動きづくりのトレーニングで変化を感じてもらうために。

今日もトレーニングの指導を受けに来てくれる、サッカー兄妹を待っています。

体づくりではなく「動きづくりのためのトレーニング」という表現で、自分の考え方を表現していますが、実際にそのトレーニングを継続して指導できる環境は、現在の私にはありません。

なぜそういう考え方にたどり着いたのか、2つの間にどういう違いがあってどういう利点があるのか、言葉としてもきちんと説明していますし、実際のトレーニングを体験してもらうことで、言葉だけではなく体でも体感していただけるように準備ができています。

ですから、この考え方でトレーニングをやりたいと思ってくれる選手はたくさんいます。

しかし、このトレーニングには、いわゆるメニューという発想がありません。

遠隔地の方が指導を希望してくれたとしても、形すら正確に伝えることは難しいと思います。

料理に例えると、レシピを公開して同じ材料で同じ時間をかけて作ったとしても、同じ味の料理にはならないことと同じだと思います。

季節や天気、気温や湿度まで勘案して、材料や水加減火加減など、それこそ職人の技としか言いようのない世界があります。

トレーニングで言えば、過去にはダイエットの為のトレーニングメニューを考えて欲しいと、私に依頼してきた人がいましたが、種目と重量や回数を記したものがメニューだと思っている時点で、私とは相容れないわけで、当然お断りすることになりました。

どんなに有効な方法論にたどり着いたと自分で思っていても、それを実行し結果として現してくれる選手がいなければ、私の理論も机上の空論と言われることになってしまいます。

重量や回数を基準としたメニューを行い、結果としてそれらが向上すれば、誰の目にも客観的な評価となります。

しかしそこで得られた結果と、実際に求められているそれぞれの競技の能力の向上が比例しているとは限りませんし、逆になってしまった例もたくさん聞いています。

私が求めているのは、それぞれの選手が持って生まれた能力を余すことなく発揮できるようにすることです。

そこには客観的な評価は当てはまりにくいと思います。

何をもってそう言えるのか、動きが良くなるとはなんなのか、30年間様々なレベルの選手たちを見続けてきた中で、どういう動きをすることが良い動きと言えるのか、また動きが良かったと言えるのか、第三者に説明したり納得してもらうことは正直難しいことです。

指導している私と、指導を受けている選手だけにわかる感覚、それではダメだと言われるでしょうが、本当に感覚的な部分で、そうとしか言いようがないのです。

選手にそういう変化を感じさせるためには、継続しかありません。

トレーニングルームで、それぞれのフィールドで、日々行うトレーニングの中で、もっとこういう動きができるようになりたいという欲というか目標が見つからなければ、近づきようがありません。

それを本人以上に探し出すことも私の仕事です、可能性を見出すとでもいうのでしょうか。

目標を見つける、本人にそのことを確認させる、方法論を提示する、選手に納得して取り組めるようにきちんと説明する、こんな作業が必要になります。

現状毎日私の指導を必要としてくれる選手がいたとしても、それに応えることができません。
目の前で息遣いを感じながらの直接指導でなければ、私の思ったような指導を行うことができない、とはいえそれが現実としてできない中で、なんとか結果を出させてあげられる指導ができないのか、方法論を模索しています。

現在遠隔地の人に対する指導をするためのシステムは作りましたが、現実として、まずは直接指導を受けてくれなければ、ネット環境を使ったとしても、思うような指導はできないと思います。

自分の創り上げてきたものを発揮できないことに、今、大きなもどかしさを感じています。

数日前から試験的に始めた、サッカー兄妹へのトレーニングの直接指導、今日も来てくれるそうです。

彼らにどう伝えるか、どう伝わるか、直接指導でできないことが遠隔指導でできるはずがありません。

高校生や中学生にきちんと伝えられたとしてら、その上の年代の選手にも伝えられる自信になると思います。

私の持っている能力を眠らせておきたくない、そんな気持ちが大きくなっています。

環境が与えられるのを待っているのではなく、自分で工夫して一人でも多くの選手の力になりたいと思います。

また現場で必要とされるのではないか、心の何処かにそんな気持ちがないわけではありません。

それが私の歩みを遅くしているのかもしれません・・・。



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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
「第25回西本塾」を11月18・19日の土日に開催を予定しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください
尚、深める会も12月10日に予定しています。

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