするために根っこを掘るという作業が必要になります。

それは理論の下にある部分を自分自身で考え経験して確かめたうえで、初めて理論を理解したといえることです。
そのためには常になぜ、どうしてという考えを持ちその理論に至るまでにはどのようなことを試したりしたのだろうということを思い描けることが大切なのだとわかりした。 また、このことが対応力というものにもつながるのではないかと思いました。

施術者であり指導する立場であっても、全てにおいて自分自身が経験したものであることはなく、悩めば理論の下にある根っこに戻り経験から使えるものを選びそれを応用していくことで全てにおいて対応できるのだと思います。

そして、相手に伝えるには、しっかりと目をみて思いを言葉にこめるということも必要なことだと感じました。

今回の受講後、施術をする際に自分の施術に以前よりも自信が持て、つたないながらも説明ができるようになり、相手の変化や満足度が良くなった感じがありました。
改めて土台の部分がしっかりとした上で、相手のために伝えるということで、これほどまでにお互いに充実することができるのだと実感しました。

2日目の実技ではオクタントトレーニングを受講生みんなに行っていただきありがとうございました。先生の本気度、それを伝えようとする姿勢、厳しさは相手を思ってのことと全てのエッセンスが詰まったものを体感できとても充実した貴重な時間でした。

実技の走りに関してはまだまだ体の理解が追いついておりませんので、基礎のドリルを繰り返し体が喜ぶ動きを追い求めながら、18期生のグループラインの中などで報告していければと思います。
今回の西本塾への参加で、これからの自分の進むべき道が見えてきました。

全てをこなすことも必要かもしれませんが、自分のやりたいことを続けていれば自然とそれを必要としてくれる人が集まってくるのかなと思い、またそうありたいという気持になりました。 
今後は少しずつ根っこを掘る作業をしながら経験を積んでいくことで、自分自身に深みが増していけるよう努力していこうと思います。
一貫性のない文章で申し訳ありませんが以上を感想とさせていただきます。
改めてみなさま2日間ありがとうございました。

西本塾では最初に時間を取って、自己紹介をして頂いています。

私に対しては受講動機を通して、どういう気持ちでここにきたのかがある程度伝わっていますが、自分の言葉で改めて語ってもらうことで、どういう方なのかを深く知ることができます。

さらには参加者どうしが目的意識を確認し合う貴重な時間となっています。

今回その中で気になったことが幾つかありました。
それぞれ立場は違いますが、人を指導する立場にあるはずです。
口下手でとか、話をするのは苦手ですでは、せっかく勉強して身につけた知識や技術を、相手に正しく伝えることはできません。

若い頃一緒に勉強していた方が、自分は口下手で説明や操法の誘導が苦手なので、操体法での施術を諦め、鍼灸の施術のみで開業しました、というお知らせを頂いたことがありました。

とても信頼できる方だったので、本当にもったいないと思いました。

相手に少しでもわかりやすく伝える技術は、それぞれの立場で身につけなければならない専門の技術よりも重要なことだと思います。

そういう意味で、参加してくれた皆さんには役者になったつもりで、最高の自分を演じることの必要性を説いています。

相手の顔をまともに見ることもできず、目も合わせられない人間の言葉が相手に届くはずはありませんから。

2日間の最後、感想を話してもらう時に、昨日の朝とは全く違う、しっかりと私の目を見て自信をもって話をしてくれる参加者を見て、今回の一番の成果はこれだと思いました。

もう一つは、言葉が軽いということです。

これはどの分野でも言えることだし、普通の会話の中でも感じていることです。

自分たちだけで通用する言葉を使ったり、正確な裏付けもないまま、慣用句のようになってしまったカタカナ言葉を、当たり前のように使ってしまうことです。

お互いがその言葉を知っていて当たり前で、あえて深い意味を確認し合うこともなく、言葉のキャッチボールをしているだけの会話がなんと多いことか。

私のように一つひとつの言葉にこだわる人間には、言葉遊びにしか聞こえません。

今回は「バランス」という言葉でした。

「膝をケガして以来バランスが崩れ、次から次へといろいろな箇所を痛めてしまった」、この言葉になぜどうしてと突っ込む人はいないかもしれません。

でも私は、これではまったく日本語になっていない、意味が伝わってこないと突っ込みました。

バランスとは何か、崩れたというのなら、もともと良かったという状態はどんなものだったのか、本当にその状態を知っていたのか、それを正しく認識できなければ、元の状態に戻しようがないのです。

何がどう変わってしまったのか、元々はどうだったのか、その元々のバランスが取れていた状態は本当に良い状態だったのか、掘り下げて考えることなく、ただただケガをしてしまったからバランスが崩れた、ケガさえしなければと、他人事のような言い方をしてしまうことになるのです。

西本塾は、ただ私の経験や技術を伝える場ではないと思っています。

ここまで来てくれる人たちは、少なくともしっかりした考えと目的意識を持っている人たちです。

日々の仕事をこなして満足している人たちとは志が違います。

ただ共通して感じることは、みなさん真面目過ぎて自分を表に出せない人が多いということは感じています。

参加者のみなさんが、私から学びたいことの1番は、私の前向きな姿勢と自分の持っているものを自信をもってさらけ出す強さではないかと思います。

私は強い人間ではありません、みなさんが求める今この瞬間の「西本直」という人間を演じているに過ぎません。

参加してくれるのは常に私と接するのが初めての人たちですが、私は西本塾と言う空間を何度も経験し、回を重ねるごとに変わっています。

今日今現在伝えられることが、初めて私と接した人にどんな影響を与えられるか、そのために自分の作り上げてきた西本理論の根っこを掘り起こす作業を繰り返しています。

感想を読んで分かる通り、皆さんそれぞれの感性でそれぞれの理解をしてくれています。

一度ですべてが伝わるとも思っていませんし、まったく同じように感じてもらえるとも思っていません、だからあえてそれは違うというコメントはしません。

今回の3人の参加者それぞれが、きっと誰かの役に立てるいろいろな意味での理論と技術を持ち帰ってくれたと思います。

これからの活躍を期待しています。

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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
「第25回西本塾」を11月18・19日の土日に開催を予定しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください
尚、深める会も12月9・10日に予定しています。

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