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指導することは、まさに私自身の学びを深めることです。

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。

東京出張に合わせ、昨日から水戸に来ています。
昨日は常磐大学高校サッカー部の指導をさせて頂きましたが、そのことは改めて記事にします。

今日は先週大阪で行った個人指導を受けて頂いた中山さんから、詳細な報告と感想を送って頂いたので、実は今、偕楽園のバス停で水戸駅行きのバスを待っているところなのですが、何はともあれ中山さんからの報告を記事にしなくてはと、ベンチに座ってスマホに向かっています。

毎回中山さんからの報告には驚かされるのですが、私がコメントを挟むより、この文章をじっくり読んでいただければ、西本理論の中身がより理解できるのではと思います。

西本先生

大阪でのご指導ありがとうございました。
今日は水戸での出張ご指導お疲れさまでした。
指導者の方や選手たちのなんだこの動きはという驚きの顔が目に浮かびます。

練習の中では、うまくいったいかなかったの結果にフォーカスするのではなく、結果を導くためのプロセスの意識づけが正しくできているか、プロセスと結果の関係を振り返りフィードバックできているか。
そこに指導者と選手がフォーカスして取り組んで、結果の向上を目指すことがトレーニングなんだという当たり前のことを実感しました。


また、技術の中にも本質的な部分と手先足先の誤魔化しの部分があり、その区別を理解し、優先順位を決めること。
手軽な誤魔化しに逃げず、本質の部分にどれだけ地道に本気に取り組めるかが成長の鍵になると思いました。

そういうことを教えてくれる指導者はほんの一握りもない、わずか爪先ほどの稀有な存在なのでしょう。
体の動かし方に関しては、選手は自分の感覚を頼りに手探りで、懸命にがんばるだけ、指導者は自分の成功体験や教科書レベルの勉強を頼りに、選手にただ結果を求めるという関係が多いと思います。
技術の原因と結果が理解できないために、改善策はいつも「集中しろ、気合入れろ、思い切ってやれ」の精神論のみ。
なぜできないのか、どうすればできるようになるのか。
それを伝えられなければ指導ではなく単なる叱咤激励にしかならないということですね。


今回は初めての個人指導ということもあり、これまで以上に私の動きを細かく見ていただきました。
私のためのオーダーメイドの指導をいただけたと、やっぱりこの機会を逃さずお会いできてよかったとしみじみと感じています。

また、今回初めて、ボールを使ってのご指導をいただきました。
清水さんもご一緒できたことで、指導者目線と選手目線の両方の情報を詰めていただき、より理解が深まったと思います。
1対1や対面パスなどの基礎練習は、久々に部活の練習みたいですごく楽しかったです。
いつも、子どもに交じって練習させてもらえないものか。。。と考えてしまいますが、その気持ちがさらに強くなりました。


本物の技術を指導してもらえる高校生がうらやましい。倉本さんのセミナーを通じて西本先生とのご縁ができた指導者の方たちにもぜひぜひ広めてほしいです。
明日のセミナーでのご指導も頑張ってください!
またお会いできる機会を楽しみにしています。
ご指導ありがとうございました。

中山

(以下は、個人的な備忘メモになりますが、
私なりの受け止めとしてお伝えさせていただきます。
今でいうサッカーノートみたいなものですね。)

◆ウォーミングアップ
 ダイナミックなストレッチ。
 これから受ける衝撃に備え、あらかじめ刺激を与える。
 正しい姿勢で各所を連動させて刺激する。
 正しくやれば十分に全身の筋温もあがる。
 準備運動ではなく運動そのもの。

◆FBTとドリル
 FBTのやり方を理解し何度も練習してこなれてきて、やり方はもうマスターした、あとは継続のみ、の勘違い、甘すぎた。
 「これ以上いったら背骨の反りを保てなくなるギリギリの状態」のつもりが、もはや反りが保てていなかった。
 「腕の力を抜いて下ろす」のつもりが、まだまだ抜けるところがあった。
 たった一言の約束事も突き詰めようと思えばいくらでも先がある。
 一人でやっているだけでは気づけなかった甘さ。


 このタイミングでご指導を受けたからこその価値ある気づき。
 引張り出しのドリルは、自分でもまだまだ。
 ご指導のおかげで何度か手応えのある動きもできた。
 まだまだ再現性も含め課題は多いが、継続あるのみ。
 落下・捻転からの動き出しは、脱力しずぎで伸筋の出力まで抑えてしまっている。
 お行儀よくドリルをするだけではなく、自分のエンジンを使い切れるように、試行錯誤する。
 速さ、強さの表面的な結果ではなく、正しい動きの先にある本物の速さと強さを追求。

