再出発に向けて

いよいよ今日からテナントスペースの内装工事が始まりました。

内装工事といっても、床はコンクリートの打ちっぱなし状態で通路側の壁もなく、天井も配管が見えるそのままの状態で借りるので、もうほとんど一から作るようなことになりました。

加えて、エアコンの室外機の設置場所が、屋上のそのまた上のスペースに指定され、こちらの希望した窓の外側のベランダのスペースに置くことは認められず、クレーンを使っての大仕事になるとかで、その分の費用がかさむことになったりと、なかなか思うようにはいきませんでした。

しかし、私にとってはおそらく最後の仕事場として、大切な場所となるスペースですから、限られた予算の中ではありますが、できるだけ妥協せずに作っていくつもりです。

長い長い休み期間となりましたが、残りの日数が決まってくると、もっと色々やっておけば良かったかな、などと思ってしまうところもあります。

子供の頃、お盆を過ぎると夏休みももう終わりだなと焦ってしまいましたが、それに近い感じでしょうか。

私の仕事には2本の柱があり、一つはベッドの上で行う「操体法」をベースにした施術行為です。

こちらに関しては、いくら期間が空いたからと言って感覚が鈍ったりすることはありませんし、体力的にもまったく問題はないと思うので心配はしていません。

問題は、お借りしたスペースの6割をさいて作る、トレーニングスペースで行う指導の方です。

その二つの割合がどれくらいになるかは分かりませんが、トレーニングを指導するに際して、やはり自分の体の準備が必要になってきます。

前回にも書きましたが、まずは器具を使って自分の体を、動ける体に作り直しておかなければなりません。

その準備段階として大切になってくるのは、やはり「ストレッチ」という行為です。

一般的ないいかたをすれば、「準備運動」と言ってもいいかもしれません。

チームスポーツの指導をしていた時には、それぞれのチームの指導者の考え方もあり、また与えられた環境の中で、いかにスムーズに練習につなげていくか、ということも考えなければなりませんでしたので、トレーニング自体にも言えることですが、一概にこのやり方がベストというものはないような気がします。

以前に紹介した社会人野球チームのように、時間的な制約があり、個人任せではとても準備運動としてことが足りないという判断のもとに、私が組み立てた「ウォームアップステップ」と名付けた一連の動作を全員そろって行わせましたが、最低限これくらいはやっておかなければ、ケガや故障を未然に防ぐ準備としては不十分だと考えたからです。

これがプロのチームとなると、時間にも余裕があり設備やスタッフもそろっているわけですから、全員がそろって練習が始まるタイミングには、その瞬間からどんな激しい動きを要求されても、対応できる準備を各自が行っておくことが、要求されていました。

指導者の考え方として、ピッチの上での時間の使い方を考えるうえで、そういう部分をカットしたいと思うことは、一つの考え方として間違ってはいないと思います。

選手自身がそれに対してきちんと準備をする時間はあるのですから。

ただ現実として、本当に全員が高い意識を持って、それぞれの体にとって必要十分な準備がされていたかと言えば、疑問は残ります。

そういう意味では、個人の準備プラス、全体に対して、最低限の準備動作を行わせておいた方が良かったのかなと、思うこともあります。

プロである以上、自分の体が一番大切な商品ですが、その取扱いに関しては、全員がプロとしての意識と知識と経験を持って実行できるかといえば、やはり難しいと言わざるを得ません。

私が始めることくらいのことで、大げさにプロ選手の準備行為を持ち出すこともないのですが、この年齢であるからこそ、数か月のブランクはとても大きく、以前のような気持ちで入っていくと、おそらくすぐに体が持たなくなるでしょう。

そうならないための準備が、ご紹介してきた「操体法」の体のチェックであり、加えてストレッチの重要性を身に染みて感じています。

本当にできるはずの動作ができない、曲がるはずの可動域がとれない、伸びるはずの筋肉が伸びない、悔しいのを通り越して、我ながら大丈夫かなと心配になっています。

それでもきちんと時間をかけて行っていると、不思議なもので体はちゃんと応えてくれます。

少しずつ少しずつ、休んでいた分、より時間をかけて、体との対話をしっかり行いながら、来るべき日に備えていきたいと思います。
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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
実名でツイッターも書いていますので、チェックしてみてください。
また、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。こちらもご覧ください。
また、遠隔地にお住まいの方を対象とした動き分析とアドバイスを行っています。
詳細は「スタジオ操」のホームページ内の「遠隔サポート」をご覧ください。
西本塾を深める会を9月10日(日)に開催を予定しています。
詳細はstudio操のホームページ内の「講習会情報」をご覧ください。

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