自己表現

昨日のゴルフは、我ながら納得のラウンドとなりました。
87というスコアは、もっと上手なシングルプレーヤーの方から見れば、まったく問題外のレベルかもしれません。

でも42歳から始めて、年間に20ラウンドくらいのアマチュアゴルファーとしては、まずは90切りができればそれほど恥ずかしくないのではと、自分なりには思っています。

数年前まだ高校生だった三男が、コースを回ったことがあるゴルファーのうち、100を切ったことがあるのは1割しかいないというデータがあると教えてくれました。

「飛距離も人並み以上だし、父さん十分なんじゃないの」と褒めてくれて、ほうなるほどと納得しました。

普段ご一緒させていただくのが、いわゆる競技アマと呼ばれる方々で、70台は当然というゴルフをされるので、レベルの違いに淋しい思いをしていましたが、ゴルフは「明るく楽しく」をもっとうに楽しんでします。

私の仕事は、体の動きを作ることですが、それを表現してくれるのは私の指導を受けたトレーニーの方々です。

私のモットーは「自分のできないことは人には伝えられない」ということですから、自分の体もそれなりにトレーニングして手入れもしていました。

ただそれを発揮する機会がないことが、何とももったいないと言いますか残念なことでした。

その中でもゴルフに関しては、始めた当初からドライバーの飛距離が、一般の平均よりもかなり飛んでいると言われ、18ホール一日のラウンドの中で、一発でも二発でも大当たりが出れば、それで満足のゴルフが続いていました。

それではまったくスコアが作れませんので、有名なプロの方や競技アマの方々にも指導していただく機会があり、最近やっとゴルフらしくなりましたが、やはり飛距離の誘惑には勝てず、ここぞというホールでは力んでOBということをやってしまうことがあります。

昨年の7月22日には、地元のリージャスクレストゴルフクラブで行われた、ドラコン大会に出場して305ヤードを記録し、飛距離を求める練習は一段落としました。

自慢話をしているようですが、私は何をやっても何を見ても、どうしても体の使い方や意識といった、自分独自の見方をしてしまう癖があって、ことゴルフに関しても自分のトレーニングの理論を、スイングにどうやって生かすかということを考えてしまいます。

いざアドレスに入ると、いつも我々に教えている理屈はどうしたと、同伴の方に言われるほど力が入ってしまうので、偉そうなことは言えないのですが、ゴルフスイングの中での連動動作を分析してみたいと思います。

ゴルフスイングは、基本的にはまったく静止した状態から動きが始まります。
ですから、みぞおちからとか、背中からとか、股関節からとか、体のどこから動き出すということが論じられるわけです。

指導のイメージは人それぞれで、指導する方によっても言い方が違います。

しかし、どこから動くにしても、静止した体が動き始めるためには、地面と接している両足の裏が地面を押して、その反力を体に伝えていくということが基本となります。

ですからアドレスでの左右の重量配分によっても、地面を押す力の配分が変わってきます。

右利きの人であれば、右足を踏みすぎて頭まで大きく動くことは得策ではありません。

技術的な指導はもちろん私にはできないのですが、足の裏から伝わってきた力を、最終的にクラブのフェースまで伝えて、ボールに対してインパクトするという過程の中で、いかにして自然にそれを伝えていくことができるかというのが、ショットの成否を決めるカギとなります。

アメリカで活躍する「宮里藍」選手は、まさにその連動を体現するスイングだと思います。

下から伝わってくる動きの流れを途絶えさせることなく、伝わってくる動きを待てずに、その上の部分が先に動き出すこともなく、まさに地面からもらった力が、体の中を流れるようにクラブに伝わり、ボールに対しても叩くというより運ぶという感覚で、スイングしています。

体はとても小さいですが、体のすべてが使えているので、見た目以上の飛距離を飛ばすことができるのでしょう。

私も含めて、男性のアマチュアゴルファーは、下から伝わってくる力を待ちきれずというか信じ切れず、ついつい上半身とくに腕の力を使ってクラブを振ってしまうため、見た目ほどの飛距離が得られていないのではないでしょうか。

よく言われる、ゆっくり振ったら飛んだというのは、その力の伝わりが途切れず、体全体の力が程よく使われた結果ということなのだと思います。

「手打ち」という言葉も、せっかくの地面の力を使えずに、末端の腕の力を先行させてしまったということです。

そういう意味の指導をしなければ、素人には手打ちの意味は分かりません、時々練習場でレッスンしているところを見ますが、レッスンプロには失礼ですが、体の使い方やそれを伝える言葉の使い方は、私が説明した方が分かりやすいのになと思うことがあります。
じゃあやってみろと言われると困るのですが・・・。

タイガーウッズのように、体格にも恵まれ筋力も人並み以上にある選手が、何千何万回というレベルの回数を重ねて獲得したスイングでは、下からの連動がスムーズなうえにパワフルですから、あれだけの飛距離と方向性が両立できるので、我々は、まずスムーズな連動でスイングできることを目標にすべきです。

次回は、静止した状態からの連動という意味では共通点の多い、野球の投手の投球動作を分析し、さらに細かい連動のメカニズムを解き明かしていきたいと思います。

この分野は、プロ野球の超一流選手であった、佐々岡真司投手と9年間一緒に考え続け、結果を残した理論ですから、趣味のゴルフの話とは一味違う、濃い内容にできると思います。
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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
「第25回西本塾」を11月18・19日の土日に開催を予定しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください
尚、深める会も12月10日に予定しています。

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