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『西本走り』第一章から次のステージへ

今日もブログを読んでいただきありがとうございます。

私の提唱する体の使い方で行う走ると言う行為が『西本走り』と呼ばれるようになって久しいのですが、この走り方と言うか体の使い方に発想が至ったのは、もう7年も前になりますが『風間八宏』という稀代のサッカー指導者から、一緒にチーム作りをやってみないかという話が届いた時でした。

それまではサッカーの世界からは離れていて、社会人野球チームや今回カープの監督に就任した『佐々岡真司投手』のパーソナルトレーナーとして野球漬けの生活を送っていた私には降って湧いたような話でした。

既にプロという高いレベルの能力を持った選手たちに、私の持っているノウハウの何が一番役に立つであろうかと考えた結果が、90分間頭と体を動かし続けることができるための体の使い方、一言で言えば「こんな走り方をすれば疲れにくいよ」ということでした。

短い期間でしたが一定の成果を出してくれた選手も何人かはいたと思います。

それを形にし結果を導き出すためには、私が直接指導しそれを継続して身につけさせる必要がありました。
元々能力の高い選手であれば、あの短期間でも形にすることはできました。

その考え方と身につけるためのノウハウを、様々な立場の方々にお伝えするとなると、ここには大きな問題が生じることは分かっていました。

まず直接指導の時間が限られていること、そして継続しての直接指導は不可能だということ、結果責任を一番に考える私にとっては、逃げるわけではありませんが、基本となる考え方や身につけるためのドリルを指導することが中心となってしまいました。

結果として、指導を受けてくれた選手や指導者の皆さんが期待してくれたほどの成果を挙げられていないという現実があることも承知しています。

「基本的な部分は伝えたから、後はそれぞれで工夫して継続してください」としか言いようがなかったのです。

学んで持ち帰ったはずのノウハウが、なぜ結果に結びつかないのか、私の中にも忸怩たる思いがありました。

体の使い方が変わればパフォーマンスは確実に向上する、後はそれぞれの指導者の指導力の問題と、それ以上には踏み込めない立場に悔しい思いもしてきました。

しかし冷静に考えてみると、『西本走り』なるものの本質は本当に伝わっているのか、単に変わった走り方で終わっているのではないかと思う様にもなってきました。

西本走りとこれまで当たり前に行ってきた走り方の何が違うのか、どういう利点があるのか、そのことをきちんと伝えられなければ、それを身につけるために行うFBTや各種のドリルも、ただのトレーニングの一環で終わってしまいます。

今現在伝えている西本走りという体の使い方は、人間の体の仕組みに沿った効率的かつ効果的な体の使い方であるというところまでは理解してもらえても、実際の競技動作には直接使えないものという感覚で捉えられてしまっていることも事実の様です。

私自身はずっと体の後ろ側、特に広背筋を意識したトレーニングを継続しているため、どんな動きを行っても屈筋重視にはならず、伸筋主導の力まない動きができる様になっています。

走るという行為を突き詰めて考える様になった時お手本としたのが、四足動物ナンバー1のスピードを誇る『チータ』の疾走動作であり、200mと400mの二つの距離で世界記録を打ち立て、400mでは最近までその記録が破られることがなかった『マイケルジョンソン』選手の体の使い方であったはずです。

残念ながら今指導していることだけではマイケルジョンソン選手の走り方には近づくことができません。
腕の振り方が全く違うと思われてしまいます、足の振り出しシザース動作も必要になります。

陸上競技を専門に指導している方に受け入れられないのはそのためだと思いますし、現実として長距離走に取り組んでいる方が指導を受けにきてくれた後、大きな記録向上が見られたという報告も受けていません。

私の伝えた基本の部分が伝わっていないのか、応用ができていないのか、その両方なのか、私には分かりません。

枝葉の効果を期待されて指導するのは本意ではないと常々繰り返していますが、結果を出すことのできない指導をしているのではもっと面白くありません。

この辺りで西本走りに新たな方向性というか展開を示さなければなりません。

サッカーでは結果が出せたという方がいてくれても、短距離走で長距離走で、なるほどそういうことだったのかという物を示さなければ、ただの小理屈で終わってしまいます。

そんなことには絶対にさせません、これまでどれだけ真剣に体と向き合い試行錯誤を繰り返してきたのか、今回ばかりは改めて『今に見とけよ』の復活です。

まずは西本走りの第一章とはなんだったのか、先日行った30期西本塾の際に、受講者の皆さんの前でわざとらしく大袈裟な動きでやって見せた、従来の走り方と西本走りの違いを動画に撮りました。

YouTubeにアップしましたのでご確認ください。

ただこれはあくまでも基本編、西本走り第一章なのです。

ここからどうやってマイケルジョンソン選手の様に速く走れる動きに変われるのか、ケニアの選手たちの様にフルマラソンを2時間を切ろうかというスピードで走り切れる動きになるのか、すぐにはお見せできるレベルの動画にはなりそうもありませんが、『西本走り第二章』として指導できる準備を行なっています。

いろいろな動きを試しているので、今日の昼休みも公園で走りましたが、ふくらはぎがちょっと危なかったです。
誰でもない自分の体で行って納得して、自信を持ってお見せできるレベルに届かせていと思います。

まだまだゴールは見えてきません。


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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
日々の気づきやブログの更新情報はツイッターに書いていますので、チェックしてみてください。
2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
「西本塾」と「深める会」を開催しています。
今年の第1回目は2月15・16日の土日に31期西本塾を行います、現在募集中です。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください.
「1回5分体が喜ぶ健康術」はアマゾンで在庫切れのことが多く、購入希望の方にはご迷惑をおかけしています。
出版元からの購入は可能ですので、ガリバープロダクツ(代)082-240-0768までお問い合わせください。

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