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常磐大学高校サッカー部の指導に行ってきました。

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。

今月に入って大阪、そして水戸から東京への出張も終わり、通常の生活に戻ってと言いたいところなのですが、大阪の初日から体調を崩してしまい、未だに完全回復とはいかず、今日は臨時休業にして自宅でゆっくり過ごしています。

と言いながらこうしてブログを書いているので、寝込んでしまっている状況は脱しました。

フェイスブックで、幼馴染の同級生から、水戸で行った『常磐大学高校サッカー部』の指導報告を楽しみにしているというコメントをもらっていたので、今日はそのことについて書いていきます。

前の記事にも書きましたが、まずはこれまで縁もゆかりもなかった水戸と言う土地、そして常磐大学高校にどうして指導に伺うことになったかということですが、東京で行うセミナーが日曜日の夜コースが最初で、通常なら当日に移動と言うことで十分に間に合うのですが、普段出不精と言うか、余程の用事がない限り広島を離れることのない私が、仕事とはいえ東京に行く予定が出来たので、その前日の土曜日の午後であれば、東京近郊で、個人であれチームであれ、指導を受けたいという希望があれば申し出てください、と言う告知をさせてもらいました。

それも基本的には早い者勝ちで、最初に声をかけてくれたところを優先しますという言葉も加えていました。

それにいち早く反応してくれたのが、今回指導した高校サッカー部、それも指導者の方ではなく部員の保護者の方からの連絡でした。
水戸は東京近郊とは言い難い距離のところでしたが(笑)

こういう場合、指導者としては一保護者が勝手にアクションを起こしたことに、良い顔をされないどころか、自分の許可なくそういう行動に打って出たことで、逆にへそを曲げ指導は実現しないのではないかと思いました。

そのことを一番心配した私は、まずは指導者の方に事情を説明し、私の存在を知っていて、それが実現することを指導者自身が望んでいることを確認して欲しいというお願いをしました。

残念ながら当日グランドでお会いするまでは、指導者の方と直接のやり取りはありませんでしたが、初対面の印象でこの人なら大丈夫だと確信しました。

また、コンタクトを取ってくれた保護者の方は初対面ではなく、7年近く前になりますが、広島に帰ってきて2か月ほど経ったときだったでしょうか、つくばのトラウムトレーニングの施設でミニ講習会を行った際に参加して頂いていた、当時小学生だった選手の保護者の方だったのです。

それ以来私の発信する文章も読んで頂いていて、東京駅まで車で迎えに来ていただいて水戸までの1時間半の間も、私から見れば初対面のはずなのに、普通に色々な話が出来てあっという間に水戸に到着しました。

いつものように前置きが長いですが、ここから指導の内容の話です。

私は個人であってもチームであっても、「これが出来るようになったらこんないいことがありますよ」的な、枝葉の先に綺麗な花が咲きますというような指導をしてきませんでした。

まずは基本的な体の仕組みを知識として身に付け、それをどういう風に応用することで効率的かつ効果的な体の使い方が出来ますという所へ進み、その先にサッカーであれ他の競技であれ、それぞれに特有の競技動作に応用していくという段取り通りに指導してきたつもりです。

しかし、この1年くらいでしょうか、小学生から大学生まで、継続して指導できるという環境がないことが分かっているチームを指導する機会が増えました。

ある意味結果優先の指導をして欲しいという要望です。

私のやってきたことは正論で、正しいことを正しいと教えることに何の矛盾も感じていませんでしたし、枝葉の実利を求められることに対してこそ、そんな簡単なことではないと忸怩たる思いを禁じ得ませんでした。

しかしが多くなりますが、私の正論はさておき、せっかく指導をさせてもらえるチャンスを頂いたチームに対して、たった1回それも数時間と言う短い時間であっても、選手一人一人が、そして指導者の皆さんが、これは良いことを教えてもらった、これを継続すれば自分たちは個人としてチームとしてきっと上手になって強いチームになって行けると確信してもらえる指導でなければ私が指導に行く意味がないのではと思い始めていました。

地理的な距離は勿論ですが、近かろうが遠かろうが、お互いの一期一会のチャンスを最大限に生かしたい、そう思ったのです。

ではどうするか、私と言う存在をまったく知らず、もちろん私が教えたい内容が何であるかも想像すらできない選手や指導者の前で、これまで見たことも聞いたこともない体の使い方があるということ、それが自分たちが日々行っているサッカーと言う競技の中で、現実として何度も何度も繰り返されているプレー動作そのもので、これが出来るようになったら、この間の試合で当たり負けした選手にも負けないようになるだろうし、一歩目が遅れて競り負けた相手にも余裕でマイボールに出来そうなどと、もうワクワクするような驚きをまずは感じさせることによって、そのあと行うストレッチからウォーミングアップ、各種のドリルに対する向き合い方を変えて行こうと思ったのです。