◆本物の技術
 ドリブルの仕掛け。
 フェイント主体でボールをさらして抜くようなドリブルを志向しがち。
 弱い相手にはそれでよくても強い相手には通用しない。
 相手との力関係次第というギャンブルのようなもの。中途半端な技術。
 ひところJリーグでイケイケのドリブラーが海外レベルではしゅんとおとなしくなる例が多かった。
 本気でボールを大事に思うなら、抜きにかかる瞬間こそボールと相手との間に自分の体を入れなくてはならない。
 抜けなくても取られることはないからやり直しがきく。

 地力で凌駕できるようになろうとすることも大事だが、強い相手にも使えてこその本物の技術。
 外側エッジのスラロームは良い感触だが、肩を差し込んで弾く動きは高級品。

◆本物の技術2
 チャージとキープ。
 まずはしっかり当たる。当てた瞬間にすっと自分の体を捻り落とす。
 簡単そうで奥深い西本理論の中では珍しく、見るからにハイレベルで高度な動き。
 何度も見せていただき、受けさせていただき、ようやくうっすら理解。
 捻りまわされて潜りこまれるとなすすべがない。
 キープでは、背骨の反りを保ち続けられるかどうかが全て。  
 反っていれば耐えられる。反りがなくなればつぶされる。
 反りを失ってから立て直すのは無理。
 いかに反りを保ち続けるかが技術。

 むやみにボールを触って体勢を崩す必要はない。
 しっかりケツでボールを守り、ケツをハンドルにして相手を操れば、
 ディフェンスが自滅してくれる。
 手押しはプラスアルファの技術。手押し頼みでは先細りになる。まずは本質。

◆本物の技術3
 アイドリングと止める蹴る。
 対面パスや鳥かごでは、常にステップを踏むように指導される。
 しかし、筋肉を5の状態に保ち、素早く反応できるようにするため
 という目的を強く意識し、どのようにステップを踏むのがよいのか、
 そこまで考えて練習する選手はいない。そこまでの指導がないから。
 アイドリングのステップでは踏む足で止める、飛んだ足で蹴る、という正しい動きが存在する。
 浮き球は飛んだ足で止める。基本はシザースボレーの動き。
 瞬時にステップを調整するためには、ただの足踏みではなく軽い軽いアイドリングが必要。
 ケンケンでアジャストするからミスをする。
 軸足で飛んで触るからミスをする。
 踏み切った足でボールをとらえる瞬間に軽く軸足が着いている。
 その状態では体全体でボールをとらえられる。アジャストは不要。
 正しくステップを調整すると、次の動作も含め非常にプレーしやすい。
 軸足を居つかせることなくボールを処理できるから、柔らかく動ける。
 トラップのターンがイニエスタや大島僚太のイメージに近づく。
 踏み足でのトラップはボールに触れてからの着地が速いので、
 相手から狙われてもブロックやかわす動きで先手が取れる。
 イニエスタが踏み足のドリブルでギリギリまで引き付けてかわす動きと同じ。
 ピッチャーがギリギリまでリリースしないのとも同じ。
 相手に動きを読ませない動き。
 わかってしまえば簡単なこと。繰り返し練習して身につけるだけ。しかし、このような指導もない。
 うまい選手は自然と身につけることもあるが、そうでない選手は一生気づけない。
 誰がそれを教えるのか。
 そのプロセスを意識して練習するのか、
 ただ精度を上げよう、スピードを上げようと結果を意識して精神論で練習するのか、
 たどり着けるレベルには相当な差が生まれる。

◆振り切る動き、ついていく動き
 腕でリードし腰から回る。
 連続ターンについていくためには、体勢が崩れないこと。
 骨盤が寝たらアウト。

◆ロングキック
 力を入れない。
 アジャストに頼らない。ごまかさない。アジャストは最後の手段。
 正しい位置に正しい角度で当てることだけ。これが本質。 
 力を入れなければテイクバックが大きくとれて背筋のパワーが使える。
 力んだらアウト。力を抜いて、体を軽くする。
 「アイドリング♪アイドリング♪からの。。。 ぼわーん」と呪文を唱えながら練習。

 頭に浮かぶイメージは、日本サッカー史上最高の天才と言われる小野伸二。
 キック練習を見返して思ったことは、日本のトップレベルで
 「最も屈筋を使わなかった選手」が小野伸二だったということ。
 技術があるから力まないですむと思っていたが、
 力まないから技術が発揮できるということ。
 膝を元通り以上に治してくれる人と出会えなかったことは残念の極み。

以上です。

こう言う詳細な報告を頂くことで、私自身が学びを深め、次の指導に生かさせて頂いています。
まるで私がお願いして、私の指導内容をを文字に起こし、副読本を作ってもらったような文章でした。

中山さん本当にありがとうございます。

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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
日々の気づきやブログの更新情報はツイッターに書いていますので、チェックしてみてください。
2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
「西本塾」と「深める会」を開催しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください.
「1回5分体が喜ぶ健康術」はアマゾンで在庫切れのことが多く、購入希望の方にはご迷惑をおかけしています。
出版元からの購入は可能ですので、ガリバープロダクツ(代)082-240-0768までお問い合わせください。

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