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西本理論を体現し続ける中山さんの文章です。

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。

大阪東京と、二週に渡って続くセミナー講師としての出張に合わせて、私に指導を受けたいという個人またはチームがあればとツイッターで告知したところ、有難いことに両方の予定が決まりました。

大阪ではセミナー前日の8日の午後、西本塾生の『中山晶夫』さんが個人指導を申し込んでくれました。
先ほど、改めての指導申込みの文章が届きましたので、ご本人の了解を得て、みなさんにも読んで頂きたいと記事にしました。

先に書いてしまいますが、中山さんは昨年の12月に神奈川県の伊勢原市で行われた『一場哲宏』さんが指導されているサッカーチームの子供たちを、私が指導するところを見学するという企画に参加して頂いた際に初めてお会いしました。

そのすぐ後、年末には『走り体験会』、さらには『西本塾』にも参加して頂きました。
また5月には東京でセミナーの実技講習を行っている会場で、偶然ご一緒し指導を見学して頂きました。
丸一年の間に、4回もお会いしていることになります。

しかし、以下の文章を読んでいただければ分かると思いますが、回数ではなく、余程の目的意識と、私の考え方に対する好奇心がなければ、ここまでの変化を自覚できるようには絶対にならないと思います。

うがった見方をすれば、こんなことを書いてくれてはいますが、本当に私が伝えていることができているのだろうか、イメージは共有されているのだろうかと言う気持ちにもなってしまいます。

色々な意味を込めて、実際の動きを見させていただくことをとても楽しみにしています。

このブログのコアな読者にしても、おそらく難解な文章かと思いますが、同じように自分の体の動きに大きな変化を感じ、結果を出している何人かの方にとっては、『我が意を得たり』と、賛同して拍手喝さいの内容かもしれません。
じっくり読んでください。


西本先生お世話になります、中山です。
改めましてご指導のお願いです。

年末の体験会からの半年、教えていただいたことに取り組み、自分自身の大きな変化が訪れたことを実感していました。
その後、西本塾からの4ヶ月では、それ以上の成長速度に驚いています。
想像以上、期待以上、すべてがうまくいきすぎています。
「自分がもし、趣味レベルを超えて競技として本気でサッカーの上達に取り組んでいたとしたら、こういうプレーもできたかもしれない、このくらいのレベルに届いたかもしれない」と、想像していた自分がいたとして、今の自分はそのレベルをはるかに超えてしまっています。

学生時代、20代の頃と比べても、今のほうが間違いなく、圧倒的に上です。
40代半ばにして自分史上全盛期を迎えてしまいました。
自分の体がここまで動くようになるとは、望外のことです。
仮に今のレベルで頭打ちになったとしても、何の不満もないというのが正直なところです。

このように思えるのは、やはり伸筋優位のパラダイムシフトです。
これまでの成長の延長線ではなく、まったく異なる次元での成長に移りました。
簡単にいうと、「スポーツができない人間」から、「スポーツができる人間」の側にポンと変身したようなものです。

スポーツができないなりに努力してきたことが、ほとんど無駄だったと思えるような大転換です。

この4ヶ月は、ドリル等の継続に加え、オクタントトレーニングや操体法で学んだことを参考に、動きのバリエーションを増やし、トレーニングを続けている「だけ」です。
(しかもつらい思いは一切せず、FBTも笑顔でやるようになっています。)

その結果がどうなったかというと、実戦の中でも十分に速く、強く、楽に動けるようになったわけです。
寄せの速さ、競り合いでのしなやかな強さを実感しています。
「楽だけど実戦では使えない」というステージはあっさり通り過ぎました。
10mくらいのダッシュ、サイドのディフェンスで裏をとられないようにしたときでした。
すべての関節の歯車が完璧にかみ合い、全く力みなく、自分でも信じられないスピードが出ました。
その感覚は、下り坂を自転車の一番軽いギヤで漕いでいるのに、一番重いギヤくらい進むような感じです。
自転車であれば軽すぎて空回りしそうで逆に漕ぎづらくなるような軽さです。
それくらい軽くて速い回転なのに、全身の動きが問題なく付いていけていると思えました。