時間の経過とともに明らかに選手の姿勢や動き方が変わってくるのが分かります、ドリルに取り組む目つきも変わってきます。
グランドいっぱいに広がった選手たちに、新たなドリルを提案するたびに近くに集まってもらいますが、その時少しでも近くで私の話を聞きたい、少しでも近くで指導されたドリルを行い自分の動きを見て欲しい、そんな気持ちを感じる選手がどんどん増えて行きます。

もちろん全員ではありませんが、そうやって変化して行った選手は必ずサッカー選手としての能力が向上しますから、斜に構えて真剣に取り組まなかった選手との差はどんどん開いていきます。

今回そんな選手はほとんどいませんでしたが、現実としてそうなるのです。

私が伝えることは基本的に3つです。

1つ目は、私が提唱する効率的な体の使い方で走るという行為を行えるようになると、90分間頭と体を動かし続ける<というサッカー選手にとって最も重要な能力が向上すること。

2つ目は、一歩目の動き出しが前後左右すべての方向に対して、スムーズに加速できるようになるため、ある地点間のスピード、例えば50メートルが5.8秒の選手がいたとして、自分が7.3秒であったとしても、それは静止した状態からヨーイドンの合図があってのスピードであって、サッカー選手に要求される今この瞬間どこへ動き出したらよいのかという判断のスピードと、その際に体をどうやって使うのかと言う、まさに私が提唱している、落下・捻転・重心移動を組み合わせた動き出しが出来れば、十分に対抗できること。

3つ目は、体を安定させる重心を、私は大腿骨の大転子部分だと定義していますが、ここを使いこなせるようになれば、外見の大きさや数値で測れる筋力に関係なく、小さな選手でも十分に戦えること、この3つです。

それを可能とするために各種のドリルを考案し、そのもっとも基本となる骨盤と背骨をしなやかに連動させることが出来るように準備しておくために行うのがFBT(フライングバックトレーニング)だという流れになっていきます。

この一連の理論の流れの見せ方を工夫したということです。

つい先ほども、指導者の方から質問のメールをいただいて返信したところです。

何度も言いましたが、この方が自分で体を動かし、選手と一緒に体をぶつけ合ってくれたからこその質問で、いつも言っている私に対する質問は、ただどうすればいいですかではなく、「自分でこう考えこう動いた、その感覚を選手たちにも伝えているが、西本さんが伝えたことと齟齬はありませんか」という、一番有難い質問のされ方でした。

だから私は指導者にこそ伝えたい、指導者にこそ選手たちと一緒に体を動かして欲しいと言い続けているのです、見ているだけでは絶対に分からない感覚がたくさんあるのですから。

既に選手たちの意識や動きそのものに変化が感じられるそうです。
もう少し近ければ、月に一度くらい指導に行きたいくらいです。

結果責任を感じない指導など意味がないと、厳しさを前面に押し出した指導をしてきましたが、今は私自身が楽しくなければ、選手たちが楽しいと感じてくれるはずがないと、大きく方向転換してしまいました。

本当に楽しく指導をさせていただきました、選手と指導者が、こんな風に真剣に向き合ってくれるチームがあるのなら、どこへでも指導に行きたいと思います。

改めて、茨城県水戸市にある『常磐大学高校サッカー部』の皆さん、労を取っていただいた保護者の鈴木さん、真剣に取り組んで頂いた顧問の竹本さん、本当にありがとうございました。

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プロフィール

Author:西本 直
1993年、Jリーグサンフレッチェ広島を皮切りに、社会人野球三菱重工広島・協和発酵・ヴィッセル神戸・川崎フロンターレ、そして広島カープ佐々岡真司投手など、プロアマ問わず競技レベルのスポーツ選手から一般の方まで、トレーニングやメンテナンスの指導を行ってきました。
その経験と知識の蓄積を「西本理論」としてまとめ、一人でも多くの方に実践していただくことが、これからの私の使命であると信じ、このブログから発信していきます。
私の理論はスポーツ選手のみを対象としたものではなく、ビジネスマンや家庭の主婦まで老若男女すべてに当てはまる不変のものです。
指導や講演のご依頼も受け付けています。
日々の気づきやブログの更新情報はツイッターに書いていますので、チェックしてみてください。
2013年9月9日にConditioning Studio 操をオープンしました。
「西本塾」と「深める会」を開催しています。
詳細はStudio操ホームページ内の「講習会情報」をご覧ください.
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