珍しくサッカーネタで

先ほど終わったウルグアイ戦を見て思ったことを書きます。

Jのチームで4シーズンと少し仕事をしたとはいえ、サッカー自体は全くの素人なので、戦術面や個人の技術に関してはおこがましくて私ごときがコメントする立場にありませんので悪しからず。

私の視点は、ボールに対する動きだしのスピードと体の使い方をずっと追っていました。

以前に走るということの意味を詳しく書きましたが、日本選手の動き出しは重心が高く、常に足の裏で地面を蹴って、つまり一度居着いてからしか動けないように見えます。

さらに動く方向も相手より判断が遅れてしまっているため、追いかけるような走りになっています。

今行われている世界陸上でも、100mでは出遅れた選手は力んでしまって、本来の柔らかい動きができなくなって、加速できず追い切れない、という場面が多く見られたと思います。

チームとしての完成度の違いもあるのでしょうが、ウルグアイの選手たちはボールが出そうな場所に対して、準備が出来ているのでしょうか、体全体がスムーズに動き出しているように感じました。

そういう動きが繰り返されると、当然疲労の度合いも違ってきます。

サッカーのフィジカルトレーニングで、短いダッシュをする時、とにかく地面を強く蹴って早く走ればいい、という感じで走る選手がほとんどですが、早く移動できてもその場所で次に行う行為を想定して、背中を意識したバランスの取れた走り方を練習しなければ、サッカーという競技には役に立たないのではないでしょうか。

そういう意味でも、相手チームの選手たちは、ファーストタッチから次のプレーへの移行がとてもスムーズで、チャンスを確実に得点に結び付けられる要素が感じられました。

何事も一生懸命にやるのが日本人の良いところですが、こと走るという動作に関しては、もう少しトレーニングに工夫があってもいいのではと思います。

その相手が、W杯予選では苦戦を強いられているのだそうで、世界の壁はまだまだ高そうですね。

日本で行われる試合は、当然日本びいきの放送ですが、画面だけを見ていると本戦の予選リーグを勝ち上がることがどれだけたいへんなことか、残された期間でもう少し基本的な体の使い方を工夫して欲しいと思います。

まあ、私に言えることはこんなことくらいです。
まさか代表のフィジコがこのブログを読んでいるはずもないでしょうから。
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Comment

すごい納得です
お久しぶりです。
いつも楽しく読まさせてもらってます。

ダッシュの件、前回のコンフェデ杯のブラジル代表の件をおっしゃってる時から、動きだしとかに注目するようになりましたが、ウルグアイ代表のみなさんも、やっぱり動きが違うなと思いました。

躍動感があるというか、流れがあるというか。

中学、高校の頃、サッカー部で100mダッシュをよくしましたが、大事なのは、ダッシュ後のプレイ、ダッシュしながらのプレイですよね。確かに。すごい納得し、そういう風なトレーニングをしたら全然違うなとおもってしまいました。

動きは、すべてつながってると思うだけで、「歩く」ということすらも新鮮に感じてます!


  • 2013-08-15│19:29 |
  • 大吉慶典 URL│
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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
「第25回西本塾」を11月18・19日の土日に開催を予定しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください
尚、深める会も12月10日に予定しています。

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