また、球際の競り合いでの発見もあります。
屈筋対屈筋では、お互い動きを固めたまま、押し合うことになります。
なんとも不器用な状態で、その状態でできることといえば、押してダメなら引いてみよという程度で、ボールがこぼれるまで、同じ体勢のままです。
屈筋対伸筋では、屈筋の自滅で即決着です。
では、伸筋と伸筋ではどうなるか、初めてそれを体感しました。
お互いがヌルヌルと動きあい、腕を制し、腰の位置を争い、うねうねと動きあうことになるのです。
接触し続けているにも関わらず、柔道の組み手争いのように、次から次に動きあうことになると発見しました。
屈筋相手に伸筋で勝てるようになったことは嬉しいですが、伸筋相手にこういう争いができることがもっと嬉しく、楽しさのレベルも格別です。

相手に寄せられながらの厳しい浮き球のトラップも、伸筋優位の状態でいとも容易くできるようになりました。
時間の感覚がまるで違い、常に余裕があり、自滅がなくなりました、負けるのは地力で負けるときだけです。
このような動きを身につけようと思えば、何本もダッシュをしたり、競り合いの練習をしたり、トラップの練習をすると考えるのが普通です。
実戦のプレッシャーの中でも使えるように、相手をつけて本番さながらのプレッシャーに慣れ、緊張していてもできるように、反復練習するはずです。
そうやって地道に耐えながらやるものだと思い込んでいました。それは大きな誤りでした。

私は、本気のダッシュ練習をやっているわけでもなく、競り合いやトラップのように相手が必要な練習をしたわけでもありません。
それでも実戦で使える技術が身に付き、目覚ましい成果が得られているのです。
たどり着いた答えは、『動けない体のままどれだけ練習しても、まったくの非効率。やみくもに鍛えてもケガするだけ。逆に、動ける体にさえなってしまえば、たいていのことは勝手にできてしまう』です。
極端なようですが、真実です。

新しい戦術を学ぶことも大切でしょうが、既にある戦術をやりきるための動きづくり、動きづくりなくして、戦術の遂行も何もありません。

育成年代でもプロ選手でも、個人差はあるでしょうが、そういう意識が必要です。

自分自身、あるいは他人の目から見て動きがまだまだという人は、何はさておき動き作りを優先すべきです。
そういう考えを当たり前と思う指導者が1人でも増えてほしいです。

よい動きができてしまうときは、まったくの無意識です、手足の動きはもちろん、背中をどうつかおうとか、大転子をどこに当てようなどと考えなくても、自ずとあるべき動きができてしまいます。

こうやって書いていても、2年前の自分が読めば眉唾ものに見えるくらいです。
そんな信じられない話が、まぎれもない実話、実体験、実感です。


このような状況で、Twitterから大阪で指導を受けられるとの話があり、正直、これ以上何を教えていただくのだろうと戸惑いました。
今のままのトレーニングを続けるだけでも、まだまだ伸びていけると感じていましたので、むしろ、他の方への指導を優先いただいたほうが良いのではと思いました。
(清水さんが高校サッカーの指導をされているようなので、学校での訪問指導になるかと思い、見学か練習参加をお願いしようかと思いましたが、愛知の高校だったのですね。)
しかし、先生に今の自分の動きを直接見ていただければ、まだまだ使えていない伸筋の力をさらに引き出すトレーニングを指導いただける、この成長を圧倒的に加速させていただけると確信し、指導をお願いした次第です。

第30期西本塾では、現場に直結する技術を指導されたとのことなので、私にもそのダイジェストのようなご指導をいただきたいと思います。
その技術を表面的に受け取るだけでなく、西本理論としっかりリンクさせて、学びたいと考えています。

もう少し近況を続けます。
ここ最近の動きで注目しているのは回旋、捻転です。
youtubeで公開された『西本体操』の実演を見させていただいたとき、先生の手の動き、手のひらの内向き、外向きがふと自分の動きと重なって見えたことがきっかけでした。
手のひらの向きは腕の回旋を意味します、足が右を向き、左を向くのも回旋です。
胴体のひねりが手足のひねりと連動することを、強く意識させられました。
さらに、サッカー選手の動きを見ているなかで、背骨の6方向の動きのなかで、ひねり動作はひと際レベルの高い動きに感じることがありました。
「レベルが高い」というのは、前後左右の曲げ動作よりも使える選手が少ないのかなという思いと、背骨の曲げは見た目以上の出力を出すのに対し、ひねり動作は相手を幻惑して動きを止める効果が高く見えるのです。
伸筋の動きは、どれも予測を超えて、相手に混乱を生じさせますが、最近は特にひねりの動きに注目しています。
ひとりオクタントトレーニングでは、数え方を少しアレンジして、前後曲げ、左右曲げ、左右ひねりの2×2×2=8のオクタントと考えています。

