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足し算から引き算の発想へ、少しずつシンプルな世界へ向かっています。

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。

と、この書き出しで文章を書き始めてどれくらいになるでしょうか。
一昔、いえふた昔前であれば、私如きが自分の考えを公に発信することなど考えられないことでした。

それがこうして、誰に対してとターゲットが決まっているわけではありませんが、私自身が今考えていることを文章に綴る機会を得、それを読んでくれる人がいることは有り難いとしか言いようがありません。

そういう気持ちから、書き出しは感謝の言葉から始めようと思いました。

来月は昨年に引き続き、サッカーの『世界基準の指導者育成コーチ』として活躍する『倉本和昌』さんの主催するセミナーの講師として、大阪と東京に行くことになっています。

私が積み上げてきた専門分野が、倉本さんが考える理想のサッカーコーチが知っておくべき重要な事のひとつであると言って頂き、講師を依頼されました。

今回は昨年の経験を踏まえて、より深く理解してもらえるように工夫してお話しさせてもらおうと思っています。

折角と言いますか、広島を離れる機会となるので、もし必要としてくれるところがあればとお声掛けしたところ、14日の土曜日には是非指導に来て欲しいと言っていただく所があり、朝早い出発となりますが、東京よりも更に遠くまで、始発の新幹線で向かう予定です。

出来れば継続して指導させて頂き、結果責任の一端を感じるくらいの関係を築けるチームがあれば、私のモチベーションも更に上がるのですが、現在そういうチームはありません。

今回指導させていただくチームは何分にも遠隔地ですので、継続してというわけにはいかないでしょうが、チームを変えるきっかけになるようしっかり指導させてもらおうと思います。

毎度前置きが長いのですが、今日のテーマは『足し算から引き算への発想の転換』です。

私のこれまでの30年の経験は、32歳で会社員を辞める前の私からは想像も付かないどころか、日々が驚きと興奮の連続で、あっという間に年月が過ぎて行きました。

多くのことを経験しながら試行錯誤し、沢山のことを身に付けてきたつもりですが、それらは身に付けようとして身に付いたことではなく、目の前の選手たちが少しでも上手く体を使えるようになるためには、またケガや故障を抱える選手たちをどうすれば早く確実に復帰させられるか、答えのない難問と日々格闘しながら自分自身で答えを探すまさに試行錯誤の毎日でした。

こんな時はどうしたら良いのだろうと、聞いて答えてくれる人もおらず、それなりの本を読んでも教科書的なことばかりで、私が求める答えはどこにもありませんでした。

そうやって身に付けてきたことを今、何一つ隠すことなくこうして書き残しておこうとしているのです。

自分に足らないものを誰かに教えを乞うという姿勢は大事なことだと思います。
こういう時代ですからスマホを開けば教科書的な答えはすぐに探すことができます。
そうやって集めた知識がそのまま応用できないのが人間の体の難しさです。

私自身人に伝えるということを始めてから、あれも教えたいこれも身に付けて欲しいと欲張ってしまったところもあったかもしれません。

そういうことを繰り返していくうちに、自分自身のこれまで身に付けてきたことが整理されてきたというか、『根っこを掘る』という言い方をしてきましたが、普遍的な部分に踏み込んでいくうちに、まさに枝葉の部分を切り落とし、本当に必要なことは何なのかという、何かを加えていく足し算の考え方から、余計な部分を削って行く、引き算の考え方にシフトして来たように思います。

これからまだまだ様々な経験をしながら、沢山の事を身に付けたいと思っている方たちには、当然それが必要なことは言うまでもありません。

様々なトレーニング理論や方法論を見聞きして来ましたが、体づくりが目的ではない、動きづくりのためのトレーニングが重要だと、パラダイム転換を求めて来たことは間違っていなかったと思います。

何度も例えに使って来た、駄菓子屋さんで糸の付いた何種類かの大きさと色の飴玉を束ねたものを、糸を引っ張って繋がっていた飴玉をもらえるというものがあって、自分はどうしても大きな赤い飴玉が欲しいからと、先に飴玉を少し引っ張って糸の動きを確認してからその意図を引いて、狙い通りの飴玉を手に入れるというズルをする子供がいました。

今行われている各種のトレーニングは、ズルではなく合法的に、効率的に目的を達する為に近道を提示しているのだと思います。

それが足し算の発想で、次から次と提示されるのですから、それを追いかける側も大変なことになります。

そこで考えて欲しいのは、私がずっと言い続けている『人間の体はね・・・』に続く原理原則に当てはまっているのかということです。

原理原則、体の仕組みを知らずして、方法論ばかり追いかけることに意味があるのでしょうか。

私が伝えたいのはそこです。

学んだ事を方法論の一つと捉えられてしまうことを残念に思うこともありますが、足し算の発想で私からの学びを活かそうとするなら、それも仕方がないことかもしれません。

それでも少しずつですが、それぞれの学びから本質に迫ろうという方が居ることは本当に嬉しいことです。

このブログの目的は何かと問われれば、まさにそういう方を一人でも多く増やすことかもしれません。

西本塾生の方で、『西本理論の普遍性』という言葉を使ってくれる方が居ますが、私が求めている究極的なところは、まさにその普遍性にどこまで迫れるかということだと思います。

まずは沢山足し算をしてみてください、いつかどこかのタイミングで今日私が書いていることの意味が分かってもらえるかもしれませんし、ずっと足し算を続けることになるかもしれません。

それはその人その人の考え方であり、大袈裟に言えば生き様かもしれません。

今私がたどり着こうとしている世界、勿論ゴールは見えませんが、少しずつ余計な部分を捨てて普遍の世界に近付きたいと思います。


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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
日々の気づきやブログの更新情報はツイッターに書いていますので、チェックしてみてください。
2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
「西本塾」と「深める会」を開催しています。
今年の第1回目は2月15・16日の土日に31期西本塾を行います、現在募集中です。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください.
「1回5分体が喜ぶ健康術」はアマゾンで在庫切れのことが多く、購入希望の方にはご迷惑をおかけしています。
出版元からの購入は可能ですので、ガリバープロダクツ(代)082-240-0768までお問い合わせください。

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