例えばFBTもベーシックな前後曲げのものをやってから、左右に曲げながらの前後曲げ、ひねりながらの前後曲げ、曲げてひねりながらの前後曲げ、ひねって曲げながらの前後曲げを練習しています、FBTトルションバージョンです。
プレー中は単純1方向の動きが出てくることはまずなく、6方向の組合せが時々刻々と変化します。
本当は目的とする背骨の状態に最短で行けるのが理想なのですが、まだそこまで思い通りに動かせないので、順を追って動きの練習をしています。

6方向各成分の大きさも多段階なので、組合せは無限大、オクタントトレーニングの無限の可能性です。
腕や脚を外旋しながら屈伸したり、内旋しながら屈伸とやってみると、単純に屈伸するだけよりも筋肉が緩む感覚があります。
こういう下準備をしてから(苦手な)サイドステップのドリルをやってみると、少しは動きが軽くなっている気もしています。
西本塾で指導いただいた『からだほわっと』に、5本の指を握ってかかとを中心に円を描くような動きがありました。
仰向けに寝転んで、自分でかかとをつけたまま円をかくようにすると、自然と足首の曲げ伸ばしと旋回ができて、体全体にも揺れが伝わり、なかなかの気持ちよさです、「ひとりほわっと」として楽しんでいます。

こんなことをやっているところに、先生のブログで「足し算・引き算」の話を読みました。
今は足しすぎているかもしれないけど、ここから引いていけば、より理解を深めたうえで取り組むことができずはず、と感じています。

昨日のTwitterでもはっとしましたが、実は西本塾以降『1回5分体が喜ぶ健康術』読めていませんでした。
久しぶりに読み返し、うんやっぱりなるほど、と感じました。

いろいろ考えてやっているうちに、我流に陥っているところも増えてきているかもしれません。
そういったところのお話も含めて、またあの熱い指導をいただきたいです。
次の1年をさらなる全盛期としたいと思いますので、なにとぞよろしくお願いいたします。

いかがでしょうか、どの部分に対してどうのこうのではなく、直接お会いしたのが4回、それ以外はブログやツイッターを通して私の考え方に触れているだけの方が、ここまで深く体のことを追及されていることに驚き以外の言葉が見つかりません。

読み手によっては、私を持ち上げる内容に思われるかもしれませんが、そんな気持ちでこれだけの文章が書けるはずのないことは分かると思います。

中山さんは今始まったばかりの体との対話が楽しくて仕方がないという時期だと思います。
これからいろいろなことを感じて行く中で、引き算と言うより自然に考えていることも体の動き自体も変化して行くのだと思います。
こんな贅沢な趣味はありません、十分楽しんでください。

お会いして動きを見せていただくことを楽しみにしています。

また東京で行うセミナー前日の14日には、茨城県水戸市の『常磐大学高校サッカー部』から、チームとしての指導を依頼して頂きました。
こちらもとても楽しみにしています。

来週末には、以前から親交のある『FCバイエルンツネイシ』でコーチを務める『藤井洋』君が担当している中学生のチームを指導しに行くことになっています。

年末にかけて私にとっても体力勝負が続きますが、一人でも多くの選手や指導者のお役に立てるよう頑張ります。


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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
日々の気づきやブログの更新情報はツイッターに書いていますので、チェックしてみてください。
広島港旅客ターミナル2階のテナントスペースで、2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
施術やトレーニング指導を行っていますが、私の技術と経験を伝える「西本塾」も開催しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報・募集中」をご覧ください.
「1回5分体が喜ぶ健康術」はアマゾンで在庫切れのことが多く、購入希望の方にはご迷惑をおかけしています。
出版元からの購入は可能ですので、ガリバープロダクツ(代)082-240-0768までお問い合わせください。

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